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6079 のレビュー-
崇高なテロリスト物語の構造が天才のそれでした。圧倒的なセンスで殴られる感じが最高でした。ありがとうございます!ありがとうございます! まず、画面の構成が天才でした。めちゃくちゃ好きです。寒色系の色々な色を使っているのにまとまりがあって、世界観の作りこみが素晴らしかったです。 画面の中にある小ネタがどれも面白くて、背景自体が面白いゲームって他に無いのでは……!?と思いました。 「主人公」の視点でパソコンを操作する演出も、すごく好きです!(個人的に、「★」の下りは昔を思い出して「こういうの、あったあった!!!!」と盛り上がりました笑) 音関係の使い方がとても秀逸で、作品の世界にのめりこむことが出来てすごく良かったです。 物語自体には毒があるのに、文章は面白くて、それがまた毒々しい雰囲気を醸し出していて、すごいな~~~と思いました(語彙力の欠如)。 短い時間でプレイできるものの、とても心に残る素晴らしい作品でした! ありがとうございました!
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リベリオン・ヒーローズ現代とファンタジーが入りまじった不思議な世界を舞台に、過去を背負って生きる少年少女が『ヒーローごっこ』を通じて居場所を見つけていく物語です。 ノクターンから始まる静かなオープニングシーンと、『ヒーローごっこ』のバトルシーンとの対比がとても印象的で、序盤からぐいぐい物語に引き込まれていきます。 無気力に日々を過ごしていた主人公・ほのかちゃんは、ひょんなことからヤマトくんと出会い、『ヒーローごっこ』を通じてお互いが良い影響を与えあって成長して行くのですが、そんな二人の織り成す甘酸っぱくも淡い恋模様は、見ていて悶えること間違いなしです! 二人を支える周囲の登場人物も、成長を見守りつつ困ったときにはそっと助け船を出すような素敵なキャラクターぞろいです。 特にほのかちゃんのお兄さんのはるおさん、彼はこんな大人になりたい!と思わずにはいられない名キャラクターです。 温厚な人柄と悪役の『幹部』という肩書のギャップもたまりません! はるおさんだけでなく、主人公を取り囲むキャラクター全員が包み込むような優しさをもっているのが印象的でした。 決して誰かに押しつけることなく、つらい時に寄り添ってくれるような温もりのある優しさです。 善も悪もある世の中で、人の善性を信じてみようという気持ちにさせてくれる、素敵であたたかいゲームでした。 わかりやすく洗練されたUIや、これがあると嬉しい!という機能が一通りそろったゲーム性(特にシナリオを細かく回想できる機能が便利です!)など、プレイヤーに対しても配慮と優しさが溢れているところも素晴らしいです。 全てがハイクオリティなので、普段はあまりフリーゲームをしない方にとっても親しみやすい一作だと思います。 ぜひリベヒロの世界を味わってみてください!
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その微笑みが欲しかった
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バロックを抱く揺籠詩的な文章と絵画のようなグラフィックで綴られた 美術品のような一作です。 世界観に介入するようなシステム的なものは一切なく、 絵画のひとつひとつのまつわる謎めいたお話が童話のように語られ 初めから終わりまで実際に美術館をめぐっている気分に浸れました。
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きみとたわいもないおしゃべりをどえらいゲームに出会ってしまいました……好きです……。 サムネイルを見た瞬間に、恋に落ちました。 シルクくんのコロコロ変わる表情も、口調も、本当に可愛くて、癒やされました。プレイするタイプの精神安定剤……。 個人的には友情エンドが好きです。こんなに可愛らしいお友達がいたら毎日がお祭り騒ぎですね。エンドレスハッピーデイズ……。 でも、恋愛エンドのスパダリシルクくんも気が狂う程好きです。台詞があまりにも紳士でロマンチックで甘くて、性癖にダイレクトアタック……。 実はボイス付のゲームはあまり得意でないのですが、こちらの作品は声優さんのお声がとっても素敵だったのと、台詞の入れ方がお上手で、ストレスなくプレイ出来ました! 短い台詞だけのところと、全台詞読み上げるところが分けられていて、スムーズかつドラマチックでした!! 女性の少年ボイスは大好き&シルクくんの言葉使いが好きで……。鼓膜にボイスを焼き付けたい……。 とても丁寧に作られた作品だということが伝わってきて、あとがきも素敵でした! 素晴らしい作品をありがとうございました!
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THE MAGIC CRAFT エピソード2漫画でもあり、RPGでもある『ロールプレイングコミック』ということで、遊ぶ前からどんなゲームなんだろうとワクワクしていたのですが、想像以上に漫画でRPGでした! IQ3みたいな表現ですが、他にどう表現していいのかわからない…… 私が一番驚いたのは、やっぱり豊富なグラフィックです。漫画の中で表情豊かに動くキャラクターたちももちろん魅力的ですが、細かく書き込まれた背景や一人一人個性的な通行人まで、ぼんやり画面を眺めているだけでも楽しくなります! ゲームの目的は、魔法の道具『マジッククラフト』を制作しながら街の人たちを助けていくことですが、材料集めやお買い物が必要になるので戦闘も必要です。もちろん、RPGですからね! 戦闘シーンでは基本的に主人公一人を動かすのですが、他のキャラクターたちがサポートしてくれるのがとっても心強かったです。発明で主人公が強くなっていくシステムもとっても夢があるなあと思いました。 前作、今作と続けてプレイさせていただいたのですが、両作を通して王道少年漫画の良さをギュッと詰め込んだような作品でした。とっても楽しかったです! 唯一無二の素敵な作品をありがとうございました! やり込み要素もたくさんあるので、まだまだ遊ぼうと思っています!
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ぼくの葬式にようこそ全ルート・全ED回収できました! 「ぼく」は私自信家!?と思えるほどに没頭してしまいました。多かれ少なかれ、誰もが「ぼく」と同じ想いを抱えながら生きているのかもしれないですね…。 どのEDをよしと見るか、それは人によって変わって来そうな気がしますね。 全編モノクロで描かれる世界にどっぷりでした!だからこそでしょうね、要所要所で使われる「色」がとても眩しく、愛おしく感じました。 あと、これは絵を描く人間としての感想なのですが…。こういったゲームでモノクロ、というのはとてもすごい!と感じてしまいました!ファンアートを描かせていただきましたが、1枚でも大変なのに、みんなキャラが立っていてすごいなぁ、と!なお、一推しはランコちゃんです!!でも、シャカ姫もほんと、かわいいんだよなぁ…。
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今宵、忘却列車にて。深夜、本当に列車に乗っているような心地よさと、不安感と、切なさと。独特の雰囲気が楽しめます。 トゥルー→ノーマル→ハッピーの順に見たのですが、どのEDも切なく、胸が締め付けられるような思いでした。 橘くんと私(主人公)の間に何があったのか…色々と考察できるのも楽しいです。…切ないですけどね(笑)。 途中見る事の出来る、橘くんのうれしそうに笑っているスチルで泣きそうになりました。ああ、笑っていられたらいいのに…と、しんみり来ます。 「夜」を旅する、そんな不思議で切ない時間でした。ありがとうございました。
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クロは今日もおるすばん!スクリーンショットの可愛らしい画面構成や立ち絵を拝見して、「この作品はほのぼの100%の可愛いゲームだ! 間違いない!」と思いました。……思っていました。 基本的には第一印象で感じた通り、クロと葵くんが何気ない温かい日常を送る物語なのですが、時折挟まれる不穏な演出が気になってどのような結末になるのだろうと固唾をのんで見守っていました。 @ネタバレ開始 結末がかなり予想外でした。 「探しに行く」を選んだルートで「カチューシャを外した」という一文を拝読したときあまりにも予想外だったので思わず「え!?」と声が出てしまいました。 死んでしまいそうなほど心が冷たくなって生きる希望ももうないように思えていた2人ですが、たとえ出会いやなれそめが歪んでいても少しずつお互いが唯一無二の大事な存在になっていく過程が短いながらもよく描写されていて、ただただ「2人に幸せあれ」と願わずにはいられない読後感でした。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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エモヂオえっ、あの不毛プリンスの作者さんがサスペンスを!?!? これは全然予想ができない……と思いつつプレイを始めました。 近未来SFを舞台に『エモヂオ』という感情を操作するアイテムをめぐり 真面目に倫理観を問いつつ、前作同様にクレイジーなギャグをぶち上げつつ、その中でも一際キラリと輝く知性! 脳の感情に関する機能が分かりやすく解説され、普通に勉強になります。 不穏感のある乱れた画像の演出や、色での感情表現等も良い味を出しており 笑いと狂気は紙一重といったブラックユーモアやサイコ的なジャンル好きな自分はとても楽しめました。 メグミちゃんは癒しです!
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おるばり! BNこの「おるばり!」のシリーズ、実はこの作品が初めてプレイさせていただいたタイトルになります。ですがこのタイトルだけでも完結しているので、ここからでも楽しめるのではないでしょうか。 プレイ時間が4~5時間と長く若干とっつきにくいイメージを持ってしまったのですが、結局会話もテンポもよく最後まで気持ちよく読みきってしまえました。 (作中の出来事については省きますが)様々な苦難を乗り越えるシーン、そして待ちに待った本番のライブは心が燃え上がったのと同時に気が付けば目の奥が熱くなっていました。あの演出は反則ですし、それを見れただけでも最後まで読んでよかったと思えています。 その反面ギャグパートは楽しすぎて笑ってしまうほどでした。 「やめろ! その質問は危険すぎるぞ!!」のシーンは最高です。 @ネタバレ開始 途中でミシェルの隠していることを悟った身としてはいつ明かされるのかだったり庵たちがどんな反応をするのかで不安が止まりません。 (イラストで察してしまったのは早かったでしょうか……) 物事をはっきり言うキャラが多いのも相まって、ある意味ではホラーの物語を見るよりヒヤヒヤしながら(楽しみながら)読んでいたかもしれません。 @ネタバレ終了 他のシリーズにも光輝先輩含め同じキャラが出てくるようですので、これを期に別の作品にも触れてみたくなっています。それくらいに楽しませていただいた物語でした。
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ファントムゾーン クリプトファシア怪異現象×SF×田舎町×超心理学という様々な要素をハイブリッドしたとても面白い作品でした!ミステリアスな双子や超人変人先輩といったキャラクター達も魅力的で、エンディング後のエピソードも知りたくなります。個人的には、普段ニコニコ動画などでオカルト解説やTRPGリプレイを視聴している方は特にプレイをおすすめします。
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泣けない兎 短編集更新されたとの事で、楽しくプレイさせていただきました! ジニアさん、アンゼさんのお話は、苦しく切なくもほっこりと。 イリスさんのお話は、シーラ様まじ女神!! セツカちゃんのお話は、最後の一言が忘れられません。 セージさんのお話は、シリアスと、神様&精霊さんたちのやり取りのほのぼのさが絶妙なバランスでした。 どのお話も素敵なのですが、個人的にはセージさんのお話がお気に入りです!仲間とは、家族とは…色々と考えさせられました。そしてコメディなシーンではふふっとなりました!! どのお話も、さくっとプレイできるので、「泣けない兎」未プレイの方でも楽しめるかと思います!!本当に、素敵な作品をありがとうございます!!
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僕らのノベルゲームゲーム制作特に共同制作の難しいのは人間関係やパワーバランス特に初心者では何もかも手探りなところがあるし節々に私が共同制作したことで共感することがありました ゲームの共同制作の楽しさや辛さ現実との折り合いなど現実的に表現されたゲームだと思います
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因果律 The First Contact VoiceVer因果律 The First Contact(因果律TFC)100DL到達記念イラストを浅見春奈さん(@h_asami2020)に描いていただきました! プレイしていただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございます!
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毒味メイドと嫌味シェフ口を開けば喧嘩ばかりの二人。 しかし、お互い好きなのに素直になれないだけなので実は平和! フルコンプまで楽しませていただきました。 毒見役のメイドとシェフという設定がキャラクターの個性になっており ラブコメの面白さが全面に押し出された作品でした。 ノリの良い会話で好感が持てる登場人物たち、キャラの魅力が伝わるイベントCG、 作品の世界観にマッチした画面のUIデザインやBGMなどの雰囲気も良く 遊んだ後に幸せな気分にさせてくれるゲームでした。陛下~~!!
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なつのかわにうかぶ前作「はるのうみにしずむ」でぼろ泣きした私としては、うれし楽しみな(IF)続編です!今回も凪ちゃんがかわいい!!そして動画もかわいい&切ない!!movie3ではうるっときてしまいました。 @ネタバレ開始 最初に「それは嫌だ」を選んだあと、「それでもいい」を選択。EDに衝撃を受けました…。ああ…タイトル…!!…って、うわーん!!こんなの切ないよぅ~!!というワケで、個人的には前者のルートが好きです。でも、スタッフロール的には後者なのかな? @ネタバレ終了 短いながらも、しんみりと楽しめました。はるなぎ尊い…!! 素敵な作品をありがとうございました!!
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真夜中の学校とにかくヒナちゃんがかわいい!デザインに一目惚れしました!! 内容は、ほんのりしんみりホラー。でも、どこかあたたかい感じもする不思議なお話です。 化け猫さんの…フェイスマスク(?)など、芸が細かく、また、前作との意外(?)な繋がりもあり、クスリとくる部分も。(もちろん、前作を知らなくても楽しめますが、前作をプレイしているとより楽しめます!) …結局のところ、一番怖いのはやっぱり○○なんだなぁ、って。 最後にヒナちゃんに聞きたい。どうやったんだい?教えてほしい!!いや、マネはしないからさ!!
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片恋スターマインこの作品の特徴として、攻略できる男性キャラは2人ですが すでにスタートの時点で主人公の好きな人が決まっておりまして、 どちらを攻略する場合でも仄かなイチャイチャご褒美がありつつも 押し寄せてくる甘くない困難と悩みに対し 『がんばれ!がんばれ!!うお~~~!!』と読者がヒロインを応援する形になります。 気弱で消極的な乙女ゲームのヒロインちゃんというのは受け身な印象が多い中、 ほんとにもう健気にがんばります!ここぞという時の勇気持ってます!! 『うおお……よく言ったッッッ!!』みたいなシーンが何度もあります。 やっぱり好きなものに一生懸命な女の子っていいよなあと思えます。 @ネタバレ開始 初めてプレイさせていただいたのが一作目で 先入観から『桃耶ちゃんのお相手は翔くんに決まってるでしょ!』と 翔くんルートからプレイしました。 心理的になかなかきつい展開もあり、でも幸せになった!よかったね!! といったところで次に先輩ルートを始めたのですが こちらは先輩に対する『好き』がそれはそれはもう素直で 一喜一憂する桃耶ちゃんがとっっっても可愛くて あ……彼女の本命はこっちなんだな……と悟りました……。 @ネタバレ終了 困った顔、照れた顔、憂い顔も可愛いですが やっぱり桃耶ちゃんは笑顔が一番です!
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片恋スターマインまずは素晴らしい作品を生み出してくださった制作者様に感謝を。 これから夏が来るたび、花火が空を彩るたび 私は、この三人を思い出すのだと思います。 さて、主人公の桃耶ちゃんは、ゲーム開始時点で攻略キャラクターの一人である【紫季先輩】に好意を寄せています。 そしてもう一人の攻略キャラクターである【翔くん】のことは幼馴染みとしてしか見ていない。 正直なところ、私は【揺れる乙女心】の類があまり得意ではありませんでした。 既に好きな人がいる主人公で別のキャラクターを攻略するのは、ちょっとなあ…… なんて考えながら、ゲームを起動。 紫季先輩→翔くんと攻略を進めました。 そして撃ち抜かれました。 紫季先輩でもなく、翔くんでもなく、制作者の方が書き上げた巧みな描写に。 (もちろん紫季先輩にも翔くんにも心惹かれたのですが、撃ち抜かれたのは【描写】そのものでした) 『片恋スターマイン』は真摯で優しい恋のお話です。 いばら道かもしれない。 回り道かもしれない。 それでも主人公、桃耶ちゃんは真っ直ぐひたむきに「好きな人」のもとへと進んでいく。 「揺れる乙女心はちょっと……」と思ってしまう方にも、是非お勧めしたい作品です。 @ネタバレ開始 個別ルートにおいて、攻略キャラクターと観覧車に乗るシーンがあるのですが 紫季先輩ルートのこのシーン! 描写がすこぶる美しい。 「この一瞬を」 から始まる、二文。 やわらかな下心と、頑なな恋心。 その二つをここまで巧みに表現するとは! と思わず膝を打ってしまいました。 @ネタバレ終了 どうか叶うならば、夏にプレイしてほしい作品です。 けれど、あるいは秋や、冬や、春。 きたる夏の眩しさに焦がれながらプレイするのも一興かもしれません。