ティラノゲームフェス2023参加作品
11319 のレビュー-
夢にまで見たアイドル感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 タイトル画面の時点でゆらゆらと動くロゴ周りの星たち。 ふわふわに揺れる髪や瞬きする目と可愛さがたっぷり詰まったアイドルにふさわしい演出に心が躍りました。 @ネタバレ開始 開始直後、ステージを背景に語られる誰かの独白。 輝かしい舞台にいる誰かの物と思いきや、それを否定するような内容でもあり…。 そして場面は切り替わり仕事帰りの主人公が帰宅する場面へ。 典型的な仕事に疲れたサラリーマンといった様子で、夕飯をいただきながら見る動画を配信サイトから探しているもよう。 偶然視界に入ったインディーズバンドのライブ映像を見ながら現実的な問題を指摘する主人公。 だけど彼も以前は音楽をしていたようでクローゼットの奥にはまるで見ないように、だけど手放せないという心理が隠れているように押し込まれたギターケースの存在が。 少し休むつもりがどうやら眠ってしまったようで、女性の声が聞こえ瞼を開ければ…。 可愛らしい女の子らしさに溢れる部屋にフリフリのドレスを身にまとった女性が!? さっきまで自分の部屋にいたはずなのに、どうみてもそこは自分の部屋ではなく。 間取りこそよく似ているようでも完全に置かれている家具から今目の前にいる彼女の部屋に自分がいると考えた方が自然な状況。 先程から突然現れた不審者状態の主人公に目の前の彼女は警戒している事も合わせ、何とかやりすごさなければまずい。 選択肢がきたので、とりあえずハズレと思う方を選択。 完全にただの不審者となった主人公の視界が暗くなったと思えば、自分の部屋に戻っていた? どうやら先程までの事は夢のようでそこでおしまい。 今度はタイトルにもある重要ワードであろう「あんた…アイドルか何かか?」を選択。 すると彼女は少し驚いた様子を見せるも、上機嫌といった反応になり。 とりあえず難は逃れたかと会話を続行しようとするとファンの演技をしているのに名前で呼んで欲しいと言われる無理難題が…。 そんなのわかる訳がないと、素直に名前を確認すれば田中恵という名前であり、親しみを込めてメグと呼んでも構わないと教えてもらえた。 …凄く直感的な感覚ですが、主人公がスマホを扱っている事から時代は現代なのでしょう。 しかし彼女の名前はどちらかといえば80年代かそれより前に多そうな名前の印象を受けました。 部屋の中も、可愛らしい女の子の部屋なのはそうなのですがどこかセンスがレトロなのも気のせいなのか。 (特にベッドにかかっているレースに花の絵×青の配色な掛け布団?のセンスが顕著でしょう) 会話を続けるうちに、主人公は今の状況が夢であると推測。 実際にエンド1の際には夢オチだった事も考えれば、突然場面転換した事も合わせてそう考えるのが自然でしょう。 それなら夢かどうか確かめようとばかりに主人公の頬をビンタしようとするメグ。 やめさせようとするも間に合わず、頬に痛みを感じる事に…。 結局目を覚ましたら自分の部屋だったという事から夢だったのに変わりはないのでしょうが、夢の中でもビンタをされたら痛いんだ…? その後、学生時代の友人であるトウマと合流し昨日の彼女について調べていく流れへ。 もしかしたら彼女は以前どこかで会った事がある人物なのではないか?と思うもトウマは知らないと返答。 ならばもう用は済んだと帰ろうとするも、トウマがパンケーキを食べ終わるまでは付き合う事になり。 その際彼がスマホで見せてくれたショート動画を投稿できるSNS。 そこには18歳の若者が自分で作詞作曲をした曲を弾き語りしている動画が流されていた。 そして、そこから今度はトウマ側の本題を切り出そうとしたところで話を切り上げ退席する主人公。 次に場面が切り替われば、目の前には再びメグの姿が。 場所はメグ行きつけの喫茶店らしく実際にテーブルには今彼女がいただいているホットケーキの皿もあり。 初めて訪れた場所ではあっても、構造はどこか昼にトウマと食事をした場所によく似ているというまたしても不思議な部分もあり。 お洒落とは思うのですが、やはり内装の雰囲気はどことなくレトロ感が漂う感じですね。 店主の趣味と言えばそれまでなのですが、配色や壁紙に窓際を飾っているレースの感じというのでしょうか…。 話しかけてみれば、どうやらメグも主人公の事を夢の中の登場人物と思っているらしく。 お互いに相手が夢の中の存在と思っている奇妙な構図のようでした。 トウマといい、目の前でおいしそうに甘味を食べられパンケーキを羨ましいと言えばメグはパンキーキが何かを理解していない? 確かにパンケーキとホットケーキの違いって何?と聞かれると難しいですが、少なくともメグが食べているのは厚みからホットケーキなのでしょう。 以降、定期的に夢で主人公とメグは顔を合わせるようになり…。 後日、今度はメロンソーダをいただいているメグとの会話にて主人公が以前バンドをしていた過去を話す流れに。 家にギターケースがあったりトウマが見せたショート動画に関する流れ、そしてインディーズバンドに対する現実的な独り言を思えば想像はできていました。 ここで再び選択肢が。 上を選んだ場合そのままエンドに直行でしたが、これがなかなか予想外の展開だったというべきか。 メグのアイドルスイッチをONにしてしまった結果、主人公がアイドルとしてデビューというとんでもな事に!? お前がかよ!?と全力でツッコミをいれつつ。 でもまぁ…幸せならいいのか?いや、いいのか…? 本筋の選択肢を選べば、自身はもう28歳である事。 今更遅いという事を伝える流れへ。 ここは主人公の言い分というか、現実的な事を考えたり大人になるという事を思えばとても理解できるのが辛い所。 メグはまだ28歳じゃないのと言いますが、一般的に28歳と言えばすでに定職についており後輩もできてある程度責任のある仕事が任せられる年齢でしょう。 人によっては家庭もあり、妻子を養っている頃合いとも想定できる。 だから夢を追いながらも生きていく事を考えれば20前半か、遅くとも半ばが潮時と思うのは無理もない。 悲しいけれど、夢を追いかけるのに遅い事はないという言葉はあってもそれを実際に掴めるのはほんの一握りの人しか存在はしないのです。 しかしメグは主人公の演奏するギターが聞きたいとお願いをしてくる。 しばらく触れていないので演奏できるかわからないと返せば、次に会う時までに練習をしてきてと諦める様子もなく。 選択肢として、ギターを取り出し演奏をするかしないのかを問われ。 演奏しない事を選べばかつて彼が音楽をやめた理由であろう記憶の断片が零れ落ち。 彼女にもう二度と会わない事を願って眠れば、夢で会う事はなくなり日常へ…。 これは夢を追いかける彼女の熱に影響された一時の夢だったのだというように。 ギターを演奏する事を選べば夢の中でメグが嬉しそうに報告をする流れへ。 今までまともに事務所に向き合ってもらえなかった彼女が、ようやくレッスンを受けさせてくれるように。 メグからしてみれば、主人公と夢で話をするようになってから彼女の状況は好転しているらしくここで一つの想定が生まれる。 彼女はこの世界のどこかで生活をしている、実在する女性であり 主人公と彼女の人生がリンクをしている。 だから主人公が前向きな行動をすれば、それが結果として彼女へも影響しているのだとしたら? それまで向き合う事を避けていたギターを演奏した。 たったそれだけで彼女は夢に向かい前進したというのも偶然の一致にしてはできすぎている…。 そして、三ヶ月が経過したある日…とうとうメグがステージに立つ事が決まるという待ち望んだ展開が! 大きなコンサート会場で事務所の新人代表として歌えるという晴れ舞台。 しかし、その施設は現在閉館しているはずというやはり奇妙な点が再び浮上し…。 やはりメグは実在する人物だとしても、主人公と生きている時代がズレている? 今まであった、夢の中でメグと会う際に感じた不思議なレトロ感。 部屋は間取りが似ていて、行きつけの喫茶店も構造はどこか似ている。 とすれば、今生きている時代が違うだけで二人は同じ場所にいると考えるのが近そう…? こうなると気になってくるのは、主人公の住む部屋は事故物件であり過去に自殺した人がいたという話で。 メグは本来、主人公の生きている現代では故人のはずだったが何かしらの理由で干渉ができたのをきっかけに運命が変わったのではないか。 だから主人公が前向きに行動をする事で彼女は死の運命を回避している…? 実際、今も夢でメグに会う前に主人公はトウマへライブハウスで演奏をする予定があると話をしていた。 それもメグのデビュータイミングと同じ、今から二ヶ月後でありこれも偶然で済ませるには都合が良すぎる。 それを聞いたトウマも、思わずお前本当にユカリなのか!?と驚きを隠せないようで。 元々、主人公が音楽をやめたのはバンド活動に熱中しいつかプロになる事を夢見ていたのにその夢を悪い大人の食いものにされた事が理由だった。 やりきれない話ですが、そういった悪質な者が存在するのは珍しい話でもなく。 けど、それ以上に主人公にとって辛かったのは自分がどこにでもいる夢見る若者の一人であるという事実だった事。 自分は特別で、将来音楽の道で成功するとどこかで信じていたのに。 私見ながら、夢を見る…しかし、追いかける若者である事と将来成功する事は両立はするでしょう。 問題はそれがどれ程難しいことなのか? それまでに現実ではどれだけ多くの人が諦めていく事になるのか。 思い上がりにすぎなかったと主人公は思ったのでしょうが、そもそも成功すると信じて行動をしなければスタートラインに立つ事ができないのも事実であり。 後は夢を夢で終わらせない為にどこまでやれるのか…そういう勝負にも関わらず諦めたのだなと。 でも、それを責めるのも違うしそこから安定した仕事をする道を選ぶのもまた彼の人生でしょう。 そして、ここにきて順調なはずだったメグにも予想外のトラブルが。 本来彼女がデビューするはずだった舞台で、他の子がデビューをするという事に話が変わってしまった? 二人の人生がリンクしているなら、主人公サイドで何もトラブルがない以上メグに問題が起きる要素なんてなかったはずなのに。 諦めモードになるメグに対して、今度は熱を取り戻したように彼女へ言葉をかける主人公。 そこでようやく発覚する、メグは今まで精一杯の強がりで振る舞っていたという事。 辛い想いをしながらも、それでもいつか夢は叶うと信じてきたけれど一体それはいつの事になるのか? 一体、いつまで耐えればいいのか。 メグは、自分を応援してくれる相手は主人公しかいない。 だけどそれだけでいい、メグが欲しかったのはこれだったのだと悲痛な訴えをする。 そして、ここは重要と言える選択肢でしょう。 もう精神的にボロボロであるメグと一緒にいるべきか、一緒にはいられないと判断するべきか。 もし、一緒にいる事を選べば彼女は夢が叶わずとも主人公に依存する事で心を保つ事はできるのかもしれない。 しかしそれは、本当にメグの為だと言えるのか? 本当に彼女の事を思い、夢を応援するというなら突き放すというのも必要な優しさかもしれない。 バッド回収を先にして、最後は気分良く終わりたかった為あえて見ている地雷を選びました。 メグと共に生きる事を選んだ主人公は仕事をやめ、自由になった時間で彼女に会いに行くため夢を見る事にした。 その為に、薬を服用して…たった数時間会えないだけで寂しがる彼女の為にもう少し作用時間の長い薬を使おうと考えるようになって…。 共依存としか言えない歪んだ世界で…自分にだけ微笑むアイドル、メグとの時間を望む結末。 再び選択肢に戻り、もう一方を選べば主人公はようやく気付いたらしい。 自分が前向きに行動する事で、彼女のプラスになると信じていたけれどそんな事はなく。 むしろ、自分と出会った事で彼女は弱くなっていき傷を舐め合うようになっていたと。 これでは支え合いではなく、この関係は依存でしかない。 だからこの関係はここまでにするべきで。 この先は、自分で頑張らなければならないのだと。 プロになれるのか、それはわからない。 それでもこれからやれるだけの事をやって、自分の事を信じていこうと決意を告げる主人公。 それを聞いたメグも、いつかプロになった時には自分の隣でギターを演奏して欲しいと返し。 そして、彼女がデビューをした時にはCDをたくさん買って欲しいと精一杯の笑顔を向けた。 やがて、夢から醒め。 主人公はライブハウスでの演奏後、仕事を続けつつもコツコツ演奏も頑張ってみる事を選んだ。 再び主人公が音楽を演奏した事を喜ぶトウマ、そんなトウマにまた一緒にバンドを組んで欲しいと頼む主人公。 以前話題にあがったショート動画の投稿も、とりあえずやれる事は試してみたいと前向きな様子は心が温まり。 どうやら最近はレトロブームとして、主人公達の親世代で有名になった曲のカバー等が流行っているらしい。 そして、ある動画で耳にした曲は…忘れる事のない、この声は……。 芸名を古河ゆうか。 本名が、田中恵という昭和アイドルのものだった。 例え、もう会う事がないとしても。 それでも主人公は最終的に、前向きに歩み出すという応援をしたくなる素敵な結末でした。 一方、メグは無事にデビューをして夢を叶える事に。 歌が終わり司会者との軽めのトークがされる中でされる『好きな人』についての質問。 アイドルに恋愛話はご法度とばかりに舞台袖にいるマネージャーは両手で大きな×を作って合図を送る。 (この司会者さん、きっと後で叱られるんだろうな) なんて思いながら、彼女は夢で会った彼についての気持ちを正直に言葉にする。 ぶっきらぼうで、口は悪いけど自分がアイドルになる事を誰よりも応援していてくれて。 きっと、今自分がこの場所に立っている事を誰よりも喜んでくれている大好きな人がいる…。 「‟夢”を見ました」 夢の中でしか会えない関係だったけれど、それはただの夢じゃなかった。 スタッフロールの後に語られる出会いの日の直前にあっただろう出来事。 きっと、本来の彼女はやはりもしここで主人公と出会わなければ死んでいたのかもしれないと思えて。 だけど、涙で濡れた顔を見せても自分の事をアイドルと言ってくれる人と出会えて事でもう少しだけ頑張ろうと思う事ができた。 夢の中でしか会えない、違う時代を生きた二人の出会いによって動き出す物語。 いつもの事ながら、読後感としてどこか救われた気持ちになれる素敵な内容でした。 @ネタバレ終了 全てが終わってから見れば、タイトル画面にも思わずにやりとする要素があったり。 素敵な作品をありがとうございました。
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Six Witches診断ものが好きなのでプレイしました。 @ネタバレ開始 炎タイプと診断されました。 自由万歳!! ……自分では絶対生き残れないという確信があります(笑) ストーリーが予想外の展開を迎えたりと色々と楽しめました。 一度クリアするとほかのエンドも簡単に見ることのできる親切設計も嬉しかったです。 @ネタバレ終了
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世界一彼女の近くで三人称視点の恋愛ものというのが気になってプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 主人公の正体には最初の文章で気付けました。かなり早い方でしょと自慢げでいたんですが、他の方のコメントを見ていたらプレイ前に気付いた方がいらっしゃって…負けた!(?) 最初の彼女の顔を見えにくくするという文章を見て無機物、近いのはスマホかな→そういえばコンフィグの文章にお風呂云々ってあったから眼鏡か!となりました。 嬉しいことも辛いことも、本当に一番近い距離で彼女を見守っていたことが伝わりました。 どんどん中を深めていく二人に対して主人公は自分が守ると対抗心むき出しでしたが、彼にできることが限られていることは限られていて…もどかしかっただろうなとも思います。 そして結婚式の彼女の行動に嬉しくなりました。彼にはこれからも二人を見守っていて欲しいですね! おまけもキャラ紹介から4コマまで、色々あって楽しかったです! あと山口さん、メガネっ娘から安易にメガネを取ろうとするんじゃないよ…!!ソファで寄り添ってる絵でも取ろうとしてるでしょ!とツッコミを入れてました笑 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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インザキャロル説明で気になってプレイさせていただきました。 友人との会話で、キャロルがどんな人だったのかを思い出して?いきます。 @ネタバレ開始 トーリにとってのキャロルの存在の大きさは会話をしていくと十分わかっていくので、主人公と同じくキャロルだと偽って生活するのに少し罪悪感がありました。 しかし、最初にキャロルじゃないと言ってもあんまりちゃんと聞いてくれない…! 交通事故なのに明らかに絞められたような首のあとが気になりつつも会話をしていたら、最後に質問が…! 初回は結構間違えてしまいまたが、最後の質問だけはちゃんと答えられました!これはとても大事だと思っていたので覚えておりました。 しかし+aのエンディングが! 実は+aの見方が全く見当ついていなかったんですが、エンディング回収の時に好奇心でやってみたことがまさかの正解で驚きました。 再会できたのはよかったんですが、本人が来てもずっとは居られないんですね… しかしこちらを見ると、やはりあの2人に入る隙はないのかもと思ってしまいました。ただ、主人公(7人目?)は結構頑張ってたので個人的にはED1も好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Gabriel相互フォローになったチマヨイさんの作品を必ずフェス中にやろうと思っておりました。 @ネタバレ開始 素敵な糸目な神父さんとお話していくゲームなのかな?と思っていたら1日目の暗転から、あ、不穏のやつだ!となり。 エンド2を迎えたあと、条件はなんとなくわかっていたのですが、その前にとエンド4→エンド3と回収しました。 最後はエンド1で無事ハッピーエンドを迎えました! 美しい彼が楽しい日々を過ごしているなら嬉しいです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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みどりのうろこ美しいタイトル画面に惹かれてプレイさせて頂きました! @ネタバレ開始 C→A→B→Dの順番でクリアしました! イハソン様は気さくで笑顔がチャーミングなところがとっても素敵でした! 主人公との会話もテンポが良く普段からこういう感じなんだろうなぁと想像出来るところがよかったですずっとこのまま幸せになってくれー!!!! A√の嫌いなところが好きの理由になっているところはニヤニヤが抑えられませんでした!!! B√は切ない終わり方でしたがおまけでの娘の名前にひっくり返りました。A.Cの時も感じましたがイハソン様とっても一途ですよね。 Cのおまけのイハソン様の秘密と主人公のやり取りでニヤけた後おまけのおまけでの出生の秘密を知りタイトルの回収になるほど!と膝を打ちました! @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
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自称お助けキャラの末路感情重めの関係が好きでプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 重すぎて濃すぎてずっと濃度の濃い液体の中を泳いでいるようで最高でした!!! やっとたどり着いた真エンド!で息継ぎができたときの爽やかさといったら! その後のおまけでまた深く潜らされましたがこの濃さがたまりません! リョウ君の方が重いのか!?となりましたが、それはそれで全力でゲンキ君を支えてくれそうなのでよし! 問題を先送りするという場面でのカラゲンキという名前がこのラストのためのネーミングだったのかな!と思いました とっても素敵な構成です! @ネタバレ終了 とっても素敵な作品をありがとうございます!!!
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イクリプスフォール -神の断罪-とても面白かったです。プレイ時間が長めなので気軽に手を出しにくいかもしれませんが、本作のクオリティを考えるとむしろこの作品に時間を費やすのは圧倒的に吉!と思いました。「ハロー、神様worker」のリブート作ということでリメイク+αみたいな展開かと思っていましたが、全然別のストーリーでした。当該作は本作の前日譚のような位置付けですので、未プレイでも一切関係なく楽しめるかと!フェス期間の最終盤にとてもおススメです! さて、前置きが長くなりましたが改めてとても面白かったです!特殊と思える世界観もすぐに理解でき、多種多様な立場の登場人物たちも登場時から各々の見せ場シーンの見せ方&配置などですっと頭に入ってくる導入~序盤のシーンが素晴らしく、直ぐに作品世界に没入することができました。主人公は最近のゲームではあまり見ることのないであろうクズど真ん中な感じで、酒タバコギャンブル全部やるぜ!という令和の時代に珍しい漢らしさです。ネットスラングやコンプラ上等な発言もボンボンかます様はもしかすると読み手を選ぶのかもしれませんが、個人的には気持ち良さ・清々しさしかなかったです。表面的にはそんな印象の主人公ですがメチャクチャ一本筋が通っており、自身の感情に正直な言動のおかげでストーリーが気持ち良い方向に進んでいくため、かえってこういった主人公の方がカッコ良さが際立つとさえ感じました。長編作である本作には非常に魅力的な登場人物がこれでもかとたくさん現れますが(というか敵味方含めて魅力的でない人物がいない)、悔しいかな主人公が一番魅力的なのかなぁ、などと思いました。 ストーリーの素晴らしさはプレイしなければ分からないのでもう本当にプレイするのみです。グラフィックの素晴らしさはサムネでも一端を垣間見ることはできますが、これまでの作品と同様にダブル絵師体制で盤石です。美しいファンタジー背景と多様なキャラクターの競演は素晴らしく、たくさんのイベントスチルも迫力満点でした。シーンチャプター毎に細かめに入るアイキャッチも毎回異なる画像&情報が用意されていてプレイのテンポを生み出すとともに世界観の理解にも役立ちましたし、戦闘シーンや詠唱シーンなどを中心とした演出も豪華でしたし、BGMや効果音の数々も臨場感を高めておりましたし、全体を通じて細部を含めてとても完成度の高いノベルゲームだと感じました! 非常に面白かったので、(制作の労力が非常に大きいのは間違いないですが)是非第二部も遊ばせてほしいです!
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INNOCENTうああ…凄く心に突き刺さる作品でした。 主人公の正体への好奇心が最初に胸に湧いて、さらに物語が進むうちに @ネタバレ開始 周りから変だと指摘を受けて @ネタバレ終了 変化していくおねえちゃんの様子になんだか凄く切なくなりました。 @ネタバレ開始 結末も衝撃的で…。主人公がお姉ちゃんとならどこへでもと感じてからのあの選択に、溜まっていた涙が決壊しました。遠さがっていく背中を眺めながら、思わず「おねえちゃぁん…泣」と声が出てしまいました。 @ネタバレ終了 それぐらい感情移入できる素敵な物語でした。
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出口のない世界でー岡崎 壮太(36)ー更に引き続きプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 出口のない世界での最後、里奈さんに優しすぎると言った方のお話ですね。 家族が事故に巻き込まれた上に相手が反省どころか遺族の前で保身に走るなんて…岡崎さんの心中は想像を絶するものだったと思います。 犯人の発見に繋がった事件直後の動画、最後の部分が…どれほど辛かったか… 岡崎さんが行動に出てしまったのも仕方ないと思います。 前作の3人とはまた違う立場のお話ですがどれも難しい問題ですね… とても考えさせられるお話でした。素敵な作品をありがとうございました。 @ネタバレ終了
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INNOCENT短い時間でも、その世界観に引き込まれる作品でした。 @ネタバレ開始 最初のところから、こちらはロボットか何かなぁと思いながら(言葉が通じているのでペットではないよな〜…と思いつつ)少女の成長を見守りました。 最後は切ないけれど、こういうのは実際に多くなっていくだろうし(ロボットに感情が芽生えるかは置いておいて)買い取りのリサイクルに持っていくだけ、ちゃんとしているかもしれない。と感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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吊り餌不穏なタイトルとサムネに惹かれてプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 暗い部屋&ヘッドフォンプレイを秒で後悔するほど怖かったです! つるすにカーソルを合わせるとわーい!ってでるのかわいいんですがその幼さが不気味ですね…… 秒で吊られてる4人に唖然としながらとりあえず一周してみて謎を残しながら自分にも縄が…… 細かい部分が気になりとりあえず片っ端からクリックできるところや謎の画像、ブログ、動画等を拝見しまんまと私も吊られてしまいました!!!! プレイヤーの誘導が上手くタイトルの回収具合に震えました…… 全てを説明し切らず想像の余地がある分探索心をくすぐられまさに好奇心で身を滅ぼす状態になってしまいました。 規約、ちゃんと読みます(自戒) @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました。
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とつげきスパッツァーとても熱くて重厚なゲームでした! そして…何より……デッッカッッ!! 画像はヨワヨワモード…お気に入りです! 応援しています!がんばってー!
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INNOCENT少女の無垢な心が、時の流れとともに変化していく様を見守るお話。 自分が子供の頃はどうだっただろうとノスタルジックな気持ちになりました。 @ネタバレ開始 最後まで読んで、初めて少女を見守る存在の姿がわかる展開が良かったなと思いました。 ファンアートを描いてみましたので添えておきます。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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とつげきスパッツァーありがとう、スパッツバトラー。ありがとう、とつげきスパッツァー。 @ネタバレ開始 バチャフェスでの謎の虹色の妖精さんや、可愛すぎるキャラクターイメージドリンクやコラボカフェに惹かれてプレイさせていただきました! タイトル画面やあらすじからすでに溢れ出る作者様の大きなスパッツ愛…私は受け止め切れるのか!と思いつつ読み始めますと… 至る所に散りばめられた下ネタやお色気溢れる一枚絵、 スパッツへの愛で構成されたぶっとんだ設定、 ゲームオーバーでの即オチのバリエーションの豊富さ、 どれをとっても、とにかく濃い!圧倒されました! そして度々(私は一体、何を見ているんだ…)と正気に戻りつつも、 何故だかキャラクター一人一人のことが好きになって応援している私がいることに気がつきました! これはきっと各キャラクターへフォーカスを当てて、境遇や性格を丁寧に描かれているからこそなんだと思います…! つばささんとメルトさんそれぞれに弱みがあって、それを乗り越えるきっかけが主人公というのが素敵…しっかりギャルゲーだ…! 特にキャンディさんの描写が素敵だと思いました。他の方も仰っておりますが、パッと出て退場する方かと思いきやバトルで一気に心惹かれてしまいましたね… MASAMIさんが負のエネルギーへの否定をしなかったのも優しい世界。 スパッツに色んな丈があるように、それぞれのキャラクターの個性を大事にしていてとってもよかったです…! そして迎えたエンド… あんなにも入り乱れた世界観なのにしっかり落ち着いて終わった!感動しました…! 個人的には待ち合わせ場所に来た時のつばささんが本当に美少女すぎて!可愛いかったです! 素敵なゲームをありがとうございまスパッツ! @ネタバレ終了
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メルティ・エレベーターリコペマさんの可愛い絵柄と色づかいに惹かれて、こちらの作品をプレイしました! ファンシーな夢の国と、そこで待ち受ける先が読めない展開が魅力的で、最初のエンドを見た後にどんどん周回したくなります。 路地裏のポスターや @ネタバレ開始 エンド6で見られる主人公のパソコンに『ウホウホもふもふ占い』のナスさんがえがかれている事にも「あっ✨」となりました。 @ネタバレ終了 楽しいひとときを有難うございました!
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とつげきスパッツァーとつげきー!! ピウイさんのゲームだ!!とずっと遊びたかったやつです! @ネタバレ開始 安定のスパッツ世界!!女の子がかわいい!!かっこいい!面白い好き!! そして、今回、覚醒みたいな熱い演出で主人公が誰よりもかっこよかったです!!あのスチル、本当にお気に入りで何回も見ました!! 大好き! 冒頭の「尿出る~♪」の替え歌ギャグなどに爆笑してましたよ~! 本当にピウイさんの下ネタとかギャグセンス好き。 メルト様が見た目から大好物だったんです。 だけど、長年の想いを抱えて、メルト様エンドのところで泣いちゃうつばさちゃんが可哀想で…マジで、どっちも選ぶルートをください!! 本当に辛い…それぐらい二人のヒロインちゃんのことが大好きになりました! @ネタバレ終了 様々なキャラクターたちも味が合って、前作キャラたちもいて楽しいです。 面白くて素敵な作品をありがとうございました! FAは主人公君をと思ったんですが、二人が可愛すぎたので!私は捕まる前に逃げる!!
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+fence実は以前、公開されてすぐの辺りでプレイしていたのですが、フェス用の綴った感想が無くなってしまったので折を見て再プレイさせていただきました。 良い作品は何度プレイしても良いですね! @ネタバレ開始 少年くんが、意外と世話焼きなところが好きです。あと良い意味であまり「ショタ」という感じではなく、「少年」だったのが凄く良かったです。12歳の男の子って、リアルだと想像より大人っぽいですからね…。でもやっぱり子供っぽいな~っていう節がところどころあって(漢字がひらがなになる演出とか)、リアルな少年を文章で描くのが上手いなと思いました。 性的な事が知識でしかまだよく分かってない感じも、「子供だから」といいつつ大人扱いして欲しいのも、可愛くて可愛くて…だからこそ、ラストでは少年くんの気持ちが見ていて辛かったです。 「俺は無理なんだ」なんて、そんな事言わないでよ~(泣)(泣)(泣)となってしまいました。少年くんといつか結ばれて欲しい……(泣) でも桜さんの気持ちも凄く理解できます。27歳って、結婚とか世間体とか…将来を考えないといけない時ですもんね…青年の方はその辺を切り出して来て、少しずるいなと思いました(笑)「振られたら待たない」なんて言われたら、ねぇ…?難しいですね…。 序盤の近隣の方の会話も、少年くんからすれば「ただの親戚の子供」だと思われたくないから、動揺してたのかなーと考えてみたり。 「+fence」というタイトルもオシャレです。フェンスは、桜さんと少年の間にある年齢の壁的なものなのかな…?と。飛び越えるのには、勇気がいりますよ…。 エンディングも、「もしも」の世界なのかなって考えると辛くて…桜さんの制服姿を知らない少年くんが「制服似合うよね」っていうのを想像してるかと思うと心がきゅっとなります。BGMも相まって泣きました…。 実は私はどちらかと言えば「おねショタ派」の人間なのですが、この作品のおかげでショタおね派になってしまいました!年下好きにはたまらないですね…! @ネタバレ終了 文章もスッと読みやすく、終わった後は少年くんにメロメロになってしまう事間違いなしです! 素敵なゲームをありがとうございました!長文失礼しました。
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出口のない世界で出口のない世界でー秋川 怜 (16)ーから引き続き読ませていただきました! 今回は怜ちゃんの他にあと2人、更に一部血糊で隠されているのに嫌な予感しかしませんでしたが、覚悟を決めてはじめました。 特にこだわりがなければ、左から読んでいくのがいいのかなと思います。 @ネタバレ開始 怜ちゃんの話もそうでしたが、誰にでも起こり得ることが想像できるところに恐ろしさを感じます。 3人とも幼少時から(特に両親から)まともに愛されなかったのが、未知を踏み外すきっかけになってしまっているのかなと思いました。侑理さんは本人は愛されていなかったと感じてしまったけど、実際は愛されていたのではと思いますが。 裕理さんのパズルのピースと赤い文字で主張や、大輝くんの明暗で彼の心の浮き沈みの表現といった演出がすごかったです。 そして4人目も今までと同じかと思っていたらまさかの取材側…! 里奈さんは比較的プレイヤーの立場に近いかなと思います。 怜ちゃんに対してもし誰かが手を差し伸べていたら~のくだりですが、ほぼ同じことをあちらのコメントにも書かせていただきました。 その後残りの二人の話も読みましたが、里奈さんが言及されていた通り一人二人が手を差し伸べたところで状況を打破するのは難しいんだろうなと感じました。 里奈さんも出版後ネットで誹謗中傷を受けてしまっているので、その後がとても心配です… (別の方のコメントでツイッターで検索したらその後が見られるかもとあったんですが、私の環境では見つけることができませんでした…!すみません) @ネタバレ終了
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自称お助けキャラの末路とりあえず、4人エンド&時間切れエンド&真エンド見終わったんで書きます。残りの細かい分岐やサブストーリーも全部回収しなくっちゃ!! @ネタバレ開始 「育てるのって難しい!」きっかけでプレイしにきましたが、つくりこみにビックリさせられました。 おまけのプロフィール一覧のキャラ設定が濃すぎる……一部キャラに至っては、ブラックコーヒーの粉をカップにドバドバ注がれて出されてるレベルでした。(褒め言葉) ちなみに、ゲームを進めていく中で勝手に「人造悪魔が誰なのか予想」をやってましたが、シイナちゃん以外はさっぱりわかりませんでした(笑) ナツミちゃんは人造悪魔だとは全くわからないまま推してました(人造悪魔だとプロフィールで知って更に好きになった)。 ロコミも、目をキラキラさせまくった変なジャーナリストって思ってました。 ナツミちゃんはサブストーリーでも幸薄そうだったから、いいCP相手見つけて幸せになってほしい。 そしておまけストーリーでわかるリョウくんの激重感情……方向性が違うだけで、双方の愛の重み強すぎやろ、ゲンキとリョウ……… ………はい、これ以上書いてもキリがないんでやめます。以上、情緒を狂わされたヲタクの謎の言葉でした。 @ネタバレ終了 とにかく!!! この素晴らしいゲームをつくってくれてありがとう!!! ゲンキくんとリョウくん(推しCP)、それからナツミちゃん(私の推し)に幸あれ!!!