チップを送付できる作品
35354 のレビュー-
私を見て凄くエッジの効いた作品でした! サムネを見ていなかったので突然超カワ美少女が出てきて驚きましたが、 冒頭の演出を含めてセンスが素晴らしいな、と思いました。 文章の表示領域は過去遊んだゲームいち少ない1行分! 物凄くテンポ良く遊べましたし、文字数をちゃんと納めているのが凄いです。 学校生活にかかわらず、人間が集まると多かれ少なかれ必ず発生する問題。 どんな人生を送っていても共感する部分があるストーリーだったと思います。 作者さんの仰るように正規ルートがエンドB感は凄くありました。 こちらの結末を見るとキャラクターの外見が可愛らしい猫になっている点や、 2人のキャラクターが明るくキャッキャと会話していた意味合いが理解できました。 @ネタバレ開始 もう疎外感たるや半端じゃなくてもはやホラーです。。 超ストレートなタイトルの腑に落ち方が凄い。 @ネタバレ終了 とても面白く、印象的な作品でした!
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怪談小噺・残1000文字の小噺集ということで、ホラーは苦手のビビりチキンでもおそらく大丈夫だろうと意を決してプレイ。1話2、3分程度でサクサク読めました。 一番怖かったのが画面の迫力が他より強い「道化師」でした…画面の圧が…圧が違いました(震え) 逆に興味深かったのが明晰夢でした。 昔の因習や風習などとも関係している話がリアルでした。 夏にちょっと怖いもの見たさの気持ちが起こったとき、真冬の寒さでさらに寒くなりたいホラーな気分なとき、どんな時でもほんの数分で楽しめる素敵な短編集でした。 ホラーといっても言葉にならない怖い画像がドドーンと出てくるタイプではなかったので、話に集中して楽しめました。 ありがとうございました!
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オモイデオンラインどれほどそこに留まり幸せな日々を繰り返したいと願っても、いつかは卒業して巣立っていく……オモイデとして胸の奥にしまいながら前を向いて生きていこうと思える素敵な物語でした。 @ネタバレ開始 オモイデオンラインのサービスが終了した後、物語の最後が再会して恋に落ちてハッピーエンドという形に持って行かなかったのがすごくいいなと思いました。 人によってはそうなってほしいという方もおられると思いますが、人生そんなにトントン上手く奇跡的にいくほうが少なく、主人公と綾瀬さんが別々の人生を歩んでいく姿が「オモイデはオンラインの中に」という綺麗なまとまりを持っていて好みでした。 演出面でも少しずつ思い出の場所が消えていく演出が素晴らしく、等身大の目線で感じられる物語をさらに輝かせていました。 先に「さよならをセカイに」を遊ばせていただいてからこちらを遊びましたが、どちらの作品にも共通するご都合主義などの展開を排除した等身大の物語が秀逸です。 世界のどこかにはこういう人たちがいるだろうなと思わせる「自分ではないけれど、あの人の話かも」とふと身近に感じる隣人感のような空気がどちらの作品にもあり、その魅力が好きです。 @ネタバレ終了 このゲームは大人にこそプレイしてほしいゲームだと思いました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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彼女は彼女の糸を切る本を模した画面構成と、地の文にも声が付いているのがまず新しいな、と。 シーンに合わせてグラフィックは頻繁に変わりますし、動画まであり豪華です。 ストーリーは共感できる部分が多く、2人の距離感も心地よかったです。 読後感が良い結末なので、プレイして良かったなぁという気分になれました。 エンディング曲が非常に良くて感動しました。 タイトルからしてオリジナルでしょうか。素晴らしかったです。
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鈴の音の代償は開始15秒、正体不明のなにかに追われる恐怖開始。行動選択を誤らずになにかから逃げ切れるのか…!?という、見えない行動回数を駆使して逃げる緊張感のある逃げ切り脱出ゲームでした。 残り何回調べられるかが分からず、追ってくるものが自分に辿り着く前に情報を集めて移動するというのが「時間がない、失敗できない」という緊張感があって面白かったです。 最後に一つだけあった謎解き要素もストレートで難しくなく親切でした。 @ネタバレ開始 主人公が見ていたのは幻覚だったのか……それとも何か別のものだったのか……この一連の怪奇現象がなんであったのか全貌が明示されなかったのも個人的には好きでした。 エンディングの分岐が分からず、鈴を持って一人で脱出してしまいました…。… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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この愛は誰のもの?とても良質ないわゆる日常ミステリモノでした。 人がガンガン死ぬミステリが大好物なのですが、こういったパターンも良いですよね。 概要のところであまり内容に触れていないのでこちらも割愛しますが、 青春日常ミステリ×ナイスな読後感といった素敵な作品でした。 ただ、思春期のこういった想い出を持ち合わせていないので心はなぜか泣いていました。 登場人物たちの会話のノリが好きだったのと、 重要情報が赤字表記なのが親切で良かったです! 解決編の下りは意外性もあり、見ていて心地良かったです!
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かげろうのおとめ雰囲気満点のセンチメンタルエロス作品でした。 文章と間の作り方が非常に秀逸でしたし、 何と言っても全プレイヤーの思考を必ず一度は踏み止まらせるヨージョ。 確立された世界観を感じる、センスが溢れる作品です。
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あめとはれ最強キャラ感溢れる義理の姉の存在感がとても強かったです。 何度も様々なBADに突入しましたが、最後は良い結末を迎えられました。 BADEND群の一枚絵の統一感や、不安を煽るデザインが非常に印象的でした。 欲を言えば、END後にタイトルに戻れると、周回プレイがしやすくてより良いと思います!
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終生列車ホラー苦手のビビリチキンの頭がパゲるようなガッツリなホラー話がメインのオムニバス式短編ゲームでした。 4つのホラーな話をしてくれるかわいい終生ちゃんと時々雑談しながら終わりまで見届ける物語は、面白くてノンストップでした。 @ネタバレ開始 個人的には肉屋さんと骨抜き屋さんがトラウマチックでよかったです。 肉屋さんは前日に明らかなフラグが立っていたので「そうですよね、こうですよね……にゃーん……」という居たたまれない気持ちになりました。世の猫好きさんが卒倒しそうなお肉屋さんでした。 骨抜き屋さんはホラーとして話そのものが面白かったです。 骨抜きなだけに骨抜きにされました。はい寒い。すみません。 エンディングはやはり直球ストレートなEND1が好みです! @ネタバレ終了 ゲームの構成的にホラー話→終生ちゃんとのお話という繰り返しでお手軽に進むためホラー話に集中できましたし、終生ちゃんのホラー話はとても面白いのでもう少しお話を聞きたいなと思う絶妙なボリュームで、4つのホラー話を堪能して余韻をもって終えられる良い感じの終わり方でした。 選択肢によって変わる終生ちゃんと主人公の今後ですが、終生ちゃんが幸せならなんでもいいか!となるかわいさでした。 クリア後に変わるタイトルの終生ちゃんが、大好きです。 素敵なゲームをありがとうございました!
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みまわりキャラクターや背景の絵のタッチがとても柔らかくてほっこりしました。 それぞれみんなが可愛いだけじゃなくて色んな背景を抱えていて胸が締め付けられます。 みんな、悩みを乗り越えて一回り大きく成長してほしいぜ!! 好きなキャラは結井君ですが、魔性的な可愛さで周りを魅惑するタイプですよね。 選択肢とキャラクターの髪型がリンクしているのも分かりやすくて良かったです! ショタ好きの方にはたまらないゲームだと思います。
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雨にして人を外れ素晴らしい世界観を持つ、独自性の高い作品でした。 美しいムービーやグラフィック、凝ったUIや演出など 引き込まれる要素が満載で、初っ端からぐっと心を鷲掴みにされました。 また、先輩のキャラクターが非常に魅力的! 外見の美しさだけでなく、話す言葉、考え方すべてが気高く麗しく、 これは惹かれずにいられない…!素晴らしいキャラでした。 そしてストーリーもミステリだけでなく、SF的要素ありでかなり独創性が高かったです。 更に主人公と先輩との文学的な会話が、現実離れした雰囲気を醸し出していると思いました。とにかく雰囲気、最高です。 @ネタバレ開始 結末はA・Bどちらのエンドもやるせなかったですが、 Bはお互いの気持ちが通じ合ったまま…の結末なので、 あれは一つの幸せの形だったのかなと思います。とても好みな終幕でした。 その点Aは、どちらかといえばハッピーエンド寄りなのですが、 先輩のことを感覚でしか覚えていないというのが切なかったです。 色が戻った世界がむしろ物悲しく映りました。 結果、A・Bどちらも切ない!に辿り着きましたが、 その切なさが世界観ととてもマッチしていて心に染み入るようでした。 そんなエンディング…からの、おまけエピソード! あのおまけを二つのエンド後に見られるという、なんとも「にくい演出」に涙涙でした。 ここが一番の泣きポイントだったかもしれません。 @ネタバレ終了 美しくも儚い物語でした。 雰囲気に酔いしれる素敵な作品をありがとうございました!
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非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore独自の世界観に心地よく浸れる作品でした。 前作でもとても素晴らしかったテキストや音楽、グラフィックなどがさらにパワーアップし、ここではないどこかに連れていってくれます。 テキストは地の文ももちろんのこと、サイトウとマエちゃん先輩(プラス1)のトークが最高でした。 制作者様曰く無駄話が多いとのことなのですが、その内容がとにかく面白いのです。個人的に無駄と感じる部分はひとつもなく、すべて好きだと思いました。 また、制作者様の作曲されたLofi Hip Hopが全編にわたって流れており、そのBGMもとっても好きで、ずっと身をゆだねていたい気持ちになりました。 痺れるほど面白かったです。 素敵な物語をありがとうございました!
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ファントムゾーン ダイモンズ今作もとても面白かったです!真先輩に会いたかった! 導入部の赤鬼の話に始まり、どのお話も不穏な雰囲気に何が起こるのかと手に力が入っていました。イラストの独特なタッチでオカルトが協調され魅了されました!どの子も個性豊かで可愛いんですよね。 @ネタバレ開始 赤鬼は妹思いの優しいお兄さんかと思いきや思いっきり騙されました。あれ?あれ?と思っているうちに悲劇が!ダイモンズ序章が気になりますね。 陣内姉妹の紹介がメインとなる2話では相変わらずの真先輩に安心しました。オカルトで心が縮こまっているときにこういうキャラはありがたいですね!3話で霊感0なのになぜか解決してしまう真先輩が大好きです。 @ネタバレ終了 このお話は双子ちゃんは出てこないのでしょうか。彼らにも会いたいですね。完全版が楽しみです。 面白い作品をありがとうございます!
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点鬼簿行路一発でファンになってしまいました! あまりにも美しいグラフィック、 痛みさえ感じるほどの素晴らしいテキスト、 ゲームを構成するパーツのひとつひとつへのこだわりが 細部から伝わってきます。 あまりにも儚く、せつなく 胸が締め付けられてしまいました。 語りたいことがあるはずなのに、 なにも語りたくはない。 タイトル画面を見て、いいと思ったなら ぜひプレイしてほしい作品です。 @ネタバレ開始 つい幸せを探して、選択肢全パターン試してしまいましたが きっとこのほうがよかったのでしょうね……
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ぽんすけ2「ぽんすけ2」 登場キャラクタも増え、 あらゆる意味でパワーアップを果たした今作 女の子のキャラクタの身に まさかそんなことが…… ぽんすけさんの器の大きさにあらためて惚れ直しました 作中に出てくる 「私の家で何かが起きようとしてるの…?」という問いには、 それならもう起きてると言いたいですw
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和泉くんと三姉妹。~すうぃーと・すうぃーとばれんたいん♡~バレンタインデーに可愛いメイドさん達からチョコを貰えるのか貰えないのか、主人公と一緒に私までやきもきしてしまいました(笑) 見事に三姉妹に翻弄されてしまいましたが、そこがまた楽しかったです! イラストも可愛くてスチルが豊富で、サクッと遊べて全部集めることができました! 素敵なバレンタインをありがとうございますv
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ブラックコーヒーショートケーキの続編とのことで、1年前もプレイしましたがもう一度ショートケーキをプ読んでからこちらも遊びました。あの日の想い出に続きがあったことが嬉しいです。 タイトルのこぽこぽとコーヒーを入れ音、カチャカチャと控えめな音、いいですねー! @ネタバレ開始 1周目では決定的なことは書かれておらず想像するしかなかったのですが2周目が始まり期待をしていたのに選択肢は1つきりで、えー!なんで!?そこ勇気を出そ!?と応援すれば3週目!これはやられました。 あの日のようにちょっとした勇気で二人の関係が前に進むのが良かったです。 @ネタバレ終了 素敵なお話をありがとうございます!
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だから、私は悪くない『幸福とは何か』という、哲学的なお話。考えさせられました。 @ネタバレ開始 絶望があるから幸福がある、とはまさにその通りで、私も過去に辛いことがたくさんあったから、平穏な今がとても幸せに感じられます。なので、生まれてからずっと幸福しか与えられていなかった人間は、変化のない幸福に絶望したり、より高い幸福を願ってしまうのは仕方がないことなのだと思います。人の幸福とはつまるところ『比較』によって生まれるのだから。 けれど、あったはずの幸福がある日突然なくなるのはやはり辛い。 『”幸福”を求めるという幸福』を人類に与えた『私』は、悪いか悪くないかで言えば、やっぱり悪いのだろうなぁ……。 @ネタバレ終了 考えさせられるお話で、演出も凝っていて面白かったです。
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空蝉通り喜多探偵社 ー チベット文字の秘密 ーエスニック雑貨店の2階で探偵社を営むキタヤさん。不思議な依頼人に誘われてチベットの地を巡る。チベット文字に触れながら神秘的な旅をするお話でした。 文字に触れて音を聞きその名前を呼ぶ。学習した内容をもとに選択肢を選びお話が進んでいく構成がいいなと思いました。 唯一覚えているデーヴァナーガリーのaと、チベット文字のaがよく似ているので、aだけは完璧に覚えられました。 音としてはちょっと聞き取りやすく感じるngaが好きです。 @ネタバレ開始 クゥは仏教の空に関わりが?と読み進めて、姿を現した時には名前のことだったか…と思いました。 でもその直後、キタヤさんがその音の響きについて触れてくれて。クゥの名乗りの一声が、不思議な旅の思い出をより意味深いものにしてくれたように感じました。 @ネタバレ終了
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オモイデオンライン最近、VRゴーグルを買ったので、VRゲームを題材にした物語に惹かれてプレイしました。 だんだんと思い出の場所が崩壊していくのが悲しく、印象に残りました。 最後はハッピーエンドになると信じて疑ってなかったので、ラストは衝撃でした。 ですが、3年も経てばそりゃそういうこともあるよね……と切なくなりました。 けれど最後の演出で、ただ悲しいだけの終わりではなくて、彼女との思い出が温かくキラキラしたものとして彼の中で残っていくのだと感じられ、綺麗な終わり方だなと思いました。 また、立ち絵や背景などを3Dで作ってあるのが驚きでした。こんな方法もあるんだなと勉強になりました。 とても素敵なゲームでした。