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5148 のレビュー
  • 薫るは御舟、煤けた岸辺
    薫るは御舟、煤けた岸辺
    決して読みやすい平易な文章ではなく人を選ぶのかもしれませんが、文章表現が非常に巧みであり、また光る個性も感じる一作です。「競技者」である3人にスポットを当てたシナリオは非常に興味深く、絡み合った関係性がどう展開するかから目が離せませんでした。立ち絵はありませんが、文章を味わう作品なので全く気にならず、むしろ文章に集中できてこの方が良いとすら思えます。 終盤、主人公が決定的な選択を迫られるのですが、もう完全に左の選択肢しか選びたくなかったです。こんなに感情を乗せて選択肢を選ぶこともなかなかないくらい左の選択肢一択でした。いや、どちらの選択肢も同程度にあり得る展開ではあるのですが、御舟には左の選択肢を選んで欲しい!となりました。 全ルート見たい民なので右の選択肢もその後選びましたが、 @ネタバレ開始 想像以上にダメージの大きな結末が待ち受けていて大いに凹みました。こっちはこっちで、というよりもこっちの方が道中の展開からしてありそうな展開でメチャクチャリアルなのがなんともつらかったです。 @ネタバレ終了
  • 最後に見たものは、〜South ver.〜
    最後に見たものは、〜South ver.〜
    面白かったです!作者さんのアカウントは異なりますがシリーズの続編です。前作では最後に東の町に向かいましたが、今作では南に向かうことになります。 前作同様に遠くの町へお出かけというロードムービー的な魅力もありました。前作での印象よりも近代に近いお話なのだという印象を受けました。かなり過酷な状況に置かれている主人公ですが、それを感じさせない不屈さも感じます。前作をプレイしていると世界観の一端を感じられるシーンもありますので、前作も併せてプレイするのがおススメです。 2つの結末を見ましたが。個人的には @ネタバレ開始 中央の町に戻る @ネタバレ終了 エンディングの方が好きです。
  • 私の声が聞こえますか
    私の声が聞こえますか
    大きい声を出すことができない男子高校生が、逃げるように辿り着いた屋上で、ある一人の女の先輩と出会い物語が動き始めます。 @ネタバレ開始 二人ともそれぞれに悩みがあって、お互いがお互いの存在に救われていく青春ストーリーでした。 聞こえない声、よく聞き取れる耳…二人とも普通とは違う世界に閉じ籠っていて。それが、ゆっくり溶け合うかのような物語が綺麗です。 選択肢に関してはすぐに仕掛けがわかったのは、自作があったから(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございましたー!
  • 孤島の灯台
    孤島の灯台
    なんて言ったらいいのか・・・。 いろんな感情が入り交じり言葉に困りました。 個性豊かなキャラに ほのぼのした日常やコミカルなお話の中に散りばめられたシリアスな展開。 ひとつの漫画を見ているような展開に1時間ちょい。 開始からエンディングまであまりセーブしないで読んでいたように思います。 @ネタバレ開始 オリバーとエイデンの過去も去ることながら、 2つ選択肢である「電源を入れる」「電源を落とす」 入れる方は特に気にも留めなかったのに、ラストの電源を落とす方は"落としたくない!!"と思い、ボタンを押すのに躊躇しました(泣) 終盤エイデンとライトのやり取りに思わず目が潤みました。 @ネタバレ終了 夜月さん。 面白くて感動的なゲームでした。 何気に作中にあったメンダコの絵画。 あれいいですね(笑)
  • 藹々鬼譚
    藹々鬼譚
    美麗なイラストで前から気になっていたところ、人様の感想を読んで始めさせていただきました。 背筋が伸びる情緒豊かで昔の日本の雰囲気どっぷりの文章に拍手。 古めかしく慣れない語り口なので頭に入ってきにくいのですが、読んでいるうちにありありと情景が現れるようになってきてもし「自分には難しい…」と感じた人にもエピローグまで遊んで欲しい。 進めるごとになんとなく情景が分かるようになってくる!大丈夫! 神秘さと日常が隣同士にあるような感覚になれる素敵な作品でした。 実際に神域に踏み込んだみたいな心地! 素晴らしい作品をありがとうございました。
  • 遥かなるトゥーレへの旅人
    遥かなるトゥーレへの旅人
    沢山の美しい写真と説明付きでアイスランドを観光している気分が味わえました。めっちゃ贅沢! 楽しくて自由探索パートで一人旅を満喫。目的地を後回しにしてのめり込んでしまいました。 そしてエロ可愛い女の子たちとのエロイベントがとんでもなくエロい! サムネにいない女の子も多数で、どの子もメインヒロインを差し置いて浮気心が暴走してしまうほど魅力(とエロさ)がヤバイ。上質イラストも盛り沢山。 多数の選択肢は間違っていると分かっていても選んでしまう魔力。 全力で寄り道して何時間かかったか分からなくなるほど遊ばせていただきました。凄いボリューム! 笑いも多数、爆笑で震えてしまう場面も。怖さもあり。そしてまさか泣かされてしまうとは……! ファンアートは愛を込めてユールちゃんを描かせていただきました。 贅沢で素晴らしい作品をありがとうございました!
  • Bar Flor
    Bar Flor
    落ち着いた店内と穏やかなマスターの語り口がとてもおしゃれ…!!一周目ラスト、どうしても裏を見る仕様なのでそこでようやく「あれ?」と思う流れ、計算されてる感じがしました。 @ネタバレ開始 主人公、名無し個性なしかと思いきや花屋など情報がでてくるので警戒してたんですけど、やっぱりマスターと主人公、裏側で滅茶苦茶バトルしてるー!! 必死でカクテル埋めました。メガネで分かりにくかったけど泣きぼくろがセクシーですねマスター…… オフのゆるい服装と泣きぼくろがセットでレアさと眼福でした。 @ネタバレ終了
  • 紅乙女
    紅乙女
    美しさと怖さが見事にマッチした作品でした。 イラストや演出どれもクオリティが高く 1本ホラー映画を見たかの様な満足度。 最後のカッコ書きの余談も怖さが増してとても好きです。 素敵な作品を有難うございました!
  • 消えない痣の治し方
    消えない痣の治し方
    プレイ時間20分弱の短い時間で考えさせられることが多々ありました。人のコンプレックスというものは、自分で変えられる意識はあるけど限界もあるのかなと思ったし、そのときは自分ではない人間に見える世界を変えてくれることも出来るのだと感じました。 @ネタバレ開始 柳川さんが痣にキスをした瞬間も、言葉で表さない行為に心にくるものがありました。そして最後の、「この痣に向き合っていきたい」という前向きな言葉にも純平くんの心の変化が現れていてよかったです。 @ネタバレ終了 初めて触れたフリーゲーム作品のきっかけとしてとてもよかったものだと思いました。 ありがとうございました。
  • 猫ノ目のような世界で
    猫ノ目のような世界で
    羽根の生えた猫とは…?と気になっていたので遊ばせていただきました。 @ネタバレ開始 正体はなんとなくわかるものの本編で各キャラの事情を読み解くのは難しく、抽象的な会話が続くのでどういう終わり方になるのか?というところで先が気になる物語でした。人間がネガティブな感情と向き合うお話と考えると、そこにしれっとネコちゃんが混ざってるのがすごく面白くて不思議な読後感です。しかも見た目は魚というややこしい関係。 エンディングでは負の感情から脱したみんなのその後を見ることができますが、始まりの暗く幻想的な世界とのコントラストが美しくとても綺麗な終わり方でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • 廃館の月 ~The Moon over the ××××~
    廃館の月 ~The Moon over the ××××~
    最初全く呪文を覚えられなかったのですが、 後半になっていくにつれて徐々に覚えられて、急ぎのところも何とかクリアできました。 @ネタバレ開始 ヴッ・・・生きててよかった・・・。 @ネタバレ終了
  • 悪くない仕事
    悪くない仕事
    ちょっとした意外性もありつつ、心の温まる作品です。 早い段階で状況には気付きましたが、テキストの描写も用いられている背景なども印象が柔らかく、タグの通りまさにハートフルな作品でした。
  • 君の生に、祝福を。
    君の生に、祝福を。
    特殊シチュエーションから始まる女生徒と男性教師のボーイミーツガールものです。 紹介文での情報開示が控えめなので、念のため感想は見え消しにしておきます。 @ネタバレ開始 自殺を試みた女生徒とその場面に立ち会った教師のお話です。 発端が発端ではあるものの、悲愴的な印象は全くなかったです。 自殺の動機が感情的なものでなく淡々と理詰め的なものだったので、淡々とやっぱり生きるようにした、という感じです。 プレイしていて思わず「うぐぅ」と声が漏れてしまうシーンには笑ったのと、ラストで表示される折れ線グラフが端的に心情を表していて良かったです。 @ネタバレ終了
  • 世界を破壊する魔法
    世界を破壊する魔法
    一番印象的な台詞は @ネタバレ開始 「私たちの世界が破壊される前に、 私たちが世界を破壊しなければいけないのに。」 という台詞でした。 読み進める途中も辛かったですが、一番ダメージを負ったのは、全部読み終わって、ギャラリーを見返したときに、 とある少女二人の仲良しなスチル(作中にはなかった)があった時でした。 世界を破壊する方法はとても簡単で、とても身近。だと思いました。 @ネタバレ終了
  • Bar Flor
    Bar Flor
    色と花を選ぶことで、様々なカクテルと出会える作品。 お酒は苦手だけどカクテルに憧れがある&花言葉大好き人間の自分は最高に楽しめました。 どのカクテルもデザインがお洒落で、花言葉の意味も……と考えいると、何やら不穏な気配。 はっきり見えてくる訳では無いものの、お客さん同士やマスターの人生が見えてきて、そこに絡む花言葉やカクテルが何とも味わい深いです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • ひねくれじいさん×嘘つき少女
    ひねくれじいさん×嘘つき少女
    ひねくれじいさんと嘘つき少女の物語。曲者同士が織りなす物語がとても面白かったです。 じいさんと少女の真実が明らかになったときは感動です! @ネタバレ開始 ばあちゃんがちゃっかり天使だった事にはほっこりしました。 コメントしたと勝手に思い込んでいたので時間差コメントになっちゃいました。すみません! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!
  • あなたの命の価値外伝 井畑沙希と児童相談所の話
    あなたの命の価値外伝 井畑沙希と児童相談所の話
    あなたの命の価値 の外伝作品。 今作だけでも十分楽しめますが、やはり前作をプレイしているとそれだけで重みというか、味が変わります。 それぞれに問題があり、それぞれに悩みがあり……と人間らしさに、なんとも言えない愛おしさを感じます。 ぜひあなたの命の価値を楽しんでから、こちらの作品もプレイしてほしいです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • マイハハ
    マイハハ
    雰囲気からして、怖いゲームなんじゃないか……と身構えてプレイしたところ、 @ネタバレ開始 しょっぱな、テスト4点ってバレてハハ激怒で怖いエンドでした!w 怒らせると怖い! そんな雰囲気をブチ壊す「おれの☆マイホーム」には笑いましたw トゥルーエンドでハハさんの笑顔を見れて、ほっこりしました♪ フードコーディネーターって見えた気がするけれど……気のせい……でしょうかw @ネタバレ終了 エンドへのヒントや、選択肢までスキップできる親切設計でありがたかったです。 面白い作品をありがとうございます!
  • その夜は泥の中
    その夜は泥の中
    題材とタイトル絵の雰囲気が素敵だったので遊ばせていただいてました。 絵も文章も素晴らしかったです…!主役2人の内面外面をがっつり摂取できて読み終わった後とても満足しました。いやもっと読みたい気持ちもあります!登場人物達の思想・価値観・自然な会話や動作の描写…なんと表現したらよいのかわからないのですがとても好きな作風でした。 @ネタバレ開始 薊さん視点の蘇芳さんを見てからの蘇芳さん視点の薊さん描写…が、たまらなかったです。逆もまたしかりですがお互いの印象と本心のズレにくぅ~~~ってなりました。特に薊さん視点の蘇芳さんはずっと何を考えているのかわからない不思議な人だったので内面のギャップがすごい。薊さんの会社の人にマウント取りに行く蘇芳さんめっちゃギラギラしてて好きです。ああアレはへし折りに行っていたんだなあ…しみじみ思いました。強い。挿絵もめちゃくちゃ良い笑顔で最高。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • バルバニー家の3きょうだい
    バルバニー家の3きょうだい
    モノトーン調のタイトル画面と、「皆が幸せになれる結末はありません」という文言にとても惹かれ、プレイさせて頂きました。 まずバットエンドやメリバ好きの人間は、絶対に楽しめる作品です! 攻略も難しくないですし、何よりキャラクター一人一人がとても魅力的です。あとイラストもとてもお上手で、キャラクターの狂気の表情を描くのが特に上手いと思いました。 エンド数が各キャラ4つは必ずあるのですが、どれも心に残るものばかりで、自分の好きなエンドが見つかるに違いありません。 @ネタバレ開始 キャラクターとして一番好きなのは、ギル君です! 兄としての父親からの重圧や、ストレスで今にも壊れそうなところが、可哀そうでとても可愛かったです。 エンド3はめちゃくちゃ怖かったですが、まあこんな環境ならそうなっても仕方ないよね…と思いました。 エンド2は恋愛要素強め…というより、ギル君の寂しさや欲望が全面に出ていてめちゃくちゃ萌えました!いっぱいよしよししてあげたいです!!甘えられたい!! 物語中にストレスで幼児帰り(間違っていたらすみません)のシーンがあるのですが、本当はお兄ちゃんだけど兄弟の中で一番、実は甘えん坊でお母さんと一緒にいたかったのかな…と思いました。 それ故にエンド4は心が痛かったです…。 ストーリーとしては、レネ君が心に一番残りました! 「パピヨン・ノワール」の蝶の物語にレネ君を重ねてるのが、先が短いレネ君の人生を表しているようで良いなと勝手に思いました。 エンド3は最初見た時に、あまりに悲しすぎてしばらく私も呆然としていました。 あえてテキストを読まさずに音と絵で表現する事で、”レネ君の見えている世界もなくなってしまった”んだなと、良い絶望を感じれました。 リズちゃんからはヤンデレとメンヘラ両方の素質を感じて、大変にっこりさせて頂きました。 エンド2の「地獄で待ってるわ!」の狂気の表情、凄く好きです。 エンド4は、全エンドの中で一番平和?な気がします。リズちゃんが大きくなったらどうなるのか、楽しみですね! @ネタバレ終了 心に残る素敵なゲームを本当にありがとうございました。ギル君に出会えて感謝です。