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7826 のレビュー
  • 博士の子 -eternal recurrence-
    博士の子 -eternal recurrence-
    博士と僕の関係がわかってから始まる物語はまた違った感じで受け取ることができて、いくつもいくつも…の演出のところなど絵と文の感じがマッチしていてぞくぞくしました。見ている私はすべてを知っているものになってしまうような、終わらない物語という作りがマッチしているストーリーでした。水彩の世界が良かったです。
  • 十二月のパスカ
    十二月のパスカ
    選択肢の無いタイプのノベルゲームで、1時間強くらいのボリュームでした。個人的に文体が好きで、心地よく最後まで一気にプレイできました。 社会的には許されない「愛」を求めていた少女、どこか危うく、虚ろなのにとても魅力を感じました。誤字も気にならない程度です。終始作品の世界観もシステム面と相まって綺麗にまとめられていました。
  • 小山内家の掟~引っ越し編
    小山内家の掟~引っ越し編
    かなり特異な事情を抱えた家庭のお話でした。 よくこの環境でひねくれなかったな、と褒めたくなる主人公が、物語を読み進める途中で次々に生じる 疑問やツッコミを、まるで見透かしたように的確にフォローしてくれるのは、ちょっとした驚きでした。 おかげでストレス無くプレイ出来ました。(分岐探しのローラー作戦以外は) この複雑ながらも愛すべき小山内家を、今回だけではその全容を把握しきれなかったので、出るであろう 続編での補足に期待したいですね。
  • 積層のAestivum
    積層のAestivum
    探索ありノベル。探索は前半のみで、後半は物語の世界にひたれます。 とにかく豊富なグラフィックとサウンドがすごくマッチしていて、世界観を盛り上げています。主人公の男の子も女の子みたいでかわいい。 重めの物語で、ボリューミーですが、一気にプレイしました。 ラストはすばらしかったです。
  • 十二月のパスカ
    十二月のパスカ
    一本道のノベル。 スタイリッシュなサムネイルの印象のまま、画面のレイアウトや楽曲、エンディングにいたるまで世界観がしっかりしていて、作品への没入感を高めます。 シナリオは、淡々と進むかと思いきや、時々萌え要素などを含んでいて意外でした。 終わり方がよかったです。
  • 十二月のパスカ
    十二月のパスカ
    サムネと特徴的なタイトルがずっと気になってたゲームでした。 シナリオが読みやすくて結構なボリュームがあるのにサクサク進められたのが好感。キャラデザも印象的でカッコ可愛い感じです。 ホラーのようで、哲学的で不思議な読了感がありました。 個人的には割と好きなタイプのエンディング。 あと、強制おねぇちゃん呼びのシーンはちょっと萌えました(笑
  • 紅乙女
    紅乙女
    う つ く し い ! 以外の言葉が出てくるか?いや、出てこない! エンディングロールまでもが丁寧に演出されている素敵な絵物語でした。余韻の完璧さは必見です。
  • 白夜想
    白夜想
    シナリオ・スクリプト等担当の藤崎です。 昨日がハロウィンでしたので 白夜想でハロウィン(あんま関係ない)ネタ描きました。 ネタバレ含みますので、 未プレイの方は上の 「ゲームをプレイ」 からゲームを起動なさってくださいw
  • 紅乙女
    紅乙女
    これはノベルゲームだろうか?違う! これは21世紀の「絵巻物」である。 優艶な景色、心悲しい物語、そして幾多の歴史への尊重。 息を呑む色使い、紅姫の艶やかに圧倒されるばかり。 間違いなくこれは「文学」と言えるであろう。 マウスをクリックする度にドキドキしました。 これをプレイしたあなたはその日に古典文学について興味を抱いて調べるでしょう!
  • 積層のAestivum
    積層のAestivum
    ご感想、ご意見くださった皆様、本当にありがとうございます。 皆様のお言葉が励みになります! また、不具合のご報告等は修正済みであったり修正予定に加えたりしているので、 ご連絡いただけると大変助かります! この度は本作品をお手に取っていただき、ありがとうございました!
  • 博士の子 -eternal recurrence-
    博士の子 -eternal recurrence-
    やわらかいタッチの、すこし悲しいノベル。 一週した、ということにしばらく気がつかなかったのですが、彼の人生もそうなのかもしれないと思いました。 ずっと変わり続ける水彩の背景が飽きなくて面白いです。
  • 天使の願うもの
    天使の願うもの
    病弱で入院している恋人との天使に憧れた話。 綺麗で可愛いイラストとシーンに合った音楽がとても美しい作品でした。特に音楽ではエンディングテーマが好きです。 それフラグフラグなどと途中あわあわしたりもしましたが、シナリオの方では読み進めていく内に分かってくる熾乃の一途さが良かったです。そういうことだったのね。 大凡の物語が病院内と思い出だけで完結しているのも熾乃の生きる世界の狭さを表しているようで。 あまりに多くを託されながらも大人として親として生きていく、おば、お義母さんが好きでした。
  • 積層のAestivum
    積層のAestivum
    雪が降り積もる森の中で遭難しかけた少年少女が出会う話。 ゲーム全体を通して伝わってくる冬の静寂に満ちた空気感が非常に綺麗で、もう少し冬に近付いてからプレイしていたら一層この空気感が深く味わえたかもと思ったのですが、それでもなかなか悪くない時期に読むことが出来てよかったなあ、とも思いました。 ノベコレではプレイ時間15分以内のカテゴリに登録されているようですが、プレイした限りでは途中エンドなども見当たらなかったので、普通に進めていけばプレイ時間は1時間以上となるボリュームの作品です。 シナリオは勿論のことゲームの雰囲気にあったイラストがまた大ボリュームな上に見せ場の作り方も上手くて、ほう、と感嘆の際に自分でも吐いた息が白くなりそうな錯覚を得ながらプレイしていました。 歩き続けることの厳しさを描きながら、それでも歩き続けてほしいと願わずにはいられない。 もし厳しさを積もる雪と例えるなら優しさは降る雪と例えてみたいな。いつか美しさに見上げた降雪が、やがて積雪となって前に進むことを困難にさせたとしても、とても当然のこととして「積もった雪」より「降った雪」の方が本当は多くて、それに頑張れば雪掻きで道は作れるし季節が巡れば溶ける日も来る。 そんな印象を受けるような目一杯の優しさと厳しさが詰め込まれた素敵な物語でした。
  • 「願いの果てのその先で」
    「願いの果てのその先で」
    特殊な力を持っているのに退屈な日々を送る主人公が、ある一人の女の子との出会いによって変わっていく青春学園ストーリー。 人付き合いが超苦手な霜森ちゃん、朗らかに我が道を行く水島ちゃんに、無口でほぼ自己主張しない音無ちゃん。そして優等生だけどどこか熱い心を持つ滝沢くん。 この他にもたくさんの個性豊かなキャラが物語を大いに盛り上げてくれます。 笑いあり、涙あり、若物の葛藤が渦巻く困難の果てに…主人公は何を想うのか? 個人的にはちょこちょこ入っているギャグが好きで、読みながら何度も笑わせてもらいました。土偶だねー。 しかしどうやらまだ完結しておらず、本作品は体験版のご様子。 「ここで終わるんですか!?」と結末が気になります…。 CGもキャラの立ち絵もシナリオもとってもボリューミーでした! 雪子さんに毎朝起こされてぇ~!
  • 時絆ぎの境界
    時絆ぎの境界
    俺はゲームで遊んでいると思ったら出雲を観光してた。 序盤の観光展開がゆったりと丁寧で、いくつか道中疑問は浮上しながらも、平和な時間の中で少しずつ二人の距離が縮まる様子にほのぼのとしました。出雲そば、覚えた。 中盤以降は神話的内容が軸になりつつも確かな友情が根本にある物語で、そこはかとなくマイペースだけど通すべき意思は強い優希那のおかげで、はらはらするような展開もどこか安心して見守ることが出来たように思います。 ところで画面外で退場していった……あの……いっそ哀れが過ぎて笑った……。
  • 白雪舞う夏の日々
    白雪舞う夏の日々
    まず最初に、タイトル画面で小雪ちゃんをクリックすると、反応を返してしてくれるサプライズに にんやりしました。(笑) こういう遊び心って、ちょっと得した気分になれて嬉しいんですよね。 可愛らしい小動物系なキャライラストからは想像出来ない、結構な毒吐きまくりに驚かされました。 さらに少し偏った趣味のせいか、今は相当な部分を兄に依存してしまっている小雪ちゃんですが、 やがてレディへ成長した彼女と、それを見守り続けた兄のアフターストーリーも見てみたいな、と。 続編を期待してもよろしいでよね?
  • ANGEL REAPER
    ANGEL REAPER
    妹とクラスメイトを中心とした日常が決定的に狂う日の話。 中盤までは大人しい妹と騒がしいクラスメイトとの賑やかな遣り取りがメインとなっています。ぼっち気質の主人公ですが、もう授業中の事件をきっかけに俗な雰囲気を出していけば多少は溶け込めるようにな……、だめか。まるで何も学習していない馬鹿さに笑いました。 ある出来事を機に空気が一変してからはヒエッと。あの後どうするんだろうなあ。 プレイ後のタイトル画面が可愛いけど怖かったです。
  • 小山内家の掟~引っ越し編
    小山内家の掟~引っ越し編
    やたら家庭内の掟がある家族の話。 何となくタイトルから古い掟に縛られる感じの重苦しい話なのかと勝手に想像していたのですが、きっと多くの家庭にある「掟」がそうであるように、家族を守り物事を円滑に進める為に作られた掟でほっとしました。 色々と熾烈で癖のある登場人物が目立ちますが、特に母親が凄まじく。どういう経緯でこのような人になったのだろう……。ひええ。 選択肢に引っ掛かって辿り着くのに大分時間が掛かりましたが、ミチルエンドで描かれる「家族」の絆が好きでした。ほんの少しだけしんみり。
  • 君の心臓は誰のもの
    君の心臓は誰のもの
    似ていない姉弟の呪いで刻み付けられた心臓の話。 わあ性格がわる~い!(直球) と表面をなぞって一言で表すのは簡単ですが、環境、性格、そういった自分達の構成要素の全てを一種の自業自得と共に拗れに拗れさせた感情の末路の物語でした。 最初の告白の時に「理解」されなかった所で、これはそういうものなのだと、ひとつの諦めと共に拗らせちゃったんですかね……。 そういえば宗教の中では自殺者は地獄に堕ちるとも言うので、彼が言う所の「地獄」とは正しく自分の死そのものを指してもいるのかな、とぼんやり。君の為に地獄に行く俺を覚えていてね。
  • 彼の止まった時間と過ぎ行く彼の季節
    彼の止まった時間と過ぎ行く彼の季節
    もうどこにもいない幼馴染との夏の思い出を懐古する話。 小中学生時代の友人と高校大学と進むに従って自然と距離が離れてしまうのは割とよくあることで。 止まることもなく過ぎて行った時間の流れは時に非情なれど、そこにノスタルジイを感じられるのは良き思い出であったからこそなのでしょう。 二番目のルートでは予想していなかった展開に驚きました。どちらを先にプレイしても問題ないとは思いますが、確かに選択肢は上から回収した方が後味が良いかもしれませんね。 肌を焼く夏の日に当てられ汗で滲んだ視界の中で変わり移る世界に物悲しさを抱きながら、一握りの後悔と共に過ぎ去った日々と、きっとこれからを愛おしく思わせるような物語でした。 (すみませんコメント箇所を間違えたので再投稿失礼します)