チップを送付できる作品
32214 のレビュー-
ゲームオーバーできません!とことんシリアスなOPから、いきなり気が抜けるようなタイトルBGMとのギャップに戸惑いました。 「え、そっち方向のゲームなの?」・・・と。 そしたら、本当にそっち方向でした。(笑) 演出や画面効果は派手で見応えがありました。 ただアレな人達なものですから、やっぱり行動はアレでしたけれど。
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お父さんのPCクエストその中間である三十代はハブなんです!? とか思ったけど自立し始めた子供とその親の年齢層ですね。なるほど。 押入れに仕舞われていた父親のパソコンの中身を探る話。 また或いは、ある選択を経た男の話。 懐かしくも何かが違うデスクトップのアイコンでふふっとなりました。 多くは語られていないこともあり、長いエンドロールの中で彼は何を思ったのだろうか、と想像すると感慨深いです。
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スリーシェルゲーム最初の一問目で間違えて心が折れかけましたが、自分は視力は悪くないから大丈夫だと 根拠の無い暗示をかけて、なんとかバッジ獲得までクリアしました。 あれこれ考えず無心で遊べますね。楽しかったです。 シンプルに完成されたゲームだからこその、更なるわがままな要望を。 レベルが上がると、教室の机の上だけではなく、風景が変わるというのはどうでしょう。
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くじらの公式一言で言うと「青く澄んだ水のような物語」ですね・・・。素敵でした。 主人公と友人達が浜辺で倒れていた不思議な少女を保護し、受け入れ、鯨波祭というイベントを 経て心を通わるせという流れですが、大人なら抱くであろう、未知や異形に対する恐怖や警戒心 などは微塵も感じず、仲間として真っ直ぐに距離を詰めて行ける子供達の行動は、清々しく、 まぶしくも感じました。 そして対照的な大人いえば・・・ハリセンボン号のクルー達! 勝つ為に正々堂々とこずるい手に打って出る彼らに、「こっち側の人間だ!」と思わず親近感を 抱いてしまいました。(笑) 少しだけ気になった点は、プロローグでくじらちゃんが若音ちゃんから借りた水着にいきなり 「くじら」と書いてあった事。何かワンクッション、エピソードを挟んで欲しかったかなと。 あとは、くじらちゃんの素性に迫るシーンが会話メインで進んだので、もう少しイベントで 見たかったなと思いました。 「くじらの公式」は市販ソフトと比べても遜色無い作品だと思います。 ここまでの物を作り上げた、クラノートさんの熱意と労力に、なによりも感動します。
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次元の魔女と疑惑の生徒ほんの一言が原因で次元の魔女を自称する美少女に目を付けられた押しに弱い平凡な生徒の話。 序盤は厨二病を患ってクラスで浮いてる気の強い美少女に「勇者」だと勘違いされ、というどこかで見たこと聞いたこと読んだことありそうな始まりで、そこから次第に少女の性格や価値観や「設定」が明らかになっていく形です。 ちょいちょい他のラノベネタやゲームネタ等が厨二参考資料的に挟まれています。私自身、まだ把握していないネタがあったように感じましたが、そろそろ某有名作品についても全く通じない世代が出てきてる頃なんだろうなあ、とプレイ中ぼんやり思慮に耽ってしまったりなど。ダメージ。 こちらの説明文にも「選択肢を持たない」とある通り一本道ノベルです。 もし仮に選択肢があったとしても始まった時点で結末は決まっていたんだろうなあ……。
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鬼の涙確かにあった昔話のように感じられる物語でした。こういう終わり方なのか……切ないな……と二回容赦ない選択をしてからreadmeのおかげでもう一つに辿りつけて、ああよかったなーと感じ入りました。淡々としながらも起承転結がしっかりとしてて、プレイできてよかったなーと思います。
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土者の足音最初とりあえずで隠れて即バッドエンドな愚行をかましたのですが、怖さはありつつも「どういうことなんだろう?」と思わせられる終わり方で、そのまま腰を据えてプレイしていました。無事ラストを迎えられた時には「そういうことだったのかー!」という感動と「よかったー!!!」という喜びで、満足感がすごかったです。しっかり探していけば分かる作りだったので、プレイもしやすかったです。ホラーが苦手でもとても楽しめました!
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十二月のパスカ愛とは何か、そんな感じの作品でした。 この作品には数種類の形態を伴った「愛」がでてきます。何をもって「愛」を定義するかは客観的に評価できないものなので、恐らくこれは愛ではないと思うものがあるかもしれないし、実際に僕も作中で似たような感情を覚えました。 一方で、作中人物が「愛」を定義する際にそのように定義しないといけなかった背景と必然性があるはずだと思うし、それを鑑みると「愛」は各々全く別の感情を覆い隠すベールのようなものかもしれないとも思います。 主人公たちの過去が印象的に語られる上、ほぼ一貫した匿名性など、少し引っかかりを覚える部分が各所に出てくる作品なので主人公たちの行動原理などをついつい考えてしまう作品でした。 ちなみに個人的に特に好きな場面はchapter1の過去回想です。 また、チャプター式で既読チャプターをメニューから読み直すことができて遊びやすかったです。BGMやイラストも世界観に寄り添うものでよかったと思います。 構成力が高くて、何かとプレイヤーに考えさせる面白い作品でした。ありがとうございます。
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卯月のオリ独特なキャラクターデザイン「オリ」が魅力的です。 シナリオは、進むに連れて徐々に不気味さが侵食してくる。 周回する際の配慮もされており、楽しく遊ぶことが出来ました。
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主人公の一日を無事に終わらせてあげて。初見でエンディングまで行けましたが、間違うと悲惨ですね……。 ツール作成な為キャラの顔の印象が似ている事や一部画像が出ないことが気になりました。
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発情婆2諸々がギリギリでアウト。 発想し、形にして公開する所まで持っていけるバイタリティーとメンタルの強さには拍手を禁じ得ないです。 オープニングデモ的な演出から始まり、今回は少しマイルドかな?と思いましたが全然そんなことはありませんでした。 あと、名前の改編具合が前作も今作もツボです。お気に入りのステージは芸人さん。 本当に酷い破壊力をもったある種の素敵な作品です。
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発情婆初っぱなの演出から引き付けられ開始した本編に関しては、期待以上に良い意味で酷いを連呼したくなる作品。 以前にもプレイした事があったのですが、2をやる前に再プレイ。 解っていても酷いと言う言葉と共に笑いが込み上げてきます。 個人的にはセミファイナルからファイナルの流れが最高です。 頭を馬鹿にして楽しくなりたい。そんな時には本当に素晴らしい作品です。
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僕の隣の天使最後のほうで見方がかわるゲームです。タイトルの意味にびっくりしました!
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おばけアタック!アクションゲームという、ノベル・アドベンチャーゲームの対極にあるようなゲームが ティラノゲームフェスで見られるとは思いませんでした⋯! 結果をTwitterで共有したくなる、そしてそれを見た人がプレイしたくなる、 そういう仕組みになっている点がとても良いなと思います。 わたし自身、他人のつぶやきを見て「やってみよう」となったクチです。 個人的には、スコアアタックが好きかな! どのまとまりから攻めるかというささやかな戦略性があって。
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断罪オペラ自分も、もう少し続きがみたいです。また機会があったら…と思います
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おあずけ彼氏身長が高い方の素直な後輩と、身長が低い方の男前だけど臆病な先輩の、卒業式から始まった関係の話。 現実としての環境や価値観に葛藤したり、始まった後の関係の終焉を怖がったり、どこか苦しげに切なく綴られながらも甘く関係を築いていく物語です。直球でBLな感じ。 一部心情と台詞部分フルボイス。句点でクリック待ちが発生しますがボイスは台詞ごとに流れる模様です。ここは個人の好みにも依るかもしれませんがクリックタイミングに合わせてボイスを区切っても良かったかな、と少し思ったり。 とても上質なグラフィックも伴って、短編ながら豪華な作品となっています。まるで商業作品のようだ……。 終盤選択肢で場面が分岐。それぞれ異なる時系列の話ではありますが、どちらが先とも明確には言い難いこともあり好きな方から読んで大丈夫です。 リアルで繊細な葛藤と甘酸っぱい恋愛を楽しみたい方にオススメ。
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「ステッチ・ガール」影のあるモチーフを扱いつつも、丁寧な描写であたたかな結末を描いた作品。しかも膨大なイラスト(かわいい)と豪華なフルボイス。物語への没入感が段違いでした。 個人的に、創作において、短く美しくまとめることは至難の業だと思っています。そして、それを華麗に提示してみせた作者様には脱帽です。 後日談も拝読いたしました。不器用な二人の幸福を祈らずにはいられません。素敵な作品をありがとうございました。
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十二月のパスカひりひりとした痛みの残るボーイミーツガール。魅力的なイラスト、世界観を支えるBGM、緊張感を伴う語りが見事にマッチしています。また、充実したUIのお陰でストレスなく遊べました。 プレイ後にタイトルの意味が知りたくなり、調べてみたのですが、なるほど復活祭…パスカ…と一層唸らされました。少年が「卵料理」をおいしいと思えるシーンがお気に入りです。 大団円とはいかない結末は、歪んでしまった二人が辿り着くにふさわしいものであったように思います。素敵な作品をありがとうございました。
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獣人<記憶欠落>少女雨が降る森で記憶を欠落した少女を獣人が拾った話。 少しだけ素っ気ないけど優しい獣人と、寂しがり屋で純粋な少女が織り成す、穏やかな日々の記憶とそれからとそれまでを綴った物語です。クリア後シナリオまで含めるとプレイ時間はそこそこ。 どうして少女の記憶は欠落してしまったのか、この雨が上がったら彼等はどうするのか、そんな過去や未来に想いを馳せながらも続いていく生活の中で、少しずつ距離を縮めていく二人の姿が微笑ましかったです。 そうして平和は犠牲を土台にして。 また初見から凝ったバックログ画面でいいなあ、とは思っていたのですが物語のテーマに合わせた面白い使い方をされていたのがこれまた。 その他にも色々と画面に動きがあって楽しかったです。揶揄い屋だけど面倒見が良い梟人さん好き。
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いつも仲よしボクの家子どもにとってとても辛い選択。最初にパパ、次にママを選びました。演出が素敵で、どきどきさせられました。