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ミステリー・謎解き

2645 のレビュー
  • アイドル失踪事件
    アイドル失踪事件
    やっと全コンプしました…! 個人的にはシホノちゃんが好きです。 ランダム要素があり、やっぱりなかなか辿り着けないエンドが…って感じだったので、全コンプした時めっちゃ嬉しかったです。 @ネタバレ開始 Good End 11 黒幕と、 Bad End 8 Time up の違いが分かりませんでした…泣 やっぱり一番好きなEndは、Good End 6 いたずら心 でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! 今度「宿貸しアイリ」をやってみようと思います!
  • 僕が死んだ夏
    僕が死んだ夏
    初っぱなから重い! いやタイトル名からして明るくはならないだろうけれど! ひかる君の笑顔が眩しい。 そしてほたる君の達観ぶりが何とも痛ましい。 傷ついた少年が初めての友だちを得て立ち直る話……なら、どんなに良かったか。 @ネタバレ開始 本当に四歳か!? その思考回路、怖っ……!! 野放しにして大丈夫か!? 全部止められるかあの悪魔の娘を!? ……警察に突き出しても無駄な気もするけれど……。 先が心配になる……。 @ネタバレ終了 とても印象的な物語でした。
  • COVERUP
    COVERUP
    COVERUPプレイさせていただきました! サクッと読める文章の中にゾッとする違和感があり、とても面白かったです。 音楽や鹿の案内人の不気味さが、『ホラーゲームは苦手だけど興味がある、けどプレイはできない』というレアケースな自分には丁度良かったです。 めちゃくちゃ楽しめました! いつか続きが出ることを心待ちにしております!
  • なぜ少女は我が子の恋人を殺すのか?
    なぜ少女は我が子の恋人を殺すのか?
    先日遊ばせていただいた「なぜ少女は村人を殺すのか?」が面白かったので、続編である本作も遊ばせていただきました! どちらもウミガメのスープテイストのお話ですが、質問の種類も細分化され複雑化しているので、前作以上に楽しかったです…! @ネタバレ開始 最初4つの質問ぐらいまではのらりくらりとした返答しか貰えず、本当にこれで正解に導けるのは心配でしたが、「わが子と呼ぶ理由がある」事や、子供に好かれているのかどうか…ある程度聞きたい情報を絞り、後半5問は意味のある問いかけをする事が出来たので何とか少女の意図を理解することが出来ました…! 村人の時は割と自分本位な理由での○人でしたが、今回はある意味人類にとって意味のある○人理由でしたね…ただ、Bだけが浮かばれない結果ではありますが…。 やたら登場人物達に対して「20代?」と聞く質問があったので、何か意味があるのかと思ったのですが、ここが結構罠ですね…! 私はあえてこの質問はしませんでしたが、誰か1人に対してこの質問をした場合、他の2人のどちらかにも質問して整合性を見出さないといけない(=他の質問をする機会が減る)ので、ある程度動機を認識した後に、良く考えられた質問内容だなと感心しました。 そして虚言さんと真実ちゃんの関係性…そういう事でしたか…! 真実ちゃんにとって、虚言さんは本当の意味での最後の砦でストッパーなんですね。 真実ちゃんからすれば邪魔者以外の何物でもないんでしょうが、是非とも今後も真実ちゃんの為に頑張ってほしいと思います。 @ネタバレ終了 素敵なお話をありがとうございました!
  • 僕が死んだ夏
    僕が死んだ夏
    遊ばせていただきました…! こちらがつんとけっこう重くくる作品でした! @ネタバレ開始 始まりは不穏な雰囲気を出しつつも、それでもひかるくんのおかげで穏やかに過ぎていきます。 本当に太陽のような存在。ひかる=光って感じでとてもよきです。 そしてあかりちゃんも名前の通り一筋を照らすような明るく可愛い子で、すずねちゃんも凛とした鈴の音のような性格の子でとてもよかったです。 私は母親なので特にこの話がずっしり重く、悲しかった。ほたるくん(と私も呼びたい)にもっとひかるくんたちの側で生きて欲しかったと感じてしまいますね。私ははるを許せそうにないですね…この子も被害者だけど。でもだめだー!あの廃校のベランダで普通の少年のように笑っていたほたるくんとひかるくんが可愛すぎて…! おまけのひかるくんの夢も切なくて…。 @ネタバレ終了 心に残る作品をありがとうございました。
  • WHO THE HELL AM I
    WHO THE HELL AM I
    気になったのでプレイさせていただきました。 四人の中から自分であるはずの一人を当てる、なかなか難しいテーマですね…。 @ネタバレ開始 最初はトールの視点からはじまり、シウと出会う場面なのですが… 酒を飲んでいたにもかかわらず「ティータイム」 この発言だけで彼女は候補から外れました。 事前に「嘘は口から出さない人間だった気がする」と言っていたので おそらく事故でも言わないだろうな、と。 戦乱の時代であり、ふたりとも自分の生き方に悩んでいる。 おそらく人生がテーマなのだろうなと思いつつ、次の場面へ。 おそらく敵国の者であろう二人組に遭遇、 この時点で「おそらくあの人だな」、と推理できてしまいました(のちに語ります) ただ、確信には至らないのでもう少し観察したい。 それに、作品に込められたテーマというのも重要だと思うので。 スカーレットとロータス、彼らも人生について悩んでいましたね。 トールは一見、芯ができているように見えるが 実は自分で判断しないまま戦場に出ることになってしまった。 シウはのちに判明しますが、傭兵教会の所属で 教会の在り方、自身の在り方に葛藤している。 スカーレットは自分の家庭、政略結婚など駒にしかみられていないこと、 それ以外の道が己では見つけられない事。 ロータスは記憶がなく、自分が何者であるか分からないこと 己の記憶を追い求めていること。 気になったのは「皆、自分だけでは自分の人生に迷っていること」でした。 他人と交わることで、見えてくるものがあるかもしれない。 おそらく、魂だけになってしまった現状だからこそ見えるものもあるかもしれない。 いわゆる己の客観視ですね。 最後に決定を下した時、消去法で選んだの?と聞かれましたが 私としては、かなり早い段階から推理できていました。 まずはじめに、スカーレットの兜の特性にすぐ気付いたこと。 これは自分が愛用しているか、スカーレットを普段から観察していなければすぐに出てくることはない情報でしょう。 この時点でトールとシウは完全に除外できます。 次に、スカーレットに対する理解度が非常に高かったこと。 これは本人では分かりづらい、第三者視点ならではの見え方。 一朝一夕では感じ取れないほど彼女に対する分析ができているように思いましたね。 そしてスカーレット自身が客観視を苦手としているように思えたので 残るはロータスくん以外ありえない。 口から出る嘘もそうですが、 人間というものは自分の魂には嘘をつけないものです。 元々の記憶がないから迷ったし間違えそうにもなったけれど きっと彼は、この旅を通じて答えを得たのだと思います。 アリーズもちゃらんぽらんに見えて気の利く性格でしたし、 左遷されて今の職に就いているのだとしても適任でしょうね。 (余計なことをして給料カットされてても庇えないが) 自分自身で選択すること、悩み、選び続けること。 それが人生というものなのだと思います。 ところで、シウを見て「自分がこんなかわいい子だったらいいな…」と思う辺り変身願望とかあるんでしょうかね?今のままでもじゅうぶんかわいげがあると私は思うんですが。 @ネタバレ終了 行く末が幸あるものでありますように。
  • 怪異判定アドベンチャー「奇天烈相談ダイヤル」
    怪異判定アドベンチャー「奇天烈相談ダイヤル」
    めちゃくちゃ面白かった‼️素晴らしいゲームありがとうございました‼️
  • ヘルメネウスの箱庭
    ヘルメネウスの箱庭
    とても素敵なストーリー、ゲーム性でした。 私自身、言葉や活字が好きなのでとても楽しく最後までプレイすることができました。ストーリーも言葉選びが丁寧で小説を読んでいるようでした。 @ネタバレ開始 エンドによっては苦しくなる部分もあり、なぜふたり幸せにならない……!と暴れることもありましたが、無事最後のエピソードまで開放して落ち着けたので本当によかったです。 @ネタバレ終了 とてもいいゲームとの出会いをしました。ありがとうございました。
  • なぜ少女は村人を殺すのか?
    なぜ少女は村人を殺すのか?
    他の方の感想を見て気になり、プレイさせていただきました! これから少女が起こす予定の大量○人の動機について、質問を投げかけつつ正解を導き出すウミガメのスープテイストのお話です。 @ネタバレ開始 立場上、正義を執行する側に立っている筈のウツロギさんの名前が「虚偽」なのに対し私欲の為に人を○そうとしている少女が「真実(マナミ)」ちゃんなのが、なかなか皮肉が効いてていいなーと個人的に思いました。 マナミちゃんが移住者や村人達を排除する目的も、常人には到底理解出来ない理由ではありましたが元来のサイコパスと呼ばれる人種の方々ってこんな感じなのかもしれませんね…。 質問出来る選択肢の種類が多く、自分がズバリ聞きたかった質問もバッチリ載っていたので難なく真実にたどり着くことが出来ました! 自分も一人の時間が好きなタイプなので、ほんの少しだけ気持ちはわからなくもないですが流石にその為だけにそこまでやっちゃうのはやり過ぎでしょうて…。 未然に大惨事を防ぐことが出来て、本当に良かったです! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • ファミレス・ミステリー
    ファミレス・ミステリー
    気になったのでプレイさせていただきました。 3日続けて赤の他人と会話すること。 最初は研究のためといっていましたが…。 @ネタバレ開始 三人とも何かしら共通点があり、何かしらに対して罪悪感?のようなものを抱いていることには三回目のプレイで気づきました。 過去、未来、どちらに行きたいか。 命は等価か。 隠された罪は償うべきか。 与えられた質問の意図を理解した時、そういうことなんだな、と。 主人公が罪と向き合える善人であるなら、悪人は罪悪感――尻尾を出すだろう、 という依頼人の意図。 犯人を当てるのは難しかったですが、これまでの会話内容から当てることができました。 最後には丸く収まってよかったです。 犯人当てを間違えた場合は…。 主人公は罪の在り方をどう考えているか。 果たして、正しさとはなんでしょうね。 そんな哲学を感じた気がします。 バイトを断ったらミステリーの欠片もない結末になって吹きました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • MonstrousPark
    MonstrousPark
    なんでこんな怪しい遊園地に人がきてしまうのか・・・ なぜ夜にだけ開園してるのか・・・ 始めはグダグダの接客だったのに最後には皆ちゃんとキャストとして成長してましたね! @ネタバレ開始 結局謎が多く残したまま終わってしまったー キャストのモチーフ怪物は何人か推測できましたがまだ解らない人物が多いこと 汗 なぜ目覚めたのかもわかりませんが、キョンシーは普通に動ける分には便利そうだなぁと思った オーナー目的以外のことしなさ過ぎて運営適当すぎる・・・なんでこの環境で人がくると思った こう、設備とかさぁ、何とかできたでしょ笑 @ネタバレ終了
  • 点字を読めないと出られない部屋
    点字を読めないと出られない部屋
    こういうお勉強ゲーム大好きなので楽しかったです! 最初は拗音がちょっと難しかったです。黒と白の丸で表記されているときはなんとか読めていたのですが、黒丸だけになった途端文字の境目が分からなくなり混乱しました。点字を目で読んでいるからか、文章が長くなると言葉を区切る空白の大きさも気になります。でも実際には指先で触れて読むものですしきっとこれくらいの間隔が必要なのですね。良い勉強になりました。 @ネタバレ開始 終盤どきどきしながらなが~い文章を一文字ずつ読んで、まさかの指示に「どこかで変換間違えちゃった!?」と焦りながら入力したらしっかり合っていて笑いました。とってもかわいい脱出方法でした。 @ネタバレ終了 文章はまだまだだけど今なら短い単語は読める…はず!なので、身近なものに付いている点字を探してみようと思います。ありがとうございました!
  • MonstrousPark
    MonstrousPark
    バーチャルフェスでいただいたカードをきっかけに興味を持ってプレイさせていただきました。 見るからに怪しい施設にグダグダの従業員たち。明らかにおかしいところだらけの遊園地に、ドキドキしながらプレイしていきました。 @ネタバレ開始 ストーリーに関しては遊園地の秘密も含めかなりヘビーな内容でしたが、その中でもクスリと笑えるようなキャラクター同士の掛け合いやハッと目をひくような演出もあり、プレイ中に重苦しくは感じませんでした。 システム面ではUIもわかりやすく、要所要所でセーブ画面を出してもらえるのがゲームが下手な自分にとってはとてもありがたかったです。またストーリーが進む中で徐々にキャラクターの情報が更新されていくのが、まるでゲーム内と同じようにスタンプラリーをしている気分になれて面白かったです。 またキャラクターに関しても皆個性的で魅力がありますが、個人的には特にエンジェライトさんとアンさんの二人が好きです。初めは引っ込み思案なアンさんがエンジェライトさんへのあこがれから徐々に変わっていく様子に成長が感じられて良かったです。エンジェライトさんも頼りがいがあるところはもちろんですが、実は無理をしていたところや良心の呵責に苦しんでいたところも含め、キャラクター性に人間らしさがあって好きになりました。(それだけにあのエンドは衝撃的で悲しかったです……) エクストラルートまでプレイさせていただきましたが、まだまだ明かされていない謎もありますし、支配人の行方や従業員たちと遊園地もこの先どうなってしまうのか気になります。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました。
  • ヘルメネウスの箱庭
    ヘルメネウスの箱庭
    めちゃくちゃ楽しかったです…! @ネタバレ開始 全エンド全イベントコンプして、辞書も完成させて、最初のイベントのライカン語解読したんですが、そのときのラハルくんの八方塞がりな感じとか罪悪感とか諦めとかが全部出ててとても良きでした…!ラハルくん良い子すぎる… 胸がきゅっとするシナリオに、世界観や言葉選びも…本当に良いゲームでした! @ネタバレ終了 ありがとうございました!!
  • ヘルメネウスの箱庭
    ヘルメネウスの箱庭
    とても感動するゲームでした!その後が全て描かれるのではなく、文章だけで書かれていたのもとても良かったです。
  • カイゾクロジック
    カイゾクロジック
    海賊×推理という異色の組み合わせとイラストが気になっていました! 約30分の中でシナリオと推理パートが交互に進行して、非常にテンポ良く遊べます。 推理は選択式で間違えてもさらりとやり直し出来るので、推理が苦手な人でも楽しめるはず。そのやり直しも面白く、あえて間違えたいまであります。 サスペンスなので血液があったりしますが、明るい感じで進むため多くの方が楽しめるタイプだと思います。 得た情報を見れるシステムもあり、真面目に推理も面白かったです! 推理系ですが気軽に楽しめるコスパも強つよ作品! @ネタバレ開始 この期に及んでベーノンが白状しなくて笑いました! そして間違ってもそのまま笑いに持って行ったりするので、クリア後に色々試してしまいましたw それでいて真面目に推理も面白く、情報が分かりやすいのも素晴らしいです! ありがとうございました!
  • 回顧、来ぬ
    回顧、来ぬ
    ずっとずっと気になっていてやっとプレイできました。 オカルトに土着信仰、ミステリーと大好きなもの詰め合わせ…!! 5時間か6時間ほどプレイしていましたが中だるみもなく夢中で読んでしまいました。 @ネタバレ開始 最初に黒田君をみたときにすっごくビックリしたんですがモブはこんなタッチなのかな?とスルーし、主人公が内向的だから親しくない人は変な見え方なのかな?からひょっとして主人公がおかしいのか!!?と不安を掻き立てられました~。 小説や映画や漫画ではなくノベルゲームだからこそ何倍も楽しめる作品だと思いました。 友達に疑心暗鬼になったり、頼りになったり、登場人物たちの成長もみれてよかったです。 謎解きも難しすぎないけど考察しながらプレイできたのでミステリー好きだけど難しいの苦手な私にはストレスのない難易度で助かりました~!重要な部分は赤字になっていたのも読みやすかったです。 @ネタバレ終了 不器用ながら一生懸命なJPOP坊主も、紗良紗ちゃん好きすぎてメデゥーサになっちゃういつきちゃん面白かったです! Happy salt time!
  • ハナカマキリの心
    ハナカマキリの心
    なんか愛情の質問の時全て主人公がもう冷めている前提の会話なの泣きました
  • ヘルメネウスの箱庭
    ヘルメネウスの箱庭
    Macbookのブラウザ版でプレイさせていただきました。 綺麗なグラフィックや膨大なシナリオに引き込まれ半日くらいプレイしました。 会話の中の単語の意味を翻訳して意味を紐解いていくゲームシステムに惹かれ、気がつけ半日くらいプレイしていました。楽しいゲームを制作してくださりありがとうございます。 バグの報告になるのですが、 @ネタバレ開始 主人公が倒れた @ネタバレ終了 シーンで画面の下半分が黒くなり、ゲーム内画面がずれたりセーブやロードなどのボタンの表示がおかしくなり、フリーズする不具合がありました。 この不具合はOSの再起動で解決しましたが、今度はセーブ自体はできるものの上記の不具合が起こった後のセーブがセーブスロットに反映されず実質的にセーブができなくなってしまいました。 これが他のゲームでも起こる問題かと思い検証しましたが起こらなかったため、このゲーム自体の問題か自分のPCの問題かと思われます。長文失礼しました。
  • 取調室
    取調室
    感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 短編推理アドベンチャーという事で、謎解きで迷走する事に定評のある私でもできるかな?とワクワクしながら挑ませていただきました。 あらすじにもある通り、動機が一向にわからない犯人の行動。 お金を盗むって事は一般的には文字通り紙幣として使いたいからではないのか?と全く意図が読めず…。 この真相を知るべくプレイしたいと思わせるには充分な内容でした。 @ネタバレ開始 ゲーム開始から雷鳴も響く嵐の夜。 山奥に一台のバンとまさに意味ありげな雰囲気ですね。 そこで行われる明らかに何かしら犯罪を行ったであろう者の会話。 直接姿が出たのは男が一人だけでしたが車に乗っているもう一人にバールで撲殺されたところで場面は取調室に切り替わり。 どうやら今回の事件に関係する一家の人間とやらがもうすぐ警察署に到着すると部下の仁藤刑事から報告を受け。 彼の計らいで事件についての概要を確認できる流れに。 死亡推定時刻や死体の発見時刻。 他にも関連する情報が綺麗にまとめられており、口頭の説明でも何があったのは丁寧に説明をされます。 そして、備考として書かれたどう考えてもおかしな内容。 現場には冒頭のやり取りから恐らく現金が入っていたであろうアタッシュケースがあったものの、その中はガソリンで燃やされ灰になっていた。 会話の内容的にはこのお金で高飛びをするというか、かなりの額を盗んでから潜伏していたように思えるのに燃やした…!? 燃やしたのは状況的に今回の被害者を撲殺した相手でよさそうでしょう。 元々人気のない場所なのも合わせ、他の第三者がやるにもおかしいですし…。 仁藤刑事も主人公も悩む通り、どうしてそんなことをする必要があるのか?ここが問題です。 元々犯人と被害者が共犯で強盗なりをした後に独り占めを考え相手を殺害する。ここまでならよくある展開です。 だけど、わざわざ殺人を犯してまで手に入れた大金を燃やすなんて正気とは思えない行動。 燃やされたお金自体は、被害者である園田が元仕事先として働いていた富豪のところにあった遺産…それも2億円との事。 それを誰かと盗んでからひと悶着あったという事でしょうね。 事件から一週間前、その富豪である宮地家で盗難事件があり金庫に保管されていた2億円は盗まれていた。 屋敷にあった防犯カメラには件のアタッシュケースを持って出ていく園田の姿もあったという点から恐らく彼は実行犯だったのでしょう。 さらに、状況から共犯者の存在は確定なのと顔見知りであり警戒をされない関係だった。 それが今からやってくる一家の誰かである可能性が高い…という事まで把握しました。 園田は本来、その2億円の存在は知らないはずであり知っているのは限られたごく一部の人物のみ。 となればますます状況的にこれから取り調べをする対象に犯人がいる流れとなりますね…。 容疑者は五人。 富豪の子供である長男・次男・三男。 それに執事と使用人という本当に限られたメンバーですね。 とりあえず、順番に話を聞いていく事に。 部屋に相手を呼ぶ前に軽い人物情報についてファイルからの情報を読む流れがあり、ざっくりどんな人なのも把握できました。 長男→詐欺の被害者に渡す2億円の示談金がすぐに欲しい 園田の事は元から解雇したい程度には信用してない。 次男→無職であり財産を食い潰しているし借金もあり 今回一緒に呼び出されている使用人とは恋人関係。 三男→唯一の常識人っぽい 故人である父親からも信頼されていそう。 執事→今後の為に株取引に手を出して失敗経験あり、だが借金はなし 2億円が入った金庫の鍵を管理している。 使用人→物欲が強いので動機がないとは言えない 園田が23日の昼に儲け話があると言っていたのを聞いている。 本来なら、2月24日の昼に金庫を開けて問題の2億円も遺産として分けるはずだったが金庫を開ける前日に盗まれてしまった。 2億円を金庫にしまった際には、兄弟3人+執事の4人で父親監視の中で金庫に詰め込んだ。 喫煙者は被害者と長男・使用人の3人。 故人であるが、生前は父親も喫煙者であり道具にもかなりこだわりがあった 本来は故人が死ぬまで金庫を開けない事になっていた。 重要な情報としてはざっとこんなところ?と把握。 意外性を求めるなら一番真面目であろう三男が犯人…とかが盛り上がるよなぁというメタは置いといて。 少なくとも、長男と次男は動機だけなら充分でしょう。 使用人の礼子の話が本当なら、誰かに持ちかけられたのは本当でありそれは礼子以外の誰かになる。 しかし金が目的であればある程、どうしてせっかく手に入れた2億円を燃やしたのか? 特に長男に関しては、示談金に必要な額であるとすれば減らす事へのメリットが何もない。 誰であれ、盗みそのものが金目当てなら燃やす事へのメリットはないですが動機として考えると長男は違いそうか…? そしてここで鑑識から電話が入り追加情報が。 アタッシュケースの近くにマッチ箱が落ちていたのに、アタッシュケースの中の灰を調べても着火に使ったマッチ棒の残骸がない。 さらにもっとわからないのが、そのアタッシュケースは実は1億5000万円の札束しか入らない容量だった!? 5000万円分の札束がどれ位の量なのか私には全く想像もつかない大金でしたが、仁藤刑事の発言からレンガ五個分というサイズとの事。 確かにポケットに入れるには無理がありますね…。 2つのケースを持っていたならまだしも、カメラの映像から持ち出しにつかったアタッシュケースは1つで確定。 という事で選択肢としては上の「誰かが持ちだしていた」を選択。 もう一方の庭に埋める選択肢はやはりメリットもないですし、どうせ盗むなら全額持って行きたいはず。 こうなると、金庫の鍵を持っていた執事が怪しい!という事で呼び出しへ。 金庫の中身を確認されたら真っ先に疑われるという発言はごもっともですが、状況として鍵がなければ金庫は開かない。 5000万円をあらかじめ盗んだ理由は、株取引に関連するのでしょう。 最初は少額を借りて返すつもりが取引に失敗するたびどんどん金庫から抜き取った金額が膨れ上がり5000万円にまで到達した…。 ありえない話ではない事と、本来故人が亡くなるまでは金庫の鍵は絶対に開けない方針だったと思えば多少時間稼ぎもできる予定だったとは想定できます。 しかし、もし執事が株取引に使用した金額と消えた5000万円…これが一致しても現金を自分の証券口座に入金した以上出どころの証拠にはならない。 確かにあらかじめ消えたお金についての出どころで立証するのは無理でしょう。 ですが、ここからの切り返しがなかなかに巧い!! 「この殺人事件の犯人は大金なんて手に入れてない」 本来なら、金に困っている長男と次男なら大金目的の犯行として真っ先に浮上するでしょう。 だけど実際、その盗まれた大金は燃やされており犯人は殺人まで行ったのに何も得ていない。 そうなれば、執事が犯人とした場合だけ成立する…金を燃やした理由が1つだけある! 「金額をわからなくするため」 実際、鑑識からの報告がなければみんな盗まれたのは2億円だと思い込んでいたはず。 そして、そうなれば金庫から事前に金が抜き取られていたなんて誰も考えるはずがない。 窃盗の実行犯である園田には元から1億5000万円が入っていると嘘を教え、それが入るサイズのアタッシュケースを用意した。 その後に園田がこの世を去ればその事実を知るのは犯人ただ一人…。 実に美しい!! さらに鑑識から知らされたもう1つの謎。 それは札束に火をつけたはずのマッチがなかった事。 となると、選択肢から火をつける道具は1つ。 今思えば事件当日が大雨というのもちゃんとしたヒントだったのか…と感心するばかりです。 そんな状況では湿ったら使い物にならなくなるマッチでは引火できない。 道具は自然にライターへ限定され、執事はいつも主人が喫煙に使用していたこだわりのライターを持っていた。 さすがに現場に残せば一発でばれる証拠になる以上、引火に使用しても使い捨てる訳にはいかない。 ここで執事特有の服装である、手袋を着用している事が繋がってくるのはいいですね! 身に着けていても自然であり点火した際にした火傷の痕跡も隠す事ができるときた。 こうして無事に犯人が自供するところまでいき解決。 …しかし、あの2億円は本来三男の為に残していた物だったと知りながら罪を犯した事を悔いる執事を見てると何ともやるせないものはありますね。 @ネタバレ終了 短編という事で気づけばあっという間に楽しい時間は過ぎていました。 推理としても丁寧に証拠が提示されるのでテンポよく進める事ができ、何故犯人は2億円を燃やしたのか? この真相が分かった時とてもスッキリとしました。 素敵なゲームをありがとうございました。