ドラマ
7831 のレビュー-
あまやどりいくつもの「兄」と「妹」の関係を描いた作品です 暗い過去を持っている家族がメインになりますが、本編自体は明るく楽しく、前を向いて生きるきょうだいのたくましさを感じられます 無難な進め方をしてしまう人間ゆえ、三女から順番にプレイしていきましたが、このプレイ順序の方が、前話で話題に出た人物をどんどん補完していける形になるのでいいと思います 個人的には、長女の「妹であり姉である」という立場の描き方がすごく好きで、一番お気に入りのキャラになりました
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僕。笑いあり、涙あり、涙あり、笑いあり、のオムニバス作品です 複数人物が登場する物語において、最小単位といえる「君と僕」ですが、だからこそいくつもの物語が広がっていき、それぞれに違う味わいがあります 複数の方の合作かな?と思ったのですが、一人の方で製作されているようで、ひとつの作品の中にこれだけ違う世界観と人物を同居させられるセンスに脱帽でした 動物ネタも多いので、動物好きな方、動物が語り手の物語が好きな方にもオススメです
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紅乙女物語の内容もさることながら、演出がとても美しく、どんどん引き込まれていく作品でした 短いながらも、とても美しく輝いている作品で、なるほど、彼女を世には出してはいけない、と主人公の行動に強く納得できました
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鬼の涙昔ばなし風の語りで進み、面白かったです。 鬼の表情がころころ変わるのが見ていて可愛い´ω`* そのイラストの可愛らしさと、シナリオの一部シビアな状況のギャップが良い雰囲気でした。 どちらのエンディングも面白かったです。
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あなたの命の価値幸せな家庭を築くことを夢に児童養護施設で暮らす少年と過去や心に傷を抱える少女達の未来に向かう話。 道中分岐エンドがありつつも基本的な時間の流れとしてはスムーズにさくさくと進んで行くのですが要所要所や全体を通して児童虐待等のテーマ性が強く感じられる作品でした。 夏美ルートが作品のテーマとしては実に本番というような内容で、嘗て虐待を受けていた彼等が大人になる、夢物語で終わらせず、幸せになる夢を叶える中で本当に向き合わなければならないことと向き合って、時に苦悩しながらも懸命に乗り越えようとしていく様が丁寧に描かれていて良かったです。 また幼少期に充分な愛を受けられなかった子供が平和に生きていける場所を得て、ようやく唯一の家族で最も信頼できる兄に安心して甘えて頼って愛を求められるようになったけど、いつか幸せな家庭を築いていく彼等の最愛は兄であるべきではなく自分の足で立っていかなければならない、ということで由紀ルートが成長の物語だったのは本当に本当に安心しました。
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ある母子の亡命プレイ時間的には短編の筈なのに、読んでいる際の体感時間は長く感じました。 それは決して冗長であるとかつまらないとかではなく、その逆で、とにかく凄いんです。 中身が濃くて情報量がぎっしりあるからこそくる重みと長さ(長く感じる)であり、プレイ後の充実感が大きいです。そして時間を見ると、思っていたより全然時間が進んでいない(笑) グラフィック、シナリオ、演出がとても丁寧で素晴らしかったです。 キャラクタープロフィールのクロエさんのある数字の変化は、成長の部分ももちろんあるだろうけれど、それ以上にきっと幸せな日々を送ることが出来ていた結果なのかな……なんて。 描写が丁寧だからこそ色々な箇所で心が痛くなったけれど、それでもプレイ後は良かったと思えたのが良かったです。
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くじらの公式海辺に生まれ育ったら、こうやって海を身近に感じて暮らしていたのかなあと思いつつプレイしてました。3姉弟が…お茶の間でよく見ていた気が…懐かしい感じがします。きっと会ったことある。舞台になる場所も取材して製作されたようで、聖地巡礼できますね。フルボイスの中で特におばあちゃんの声がよかったです。
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くじらの公式とても良かった!!!
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冴子さんとホワイトデーとにかくグラフィックが素晴らしいです。丁寧に描かれた人物+さまざまな表情差分があるためとても丁寧な印象を受けます。またUIもシンプルで見やすく、キャラクターの魅力を邪魔していないのも良かったです。本編もとても楽しみです!
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鬼の涙昔話テイストのシンプルなお話…と思っていたらギミックが少しひねられていてもう一つのENDにたどり着くのにすこし「?」となっていました。無事に2END見られてうれしいです。
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次元の魔女と疑惑の生徒イラストに惹かれてプレイ 日にちごとに毎回差分があって感動しました 選択肢がないこと=逃げ場がないということがより強くでていたんじゃないかなと思います 主人公は悲しい犠牲者でしたが、どっかの次元で勇者の魂が宿ってワンチャン作ってほしいな、なんて思いました まあ、選択肢なんてないので、可能性すらありえないのかもしれませんが…w 中々に面白かったです 制作お疲れ様でした
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向日葵に添えるアイリスとても切ない物語でした 読破後の演出に涙が出そうになりました 葉月ちゃん…
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紅乙女この物語と音楽を丸呑みして昇華して飽和させて超新星爆発したかのような美麗で圧倒的な表現力に、グラフィックの持つ力を思い知らされました。 ゲームの体を取った本編をプレイしたらどんな世界に巻き込まれるかと、とても楽しみです。 ただ、グラフィクに目を取られたせいか文字送りがやや早く感じました。
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断罪オペラ掌編なのであっと言う間に終わってしまいますが、面白い設定で楽しく読めました。 お嬢様可愛いなー、なんて思っていたら……。 こう言った形で二人で生きていくのも、この二人なら有りなのだろうな、と。思ったからこそ、最後の問い掛けに逡巡しながら二人のもう少し先を見てみたかったなと思いました。
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白夜想事情はよくわからないけれど切ないなあと思いながら読み進めていたら、最後の最後で「そうだったのかー!!!!」となりました。そういうことだったのか……。会話のやり取りの少しだけ不思議な部分が納得できました。その事情を分かった上で改めて読むと切なさが増しますね。互いを思い合うからこその結末だったのかなと。切ない! 切ない物語なだけに、UIの透明感が合っていて、またかわいらしさがあたたかくてほっとしました。
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まい、ルーム仲良しな双子兄妹のメルとマイ。体調不良なマイの元に、今夜もメルがお見舞いに来る――。 エンディングを見る度に表情を変える、心動かされる短編ADVです。 どのエンディングも読み終わったあと、ついぼーっとしてしまいます。 この読後も余韻を崩さないような作りが、個人的にはとても嬉しかったです。 仲良し双子二人が、天体観測するエンディングがとても好きです。 最初の衝撃もありましたが、クリアしてから見ると、また違った感覚で見れる……。 個人的にはマイのしたたかさとか強さが好きで、もっと吹っ切れてもいいのでは、と思いました。 が、立場上許されないのが分かってしまうので、それがまた切ない…。 人間の色んな感情を見たい方に、おすすめのゲームです。
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十二月のパスカ絵が凄く綺麗で気になってプレイしました。BGMが世界観によくあってるなと思いました。個人的に、カウンセラーの人いいなあ…と、思って、いた、もので…ああ…
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白雪舞う夏の日々生き様が真面目な兄と内弁慶な妹の日常の話。 説明文を読んだ時点では何だか真面目というかシリアスな雰囲気のお話かなと思ったのですが、実際には真面目に馬鹿やってるのが主な内容で、終始ほのぼのと二人の会話が楽しめました。 小雪にエモーションボイス有。オープニングの後に三種の小話の中から選んで進行する形式。 選択肢によって会話に変化があったりなかったり、そのまま最後まで内容が変わったり変わらなかったり、日常物として物語に大きな起伏はないのですが読んでいて面白さを感じさせるお話で良かったです。 何かと好みが違う兄妹なこともあって、特に食に対する拘り談義では読み進めながら自分でも同意したり同意しなかったり。こし餡の方が食べられる餡子嫌い派閥にして苦味ではなく甘味が駄目な抹茶味嫌い派閥なので、なんとも気が合いそうで合わない……! オープニングスキップなど、システム面でも全体的に選択肢の回収がしやすく配慮されていてありがたかったです。 あと兄貴が喋ってる最中に表情を変える所なども好きでした。どや顔するけど詰めが甘い幼さすき。
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春の姫弟の入学式の日に出会った転校生との日常と進展の話。 立ち絵があるのはヒロインの潮見さんだけなのですが、主人公の妹や弟も結構な頻度で登場かつ兄想いでフォローをしてくれて印象深かったです。 潮見さんは最初の頃は秘密というか隠すことが多い子という印象で、まあ出会って間もない距離感的にはそんなもんだよな、と思っていたのですが、この主人公詮索はしないと言うけど意外とぐいぐい行くぞ……! 個人的には某深海生物のくだりについて掘り下げる部分があったら面白かったかも、と思ったのですが何を掘り下げると言うのか……、付き合ったら水族館デートしそうだな……。 出会って勘違いもあったけど仲を深めてそして、という恋愛物としてはベタだけどベタだからこその安心感もあるような流れがしっかりとした物語で、周囲の応援もあったからこそ至っただろう最後には傍で見守った後にヒュウと囃し立てたくなるような二人でした。笑
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白夜想シナリオのトリックも見事でしたが、 それ以上に残った二人、脱落した二人の話をもっと読みたいと思いました。 会話というのは、人間らしさでもあります。 人間らしさを奪われた悲しみや苦しみ、 それに立ち向かう彼女たちの姿をもっと見て見たいと思いました。 そして、こんな世界でなお、相手を愛している二人。 抗うことができないルールの中で、懸命に 生きて、愛するという人間らしさを忘れない二人こそ この作品を象徴しているのではないかと思いました。