heart

search

ティラノゲームフェス2017参加作品

1331 のレビュー
  • 繋ギ工芸館
    繋ギ工芸館
    管理人さんの絵に誘われてプレイしてみたが……。 その絵柄通り、シュールでした。 寿司氏のギャグ方面への振り幅があるだけに、バランスが取れているのかも。 最後の管理人さんの満面の笑顔が印象的でした。 なんか途中からうっすら展開が読めてしまいましたが、もし寿司氏が約束を守っていたらどうなったのか、そのルートでの話も見てみたかったです。 寿司氏よ、そのソーラーパネルは被って役に立つのかい?
  • ピーピングプール
    ピーピングプール
    独特の雰囲気が漂うなんとも味わい深い作品でした。 1つ1つのエピソードや人間関係の描写がリアルでとても生々しかったです。 むっちょんみたいな女の子、たまにいるよなーとなんだか感心・納得してしまいました。 「ディテールまで上手に描く小さなエピソードを重ねることで、 テキスト量以上の大きな想像をプレーヤーの頭に膨らませる」 ということをやってのけた素晴らしい作品だと感じました。 画面レイアウトは独特で、キャラのグラフィックも時折カットインの形で描かれています。 このあたりもマネできない高いセンスを感じました。 あとがきフェチなので作者様たちの後記も堪能させて頂きました。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 僕。
    僕。
    UIやシステム・画面レイアウトがとにかく素晴らしい作品です! 極めて高いセンスを感じました。とっても羨ましい!! 絵がなくても高いセンスがあればビジュアル面で満足させられるということが実感できました。 フルボイスも演者さんがたくさんいてとても豪華でした。 タイトルコールがランダムで変わるのも良い演出でした! Extraのエンドリストの存在も良かったです。 ストーリーはいずれもちょっと変わった視点・趣向となっています。 どのお話も短く簡潔にまとまっておりますのでおススメです。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 萌ちゃんとあ・そ・ぼ
    萌ちゃんとあ・そ・ぼ
    やったぜ!2回目のプレイで萌ちゃんにチューされちゃったぜ!! ということで、音声合成技術の凄さを味わえる作品でした。 この分野、割と興味があるのでとても興味深くプレイさせて頂きました。 「川内萌ちゃん」は声だけでなくグラフィックもかなり萌え萌えです。動きます! きちんと選択式のゲームとしても成立していますし、 分かりやすい形で技術を広めてくれる素晴らしい作品だな、と思いました。 このゲームがきっかけでゼミに入る学生さんもいるんじゃないかな、とも。 研究室のHPも隅々まで拝見させて頂きましたが、とても面白かったです。 こういった特殊な要素を盛り込んだ作品って、 もうそれを味わえるだけでもやって良かったと思えるので素晴らしいです。 非常に興味深い作品をありがとうございます。
  • おあずけ彼氏
    おあずけ彼氏
    男なのですが、非常に素晴らしいグラフィックに惹かれて手を出してみました。 いやはや、制作サークルの愛情がぎっしり詰まった作品でした。 全てのご担当の方が本当に素晴らしい仕事をしています。 このジャンルへの深く強い愛情を感じざるを得ません。 キャラクター描写とシチュエーションへのこだわりがビンビン伝わってきました! それにしてもあまーい! 甘いよ! 甘すぎるよ!! 自分が女性でBL好きだったらもっと美味しく頂けたのだと思うとちょっと悔しいですね。 素敵な作品をありがとうございます。
  • KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -
    KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -
    二作目の-招かれざる常連客-から初めてこちらのシリーズに出会い、今回一作目にも触れさせていただきました。 なるほど、そういうことだったのか…と思わされる展開で、ED後はすっきりとした気持ちになります。次回作への伏線もあったりして、シリーズで遊ぶとより面白いのではと思いました。 個人的には黒十さんと柚葉ちゃんの凸凹コンビ感といいますか、二人の関係がとても好きです。とても微笑ましいです。イラストも綺麗で、雰囲気があり素敵です。 続編も投稿されているのでぜひプレイしてみたいと思います!
  • あなたの命の価値
    あなたの命の価値
    児童養護施設を舞台にしたお話は、とてもデリケートなので扱うのは慎重にするために、下調べに基づいたテーマ性が必要だと考えています。 今回の主要人物は誰を主人公にしてもシリアスであり、傷を糧として未来を切り開いていくお話に出来たと思いますが、勇気を主人公に据えたのは象徴的だと思います。 前半のルート分岐は様々な可能性を見せてくれます。こういった構成は数多のゲームでも顕著ですが本作は、本ルートへ至る為のパラレルというより、登場人物たちの奥行きを描写するために必要だったお話だと思います。主人公モテモテなのはどこの世界でも同じですね(笑) この物語は、全体を通して見ると映像作品のような流れていく景色を見るという感覚でした。逆に言えば、もう少し一つ一つの場面での会話に膨らみがあっても良かったかなという印象です。 しかし、物語というものはその多くが「主人公の人生のほんの一幕を描くもの」と定義するなら、細部の密度よりも、スムーズな展開の方が好まれるのでしょう。 夏美ルートが本編と思って、ぜひ本腰を据えて読んでみてください。 それでは、以下ネタバレありです。 @ネタバレ開始 ◆音楽との親和性◆ 制作にあたり、OP/EDも含めたBGMたちは有料のものを揃えていて、物語を十二分に演出していました。 やはりノベルというものに「音楽」という要素は欠かせません。そのクオリティの高さと、親和性の高さは、身をもって経験しています。 特に作詞もそうですが、一番物語を理解している書き手が文章以外の所にも気を配るのが一番物語として違和感がないと思っています。主題歌もすごく印象 的でした。 また、オープニングがアニメアート(ムービー)だったのも驚きました。その流れが、生まれてから成長するまでの壮大なものだったのは物語を包括的に演出していたと思います。 ◆過去との決着◆ 個人的に一番グッと来たのは、心に傷を負っていた者同士が伴侶となり、それぞれに過去との決着(両親との決別)をするシーンがあったことです。 それは克服であり、文字通り決着です。人が前に進むためにけじめが必要なのは、過去に心を置いてきてしまっているから。 トラウマが最たるものですが、「フロイト」か「アドラー」かでその道は大きく分かれるのだと感じています。まぁこれは蛇足なので割愛します。 感謝と決別、とても印象深かったです。 ◆意味のあるバッドエンド◆ 昨今、というより僕がフリーノベルを嗜むようになってから15年くらいずっとですが「意味のないバッドエンド」が置いてある物語が多いです。 死んで終わり、間違って終わり、何かを失敗して即終了。それは物語において可能性の一つですが、果たして必要なのだろうかと。ゲーム性の弊害ですね。 しかし、この作品にあるたった一つのバッドエンドは「意味のあるバッドエンド」だと理解しています。「断ち切れない、4割の親」というエンディングタイトルが示すように、しっかりとテーマ性を維持しつつ問題提起もしている結びでした。 僕はハッピーエンド至上主義ではありませんが、バッドエンドに関しては「意味がある」ことが大前提だと考えています。逆説的にいうと、バッドエンディングを書いてくださってありがとうございます。 ◆タイトル回収が智恵理先生◆ あとがき2で、智恵理先生がタイトルの意味を回収するところが、浦田さんの感性の一つでオシャレだなと思いました。僕だったら本編で主人公に意味を持たせてしまいがちですが、これも一つ面白い演出でした。 それが大結びとなって、物語の箱の蓋を静かに閉じられました。 いえ、逆ですね。物語の蓋を閉じたら、蓋にタイトルが書いてあった、というのが正しい表現です。ありがとうございました。 @ネタバレ終了 長々と書いてしまいましたが、テーマ性もさることながらシリアステーマはどうしても自分との過去と照らし合わせてしまいがちなので、時に目頭が熱くなることもありました。 読み手によって物語は表情を変える、そんな素晴らしい物語りをありがとうございます。 僕もいつか、主人公の半生を描くような壮大な物語を書きたいと思わせてくれる力作でした。 そんな「勇気」をくれたお話でした。
  • select
    select
    とても素敵な物語でした。 「機会」の神というところ、真に相手のためになる良い神だなぁ、と思いました。 簡単に目的を達成させるのではなく「あくまで自分の力で」良いことです。 序盤で再び距離が縮まることになるイベントは良い掴みになっていましたし、 主人公とヒロインの関係性や好きになった理由やすれ違いになった出来事など、 諸々がリアルに感じました。 クリア後のおまけ群もそれぞれ凄く好きな要素が盛り込まれていて良かったです。 素敵な作品をありがとうございます。
  • いつも仲よしボクの家
    いつも仲よしボクの家
    久しぶりにプレイし直しました。 やっぱりこの独特の不穏な空気感が最高です。 両親が子供を介して醜く言い争う姿がとてもリアルです。 子どもは親を選べませんし、 どのような選択をしても結局は大人の都合に振り回される、 ということを身に染みて感じました。 子どもにこんな思いをさせたくない!と強く思える良い作品です。 @ネタバレ開始 本編と関係ないですが新しい父親の顔の形がなぜかお米なのがメチャクチャ笑いました。 胚芽の部分がちゃんと欠けてるのが最高でした。 これってもしかして何かのメタファーだったりするのでしょうか。。。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございます。
  • ねこ探偵 最初の事件
    ねこ探偵 最初の事件
    キャラクターたちの会話にとてもセンスの溢れる作品でした。 自由奔放すぎる助手と見た目の割に冷静なねこ探偵の名コンビのやりとりが楽しめます。 他のキャラクターたちも個性が際立っていて良かったです。 演出は凝っていますし探偵モノとしての完成度も高いです。 @ネタバレ開始 エンドロール後に普通選ばないであろう選択肢を選んでみてからの展開にビックリ。 なるほどそう言うことだったのか!と色んなことに辻褄が合いました。 エピソード0を含めた全体の構成がとても鮮やかだと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
  • 問
    短い作品ながら、あっと驚くオチが楽しめます。 グラフィックは物凄く綺麗ですし、掌編としての満足度はピカイチです。 ショートショートのお手本のような作品だと感じました。 直ぐに2周目を初めて、改めて表現の緻密さに感動しました。 コメント欄でも皆さん2周目に言及しておりますがそれも納得です。 素晴らしい作品をありがとうございます。。
  • はじめての!あかねとジョーキョーパズル
    はじめての!あかねとジョーキョーパズル
    質問の総数は、おそらく112回。 私が考えてた質問はあらかたされちゃった とのこと。あらかた?
  • サマー・ロビン・ガール
    サマー・ロビン・ガール
    素晴らしいゲームでした。 ストーリー自体はむしろ序盤で先が読めてしまいましたが、 このゲームが勝負しているのはそこではないです。 文章力と構成、プレーヤーに情報を出していく手順が素晴らしいと思いました。 的確に心を揺さぶるようにジャブから始まるコンビネーションを叩きこまれた感じです。 一つ一つの描写が丁寧で心にグサリグサリと突き刺さりました。 終盤は思わず主人公への感情移入で涙を流しながらプレイしてしまいました。 自分の若い頃をつい思い出してノスタルジックな気持ちになってしまいます。 ゲームのラストと相まって、プレイ後はちょっとブルーな気持ちになってしまいました。 クリア後には短冊をクリックしてあとがきを読ませて頂きましたが、 なるほど、作者様にとっても思い入れの強い作品なようで、心に染みるわけだと納得しました。 とても素敵な作品をありがとうございます。
  • Doll's
    Doll's
    以前プレイしていたのですが、TRUEを見そびれていたようなので改めてプレイしました。 タイトル画面に仕掛けがあるのに気付きませんでした。 なるほど、この演出はすごくかっこいいです! 痺れました。 あとがきも無事にチェックし、無事にすべて楽しむことができました。 と思いきや更なる楽しみとして作者HPで解説文がアップされておりました。 プレイしただけでは気付かなかった様々なことが記載されており堪能しました。 ここまでやられている作品はあまりないのでとても興味深く拝見しました。 と、ここまでほとんど作品の感想に触れていませんが、それは他の方に譲ります。 あとがきフェチの一意見としてご査収ください。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 女子トイレの殺人
    女子トイレの殺人
    とても面白かったです!! 登場人物がみな個性的でいちいちセリフが面白いです。 導入、主人公の設定からしてぶっ飛んでます。 また、推理モノとしての雰囲気も上々で、推理ゲーとしても楽しめました!? サクッと楽しめますし分岐EDもバランスが良いので、とてもおすすめなゲームです。 面白い作品をありがとうございます。
  • お父さんのPCクエスト
    お父さんのPCクエスト
    >富井サカナさま コメントありがとうございます! 私自身も作中のお父さんと真逆なことやってるなーと思いながら本作を作っていましたw
  • まい、ルーム
    まい、ルーム
    軽い気持ちでゲームを始めましたが、途中からストーリーにのめりこんでしまいました。 初めは話の背景が良く分からずに登場人物の言動に首をひねりながら読み進めていましたが、 読み進めていくとすべてが腑に落ちていきます。 とても見事な構成だと思いました。 グラフィックはとても綺麗で枚数もたくさんあり、音楽も場面にあっており没入度を高めます。 とても素晴らしい作品をありがとうございます。
  • 「ステッチ・ガール」
    「ステッチ・ガール」
    痛々しい描写がありながらもそれを優しさで包み込んだような作品でした。 イラストはとても上手で余計な線がなく、枚数も豊富で大満足です。 特に色使いのセンスがとても良く、ビジュアル面は出色の出来だと思いました。 ストーリーも特に終盤にかけて感動的になっており読後感が良いです。 ED後にタイトル絵が変わるのもすごく好きです。 彼の初登場シーンもストーリーの背景が想像できて良かったです。 とても素敵な作品をありがとうございました。
  • 僕の隣の天使
    僕の隣の天使
    アッと驚く結末が楽しめるADVです。 プレイ中に頻発するちょっとした違和感が本編のラストシーンでバーンと解決します。 クリア後遊べる真相編では綺麗に疑問点が回収されていき満足です。 有子ちゃんが可愛かった! 面白い作品をありがとうございます。
  • テバドリカナメがグレたワケ
    テバドリカナメがグレたワケ
    このゲームそういえば面白かったよな、と思い改めてプレイさせて頂きました。 久々にプレイしてみたらやっぱり面白かったです!! 主人公がここまでキャラ立ちしている作品はなかなかなく、 地の文を読んでいると独特な感性がちゃんと表現されていて非常に良いです。 見た目グレてるけどよっぽどまともなカナメとのやりとり、距離感が良い感じです。 読後感もとても爽やかでした。 あと、このゲームで力を入れているのはキャラクターのムニムニとした動き! その自然な動きや立ち絵を見ているだけで飽きません。 時折入るイラストや時刻のカットインにもセンスを感じました。 クリア後の好きな場面や演出などを見られる仕様も良かったです。 素晴らしい作品をありがとうございます。