ドラマ
9075 のレビュー-
深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray toドット調のグラフィックに心地良いBGM…。タイトル通り、とてもリラックス出来る作品だと感じました。虫の声などの環境音も雰囲気作りに一役買っていて素敵です。深夜特有の空気感が上手く表現されていました。 兄妹がダラーっと会話するだけの作品ですが、その会話が本当に自然で…こういった文章が書けるのも才能なんだろうな、と羨ましく思いました。 また、真面目な話をしていたと思えば冗談を言い合ったりと会話の流れが良い意味で不規則になっており、予測不可能なのも楽しかったです。実際に二人が話している場面を見ている可能ような錯覚をするほどでした。会話の内容で「それわかる!」と共感する場面も多く楽しめました。特に手帳のシーンは括弧ちゃんと同意見でしたね。 あと、オンラインゲームで姫プして周囲を振り回す括弧ちゃんの性格、好きです。「それは草」が個人的にツボでした。 真夜中、一人でゆったりプレイするのに最適な作品だと思いました。 みなさんも時間を忘れて兄妹の会話に没頭するのはいかがでしょうか。ありがとうございました。 -
今宵、忘却列車にて。幻想的な列車の中での少年との一節。トゥルーシナリオは…切ない終わり方でした。違う選択をした2人も見てみたかったです♡ -
Sea glass(シーグラス)とてもおしゃれで、引き込まれる作品でした。 一本の映像から「見る人」と「見られる人」の視点が描かれたお話です。 青で統一された清涼感のある画面と、時折背景で流れるムービーがおしゃれで、画面デザインで作品の世界観が表現されているのがすごかったです! 実際に主人公と映像を見ているかのような没入感があり、瑞々しくて清涼感のある美しい映像なのだろうということが伝わってきました。 また、一週目と二週目で「青」の感じ方に変化が起こるのがとても印象的でした。 @ネタバレ開始 最初は爽やかで清々しく感じられていた青が、二週目では寂しく冷たい色に感じられました。 誰かの素敵なところを知って、素敵な人だと思っても、それが本質とは限らないのかなと思います。 それを忘れてしまうと、ただ理想を押し付けるばかりになってしまう…そんなリアルなお話でした。 一週目の主人公と、二週目の彼女が持つ「シーグラス」に対する認識の違いが、この作品を象徴しているようでした。 @ネタバレ終了 彼女が描いた絵、私も見てみたくなりました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)作品が持つ独特の雰囲気に魅せられる作品でした。 「まもの」と子供が迎える、運命のお話です。 最低限の情報しか与えられない中で、「描かれていない部分」の存在を確かに感じられました。 様々なことを思い、生きてきた者の最後のワンシーンが切り取られたような印象です。 短い時間の中でも、音楽・SE・暗転のタイミングなど、全てが計算されて作品の雰囲気が作り上げられているようで、凄かったです。 @ネタバレ開始 決まっている運命を嘆くのではなく、そこに至るまでをどう捉え、何を選択するか。 そんな問いかけがされているような気がしました。 運命を受け入れながらも、少ない選択肢の中でよりよい道を選ぼうとする2人が、とても印象深く心に残っています。 「まもの」のこと、子供のこと。語られることは少ないものの、2人は確かに「家族」だったのだろうなと感じました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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逆さまに堕ちる何とも言えない読後感の作品でした。 ストーリーはしっかり完結しているのですが、 なんともいえない感情がドロドロと残る感じです。 そう言った作品が好みの方にはたまらないと思われます。 冒頭を除き終始作中で降り続けている雨の音がとても印象的で、 これが主人公の心象風景なんだとすっと理解できます。 テキストはとても引き込まれるもので、 主人公の強迫観念めいた言動に感情が締め付けられました。 @ネタバレ開始 ラスト、死ぬことすら叶わずに今後も 「頑張り続けなければならない」というのはなんとも救いがないです。。 作中の「女とか先生とかそんな妄想を」というセリフから、 序盤から気になっていた「戦闘指導員」と言う主人公の設定自体が虚構だと分かります。 (ということは当然、生徒たちの存在も虚構ということになります) きちんと作中で明示して頂いたおかげでなるほどとスッキリしました。 @ネタバレ終了 なんとも胸にずしりと響くような作品をありがとうございます。 -
お前のスパチャで世界を救えこんにあ~! 実況で全エンド拝見させていただきました! 時流にのったテーマとクオリティの高いデザインで 気になっていた作品でしたが、期待を裏切らぬ面白さ…! “にあちゃんを救うために画面の前の俺達が出来る事は何か?” “にあちゃんに何があったのか?黒幕はいるのか?真相は?” 冒頭からにあちゃんの失踪というインパクトある出来事を プレイヤーに見せて謎を提示しラストまで読ませる優れた構成に、 実際に存在するゲームのパロディや、SNS上のやり取り、 コミュニケーション能力が低く日々に疲れ癒しを求める社会人という リアルな描写で主人公とプレイヤーを一体化させる手腕がお見事です。 気付けば画面の前の貴方も「にあらー」として奔走している事でしょう。 @ネタバレ開始 にあちゃんが男性だと知った後も「彼女」を好きだった 気持ちを否定しなかった主人公に好感を持ちました。 個人的に好きなのはVエンドとCエンドです。 にあちゃんとtanakaさんと人を癒す存在を目指す結末は微笑ましく Cエンドはいわゆるバッドエンドに近いですが、 かたラーメンさんとの友情を感じられて良かったです。 @ネタバレ終了 初見の印象通りクオリティの高い作品でした。 おつにあ~! -
嘘つきジョアンナと春の雪じょばじょばに泣きました……… 読みやすい文章、すんなりと入ってきた雪の設定で一気に読んでしまいました…!!まきおくんのイラストがすごく可愛くて、暗い部分もあるのに少しずつ元気も貰うような…。しかし起承転結の転が容赦なく訪れる、そこからがもう、もう、もう…怒涛の……顔面洪水…… @ネタバレ開始 スイトくんが悲しくてリビングで泣いた瞬間、全く同じタイミングで泣いちゃったのですが、それだけで済まさないこの物語よ…!! まきおくん、もしかして自転車にエンジン括りつけたの見せるつもりじゃ…!?と思っていたら「花の箱庭」の話を覚えてくれてたという…!そしてそれがスイトくんがもう一度降ってほしかった雪と重なるという…!ここでじょばじょばに泣いてしまってもうだめでしたこの物語はスイトくんの学校の図書館で貸し出すべきだと思います… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!! -
夏の想いは星影に実家に帰省した主人公の「私」と、高校時代に天文部にいた先輩の「部長」の物語です。選択肢はなく、10分程度で読了しました。 心地の良いノスタルジーに浸れる作品でした。エンディングの穏やかな音楽とか、「星が嫌いな人なんていない」という言葉が好きです。 @ネタバレ開始 「私」と「部長」の具体的な性別描写が入っておらず、その辺りに大きな魅力を感じました。文字だけなので、人によっていろんなパターンの2人が想像できてしまうなと思いました(もし、自分の読み込み不足なら本当にすいません!)。 -
嘘の手紙高校生だったあの頃を思い出します。もし自分に嘘の手紙が届いたらどうするのか。リアルな学校生活の描写を背景とイラストで絶妙に表現しており、嘘がなんだったのか早く突き止めたくて、主人公と同じ気持ちになりました。本当に感動しました。素敵な作品をありがとうございました。 -
そして僕らは世界を壊すとても純粋で綺麗で、やるせないお話でした。 『明日を拒絶する従兄弟を救うために、一人の男の子が頑張るお話』というキャプションの説明はもちろん正解なのですが、入り口に過ぎません。すごいお話が展開される……されるんですけど、どうしてもネタバレしたくないので、とにかく心に残るストーリーを体験できるとだけ書き残しておきます……! 序盤はセーブが制限されているなど、多少手に取りにくいと感じる要素があるかもしれませんが、ストーリーはもちろん、整然としていながら繊細な文章、演出の細やかさや美しいイラストなど、たくさん魅力のあるゲームなので、ゆっくり過ごせる休日前の夜などに遊んでみてください。ぜひ、彼らの結末をプレーヤーそれぞれの手で紐解いてほしいなと思います。 美しいお話を、ありがとうございました。また、夏になったらそしせかの世界に戻ってこようと思います。 -
GARAKTA ROCKERS - 1st ALBUM -ポップなサムネイルとタイトルに惹かれてプレイしました。 熱くてロックなノベルゲームです。面白かった! お絵○きせんせいとヘッドフォンに勝気な笑顔、くっぴーのキャラデザが天才的。 @ネタバレ開始 くっぴーの状態については序盤でなんとなく予想がついていましたが、 大音量なら…⇒ロックという結びつきがすごい発想だなと。 そう考えると部室の環境も最初の音量も兄の愛なのかなあとほっこりしました。 主人公のマルメロ愛が強かった分、 くっぴーと部長のマルメロへの気持ちや関係がもっと知りたい! 続編も楽しみにしています! @ネタバレ終了 正直ロックにはさほど興味がない人間なので、 最初は「ええ……」とやや引いていた崇姉妹にも、ラストの頃には「格好いいじゃん!?」とすっかりファンになっていました。 ラストのラストの挿入曲も、「そうくるか!」と思わされ、最後まで駆け抜けた物語でした。 楽しい時間をありがとうございました! -
僕らのノベルゲーム久しぶりに長編で遊びましたが、やはり良いですね! 文章も読みやすく、また緩急もあり惹きつけられました。 高校生という年代の衝突や熱、恋、まさに青春でした。 私はプレイするのみでゲーム制作のアレコレは知らなかったのですが、こんなに多くの作業をこなさなければならないのだと改めてゲーム制作の大変さを感じました。 @ネタバレ開始 主人公が他部員の一人ひとりと行動するシーンがあるのですが、どの子も魅力的に書かれていました。特に谷口さんは普段の様子からは全く違った内面を見せてくれて好感度がググーンとアップしました。 またシーンの合間にエレナのストーリーが挟まる演出が好きです。 エレナのゲームも気になりますね! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました! -
お前のスパチャで世界を救えスパチャでにあちゃんに名前呼んでもらえたのが嬉しくて変な声出た。にあちゃんとっても可愛くて楽しかったの♡ -
消灯コーヒー面白かったです! そういうことか!となりました。 掌編ですが、細かいところまで作り込んであってとても満足しました! おかわり含めて喫茶店の雰囲気で統一されていてオシャレ! それにしてもイラスト・シナリオ・スクリプト・ボイスって本当に多能工過ぎて凄すぎ! 面白い作品をありがとうございます。 -
箱の中のユメ無事に2つのEDを拝見いたしました。 辛い現実の中に一筋の光明を見出すような良いお話でした。 ED2の読後感の良さを味わいつつも、 それでも主人公の置かれた現在とその未来に 心配を禁じ得ないリアリストな自分がいました。 -
エンドロールの最後まで分岐エンド効率的に回収派なので毎回「終わる」を選択しながら進めました。 これだ!というオチを付けるというよりは雰囲気を味わう作品だと思いました。 人生の色んなフェーズを切り取った作品でした。 -
嘘の手紙優勝です。 突然すみません。 何が!? って思われた事かと思います。 自分が今年プレイしたゲームの中でガチに一番感動しました。 凄い個人的になっちゃいますが、2020年自分がプレイして感動したゲームアワード一位です。故に優勝を伝えずにはいられませんでした。 皆さんのコメントにも沢山あるので、言わずもがなではあるのですが…、オシャレです。 そして、それ以上に演出とストーリーがヤバイです。ネタバレになるのでこう上手く伝えられないのがもどかしいのですが、ストーリーの魅せ方がヤバイです。めちゃんこ感動しました。 もし、映画関係者さんがおられましたら、映画化して欲しいです。ホントお願いします。スクリーンで原田と山中が観たいです。 重ね重ねになりますが、優勝でした。ホントのホントに感動しました! -
私の兄貴はワンと鳴くたくさんのご感想、ありがとうございます(T ^ T) 励みになります! -
高層マンション書斎に閉じこめられてしまった! ここは高層マンションの最上階…脱出できるのか? @ネタバレ開始 逝った…!また逝った…!ホラーに見せかけたギャグかな?と最初のうちは思いましたが、最後に見たENDは予想外ないい話でした。 こういう作品は普通にハッピーエンドで終わることがあまりなかったりするので、助かった後の家族の描写にほのぼの。いい家族じゃないですか… おまけシナリオもためになりました(?) @ネタバレ終了 「ノベラー」のバッジがゲットできなかったので色々試したら無事見つけることができました…!ぜひ探してみてください。 -
かすがいの記憶短めのお話ですが、このストーリーの前後にも妄想が膨らむような作品でした。キャラメイクがとっても素敵です。 変わったタイトル画面がとっても可愛いですね…! @ネタバレ開始 私も大事なものを落として駅の職員さんに泣き付いたことがあるのですが、ないですねでぱっと案内のチラシ渡されて終わったのをふと思い出しました(悲哀) 「かすがい」という言葉が珍しいというレビューが他にありましたが、子はかすがいとかそういう言い回しは日常でも普通に出て来るので、そこまで突飛なワードではないなと私は感じました。 一個気になったのは、探した場所だとか、日曜日にぬいぐるみが必要な情報が後手後手だったりしたので、探偵さんのわりにあんまりクライアント本人にヒアリングしてないかなあと思ったくらい…? と思ったけど、そこはやっぱり聞かれたけどみなゆちゃんが忘れてたのかも! キャラメイクがやたら良いためか、確かに「第一話」という感じがすごくしましたね。これから起こる物語の序章、触りのような感覚? これで終わるのは物足りない、勿体ないというか、続きも見たいという我が儘な感情が湧いてきます。みなゆちゃんここから助手になろうよ…!(願望丸出し) @ネタバレ終了

川澄シンヤ
ふたみ♡
ななづこ
富井サカナ/DIGITALL
柘榴雨(ザクロアメ)
弐藤(ニトー)
個人宇宙
なぽっしゅ
六夏/NUMBER7
はみどり
ちるひ
やまもと
ますみ
みそ(misosio)
丹綿樫