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9595 のレビュー
  • あなたの命の価値
    あなたの命の価値
    児童養護施設を舞台にしたお話は、とてもデリケートなので扱うのは慎重にするために、下調べに基づいたテーマ性が必要だと考えています。 今回の主要人物は誰を主人公にしてもシリアスであり、傷を糧として未来を切り開いていくお話に出来たと思いますが、勇気を主人公に据えたのは象徴的だと思います。 前半のルート分岐は様々な可能性を見せてくれます。こういった構成は数多のゲームでも顕著ですが本作は、本ルートへ至る為のパラレルというより、登場人物たちの奥行きを描写するために必要だったお話だと思います。主人公モテモテなのはどこの世界でも同じですね(笑) この物語は、全体を通して見ると映像作品のような流れていく景色を見るという感覚でした。逆に言えば、もう少し一つ一つの場面での会話に膨らみがあっても良かったかなという印象です。 しかし、物語というものはその多くが「主人公の人生のほんの一幕を描くもの」と定義するなら、細部の密度よりも、スムーズな展開の方が好まれるのでしょう。 夏美ルートが本編と思って、ぜひ本腰を据えて読んでみてください。 それでは、以下ネタバレありです。 @ネタバレ開始 ◆音楽との親和性◆ 制作にあたり、OP/EDも含めたBGMたちは有料のものを揃えていて、物語を十二分に演出していました。 やはりノベルというものに「音楽」という要素は欠かせません。そのクオリティの高さと、親和性の高さは、身をもって経験しています。 特に作詞もそうですが、一番物語を理解している書き手が文章以外の所にも気を配るのが一番物語として違和感がないと思っています。主題歌もすごく印象 的でした。 また、オープニングがアニメアート(ムービー)だったのも驚きました。その流れが、生まれてから成長するまでの壮大なものだったのは物語を包括的に演出していたと思います。 ◆過去との決着◆ 個人的に一番グッと来たのは、心に傷を負っていた者同士が伴侶となり、それぞれに過去との決着(両親との決別)をするシーンがあったことです。 それは克服であり、文字通り決着です。人が前に進むためにけじめが必要なのは、過去に心を置いてきてしまっているから。 トラウマが最たるものですが、「フロイト」か「アドラー」かでその道は大きく分かれるのだと感じています。まぁこれは蛇足なので割愛します。 感謝と決別、とても印象深かったです。 ◆意味のあるバッドエンド◆ 昨今、というより僕がフリーノベルを嗜むようになってから15年くらいずっとですが「意味のないバッドエンド」が置いてある物語が多いです。 死んで終わり、間違って終わり、何かを失敗して即終了。それは物語において可能性の一つですが、果たして必要なのだろうかと。ゲーム性の弊害ですね。 しかし、この作品にあるたった一つのバッドエンドは「意味のあるバッドエンド」だと理解しています。「断ち切れない、4割の親」というエンディングタイトルが示すように、しっかりとテーマ性を維持しつつ問題提起もしている結びでした。 僕はハッピーエンド至上主義ではありませんが、バッドエンドに関しては「意味がある」ことが大前提だと考えています。逆説的にいうと、バッドエンディングを書いてくださってありがとうございます。 ◆タイトル回収が智恵理先生◆ あとがき2で、智恵理先生がタイトルの意味を回収するところが、浦田さんの感性の一つでオシャレだなと思いました。僕だったら本編で主人公に意味を持たせてしまいがちですが、これも一つ面白い演出でした。 それが大結びとなって、物語の箱の蓋を静かに閉じられました。 いえ、逆ですね。物語の蓋を閉じたら、蓋にタイトルが書いてあった、というのが正しい表現です。ありがとうございました。 @ネタバレ終了 長々と書いてしまいましたが、テーマ性もさることながらシリアステーマはどうしても自分との過去と照らし合わせてしまいがちなので、時に目頭が熱くなることもありました。 読み手によって物語は表情を変える、そんな素晴らしい物語りをありがとうございます。 僕もいつか、主人公の半生を描くような壮大な物語を書きたいと思わせてくれる力作でした。 そんな「勇気」をくれたお話でした。
  • 僕たちが爆発するまで あと1分
    僕たちが爆発するまで あと1分
    凄かったです。 これを7月5日にできて良かったと思います。 めちゃくちゃ泣きました。
  • MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    面白かった!まずは音楽が良い。ビジュアルも良い、導入部分でワクワクする。 心配性のダニエルがどうしてそうなったのか、どうしてそこにいるのか、シナリオを追っていくうちに明らかになっていくのが面白くて、どんどん進んでしまうし(セーブが無駄になる 笑)、出てくるキャラもみんな魅力的。 約1時間半、長いかな、と思ったけど、あっという間だった!!
  • 【公開終了】ダークネス・ボーイフレンド
    【公開終了】ダークネス・ボーイフレンド
    やだ、付き合った彼氏がめっちゃ病んでる(絶望) ……というゲームではなく、過去に辛い経験があった二人が、本当に理解し合えるまでを描いたメッセージ性の強い恋愛ノベルゲームです。 序盤以降は、イジメなどの辛い描写が多くありますが、それ故に後味の良い方のエンディングと後日談では感動が何倍にもなって返ってきました! @ネタバレ開始 過去作を知っていると、託されるスタンガンの描写でつい噴き出してしまったり、飛鳥との会話で「あ…(察し)」となったり、アリスの秘密に驚いたりと楽しめる部分がたっぷりあるのも好きでした。 汐音…スタンガンは、とても役にたってたよ…… @ネタバレ終了
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    心也さん江 プレイありがとうございます。 ちょっと厭な感じが残るお話しかも知れませんね。 ほっこり出来るお話もあるので、気が向かれたら、またどうぞ。
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    なんとも後味が悪い。けれど教訓にさせていただけるお話でした。 奇妙な読後感。
  • 僕たちが爆発するまで あと1分
    僕たちが爆発するまで あと1分
    とても丁寧に作られていて、少し泣いてしまった。良いゲームです!
  • MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-
    イラストも演出もほんとに最高!大好き!イケメンたくさん出てくる!なのに女キャラも可愛い!最高か? とにかくプレイしてみてほしい!
  • 監禁部屋からの脱出
    監禁部屋からの脱出
    @ネタバレ開始 ゲーム開始の騒音にドキドキいたしました。 真相には想像の余地があふれております。
  • さらば劇薬
    さらば劇薬
    >枝蜜まめさん 感想ありがとうございます! クライマックスからの緩急褒めていただき光栄です…!
  • さらば劇薬
    さらば劇薬
    おもろかった~ ぼーっと読んでたらいつのまにか流れ変わっててめっちゃ目が冷めた
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    アリエール真白さん江 プレイありがとうございます。 今回は漫画のようにサクサク読んでいけるようにと作ったので、 そのテンポを感じていただけたら、作品の作りとして成功です。
  • 出血大サービス
    出血大サービス
    とある人形にまつわる、世にも奇妙な物語風のブラックなお話でした。 一枚絵がたくさん使われコミックのような読み応えがありました。 シナリオもよくまとめてあり心地よいテンポが楽しめました。
  • おやすみなさい、お姉さん。
    おやすみなさい、お姉さん。
    好きが詰まった作品でした。それぞれに個性があって、どの子も素敵で癒されました。
  • Crescendo Moon
    Crescendo Moon
    僕っ子な少女とスランプ中の作曲家が夜の砂浜で月明かりの下で語り合うお話でした。明るく気さくな僕っ子、良い……。泣き砂やお菓子を使い心中や状況を示唆してあったのが面白かったです。
  • のどか
    のどか
    富井サカナ様、ご感想ありがとうございます。ほっこりしていただけて、作者としても嬉しいです。
  • ある座敷童の一生
    ある座敷童の一生
    文庫本のような縦書きの作品で演出も控えめですが、グイグイと引き込まれました。 あっという間に2周プレイ完了。 登場人物の心情を想像するとなかなか切ない物語です。 豊かな時代に生まれたことに対する感謝の念を持たなければ、と感じました。 しおりの演出によるバックログは雰囲気とマッチしていてとても良かったです。 素敵な作品をありがとうございます。
  • それでも、うちのこかわいい
    それでも、うちのこかわいい
    春根利馬(はりねりま)さん江 プレイしていただき有難うございます。 マイナーだって異端だって、法律法令の範囲内で誰にも迷惑かけていないんだからいいじゃないか!という思いを反芻しながら原作の漫画を作っておりまして、それを更に推し進めたのがこのフリーノベルになりました。 エンディングは、BGMの効果で盛り上げられたと感じました。 気持ちよい読後感を抱かれたようで何よりです。 何か凹むような事に出くわしてしまった時、また読み返してハッピーエンドを反芻していただけたらと思っております。
  • 東雲に霞む
    東雲に霞む
    人間の描写がよい作品でした。 理不尽な状況や環境によって歪んでしまうことは、仕方がないと思います。 当人たちにまったく非がないというわけでもないとは思いますが、それでもそれをされるだけの理由があったのかは疑問が残るところです。 @ネタバレ開始 自殺を選ぶ理由としては、納得のいくものばかりでした。 ただ凄惨ないじめにしてもストーカーにしてもそうですが、本人たちに非があるのかについては私にはわかりませんでした。 夏美さんの場合は、妬まれる理由は本当にそれだけだったのでしょうか?もしかしたらそれはきっかけに過ぎず、別の何かがあったのではないかと思うこともありました。 ここまできて嘘を話すとは思えませんが、しかし本人からの目線で語られる話なので、本人は気づいていない本当の理由があったりもするのかなと思いました。 秋穂さんに関してはストーカーの人が一方的に悪く見えましたが、実際はどうなのでしょうか。 別にこれはいじめをした人間やストーカーをした人間を擁護しているわけではありません。 しかしそこらに気づかないと、また同じことが起きてしまうように思いました。 本人たちにまったく非がないのであれば、今後の振る舞いでどうにかできそうですが。 小春さんや冬馬くんは他者に何かをされたというよりは、何かがあって歪んだという感じでした。 これはおそらく自己の内面の問題な気がするので、葛藤や苦悩とは今後も付き合っていかないといけないと思いました。 しかし最後は、東雲に霞む存在が歪んでいない道を示してくれたように思います。 いい意味で前を向けると思います。 @ネタバレ終了 文章は読みやすく、また分岐の難易度もやさしかったのですらすらと読むことができました。読後感も良好です。 表情差分も細かく切り替わり、演出も丁寧なのでそこもよかったと思いました。 ありがとうございました。 @ネタバレ開始 秋穂さんの話の中でストーカーが張り付いているシーンは、非常に驚きました。電気を消してプレイしていたのもあり、思わず体がのけぞりました(笑) @ネタバレ終了
  • 未完の後悔
    未完の後悔
    演出が凝っていて特に合間の動画には写真部らしくてよかったです。 私はこの演出にホッとさせられました。 写真も厳選され選んでてそちらも楽しめました。 SEや背景の切り替わりもよかったです! 気になったのはさち先輩以外ちょっとキャラが薄く感じました でもこのストーリーに強烈なキャラもそぐわない気もしますね @ネタバレ開始 未完の後悔という題ですが真っ向から向かって行く勇気を最後に見せられて乗り越えることの難しさを考えました 乗り越える事は折り合うことや妥協する事とは違うんだなと そしてそれは自信に繋がったりもする でも乗り越えることや向き合う事は傷つく事だなあと 難しいですね。誰でも触れて欲しくない事はあるものです @ネタバレ終了 あとがきも読めてよかったです 制作をありがとうございました!