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ティラノゲームフェス2020参加作品

10035 のレビュー
  • 多知くんは何も知らない
    多知くんは何も知らない
    プレイしました。〇日後に死ぬ多知。 まさにノベルゲームという感じで、全画面に文章を配置する手法がこれでもかというほど活きていました。必要最小限の効果音が想像力をかきたて、BGMもいい仕事をしています。一人称視点のなせる倒錯した文章が何よりも素晴らしかったです。
  • キョウナリmini
    キョウナリmini
    プレイしました。香を成らずに勝ってやったぜ…… 下手に現実の将棋を知っている分、普通の戦法で戦おうとしてあっさり敗北してしまいました。船囲いがあるのに美濃囲いがないのがどうたらこうたら(うるさいやつ)。ただの対局ゲームでなく、実際の対局者までキャラが立っているのが新鮮でした。このゲームのおかげでまた将棋熱がわいてくる……
  • Mermaid princess ~人魚姫と2人の王子様~
    Mermaid princess ~人魚姫と2人の王子様~
    プレイしました。おもしれー女デス。 UIが素晴らしく、幻想的でお話の雰囲気にとても合っていました。左下のアデルがうるさいくらい千差万別に表情を変えてくれるので、見ていて飽きない画面構成デス。悲恋物語のはずだった人魚姫を、王子を二人にすることで乙女ゲームへと作り変えてみせた手腕には脱帽でした。変身シーンを見ると「ここはノベコレだぞ!?」ってドキッとするデス。
  • 夕暮倶楽部
    夕暮倶楽部
    なんだかすごいものを見てしまった・・・という感じです。まだ唖然としているというか。 ほかの皆さんが仰る通り、UIもグラフィックも凄いです。チャット画面も滅茶苦茶凝っていますね。 一気に全部読んでしまって頭が一杯なので、少し時間おいてまたやってみます。 ともあれ、見たことないほどのすごい作品でした!ありがとうございました!
  • シロツメクサの恋心
    シロツメクサの恋心
    シロツメクサの恋心~Another clover~をプレイ後にウミちゃんの過去が気になりプレイさせていただきました。BAD→HAPPYの順でプレイさせていただきました。きっと誰も悪くない、親の都合に振り回された子供たちの物語でした。近親の愛が何故いけないのか。道を踏み外してしまった二人がどうしたら本当に幸せになれるのか、それともどうしても幸せにはなれないのか。考えさせられる作品でした。素敵な作品をありがとうございました。
  • タイトル無し
    タイトル無し
    @ネタバレ開始 真っ暗な背景の中、文字だけで話が進んでいくごとに、何が起きたのかが明らかになっていくという物語の見せ方がすごすぎる!!!と思いました。 何が起きたんだろう、から、もしかして……となって明らかになっていくのが怖いんですが先が知りたくなり、見えてくると悲しくもあり……。 あっという間に終わってるはずなのに、とても濃厚な時間を過ごさせて頂きました。 とても面白かったです!ありがとうございました! @ネタバレ終了
  • とある心療内科にて
    とある心療内科にて
    最初のエンドではわからず、すべて見てそういうことかと・・・ 短編ながら面白い作品と思いました。
  • ショートケーキ
    ショートケーキ
    ブラックコーヒーをプレイさせていただき、ショートケーキも気になったのでプレイさせていただきました。 学生時代特有のうまく距離感が取れない二人と、イチゴに似た甘酸っぱい雰囲気がステキなお話でした。 この空気感が自分はとても気に入りました。
  • かみかくしの夜
    かみかくしの夜
    かまいたちの夜が好きなのでやってみました。 雪山な感じとかシルエットの使い方とかとても近い雰囲気で良かったです。 特にヒロインにあれであれされるところは本家のかまいたちの夜でも好きなところなのでなんか嬉しかったです。 かまいたちの夜は心理と物理を合わせた本格ミステリーなのですがこの作品は開けた場所で話がすすむのでトリックがどうのこうのではなく心理要素が強かったです。ミステリーではあるけれどもわりかし人狼に似た雰囲気がありプレイされる方は誰がどうやってっていうより細かい会話や文章な部分に注目した方がいいかもです。
  • かみかくしの夜
    かみかくしの夜
    本格的なサウンドノベルです。まずオープニングから惹きつけられました。私もかまいたちの夜が大好きだってのですが、それに匹敵するミステリー作品ですね。サウンドで楽しさや不穏、謎を表現されているのもとても良かったです。素敵な作品をありがとうございました。
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    「僕らのノベルゲーム」 上手い 分岐がないのがもったいないと感じるほど キャラクタは魅力的だし じんと来るほどによくできた青春物語が展開されます 創作に関わったことがある人なら 共感できることも多いのではないでしょうか 新平君が創作をやってることを誰かに言うとき 恥ずかしくて緊張してしまう気持ちなんか、私もよくわかります それがノベルゲームの中でノベルゲームを作るという 本作のテーマと絶妙に噛み合い 説得力を持たせることにも繋がってるように感じます しかも、創作に関わっていない人が読んでも理解できるよう、 きちんともうひとつの理由を用意してるところなんか 本当に上手いです わざとらしくなり過ぎないような力加減も絶妙で 爽やかな感動を生み出すことに成功しています また、エピソードで語るという シナリオ制作における基本がしっかりしていて、 これが全体の安定感に繋がっていたのではないでしょうか 設定は説明文ではなくエピソードで語る 問題解決の手段もエピソードの中から拾ってくる だから読み手にすっと入ってくるんだと思います それから急展開の前には、きちんと伏線が張られ、 しかもさりげなく被せて語り過ぎないところなど 明らかに物語の作り方をわかってる人の仕事です 出版コードがきちんと守られていることからも シナリオの書き方を真面目に勉強されてきた方なんじゃないかと 想像してしまいました この方には別のテーマ、別のジャンルの作品に挑戦しても 「面白い」と言わせることができるだけの 際立った地力の高さがあると思います 次回作も楽しみにしています!!
  • ヤドカリ
    ヤドカリ
    ティラノゲームフェス2021参加作品の「ヤドカリ1.5」の前に 本編であるこちらをプレイさせていただきました。 ヤドカリとは何ぞや?から始まる物語は思いがけずコミカルで、 魅力あふれるキャラ達の青春ものでもありました。 また、事件の真相とヤドカリの正体を追うミステリ部分も秀逸で、 予想を上回る展開の連続に感嘆するばかりです。 @ネタバレ開始 ヤドカリの正体はSFっぽさもあり、とても面白い存在でした。 ヤドカリという名称も絶妙ですね。 でもまさか彼がヤドカリとは…露ほども思わず、 更に美優ちゃんの正体についても全く気付かなかったのでとても驚きました。 @ネタバレ終了 ヤドカリが何であるかを推理することも楽しかったですが、 それ以上に個性的なキャラのやり取りを味わう時間が楽しかったです。 特に美優ちゃんの行動がツボ過ぎて、大好きでした…! 番外編の1.5を読むのもとても楽しみです。 素敵な作品でした。ありがとうございました!
  • 隠さなきゃ
    隠さなきゃ
    昔を思い出してしまいました。隠し方のバリエーションも多く、エンドも多岐にわたっていて良かったです。家庭ではよくありそうな題材を取り上げたこともとても良かったと感じました。
  • 人形遊び(完全版)
    人形遊び(完全版)
    ホラーと思い始めましたが、コメディ要素もあり、色々な人形ストーリーが楽しめました。私のYouTube動画でも紹介させていただこうかと思います。
  • そして僕らは世界を壊す
    そして僕らは世界を壊す
    セーブできないということでしたが、そんなことを気にすることなく一気に読み進めました。文章が美しく、息をのむという表現がピッタリなほど全身に力が入ったまま1周が終わっていました。 @ネタバレ開始 梓の頼られている、自分がいなきゃダメだ、隆之介は小さい子供と一緒なんだからという暗い優越感は隆之介も知っていたのでしょうね。そういう気持ちって誰にでもあると思うのですが高校生の梓はまだ認められなかったのかなーと。子供でいたいという隆之介の気持ちは梓のためでもあり、自分のためでもあり、そして虐待された心の傷からくるものなのでしょう。どうやっても死ぬという運命から助けられない隆之介の心の傷の深さが辛いです。 担任の先生に対する梓の心の声はかなり厳しめですが、若い梓の気持ちを考えると誰かのせいにしたいのもとてもわかりますし、梓ばかり頼ってくる担任を疎ましく思う気持ちもよくわかりますが、彼女の苦しい立場を考えると不憫でした。 邑井さんも担任の先生も、たった一言で全く違う未来が待っていたことを考えると人の運命というのは多くの分岐の上に成り立っているのかと深く考えてしまいます。邑井さんとのハッピーエンドの道もあったんだろうな。 @ネタバレ終了 最後の隆之介の笑顔がどうやっても変化しない未来との対比でとても切なかったです。 素晴らしいゲームをありがとうござました。
  • 螺旋卵形線チェルアルコ
    螺旋卵形線チェルアルコ
    あまりに壮大すぎる世界観で圧倒されました! この作品のレビューを見たときに「みなさん、長い!語りたいほどのストーリーなのか…」と期待せずにはいられませんでした。今ならわかります! いつ選択肢が出てルートに入るのかな?と思いながら読み進めると、あれ?終わっちゃうよ!?と、そしてここから始まるのか!と驚きでした。また一筋縄ではいかない選択肢で昨今のルート直前にわかりやすく表示される選択肢ではなく、いろんな選択肢を選びながらルートを探すのが新鮮でした。 ひとつのENDにたどり着けば、世界の謎に少しずつ近づいているのがわかりよかったです。次が気になりさらに読みたくなりました。 そして主人公のモナカちゃん!彼女は一見平凡な女子高生かもしれません。ですが、何事にも一生懸命で困ってる人をほおっておけないところや、物おじせずに異世界でもどんどん突っ込めるところ、とーっても魅力的な女の子です。質問されたことに対し真摯に答えようとする姿が印象的で、フェルさんやクリス、ロクスにどうしたいの?どうなりたいの?とよく質問されてましたが、それに一生懸命に自分の言葉で答えるモナカちゃんに惹かれました。面倒だと投げ出さないんですよね。素敵な女の子です! 異性として惹かれるのはロクス!もう頼れる素敵な男性です。ENDで好きなのはカナちゃん!カナちゃんがとった行動がこのお話の始まりなのかなと思っています。でも一番好きなキャラクターはルーさんです!どこか悲しげな雰囲気の男性陣に対しルーさんの明るさが眩しかったです。 @ネタバレ開始 フェルさんは正直、このー!と思う時もありましたが、彼の過去を知り彼の決意を知り、もう深すぎて大好きです。フェルさんのENDはどれも泣き出したくなるもので、END1の微笑みは忘れられません。END2では救いと反面、復讐するために選んだ肌を焼くという決意と壮絶さが伝わりました。 ルーシャさんを助けたいから一番最初に攻略すると決めていました。心を寄せる人がおらず地下で酷い扱いを受けながら一生を過ごすのかと思ったら悲しくてこの人を幸せにしたいとモナカちゃんと同じ気持ちでした。二人だけで旅立つENDもある意味幸せで良いですよね。 カナちゃんルートはいろんな意味で衝撃で、モナカちゃん自身のことを知るストーリーでした。カナちゃんの願いが切なすぎて泣きました。究極の自己犠牲ですが、ハッピーエンド見れて良かったー! ロクスはいつもどこでも頼りになって助けてくれる、一緒にいて安心する№1です。モナカちゃんとの会話も面白かったです。膝枕最高です! クリスのENDは号泣しました。スチル一覧の最後から2番のイラスト、美しすぎて見入っていました。最初に登場するクリスは明るくてちょっと手のかかる子供のような存在でしたが、お話が明らかになるにつれ彼の孤独や苦悩、モナカちゃんに固執する理由がわかりクリスも幸せになってほしいとせめて安らぎがありますように、と思いました。 @ネタバレ終了 どのキャラクターも魅力満載で個別ENDを見れば、この子が好き!この子も!と気づけば全員大好きになっていました。モナカちゃんがループしたくなるのもわかります。 とても素敵な作品をありがとうございました!
  • 泣けない兎 短編集
    泣けない兎 短編集
    『泣けない兎』の短編集ということでワクワクしてプレイしました! 人間とは違う生態や価値観の種族を描くのがとても上手く、 想像を掻き立てられながら読みました。 @ネタバレ開始 ジニアのお話は、仲間を失ってしまった2人のお話が切なくて切なくて……。 でも2人の歩み寄りが微笑ましくて、最後はほっこりとした気持ちで読み終えました。尊い。 イリスのお話は、シオンに対して拗ねるイリスの姿がとても可愛かったです(*´ω`*) シオンの優しさもいっぱいに溢れていて、2人の絆がとてもよく表れたお話でした。 セツカのお話は、幸せに過ごしていた2人や傷ついたセツカの心情が丁寧に綴られていて心が痛くなりました。 1で語られなかったイチゴにこめられた思いや笛が現れた時の思いがよく分かってよかったです。 セージさんのお話は、セージさんとセツカのツンデレっぷりが可愛かったです!! セージさんがアンゼを気にしていた理由も分かってにやにやしてしまいました。 最後のお話は、絵本調なだけに惹き込まれとても胸苦しい気持ちになりました。 ユウラはどうなったのか……。『泣けない兎』と今後関わってくるのか楽しみです。 @ネタバレ終了 背景などもそれぞれの話で凝っていてとても楽しめました! ありがとうございました!
  • 夏の想いは星影に
    夏の想いは星影に
    青春時代の揺らぎを丁寧に描かれていて、実際に起きていてもおかしくないリアルを感じました。 @ネタバレ開始 大人になって当時を思い返し、たらればで途方もない考えに時間を費やすことはよくあることだと思います。 苦みを前向きな気持ちに混ぜて、お互いの日常を歩んでいくふたりはきっと交わらない線ですが、いつまでも平行線でそばに並んでいてほしいなと勝手に願ってしまいました。 @ネタバレ終了 ぎゅっと星空を閉じ込めたようなお話で、どこか儚さも秘めている素敵な作品です。 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • パーソナル・スペース
    パーソナル・スペース
    『トキゴエ…』のほうで感想へのコメントを読ませていただき、フェスの最中にも関わらず、前年度のこの作品がどんな内容だったのか知りたくなりまして。 感想といわず、レビューの態で書きたくなる気持ちもわかる気がします。 お気が向かれたときにでも読んでいただければ幸いです。 @ネタバレ開始 はい、泣かされました。 シロエちゃんの泣き顔は、見ているだけで辛かった。お別れするのは切ないですもんね。 SFを素材にしながらも、人間の感情の描き出しかたが巧みで、(『トキゴエ…』のほうでも感じましたが)作中も心理学的な解説がちらほら頭をかすめました。 人の心に寄り添うのは難しい。 愛情や慕わしさがあればあるほど、手放すことや、少し距離を置いて見守ることの大切さを想起します。 もうひとつ。 枠のなかでいわゆる説明的な台詞を書き出すことは、難しいと思います。 乖離なく、キャラクターと世界観を線と線でつなぐのに、テキスト頼りになるのですから。(無粋にも、他の方のコメントを覗いてしまいました。ご容赦)キャラクター性への弱さを少し感じてしまうとしたら、説明の役割を担当しなければならない瞬間があるからかもしれません。 アイディアが湧いて仕方がないのもまた作家性だと、私は感じます。 長編だから、中編だから、短編だから。そう括らずに宇宙を描き続けて欲しいと思いました。 @ネタバレ終了 もちろん、おまけ部分もしっかり読ませていただきました。 どうぞお疲れになりませんよう。 ご無理なく、この先もまだまだ素敵な作品を紡ぎ続けてください。
  • その恋、保留につき、バレンタインシチュエーションボイス
    その恋、保留につき、バレンタインシチュエーションボイス
    天神さんのブレなさが素敵でした! 面白かったです!ありがとうございました!