サスペンス
1964 のレビュー-
絶対零夜ノ殺人これは!大好物のミステリー系全画面サウンドノベルだ!と意気揚々とプレイしました。作者さんが「ミステリー」のタグを用いずに、またジャンルでも事前に断っている通り純粋な意味では推理系ミステリー作品ではないものの、バッチリ楽しめました。 まず素晴らしいのがシステム面での配慮の数々です。プレイヤーがゲーム内容に集中できるように丁寧に作り込まれていてとても良かったです。長編ノベルゲーを作ろうとしている方には非常に参考になると感じましたので是非プレイしてみて欲しいです。丁寧に作り込まれていてとても良かったです。 次にグラフィックです。みんな大好き青シルエットは残念ながらゲーム中のメイン画面には出てこない(登場人物紹介画面ではバッチリ出てきます!)のですが、シーンに応じたたくさんの背景が用意されているのでその点は全く気になりませんでした。あれ?そういえばなかったような?くらいの感覚です。 最後にストーリーですが、気になる点がないではないですが冒頭から結末までずっと熱中して楽しく遊べました。みんな大好きな定番をしっかりと押さえた設定や展開もあれば、意外性やオリジナリティに溢れる部分もあり、そのバランスはちょうど良く感じました。語ろうとすれば即ネタバレになるのがこういったゲームの感想の難しいところです。 難易度については自力でフルコンプまで到達しようと思うと難易度は現状バージョンでも鬼レベルだと思いますが、作者さん自ら攻略情報を公開しているのと、探せば攻略情報も見つかりましたのでそれを参照して無事にクリアできました。 ちなみに @ネタバレ開始 みゃあすけ隊長の感想のネタバレ部分と作者さんの返信を見てひとりで爆笑してました。しばらくストーブを振り回して戦おうとしていた隊長に対して、自分はひたすらにカセットコンロを探し求めてました。かせっとこんろ、こんろ、かせっと、ぼんべ、いわたに、と色々キーワードを入れたのですが奮わず。カセットコンロはボンベ本体が高温に達すると爆発するリスクがあるというのは以前から知っていたので、そうだ!火とボンベに当たるように鉄板を上手くセットしてから着火すれば、そのうち爆発していい武器になるかもしれない!というイメージでした。無理でした。というかそれが正解ルートだったらたぶん暴動が起きてましたね。とはいえ正しい回答にはそれはそれで驚きました。いや、それさすがに思い切り良すぎだよ!スゲーぜ主人公!その発想はなかった! @ネタバレ終了 面白かったです。人が死ぬ系の全画面長編ノベルは明らかに需要>供給と思っていますので、愛好者の皆さんにはこぞってプレイしてほしいと思える一作でした!
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IDOLA(イドラ)相変わらず、映画をみているような素晴らしい演出とともに進む素敵な物語でした。 @ネタバレ開始 複雑な人間関係で、読んでいると混乱するのですが、多分彼ら彼女らの関係には正解はなくて、読み手がどうやって感じ取るのだろう、と云うところに委ねられているのかなぁと思いました。 私個人としては(願いも込めて)、ソフィアとヘンリーは「正しい」コミュニケーションは取れずとも、お互いのことを大切に思っている、そういう世界だと良いなぁと思いました。 ただ、最後の警察を呼ぶことになるシーン、なぜソフィアは声を出せたのだろう、出したのだろう、もしかしたらソフィアの声ではない…? など色々と駆け巡ります。 @ネタバレ終了 今回も素敵な物語をありがとうございました!
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となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ天使という現象を追いかけながら、現実とは少し違う生活の描写の中で色々なこと考えさせられる話。 登場人物の感情や関係性が緻密に描かれていて素敵でした。 苦しいけど誰もが一生懸命で、つい感情移入して夢中になれました。 @ネタバレ開始 クリア順1→4→3→2でした。 END1で2人はとんでもないことしたなと思った後、令城が懸命に九十九を助ける姿に感動して、利田ENDのおまけで黒井の考えもなんか分かってしまって…また四人で仲良くしたいと思いつつも止められない九十九が悲しくて、END2で利田が天使になっても黒井を追いかけると言ったところも素敵で。 登場人物の考えがどれも理解できるのに、うまく噛み合わないのが苦しくて悲しい。 「生きるおまじない」がめちゃくちゃ好きでした。 九十九と令嬢が部室で言い争いになったとき「ひーくんのせいで」って書いてあって、誤字かなと思ったんですけど本当に「せいで」だったのかなと思ったら温かいおまじないなのに冷たい世界に縛るものでもあったのかなと思って。でも九十九は令城に生きててよかったと思ってて。言葉にできない…。 苦しいけど温かいものを与えあえる2人の関係性が大好きです。 愛は世界への憎しみになったけど、愛は人を殺したけど、愛していたんだと気付けて少しだけ救われたような気がしました。 @ネタバレ終了 書ききれないですが心に残ったセリフ、シーンが沢山あって忘れられない作品になりました。 プレイ出来て良かったです。
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血染めの花【フリー版】洋館を舞台にバッタバッタと人が死ぬ一大サスペンススペクタクル作品。 まず驚いたのはOP動画の圧倒的なクオリティです。ボーカル曲も素晴らしくこれは必見・必聴です!これを見た瞬間に本作はマストプレイ作品となりました。ちなみにEDでも曲付きの動画が流れておおっ!となります。 ストーリーはサスペンス一直線です。誰を信じたら良いのか?いったい誰が悪いのか?バンバン人が死んでいきつつ、次から次へと意外な事実が明らかになり、行きつく暇もありません。登場人物全員に因縁と愛憎が渦巻きまくってる超濃密な設定には驚かされました。 で、驚かされたといえばこれでもか!というほどのイベントスチルの数々です。CGモードのページ切替をしながら、あれ?バグかな?と思ったくらいです。作者さんは漫画家さんとのことでどのスチルも美麗です。ちなみにCGにおける死体率が高いですが、血みどろでもどれも表情は美しいので完全にセーフです。 クリア後にはサイドストーリーが見られるようになりますが、本編を補完するストーリーになっており、こちらも大満足でした。
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福音の巫女「幸福」とは一体……。そんなことを考えさせらる、ホラー味のあるおとぎ話でした。 暗い穴の中に入り、村人たちの幸福を願うユリアさん。 そしてそんな友人を憂うモニカさん。 友に「一晩変わってくれ」と言われたら素直に頷けるだろうか?と、何度も自身に問いかけました。 @ネタバレ開始 後半までは『暗い所で祈るだけ』だと思っていたので、「一晩くらい変わってあげればいいのに」なんて思っていたのですが 最後までプレイして、概要欄を見て、祈りの内容を知り「無理!!」となりました。 自分だったら完全に反乱を起こすと思います。辛すぎる。 @ネタバレ終了 誰かの犠牲の上になりたつ幸せは、果たして本当の幸せなのでしょうか。 1人ではなく、多人数であれば、犠牲は犠牲とならないのでしょうか。 人の幸福の意義を、考えずにはいられないですね。 でも、よく考えてみるとそれは、現代社会の仕組みそのもののような気もして、とても複雑な気持ちです。 様々なことを考えさせられる作品でした。ありがとうございました。
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IDOLA(イドラ)クリアしました。洋画のような印象で全体が統一されていて、とても面白かったです。誰も正しく状況を、自分の思いを知らないまま、静かに結末を迎えるのが美しかったです。ありがとうございました。
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誰ガ私ヲ殺シタの?「幽霊」であることを生かしたイカす調査ゲームでした。 最初は登場人物の見分けがつかなかったのですが、CG収集している頃にははっきりわかるようになりました。 ミスリードにも引っかかったし、満足です。 @ネタバレ開始 コメントと合わせて恐縮ですがバグ報告です。 講義室2のパスワード入力をキャンセルすると以降、講義室2の鍵の画像がずっと表示されたままになります。 パスワードを入力すると消えました。 @ネタバレ終了
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超時間会議これはワクワクするSFだ!! と第一に思いました。 未来の自分を名乗る2人の男とか面白そうな匂いがプンプンしてきます。 どちらのエンディングも見ましたが、それぞれ違う方向性に行きそうな展開が待っていて先が気になります。 物語の始まり、といった所で話が終わりますので もし続きが公開される予定でしたらぜひぜひ遊んでみたいです。 素敵な作品をありがとうございました。
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水辺のカマキリ自殺してしまった妹の桐子さんについて尋ねると「彼女の死に深く突っ込まないように…」との忠告が…これはどういうことだろうと、最後まで一気に読ませていただきました! 謎解き要素を含めて、とても面白かったです! @ネタバレ開始 トゥルーエンドのときの巻き戻しと、桐子さんが死んでしまった本当の理由は、衝撃でした。 そして、切なかったです。 名家に生まれたが故のしがらみや、婚約者の冷たい態度…桐子さんも現実の重みと理想の狭間でかなり苦悩していたのではと想像しました。 水辺のカマキリは冒頭とトゥルーエンドの真実の告白の二回出てきましたが、最初と最後ではその印象が180度ガラリと変わりました。 主人公が「溺れないようにな」とそっと水辺へ持っていく姿と、最後の大量に死んでいるカマキリと寄生虫の話とは同じ「水辺のカマキリ」でありながら、陸からと水中からとで見ている世界の違いほどの差がありました。まさにゲームの通りのような。 謎解き要素は、何をどうすればよいのかちょうどよい難易度でしたので特に難しいとは感じなかったのですが、トゥルーエンドへの入りかた(手紙の場所)だけ分からなかったので、そこだけ頼らせていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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IDOLA(イドラ)雰囲気も演出も美しく、また登場人物への印象が二転三転する奥深いストーリーでした。 @ネタバレ開始 文章の出し方が映画の字幕のようで、なるほどそういう手が!と驚きました。すごい…冒頭でスタッフの名前等がでてくる洋画要素もあり、映画を観ているような気分に浸れます。 入り組んだ人間関係と、読み取れないソフィアの真理……目の笑っていない笑顔が印象的です。 とりあえずミアさんはほんとに幸せになってくれ…ほんとに… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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友閉メイズよく動くしフルボイスだしイラストは可愛いし謎解きもあるしで楽しくプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 ヨルちゃんが接近するときは本当にドキドキして緊張感凄かったです。目やばい!と思ってましたが実際見てみると可愛かった… @ネタバレ終了 ありがとうございました!
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liar notesBGM、ドット風イラスト、作りこまれた物語の断片 物語を追いながら、単語を追いながら、断片的にストーリーを探していくという作りこみがとても魅力的でした。 少しずつ分かる、世界と人物像、 大切な人、厄災などキーワードと想像させる世界 @ネタバレ開始 結末の先がリンクするラストページへの作り! @ネタバレ終了 とても完成度の高い作品でした、余白を感じる魅力をありがとうございました。
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モノクローム・モノローグ制作されている頃から気になっていましたので、プレイ致しました! 少しだけ…のつもりが最後(AfterTalk)までノンストップで読みました。とても臨場感たっぷりで面白かったです! タイトルにある通り、画面はモノクロで構成されており、ゲーム参加者の逃走者であるAとBのモノローグに切り替わりながら物語が進行していきます。 視点が切り替わるのでもしかしたら混乱するかも…なんて思いましたが杞憂でした。掛け合いこそ少ないものの、モノローグで語られる互いの思惑や心情が緊張感ある空間の中で行われているので、自分もその場にいるかのような錯覚をしてしまいました。物語はもちろん、音と文章、画面演出でとても楽しませて頂きました。 @ネタバレ開始 二人の脱出まであと一歩という所で犯人との、手に汗握る展開にはハラハラしました…! ここで犯人との(プレイヤーは初めての)対面、犯人はさぞ屈強で恐ろしいのだろうなと思って読み進めてきましたが、7番と呼ばれる女性が同僚を失ってしまったことへのやるせない気持ちを、武器を持って感情ごとぶつけるシーンで、犯人は逆上するわけでなく泣きそうな表情であったことに、「もしやこの犯人にも相当なバックボーンがあるのでは?」と思いました。 あれよあれよ、というまま思いもよらない方向へと進みタイトルまで戻ってきましたが、そこからさらに「After」と「Before」へと物語の全貌に迫る展開があり、読み終えた後は「そういうことだったのか…」と深く納得しました。(余談ですが、タイトル画面が変わってから「A」と「B」が「After」と「Before」となっている所にも細やかな遊び心があって面白いと思いました!) 犯人の最初の動機である「生活のために必要なお金がほしい」から、そこへ至るまでの境遇があまりにも壮絶で、参加者たちの「たかが100万」、「貧乏人」といった言葉に憤ってしまったことも犯行に及んでしまった動機として非常に説得力がありました。そして7番と呼ばれた女性からの反撃時の表情と、過去に母親から受けた虐待がリンクしてしまったこと…。 彼のやったことは到底許されないことではありますが、現実世界でもこうした加害者と被害者双方が悲しい事情のもとに起きた事件を耳にします。フィクションでありながら、現実世界の問題にも意識が向く、考えさせられるお話だなと思いました。 また、彼の目に障碍があり世界がモノクロに見えていたこと、境遇から考えるに、身体的な理由だけではなく恐らくは胸中もモノクロのようで色を感じられないほど辛い状況下にあることを示唆しているのかなとも思いました。 『モノクローム・モノローグ』という本作のタイトルも、AとBのモノローグから進めていく物語の側面と、犯人のモノクロに見える世界とそれを誰に語るわけでもないモノローグ、という二つの側面があるのかな?なんて考えたりもしました(あくまで個人の感想です!)。 終盤にて5番と呼ばれる男性が、事件後に負の連鎖を起こしかけてしまいそうな心情変化も、「誰しもが被害者から加害者にもなりうる」と思わされました。幸い(?)5番の彼はそうはならなさそうな締めくくり方だったので安心しました。 @ネタバレ終了 1時間かかるかどうかという長さで、臨場感あり、登場人物たちのドラマあり、で読み応えのあるお話でした! ステキな時間と作品をありがとうございました!!
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モノクローム・モノローグクリアしました。とても面白かったです! テンポよく進むシナリオとモノクロームなグラフィック。 緊迫した舞台や視点がスイッチすることで、物語の続きがどんどん気になり一気に読み進めました。 @ネタバレ開始 登場人物たちの心理描写がリアルにえがかれていて、かなり怖かったです。 タイトル画面が変わったことで、一部抱いていた違和感の正体に気づくことができたので、もう一回最初からプレイしました。仕掛けに気づきました。めちゃくちゃ鳥肌がたちました。 台詞や細かい描写など、こんなに意味が変わってしまうなんて。 すごすぎます!!!!! @ネタバレ終了 現実世界の闇を鮮烈に切り出したサスペンスを堪能しました。 素敵な作品をありがとうございました!
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友閉メイズタイトル画面からして怪しげな雰囲気を醸し出す作品……。 夜中にスマホが鳴り、隣の席で1度挨拶したという理由で脱出の指示役に指名された主人公(プレイヤー)。 番号を交換したのかも怪しいけれど(ユウヒが調べたのかも?)、指示役を頑張る主人公は実はすごくいいやつなのかも。 @ネタバレ開始 クソデカ感情ありがとうございます! GOODENDのレイの笑顔も素敵だけれど、個人的にはユウヒのエピソードがストライク。 青白い光の中、光を映さない伏せた瞳のスチルがたまらない。 もちろんシナリオ的に主人公を含め一番収まりが良いのはGOODENDでしたが。 @ネタバレ終了 隠れている間の時間が非常にハラハラする脱出ゲームでした。
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モノクローム・モノローグ何だか最初からヤバそうな状況の様子。 ノベルですが実際に逃げているような臨場感があってハラハラします。 @ネタバレ開始 1周目の最後で「何かよく解らないな??」となりつつそのまま読み進めてしまい、Restartを読み終わっても騙されていることにすら気づきませんでした。 他の方の感想を見て「ん??」となったのでもう一度プレイ。 言われてみれば少し色が違う……か? 単にAとBで分けてるのかとか過去だから少し色を変えてるのかと思ってたけど。 そういや音が違うな。 んーあれ?今7番視点だけど、廊下が白黒に見えるような……。もう自分の目が信じられない。ん?そういえばこの時7番は……。 (サングラスか!?そんなことこの時点で解るかい!?) 自分は混乱する以前に気づいてさえいませんでしたが、もっと鋭い方なら気づいて楽しめる仕掛けなのだろうなと思いました。 (あとがきはあって正解だと思いました。今作だけ見ると作品内はちょっとヤバい雰囲気なのでw) タイトルが変わっていたことにも気づかなかったへっぽこぶりをお詫びいたします。 @ネタバレ終了
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メモリーガール【12/12更新】さすが作者さんと思えるゲームデザインのセンスが光っておりました。画面レイアウトや動画的な演出効果が素晴らしく、完成度が非常に高いと思える一作です。 小物や服装を含めてキャラクターデザインは秀逸ですしグラフィックも綺麗です。Midjourneyで作られた背景の数々も本作の設定にピッタリハマっていたと思います。ストーリーには意外性があって楽しめました。複数の分岐エンドもたぶん全部拝見しました。広大な地域を探索するゲームシステムも面白かったです。特に電車移動できるところと中盤の収集要素がある部分が楽しめました。 最後に、ED曲!こちらも非常に素晴らしい出来栄えで、エンディングの華やかさが格段に増していると感じました。声質・声の演技だけじゃなくて歌も上手すぎる!何から何までハイレベルでこなされて本当に圧巻です。
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不幸の味を知ってるか『バレンタインだからチョコをくれ!』のキャラが登場するということで興味を魅かれプレイさせて頂きました! プレイヤーがイマジナリーフレンドになるという発想がとても面白かったです。 ナツミちゃん見た目は可愛いのに(私服最高!)内面クズすぎて好きです。 「他人の不幸は蜜の味」……そんなことないよ! と思いつつこのゲームを楽しんでいる時点できれいごとは言えないな……と思いました。 @ネタバレ開始 リョウくんとゲンキくんのまさかの繋がりにびっくりしました……! ゲンキくんは前作から闇が見えていましたがリョウくんにもしっかり闇が根付いていましたね。 プレイヤーがナツミちゃんを乗っ取るハッピー?エンドはなるほどと思いました。 @ネタバレ終了 それでもやっぱりみんなに幸せになってほしい……!と願ってしまいます。 ナツミちゃんがクズになるまでの過程や『バレンタイン~』の他の子たちのお話も読んでみたく思いました! スチルもみんな綺麗で、陰鬱なものは陰鬱さがよく表れていて良かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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IDOLA(イドラ)アプデ楽しみにしておりました! ゲーム起動してびっくり。 洋画の様な世界観と、しっとりした音楽、 優雅でとってもお洒落でした。 物語の方は視点が変わると物語の見方も変わるので、 本当はどうだったんだろう・・・と 読了後あれこれ考えてしまいました。 @ネタバレ開始 最初は、誘拐犯が悪い!と 思ってましたが、誘拐犯視点だと 妹(ではなかったけれど)を守るために 動いたわけですし・・・ でもラストの「help」の時は笑ってたので、 どういう心情だったんだろう・・・という 気持ちで読み終わりました。 でもテレビを見てた時は泣いていたんですよね・・・ 全てはソフィアちゃんの策略だったのかしら・・・ @ネタバレ終了 短いのに奥が深くて胸にずっしり来るのが好きです。 素敵な作品を有難うございました!
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文化棟の魔女「放課後、屋上で待っています」なんて手紙が入っていたら、学生なら「も、もしや!」と期待せずにはいられないもの。 主人公が突如冷静に「俺がいいなと思える女の子じゃなかったら、大人しく振ろう」と言い出した時は「もう暫く全力で期待しておこうよ!」と思わず唸りましたが…ドキドキするのは私も主人公も一緒。 いざ、屋上です! @ネタバレ開始 いや、何もなかった…そして毎日届く手紙に「え…」となっていました。 有料でもこの謎の答えが知りたい!と思った私は、画面の前で月岡さんに「よろしくお願いします!」と即座に頭を下げていました。 そして、あまりにも華麗に解かれた謎に凹む主人公とは別に「月岡さん、すごい(キラキラ)」となりました。 一人称がボクなのも見た目の可憐さとのギャップでかわいいです。 校長先生から舞い込んできた事件で物語が大きく動き出す時は、とてもワクワクしました。 なによりアダルトサイト巡りをしようと言ったときの月岡さんの顔が! 笑いました。 無事に犯人を捕まえた…となったら、さらに上には上がおり、それも捕まえた…と思ったら、まだ終わりではなく…と、怒涛の展開に読む手が止まりませんでした。 いざ本当の犯人を見つけたとなった途端に「自殺だと!?」からの「他殺だと!?」と二転三転する事件に、グイグイと引きつけられました。 ようやく最後の一手となる小さな小さなカードを手に入れ、一人を割り出したかと思ったら…「こっちも死んでる!」という展開に「このヤマ、でかすぎるぜ…!」と画面の前のポンコツ刑事は慄きました。 最後は無事に蜥蜴さんが運命の再会を果たして、警察とどっちが兎を先に剥ぐかみたいな様相でしたが、その後の「まだ解決していない事件」の真相まで込みで読み終わったときは「そういうことだったのか…」と切なさと安堵感のような達成感のようなものがありました。 最終的にその後は事件はどのような終わりを迎えたか、エピローグが読みたかったです。 辛い過去がありつつも文化棟の魔女さんの人脈の広さ、頭のキレなど、いかなるときも強くて美しいヒロインっぷりがサイコーでした! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!