ドラマ
8366 のレビュー-
ヘクソカズラこれはなかなか
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ビデオレターこんなん泣いてまうわー!! 素敵なお話、ほんとにありがとうございました!
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多知くんは何も知らないおねショタ逃避行心中もの。ふたりの愛が燃え上がる(ガチ) ゲーム起動時の文章やフォント、文字の表示スピード、バックログ等のデザインといった部分の作り込みがよくされていて引き込ませるものがありました。文章も読みやすく良かったです。 この作品で面白いのは純粋であどけない知多くんの印象が、進めていくにつれてがらりと大きく変わる点です。たどり着いた真相が誰にとってのものなのかや、クリア後にゲットできるスタンプの演出を考えると背筋が凍りました。 破滅して報われないのがいいですね。美しい。
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キズアトモヨウいろいろな面で優れている妹と、妹より劣ると思われている姉の、双子の姉妹のお話。 お互いが相手より劣ると思っていて、劣等感を抱えているのがままならないなぁ……と思いました。 人より優れているからといって、好きな人に振り向いてもらえないなら意味がないし、周りから妹より劣ると陰で思われるのも辛いですね……。 主人公の蓮二君の心のキズが解消され、「ハッピーエンドだ! 泣ける〜!」ほろり……としたところで突如、不穏な音楽で終章が始まり、驚きました……! 亡くなってしまったために子供の姿のままでも、理音ちゃんはお姉ちゃんなんですね。心が強くて、優しい……。 心温まるお話でした! 姉妹っていいですね……!
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才能の使徒ウノの能力を持った友人が近くに居たら、私の人生も変わっていたのでしょうか。そんなことを考えてしまう不思議な物語です。本編はかなりさらっと描かれていますが、「才能を見極める能力」というのはお話として珍しいなと思い、背景がとても気になる物語。 友人の助けになりたいと思う才価ちゃんの真摯な様子を見ていると、もしかすると本人以外の人間はその才能に気付いているのかもしれないとも思いました。すごく…すごく考えさせられている… 終盤の展開も含めて、非常に優しいお話でした。
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ラウの王冠>cocotori様 素敵ないらすとありがとうございます! 柔らかな雰囲気に寄り添う二人、とても最高です(*^^)!
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地の天使と生命を持つスキル地に落とされた天使の物語。30分ほどで読了できました。真面目に自分の役割を果たそうとするシオンをみて、心が洗われました。途中で物語が急展開した時はどうなることかとドキドキしてしまいました(笑) 沢山出てくるスキル達も個性的で、シオンとのやり取りはほほえましかったです。シオン様には、どうかこれからもハーレム天使様でいてほしい……(笑) イラストも大変素敵で、キャラごとの個性的なビジュアルは見ていて楽しかったです。もっともっとやり取りをみていたいなとも思った作品でした。
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キズアトモヨウ実際の双子や姉妹・兄弟も、こういうことを 考えたり、生きづらさを抱えているのかな と考えさせられました。 最後の「終章リノン」の仕掛けは驚きました。 さすがですね。 ノが赤いのも理由があったんですね。 (最後の演出を見る前は、ただのひぐらしオマージュ だと思っていました) 蓮二が主人公ではありますが、 私は理音と凛のための物語であるように思いました。 姉妹の絆を一番書きたかったのだと思います。 お互いを思いやる姉妹っていいですね。 一つだけ難点を書くとするならば 理音と凛のキャラは立っていたのですが 蓮二が薄いというか、目立ってないように感じました。 ただ、私はこの物語は姉妹の物語だと思うので そこまで不満には思いません。 過去の回想が何回か出てきますが、 かくれんぼの入れ替わりのエピソードが好きですね。 切ない……。 いろいろ書きましたが、おすすめです。 ぜひ、理音と凛の関係性やタイトルの意味に 注目しながら読み進めてみてください。
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死ぬよりもつらいことノベルゲーム制作に関することが多く書かれているので、特に制作者の方はたくさん共感できる部分があると思います。事の大小はどうあれ、誰しもが後悔をしている。そして、喧嘩別れはつらいですね。 この作品のテーマを浦田さんは「自殺による喪失からの回復」としています。決して明るいものではありません。しかし私は、この「死ぬよりもつらいこと」をあたたかいお話であると感じました。 自殺というものが身近なものなのだと思いました。原因さえあれば、自殺はできてしまう。残される人たちは、皆一様に「自殺をした」という事実と悲しみを背負わなければいけない。自殺は衝動的なものが多いと聞いたことがあります。死のうと思っても、なかなか死ねるものではない。しかし、ふとした瞬間に案外あっさりと死んでしまう、死ねてしまう。それが、たとえ今までの積み重ねからしてみれば、ほんの小さなことだったとしても。小さな支えが決壊してしまったり、少しの失敗でも、ほんの些細な出来事でも、死んでしまえるそうです。 人には許容限界があります。耐え切れる物事には限界があります。私は今までの人生で、一度だけ自殺衝動に駆られたことがあります。そのときは今まで支えてくれた友人を思って、踏みとどまりました。笑っていられる場所をくれたみんなが、少しでも悲しむのなら、死にたくないと思えました。 残された人は必ず悲しみます。残す人も悲しみはあります。しかし、どんな状況でも一人ではないと、そんな当たり前のことが、追い込まれたときには気付けなくなる。盲目的になっている自分でも支えてくれる人が必ずいるのだと、たとえその人にもう会うことはできなくても、支えになってくれる人が確かにいると改めて思えました。 ありがとうございました。
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美しき人10分ほどで読了できました。他の方もおっしゃる通り、2週目必須だと思いました。同じような文章なのに……。サウンドノベルであることをうまく生かした作品だと思います。自分も娘がいることもあって、心にビリビリと響きました。 余談ですが、本作品の重要ワードについては今回初めて知り、興味深く色々と調べさせてもいただきました。親が子を思う気持ちに、国や時代は関係ないのだな、なんて思ったり……。大変有意義な体験をありがとうございました。
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ラウの王冠
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ドリーミングナイト>NaGISAさま ブログにもコメントをお送りしましたが、こちらでも改めてお礼申し上げます。 ご指摘いただいた箇所、クリック必要な箇所以外は本日修正が完了しました。ご不便をおかけしてしまい申し訳ございません。最後までプレイしてくださっただけでもありがたいのですが、感想までいただけてとても身に沁みました!ありがとうございます。。 またゲームを作った際は投稿いたしますので、どれくらいになるかはわかりませんが、気長にお待ちください。この度はありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
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BRADLEY(ブラッドリー)全体を通してオレンジ、夕焼けの印象が強く残る作品。 一周10分程のプレイ時間ですが、むしろ終わった後の考える時間のが多いかもしれません笑 曲のチョイスや、ゲーム全体を通してのトンマナに一貫性があって、私は洋楽のPVを見ているような感覚になりました。 考察する余白や、そのためのエッセンスが多分に含まれていて考えながらプレイすると何週もして30分以上かかると思います。 スマートです(キリッ) さて、ゲームを通して夕日・黄昏・オレンジ色が多く使われています。。 夕焼けって、いろんな意味があるじゃないですか、日本だと「逢魔が時」とか言って、怪しい雰囲気で表したり。 「トライライト」なんて言い方をすると、黄昏、終末期、転換期のイメージが強いですよね。。 そんな感じ! そんな感じなんですよ。 ネタバレになってしまいそうな、それとも私の妄想なのか、定かではありませんが、個人的な考察としてBRADLEYは同じ存在だったと思うんです。 (プレイした方にだけ伝わるように…w) 要所、要所の黄昏は今後のBRADLEYと彼の在り方として転換期を表現していたのかな…と。。。 曲のチョイス、特に2番目の孤児院?へ連れていかれる時の曲と、シーンの マッチ具合が大好きです! 頓珍漢なレビューしたらどうしよう、、という一抹の不安の元、、 ありがとうございました!
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多知くんは何も知らないお弁当屋で働くフリーターの女性・愛美さんのもとに、10歳の多知くんが常連客となったことから始まる物語です。選択肢はなく、40分程度で読了しました。イラストはタイトル画面のみになりまして、本編は文字だけのサウンドノベル形式になっています。 とても面白かったです⋯⋯!冒頭からインパクトのある内容で、どうしてそうなったのかと気になりつつ最後まで一気に読みました。結末につきましては個人的な感覚になりますが、(タイトルの意味も含めて)何も知らなかったからこそ、ああいう感じになってしまったのかなと考えました。愛美さんと多知くん、どちらも自分自身は汚れているけど相手は純粋な人間だと思っている部分は個人的に印象に残りました。 また、演出もすごく凝っていて良かったです。前半と後半でバックログの内容が大きく変わったり、エンド後のデータに関する演出は結末にマッチしていて、ちょっと鳥肌が立ちました。
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神様の存在を忘れた巫女全く人の寄り付かなくなった神社に存在している主人公の神様。ある日、その場所に理沙という巫女服姿の少女が訪れたことから始まる物語です。20分程度で読了しました。 寂寥感に包まれた神社の中で行われる神様と理沙の交流がとても温かく、個人的にこういう雰囲気が大好きなので、あっという間に読み終わってしまいました。神様が出した選択は、彼女のためだということが強く伝わってきたので、寂しさと同時に優しさも感じました。
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一欠けらの優しさを孤独や、明確な解決方法が無い現代社会への悩みが描かれる。 これらはとてもリアルな悩みだ。 作中では明るい方面へ歩みだす…確かに心許ない地面のままではある。 しかしその先に希望を持って、歩みはじめる。 就活生・新社会人…明るさと鬱屈を共に持ちあわせている世代だ。 繊細さ、悩み、しかし根底にある強さ。 そうした感性が織り成すひとつの青春の形がここにはある。
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多知くんは何も知らない愛の逃避行よ!アツアツですね! 逃避行の末どうなるかは是非最後をごらんあれ! システムまわりがめっちゃ凝っててすごいっす! 愛美さん視点と、多知くん視点でのフォントの違い・バックログの違いの演出が光る。 愛美さんのかわいらしい「見なくていい」バックログ画面や、 なぜ愛美さん視点では背景が変わらないのか、 これらの不思議も読んでいくとわかります。 あるシーンでは背景めっちゃ動くっすよ! あなたがエンディングを迎えたら是非 またゲームを「はじめから」しようねえ…(誘い
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多知くんは何も知らない序盤からラストまで、飽きることなくプレイすることができました。 主人公とストーリーの中心人物である「多知くん」の“大人”と“子供”両方の視点から見た「愛と嘘」について描かれており、読み進めるほどに考えさせられる内容になっています。 演出やイラスト自体は少ないものの、フォントや文字の表示スピードなど細かなこだわりが盛り込まれていて、作品に入り込むことができました。
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花とポンちゃん
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美しき人父親が娘に対し、気持ちを綴っていく掌編です。10分程度で2周しました。 たった一つの言葉が加わるだけで世界が一変する素晴らしい掌編でした。1周の時間は5分も満たないので、未プレイの方は2周目も必読です。演出やグラフィック、BGMも丁寧に作られており、物語の中身だけでなく演出面でも美しさを感じる内容でした。