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8365 のレビュー
  • MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    海賊嫌いのダニエルとその妹のエヴァ。彼らが海賊たちの船に乗ってしまうところから始まる物語。全部で1時間半ほどで読了できました。 最初から最後までずっとワクワクしながら読める物語でした。そもそも、海賊を描いたノベルゲームをあまりプレイした覚えがないので、僕は開始前から少しワクワクしていたのですが(笑) 個性的なメンバーとの出会い、そして「未知なるものが待っているのだろう」という雰囲気のおかげで、冒頭から一気に物語に引き込まれました。また、その後の冒険もまったく予想できない展開を見せてくれて、大変面白かったです。 また、そうした冒険を描きつつ、ダニエルの内面の変化を描き続けた点も大変良かったと思います。彼が変化することで迎えたラストは、清々しい気分になれました。 本作品が楽しく読めたのは、キャラクターが魅力的なことも大きな要因だと思います。「海賊なんだけど、どこか憎めない」人々ばかりで、エピソードが増えるたびに愛着がわいてきました。主要キャラは全員好きですが、個人的にはヴィオラが1番好きです。でも、印象が強いという意味では、ぶっちぎりでレイさんです。夢にも出てきそうな予感……(笑) 総じて、ワクワクがたくさん詰まった作品で、「読んで良かった」と心から思えました。冒険ものの物語を求めている方には特におすすめです。
  • 美少女たちの同人活動日記
    美少女たちの同人活動日記
    ノベルゲームを愛する少女たちの交流の物語。15分ほどで読了できました。自分もノベルゲームを作る人間なので、共感するところも多いお話でした。初めて会う同士なのに、好きなことになると熱く語り合えてしまうのは「オフ会あるある」ですよね(笑) ひとつ疑問に思ったのは、彼女らが使っているゲーム開発ツール。「ひょっとしたらティラノ〇ルダーなのでは……?」と気になって、夜しか眠れません。
  • あなたの命の価値
    あなたの命の価値
    児童養護施設を舞台にしたお話は、とてもデリケートなので扱うのは慎重にするために、下調べに基づいたテーマ性が必要だと考えています。 今回の主要人物は誰を主人公にしてもシリアスであり、傷を糧として未来を切り開いていくお話に出来たと思いますが、勇気を主人公に据えたのは象徴的だと思います。 前半のルート分岐は様々な可能性を見せてくれます。こういった構成は数多のゲームでも顕著ですが本作は、本ルートへ至る為のパラレルというより、登場人物たちの奥行きを描写するために必要だったお話だと思います。主人公モテモテなのはどこの世界でも同じですね(笑) この物語は、全体を通して見ると映像作品のような流れていく景色を見るという感覚でした。逆に言えば、もう少し一つ一つの場面での会話に膨らみがあっても良かったかなという印象です。 しかし、物語というものはその多くが「主人公の人生のほんの一幕を描くもの」と定義するなら、細部の密度よりも、スムーズな展開の方が好まれるのでしょう。 夏美ルートが本編と思って、ぜひ本腰を据えて読んでみてください。 それでは、以下ネタバレありです。 @ネタバレ開始 ◆音楽との親和性◆ 制作にあたり、OP/EDも含めたBGMたちは有料のものを揃えていて、物語を十二分に演出していました。 やはりノベルというものに「音楽」という要素は欠かせません。そのクオリティの高さと、親和性の高さは、身をもって経験しています。 特に作詞もそうですが、一番物語を理解している書き手が文章以外の所にも気を配るのが一番物語として違和感がないと思っています。主題歌もすごく印象 的でした。 また、オープニングがアニメアート(ムービー)だったのも驚きました。その流れが、生まれてから成長するまでの壮大なものだったのは物語を包括的に演出していたと思います。 ◆過去との決着◆ 個人的に一番グッと来たのは、心に傷を負っていた者同士が伴侶となり、それぞれに過去との決着(両親との決別)をするシーンがあったことです。 それは克服であり、文字通り決着です。人が前に進むためにけじめが必要なのは、過去に心を置いてきてしまっているから。 トラウマが最たるものですが、「フロイト」か「アドラー」かでその道は大きく分かれるのだと感じています。まぁこれは蛇足なので割愛します。 感謝と決別、とても印象深かったです。 ◆意味のあるバッドエンド◆ 昨今、というより僕がフリーノベルを嗜むようになってから15年くらいずっとですが「意味のないバッドエンド」が置いてある物語が多いです。 死んで終わり、間違って終わり、何かを失敗して即終了。それは物語において可能性の一つですが、果たして必要なのだろうかと。ゲーム性の弊害ですね。 しかし、この作品にあるたった一つのバッドエンドは「意味のあるバッドエンド」だと理解しています。「断ち切れない、4割の親」というエンディングタイトルが示すように、しっかりとテーマ性を維持しつつ問題提起もしている結びでした。 僕はハッピーエンド至上主義ではありませんが、バッドエンドに関しては「意味がある」ことが大前提だと考えています。逆説的にいうと、バッドエンディングを書いてくださってありがとうございます。 ◆タイトル回収が智恵理先生◆ あとがき2で、智恵理先生がタイトルの意味を回収するところが、浦田さんの感性の一つでオシャレだなと思いました。僕だったら本編で主人公に意味を持たせてしまいがちですが、これも一つ面白い演出でした。 それが大結びとなって、物語の箱の蓋を静かに閉じられました。 いえ、逆ですね。物語の蓋を閉じたら、蓋にタイトルが書いてあった、というのが正しい表現です。ありがとうございました。 @ネタバレ終了 長々と書いてしまいましたが、テーマ性もさることながらシリアステーマはどうしても自分との過去と照らし合わせてしまいがちなので、時に目頭が熱くなることもありました。 読み手によって物語は表情を変える、そんな素晴らしい物語りをありがとうございます。 僕もいつか、主人公の半生を描くような壮大な物語を書きたいと思わせてくれる力作でした。 そんな「勇気」をくれたお話でした。
  • 僕たちが爆発するまで あと1分
    僕たちが爆発するまで あと1分
    凄かったです。 これを7月5日にできて良かったと思います。 めちゃくちゃ泣きました。
  • MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    面白かった!まずは音楽が良い。ビジュアルも良い、導入部分でワクワクする。 心配性のダニエルがどうしてそうなったのか、どうしてそこにいるのか、シナリオを追っていくうちに明らかになっていくのが面白くて、どんどん進んでしまうし(セーブが無駄になる 笑)、出てくるキャラもみんな魅力的。 約1時間半、長いかな、と思ったけど、あっという間だった!!
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    心也さん江 プレイありがとうございます。 ちょっと厭な感じが残るお話しかも知れませんね。 ほっこり出来るお話もあるので、気が向かれたら、またどうぞ。
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    なんとも後味が悪い。けれど教訓にさせていただけるお話でした。 奇妙な読後感。
  • 僕たちが爆発するまで あと1分
    僕たちが爆発するまで あと1分
    とても丁寧に作られていて、少し泣いてしまった。良いゲームです!
  • MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    イラストも演出もほんとに最高!大好き!イケメンたくさん出てくる!なのに女キャラも可愛い!最高か? とにかくプレイしてみてほしい!
  • 監禁部屋からの脱出
    監禁部屋からの脱出
    @ネタバレ開始 ゲーム開始の騒音にドキドキいたしました。 真相には想像の余地があふれております。
  • さらば劇薬
    さらば劇薬
    >枝蜜まめさん 感想ありがとうございます! クライマックスからの緩急褒めていただき光栄です…!
  • さらば劇薬
    さらば劇薬
    おもろかった~ ぼーっと読んでたらいつのまにか流れ変わっててめっちゃ目が冷めた
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    アリエール真白さん江 プレイありがとうございます。 今回は漫画のようにサクサク読んでいけるようにと作ったので、 そのテンポを感じていただけたら、作品の作りとして成功です。
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    とある人形にまつわる、世にも奇妙な物語風のブラックなお話でした。 一枚絵がたくさん使われコミックのような読み応えがありました。 シナリオもよくまとめてあり心地よいテンポが楽しめました。
  • おやすみなさい、お姉さん。
    おやすみなさい、お姉さん。
    好きが詰まった作品でした。それぞれに個性があって、どの子も素敵で癒されました。
  • Crescendo Moon
    Crescendo Moon
    僕っ子な少女とスランプ中の作曲家が夜の砂浜で月明かりの下で語り合うお話でした。明るく気さくな僕っ子、良い……。泣き砂やお菓子を使い心中や状況を示唆してあったのが面白かったです。
  • クレイジーフレンド
    クレイジーフレンド
    ドッペルゲンガーの正体はなんなんのかを考えながら読むのが面白く、サクサクと読めました。 看板に偽りなしの闇深な友情で最後まで楽しめました。
  • のどか
    のどか
    富井サカナ様、ご感想ありがとうございます。ほっこりしていただけて、作者としても嬉しいです。
  • ある座敷童の一生
    ある座敷童の一生
    文庫本のような縦書きの作品で演出も控えめですが、グイグイと引き込まれました。 あっという間に2周プレイ完了。 登場人物の心情を想像するとなかなか切ない物語です。 豊かな時代に生まれたことに対する感謝の念を持たなければ、と感じました。 しおりの演出によるバックログは雰囲気とマッチしていてとても良かったです。 素敵な作品をありがとうございます。
  • クレイジーフレンド
    クレイジーフレンド
    面白かった! 美麗で明るいタッチのイラストとシナリオのテンポの良さでサクサク最後まで読み進められました。 でもそれとは裏腹に、会話の端々からダークで歪んだ何かが垣間見えてきて・・・物語の最後まで到達した時、ゾッとしました。 愛と狂気は紙一重ですねえ。