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35224 のレビュー-
散華奇譚少女が不思議なホテルで妖怪たちに出会う お話です。 @ネタバレ開始 大切な人との突然の死別に どう向き合うか。 これがこの作品において一番のテーマだと思いました。 小夜子は個性豊かな妖怪たちとの交流を通して 様々な感情を抱きます。 そして0号室では兄と再会することができます。 その後END1では、兄と別れホテルを出る決断をします。 妖怪が現実ではあり得ない存在であるように、 生きている間に、死んだ人に会うことはできません。 残された人には長い人生があります。 死んでしまった大切な人を想うなら、 残りの人生を同じように大切に生きるべきと この作品やEND1の小夜子の決断が伝えているように思いました。 この決断に至れたのも、妖怪たちとの 交流があったからなのかな、とも思います。 @ネタバレ終了 絵は全体的に可愛らしく、作品の不思議な雰囲気に 合っていたと思います。
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かみかくしの夜小説1冊読み切ったような充実感でした。面白かったです。 展開や描写に無駄がなくて、エンドを迎える度に読み返してて「あっここはそういう…!」みたいな発見がたくさんあって飽きなかったです。 事件の真相が気になって気になって攻略サイトにも助けていただきながら(ほんとに助かりました)一気に読んでしまいました。 全編を通してキャラがシルエットなのですが、登場人物の性格や関係性も読んでいくうちに自然と掴めます。 男女複数名が雪山で遭難、そして惨劇が…という王道に真正面から挑んで、しかもちゃんと面白いというのはすごいなと思いました。 骨太な作品をありがとうございました。 @ネタバレ開始 イラスト担当の方のあとがきで見られる、ヒロインのお顔がとても可愛かったです。他のキャラクターも是非観たい! @ネタバレ終了
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女の子は何からできてるの?【完全少女生成システム】かわいい~! コンプまで10回ほどプレイしましたが、途中で飽きるどころかおかわりが欲しいくらいでした。 ゲーム面では特に文字入力が面白かったです。前の選択肢で食べ物を想像したので『うどん』とか『ねぎみそ』とか入力していたのですが、自動で出てくるワードが確かに素敵!それを見る楽しみもありました。 とても短いのに楽しさも印象もガッチリな作品。ごちそうさまでした~。
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白き野に咲く花の名はプレイしました。この作品にしてこの作者あり。 多くを語らないシナリオが逆にプレイヤーの想像を上手に掻き立てていたように思います。音楽やイラストも、作品独特の、清潔感と淫靡さを足して2で割ったような雰囲気づくりに貢献していました。全ENDを回収するのにはかなり骨が折れましたが、めげずに挑戦して良かったと思えるようなラストでした。
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共存する世界バッドエンドも単なるハズレ選択肢ではないし、このダブルヒロイン(?)は悩む余地があって良かったです。 永続する世界・無視する世界と合わせると、どの世界線でも味方でいてくれた(あと危害加えてこない)あさひさんが強い……。
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きみとたわいもないおしゃべりを可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(号泣) 尊い物語をありがとうございました……。 ボイスもシルクくんにぴったりでお上手なうえに、 大切な台詞はフルボイスでおしゃべりしてくれる……。 最高でございます。 @ネタバレ開始 不穏乙女ゲームということで物騒な展開があるのかなと 少し身構えていたのですが、あ、あったかい……。 いえ、人間の態度とかシルクくんの境遇を思うと 確かに辛いものはありましたが、シルクくんが良い子過ぎて吹っ飛びました。 でも町の人間は許しません。(真顔) @ネタバレ終了 テキストの読みやすさだったり、UIデザインだったり 背景とキャラ絵の調和も丁寧に作られていた印象です。 恋愛エンドのバッジ獲得の際の言葉も好きでした。 制作してくださりありがとうございました……。癒されました……。
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わかばにっき! -12才の春-なによりも日記の温かみのある演出が、 本作の持つ思春期の甘酸っぱさほろ苦さをより強調してくれているのが、 心に響きます。 ページをめくる演出や色がじわ~っと変わる演出等、 純粋な技術力に感嘆する一方、なるほどこういう表現もあるのだなと 一クリエイターとして非常に参考になりました。 フルボイスも優れた演技力によって、 物語を盛り上げることに関してこれ以上ない役割を果たしており、 こういう青春送りたかったな~と甘酸っぱい気持ちにさせてもらいました。
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さりとて君影草は咲く第一に個人的に心惹かれたのが、 タイトルから一連に漂う静かではかなげな雰囲気です。 こういうの自分には出せないから、まずそこでええな~ってなりました。 内容としては、家族(?)のほっこりするハートウォーミングを軸に、 しかしちょっとしたSF・オカルト的不思議要素がスパイスとしてあって、 他では中々味わえないような独特の読後感を得られました。 印象に残ったのは、途中で挿入される家族(?)での食事シーンCG。 幸せな感じが一見して伝わって来て、それを踏まえるからこそ ラストの描写に感動を一味加えてくれているように感じられました。
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透明人間(仮)まず冒頭の「透明人間になってしまった!」という唐突な展開に 驚きながらも先が気になり、しっかり心をつかまれました。 それからプレイヤーはヨシコちゃんにちょっと不可思議な質問をされながら 物語は展開していくわけですが… その質問内容もどうしたモノかと思わず頭をひねらせるモノだったり、 なんか先に行くにつれて不穏な空気漂って来てるし…って感じで 先を知るのが怖いけど目も離せない、そんなもどかしい魅力がありました。 ネタバレになるから深く言えないけど、こういう善悪を問う感じのシナリオ 個人的に大好物です。
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呉暮(くれぐれ)冒頭のテンポのいい選択肢で感情移入しながら読み進めていきました! 驚きの展開や演出、タイトル画面がどんどん変わっていくのが素敵です。
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女中浮世の怪談ビジュアルが可愛らしく丁寧で、スチルがとても印象的でした。UIの作り方や、タイトルの出し方がレトロで可愛らしく、世界にどんどん没入していきました! 音楽の使い方も効果的で、間にぞくり…! エンドロールまで世界観統一がなされており脱帽です!女中さんとお話できて幸せです。
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フィルム・ラプンツェル圧倒的な文章力と演出力(そしてそれを実現する技術力)に震えながらプレイさせて頂きました。 きっかけは白髪の少女に一目ぼれしたことだったのですが、最終的にはとにかく文章に魅了されました(もちろん全ての要素に感動しました!)。 きっと作者様は私では一生かかっても読み切れないほど沢山の文章を読んで、そして書いてきた人なのだ……、と思いながら、じっくりと文章を味わわせて頂きました。(特に、三点リーダーの使い方が好きでした!) また、演出がとにかく素敵で、発想と技術力に驚かされました。これは絶対にネタバレなしでプレイして欲しい……!と思いました。 物語の構造を狂いなく組み立てるだけでなく、登場人物の心情を深く深く掘り下げて表現出来ることが、本当にすごいと思います。素晴らしいです……! 本当にあっという間のプレイ時間で、もっと彼らの世界をのぞかせて欲しいような、これ以上踏み込んだら戻ってこれなくなりそうな世界観が素敵でした。 感想を書くのが本当に下手なので、私の感動の百分の一も伝えることが出来ず悔しいです……! とにかく、しばらく物語の世界から抜け出せなくなるような素晴らしい作品でした。 ありがとうございました!
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点鬼簿行路圧倒的すぎる絵の力も相まって夏に読むにふさわしい上質のホラーと物悲しさを感じる登場人物たちにただただ呑み込まれました。どちらのエンドもとても好いですしどちらか選ぶのも難しいほど両方の結末に納得しました。 舞台ものという意味では『舞台の世界に救いを求めた悲劇』と表すのが正しいかわかりませんが、そんな悲しさを感じました。 素晴らしい作品をありがとうございます。
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僕らのノベルゲーム文化祭のためにノベルゲームを作ることになった、文芸部に所属する高校生5人の青春物語です。選択肢はなく、約3時間半で読了しました。『創作』というテーマに真摯に向き合った内容になっており、後半からの劇的に下げて上げていくジェットコースター的な展開と、テーマに対する凄まじい熱量を感じて、読み終わった後はしばらく呆然となりました。 もう少し物語の概要に触れていきます。文芸部に所属するタツ君の提案で、主人公の樋口くんを含め、5人の文芸部員が合作でノベルゲームを作ることから始まります。文芸部の5人はみんな個性的な性格をしており、前半は1人1人のキャラクターを丁寧に描いていく展開になっています。序盤で結構ガツガツと言ってきた印象の谷口さんが、意外と気さくで創作に対してストイックな部分を見せてくれたのが特に印象的でした。普段とは違う大胆な格好で登場した美央ちゃんなど、前半の展開で文芸部のみんなに愛着を持つことができました。 @ネタバレ開始 この作品の肝となるのは、やはり後半以降の展開ですね。とある事情で、文芸部とゲーム制作が空中分解寸前まで追い込まれる事態になります。それに至るまでの過程に強引さはなく、自然を転がり落ちていくような感じで進んでいくので、かなりの緊張感を持って読みました。また、樋口くんがタツ君を追い込んでしまう場面は共感できてしまう部分が多くあり、その部分は(良い意味で)一種の気持ち悪さを抱きました。ただ、誰でも目を背けたくなるような感情をしっかり描き切ったからこそ、その後の展開に大きなカタルシスを感じることができました。 鬼瓦くんが描いたエレナを見た瞬間が、個人的に作品で一番好きな部分です。素晴らしい演出も相まって、自分も感動してしまいました⋯⋯。そんなエレナに救われた樋口くんが、終盤の屋上で今度はエレナを救う立場に切り替わった部分も良かったです。最後の体育館の展開は、今までの鬱憤を全て晴らすかのような「まさに青春!」の一言に尽きますね。 @ネタバレ終了 個人的な話になりますが、昔から創作活動をしている自分に対して「なんでこんなことをしてるんだろう?」と思う瞬間が結構あります。そして、その答えは未だに自信を持って言えない部分があります⋯⋯。ただ、一つだけ断言できるのは、他人の創作に救われたから今の自分は創作活動を行っているという部分です。エレナのイラストの場面で一番感動してしまったのは、樋口くんと同じような気持ちを自分も経験したからなのかなぁと冷静になって思いました。 総括に入りますが、この作品は「合作」という構造で、創作活動が抱えている清濁をしっかりと表現し、メリハリのあるシナリオで青春を描き切った、大変クオリティの高い物語です。創作をやっている人であれば、共感できる部分はたくさんあると思います。 ⋯⋯最後に今作の推しですが、自分は遙先輩と鬼瓦くんです。遙先輩のマイペースだけど、いざと言う時はビシッと締めてくれるところが好きです。あと、鬼瓦くんのちょっと偏屈な部分があるけど、同じ志を持っている人には優しいところが好きです(立ち絵はありませんか?そうですか⋯⋯)。「ハラハラドキドキ・創作!青春!」の楽しい3時間半でした!素敵な作品をありがとうございました!
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黒い森のリドルメア病を抱えながらも前向きな兄妹が病を治すために進む森の中で出会う個性豊かなリドルたち、会話にシュールな場面もありながらも語られている根っこは深いものを感じました。
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エレベーター ~性格不安定な僕とみよちゃんの物語~ワンマップの、限られた状況ながら進展が二転三転して面白かったです。最初、性格不安定ってどういうこと・・・!?って思ったけど遊んでみて、なるほど確かにこいつは定まらない!何よりドット絵が可愛くて、選択肢を選んで色んな表情をみたくなりました。無事結婚エンドを迎えました。ラストもいい!
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キョウナリmini親しみやすいキャラクターの解説と物語で、楽しく対戦しました。物語を一度遊んでから解説を読むと、ルールが良く理解できました。将棋には全くなじみがない自分も理解できる難易度でありがたかったです。もっといろんな対戦をしたくなりました。バージョンアップされるようなので、今後も楽しみです。
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片恋スターマインはじめて触れたのは憧れの先輩と推理クイズからであの時から美しく切ない雰囲気と文章だなって感心して、そのまま隣の家の幼馴染をプレイして、すっかりファンになってしまいました。恋の行方はもちろんキャラの成長もみれてとっても満足しました。次の作品も応援します!
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お前のスパチャで世界を救えこんにあー! Vtuberを知らない人にもぜひプレイしてもらいたい作品です。 『推しは推せるときに推しておけ。』ですね。 @ネタバレ開始 予想の斜め上をゆく結末に涙し、笑わせていただきました。 初回と2週目に、かたラーメンルートに入り「これが…Trueエンド…?」と錯覚しましたw 今日から、かたラーメン推しになります。 地下労働はいいぞ。
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きみとたわいもないおしゃべりをシルク君のほんわかしていて誠実なところに和みました。 声もとても合っていて可愛いかったです。 システム面も丁寧に作られているように感じました。 この後どんな物語が待っているのかとても気になります!