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8352 のレビュー
  • 青い鳥は籠の中
    青い鳥は籠の中
    きっとどこにも飛び立てない兄妹の安寧を求めた話。 まず妹視点で物語が綴られ、エンド回収後に兄視点の物語が追加される形式となっています。 人によって感じ方は違うかもしれませんが大凡プレイヤー視点ではバッドエンド的なテイスト。初っ端から飛び出てくるのでネタバレじゃないと思って言うのですが監禁要素等が含まれます。 なんというか、たぶん最適解ではなかったよなあ、と。 どういう意図であっても相互理解を得ていない状況による監禁は恐怖だし恐怖は不幸だ……。 それにしても小鳥ちゃんの言動が本当にビジュアルを裏切ってくる。つよい。
  • 紅乙女
    紅乙女
    美しい言葉と文章が純文学のような雰囲気で主人公と紅姫の濃密な時間や関係がこちらにも伝わってくるようでドキドキしながら読みました。 少しゾクっとする想像を搔き立てられるエンディングがすごくすごく好きです。 まさに魅入られるという言葉がピッタリのとても素敵なノベルゲームでした。
  • 紅乙女
    紅乙女
    美しい言葉と文章が純文学のような雰囲気で、主人公と紅姫の濃密な時間や関係がこちらにも伝わってくるようでドキドキしながら読みました。 少しゾクっとする想像を搔き立てられるエンディングがすごくすごく好きです。 まさに魅入られるという言葉がピッタリのとても素敵なノベルゲームでした。
  • 次元の魔女と疑惑の生徒
    次元の魔女と疑惑の生徒
    選択肢は無い完全な一本道ですが、表情や服の差分があったので飽きずに最後までプレイできました。読み始めた当初「これはっ!ユウリちゃん大人になったとき思い出して悶絶するパターンか…?!」と画面の前で余計な心配をしていましたが、結末はいたってシビアでした。恋する女の子は強い・・・!面白かったです。
  • 鬼の涙
    鬼の涙
    最初、隠しエンド(?)の行き方が分からなかったが、なるほどこーゆー演出での選択肢もありですね!隠しエンドは読後感もよかったー^^/
  • 冴子さんとホワイトデー
    冴子さんとホワイトデー
    なんとも、こうっ、こうっ……!短いですが、悶えるもどかしさと甘さの短編です。 さくさくっと全編読めますが、Badから見たので、HappyEndのシナリオが特に染みました。
  • 時絆ぎの境界
    時絆ぎの境界
    女の子同士の、少し切ない友情の物語です。 観光から始まり、神と人との関わり方について考えさせられる神話にまで踏み入っていき、オリジナルの神話(ですよね?)でありながら、改めてこの国の人と神の関係について考えさせられたゲームでした。 機会があるのなら、外国の人にも遊んでもらいたい内容だと思います。
  • ある母子の亡命
    ある母子の亡命
    ゲームを終えたあと、映画を一本観たような心地になりました。人々の描写、特に心の動きがとても丁寧で、リアルで、まるで現実世界の一場面を覗いているかのような気分で文章を読んでいました。 あの「TOUCH」の文字が出ているときの絵が可愛らしくて好きです。この静けさのなか、自分のクリック一つで一体何が始まるのだろう…とドキドキしてしまいました。 なにより、ノルブリンカの大地に降り立ったあとの母と子の物語の迫力に胸打たれました。これまでの彼ら家族の物語を追ってきたからこそ一層、二人の姿に心打たれたのだと思います。 遠駆けの約束が明るい未来や自由を象徴しているようで、それが彼らの置かれた背景を考えると非常に切ない…。 設定的にまた別の話もあるのかなぁと思っていたら、どうやら同じ設定で別のゲームを作成中ということらしく、非常に楽しみにしています。
  • サマー・ロビン・ガール
    サマー・ロビン・ガール
    最初は夏の青春とともに、やがて入り込んだ違和感が、明確な主題とラストへと導き呑み込んでいく物語。とにかく文章力がすごい。自分がそこにいなくとも、自分がそこの誰でもなくとも、そこの誰かであるように、そこの誰かの傍にいるように、感情を揺さぶられる。終盤はかなり泣いてしまいました。構成もすごかった。最初のプレイでは展開に圧倒され、二回目のプレイではすべての結びつきに納得と、変わらぬ選択に忘れがたい心をもたらされました。
  • Last  Moon
    Last Moon
    お伽噺だと思われてきた「月の民」だとして狙われる主人公と匿われた先で出会った人達との話。 何も知らぬまま数多の思惑に囲まれてきた主人公が過去の真実や相手の実情を知っていく中で選択をする、もしくは知らないままでいる物語です。 きちんと確認できてはいないのですが最初に名前を登録しておかないと特にデフォルト名はないまま進行する模様です……? 何も設定しないまま読み始めたら店主が一人会話を始めて困惑しました。笑 各キャラごとエンディングが二種類で、三度の選択肢を経てルート確定後にエンディング分岐かな。プレイ中はランダム要素かと思うほど何故かサードだけ妙にルート入りしにくい印象でした。 シナリオに関してはグッドの方でも大凡事情を知った後に主人公が相手と一緒にいることを選んだらエンディングという流れだったので、個人的には長引き過ぎないという点でプレイしやすく良かったのですが、その一方であるキャラとの過去や主人公という月の民が抱える能力など、まだシナリオ内では触れられきれていなかった箇所について、もっと知りたいなあとも感じました。 お気に入り、というと少し違うかもしれませんが過去が思い切り直撃地雷だったので逆に幸せにしてやらないと、という気持ちになったのはユーレックです。あと何より美人だよね。
  • 「願いの果てのその先で」
    「願いの果てのその先で」
    日々をやり過ごすようになっていた主人公と、どこかでコンプレックスを持つかわいい女の子たち、普通の優等生のようでノリが少し違った級友との青春物語を、終盤まではとても楽しめたのですが、ラストで「???」となってしまいました。体験版なのでしょうか。完結するものと思っていたので、何時間も遊んだ末にあのラストはかなりショックでした。
  • 十二月のパスカ
    十二月のパスカ
    曲の上からノイズのような効果音が細かく入っていて、それらが登場人物の心理とよくあっていた作品でした。 サブキャラクターのカウンセラーの先生もいい味を出しています。 XXX君の立ち絵が笑ったシーンやオムライスのシーンの嬉しさは何とも言えない嬉しさがあります。そこからあの結末は沢山の感情をプレイヤーに抱かせます。タイトルのイラストは最後そうなっちゃうのかなあ・・・と。 欲を言えば耳のシーン・・・あれイラストが欲しかったです・・・!とっても甘美でお気に入りのシーンです!
  • 積層のAestivum
    積層のAestivum
    とても、いい作品でした。プレイを終えた直後、衝動のままに書いているため、まとまりに欠ける感想となっていると思います。 でも、一息も入れることなく、プレイし続けられる。そうしなければならないという強い気持ちのままにプレイし続けた作品でした。 悲しい物語でした。あまりの切なさに、何度も胸が痛みました。どうなるんだ、どうなれば救われるんだ。どう、この物語は終わりを迎えるのだろう―― それがあまりにも気になり過ぎて、この物語を追いかけ続けたくて、終わりまで一気に駆け抜けていました。 辛い物語です。読むのがあまりにも辛く、投げ出したくなるかもしれません。微妙に探索パートでどうすればわからなくなって、ひたすら小屋をクリックし続ける作業に興じることになるかもしれません。keyをクリックしたいのに、上手くクリックできなくて、「えっ、ちょっ、詰んだ!?」となるかもしれません。 でも、どうか、どうか最後までプレイしてみてください。 きっと、このゲームをプレイする時間は有意義な数時間になると思います。最後の画面を見て、泣いていいのか、どうすればいいのか、わからないほど胸が詰まるかもしれませんが、ぜひ、最後まで読み続けてみてください。 いい、物語でした。もう何を書いてもネタバレになりかねないと思うので、とにかく遊んでみてください。その価値は、間違いなくあります。
  • 断罪オペラ
    断罪オペラ
    始まりが始まって終わりでしたが、その始まりへの道筋が濃かったです。いやーなるほどなーそうなるのかーと。二人の視点を両方とも見られて良かったです。末永くお幸せに、とはとても言えないのですが、何とか満足のいく人生を送ってもらえればいいなあと思います。
  • 断罪オペラ
    断罪オペラ
    酷い二人のひどい生活の始まりを描くゲームです。 流れるように読み終わってしまいますが、この短さ、テンポだからこその(いい意味での)気持ち悪さ、不気味さがあっていいのだと思います。 揃って破滅してくんないかなー
  • 紅乙女
    紅乙女
    とてもとても美しい作品。和風な世界観でありながら、音楽やUIの一部がどこか異国めいていて、それが逆に作品に合っていると感じました。
  • 博士の子 -eternal recurrence-
    博士の子 -eternal recurrence-
    twitterにてイラストを見かけ、その可愛らしさに惹かれてプレイしました。 とてもいい意味で、裏切られました。 「ぼく」の一人称視点で語られる物語であり、情景や感情がとても瑞々しく描かれ、博士に憧れる様子や不器用にも関係を探している姿につい感情移入してしまいました。 可愛らしい「ぼく」の姿が淡く彩られ、すんなりとなじむBGMと相まって物語の世界に柔らかい印象を与えています。これがAIによるものであることも味わいの一つと感じました。 物語が進むにつれ、その雰囲気も変わっていきます。結末はある意味恐ろしく、しかし甘美で退廃的な許しに満ちていると感じました。 また、結末を知ることで物語の様々な違和感が一つに帰結する快感もありました。 三週目までプレイして感じたことは、自分は最初から物語の内側で観測者だったのではないか、ということでした。 素敵なゲームに巡り合えた偶然と作者様に感謝します。ありがとうございました。
  • 紅乙女
    紅乙女
    綺麗。美しい。言葉で表現できないほどの美しさを魅せてくれました。けれどそれを生み出す物語の存在感もすごかった。現実に響いてくる文章でした。PCでは短いながらもCPUを結構使うので、そこだけ注意かもしれません。
  • 向日葵に添えるアイリス
    向日葵に添えるアイリス
    過ぎ行く季節とともに進まざるを得ない、切ない、でもあたたかい物語でした。心にじわりと染み入りました。
  • 「ステッチ・ガール」
    「ステッチ・ガール」
    最初は痛々しくて切ないのですが、それらすべてを優しく包んでくれる物語でした。イラスト・テキスト・ボイス・フォント・どれもマッチしていて素敵です。救いがあって本当によかった、全部軽々と乗り越えるのは難しいかもしれないけれど、二人で幸せになってほしい、そう強く思いました。