heart

search

ドラマ

8650 のレビュー
  • This one,(I mean).
    This one,(I mean).
    シンプルイズベスト。視覚情報を小さな四角に委ねているのが斬新&お洒落。プレイ時間にして五分程度でしたが優しい気持ちになれる作品でした。 @ネタバレ開始 安易な理由での髪染めを冷めた気持ちで見ているのかと思いきや、あんちゃんの亜麻色の髪が好きというすみれに心があたたかくなりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 雨の袂
    雨の袂
    不器用な少年と少女。交わされる会話がとても自然で、彼らなりの精一杯が伝わってくるようです。短編にギュッと詰め込まれた青春の1ページをたっぷりと堪能しました。 とてもいい時間を過ごすことができました。 @ネタバレ開始 思春期らしい少し鬱屈とした少年の語りも、過度にネガティブになることがなく、ほどよい距離感で読むことができました。 また、会話にたくさんの省略がありつつも、物語の流れや演出などからそれが読み取れるようになっていて、夢中で文字を追いかけました。 そして、一気に印象を変えるエンディングテーマ。梅雨開けにふさわしく、それまでの曲調から一気に晴れやかになって、心をぐっとつかまれました。 不器用さは純粋さゆえ。泣くことができたから晴れたのだ。そんな気持ちで読み終えました。 @ネタバレ終了 印象的な背景、落ち着いたBGM。 そして雰囲気にあったフォント、読みやすいレイアウト。 また、システムボタンが隠れる工夫などのおかげで、とても心地よく物語を読み進めることができました。 楽しかったです。ありがとうございました。
  • ラムネ瓶入り夏休み
    ラムネ瓶入り夏休み
    違ったお味の2エンド、堪能させていただきました。どちらも余韻が残る、とても素敵な内容でした! イラストもすっごく美しいです! @ネタバレ開始 京香ちゃんはタイトルがピタッとハマる爽やかさ。特にスチルがめちゃ可愛い! おじいさんは哀愁・物憂げといった感じが残って、私の祖父のことを考えちゃいました。そしてお母さんについても想像したり。 そんな余韻を感じながらファンアートを描かせていただきました。なのでちょっと寂しい背中ですが、お膝のジゲンちゃんが癒しです! @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました(*´ω`*)
  • 鬼桜
    鬼桜
    以前から気になっていた作品でしたらようやくプレイできました! そしてまずはびっくり!こちら女性主人公の作品だったのですね。プレイ前は男性向の作品で、白兎のことはメインヒロインだと思っていたのです。 恋愛タグはない作品ですが、女主人公が2人の男性の間で揺れ動くストーリーを楽しめますので女性にオススメしたい作品です♪(ショタもいるよ!!! さて、次に驚かされたのはグラフィック数……!!後書きを呼んでびっくらこきました。 イベントCG200枚超え!! もう一度言います。 200枚超えっすよ!!奥さん! 中でもバトルシーンは全てグラフィックパワーで表現されており、漫画やアニメを見ているようでした。 通常立ち絵もポーズがころころ動くので、「ノベルを読む」というよりは「漫画のページをめくる」ように楽しむことができました。 5時間以上かかる作品ではありますが、グラフィクPOWERがレベル99なので流れるように読むことができます!すごい! シナリオは、ファンタジーものの少女漫画という感じで楽しく読み進めることができました。 前述のとおり、恋愛タグがない作品でイチャイチャラブラブといった展開はあまりないのですが、主人公を挟む「焔緋」と「橡」が超カッコイイ。 @ネタバレ開始 終盤にこの2人がかち合うシーンは特に胸熱で、「私のために争わないで~!」と興奮していました(勘違い @ネタバレ終了 私はツエー男が好きなので、最初から最後まで全力で橡派です……!!!(笑 橡かっこいいよ、橡!!!彼が刀を振るうたび、かっこよすぎて腰が砕けました。 男だけじゃなくて、女性キャラも魅力満点です。特に藤姉さんは大変良いキャラしてまして大好きでした。女は度胸!(!?) キャラ萌えだけでなく、展開も……特に後半の正義と正義のぶつかり合いが熱く、読み進める手が止まりませんでした。 @ネタバレ開始 スマホでプレイしていたのですが、終盤の決戦あたりで残電池が10%を切ってしまい……(笑) 「ああ!ここで止めるなんて無理!でも電池!!嫌だ、諦めたくない!!」というリアルでも壮絶な戦いを繰り広げました。 夢中になりすぎて「充電して後で続きやろ~」とはとても思えませんでした。 電池残量ギリギリで無事にエンディングを見ることができて、しばらく「よかった……」と放心しました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    レジの仕事をしながら、漫画家の夢に向かって頑張っている翠ちゃん素敵ですね!応援してます
  • よくある日常
    よくある日常
    何回かプレイしてみました。過去改変も単純に良い方向にならないどころか、かえって状況が悪くなることもあることについて、いろいろと考えさせられる内容でした。 @ネタバレ開始 一人っ子のボクとカノジョが個人的には一番良かったです。改変しないストーリーは、雪と付き合えるものの逆に自称妹に何か飛行機事故を起こされたような不気味さが残っていたので…。 @ネタバレ終了
  • ウソからはじまる物語
    ウソからはじまる物語
    ほっこりと心が温かくなる短編集でした。 とにかく丁寧に紡がれた文章だ!と感銘を受けるほどのテキストでした。作者さんはショートショート集を複数商業出版されるような方で、Twitterの1投稿に収まる文字数のショートショートも日々継続的に公開されています。文章の密度と平易さを兼ね備えているのはもちろんのこと、それだけでなくどこをとっても絵になる文章というか、温かくて心に染み入る文章だとプレイしていて感じ入りました。 ストーリーはオムニバス形式の全3話+αとなりますが、同じイベントに関わる異なる3名の視点で描かれる作品です。各編の登場人物の関わり合いがとても面白かったです。やはりキャラクターの新たな一面が見えますし、単純にプレーヤーも興味を惹かれる素晴らしい手法でした。齟齬がないように分刻みのタイムスケジュールを用意されたというのも納得の絡み合いでした。 また、決して派手な演出などはないのですがシステム面もとても良かったです。文章を際立たせるために最適化されたことが分かるレイアウトやフォント選定が素晴らしかったです。視認性や操作性が素晴らしく、物語に没入することができました。 温かく素晴らしい作品。とても面白かったです。
  • Ghost KillerS(ゴースト・キラーズ)
    Ghost KillerS(ゴースト・キラーズ)
    ギターでおばあさん(※成仏してない)の脳天を叩いたりするイケメンたちが今日も幽霊退治します!な、画面のエキセントリックさとイケメンたちとのドタバタを楽しむ痛快スタイリッシュ&ちょっとしんみりもある物語でした。 若者が年寄りをリンチしている図みたいになっていましたが、これは幽霊退治!幽霊退治! 現にシャルロットさんはなんか最後にトキメキの一瞬を贈っていたし!と、南無三。 なかなか奇抜な幽霊退治で面白かったです。 @ネタバレ開始 どのキャラクターも個性的かつイケメンで、シャルロットさんとフーガさんたち双子が大変好みでした。 まさかの双子、破壊力が倍ドンで、尊い…尊い…となりました。 シャルロットさんの髪の毛をかき上げている図は心臓にオーバーヒートなみの負荷が…! 眼福でした、ありがとうございました。 @ネタバレ終了 ラストの終わり方が「あれ?」と思うものでしたので、あの謎が解ける日を楽しみにしています。 素敵な作品をありがとうございました!
  • キミに心臓をあげたい
    キミに心臓をあげたい
    もし、あなたの鼓動がこの世界に響かなくなりそうになったら、私が調律しに行くから―――そんな声が聞こえてきそうな、引きこもりでニートで髪の毛もボサボサで、でも「いい人」な主人公が再起するまでの物語でした。 TRUEからBADの順でエンドを見たので、凹みました…しまった、BADを3種類とも回収してからTRUEを見ればよかったです。 TRUEはとても感動的になっているので、これからプレイされる方(エンドコンプを目指される方)は是非BAD→TRUEをオススメします。 @ネタバレ開始 主人公が久しぶりに外へ出て自身の辛さを告白するシーンではUさんの「独り言だから聞こえてしまうかもしれないけれど」の言葉がとても好きでした。 「聞いてあげるから話して」と促すのではなく「この距離だから君の独り言も聞こえるね」と肩の力を抜いたセリフ回しが、主人公の緊張をほぐしているなーと……自然かつ上手な流れで、とても好きでした。 クライマックスのピアノを弾くシーンで一瞬女の子が被るシーンが鳥肌ものでした。 そのまま最後まで辿り着くとタイトルの意味がよく分かり、感慨深いものがありました。 @ネタバレ終了 スチルも美麗で、TRUEは最後の最後まで目が離せない「ああ、そういうことだったんだね」と心に響いてくる、正に一つの命の曲のような美しさでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • お前が大統領だ
    お前が大統領だ
    まさかまさかのうさぎの皮を被った社会派ゲーム!?  お前が神様だと言われたらどんな世界にしようかな~なんて子供のころはよく考えたものですが、本作ではプリティなうさぎさんの国の大統領になれるそうで、「頑張って大統領になるぞ!」と思ったのも束の間、初めにぶち当たる問題が高齢化とかリアルすぎました…(うさぎの国も高齢化は避けられないらしいと知り白目をむく) 解決すべき3つの問題で取り扱われる内容が非常に興味深く、地球という惑星のあらゆる国で当てはまりそうな内容であったことからも色々と考えました。 どの問題も今となっては根っこが深すぎて一朝一夕には変わらない・解決しないからこそ、一人一人が向き合って「みんなでこの地獄から抜け出そうぜ!」とほんの少しのやさしさを寄せ合って、肩を抱き合って抜け出す勢いで未来へ進めたらいいなと思いました。 「ちょっと分からないんですけれど」と目の焦点が明らかに合ってないときのウサギさんの顔がツボでした(笑) 素敵な作品をありがとうございました!
  • 日陰の日葵 - sun in the shade
    日陰の日葵 - sun in the shade
    @ネタバレ開始 真実に気づいた瞬間ヒマリが隠れた理由とかがわかったの良かったし感動しました! あとは小ネタで自殺未遂の生徒二人って入ってたのも前作も好きだったので嬉しかったです!@ネタバレ終了
  • すいれん
    すいれん
     とても素敵な短編ノベルゲームでした。画面の中にどこか温かみを感じる背景やbgm、そしてすいれんを巡る少年少女の淡い交流が映えていました。じんわりと伝わってくる優しい雰囲気が好きです。心に残る、いい作品でした。
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    とても感動的で心温まる作品です。涙をぬぐいながらプレイしました。 いつもながら情景描写が本当に巧みで、祭りの賑やかな雰囲気や主人公の心情などが手に取るように分かりました。立ち絵なし、グラフィックは背景のみですがそれを全く感じさせない…むしろ背景のみだからこそ、より文章に集中できるのが良かったです。作者さんの秀でた文章力もあり、容易に物語にのめり込むことが出来ました。 @ネタバレ開始 幼い頃と病室での父親の姿との対比が残酷な現実を主人公に突きつけているような気がして、とても悲しくなりました。主人公の心情をすべて推し量ることは出来ませんが、他人行儀に敬語で話しかける様子から、親子の深い溝をまざまざと感じました。 そのあとの祭りのシーン、お面のくだり…いつからかわかりませんが、気付けば大粒の涙を流していました。感想を書いている今も涙が滲むほどです。 病室で主人公の名前を書いたメモを見つけるシーンが特に感動的で、父親がいかに主人公を愛していたのかが否応なく伝わってくると同時に「あぁ…もっと早く会って和解すれば良かった」という主人公の心の声が聞こえるようでした。この状況を「間に合った」と捉えるのか、「間に合わなかった」と捉えるのか…プレイする人によって感じ方が変わるのだろうなと思いました。 @ネタバレ終了 今度は夏の時期に遊んでみようと思います。素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございました!
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    縁日の思い出、ノスタルジーなお祭りの思い出と、今の葛藤を行き来しながら、思い出の絆の終焉を彩る、素晴らしい作品でした。 家族のしがらみ、それでも切ろうとしても切れない絆 @ネタバレ開始 女の子のお面という印象的なモチーフがとても作品の中で効いていて いつかはいろんな人が向き合うであろう家族との終焉と人生 最後は、いろんな人が自分の親世代とも重ねてしまうような @ネタバレ終了 情景と描写が素晴らしい作品でした。
  • みまわり
    みまわり
    絵が可愛い!と惹かれプレイしました。 個性豊かな登場人物達が魅力的でした 彼等のちょっとした一面を見れるけれど、それにがっつり踏み込むと言うわけではない距離感がとても好きです。 特に結井君が好きです 可愛いね……。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時に出会った二人の関係が最後に明かされ、ぎゅっと胸が締めつけられました。5分くらいの短い物語で、登場人物は二人だけなのに、紡いできた時間や取り巻く人々の情景が心に浮かぶ、巧みな描写が印象的です。切ないピアノ曲の選択もまた素晴らしい。ノベルゲームならではの、音楽と文章、そして丁寧な筆遣いのイラストが織りなす世界に、心を揺さぶられる佳作でした。
  • ひとつだけ願いが叶うなら。
    ひとつだけ願いが叶うなら。
    初めから結末はなんとなく予想できるので、とりあえず黒魔法からバッドエンド回収に行くか、と多くの人が考えると思います。それで正解です。でも、白魔法を選んでも…。 @ネタバレ開始 他人から与えられた強大な力で自分のほしいままに振る舞っても、たとえそれが他人を傷つけないものだとしても、幸せにはなれない。でも、その力を他人のために使うのなら、世の中はきっと変わっていく。 当たり前のことですけど、とても重要なメッセージだと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
  • あなたの命の価値リメイクver2
    あなたの命の価値リメイクver2
    重すぎて商業作品ではなかなかテーマにしにくい児童養護施設を舞台にしたADVとなります。主人公の人生をじっくり描いた22章からなる大作です。4時間弱のプレイを終えた時にはじんわりとした感動に包まれました。 設定が設定なので多くの登場キャラにはそれぞれの生い立ちが影を落としており、そのせいで終始葛藤から逃れることはできず様々な苦悩を生んでいます。とはいえただ辛く苦しいだけではなく、必死に生きる主人公の周りには彼を慕う多くの女性キャラが登場して、その中で一体誰とくっつくんだ!という恋愛ドラマも楽しめました。女性キャラたちは異なる魅力を持っており、マルチエンドでこっちのルートも見てぇ!となりました。 中盤以降はヒロインも確定して人生ドラマへと発展して、長い物語のラストには深い感動を味わうことができました。個人的には18章と22章でかなり涙が流れました。 理想だけでなく現実を正面から描いたシナリオだと感じました。あらすじを読んで興味を持った方は是非最後までプレイしてみてほしいです。フルボイスとなっており、声優さんたちの名演も良かったです。
  • イマジナリーフレンド
    イマジナリーフレンド
    二転三転あるストーリーでとても面白かったです!! 全体的なストーリーの構成が非常に巧みだと思いました。絶妙な設定・バランスのおかげで各EDで何の違和感もなくストーリーに対して異なる着地を見せてくれます。 私は初回プレイでTRUEだったのですが、先にBAD等を見るとだいぶ印象も違ったものになったのではないかと感じました。 TRUEは読後感が非常に良く、とても前向きかつ感動的なエンディングでした。クリア後に見られるサブエピソードも別視点で補完的なストーリーが楽しめて良かったです。 作者さんの作品群のファンなので、これまでよりも長いボリュームで新境地が楽しめましたし、過去作で活躍したキャラが登場するのも嬉しかったです。 グラフィックは言うまでもなく良くて、全部好きですがエンディングの線画が特に印象的でした。システム周りも非常に最適化されていると思いました!
  • メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    制作日を見て、ホラーではないのに、 むしろ痛ましく愛しい話なのに、 寒気がしました。 素晴らしいです。 最初は普通のちょっと不思議世界の話なのかな?とだけ思わせ、 ゲームの中で1日ずつ過ぎるごとに、物語世界が少しずつ深まり、 同時に何か言い知れぬ不安を抱かせて、 ホラーではないのに、一級のホラーのように じわじわとした居心地の悪さが広がってきました。 私は、ハッピーエンドでした。 しかしこのハッピーエンドのなんと痛ましいことか・・・。 そしてだからこそ、 素晴らしいプロテスト・ゲーム(というものがあるのなら!)だ、と 感動しました。 素晴らしい作品を作ってくださり、 ありがとうございました。