ドラマ
8672 のレビュー-
たとえ明日が晴れなくても。普通の高校生であるはずの一輝が、「あなたは凶悪犯罪を犯す」と告げられるところから始まる物語。僕は1時間ほどで読了できました。 @ネタバレ開始 本作品のクライマックスには、完全にやられてしまいました……。特に、明日晴が感情を爆発させた時は、こちらもウルッときました。 本作品は冒頭から不吉な雰囲気があり、一輝と共に不安になってしまうシーンが繰り返されます。そんな中、明日晴の優しさと温かさはひときわ輝いていて、プレイヤーとしての自分も彼女に支えられ、救われていたと感じます。だからこそ、彼女との別れは自分もつらかったし、一輝には大いに感情移入してしまいました。 前に進む決意をした一輝は立派だと思います。エンディングは切なくも晴れやかな気分になれました。 ラストの展開が素晴らしい本作ですが、そこにいたるまでの構成も見事だと思いました。衝撃的な冒頭。その後の明日晴との楽しいデート。そして、再び現れたティアナとのやり取り……。まるでジェットコースターに乗っているかのように揺さぶられ続け、1時間があっという間でした。「感動系」のエッセンスを凝縮したようなシナリオで、プレイ時間に比して満足感が大きかったです。 音楽で言いますと、クライマックスで流れる歌『想い出のオルゴール』が大変良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 -
嘘つきジョアンナと春の雪涙を流しながらプレイさせて頂きました。 内気なスイトくんと元気なまきおくんが友達になること、 お兄ちゃんのためにスイトくんがついた嘘、 それらがどのような物語を形作るか想像できず、 ひたすら読み進めていましたが、終盤で1つに合わさり ところどころにあった要素が綺麗に伏線回収されて 切ないながら後味が爽やかな物語となったとき、 全てが大きな感動となって胸を打たれました。 読後にタイトルの秀逸さにも気付くことになります。 @ネタバレ開始 嘘をついていたのはベアマンではなくジョアンナである お兄ちゃんだったこと、優しい嘘で守られていたのは スイトくんであったという優しく悲しい真実に涙して、 まきおくんが見せてくれたシロツメクサの花畑を見て お兄ちゃんが残してくれたもの、いなくなっていないことを知る スイトくんに感情移入して、また泣いてしまいました。 「花の箱庭」のスチルがとても美しく感動的でした…。 春の雪を残してくれたお兄ちゃん。 春の雪を見せるために連れ出してくれたまきおくん。 スイトくんの学校生活は始めは寂しいものでしたが、 優しいお兄ちゃんと大好きな友達に支えられ、 ブランコを漕ぐように勇気を出したスイトくんの行動で 青空に足を伸ばせたという描写にとても感動しました。 また、猫と仲良くなりたいと思っていた前田くんが スイトくんが紹介したと思われる本を参考にしている描写も これからのスイトくんがまきおくん以外とも仲良くできることを 暗示していて、伏線の散りばめ方がお上手だと思いました。 @ネタバレ終了 大変素晴らしい作品をありがとうございました。 -
堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~前作に引き続きプレイさせていただきました! 本当に大好きです。 @ネタバレ開始 独特の世界観と可愛らしいキャラグラフィックは前作もそうですが、今作はより近未来感が楽しめました。あと曼殊沙華ちゃん(無性別)が可愛い。髪のもふもふ感とか、ミイちゃんを抱えてる姿とか。アイさん筆頭のペンギンさん達、狐のリコさんも大変可愛らしかったです。 新キャラの研究員さん達も好きです。最初は前作の町の住人のことがあって、どうせこいつらもヤバい奴なんだ……信頼してはいけない……と警戒心MAXで読み進めていましたが、皆結構良心的な人で、えっ!? 優しい!?と驚きました。いや、世間的に見れば大概アウトなこともしているんですけど前作の人達と比べたら滅茶苦茶優しい。あの上野さんですら優しい。(記憶戻った曼殊沙華ちゃんに思いっきり警戒されてて笑いました)(本当にこの人、何処にでもいるな……) 前作もそうですが純愛がテーマのこの作品。今作は研究員さん達の愛を見て、曼殊沙華とアルビフロラが自分達の愛に向き合うストーリーだと思いました。歪んでいるかもしれないけれど、それを愛ではないと否定することはできない。あれも愛、これも愛。パサさんとかおりさん、仲直りできて良かったな……とか、べるさんと小春さんのコンビ好きだな……とか色々感じました。ちょっとズレたところもあるけど何だかんだ上手くいってるっぽいし? 平和だなあ……(犯罪行為と人形の山に目を背けつつ) そして曼殊沙華ちゃんですよ。前作から凄く情緒が成長してて感動しました。特に侵入者を殴りつけたシーン。よくやりましたよ!! アルくんとも話し合ってようやく前作では聞けなかった答えも聞くことができて……ほんと……良かったなぁ…… アルくんは相変わらず狂気的で怖いところもあるけど、曼殊沙華ちゃんにとっては凄く頼りになる大切な人なんだなと。 燃えていく教会をバックに愛を誓うシーンも一緒にドールになるシーンもみんなでお出かけするシーンも愛に溢れていて最高でした。プレイ後に曼殊沙華の日記の最後のページで良かったねとほんわかした気持ちになりました。 彼岸花の花言葉は悲しいものが多いですが、深い愛情を感じさせるものも沢山あるので正に二人にぴったりな花だと思います。末永くお幸せに! @ネタバレ終了 滅茶苦茶良い純愛ゲームをありがとうございました。またこの素敵な世界を垣間みることができたら嬉しいです。 -
お前のスパチャで世界を救え推しのVtuberが8月31日に消えてしまった。主人公はその1週間前の世界に戻り、推しの彼女を救うために奔走するゲームです。全6エンド、1時間程度で完走しました。 @ネタバレ開始 とても面白かったです!Vtuberは簡単な概要を知ってるくらいで、「前世」や「ママ」という言葉はこのゲームで初めて知ったくらいですが、Vtuberとミステリー的な要素を絡めたシナリオがとにかく面白く、最後まで楽しく読むことができました!この感想を書いている時点で、Vtuberは間違いなく現在のトレンドだと思いますが、上手に考えていけば、しっかりノベルゲームとして表現できるんだなぁと、制作者として参考になる部分も沢山ありました。 グラフィック部分につきましては、にあちゃんの可愛らしさは当然のこと、画面デザインもおしゃれに出来ており、視覚的な部分でも楽しめました。かたラーメンさんの圧倒的人間力も個人的に好きです(笑)。楽しい作品をありがとうございました! -
お前のスパチャで世界を救えこんにあです!プレイさせて頂きました。 推しへの声は届けないとないものと一緒であると改めて思い直すことができました。 こうして目に見える形で推すことができるのならどんどんやっていかないとこちらも損しちゃいますよね。 演出、ストーリー等とても拘りが見えてとても面白かったです。 Vを推している人もそうでない人にも是非やってほしい作品でした! -
そして僕らは世界を壊す何だか動きのある映像を見ているかのような錯覚に陥る、情景や心理描写の丁寧なお話でした。しばらくは途中でセーブが出来ないのも、ひとつひとつの選択を真に迫られているようで、この場でのキャラクターの心理やこの後どうなるのかな、という想像を掻き立たせるような分岐路に居る気分になります。 以下内容を含むので畳みます。 @ネタバレ開始 序盤シナリオを読んでいるとき、梓くんはこれでいいのか…きみは大丈夫なのか…とどきどきしながら見ていました。そして隆之介くんの冷たい場面を見るにあたっての彼の反応に、余計に心配になって…そしてその心配は的を得ていたのではないかと読み進めるうちに理解してきた…! セーブが解禁されてから、あらゆる場面が繋がっていくようで、その先の展開の推理をしてみるのも楽しかったです。楽しかったというとストーリー的に語弊があるかもしれませんが、それくらいお話の展開の続きを知りたい気持ちだらけになりました。 屋上の夕日のシーンと、川でのイラストがとっても印象的でした。長身の甘えんぼがめちゃくちゃ好きなのでどのイラストもとてつもなく見入ってしまいました…。こういうと彼は嫌がるかもですが、やっぱりどの瞬間を切り取っても綺麗ですね…。 そして終わってから振り返ってみると好きでたまらないのは邑井ちゃんの存在…! 少なくとも彼女の人生を変えることが出来たのに、何というか皮肉なものだ…。でもそうやって過去に縛り付けることが出来るのが隆之介くんの魔性なんでしょうね。初手で思いっ切り殺してしまってすまない… でもこれはやっぱり梓くんの物語であって、彼もまた人を縛り付けている、そういう姿が感慨深く思いました。 一気に読んじゃって勿体なかったかなあ、と思うほどぐっとくる場面が多かったです。 @ネタバレ終了 -
嘘つきジョアンナと春の雪とても素敵なお話でした。 読み始めて直ぐにスイト君に感情移入をしてしまい お兄ちゃんとの会話、まきお君との会話は笑顔になり、胸が熱くなりました。 スイト君の感情の表現が素晴らしく、心情が伝わりました。 そして、スイト君の心の声には切なさを感じ、涙がこぼれました。 @ネタバレ開始 スイト君に心の支えが出来るまで、お兄ちゃんが待っていてくれたのか スイト君が強くなれたから、お兄ちゃんがいつまでも心の中で生きていると思えたからなのか、両方な気がしました。 だから、スイト君とお兄ちゃんが生前とても仲良しだったこと、お互いが大好き同士だったことが伺えます。 切ないけれど、心温まるお話でした。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。 -
堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~ -
嘘つきジョアンナと春の雪これも嘘、あれも嘘。「嘘」ばかりの内気な少年の心に「本当」が溢れていく。 出会いをきっかけに世界が色付く過程を描いた、心温まるお話でした! お話については何を書いてもネタバレになりそうなので後で。 イラストがとても可愛らしく、表情豊かで好きです。 表情だけでお兄ちゃんの包容力とまきおくんの素直さが伝わってきます。 そして何といっても演出に力が入っています。 ここぞ!という場面で臨場感を高めてくれる挿絵と演出、ノベルゲームの醍醐味ですね。 素敵な余韻の残る物語をありがとうございました。 @ネタバレ開始 まきおくんが手を差し伸べるシーンでガッチリ心を掴まれました。 さらに中央公園へ2人だけで来てこれを見せたかったと。 何の裏表もなく、休みの理由を聞くでもなく、男前すぎる。 このシーンの花の箱庭の一節と、それを見事に表現するイラスト&演出も大好きです。 そして、スイトくんの涙が綺麗すぎてもらい泣きしてしましました。 最期にスタッフロールなどがなくタイトルに戻るのも素敵でした。 「嘘つきジョアンナ」は最初から結末を暗示していたこと、「春の雪」はダブルミーニングであることを再認識して、ハッとなりました。 2人仲良く、いつまでも幸せであって欲しいなあ。 @ネタバレ終了 -
ネームレスな彼女プレイしました。風吹けばネームレス。 髪がピンク色でおっぱいが大きくてちょっぴりアホな女の子というのが性癖のど真ん中なのでプレイしてみましたが、予想を超える内容に戸惑っています。いやすごかった。シナリオとイラストと音楽の相乗効果の度合いが半端じゃないです。完全に私のPCがポンコツなせいですが、表情変化で重くなるのだけが残念。 -
Sea glass(シーグラス)開いた瞬間にそこだけ世界が切り取られたような。 引き込まれるゲームでした! 美しい世界と映画のような雰囲気。好きです(直球) 短く手軽にできるからこそ、ずっしりと彼女が心に残りました……。 素晴らしいゲームを世に出してくださりありがとうございました! ちょっとした旅行に行ったような引き込まれる話しと雰囲気が楽しかったです!
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嘘つきジョアンナと春の雪ipad+ブラウザでプレイしました。 全体を通して繊細な演出と、爽やかに広がるラストがすっごく素敵でした!! @ネタバレ開始 雪の演出が素敵でしたが、特に室内に入っても窓「だけ」かけられてて丁寧さに感動しました。キャラの動作がカットイン式に入るのもすごくカッコ良かったです。 「ネタバレ事件」は胸が痛かったです……2人には葛藤の1日だったでしょうけど、作品内では早々に仲直りできてほっとしましたら、 雪が降らなくなる前の、お兄さんとの別れのシーン。既に亡くなった後だったということに驚きました。存在感バリバリだったのに……。雪の話ももしや見えてないのに合わせてくれてるのかとか思ってたのに……。 @ネタバレ終了 短編とは思えないくらい没頭して読んでました。そう涙腺の弱い方ではないのですが、後半は堪えられなかったです……。でも涙を拭って笑って最後を迎えられる、素敵なエンドでした。 彼らがこれからも、楽しい毎日を送れますように。 -
ネームレスな彼女エンディングコンプしました! ゲーム冒頭から、主人公の「俺」の心理描写に惹きこまれました。 「俺」の自尊感情の低さや、得体の知れないヒロインに対する戸惑い、 女子高生とデートしている自分の状況への不安は(そんな体験はありませんが)、 とても共感でき、リアリティーがありました。 @ネタバレ開始 私自身、ネームレスのビジュアルに釣られてプレイした身でしたので、 彼女が名前を捨てた理由にゾッとしました。 牛丼屋で「触らせていただきます」と返されたとき、 「俺」を「フツーのおじさん」だと言ったとき、 まだ幼い彼女が感じたのは、諦めなのか、失望なのか。 TRUEエンドを迎えた後BADエンドを見ると、 最後にネームレスが見せた表情の理由を考えさせられます。 @ネタバレ終了 可愛い女の子が好きな方にも、主人公とヒロインの関係性を 重視したい方にもオススメしたい作品です。 -
夏の想いは星影にペルセウス座流星群が極大を迎える日。実家に帰省した「私」と、「部長」の交流を描いた物語。僕は15分ほどで読了できました。 @ネタバレ開始 少しビターな雰囲気が大変良かったです。「私」はけっこうドラマチックな体験をしているのですが、本作品はそれも含めて淡々とした調子で語っています。2人の内面には高ぶりもあったと思うんですけどね……。それをあえて見せないところを粋に感じました。 背景写真はどれも美しく、大変印象的でした。BGMをあまり用いず、主に効果音を流すという手法も、この物語にぴったりだったと思います。 ごちそうさまでした。 -
ツヅリマツリ悲しくも素敵なお話でした。 純朴なみのりちゃんがとても可愛かった…… 最初からどこか儚い印象があったので、ラストは…… 去年のフェスの時にプレイしておけば良かったと、非常に後悔してます。 とても素晴らしい作品でした!
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さりとて君影草は咲く第一印象は「とても綺麗で風流なタイトルだなあ」でした。 最近流行りの転生もの……かと思いきや、様々な人々の思いが交差するヒューマンドラマだと感じました。 この作品は主人公の類くんの「運命」を変えるお話ですが、この「運命」というのは自分ひとりの力でどうこうできるわけではなく、いろいろな人々と関わることによって良い方向にも悪い方向にも変えられるものなのだと思いました。 当作品ではSF的な力を用いますが、人と関わることによって自身の運命が形成されるという普遍的なテーゼをひしひしと感じます。 短いお話でしたが、メッセージが端的に伝わる、いろいろと考えさせられる作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました! -
シリウスの揺り籠ペルセウス座流星群が極大を迎えた日、主人公である立花優が夜空に向けてシャッターを切るところから始まる物語。僕は20分ほどで全エンドを見ることが出来ました。 @ネタバレ開始 程よいリアルさが心地よい物語でした。他の方もおっしゃっておられますが、どこかで現実にあってもおかしくない物語だと感じます。好きなものに没頭する優たちの姿には羨ましいという思いを抱きました。天文サークルSiriusの由来も素敵で、「こういうサークルに入ってみたかったなあ……」と思いました。 途中でおこるイベントもまたリアルで、個人的には結構ズシンときました。が、その後で無理やりハッピーエンドに持っていかなかった点が特に好きです。優たちの静かで温かな対応は、暗闇で光る星空のようだとも感じました。また、様々なドラマを経た上で冒頭のシーンに戻ってくるという構成も素敵でした。 なお、作者様がおっしゃる通り、バッドエンドは確かに理不尽なものもありました。が、それが良いアクセントになっているようにも感じます。妹の電話に出ないだけでバッドエンドになった時は、吹き出してしまいました(笑) -
とある温泉宿にて分岐からの展開がとにかく豊富で、エンディング回収がとても楽しい作品でした。雰囲気も「これぞノベルゲーム」という感じです。そして非常に読みやすかった! 散りばめられた謎が別のルートで仔細に判明したりと、とにかく次へ次へと展開を期待して読んでいました。 以下内容含むので畳みます。 @ネタバレ開始 金の豚に対して「苦手なタイプ」とコメントするところがめちゃくちゃ好きです、美紀さんにユーモアがありすぎる。 やっぱりゲームをプレイする者のさがなのか、いくつかのゾッとするエンディングがより好きですね…。BAD END3と4が特に怖かった…「こわっ…こわっ…」て言いながらやってましたね…怖いのに怖いのが好きという感情が湧いてきますふしぎ… トゥルーエンドはまるで映画のラストシーンみたいに思えました。大団円、まさにそんな感じですね! 色んな分岐があったけど、やっぱりトゥルーエンドが私の見たかったものなのかもしれない。素敵なお話でした。 @ネタバレ終了 -
ロストフレンド過去に友人を捨ててしまった碧人と、双子の姉である翠が、ある計画を実行する物語。僕は45分ほどで2エンドとも見ることが出来ました。シナリオの完成度が高く、読後の満足感が大変大きな作品でした。なお、『ダークネス・ボーイフレンド』はまだ読んでおりませんが、1つの作品として問題なく楽しむことが出来たと思います。 @ネタバレ開始 本作品の大きな魅力のひとつに、完成度が非常に高いシナリオがあげられると思います。 冒頭は碧人の夢の描写で始まりますが、これがかなり生々しく、いきなり強烈に引き付けられます。そこから、双子の姉である翠が急にサポートしてくれることになるのですが、「なぜ彼女はそんなことを言い出したのか」が気になり、先を読み進めずにはいられなくなりました。 迎えた後半の展開には、心揺さぶられました。というのも、僕もいじめ問題で悩んでいたことがあるんですよね……。「過去の自分に、この作品を読ませてやりたいなあ」なんてことまで思いました(笑) エンドは分岐しますが、どちらも良かったです。「NORMAL END」も、決して間違った展開ではないと思います。が、個人的により心に響いたのは「TRUE END」でした。 碧人は汐音との和解を通じて、「もっとお互いを頼って良かったのだ」と気がつきます。この気づきが、碧人と翠の関係においても当てはまるという点が、素晴らしいと思いました。読んでいる最中は碧人と汐音の関係にばかり目が行きましたが、思い返してみれば、「ロストフレンド」とは碧人と翠の物語でもあったんですよね……! 実在する問題をリアルに描きつつ、明るい未来を予感させてくれる。素晴らしいシナリオだったと思います。 イラストについては碧人と汐音が抱き合う絵が1番好きです。この時は目頭が熱くなりました……。 立ち絵も、表情豊かで大変良かったです。特に、碧人君が薄い本を見つかりそうになって慌てている絵が好きです(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
シリウスの揺り籠プレイ致しました! お話は大学のサークルを舞台にした『何処かで実在しそうな物語』でした。 凄くリアリティのあるお話なので、好みを選ぶかもしれませんが、ボクは好きです。 選択肢がスマホの操作という作り込みが素晴らしく、背景のチョイスもお洒落な作品でした。 こんなセンスが欲しいです… 素敵な作品をありがとうございます。

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