heart

search

ティラノゲームフェス2021参加作品

8568 のレビュー
  • 八月は星の調べの館から【Ver.2.0】
    八月は星の調べの館から【Ver.2.0】
    音楽一家の館が舞台ということで、BGMがとても良く、各場面転換やピアノを弾くときなど物語に引き込まれていきました。 殺人が起きない日常ミステリーということで、犯人や動機などをいつもと違う形で推理するのでとても新鮮でした! @ネタバレ開始 犯人の動機は全く読めなかったですが、1日演奏がずれるだけでも光ちゃんが嫌な思いをしたからと捜査をする主人公が良かったです。 また友人の槙のことも配慮してるので、主人公と光と槙の3人の関係性がよく描かれてたと思います。@ネタバレ終了
  • 魔法学園 進級試験
    魔法学園 進級試験
    育成、バトルはもちろん、ミニゲームやストーリーも目一杯楽しめる盛りだくさんシミュレーションゲームでした。とっても楽しかったです! 育成は考えて計画的に進めると、ちゃんと強くなったのをバトルで実感できる絶妙なバランスなのがとても良いです。すごく考えて作られたゲームだ!と感動しました。ミニゲームも作り込まれていて楽しかったです。倉庫番的なゲームを初めてちゃんと遊んだのですが、うっかりハマって延々やってたのは私です。 ストーリーも入りやすく魅力的で、みんなと仲良くなれるの嬉しくてにこにこしていました。オットーくんが好きです! あと10時間遊びたい〜!という気持ちになるほど面白いゲームでした。ありがとうございました!
  • キミに心臓をあげたい
    キミに心臓をあげたい
    今までやってきたゲームで一番泣きました 最高な感動をありがとうございます!
  • 死に戻り階段
    死に戻り階段
    感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 その階段を一段下りれば死人ですら生き返るという死に戻り階段。 タグにもありますが、ホラーやオカルト要素が強めな世にも奇妙な物語という印象が強い噂話ですね。 そして、その真相は一体何なのか? @ネタバレ開始 あなたの地元に有名な心霊スポットはあるだろうか、という文言から始まり主人公の地元に存在する神社…天妙神宮についての紹介へ。 神社に到達するまでは600を超える階段を上る必要があるという、思わず階段の数で有名な金毘羅さんでも大体どれ位だっけ?と思うそれは人を遠ざけるのも無理はないだろうという立地。 (金毘羅さんは奥社に行かないなら785段で済むらしいので、そう変わらないとしたらかなりのハードモードでしょう) それだけでなく、昔から語り継がれている噂として山の麓から天妙神宮へと続く階段は通称「死に戻り階段」と呼ばれている事。 その階段を一段下りればたちまち一年若返り、死人ですら若返る。 この情報だけでも不思議な場所という印象はありますが、夜になると悪魔が下りてきて悪い子を見つけて食べてしまうという大人が子供に言い聞かせるような話もあるようで。 さすがに悪魔云々は作り話としても、若返り効果のある階段という点は興味深い話です。 しかし、主人公も小学生の時に試してみたけれど何も起きず。 その段数から運動部がトレーニングに利用しているようですがやはり何も起きていない。 様々な人が噂を確かめようとしては失敗に終わったようで、若者の間ではあくまで雰囲気を楽しめる肝試しの場所程度の認識になっているようです。 そして、どうしてそんな噂ができたのか… 「一緒に階段を下りた相手と恋が結ばれる」という今までの要素と何も関係がない新しい噂までできている始末。 その効果があるかどうかはさておき、主人公も今年の肝試しは女の子からのお誘いを受けているようで楽しみにしているようですね。 だけどそんな時に限ってというのか、肝試しを運営するオカ研の人員が足りずに手伝って欲しいと頼まれてしまう事に。 ここで断ると本編にいけないでしょうが、まぁエンドは全部回収予定なので初手は断りましょう。 と、選択をしたら…いきなりゲームの種類が変わった!? この萌えっ子ちゃんなきゅ美って誰!? 恐らく肝試しがきっかけでその時の女の子と結婚し娘ができたのでしょうか。 新しい噂が本当になってしまった…とぽかーんとしていればまた場面は変わりニュースが。 「時任グループの社長、時任定雄さんが行方をくらませてから今日で一週間が経過しました」 何やら事件は起きているようですが、主人公の平穏な日常に関わりはなく。 娘とお風呂に入る流れでエンドを回収。 という事で先程の分岐へ戻り。 手伝いを引き受ければ驚かし役を引き受けたのは主人公だけのようであり、主人公を誘ってくれた女の子は別の人に声をかけたようでした。 問題は、その人物がこちらに手伝いをして欲しいと頼み込んできた帯山田であり…3年生特権として参加者側を楽しむ為だったであろう事が判明。 どうみても女の子とイチャイチャする気だろう帯山田を置いて帰宅する流れへ。 すると、いかにもホラーなBGMと共に登場する当初主人公と肝試しに参加する予定だったきゅみ子ちゃんが登場。 母親の名前からとって娘はきゅ美になったのか…なるほど……なるほど? DNAの法則をガン無視してそうだなぁとか色々思う事はありましたが、まぁ結果的にこれは断って正解だったなと今度こそ帰宅。 翌日、驚かし場所は自分で探すという事で現地に向かうもやはり体力的にここまで来るのは大変だったようで。 600段以上を上るとなると、これは肝試しに参加する方も運営として驚かす方も先に体力がなくなりそうだなぁ…とぼんやり心配になりました。 資料によると、毎年賽銭箱が驚かし場所として使われているらしい。 人が隠れるのに向いている位のサイズらしく、毎年使われているという点で新鮮味には欠けるも候補として加える事に。 山門へ戻り、順路として肝試しの際には全員がここを通るので開始早々驚かすには結構良いかもしれないと考えていると誰かの話し声が。 三人分の声が聞こえ、内一人はこの神社の神主でありどうやら案内をしている様子? それ以外の二人は男女が一名ずつで何と芸能人のようでした。 『白い肌は白い化粧品から』 という彼女が出ているだろうCMのキャッチコピーと共に紹介される女優、千堂かなこ。 見た目なかなり若々しいですが、今年で44歳というどうみてもありえない年齢に驚くしかなく。 男性の方は現在放送されているライダーシリーズの最新作に出ている俳優であり、彼がペットボトルの水を飲むとまたもや宣伝のようなカットインが! 色気がすごすぎて子供に悪影響を与えると苦情が殺到したミネラルウォーターのCMが目の前で再現されているという、これまた凄い物を目撃してしまったようで。 こそこそと彼らの様子を見ていれば、参拝を済ませた3人は会話をした後にかなこさんが何かを神主に手渡し2人はもう帰っていくようでした。 ここで、神主と芸能人2人のどちらを追いかけるか?という選択肢になりますが…。 普通なら野次馬根性として芸能人一択と思われるのに、神主を追いかける事に何か意味があるのか? 結果として、神主を選ぶと彼が何かを食べているのを目撃する事に。 先程手渡されたのが食べ物だったのか? それにしてもこんなにすぐに食べるのもおかしな話だと、少しからかうつもりで声をかけてみれば当然エンド回収へ。 エンド名が「見てはいけないもの」という事から何を食べていたのか不明ですが、明らかにホラー的な意味で何かがあるのは違いない。 一般人らしく芸能人の方を追いかけようとすると、何と山門あたりで2人がキスをしている場面を目撃してしまい…。 これは熱愛シーンを見てしまったか?と思いきや、直後にかなこさんが階段を一段下り…一緒にいたはずの彼は消えてしまった。 その場に残るのは彼がいたという証拠の衣類や時計のみ。 それを拾い集めたかなこさんは神主のいる本殿へと引き返していく…。 一体何が起きた…? 怖くなり階段を一気に駆け下りていく主人公。 その途中で思い出したのは、死に戻り階段に関するまだ語られていなかった方の噂。 しかし、1年若返るごとに自分に近しい人物が1人失われる。 だけど、ただ下りるだけじゃ何も起こらない。 若返るには、悪魔の協力がいる。 つまり、この階段を試した人達はこの条件を満たしていないから何もなかっただけにすぎなかった。 何故子供への脅しにしても神社へ続く階段に悪魔の噂がくっつくのか? それが宗教的にも噛み合わないだろうと疑問でしたが、元々あった噂の全文を知ればその意味はしっかり理解ができました。 神主を追いかけた場合、彼がかなこさんから受け取った何かを食べていた事。 連れが消えてから、まるで証拠隠滅のようにその場に散らばった衣類を集めた彼女が再び本殿へ引き返していった事。 そして、何故44歳の彼女があんなに若々しいのか…。 噂に出てくる悪魔は神主であり、その悪魔の協力があってこそかなこさんの若さは保たれていた…? ここで主人公から物語はかなこさんの視点へと変わり、何があったのかが明かされていく。 生き物なら逃れない定めというべきか、かつて世のすべての男性を虜にしていたかなこさんも加齢には勝てなかった。 沢山の男性に囲まれていた日々もいつしか過去の話となり、かつて自分のいた位置には若い子が抜擢されるように。 SNSに流れるコメントも、すでにかなこさんは過去の人だというような内容が流れており彼女を苛立たせていく。 私だってあの頃のように若ければ かなこさんは30手前という年齢から訪れる現実を受け入れられなかったのでしょう。 確かに若いというのはそれだけで財産ではありますが、年齢を重ねても活躍されたりその年齢だからこその美しさを出せる女優さんというのは存在すると思います。 そう考えると、彼女にとって一番の武器が若さだったのではないか?とは思いますが…それはそれで受け入れがたい問題かもしれません。 そして心がすさんでいったある日、とある心霊番組…というよりは川口浩探検隊を連想させるような番組? によって若返ると噂の階段についての存在を知る事に。 普段ならただの噂でありくだらない番組と流してしまうような事でも、本当に若返りの効果があるならと番組で紹介された現場へタクシーで向かうかなこさん。 道中、栄光の日々が忘れられずそれが失われていく絶望やその結果として「若返り」に執着する事に思いを馳せる場面があり。 栄光というのはそれが強い刺激であればある程脳を麻痺させる麻薬のような効果を与えてしまう以上、忘れられずに執着するのもまた人間の性というべきなのでしょうか。 5年前に稼いだお金を様々な美容品や温泉などといった若返りに効果があるとされる物に費やしてきたけれど、一時的な効果はあっても維持をするには大量のお金が必要になってしまう現実。 よく名前を聞く美容手術等、そういった美容関連の物だって定期的に摂取しなければいけない以上お金で買える若さの延命はそれだけ莫大な対価がかかるのが前提でしょう。 だから結局はどこかでみんな気持ちに折り合いをつけて受け入れるしかない、もしくは少しでも遅らせるような比較的継続できる習慣や品を取り入れる事で抗うしかない。 女性として、彼女の気持ちはわからないでもないですがこれは一度強い刺激に脳を焼かれた故…とすればこの後の流れも含め当然の結末だったのだろうと思います。 あの600を超える階段を上るも0時過ぎという事もあって入口である山門は閉じており、どうしたものかと思えば中から出てくる神主。 何故かかなこさんがくる事を知っていたような口ぶりであり、彼女が人違いではないかと疑問を口にすれば…目の前の神主の姿は悪魔に豹変していた。 それを見て、思わずうっとり魅せられたと表現した時点でかなこさんは完全にこうなる運命というのか引き寄せられてしまったのでしょう。 人間の作る若返りに効果のある商品ではあくまで一時的な効果しか得られない。 けれど、目の前にいる悪魔の力を借りれるならばそれは間違いなく可能であるという確信。 契約の証として、自身の血を与える事で若返りの権利を得たかなこさん。 しかし、その為には自分に近しい人間を1歳につき1人犠牲にしなければならない。 階段の下で待たせていたタクシーでそのまま実家へ向かい、翌日に家族旅行と称して両親を生贄にしたかなこさん。 2歳の若返りによって最近の悩みであった肌のトラブルがなくなりハリも戻っている事を確認する。 ここで、両親が服だけを残して消えてしまったという事実でなく即座に自分の顔に触れ効果を試しているという時点で行動が起こせる時点でそうであったとしても、もう人としての心は残ってないのだなとわかる場面ですね。 そうして、5年前の美しさを取り戻す為に残り3人を捧げたかなこさんは年に一人を捧げる事で若さを維持し続ける事に…。 そこから20年が経過し、再び周囲にもてはやされるようになったかなこさん。 かつて自分の代わりかつての代表作でヒロインを演じた若い子だって、20年が過ぎれば時の流れに従い40歳位にはなっているのでしょう。 もう私より見た目のひどいおばさん、と言うかなこさんの心境は完全に若さを維持する事に執着した何かであり。 そんな中、かつて交際をしていた時任さんともう一度交際を開始する事に。 かなこさんは若さを維持していても周囲の人間は当然ながら年齢を重ねる以上、彼は50歳間近というかなこさんが本来の年齢相応であればそこまで見た目や年齢差もないだろう方でした。 いつしか、彼がかなこさんにとって一番近しい人物となっており年に一度の生贄を捧げる時期が近づいてきてしまう。 時任さんは若さやルックルといった魅力がある訳でないけれど、何故か惹かれてしまう対象であった事。 もし、自分が若さを維持できれなければ彼は別の女性に乗り換えてしまうのではないか? だけど、生贄の条件である近しい人を捧げるという事は彼を失う事を意味している。 これまでならば、若返りの為なら誰だって生贄にしてきたのに初めて生じた迷い。 歳を取りたくない。しかし、時任さんを失う事だって嫌。 けど、自分が結婚を迫っても暗い顔で断る彼を繋ぎとめるには若さが必要なのではないか。 判断を迫れる場面となり、彼を生贄にするかどうか選択肢として選べるようで…。 ここが、もう手遅れながら人間として最後の…本当に最後の一線を守れる場所だと「生贄にしない」事を選べば。 それにも関わらず彼に別れを告げてから3日後に、何故かニュースとして彼が亡くなった事が報道され…。 かなこさんと交際していた事から彼女は警察から話を聞かれる事になり、周囲にも何故か彼女と付き合った相手はみんな死んでしまうという噂で盛り上がる始末。 結果、彼女は若さこそあっても誰も寄り付かないままここから本来の年齢へと近づいていく事になるのだろうという終わりへ…。 時任さんに関するニュースは最速で回収できるエンドでも見かけましたが、こういう繋がりを持っていたのだなというのが驚きでした。 では、結局亡くなってしまうのなら生贄にしても結果は変わらないのではないか? …強いて言えば、死体は残らないので失踪という形になるのでしょうが。 その答えを知る意味でも今度は「生贄にする」という選択の方へ。 かなこさんとしては、彼を生贄として自分の中に取り込んでしまえば自分の中で生き続ける事になるという結論に至ったようです。 そして、彼の体液を手に入れたから翌日に処刑台への道とも言える階段を上る事に。 山門には毎年の事だからか、待ち受けている神主こと悪魔の姿が。 かなこさんから体液の入った瓶を受け取ると、悪魔はこんなものを持ってくるとは珍しいと笑いだし。 「よほど彼のことが好きなんですねぇ。でもそんな彼ですらあなたの執着にはかなわかなったようだ」 ここは人間の行動を観察する悪魔としてはまさに面白い部分でしょうね。 そして、そんな悪魔の笑い声が今日に限りひどく耳障りに感じたかなこさんは悪魔をせかし、悪魔が瓶を丸のみにしたのを確認するとすぐに時任さんの手をとって階段を一段下りてしまった。 隣に散らばる彼の衣服。 頬を涙が濡らし、やはり彼を失いたくなかったという気持ちは本物だったのだと感じながらもいつものように衣服を回収しようとそちらへ視線を向ける。 すると、衣服に隠れて白い封筒が落ちているようで…彼の持ち物だったのでしょうが何が入っているのか? それに手を伸ばそうとした瞬間、かなこさんはバランスを崩して階段を転げ落ちてしまう事に。 毎年この階段へ向かう時にはいつもスニーカーを履いていたのに、何故か今回ヒールを履いていた事に気づかなかった事。 そのせいで簡単にバランスを崩してしまった事。 さらに、階段を転げ落ちる中で彼女の体に起きる変化。 階段から落ちる度、下る度にどんどん体は若返っていき子供の姿へ…そして、最終的には赤ん坊の姿へまで変化してしまい。 そんな彼女を見下ろした悪魔は、赤ん坊となった彼女を食べてしまうという結末へ。 悪い事はできない、人の命を奪い続けてきたのだから奪った人数を考えればむしろ食べられるだけで済んだのはまだ軽い方ではないか?までありますね。 (その後がどうなるかはわかりませんが) 彼女が最期に目にしたのは、悪魔に踏みつけられ汚れてしまったあの封筒。 これが何だったのかは次の視点、時任さんで語れる事に。 21歳の若さで企業をしてから28年間、忙しい日々を送るも日本を代表するような大企業まで会社を大きくする事に成功した時任さん。 海外進出も視野にいれ、さらなる躍進を…と思っていた矢先に発覚してしまう自分の病。 ステージ4まで進行した癌、他の臓器にも転移しており余命は長くとも3ヶ月という絶望的な状況。 初期ならばまだどうにかできたかもしれませんが、末期の癌となるとさすがに生存は絶望的でしょう。 投薬を行うも、それに伴う副作用に苦しむ日々。 余命とされた3ヶ月後はアメリカの大手メーカーと交渉をする日であり、会社が海外進出をする上で重要な日と言えるでしょう。 だから自分以外に任せる事はできないと、何とかならないかと情報収集をし病気を治せないかを考えるもそこにあるのは気休め程度の文章に重い現実だけ。 なので、通常ならおとぎ話で済ませてしまうような事にも縋りたかったのでしょう。 不老不死・蘇生・タイムスリップ・若返り、どれも非現実的でありながら病気が治らずとも命さえ延命できる方法があればと検索を開始する時任さん。 そこから得られる情報は怪しげで詐欺のような物ばかりでしたが、その中の1つに目を奪われる事に。 それは、かなこさんも見たあの番組についての画像投稿であり取り上げている人も明らかに馬鹿にしたネタの扱いでしかなく。 けれど彼もまた、B級にも満たないテレビ番組だという事を頭では理解しつつも病院を抜け出して現場へ向かう事に。 もはやあの脅威の段数の階段を上るのも苦しい体でこそあれど、真相を確かめるには実際にこの先へ行くしかないとふもとまで到着したところでかけられる声。 振り向くとそこには、あの悪魔である神主が立っており彼がくるのをわかっていたかのような態度でした。 悪魔が契約についての条件を説明し、それに対しどういう意味だと返そうとするも激しく咳込み吐血をしてしまう時任さん。 「これが答えだ、俺には時間がない」 そして、先程の吐血で付着した血を差し出し契約は完了。 ここでわかる新事実として、どうやら悪魔と契約をしても寿命そのものは延ばせないらしいです。 時任さんの寿命まで残る時間は2ヶ月と17日。 寿命は49年と5ヶ月と16日8時間14分。 悪魔の行う若返りとは、他人の命の蝋燭から蝋を奪い取りつぎ足すという事。 しかし、最大値を延ばす事はできないのであくまで寿命の範囲内で若返りをするというのができるのみである事。 だから彼は、どれだけ若返り病に気を付けていても決まった寿命からは逃れる事はできない。 死因が現状なら病による物ではあれど、もし結果を変えようと病にかからなかったとしても別の死因になるにすぎないというだけ。 そして、自身が悪魔と契約をしてしまったという事実を認識した瞬間光を失い。 再び気づいた時には、階段に散らばる26名分の作業服と両親にプレゼントしたおそろいのコートがそこにあった。 次からは階段を上れるだけの体力は残しておいて欲しいという悪魔の発言から、恐らくそのままでは階段を下る以前に最上段までいけない彼の為に悪魔が初回サービスをしたという事でしょうか。 そこから意識を失い、目を覚ますとそこは病院ではなく自分の部屋でありいつも着慣れたスーツを着ようにも何やら違和感がある。 28年分の若返りを果たした結果、時任さんは当人でなく息子として新社長という立ち位置を演じる事になったようです。 悪魔が巧い事細工を施したのか、それに対する違和感を誰も持っていないようで成功はしたのでしょう。 部屋で一人になってから思い返す過去の記憶。 娘が生まれたらパパはすごい会社に勤めているんだと自慢したいと言っていた社員がいた事。 会社を大きくするまでの苦楽を共にしてきた社員たちの言葉。 たった一代でここまで会社を大きくした事。 そして、その過程で彼は自身が周囲にも恵まれていた事を自覚していた事。 そんな大切な存在を、自身の延命の為に生贄としてしまった事実。 それはあまりにも辛すぎる為か、心を蓋をする事で封じてしまったようであり。 犠牲にしてしまった者達の為にも、ここでこの時任グループを終わらせる訳にはいかないと前以上に仕事に没頭する時任さん。 しかし、そのまま次に迎える予定だった本来の寿命で次世代にバトンを繋がれば良かったのでしょう。 けれど彼は最初に犠牲にしてしまった物達の為にも仕方ないと言い聞かせながら、それから20年ごとに若返りを繰り返すようになってしまった。 繰り返すうちに、罪悪感も薄れ金におぼれてどんどん心がすさんでいくように。 最初は本当に会社の為だったのだとしても、2回目の若返りを選んだ時点で会社はすでに海外進出も果たして起動に乗っており後任を探すなり育成する時間もあったでしょう。 なのにそれをしなかった時点で結局は会社でなく自分の為でしかない形になってしまった。 はたして彼がもう何回目の若返りをした頃だったのでしょう。 CMに起用する芸能人を選ぶ際に、彼がかなこさんと出会ったのは。 まだ若返りに執着をしていない見た目のままの若さだったかなこさんとの触れ合いで、時任さんは幸せという物を感じるようになった。 そして、彼女のまぶしい笑顔に触れていると自分がとても醜悪なものに感じてしまいやがて距離を置くようになってしまう。 ここがかなこさん側でいう、年を重ねた結果人が離れていった時期と重なってしまったのが一番の不幸というべきなのか。 彼女に深い勘違いを与える事になったのを知らないまま、別れてしまった事が最大の分岐点だったというのが物悲しいですね。 彼女と過ごした時間を思えば、いくら仕事の奔走してもすでに若返りたいという願いは持たないようになっており。 余命が一年となるも、もうすでに自分は本当の生きる意味を見失ってした事に気づいてしまった時任さん。 そのことに気づかせてくれた彼女に最後にもう一度だけ会いたいと接触をしてみれば、彼女はあの頃と同じ姿をしていた。 そして、一度だけと思っていたはずなのに彼女と過ごす日々があまりにも魅力的だった結果再び交際を再開してしまう。 彼が結婚を承諾できなかったのは、もうすぐ自分が寿命を迎えると知っていたから。 …本当に、もはや手遅れ過ぎる展開が続いた結果の結末であってもここでもし余命の事を正直に伝えていれば彼女はまた違った選択を取れたのかもしれませんね。 やがてやってくる終わりの日。 彼女から、明日行こう誘われたデート先はあの死に戻り階段がある天妙神宮。 彼女も自分と同じく若返りの契約をしていたからこの姿を保っていたという事に気づき、次は自分を生贄にしようとしている。 果たして愛した女性からそんな提案をされたら、自分だって沢山の命を生贄に捧げた身でありながら何を思うのか? 素直に考えれば、因果応報でしょう。 他人の命を奪い続け、ありえない延命を繰り返した者が今度は奪われる側になるだけ。 その彼女と疎遠になった間に、彼女に何があったのかはわからずとも同じ穴の狢がこちらの命を狙っている事に違いはない。 もしも、彼女を恨んだら? 彼女が自分に近づいてきたのは全て生贄にする為の条件を満たす為だった。 生贄にできるのは、近しい者である以上対象とある程度仲を深めなければならない。 すでに20人単位を何度も繰り返していた時任さんにとっては、彼女も同様の悪人であり最初の出会いから全てが演技だったと思ったのでしょう。 …本当に、最初の出会いの頃はまだ本来の彼女であったと知らないまま。 そして、悪魔の言葉を思い出し復讐の方法を閃く流れに。 契約者を生贄にした場合、若返った分だけの寿命を宿している事。 つぎ足された他人の蝋は溶けだすと、元の人間の蝋燭を太くしていく事。 本来の太さよりも、継ぎ足し溶けた分だけ段々上塗りをされ…コーティングされた結果肥えていく魂。 それは悪魔にとって、とてもやみつきになる程美味であるという事。 これまでに大量の命を生贄とした彼を生贄とすれば、存在すらも消えてしまう程に若返ってしまうと思いつくや否や音も立てずに玄関へ向かい。 靴箱にある彼女のスニーカーをすべて回収し、彼女が当日安全に階段を歩けないように仕向けたのは彼だったという事がわかる結末へ。 最終的に彼女が悪魔に食べられる終わりと繋がるのはこちらなのだろうと納得しかありませんでした。 では、すべてを受け入れたなら? 再会した時、何故数十年が経過しても同じような若々しさを彼女が維持していたのか。 明確に言葉にはされませんでしたが、やはりという言葉が出ている事から薄々予想はしていたのでしょう。 それでも、自分の残されたわずかな時間で愛する女性の望みが叶えられるならば少しは醜悪だった自分の人生にも意味があったのかもしれない。 彼女は生きる目標を見失った自分にとって、生きた意味を与えてくれたのだから。 彼女の人生に意味を与える事が自分にはできないのは残念であっても、命を差し出す事で手助けは出来る。 だから、彼女の寝顔を眺めながら大切な事を手紙に書き残す事を選んだ。 感謝の気持ちや、自身が契約者である事。 自分が消えた後はそのまま階段を下りるのではなく、急いで儀式の終了を悪魔に告げなければならない事。 明日、階段を下りる直前に…自分が消える直前に彼女に手渡そうとポケットに忍ばせて。 しかし、このルートでもやはりかなこさんは何故かスニーカーでなくヒールを履いており最終的に手紙の中身は不明のまま彼女は悪魔に食べられてしまう。 このエンドを迎えた際は、スタッフロールの曲も相まってとてもしんみりとした雰囲気があり好きです。 隠されていないはずのスニーカーは何故選ばれなかったのか? それも含めて悪魔が仕組んでいたとしたらまさしくエンド名である「届かぬ想い」なのでしょう。 今まで、この契約を求める人間を察知していた事を思えばこんなチャンスを逃すとも思えないですからね。 因果応報として美しいのは、かなこさんの末路がわかるルートを経由している以上エンド5までがワンセットという扱いに思えます。 だけど、時任さんがどういう人物なのかを考えるとエンド6が正規であって欲しい気持ちはあります。 そして、かなこさんの魂を食した後であろう部分から再び続きがあり…天使襲来のファンタジー展開へ!? 天使により悪魔が退治される展開になるかと思えばそんな事は全くなく。 そういえば堕天使って悪魔の事だったなぁと思い出しながらエンド名を確認。 今後また天使に見つかる事がないよう、より強い結界を張り直し今後も悪魔はこの場所で若返りを願う人間を待ち続ける。 しかし、今思うとあの心霊番組に関する情報を見た二人が見事に引き寄せられた事を思うとあれも悪魔側が定期的にそれで引き寄せられる位強い若返りの願望を持った人間を集める為の罠だったのではないか? 二人があの番組の情報を知った時期は全く違うタイミングだったと思うと、とてもピンポイントすぎますし何か仕掛けがありそうに思います。 と、ここまでしんみりした物の 残りの回収してないエンドがある事に気づき結構初期の方に見逃しているのを攻略情報から把握しました。 サッカー部に混じって運動ヤッホーイ!という平和な終わりに、盛大に何も始まってない!! とはなりましたが…このエンドの時だけはエンド1と違ってニュースも把握しておらず芸能人がくる事も観測をしていない。 つまり、考えようによっては何も起こっていない一番平和な世界ではないか? という現実逃避をする形で締める事となりました。 @ネタバレ終了 くれぐれも、怪しい噂とおいしい話にはご注意を。 なんて事を微笑みながら、口の前で人差し指を立てつつ言いたくなるような物語でした。 この度は面白い作品をありがとうございました。
  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    作品の雰囲気とタイトルから以前から興味があって今回プレイさせていただきました。 『エフェメラは軌跡を描く』をプレイして、今作の『暗がりビオトープ』もですが、どんな内容なのかと興味をそそられる魅力的なタイトルの付け方がお上手だなと感じました! @ネタバレ開始 90年代の当時のゲームセンターということで、少し時代が違いますが私も学生時代によく通っていたので作中の雰囲気に懐かしさを感じました。 冒頭で描かれる閉店シーンは、地元のゲームセンターが閉店する知らせを聞いた時の自分を思い出し、ユーキの気持ちに深く共感しました... デザインはレトロを感じさせる色合いで、シルエットも登場人物の特徴をしっかりと捉えていて、BGMと合わせて作品の雰囲気がとても良かったです。 途中でユーキが女の子だとわかり少し驚きましたが、でもこれもまたシルエットデザインだからこその仕掛けというか面白い演出だなと感心しました。 システム面ではTipsの情報量の濃さが想像以上で、知らないことが多くて目から鱗でした...! 物語を読み進めるにつれ、サクラバさんやヒジリサワさんなどラックでの人々の出会いをきっかけに変化していくユーキの姿に微笑ましく感じ、ご両親のシーンやミホさんとの別れのシーンは子供の複雑な心情が繊細に描写されており、まるでドラマや映画を観ているかのような感覚に陥りました。 サクラバさんの手紙のシーンもお互いの気持ちが理解できるが故に切なさを感じ、ラストシーンでは寂しさを感じながらも、見覚えのある姿に心温まる気持ちになりました...! 筐体盤面や作中の背景を用いたエンドロールも洗練されていて素晴らしかったです...! @ネタバレ終了 薄暗い小さな空間の中で人々の繋がりを感じるノスタルジーな作品でした! 素敵な作品をありがとうございました!
  • 私を人間にしてください
    私を人間にしてください
    ねじまきマキナでペルティーちゃんの事が気になり、プレイさせていただきました! 全体的に残酷表現が多いため苦手な方は注意が必要ですが、「純粋な愛のお話」なので、耐性がある方は是非ともプレイしてほしい作品です…! @ネタバレ開始 最初はねじまきマキナのイメージを抱えた状態だったので、あの子を骨抜きのべた惚れにしたの!?ダーリン凄くない??? というのが最初の感想でした。 そしてペルティーちゃんが凄く健気…痛みに強い=痛くない訳じゃないだろうに、ダーリンを傷つけない為にどれだけ自分を痛めつけるの…。 正直、自分の中では後半の痛々しい残虐描写よりも、愛するダーリンの手で欠損していくペルティーちゃんを見てる方が精神的にきつかったです。 ダーリンの気持ちも考えると、余計やるせない…! エンディングをコンプしたので、以下迎えたエンディング順に感想を語らせて下さい。(急いでエンド名を打ち込んだので変換違いや名称間違いがある可能性があります…) 「うそつき」 正直、これはダーリンが最低だなぁという他ないというか…。 それでも、一度惚れこんじゃったペルティーちゃんが手を下せなかったというのが、とてもやるせなかったです。 「すれ違い」 私がダーリンの立場でもこの選択肢を選ぶと思います。 今の二人が惹かれあったんだから、それで良いじゃないと…。 でも、ペルティーちゃんからしたら良くなかったんですね。 「アナタを殺す○○(部位4種類)」 ダーリン!!?ちょっと行動が迂闊過ぎない…? 気を付けたら大丈夫だよ!って言いながら速攻でフラグ回収するの何なの…? 2人からしたらバッドエンド以外の何物でもないですが、2種類目ぐらいから「お前(ダーリン)は、また…っ!」と心の中のツッコミが止まりませんでした…w 「アナタを殺す偏見」 やっぱり人間ってよくない生物ですわー!と、自分を棚上げしながら人間批判をしてしまいました。 そうなんですよね。対象が複数いれば、弱い相手から狙っていくのが人間心理ってもんですよね…。 でも、結局因果応報なのであえて言います。ざまぁ!であると。 「もう一度最初から」 選んだのは私ですが、このダーリンだけは本気で拒否する理由が無さ過ぎて意味がわからなかったです…w そして地獄の始まりからリスタート…鬼かな…? 「この悪魔め」 ダーリン…?貴様、鬼畜か…? 「因果応報」 あー…あ~~…確かにこれに関しては、天使側の筋が通ってるので何も言えないです…。 ただ、後に迎えるエンディングの事を考えると、ダーリンは本当に付いてきただけなの…? 試練を超えた後も、何かしらあるんじゃないの?と疑心暗鬼になって仕方ないです…! 「パパのお嫁さん」 ペルティーちゃんの執念が凄い…! 作中のやり取りを見る感じ、知り合ってからあまり時間が経ってないように見えましたが、ここまで惚れこまれてるなんてダーリンどんだけ良い男なんでしょうね…。 「待ち人、来たれり」 結果的に良いエンド来た!?と、迎えた瞬間は思いました。 まさかこれが地獄の始まりだとは…。 「アイはイタミ」 前述の「待ち人、来たれり」の続きですよね…。 って事は、やっぱりダーリン本人も一緒にペルティーちゃんの贖罪まで堕ちて来てくれたんですね…ダーリン男前過ぎない…? 「君と100年ぽっちの永遠を」 作中で一番好きなエンディングです!! ねじまきマキナのペルティーちゃんが辿った道も、多分このエンディング由来ですよね…? ダーリン早く戻ってきてー!!ペルティーちゃん待ってるぞ―! 今回のペルティーちゃんは何の罪も償わない状態ではありますが、元々悪魔なので天界に召されるまでは気にしなくて良いですよね!…良いんですよね…? 「闇の世界を共に」 絶対このオチもあるだろうなとは思ってました。 やってる事はえげつないですが、2人からしたら今までの中で一番のハッピーエンドですね! ペルティーちゃんの声が大人っぽくなっていて、2人が過ごした年月の長さが伺えてとっても良きです! …同時に、後々因果応報があるんじゃないかとビクビクしてます。 今作は、ペルティーちゃんがいっぱい動く上にフルボイスで可愛くお喋りしてくれて癒され…いや、逆にきつかったですね。 ペルティーちゃんに愛着が湧くほど、ゲームを進めるのが辛かったです。 ただ、ペルティーちゃんが人間になりたがったルーツとダーリンとの過去が知れて良かったです…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • ノアの審判
    ノアの審判
    「2章:解決編」公開、おめでとうございます! 早速プレイさせていただきました! 大ボリュームで、とってもおもしろかったです~~~~~!!! @ネタバレ開始 私の最推しであるシーリーンさんが亡くなったところで、気になって終わっていましたが… ううっ……!亡くなった理由……!!!!! 最後までめっちゃシーリーンさんで、切なすぎました…!! どこまでも友達想いな、優しい素敵なお姉さん…最後まで大好きでした……!! そして、同じく推しのハヤテくんが、シーリーンさんをかばったシーンが好きです。 お互いボロカス言い合う関係だけど(仲良しでニヤニヤしてました・笑)、なんだかんだでシーリーンさんのことを思ってくれていたんだなと、感動しました…! そして、服を全速力で今章も脱いでくれて、爆笑してました。君は本当に私の心に刺さる良い男だな…! ルゥくんとアルバさんの死因は、予想外すぎました!! 前回のラストでは「一気に死者が増えるなんて!ええ~!?犯人どーやって動いたのよ!?」と気になりまくっていましたが…なんてこったい! 今回の事件はみんな「優しさが報われない事故」感がすごくて、すごく…心に響きました…!!(滝涙) ロザリオくん、最後の最後まで約束を守ってくれたんだね…あのシーン、胸熱でした…(滝涙涙) また予想外の振り回しキャラ、ハイジくん!!! 君!そんなキャラだったの!? みんなが言う情報からは、ヤベーサイコパス野郎と思っていたら… 明るい・多才・おバ…ムードメーカーな愛されぶっ飛びキャラだった!! 正直、彼の存在は…同じくおバカ(あっ言っちゃった)な私からすると、妙に安心できるキャラクターでした(笑) 推理は見事に外しまくりましたのでね!ノアちゃん、すまんな!ふはははは!!(ハヤテくん&ハイジくんと一緒になって、両手を腰に当てて笑ってたい) 本当、「よくこんな推理を思いつくなぁ…!」と制作者様に尊敬の念です…! ゲーム制&演出面も、とっても楽しませていただきました!あいかわらずのハイクオリティ!! 謎の人物?も存在も出てきて、ますます続きが気になります!引きがうまい! @ネタバレ終了 今章も、素晴らしいゲームでした!続きが非常に楽しみです! お体にお気をつけて、ぜひ完走を願います!最後まで遊びたいです!! 素敵なゲームを、ありがとうございます♪
  • 化け猫センリは愛を知らない
    化け猫センリは愛を知らない
    作者様の他のゲームが面白かったので、こちらもプレイさせて頂きました。 かわいくてかっこいいキャラクターがぬるぬる動く…!すごい…! @ネタバレ開始 序盤、クロくんしか攻略対象になりそうなキャラがいないな?と思っていたのですが、まさかのタキくん大成長!そして、シロさんも攻略キャラだった…! 凛々しく成長したタキくんも、真面目さが愛らしいクロくんも素敵です。 そしてシロさん。悪役として登場しましたが、まさかセンリさんと旅をすることになるとは。 おまけストーリーも、お互い恋心に無自覚なところが微笑ましく、とてもかわいかったです。 センリさんが、今の状況と自分の過去を重ねて振り返る展開も胸熱でした。 センリさんは見た目はかわいいけれど中身はかっこよくて、ギャップが好きです。 @ネタバレ終了 和の雰囲気たっぷりで紡がれる物語がとても魅力的なゲームでした。 ありがとうございました!
  • ときめきスパッツァー
    ときめきスパッツァー
    かねてより個性豊かな女の子たちのことをお聞きしていたので、こっそりお会いしに来ました。 @ネタバレ開始 ここは!!!性癖のデパートですか!!!!(歓喜)(語弊) 犬系女子!首の取れる機械っ娘!異色肌娘!!!!! 少年が出会ってしまったらこんなの!!!!目覚めてしまうじゃないですか!!! (褒め言葉) @ネタバレ終了 各々の事情も、彼女らの内面も、軽快なギャグを挟み…連発しつつ優しく描かれていて良かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    気になりプレイさせていただきました。 果たして本当なのか嘘なのか、都市伝説というテーマに惹かれました。 @ネタバレ開始 増殖する路地裏の真実、 それとどう向き合うか、我々は正義の味方でもなんでもないただのマスコミだ。 という立場から垣間見える日常の裏側にゾクゾクきました。 なんでもない会話が本当に見ていて心地よかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 雨音と自動人形 結(むすび)
    雨音と自動人形 結(むすび)
    とても感動して胸が震えました。 一生忘れられない作品になると思います。 イラストや音楽、オープニングやエンディングムービーの美しさは勿論、何よりもストーリーの完成度に心を奪われました。 伏線回収も素晴らしかったです。 作者様の生み出す、雨上がりの空のように優しく暖かな世界観とキャラクターたちが大好きになりました。 他の作品も、絶対にプレイさせて頂きます。
  • アイドル失踪事件
    アイドル失踪事件
    やっと全コンプしました…! 個人的にはシホノちゃんが好きです。 ランダム要素があり、やっぱりなかなか辿り着けないエンドが…って感じだったので、全コンプした時めっちゃ嬉しかったです。 @ネタバレ開始 Good End 11 黒幕と、 Bad End 8 Time up の違いが分かりませんでした…泣 やっぱり一番好きなEndは、Good End 6 いたずら心 でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! 今度「宿貸しアイリ」をやってみようと思います!
  • ブー・ブー・ドールズ
    ブー・ブー・ドールズ
    ノノちゃんいいキャラですよねー! 唯一無二の魅力を持った彼女、一度描いてみたかったんです。 本編と服が違うのは、最初は『The Hotel』の酔っ払いノノちゃんをイメージして描いたからでした。 『ブー・ブー・ドールズ』はクリアに向かってチャレンジ中の作品です。どういう終わりを迎えるのか期待大。 結末に辿りつけるようがんばります!
  • どり~みん一瀬チェンジ
    どり~みん一瀬チェンジ
    n回目の一瀬があまりにも素敵だったので、そのままの勢いでこちらもプレイしました! @ネタバレ開始 1周目は告白を断るという選択肢が私の中になく、イメチェンさせることなくEND1にたどり着きました!膝枕をして貰えてそれはそれで嬉しかったのですが、心を鬼にして断り、イメチェンへ…。己が欲のままに好きな格好をしていただきました! どの格好も素敵だったのですが、黒髪かっこいい執事の組み合わせの破壊力たるや。執事服って大好きで…。 また女装姿も大変可愛らしく、思わず真顔になりました。抱きしめたかったです。 主人公の夢の中では主人公が一ノ瀬くんを振り回しているのに、現実の一瀬くんは録音すればよかったなど言っていて、この子の重さ(?)を主人公は知らないのかもしれないとニッコリしました。 あれ、でもすぐ髪を染めてくれるくらいには自分のことを好きだとわかっている…? @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • ブラックコーヒー
    ブラックコーヒー
    過去作品「ショートケーキ」の続編ということで、続けてプレイさせていただきました! タイトル画面に戻るたび、コーヒーを注ぐ音が心地よく印象的です!ウィンドウサイズが小さめなので、(自分のPCで見ると)コーヒーカップが実際にそこにあるくらいのサイズ感になって嬉しかったです。 また、白と黒を効果的に使った画面のデザインや演出もおしゃれで素敵でした。 @ネタバレ開始 先に「ex.」をプレイしていたので、これは…彼の友人だ!と気づいて嬉しくなりました。プレイしているとわかる別作品との繋がりみたいなの、楽しくて好きです! 章ごとに区切られていたので、タイトル画面のコーヒーを飲みつつ(?)少しずつ読み進めていくような感覚で楽しませていただきました。 ショートケーキがお互いの中で大切な思い出になっていたようで、なんだかきゅんとしました…!最初は彼女の中でジンクスがかなり大きな存在だった感じですが、彼と話すうちにだんだんと考え方が変わっていくところも良かったです。 @ネタバレ終了 ブラックコーヒーとショートケーキを一緒に食べたくなりました。 素敵な作品をありがとうございます!
  • 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    独特の世界観ながら、いたるところにありそうな窮屈な日常の閉塞感をじわっと感じる不思議なノベルゲームでした! このけだるい感じ、心地よい! 素敵なBGMと軽妙な会話がたのしい~。会話シーンが結構長いのですが冗長に感じることなくスイスイ読める文章でした。 増殖する路地裏…どういう展開になるのだろうとサスペンス要素もきれいにまとまっていて面白かったです!
  • トキゴエ列車からの脱出
    トキゴエ列車からの脱出
    TRUEエンドまで見ました。ストーリーを進めるうちに、登場人物のご縁や生前の関係などが濃厚なものであると感じる見事な伏線回収でした。 時子さんたち現世の人、聡志くんたち異界の人が無事救われてほっとしました。
  • よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    怖さあり、笑いありの楽しい作品です! @ネタバレ開始 高橋くんシリーズを3作目→2作目→本作と逆走してしまったのですが、こちらもプレイさせていただきました! タイトル画面のスタートボタンが【電話に出る】の時点ですごく好きです! この頃の主人公は髪が短めだったんですね!なんだか新鮮です! スマホの着信音をあのセミの声に例えるところで笑いました。 センス良すぎです……。 高橋くんの家にあった仮面のことを知れて嬉しかったです! めっちゃすごい仮面ですね! 一家にひとつ欲しいかもです。 ローストビーフ丼を見た途端に態度が変わる主人公で笑いました! 言葉に詰まる高橋くんが切なすぎです……。 でも、コサックダンスできて良かった……のかな? 家に女の人がいた時にめちゃめちゃビビったのですが、未来の高橋くんの作品に出てきた親切な赤い服の女の人だ!と気付いてからは謎の安心感でした。 優しい目をしているような気もしてきます。 ちゃんと「お邪魔しています」と言ってくれていて、礼儀正しいところも好きです。(既に家に入ってきてはいますが……) BAD ENDとNORMAL ENDに行く道が複数あったのもすごく凝っています! 手土産がローストビーフ丼だと、主人公と高橋くんがそれなりに仲良くなれるのが好きです。笑 【想像していたよりも高橋はずっといいやつ】という主人公のモノローグで謎の感動でした……。 NORMAL END(謎)で、主人公の顔グラが真ん中に移動していくのも好きです。笑 高橋くん視点も面白すぎでした! 【電話をかける】の名前入力のところで、「主人公だった名前を入力してください」と言われるのが良すぎです! 電話をかけたのは高橋くんですもんね!めちゃめちゃ良いです! 電話をかけるボタンを押した瞬間だけは、自分も高橋くんになれた気がしました。 主人公のストーカーだけど、主人公の家に行く時は事前に連絡していて律儀だなあと思いました。 電話ボックスの中に落ちてたガラケーで電話するのが好きです。笑 本編の裏で何が起きていたのかが全て高橋くん視点で分かるのがすごく良かったです! ターボBOOKO○F小僧でめちゃめちゃ笑いました。 高橋くん3作目の時に主人公が家の外壁にもお札があると言っていたのが気になっていたのですが、本作で家を見たら、想像以上にたくさんお札が貼られていてビビりました。笑 主人公の家の近くにめっちゃ霊がいて怖すぎでした。笑 葉薬川吸引さんは1作目からいらっしゃったんですね! と気付いてから、高橋くんシリーズ2作目と3作目をプレイしなおしたら、ラーメン屋のこと等、全部綺麗に繋がっていて感動しました!さすがです! 高橋くんがめちゃめちゃポジティブで、すごく元気を貰えて大好きです! だけど、そんな高橋くんも、何でもポジティブに捉えるわけではなくて……。 高橋くん視点で主人公の家に着いた時の、【こちらを作り笑顔で見てくる~】の一文で胸がぎゅっと締め付けられました……。 主人公のことをよく見ている高橋くんだからこそ、主人公の表情の意味に気付けて、それをポジティブには変換しようとしないんですね……。優しい……。 そんなところも好きです。 高橋くんシリーズを3作目から逆走して遊んでしまいましたが、3作ともすっごく楽しかったです! @ネタバレ終了 とても楽しい時間を過ごさせていただきました! 素敵な作品をありがとうございました!
  • バレンタインだからチョコをくれ!
    バレンタインだからチョコをくれ!
    こちらの事情で1度消してしまったのですが、やっぱり楽しかった気持ちをお伝えしたいので、もう一度送らせてください! @ネタバレ開始 勢いの良い主人公に、終始元気をもらっていました! 元気だなとニコニコしていたのですが、あんな理由があっただなんて。 チョコもらったランキングの1位にはなれなくても、1番欲しかった相手から貰えた時には、とっても嬉しかったです! また、先輩以外のキャラクターもとっても魅力的で素敵でした! チョウコちゃん可愛いと思っていたら、お兄さんが帰ってくる日だと怯えた元気くんがすごく気になりました。 おまけや設定を見て、なおのこと気になったので、また彼らに会いにふこあじをせねばと思っています!! とっても楽しいゲームをありがとうございました!!
  • 8番目のアリス【完全版】
    8番目のアリス【完全版】
    完全クリアしました…! 不思議の国のアリス自体好きな話なので とても良かったです〜 演出もキャラもボイスも全部素敵… 個人的にはアリスの見た目がとても良きでした…!他のゲームも遊びますね!