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ティラノゲームフェス2022参加作品

8828 のレビュー
  • まったく証拠は無いですが、あなたが犯人です。
    まったく証拠は無いですが、あなたが犯人です。
    実況プレイをさせていただきました! 最初から最後までツッコミどころ満載で、めちゃくちゃ笑わせていただきました。 @ネタバレ開始 とても推理とは言えないあまりにも適当な解決をしてきたのに、ラストの展開が謎に熱くて面白すぎました!@ネタバレ終了 エンディングは一つなのに、全ての選択肢をプレイしてみたくなるストーリーに脱帽です!
  • 死神と呼ばれた猫
    死神と呼ばれた猫
    優しい短編ありがとうございました!最後の出迎え感動しました! 中国語の翻訳許可を取らせてもらいたいですが!
  • 猫ノ目のような世界で
    猫ノ目のような世界で
    誰しもが抱える、不安や悩みを形にしてみました。 そのようなゲームと思います。 @ネタバレ開始 短編の為仕方が無かったと思いますが 他の住人との会話に、もっと深みがあればなぁ なぜ他の4人は救われたのか、もう少し深掘りする会話が有ったら より好きになれたかなと思います。 @ネタバレ終了 音楽も良く、歌声も素敵でしたね。 他の作品も遊んでみようと思います。 ありがとうございました。
  • モノクローム・モノローグ
    モノクローム・モノローグ
    感想が大変遅くなりましたが配信にてプレイさせていただきました。 AとB、2つの視点から情報を得ながら脱出を目指すというこれだけで面白そうと思える仕組み。 テレビ企画でも見る逃走ゲームをやってみたら、本物の鬼というべきか暴漢が出てきて命が危ないという状況。 実にスリル満点な状況ですね。 @ネタバレ開始 ◇A まずはAの視点から。 どうやら頭を負傷しており、表面的な出血こそないが腫れから内出血は起こしていそうな状態。 行けるなら早く病院へ…と思うも、そうもいかない状況という事が語られていく。 『ホテル到着直後は、大金を手にした自分を思い描いて胸を高鳴らせていた。それがどうしてこんなことになったんだ!』 この発言からゲーム参加者側だろうと思い込んでいましたが、視点が切り替わるまでの間にも後から考えれば充分おかしいと思える情報はありましたね。 何故、自分を殴った人物の顔をしっかりと見ていたのか。 B視点における情報と矛盾をしていたのに気づくのがかなり遅れたなぁとなりました。 改めて、今回の舞台の説明とばかりにされる振り返り。 ネットで参加者を集うアングラなイベント、知り合い同士の者もいるかもしれないがAの人物は一人で参加していた事。 場所は廃業した廃ホテルであり、ルール上腕時計やスマホは所持が禁止されている事。 隣の部屋からの物音に、誰かがいるのが判明し…勇気を出して壁を叩く場面で視点は切り替わり。 ◇B 一人称からこちらは女性のようですね。 暴漢…殺人鬼がいるのでみんな散り散りに逃げておりそれぞれの部屋に籠城をしていた。 先程Aの視点でもどこかの部屋に隠れていたという事からそこは事実なのだろうと把握。 Aの時には語れていないこのゲームの詳細な部分の説明も入ります。 参加者は一人10万円を持ち寄って、最後まで逃げた人がその賞金を手にできる。 Bをこのゲームに誘った人物からすれば、自分が上手く逃げ切れるかで大金を掴める確率を上げられる分宝くじより良いという見解をしていたようで。 これも今思えば命があってこその前提だったでしょう。 バスルームから出て、ベッドのある部屋に戻れば内装は先程A視点で見たのと似た内容。 部屋がどこかはさておき、ホテルの一室な以上そうなのだろうなとは思いましたが… ここ、気になって感想を書くに辺りセーブ&ロードで再確認をしましたがAとBでは似た一室かつ極めてモノクロに近いながらもBには僅かに色がついていたんですね。 全てを知ると、Aの視点ではモノクロの視野なのに納得はいきましたがB側でも僅かに茶系?が入っているか程度なので初見では違いに気づかなかったのも納得しました。 仕掛けを後で明かすという点でも、ここはかなり丁寧かつ巧い仕組みですね。 Bのモノローグに戻り。 その殺人鬼が参加者と捕獲者どちら側か?すらも不明だったと思えば、どうやら捕獲者側に紛れ込んでいると判明。 某テレビ企画のように、捕獲者の姿は黒ずくめでサングラスに皮手袋と一発で鬼なのがわかるもの。 しかし、この殺人鬼が紛れ込んでいる状況ではそれが全て裏目に出ている…犯行に向いているのが何とも皮肉な所。 Aの時には各自参加者には番号はあるとだけ判明していましたが、Bは「7」というのが確定。 そして、Aの視点と連動するかのように壁を叩く音が聞こえてくる。 壁の向こうから聞こえてきたのは男の声。 だけど、殺人鬼も体格からして男な以上今回は相手が男というだけで犯人の可能性が切れない状況。 とにかく、ここからやり取りを…と相手の番号を聞けば「5」という申告が。 互いの名前を知らない以上ここは番号で識別や自己紹介をするのが筋でしょうが…記憶を辿っても誰が何番なのかは思い出せない。 犯人かどうか?というド直球の質問をすれば状況が進展し、事件があった当時の記憶が回想される。 個人規模のゲームという事で、捕獲者は相手を捕まえた証拠としてカラーボールを相手にぶつける必要がある事。 一度に携帯できるのは1人1個なので、なくなったら補給所まで取りに戻るというルールがあった事。 当初、7番は自分を誘った8番と一緒に隠れていたところ3人の男性参加者と合流し会話をしている中で捕獲者に遭遇した。 前方2人、間に7番が1人、最後尾に2人という並びで逃げる中後ろにいた男性にボールが当たる音がし脱落が決定。 全力疾走に疲れたものの、これがゲームであり捕獲者がボールを補給に行く分余裕もある状況からか健闘をたたえる拍手が自然と起きていた。 本来ならここから捕獲者が一時撤退をするはずなのに、捕まる=命はないとばかりに殴られた蛍光色付きの男性。 凶器を構えた捕獲者を視認し、一斉に逃げ出す流れへ…。 その途中、8番の彼女は捕まってしまい7番はそれを見捨てて逃げるしかなかった。 これに関しては相手が凶器を持った男性という時点で危険しかないですし、仕方ないとはいえなかなかにショッキングでしょう。 回想が終わり、5番が今思えば…という事やその後得た情報を共有してくれる。 どうやら捕獲者全員が殺人鬼ではなく、あの凶器を持った人物の単独犯であろう事。 情報はありがたいものの、結局この自称5番が本当に犯人ではないという確信はない。 番号だって適当に名乗ればいいだけで、それこそ女性が持っている7と8以外なら成立してしまう。 何よりAの視点では番号が配れていたという情報のみで、彼の番号が何だったかは明かされていない。 状況的に、今壁の向こうにいるのはA視点の人物だと思えましたがそれだとせっかく2視点で語られる物語なのに捻りがない…。 確かに状況として類似している部分はあれど、100%と言い切るには無理がある。 物語としてAとBはずっと別行動をしており、部分的に確定情報を与えない事で犯人と合流し騙されるミスリードを狙っている? 真っ先に浮かんだのはこのルートでした。 だけど、誘導尋問は難しい。 となれば姿を確認するのが確実? 記憶によれば、犯人は180センチ以上はあるという日本人にしては珍しい長身である事。 それに途中で遭遇した3人の男性はそんなに長身ではなかった事。 とにかく、明らかに180センチある人物でないなら犯人でない事はほぼ信じられるでしょう。 そこで、相手にこちらのベランダに来てもらい窓越しに確認をする手段を取る事に。 「でも少し時間をください。少し頭がふらついていて……。慎重に行動したいので」 どうやら、自称5番は逃げる時に頭を殴られたらしくまだそのせいで体調がすぐれない様子。 これもA視点であった情報と一致するので、やはりAなのか?と首は傾げ。 ◇A 少し時を巻き戻し、隣にいる誰かへコンタクトを取る場面へ。 どうやらAは5番であるようで、あの番号がまさかこんな時に使う事になるとは…という心境のよう。 そして、やはりベランダ越しに来るように言われ自分の姿を確認したいという流れへ。 まだ頭がクラクラしている…という発言から、やはり先程のB視点であった会話とも一致しているよな?と思いましたが。 なかなか無茶をいう、から始まるモノローグの一番後ろ。 この重い身体を引きずっていけっていうのか。という部分は後の展開を踏まえると…? 少し時間を、からの『僕は重い身体をひきずり始める』 跳躍する事の比喩だろうと思っていた発言ながらも『身体を放り投げる』という部分も… これは、意味が分かると怖い話…!! 嘘はついてない。嘘はないけど真相がわかった途端にぞわっとするのがまさしく意味怖のそれ!! 今回A視点の人物は信用できない語り手である以上、確かに全てを公平に情報として出す必要はなく。 Bとリンクすると思える部分を出しながら、重複する部分はくどくならないよう省略されているのだろうと勝手に脳内補完をしていた事。 …よく見れば、この時点で何故夜景はモノクロだったのか? そこに当初は何の疑問もありませんでしたね。 ◇B 白い影、シルエットから相手の身長が180もない事は確実。 そして合流したのはあの3人のうちの1人だった。 犯人でないと思えただけでも安堵はありますが、顔を知っている味方というのは何とも頼もしいですね! そして会話から、どうやら7番は少しでもカモフラージュができるようにと黒い服に着替えていたようです。 結果的に、犯人が複数犯でない以上無駄だったかもしれないと思っているようですが…この緊急事態の中でなかなか知恵が回っている印象ですね。 武器になる物はないか?という会話から超近距離限定ながら使えるボールペン。 折り畳みの日傘というゾンビサバイバルでも実は使える武器として一部では定評のある物があると判明。 そして、中身が凍ったペットボトルをエコバッグに入れる事で振り回せる鈍器もできあがり。 いざ廊下に出るも、どうやら5番はかなり心身共に良くない状態の様子。 目もなんだか霞んでいるというと、それは情報を視覚から得にくいという点で結構危ないのでは? (恐らく、モノクロの夜景についてもこういう部分から無意識に納得を重ねたのかもしれません) そんな相手に隣のベランダまでジャンプさせるとか結構鬼畜な要望を出したな…? 下へ向かう手段として、エレベーターは動かす事で犯人に情報を与えかねない。 体調に不安のある5番はいても、非常階段を使った方がいいでしょう。 何より、エレベーターがこの階に到着したら中から犯人が出てきたとか笑えませんので。 そして、階段を利用してどんどん下の階へ。 その途中、7番は5番の事を犯人ではなくとも自分を利用しているのではないか?と疑い始め…。 共闘しようなんて嘘で、ただあたしを囮に逃げ延びようと思っているだけ。 いや、正直この状況で緊急手段としてそうなったとしても責められないのではないか? 仲間がいる方が有利というのは7番だって思っていたはず、何より自分が女であり体格の良い犯人相手には勝てないのだから。 実は自分こそが内心ではそう思っている事の裏返しではないのか? 状況が状況だけに、保身も含め疑心暗鬼になる事は仕方がない。 でも、すでに5番は言っているんですよね。 「犯人は、捕獲者だ。逃げても追いつかれる可能性が高い。それこそ誰かが犠牲にならなければ逃げきれないでしょう。さっきのように」 鬼の役をする時点で、ある程度身体能力の高い人物が選ばれている可能性は高い。 その上で、誰かが犠牲になる必要性はすでに階段へ行く前から述べている。 この犠牲というのが、5番と7番のどちらになるのか…はその時にならねばわからないとしても。 何より、事実として彼彼女らは5人で逃走した際に蛍光色の男性を共通で見捨てて逃げた。 7番だって親しかったはずの8番を見捨てて生き延びている。 我が身が可愛いのなんて、今更なのになぁと…。 それでもようやくホール上の階段まで移動は成功。 もうここまでくれば囮も何もない、一気に走り出せば途中で身体に走る衝撃と痛み。 どうやら走った事で結果的に頭を狙われていたけど腹を殴られる結果になった様子。 内臓へのダメージも怖いですが、頭なら一発で気絶か最悪即死なだけマズイながらマシな方を引き当てたというべきか…。 そんなピンチの中、5番がペットボトル鈍器で助けてくれた事により形勢逆転。 これまでの理不尽への怒りと言わんばかりに日傘を使って殴る!殴る! しかし、それでもまだ死んでもなければ気絶もしていない犯人は5番の方へ行き彼を人質としてエレベーターへ…。 5番の事は心配ながらも、まずは外に出て通報しなければならないとここで視点終了。 ◇A ベランダでシルエットの確認をしてから鍵を開けてもらう場面へ。 また随分と巻き戻ったな?と思うも、先程までのB視点がかなり長かった以上仕方ないのかと思えば… 良かった。これでようやく。ようやく仲間を―― ――仕留められる。 ちょっと待って、私の知ってる流れと違う!? 5番は確かにいた。5番はA視点の人物の前に立たされており、手足を縛られ猿ぐつわをされている。 隣の部屋の人間はシルエットからそれを判断材料としたのでどんな状態なのかまで見ずに鍵を開けてしまった。 そして、隣の部屋にいたのは6番…? あいつじゃなければ恐怖はない、という言葉も謎でしたがこれは完全に騙されたというしかない。 最後にニュース画面が映され、どうやら犯人は逮捕されたもののかなりの犠牲者が出た事が判明。 まだ謎が残るものの、それは真相がわかる視点から全て語られるようで…。 ◇B(ビフォー) ここからは犯人視点という事で、明確に今までぼかされていた部分も語れるようですね。 今までの情報通り、犯人は捕獲者としてこのゲームに関わっていた事。 本来なら逃走者として参加をしたかった位に金に困っている状況だった。 が、Bの視点で語れているように賞金は各自で10万ずつ持ち寄り×人数に応じてとなる以上最低でもその金額を出せなければならない。 さらに実は別途事前のエントリー料まで必要という、参加するにはかなりの金額が必要だったという事実が判明。 B視点では友人の紹介という形だったので参加をできただけで、本来なら紹介者がいない場合はまず参加すら困難な倍率だった事。 そして現実の鬼ごっこもですが、やはり鬼の役は人気もなくほぼボランティアのような状態だった分こちらでなら参加は簡単なようで。 「賞金を盗む」そのプランを思いついた事でこの犯人は本来なら断ろうと思った捕獲者としてエントリーをする事に。 やはり、鬼として必要な身体能力はあるようでその条件はクリアしていたようです。 個人のアングラな企画なせいか、大金が絡む割には結構ずさんな管理体制。 犯罪というリスクを取る以上できるだけ身元に繋がる情報は残したくないと思うもこちらへ話しかけてくる他の捕獲者。 前回では10人中8人を捕まえたという武勇伝も合わせ彼にとっては、承認欲求半分の小遣い稼ぎ半分であろう事には同意します。 というか、こういうアングラなゲームを道楽として楽しめている時点で色々察する部分はあり。 まずは隠しておいた武器を手にし、ゲームマスターへと接近を。 嘘の理由から賞金の置いてある13階の一室へ入り、金属バットを振り下ろす。 足がつかないようにする為には、どのみち顔を知っているゲームマスターを口封じする選択しかなかったようですね。 そのまま、冷静に考えれば部屋の鍵をかけておくのが良かったでしょうがそんな余裕もないまま賞金を手に入れる事に成功。 100万円は僕にとって大金だったが「意外に薄い」と感じた。本当に、この薄さに人生を変える力があるんだろうか? ここの一文がなかなか印象的と言えます。 一般的に100万円は大金という認識で良いと思いますし、一部の裕福層でなければ当然の感性でしょう。 しかし、いざ厚みとして認識するとそれを薄いと感じた事。 100万円そのものは大金であっても、正直殺人というリスクを犯してまで人生を変えるだけの力があるかと言えばNOでしょうから。 これが3億円とかなら、まだわかるものの…。 その薄さの為に人生を狂わせる価値は本当にあるのか? そして、やはりというべきか鍵以前にドアが開けっぱなしだったせいで見つかってしまう犯人。 気が焦っていたにしてもあまりに迂闊…! 本来ならスマホという個人情報の塊も証拠になる以上回収しておきたかったと思いながら二人目の犠牲者を出した犯人は逃走へ。 まだ事件の事を知る人物が限られる以上、一旦冷静にゲームにおける振る舞いを演じていれば問題はないはず。 10階を移動していると誰かの話し声が聞こえ、耳をすましてみると…。 …これは完全に、犯人にとっては地雷でしょうね。 というより、大半の貧困及び庶民層を敵に回したな?という感性というべきか。 「賞金ったってたかだ100万だし」 その100万円の為に殺人までした犯人にとってはなかなかキツイ発言でしょう。 そもそも、100万円をたかがと言えるなんて時点でこの金額ははした金と言えるという意味でもあり。 実際に犯人がそうだったように、100万円を喜ぶような貧乏人はそもそもこのゲームに参加しないという事。 だって、エントリー料に自腹である賞金の一部となる10万円を出せる事が前提なのだから。 それができないから仕方なく捕獲者として窃盗をするという事を選択したのに…。 思わず背後の金属バットにのびる手、その為に自分は手を汚したのに世の中にはこのゲームを紳士淑女のゲームだと笑っている奴らがいる。 自分のような貧困層を嘲笑っている奴らへの怒り。 まだこのゲームが安全な物だと思っている逃走者を追いかけ、まずは立ち止まらせる手段としてカラーボールを投げつける。 Bの視点ではこの時に起きた拍手はある種の一体感から生まれた、ゲームを楽しむ物としての事だったのでしょう。 しかし犯人からすればそこに漂うのは生温い空気、今そこにある殺意に気づかない者達へ向けられた感情。 そして8番の女性は襲われどんどんと減っていく逃走者達。 廊下を曲がろうとした際に出会った、同じく捕獲者として雇われた人物に凶器を手にした姿を見つかり仕留めようとするも逃げられる。 それからバットを手に走り続ければ見つけたのは先程の捕獲者でなくバラバラに逃げたのであろう逃走者だった。 逃走者を捕まえもせずに先に逃げるなんてな もうこの時点で鬼から逃げるというゲームは現実となり、そして逆に犯人にとってはゲームとなってしまった事を示唆する文面として秀逸でしょう。 その後、逃走者に殴りかかるも反撃として突き飛ばされポケットから落ちる紙幣。 本来の目的は金を、100万円を手に入れる事。 それを達成したにも関わらず、この場から逃走をせずに、通報をされるかもしれないというリスクを背負いながら感情のままに追いかけている状況。 非常階段から一階を目指すも事情を知らない逃走者10番に二階への扉へ鍵をかけられた事で犯人はエレベーターへ向かう事となる。 後になってみるとB視点でエレベーターが反応をしなかったのもこの時点と交差していたのかもしれませんね。 そしてB視点で謎だった、何故殺人を犯した犯人の方が瞳を濡らしていたのか。 それは7番の形相が彼の母親に酷似していたからだった。 彼のずっといっていた『あいつ』は母親を連想させる7番の事だった事が判明した際、線が一本に繋がる感覚がありました。 やがて物語冒頭のAの視点に続くように事は進み… ◇A(アフター) 物語は5番と呼ばれた男の視点へ。 その正体はフリーライターであり、今回も記事のネタとして潜入取材をしていたという事。 ありもしない「安心安全保証付き」のスリルとサスペンスを求めた結果が現状を生んでしまったという事。 今思うと、そんなゲームに参加する人間の本音を引き出す為に彼は虎の尾を踏む事になってしまったのでしょう。 まだ彼はあちら側の人間でないとわかる描写として、犯人を殴った際に正当防衛とはいえ自分が人の命を奪う可能性にぞっとした事は気に留めておきたい点。 そして事前に語られていたA視点の空白を埋めるように5番の視界を通じて伝えられる状況。 よりにもよって自分と共に貧困層を嘲笑していた6番が自室に戻ってきてしまった。 そしてその物音は犯人の耳にもしっかり届いており、物語の輪郭から内部を埋めていくように語られていく流れ。 ここで犯人は5番を騙り隣のベランダへと移っていく所までありありと想像ができてしまいました。 「窓の下だ。何色が見える?」 そしてこの発言でようやく犯人には色がわからないという事が判明し、タイトルにあるモノクローム(単色)という部分が回収されましたね。 後日談として語られる犯人の素性。 やはり彼は母親から虐待を受けており、7番を怖がっていたのもそれが全てだった。 凶器のチョイスで趣味の野球と誤魔化すつもりだったのもかつて野球部で活躍をしていたから出た発想だったのか。 そうして、殺意とは伝染するのか。 あの時の恐怖を知らない編集長は他人事として今回の潜入調査がいいネタになったと笑っているけれど5番にとってみればそれはあまりにも無神経すぎる言葉だった。 このままではこの場所でも殺人事件が起きてしまうのか?そう思えば開かれたカーテンから見えたのはヘチマの花だった。 もしも犯人の目にも、また色が射していたのなら? それは何かを変える事ができたのかはわからないとしても、色を希望等他の物の比喩とするのなら。 救いはあって欲しかったと思ってしまいますね。 @ネタバレ終了 物語の仕掛けにまんまとやられた事、サスペンスと言える状況の中で語られる現代でも起こるだろう問題。 色々と考えさせられるものがある作品でした。 それでは面白い作品をありがとうございました。
  • Another OS
    Another OS
    怪談の日だそうなので、ゾクっとしそうな作品をプレイしました! いやあ、イイ鳥肌たちました~~~~~!!! 夏におすすめ!!!! @ネタバレ開始 短文で静々と語られるのが音楽的で、すてきです。 どうやったらこんなじっとりと圧のある文章が書けるんでしょう・・・才能だ!!! 二「一子相伝」の「会える会える」「いない、いない」のこの繰り返しがすごく恐ろしくて素敵でした 四つのお話は、老婆→婦人→母→赤ちゃんと人間の一生を遡るような、 次代のAnother OS への生まれ変わりを示唆するようでした。 あと、一番衝撃だったのが、四の「小魚の脳を」という言葉。 小魚!! マウスでなくもなく、ヒツジやブタでもなく、 あえての小魚というおぞましさ・・・鳥肌立ちました。 感染症という手段もあり得そうなリアリティですし、 ワンネスな世界はもしかしたら全き融合の幸福なのかもしれません。。。 人間の尽きぬ欲望や、未来を考えさせられる作品でした。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました
  • キミのニセモノに恋をする
    キミのニセモノに恋をする
    素晴らしいゲームをありがとうございます。死ぬほど泣きました
  • FILE6
    FILE6
    友人に勧められてプレイ。 面白かったです! いわゆる鬱ゲーですが、なんとなく美しさもあって 理不尽なのに最後までプレイすると、なるほどなぁと納得……。 イラストもきれいだし演出も凝っていてプレイ時間のわりに満足感があります。 キャラが皆魅力的でもっと見ていたかった……!! Windows11の環境に対応していないのか、DL版だと序盤で進行不可になってしまいました。 他の方のコメントにもあるようにブラウザ版をオススメします。
  • 青の雛鳥
    青の雛鳥
    以前からこの作品に何回か挑戦していたのですが、自力だと2つしかエンディングを回収できていなかったのでうーん?となりながら遊んでおりました。 製作者様はちゃんと攻略情報を出してくださっていたというね…。それに気づいたのはもしかしたら数年越しなのではないでしょうか…。気づくの遅すぎない? 無事にすべてのエンディングを回収できたので感想を叫びに参りました。 @ネタバレ開始 最初からマリスちゃんがだいぶお師匠様のこと好きすぎて面白い言動になっていたので、ギャグ系作品なのかな?と思ってましたが、全体を通してみるとそれぞれの過去に向き合うことになる、裏にある背景は結構重たい作品だったのではないかなぁと思いました。ところどころに差し込まれる明るいやり取りで中和されている気がしますが重い。皆元気に生きていてえらい。 コンフィグ画面の青い鳥の引用や閑話を読む限り、師匠にとっての幸運の青い鳥はマリスちゃんだったということですよね…。 物語が始まった時点ではまだ青い鳥と言い切れない存在、青の雛鳥…ってコト!? トゥルーエンドでようやく青い鳥と言い切れる存在になったのかな…?彼らのその後がもっと見てみたいと思いました。 マリスちゃんとお師匠様の愛の重さは「マリス→→←師匠」に見せかけて実は「マリス→→←(←←←)師匠」なのかもしれない…。ノーマル(?)エンディングで見られるようにあのエンドだとマリスちゃんに悟らせないように籠の鳥にしてる感じのやつでしたし…。マリスちゃんに対する気遣いはできているのでまだマイルドなヤンデレ…?ヤンデレというには弱いし優しすぎるかもしれない。 ハッピーエンドは弟子の旅立ちを見送るお師匠様って感じでこれはこれで好きエンドです。なんて爽やかなエンドなんだ…。心配性なお師匠様がおもしろい。このエンドを見る限りだと案外マリスちゃんはホームシックにならなさそうな気が勝手にしています。盗撮写真もあるしそれでなんとかなりそう。逆にお師匠様がマリスちゃん欠乏になってそう(偏見)。 トゥルーエンドは二人で一緒に未来に向かって旅立つことができてよかったね…。って後方何様面で読んでました。ちなみに回収できていなかったのはこのエンドです。 呪いも何とかなったし謎の変質者さんの正体もわかったりアーサーさんの問題も何とかなりそうな感じで色々と盛りだくさんなエンディングだった気がしております。このエンドだけ師匠失格だからサイラスさんって呼んで欲しいってそれマリスちゃんにそう呼んで欲しいだけでは???さすがマリスちゃんのお師匠様ぬかりがないな…。 長文になってきたので以下ざっくりキャラ感想 マリス わーいおもしれー美少女だ!と最初は思っていましたが、物語を通してみるとここぞというときにしっかりと判断できる強い女の子でした。愛嬌もしたたかさもあるって強い。お師匠様が大好きで一途なのもいいですね。彼女ならどのルートでもきっと強くたくましく生き抜いてくれるでしょうという謎の信頼が。お師匠様と幸せに生きてほしい。お師匠様を支える力のある唯一の女の子だと思うので。 サイラス マリスちゃんにとっての優しいお師匠様。顔がいい。きっとマリスちゃん限定で面倒見がいい人。というかマリスちゃんを赤子のころから育てていることから絶対年齢30代はいっている気がするんですがそれ言ったら抹〇されそうな気がしてますすみません。色々と冷たい環境で育って擦れてしまった人な印象。ようやく暖かさに触れることができたのがマリスちゃん関係のことだったのかなと。もしかしたら打算ではない優しさに触れる機会もあったのかもしれないですがきっと気づけない環境だった気がしています。 マリスちゃんが気が付かないうちに外堀埋めてそう(偏見)。 リッケ パッと見とてつもなく怪しい人だー!? たぶん強いんだろうなと思っていましたが本当に強い人だった。ユーモアもあって強いし裏でのサポートもできるとかなんて欲張りセット。陽の者のオーラがすごくて陰キャの私には眩しすぎましたね…。 アーサー 結局君の本名はなんだったんだろうか。もしかしたらなかったのかもしれない。たぶん根っこは優しいんだろうなとうっすら察せられる感じの人だった印象。組織のせいでそう生きることしかできなかった感がすごい。トゥルーエンドではリッケさんあたりにこき使われつつも楽しく生きていって欲しい。 その他の人々 この町基本的にいい人しかいない!幸せに生きてね! エミールの報われない片思いはたぶんマリスちゃんが結婚するまでしてそう。もしかしたら結婚してからもしてるかもしれない。 @ネタバレ終了 短め(?)ながらもぎゅっと要素が詰まった素敵な作品をありがとうございました!
  • キミのニセモノに恋をする
    キミのニセモノに恋をする
    @ネタバレ開始 いやぁ…泣けた。映画見ても泣かなかったこの俺が泣いた。 あそこまで、グッドエンドとバッドエンドの温度差が平均的な作品は初めて見た。 バッドエンドっぽくないバッドエンドも面白かった。もう…最高。@ネタバレ終了
  • オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~
    オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~
    花飛の章からきました! @ネタバレ開始 桜ちゃん、こんどこそ幸せになってほしいなと思いつつ・・・ 天神川孝明、ああああああなったって男は!!!! 髪をかき上げる仕草カッコいいですね、イイ時計してますね~とか、 花飛での印象も悪くなかったので、イイ人なんだろうな、ガンバレ!と思ってたんです。 それがもう、制服姿にノックアウトされました。 からの、お弁当たべながらのにっこり笑顔の破壊力っっ!! ズッキュンなENDをありがとうございます。 満足です。 ・・・ただ、愁にぃの気持ちを何一つ知らぬままなのが、残酷なような、仕方ないような余韻もありました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~
    オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~
    CMコレクションで拝見し、気になってプレイしました! サボテンの花子・・・サボテンの花子ぉ! いやもうこの時点でわたくしのハートは鷲掴みです!このセンス、好き! @ネタバレ開始 お料理男子がわたくしのためにご飯作ってくれる音をきく幸せよ・・・と、穏やかな日常に不穏な気配・・・そうでしたこれミステリでしたね、ワクワク☆ 次第に違和感が積み重なっていく感じが面白かったです。 奏ちゃんがすごくイイ子で、あんなことになってしまうとは・・・(涙) やり方は歪だったけれど、愛に全てを捧げたた悠にぃ、ラストのオルゴールが切なくてよかったです。 @ネタバレ終了 槐夏の章も遊んでこようと思います。 素敵な作品をありがとうございました!
  • メモリーガール【12/12更新】
    メモリーガール【12/12更新】
    最初は少し怖かったのですが…… 切なくて綺麗なお話でした! @ネタバレ開始 ゲーム的なエフェクトや背景でワクワク感が凄かったです! 怪談を集める時にフルボイスになるのも、没入感が凄くてドキドキしました。 素敵な作品をありがとうございました
  • キミのニセモノに恋をする
    キミのニセモノに恋をする
    @ネタバレ開始 自分は覚えてるのに相手は覚えてないって辛いよね。ありふれた状況かもしれないけどやっぱり感動するよね。
  • みえない二等星
    みえない二等星
    構図としては「軽音楽部と天体観測の青春物語×恋愛×ボーイ&ガール・ミーツ・爺さん」という欲張りセット。一本道のノベルゲームである。 星を主題にした音楽はいくつもあるが、「これら三つのジャンルを組み合わせてどうやって話を成り立たせるのか?」という好奇心があってプレイした。 @ネタバレ開始 加賀谷北斗:本作の主人公。幼馴染持ち。何でもそつなくこなせるが、一定のレベルまで行くと冷めてしまう、という少年ジャンプ系の主人公像とは程遠い性格。 高村爺さんと出会ってからは、青臭さのある少年になっていく。そういう意味では、主人公の成長物語とも呼べる。 来瀬美波:本作のヒロイン。クールなイメージ。青春物語と恋愛の側面を担う少女である。過労で倒れてしまった北斗のために自分で弁当を作ったり、カフェのシーン以降はかわいい側面も見せるなど、ヒロイン力を引き出されていくのが魅力的だった。 高村清二:本作のアナザー主人公。深みのある声が印象的だった。最初は星や星座の博識っぷりを披露し、ギターも見事な腕を披露する謎の爺さん。実は妻の死から天体観測をもはや執念と言うべき想いで続けていた、という過去を主人公の追求で認める。最後は余りにも出来すぎじゃない?と思えるほどのドラマチックな死を遂げることに。また、劇中では主人公の追求も不完全なまでは上手く受け流したり、認めた後も「探偵ごっこをするにしては未熟だ」と諭すなど、ただの気の良い爺さんでは終わらず老獪な一面も見せている。 実は私生活はジャンキーであり、「まあ糖尿病になるのもな...」という感想を抱いた(ただし、糖尿病のかかりやすさは体質や遺伝も強く関わっている)。 草間 令人、天宮 奏女、保科 七音:主人公とヒロインの先輩達。おふざけや茶化し担当ではあるが、良い先輩。話の本筋には深く関わらないが、物語の清涼剤として機能している。 @ネタバレ終了 切なく、美しく、胸が温まり、それでいてところどころコメディ要素も程よく混じった良作。読み進める手が止まらずあっという間に完走した。 誤字は数か所あるが、あまり気にならないレベル。ゲーム自体の完成度や声優の演技力も高く、 「これを無料で出来るのが信じられない」 というのが正直な感想である。
  • マナーバトラー礼
    マナーバトラー礼
    @ネタバレ開始 まさかの24話で驚きました @ネタバレ終了 面白かったです!
  • GIRLOOK BOYS
    GIRLOOK BOYS
    日常的に女装していることから、数ある女装ヒロインのゲームの一つとしてプレイした。 Q,やってみてどうだったか? A,一つ一つの話で、感情を強く掻き立てられる作品。二分すると一つ目、四つ目は怖さ、二つ目、三つ目は切なさ。女装ヒロインのバックグラウンドも丁寧に語られている。 @ネタバレ開始 1,愛'm the ラストLOVE 愛が男性恐怖症の主人公に恋愛アドバイスをしていたが、実は主人公も付き合う男性も掌で転がしていた、という話。最後の真相はサスペンスものとは別ベクトルでの怖さがある(ホラーさが強い)。 主人公は愛の気持ちに気づくのか、というか気づかない方が幸せなのか? 2,夜に融ける タイトルの由来は言うまでもなくヨアソビの代表曲であろう。五条は女装アイドルとして人気だが、本性は口が悪くガラも悪い少年。母親には人形扱いされている。 主人公とともに切ない幕を閉じる。 3,papillon まどかマギカの要素を取り入れたような短編。「私」は女装男子だが、宝塚の男役のような雰囲気。マスコットはキュウベエのような雰囲気を感じた。「私」が引退して「君」が魔法少女を引き継ぐことになったが、誰かが願いを諦めて魔法少女という職に殉することがない限り、また誰かが魔法少女を引き受けなければならない。 残酷なものだな、という感想が湧いた。 4,ヒミツのドクオクン スタンダードなヤンデレ展開。ドクオクンが一緒であることに何故こだわるのか、ということが語られる。あとドクオクン、口が上手い。単純な怖さはこのシナリオが一番だが、ホラーみは一つ目のほうが勝っている。 @ネタバレ終了 普通の女装ヒロインもののゲームとして見ていたが、切ない系ゲームが好きなオレとしては、結構刺さった。
  • オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~
    オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~
    槐夏の章に引き続き、こちらもプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 先に槐夏の章で遊んだからか、愁にぃさん怪しいなぁ~と思ってはいましたが、想像以上にとんでもなくサイコパスで啞然としてしまいました……! 桜ちゃん、助かって本当に良かった……!という気持ちと、愁にぃさんの事は色んな意味で一生忘れられないのかな…という気持ちが入り混じっています。 これからは傷をゆっくり癒しながら平和に生きて欲しい……!と心から願うばかりでした。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~
    オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~
    先にこちらをプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 孝明さんの見た目から、マフィアの一員だろうな~と思っていたらまさかの警察官……!?悪そうな立ち絵ポーズ→敬礼のポーズに思わずギャップ沼でした!! お弁当のシーンのスチル、孝明さんの笑顔に思わずキュンキュンしました……2人とも幸せになってくれ!! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • ヒスイノホシ
    ヒスイノホシ
    こんにちは♪ プレイさせていただきました!! とっても綺麗で淡くて、素敵な物語でした。すごく、楽しかったです。 おまけも、とっても良かったです。
  • よぉ!今から俺んち遊びに来ねぇか?
    よぉ!今から俺んち遊びに来ねぇか?
    前作をプレイしてこちらもプレイしました! 全エンド回収が個人的に難しくまだできていないのですが、いくつか見たエンドはホラーらしい展開で、前作よりも作品全体的にもホラー度が上がっていて、「うぜぇぇえ!」と言いつつ楽しみました笑 またエンド回収しようと思っています。 ありがとうございました!