コメント一覧
6079 のレビュー-
ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-前作で楽しませていただきましたので、今作も早速プレイさせていただきました。 今回はナルガに主軸を置いているので彼の過去やそれに伴う感情、そして作戦の立案等前作では知ることのできなかった部分が多く出てきてとても興味深く読み続けることができました。 (回想シーンでは胸が痛くなりました。幸せな時間との落差が……。悲惨すぎないですか) 敵として登場するキャラクターたちとの緊張感のある会話や見応えのある戦闘はもちろんですが、前作のナルガとルーシーのやり取りを知っているほどラストにかけての二人にグッとくるものがあるのではないでしょうか。 二人の心境の変化を見ていくだけでもすごく満足できる作品でした。 @ネタバレ開始 とあるキャラの天使化のシーンは(イラスト含み)すさまじく美しかったです。見惚れて文字送りが完全に止まりました。 このまま前作天使戦のような激しい戦闘シーンがあるのかな? と思いもしたのですが、直前まで人間だったことを思うと天使らしい力を使えないのも納得。 むしろ今作では心理戦や精神面のやり取りメインでしたね。そういうのも好きです。 そしてEDラストからクリア後タイトル画面でのナルガの表情が……。完全にやられました。 これは彼にとっての「答え」を見つけることができたと思っていいのでしょうか。過去の悲惨さを覆すくらいに彼なりの幸せを掴んで欲しいものです。 @ネタバレ終了
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飛びたいの11もあるエンディングの中には、「これは、ギャグ…でいいの…かな?」と思うものから トゥルーエンドを匂わせるものまで。 絶対トゥルーエンド見つける!と思いながら最後までプレイできました! ちょっとギャグチックなエンディングで出てくるイラストが可愛いのなんのって…。 トゥルーエンドも素敵でしたが、可愛らしい絵が拝めるエンドもシリアスエンドも全て素敵でした!
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和泉くんと三姉妹。男勝りだけど掃除・洗濯等の家事は上手いくるみちゃん、ドジっ子だけど料理は上手いしずくちゃん、それにお酒ばかり飲んで何もしていないように見えるけど実は――? というあまねさんで成る美人三姉妹が家政婦として主人公である和泉くんの元へやって来るお話です。 とにかく三姉妹がそれぞれ別のベクトルで可愛くて魅力的で、こんな方々にお世話してもらえる和泉くんが羨ましいです。 基本終始ほのぼのでコミカルですが、根底にあるテーマもしっかりと伝わってきました。 「当たり前」で「味気ない」と思う関係も決して「当たり前」ではなく大切にすべきだということ、幸せの形は人それぞれで一般的な枠に収まっていなくても幸せならそれでいいのだ、そんなことを考えました。 立ち絵のバリエーションやスチルが豊富で、視覚的にもとても楽しめました。 三姉妹のどの方も好きですが個人的な推しはくるみちゃんです! ツンデレっ子可愛い……! 和泉くんのとある秘蔵物が発覚した際のリアクションが特に可愛かったです。 全ED拝見しておまけまで堪能させていただきましたが、それぞれの服装差分や意外な一面が見られて嬉しかったです! 素敵なゲームをありがとうございました!
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愛しのフランケンシュタイン素敵なPVを拝見し、とても面白そうだと思ってプレイしました。 絵が可愛く、背景も細かく、見ていてとても楽しいし、探索しがいがありました。 探索・謎解きパートは、難しいものと、簡単なものが交互で、いい塩梅でした。 最初の街灯で詰みかけたので、心が折れそうでしたが最後までプレイして本当に良かったと思います。とても楽しかったです。 謎解きは単純な探索だけだなく、アイテムを利用したり集めたりと多彩で、これが無料で公開されているのが不思議なくらい完成度が高いゲームでした。 グラフィックだけでなく演出も凝っていて、ヴィジャボードのところや、演劇のところなど、とにかくすごい……(語彙力がなくなってしまうほどすごいです……!) キャラクターが皆個性豊かで、メインの子たちだけでなく、町の人ひとりひとりにちゃんと背景があり、それが裏で繋がっていて、それぞれの話を聞くことでストーリーが少しずつわかってくるのがとてもワクワクしました。 ENDは5種類と書かれていますが、一つのENDにいくつかの分岐があり、どれを選ぶかによって違う内容が知れるのも面白いです。単純に5つだけの回収ではわからないことも多いので、全て回収するのをお勧めします。 @ネタバレ開始 個人的に一番好きなのはペイジちゃんのENDで、彼女の話を聞いた後タイトル画面を見返し、『ほんとだ!! 手が……!』となりました。細かいところまで作り込まれていて感動しました。 @ネタバレ終了 END回収は、ヒントが表示されるのでサクサクと進めることができました。全チャプター解放と12のエンディングアチーブメント回収に8時間ほどかかりました。やればやるほど新しいことがわかっていくので、プレイヤーを飽きさせません。 会話も、選んだ選択肢によって別の内容が用意されており、END回収の過程で別のものを選ぶことで、2倍楽しめました。 少し切なく、それでいて優しいお話でした。 一番好きなキャラはもちろんアダム君ですが、ミゲルさんもツンデレで可愛いです。何かとアダム君の世話を焼こうとするのが微笑ましかったです。 とてもとても面白かったです!
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パーソナル・スペース時系列がバラバラの状態でスタートするので、最初の方は何が起こったのかわからないにも関わらず、プレイヤーを物語りに引き込む文章力と構成力がすごいなぁと思いました。 文字は2行で表示され、読みやすい文章のためサクサク読めるので、読むだけならば2時間ほどで読了できますが、合間にストーリーを噛み締めながら反芻したり、あと情報量が多いので自分なりに整理したり、美しい画面に見入ったりしていたので3時間半くらい楽しみました。 @ネタバレ開始 ラズリちゃんの、可愛い見た目に関わらず、男前な話し方や性格がカッコよかったです。また、強い想いと信念を持って苦境に立ち向かうシロエちゃんもカッコよかったし、可愛かったです。 最後は泣きました……! 「ずっと、まってたよぉ……」のセリフで涙腺崩壊です。 ……完璧なハッピーエンドではないけれど、彼女たちが救われたのならばよかったと思います。美しい終わり方でした。 @ネタバレ終了 面白かったです!
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ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-続編なので前作キャラが出てきて懐かしさがこみ上げてきました。 そしてナルガが頭か良くてクールでかっこいいし、前作より池の通った人間?になったのでとても良方です。 イラストも構図とかセンス良くてまた前回同様ED動画が素敵過ぎて! 前作で私が好きになったラビの話も出てきて嬉しかったです。 新キャラではバルカが癒し系で可愛かったです。 ED動画も前作同様素敵だったしおまけCGが本当にご褒美のような美味しさでした。
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僕らのノベルゲームとても……面白かったです! 創作の楽しい部分と、辛い部分が細かく描写されていて、とくに実況の部分では、私にも身に覚えのある体験だったので辛くて辛くて……。 自分の作ったものを人に見せることの怖さ……それでも物語を作る楽しさ、さらに物語を書く上での制作者ならではの苦悩などもとても丁寧に綴られていて、心に響くお話でした。 私はいつもゲームを一人で作っているので、合作の大変さは想像しかできなかったのですが、やはり考えないといけないことが多いのだなぁと勉強になりました。 しかも、ストーリーから合作するのはとても大変だと思います。分担して書く……なんて! 本当に出来上がるのかハラハラしながら読み進めました。スクリプトに手をつけないまま1ヶ月切った時は『本当に間に合うの!?』と私が焦ってしまいました。 最初は「青春ーーー!!」と叫びつつプレイしていましたが、後半はこの物語がどういう結末を迎えるのか、クリックする手が止まりませんでした。 一番好きなキャラは谷口さんです。最初の方は言うことがきつくて怖かったけれど、とても部員思いで優しいし、人の悪いところもちゃんと指摘できるいい子ですね! でも、タツ君も好きです。軽そうに見えて実は男前な性格! 鬼瓦君もいいですね……! 立ち絵がなかったのが残念(木下にはあるのに……!) その他、演出などについて↓ 用語解説の機能がとても面白いなと思いました。 あと、キャラがよく動くのも興味深かったです。こんなに動かせるんだ……!と勉強になりました。 また、谷口さんの『物語の書き方』説明の場面でも、すごくためになることを教えてくれたので、ひたすらメモを取っていました(笑) 上下が隠れて見えなかったエレナちゃんの顔がぶわっと明らかになるシーンが一番好きです。 丁寧な文章でとても読みやすく、文章力、構成力の高さに脱帽です。とくによく練られた構成がすごかったです。なんどもハラハラさせられました。 とても面白かったです!
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私の兄貴はワンと鳴くとても楽しかったです! お話のコミカルさとシリアスの塩梅が素敵で、テンポが良く読みやすかったです。 読み手側の疑問にも一つ一つ答えが用意されていて、とても後味のよいお話でした。 個人的にポチのムッとした表情がすごく好きです。 笑いあり、涙ありの素敵な作品をありがとうございました!
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と或る男と女の馴初め ver.2
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地下監獄ESCAPE脱出ゲームをあまり興味がなくプレイしたことがなかったのですがなかなかドキドキしますね! 脱出ゲームってこんなに奥が深いんだと感動しました。 最初はでも監獄からの脱出だから罪悪感があったのですが引き込まれていきました。 テンポよく進んでスリルがあります。
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ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-前作からプレイをさせて頂いています。 今回はナルガ視点ということで、彼が頭の中で何を考えているのかが、よくわかりました! と言うのも、前作はルーシー視点だったので、外側からナルガを見ていたんですよ。 するとタトゥーはあるし、すぐ撃つし、頭は良いしで、結構怖い! そのヒヤッとした冷たさの原因は何だろう? と疑問でしたが、冒頭の出来事を知れば納得ですね……。 物語が進むにつれて、ルーシーの存在に絆されていくナルガがたまりません! 料理ができたり、結構世話焼きな面もあって、実はとても人間味のある人なのだなと気づかされました。 天使は相変わらずの天使でしたね。元々の性格が、アレなんだなあ。 それに対して、健気なバルカ君は地獄の清涼剤です。可愛い! ルーシーとナルガ。二人の掛け合いは楽しく、この後どうなっていくのか気になりますね! 毎回肉料理を食べまくるルーシーが微笑ましいです。 私もナルガのハンバーグが食べたい! ありがとうございました!
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トワイライト・ダーク -救われない世界-いや、もう、大好きなので、既にコメント済みだけれどもフェスに合わせてもう一度。 悩み、あるいは性格に問題を抱えた主人公達は、何らかの形で「死」と「とある石」に関わる。ルートが成功だろうが失敗だろうがかまわずに主人公を変えながら進んでいく物語、選択肢によってキャラクターの内面が見えたり見えなかったりしておもしろい。 難を上げるのならば、UIがデフォルト(?)でちょっと分かりづらいかなという所と、キャラクターの行動が少々トンデモである所。ただ、後者は作品の特色でもあり良いアクセントになっている。 こちらの作品から初めても大丈夫なのだけれども、興味を持たれた方はぜひ前作「トワイライト・ダーク -ヴィーナスの金曜日-」もプレイすることをおススメ。 白衣を着こみ、例の石に似た瞳を持つ少年の正体……次作で分かるのか? とても楽しみ。
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僕らのノベルゲームこのような題材は作るハードルが高くなりますが、作品への熱量を強く感じました。クリエイターの苦悩がいい具合に描かれていて面白かったです。ゆっくりとプレイしたので1週間かかりましたが、後半は一気にプレイしました。ファンアートは猫コスプレの谷口さんです。谷口アフターお待ちしてます。
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1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)オレンジ色と青色が印象的な作品。 ネタバレという訳ではないのだけれども @ネタバレ開始 死を覚悟した後の記憶、それがこんなにも穏やかで鮮やかであることが、物悲しく、そしてやさしい。変えられない結末――物語の受け取り方はまさに万華鏡かしらん。 @ネタバレ終了 短い作品なので、まずは体験していただきたい一品。
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怒ると死にます。ゲームを開始直後に主人公の中二病感に不安を覚え、進めてみるとやはりのトンデモ設定。いや、ゲーム説明を読めば分かること、問題ない。 かわいいヒロイン、ヤバい医者、どことなく(?)懐かしさを感じるギャグセンスにテンポ良く流れる会話。不意に襲来する選択肢を叩き落としエンディングにたどり着くと、成し遂げたという満足感でうれしくなる(特に難易度「難」)。何だかんだでお話がしっかりしており、引き込まれた。 AUTOを使用して横目で見て進めているとやらかすので注意。 エンディング後のタイトル画面が大好き。
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神隠姿:月待望の神隠姿二作目! 文章が簡潔に且つシンプルに纏まっているのと、ストーリー自体がサクサクと進むためノベル系のゲームが苦手な人でも非常にやりやすい。一応前作をプレイしていなくても今作品は十分楽しめる。が、前作との伏線がありとあらゆる場所にあるので、一度プレイしてる人は滅茶苦茶楽しめると思う。特に最後の所とかは「ンアスンゴイシッテルコノヒトォ!!!」と湧き上がるものがあるので、是非まだ前作をプレイしていない人はやってみてほしい。「まさかお前が……?」ともなるし「アッなるほどね理解した」って感じにもなるしで最高に面白くなる。 実写映像も中々に雰囲気があって好きなので、これからプレイする人は是非映像にも注目してほしい。 あ、ちなみに個人的な事なんですが私はチーちゃんと山田さんと前作なら山荷部長が好きです。
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パーソナル・スペース
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泣けない兎2昨年公開されました「泣けない兎」の続編ということで、プレイするのを楽しみにしておりました。 まずは今回から本格的に登場する白夜くんがとても魅力的な子で素敵でした……! 年端も行かない男の子なのに大変ハイスペックでしかも可愛らしく、包容力がとてつもないので笛ちゃんが甘えてしまうのもうなずけます。 基本的に敬語というのも個人的に大好物です。 しかしそれらの理由を考えると閉口してしまいます……。 今回のストーリーのメインは笛ちゃんと白夜くんの出会いとそれからのエピソードとなっており、基本的に穏やかではあるものの時々垣間見える不穏さにある程度覚悟はしていましたが、やはりあの結末には心が痛みました。 笛ちゃんが白夜くんのために願った望みの結果に対するシーラさまの問いに、不器用ながらも自分の根柢の思いを認めて口に出すことが出来た笛ちゃんの、その一生懸命さと愚直さにはとても好感が持てました。 何だかんだ言って笛ちゃんを導いてくれたシーラさまもさすがは女神さまという感じで好きです。 これからあの2人がどうなっていくのか、とても楽しみです。 2人に光あれ……! 素敵なゲームをありがとうございました!
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ルサールカ現実でもありそうな不気味な短編。 綺麗なお姉さんが出る方の選択肢はグッドだと思ったのですが、勝手にそう決めつけただけで実際には分からないままじゃない…?となって背筋が寒くなりました。
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真夜中の学校前作に引き続き、怪異をめぐるお話で、直接的な怖さはないけれど、少しゾッとするお話でした。 ほの暗いけれど可愛いイラストが、逆に怖さを引き立てている……。 個人的な好みですが、進行に合わせて日記が解放されていくシステムがとても好きなのでワクワクしました。少し妖怪に詳しくなれたし、面白かったです。 ただ、『ヒナちゃんは、何故そんなに憎まれていたのだろか……?』と気になりました。 『気持ち悪いと言われる』や『こっち側の人間』という描写があったので、性格か、性質か……(それとも、足の包帯? 怪我? どうしたのでしょう……?) 何か、人と違った部分があったのだろうと思うのですが、『違ったものを排除する』人間の醜さを改めて突きつけられたような気がします。 あと、私だけかもしれませんが、七ノ怪をものすごく探し回りました(笑)無事見つけられて良かったです。