ドラマ
8400 のレビュー-
逢魔時の家路(リメイク版)涼やかでもの悲しいBGMで、 黄昏にふさわしいな、と思いながら 読み進めていたら・・・ ああ・・・、と深いため息が 2度漏れました。 そういうことだったのか、と 途中で気づき、 最後に、ああ・・・ そんなことだったなんて、と。 繰り返す”逢魔時”を これから二人がどれくらい過ごすのかと そのことにも胸が痛みました。 心に響く作品を作ってくださり、 ありがとうございました。
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彼女は彼女の糸を切るあらゆる媒体を縦断するような 意欲的な作品で、驚きました! フルボイスの、動画付きブックの新しさに 目を見張っていたら、 エンディングはなんと・・・!!! モノローグの、村上春樹的なノベルかと 読み進めていた先の、 更なる発想の飛翔に感動しています。 こういう見せ方(魅せ方)も ノベルゲームにはあったのですね! 素晴らしい! 目の覚めるゲームを作ってくださり、 ありがとうございました。
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そして僕らは世界を壊すプレイしました。アンドリュー・ワイルズみたいな論文の出し方しやがって……! BLゲーじゃないのとセーブ不可な情報だけが独り歩きして一体どんな話なのか想像もできませんでしたが、なるほどBLゲーじゃありませんでしたしセーブ不可も頷ける話でした。数字の減っていく演出は真似したいほど憎いです。邑井ちゃん、そんな叶わない恋に焦がれるなら私のところにおいで……
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メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。こんなタイトルを出されたら全部の選択肢で目を合わせるしかない! といいながら全選択肢回収して遊ばせていただきました。 独特のセリフ回しから成る雰囲気がとても良かったです。じんわり不穏な素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 日が経つにつれて少しずつ悪い方に変化していくような画面にじわじわ焦燥感を抱いたりして。 あっここは目を合わせない方がバッドエンドだなと思ったので先にバッドの方から拝見させていただいたのですが、まさか母子とは……! 惚れられて監禁されてる人間? 実は選択肢側の方がメドゥーサだったり? とかふわふわした関係性イメージのまま途中まで進んで、いや違うな……? これはどういう関係なんだ……? と考えながら進めていましたが母子は全く予想していませんでした。 セーブ機能を使わずプレイしていたのでハッピーエンド回収の際に再び最初から読み直させていただきましたが、なるほどなあ。 きのこスープのくだりが悲しくも愛おしくなりました。 @ネタバレ終了
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逢魔時の家路(リメイク版)心にズシンと来ました。 短い時間なのに、こんなに色々想像させられる作品は初めてです。 特に男の子のセリフには、泣きそうになりました、、。 それにしても夕焼の風景が綺麗で、、。 悲しくも美しい作品でした。
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みまわり絵柄・キャラデザインがかなり可愛くて好みだったのでプレイさせていただきました。 それぞれ少年達が悩みや秘密を抱えていて、心配だったりそれぞれみんな幸せになってほしいという気持ちと同時に、自分だけ秘密を知ってしまったちょっとした背徳感のようなものも感じてしまいました。(アカン先生だ自分) どの子もすごく可愛くて、丁寧に描かれた優しいタッチの手描きの背景も雰囲気に合っていて良かったです。 素敵なゲームをありがとうございました!
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雨音と自動人形 結(むすび)動画をみてから気になっていた作品。素敵な音楽とタイトル画面に期待高まりました。動画格好いい… @ネタバレ開始 アヤちゃん可愛い…! 美月ちゃん可愛い…! どうしてここまでして雪村さんは記憶玉をとどけたいんだろう?そんな風に思いながら、先が気になって物語に没頭しました。 雪村さんもまさかの人でなかった…! そこから博士の悲しいお話。博士が不遇すぎる… 雪村さんはエゴといったけど、結局親を恨みきれない人らしさを感じて、切なくなりました。 エンディングも素敵です! 最後のアヤちゃんも良かった… 弟君というか…博士の格好をしてるアヤちゃんに泣きそうになりました。切ないけど前を向けるような、少し苦くも、心暖まるお話でした。 @ネタバレ終了 面白かったです、素敵な作品をありがとうございます!
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椿堂ノ火何と言ったらいいのか、言葉が出て来ません。 ただただ今は涙を拭っています。 親と離れて暮らしているからでしょうか、主人公と年が近いからでしょうか。 家族に対する想いとか、色んな感情がぐちゃぐちゃになって整理がつかないです。が、この作品にはすぐに感想を書きたいと思い、必死に考えています。 @ネタバレ開始 主人公は同性愛者だったため家族と絶縁することを選びました。 人によるでしょうが、親子の間には多かれ少なかれ問題があるものだと思います。その感情や想いを清算できる日は、一生に一度あるかないか、これまたそれぞれだと思います。 主人公は、間に合った、と私は感じました。少なくとも、お父さんの想いに気づけたのですから。 …正直、まだ泣いております。息苦しささえ感じます。ですが、この作品に出会えてよかった、と。心からそう感じています。 @ネタバレ終了 とても感情が揺さぶられました。心から伝えたいです、ありがとうございます。
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彼女は彼女の糸を切る日向くんとひよりちゃんの物語。 淡々と語られる二人の日常とか、らしさ、とかがとても心地いいです。 大きな事件が起こるわけでもなく、でも確実に大きなきっかけになった夏。 @ネタバレ開始 先ほど、らしさ、と書きましたが、それすらも枷なのかな、とふと。 自由になった二人の未来が明るいものであればいいな、と感じました。 また、ED曲も素晴らしかったです! @ネタバレ終了 Live2Dでキャラが動くのですが、大きな動きは少なく。でもそこがよかったのだと感じました。ひよりちゃんのキャラをよく表しているような気がして。 とても爽やかな作品でした。ありがとうございました。
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逢魔時の家路(リメイク版)「逢魔時」という魅力的な光と時間、その時間に会話する二人の家路。 虹色の夕焼けと細かい立ち絵の変化、たくさんのスチル、 没入感のある物語でした。 最後のシーンが印象的でした。素敵な作品をありがとうございました!
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終わりから終わりから始まる、静かなお話。 過去は過去なのですが読まないを選ぶと初めからを知ることができる。 短い中ですが、過去をどちらから辿るかの鋭い構成が効いています。 イラストとレイアウトも丁寧に作られていて、切ない感情が彩られていました。ありがとうございました。
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identityリアルな少年、少女の心情を描いた物語でした。 タイトル画面のインパクトにやられてプレイしたのですが 想像していたバトル展開とか、グロ要素とかは全く無いです。 プレイ後見たら、多分こういう事なんだろうな・・・という 意味も分かってくると思います。 @ネタバレ開始 「多分これが、正解だろう!」と、 選択肢を押し付けていたので、 正解ばかり探して、美音ちゃんの声を 無視していたな、と怒られてしまい反省しました。 END6個(1~6)と、GAMEOVERは見たのですが 他にEND7があるのでしょうか・・・? 色々選択肢を試したのですが 分からず・・・。 何かヒントがあると助かります・・・!! @ネタバレ終了 「自分らしさ」とはなんだろう、 「正しい」とはなんだろう。 と、色々考えさせられました。 大変、面白かったです。 素敵な作品を有難うございました。
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椿堂ノ火花火の綺麗なタイトル画面が気になって遊ばせて頂きました。 @ネタバレ開始 どうして自慢の息子が呪いの言葉なんだろう?とか、会社員じゃないのかな?とか、少しの違和感や疑問を感じながら読み進めました。 息子さんの態度から、花火を見に行かなそうだなと思っていたけれど、 いろんな所から父との思い出を感じ取りながら、花火に連れていく…ここでお父さんは彼の中で大きな存在なのだなぁと思いました。 名前のことや、呪いはそう言うことだったのか…と違和感が紐解けていく中で、涙が止まりませんでした。 名前のことで更に泣きました。 女の子のお面もそういうことか… 助けを呼びに走るシーンも、人間味を強く感じられてとても印象に残りました。 お父さんが大好きで勇気が出なかった寛太さんと、受け入れられなかったお父さんの後悔と…2人の気持ちを考えると、やるせない… でも確かに愛されていたんだなぁと思える…心暖まるお話でした。 @ネタバレ終了 めちゃ泣きました。凄い良かった… 素敵な作品をありがとうございます!
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タマキハル~序章 艮為山編~前々から気になっていたのですが、やっとプレイすることができました。 陽介くんはいい子だし、香月さんはマジ天使!!出だしの酢豚マンに笑ってしまい、一気に物語に入っていくことができました!また、二人の関係が徐々に近づいていく過程が自然で心地よかったです。 @ネタバレ開始 なのに…えええ!?まさかの急展開!? 香月さんも陽介くんも、何で!?と、泣きそうになりました…。何とか無事で幸せになってほしい…!!>< @ネタバレ終了 他にも、魅力的なキャラがたくさんで、これは何としても続きをプレイせねば…!!続きが楽しみです!早く次章をプレイしたいと思います! 楽しい日常、そしてハラハラドキドキな物語をありがとうございました!!
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タイトル未定彫刻を掘っているかのような文章がとても素敵に感じた作品です。 言い回しが面白くて、時折ふふってなりました。 本当にそこに人がいるかのように会話がリアルに感じられました。 今と昔の対比が、更新されていたり、変わっていたり、変わっていなかったり… 表現のなかに事実があって、それが少しずつ分かっていく様や、感情の判断を委ねてくれるような表現が心地よかったです。 @ネタバレ開始 現実の延長線にあるお話のようで、かと思えば人魚の生まれ方がとってもメルヘンで、海の神様がいたり、物語ならではの良さも感じられて…とにかく、すごかった… 息つく間もなく読み終えました。 俺の弟がどこにもいない…のところから泣きっぱなしでした。 帰ってきた理由も弟の夢も、 手をそえたお母さんの暖かさにも涙が出ました。 本当に兄貴が助けてくれたの?の下りもいい… 人魚も証明したとたん会えなくなってしまうなんて、皮肉な…! あと、タイトルがめっちゃ良い…! 子供の依織君も可愛いかったです。 人魚が聖母みたいな暖かさなのも良かったぁ… やり場のない寂しさとか悔しさで踠き苦しんで、最後にはそれを抱えたままそっと収まるような、希望も感じられるお話でした。 @ネタバレ終了 作者様の他の作品も遊ばせて頂いたのですが、どれも心揺さぶられる文章で、自分にはとても素敵な出会いでした。 感動しました。素敵な作品をありがとうございます!
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コーヒーのくに可愛らしいイラストでゆっくり進んでいくやさしいストーリー。 コーヒーの部分にはいろいろなものが入れ替えられると思います。 @ネタバレ開始 嫌いなものを押し付けられることもあれば、好きなものを否定する感情を押し付けられることもあり……。 個人的にカフェオレが大好きですが、どんなものでも飲めない方やできない方は無理しなくていいよなと思っています。誰だって苦手なものやできないことはありますよね。 それで不利な状況に置かれる方がおかしなことなのでしょう。 双方ともに思いやれる国になると良いですね。 @ネタバレ終了 ほんわか優しいお話をありがとうございました。
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暗がりビオトープあの時代の空気が感じられる文章に、決して明るい題材ではないのですが、その中で確かにある人々の優しさが胸に響きました。 登場人物全員がとても人間くさく、大人だからといって決して完璧でないところが魅力的でした。 結末も明るい未来を想像出来る終わりかたで良かったです!ちょっと泣きました。 とても素敵な作品をありがとうございました!
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暗がりビオトープ深い内容を軽快なセリフでどんどん読ませる力量に 感動しました。 シルエットだけの立ち絵も、 配色が絶妙で素晴らしかったです♪ 一抹の寂しさと、 安堵や喜びの混じるラストに じわっときました。 私も昔はスペース系の コックピットに乗り込んで筐体ごと動くゲームが大好きで よくゲーセンに通っていたのですが、 筐体ごと動くタイプは故障が多くて しばしば故障中になっていて残念だったことを 思い出しました。 ・・・その店も、いつの間にか飲食店に変わっていたので、 私の個人的な思い出も含めて 胸がキュウっと締め付けられるような思いで、 完走しました。 素敵な作品を作ってくださり、 ありがとうございました。
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世界を破壊する魔法プレイ後の最初の感想は「こんな形の友情もあるのか」と… いじめられる側といじめる側、両側の子の心情が濃厚に描かれ、メッセージ進行のクリックが止まりませんでした。 イラストは可愛らして色合いも鮮やかで優しい印象を感じる、大好きな絵柄です。制服デザインも可愛くて好き!ですが、それとは裏腹にストーリーやキャラクターが抱える闇は奥底見えないほど深い。そのアンバランスさがたまりません。 大切なものを守るためなら尊厳を捨てることも辞さない鴉ちゃんの姿は、胸を痛めながら読んでいました。 悲しく切ない物語でしたが、プレイして良かったと思います。素晴らしいゲームをありがとうございました。
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暗がりビオトープ時代背景に引き込まれます。子供ならではの切なくて純粋な想いや行動が綴られていて、それを読んでいるだけで初っ端から好きだな~・・と思う作品でした。^^ @ネタバレ開始 幼少期は目に映るモノが単純で、それだけに100倍も綺麗に大きく見えたりしてユーキちゃんを通してその頃を思い出しました。 私もゲームセンターが大好きでした^^(大人の世界だな~・・なんて思ってもいましたし。) 当時はお金の価値観も違って感じていたり、作品の細かな描写一つ一つが全て懐かしかったです。 因みに、サクラバさんの初登場シーン・・作者さんのツイートやFAなどで拝見しておりましたので、私のテンションはバリ高でした>< すぐに名前を覚えてくれるのとか・・どんだけイイ男なんですか(/ω\)影絵なのがまた一段と想像を掻き立てて・・あーー! 基本的にユーキちゃんと同意見だったのですが、(やっぱりこいつ、苦手だ・・)のところは「・・私は、得意だがな。」と小さく発していました。 背景や立ち絵がとてもオシャレでした。シーンの一つ一つ、この影絵だからこそ、より人物がしたであろう表情までを想像してしまい結果 思い入れを深くしたのかな・・と思いました。 細かな動きに至るまで表現されていて凄く好きな部分です。 TIPSで裏情報が知れたりしたところも良かったです。^^ (最後に)・・サクラバさん、ヤバ!!かっこえぇーーーっ!!!|д゚) @ネタバレ終了 〝時代の移り変わり〟と、〝変わらない魅力〟をこの作品を通して感じました。