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63387 のレビュー-
キミまで700kmタイトルのBGMからして好きになりました本作、広島用語集というとても気になる要素が起動初期からありましたがまずは本編をじっくりと堪能させていただきました。 広島の魅力たっぷり、遠距離ならではの恋の苦悩や切なさもたっぷりのとても素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 広島のことについてよく知っている人もあまり知らない人もどっぷりと楽しめる本作、一つ一つの用語の解説が丁寧で「へえー」と常に声を上げていました。今までは日本の地図に載っている遠い県の一つだった広島が、急にグッと近いものに感じられました。 「がんす」初めて知りました! 解説とイラストを見てとても食べたくなりました。うどんにも入れてみたいですし、そのままでも一度食べてみたいです。じゅるる(涎の音)。 その他にも瀬戸内レモンケーキやお好み焼きなど、美味しそうなものが目白押し…お腹が空いてきちゃいました。 観光スポットも広島グルメも、ゲームで触れた広島の魅力をもっと身近に堪能するために広島に行きたいです。 薫さんとの恋愛は、遠距離ゆえのもどかしさなどがとても丁寧に描写されていて、思いきり感情移入しながら二人を見守っていました。スマホに「結婚しますー!」と送られてきたときの主人公さんの暗澹たる気持ちたるや…想像するだけで情緒が乱れます。 自分の彼氏もゼロ距離彼氏なら、もっと「おめでとう!」という気持ちになるところを、自分は700kmも離れていて会うことさえできないという…このあたりの主人公さんの絶妙な気持ちの揺れがセリフの一つ一つから伝わってきて、幸せになってほしいなぁと強く思いました。 ……ので! 最後は本当によかったです! デートの最中も着々と迫る離別の時間へと揺れる気持ちに、私の気持ちも「時よ止まれ…」と揺れていましたが、終わり方は最高でした! 二人とも、末永くお幸せに。 音楽もシーンや物語にとても合っていて、物語の魅力がググッと増していました。 一番耳に残っているSEとして、鐘のゴーンというSEは実際にそこにいるかのような臨場感がありました! @ネタバレ終了 恋愛と観光気分を一緒にぎゅっと楽しむことができる、とても素敵な物語でした。 ありがとうございました!
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行こうよ!ホストクラブ♪そこはまさに地獄でさえ温く感じる伏魔殿…一度はまると抜け出せない、欲望と金と打算が渦巻く!?とても恐ろしいホストの世界とホスト狂いを肌で感じることができるゲームでした! 「現実よりもボクを見て」のスタートボタンからして既に作者様のハイセンスさが滲んでいました。 フェスでは作者様の圧倒的で独特な世界の作品を楽しみにしているので、起動時から期待値MAXです。 @ネタバレ開始 想像以上でした!!!(この画像でよかった!!!) とんでもない異空間…きっと人生向こう100周回くらいのトラウマ決定間違いなしの光景が広がっていたであろうそこに、おじさんたちの想像力ならぬ私の想像力が爆発し、脳内ではゾンビパニックがかわいく思える終末的パニック映像が流れました。 これは想像力のレベルが高い人ほど闇に落ちてしまう…!! 全人類の想像力が試されている…! 想像力こそがあの「地獄すぎではこれ」を味わい尽くし、色々な意味で「ホストクラブはすごかった!」とホスト狂いのなんたるかを骨の髄まで味わう秘訣!来たれ勇者!(※なんとかしてあのシーンこのシーンの衝撃を綺麗にまとめようと試みた結果がこの感想です) ホストクラブ内の濃密さが異次元でしたので、さらっとしたオチが大変な清涼剤となりました。 DL版のRead meに記載の世界は恐ろしすぎます…この感想を書くだけで100諭吉くらい消えました! @ネタバレ終了 今回もあまりのハイセンスに私も女子中学生のように「キャー!」という声を上げました。 素敵な作品をありがとうございました!
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4 seasons , 4 girls !!冒頭は、爽やかな学園ものの雰囲気で、ヤンデレなの……?という感じでした。 ですが、途中から空気が変わり……、その落差がすごくて面白かったです。 キャラクターでは、ヒロイン4人にそれぞれ魅力があり、可愛かったです。 ほほろちゃんはふんわりしていて可愛いです。特に、「先輩」のボイスにはキュンとしました。リピートしたい……! ボーイッシュなてんちゃんは、ある季節でのツンデレ接客がたまらなく可愛かったです。 つゆこ先輩は夏と秋の服装が最高でした……!一番好きです。 がらすちゃんはミステリアスな雰囲気に惹かれました。どんな背景があるのか気になり、最後に取っておきました。 どの季節を選んでも、4人でわちゃわちゃしているのを眺められたのがすごく良かったです。また、服装差分が多くて嬉しかったです。一人8種類くらいあったんじゃないでしょうか。 以下、各ルートの感想です。 @ネタバレ開始 ・ほほろちゃん 季節を選んだあと、瞳のハイライトがすっと消えるのが怖かったです……。 普通の可愛い女の子に見えていたほほろちゃんの内面。 嘘は言ってないのに切ない気持ちになるほほろちゃんに胸がキュっとなりました……。自分の中の怪物と闘っている葛藤が良かったです。 ハッピーエンドは微笑ましくて良かったです。花いっぱいのスチル、綺麗です! ・てんちゃん ボーイッシュ爽やか女子だと思っていたので、まさかの指をおねだりされたときは衝撃でした。不安だから好きな相手の全部を欲しくなっちゃうのかな、なんて考えていました。 ハッピーエンドでは、なかをくんがちゃんと誠意を示したことで、てんちゃんも少しは精神が安定するかな……と希望が持てて良かったです。 ・つゆこ先輩 控え目なつゆこ先輩と徐々に距離を詰めていく様子が微笑ましかったです。 つゆこ先輩は自信の無さゆえに何でも相手の言うこと聞いちゃうタイプなんですね。バッドエンドのセクシーなシーンは、女の自分も赤面しちゃいました(最高でした)。私服が意外にセクシー系だなと思ったのですが、自分の好みじゃなくてきっと一般的な男性の好みに合わせたんでしょうね……。 ハッピーエンドが爽やかで良かったです! ・がらすちゃん 他ルートでも思いましたが、距離の詰め方が謎でミステリアスな子です。 がらすちゃんは異様な家にいて、妹がいなくなった大きな悲しみを受け入れきれなかったせいで、ずれた行動をとっちゃうんだな……と思うと、胸がギュッとなりました。 ハッピーエンドでは、がらすちゃんがなかをくんといっぱい関わって、色んなことを知っていくといいなと思いました。 スチルも可愛かったです。つゆこ先輩のハッピーエンドのスチルが好きです。 おまけCGまで堪能させていただきました。ちょっと強気なてんちゃんの表情、いいです! @ネタバレ終了 楽しい時間をありがとうございました!
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デスゲームおかあさんといっしょずっと気になっていたゲームだったのでプレイさせていただきました…! とんでもないゲームを遊んでしまった感。実はプレイ後から1週間ほど経ちますが、ずっと感情を引きずっています……それくらいすごいゲームでした。 @ネタバレ開始 現実にある殺人事件なども、しばらくしたら世間は忘れてしまうのに、遺族の方からしたらずっと引きずる問題であること…娘のことが忘れ去られて、色褪せて行き、少年法によって保護されている加害者がぬくぬくと生活している事、どれだけお母さんにとって辛いことか、痛いほど伝わってきました。 デスゲームという題だったので、スクショの参加者の方々がやり合うのかなぁ…と思っていたのですが、そっちのやり合い……………復讐の気持ちを持つのは当たり前ですし…そしてもう誰にも止められない。 現実でも、ニュースを見るたび、そして1年前のニュースや2年前…それ以上前の事件のニュースや裁判の報道を見るたびにふと、「私、この事件のことすっかり忘れてたな」と思い出すこともあり………このゲーム、現実に作用してくる…ずっとここ最近はそんなことばかり脳裏によぎっています。助けてくれ…… @ネタバレ終了 ズキズキくるゲームをありがとうございました…!メリークリスマス!
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僕の真ん中に君がいるメカクレ系男子とのドキドキする甘い物語、堪能させていただきました。 来ているTシャツの文字が変わるのが面白かったです。ちゃんと全部変わる度に分かりました。 冷奴 Cool guyが特に素敵です。 @ネタバレ開始 素直になれない主人公さんと、とても懐が広くてやさしい弦一郎さんの物語、とても面白かったです。 主人公さんが人に甘えたりするのが苦手なのかおばあ様が倒れられた大変な時でも無理をしすぎていたり、源一郎さんの妻発言の方が出現した後は特に心まで大きく乱れ揺れていたりして、ハラハラしながら見守るところも多かったです。大丈夫かな、大丈夫かなと、何度も心の中で呟いていました。 最後は落ち着くべきところへ落ち着いて本当によかったです。 大家さんからの御命令、いいですね! ずっと下宿人として、そして恋人としていてもらわなければ~と画面の前で盛大にニコニコしました。 彼の正体については「えー!」と驚きましたが、これからも自称妻のような追手らしき人が来ず、二人が末永く幸せだといいなと思いました。 おまけも充実していて、落書きイラストが特に目の保養でした! あの「ありがとう」のシーン、聞こえていたんですね! 最高の一枚でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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アイテムさがし可愛い絵柄の中からアイテム探し! 全ステージ楽しく遊ばせていただきました♪ @ネタバレ開始 ステージ9のたぬきつちゃん達が遊んでるシーンが凄く可愛かったです…! 途中からたぬきちゃんの様子が少しおかしくなってフフッとなり、きつね君の人間姿も眼福でした! @ネタバレ終了 素敵な時間をありがとうございました!
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板前名探偵すしおかとても新鮮なネタを握った板前名探偵すしおかさんによる名推理、大変美味しゅうございました。 色々とぶっ飛びつつも大変テンポが良く進むので、事件解決までノンストップでした。 @ネタバレ開始 キャラクターデザインや名前等もツッコミどころ満載ですが、それらすべてを込みで形成された世界観が大変ツボでした。 板前寿司と推理のコラボはとても素晴らしく、真相に辿り着いたときに寿司を握る演出もとても素敵です。 犯人は途中でおおよその検討は着いたのですが、毒の持ち運び方などがあまりにも意外すぎてそれを推理できるのすごすぎでは!?と名探偵の名探偵ぶりに感嘆していました(そこに置いて持ち運べる犯人もすごすぎますが) 最後はどうなるのかなと思っていましたが、まさかの…な展開で、ハッピーエンドでとてもよかったです。 必要なものが足りずにゲームオーバーになってタイトルからやり直しということもなく、また、選択肢を誤ってもやり直しがきいてサクサクと進んでいくので、非常にプレイしやすかったです。 純粋に物語のギャグ部分やキレのあるセリフ、キャラ同士の面白いやり取りを楽しむことができました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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いつもダドゥンドゥを応援してくれてどうもありがとう圧倒的なセンスを前に、ただただ成り行きを見守るより他ないダドゥンドゥがダドゥンドゥする!?物語でした。 @ネタバレ開始 プレイされた方の99.9%が本作の圧巻のクオリティとセンスに、ただただ画面の前で目を丸くしながら見守られること間違いなしなのではないかと思う大変個性的で面白いダドゥンドゥでした。 いきなり最終章に飛ぶのも面白かったです。 また、最終章はオペレイションしたりしなかったりと複数の結末があって面白かったです。特に鼻フックから投げられた後の横スライドし続ける人がどこまでスライドするのか、笑いながら見守らせていただきました。 @ネタバレ終了 斬新すぎる世界を築かれている唯一無二のダドゥンドゥ、面白かったです。 素敵なダドゥンドゥをありがとうございました!
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いぬのはいたつやさんほのぼのとした雰囲気がとてもよいかわいらしい物語でした。 紅茶などを片手にゆったりとプレイしたくなります。 @ネタバレ開始 お届け先の方々は皆さん個性的で、面白かったです。 コニシさんにお届けした後の最後のセリフが大変ツボでした。 ヤシロさんは登場時から「この人、絶対に変わっている…」と感じるお顔でしたが予想に反することなく色々な意味で大変ハートフル!でした。誰かが、け、消されてしまう…。 初めてのお給料の使い方エピローグはとても素敵でした。 特に二人でドーナツを食べ合うイラストが、ほわっとあたたかい気持ちにさせてくれました。 @ネタバレ終了 終始あたたかくてほっこりするイラストに、思わずクスッとしてしまうお届け先の方々との会話がとても面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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カップラーメンは待ってくれない奇蹟的に初回でカップラーメンをススーッと食べられたため、まさに爆速で終わりましたが、他の結末もすべて見てみました。 いずれもカップラーメンを食べるのに立ちはだかる難関たちでした…! シュールな展開が多く、笑わせていただきました。 カップラーメンが待ってくれるのは3分だけ…絶対に遅刻してはいけないギリギリのスケジュールを守ることの大切さをカップラーメンに教えていただきました(きれいにまとめてみる)。 素敵な作品をありがとうございました!
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悪役令嬢はワンマップで婚約破棄を回避したい起動直後の演出から素敵で、胸を掴まれました。 コミカルにテンポよく進むので、快適にプレイできました。オープニングを飛ばす演出すら何パターンかあり、飽きずにプレイできる工夫がすごいです……! 少しずつ明らかになるレイ様とダン様の思い出に、ニコニコしたり、時には爆笑したりしました。だんだんと二人への印象が変わっていくところが面白いです。 タイトルに戻る時の台詞などもレイ様らしい言いまわしで、細部まで凝られています。 行き詰ってしまっても、いろんな人がヒントをくれますし、完全攻略もあるので、無事にコンプリートすることができました。 @ネタバレ開始 実は5月頃にツクール版をプレイしていたのですが、どうしても回収できないカギが2つあり、しばらく広間をさまよっていました。そしたらリメイクされるとの話を聞き、楽しみに待っていました! ツクール版と違い、取り巻きに追いかけられないので、落とし穴に注意しつつ、落ち着いてプレイできました。 序盤、執事エンドを見たくて話しかけまくったのですが、心を読まれたかのように「何も起きませんよ」と言われてしまいました……。 あれ、ツクール版はこんなに苦労したっけ?くっ……、悔しい!絶対執事エンド見てやる!!と試行錯誤したらなんとか見れました。苦労した分嬉しいです。 ベストエンドで真実が明かされる様子は見事でした。レイ様とダン様は両想いだったのだな……!と嬉しくなりました。そこであのスチル!最高ですね。 ベストエンドで満足したと思っていたら、まだまだ続きがありました。ここからさらにあるってどういうこと!?と続きも夢中でプレイしました。 トゥルーエンドの展開には驚きました。特にボウ様! ボウ様はダン様のことを想って行動したのか……としみじみしました。良かったです!パープルさんと幸せになってほしいです。 ターナーさんのエンディングも好きです。レイ様の特技が斜め上過ぎて爆笑しました。強い!! トゥルーエンドでまっすぐにダン様に想いを伝えるレイ様、カッコよすぎます。 ダン様との思い出を大事にしているんだな……とホッコリしました。ターナー様と結ばれるのも捨てがたいけど、やっぱりこの二人がお似合いだなーと思いました。 そして、コンプリート後まですごいボリュームで楽しめました。タマノ様の名前が転生してグレードアップしたのは笑いました。 @ネタバレ終了 ワンマップとは思えない魅力の詰まった作品をありがとうございました!
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白雪とネクロマンス女の子の鼻血姿や、むせたり咳き込むボイス、そっち系にドキドキする人に必見のゲーム。 「ネクロマンス」のタイトルにある通り、ネクロマンサー(死体術師)とロマンス(恋愛)のお話です。うまい! ちなみにアンデッドは女の子の方です。 ストーリーやキャラクターもグググっとくるのですが、 Live2Dでスチルが動いたりとイラストも綺麗です!
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ウミガメのスープに劇薬を面白かったです!
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スーパーマーキングカオスw
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sigh何度ももぐもぐされましたが、無事におまけまで読了しました。 VR肝試し~Hey!なんて震え声で言いながらビビリプレイヤーの自分を励まし廃墟を探索していたら……大変なことになり「一番苦手なやつー!」やつーやつーやつー…(エコー)という状況でエンドを一生懸命探しました。 @ネタバレ開始 後ろからなにかー!の時点で「あー! 主人公さんごめん死んだ!」と即死エンドを踏んでしまったのだと思っていたら、そこからが本番、ビビリとしては一番苦手で怖い後ろから追いかけられる展開になって恐怖1億倍でした。 入口の矢印がなくなっていた瞬間の絶望感ときたら! そして、いざ生存したと思った後のあの展開ときたら! 大変怖くて面白かったです!(怖すぎて半分泣きつつ) おまけを読んでとても切なくなりつつ、名前をデフォルトにしておいてよかったと心底思いました(震え声) 二人ずっと一緒…ですね。もぐもぐ。 クリア後は特別な意味を持たせているのであろう花について調べたり、sighとは何のことだろうというのを考察したり…と、クリアした後まで作品に浸れる素敵な時間を過ごさせていただきました。 @ネタバレ終了 コンパクトにまとめられた作品ながら、物語としての面白さとホラー要素としての恐怖が見事に調和していました。 真冬でも炬燵におミカンと一緒にぜひプレイして、冬の凍てつく寒さとは別の寒さに「ひゃー!」となってほしいです。 素敵な作品をありがとうございました!
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INNOCENTかわいらしい絵本のようなイラストとどこか悲し気なピアノの音から始まる物語は、蓋を開けてみたら明るい日常から始まり…この位置で突如としてのこの演出!?と一気に不安を掻き立てられながら読み進めました。 @ネタバレ開始 突如として暗転・音楽停止が繰り返されるので、最後はきっとハッピーエンド大団円的なものではないのだろうと覚悟しながら読み進めました。 少しずつ成長する○○さんと、少しずつ退化ないし劣化していく△△さんの対比に、△△さんはペットかロボットか…と正体を考えながらのプレイでした。特に「将来は何になりたい?」の部分で既に△△さんには未来がないことを察し、複雑な気持ちになりました…。 一番最後、処分してしまうのか…と思うととても切なかったです。 ただ、これが現実であろうとも痛感しました。 物語全編を通して見せ方がとても巧みで、幸せそうにする○○さんが一番初めは色々と自分のことや将来のことを語ってくれたのに、成長するにつれて少しずつ自分の内面を△△に語らなくなったこと、最後はあれほど好いていた△△を処分品として扱うこと…これらすべてがそのまま多くの現実の人にも大なり小なり当てはまるのであろうと感じました。 ○○さんは、ご家庭で、特にご両親に何かあったのだろうか…とも思いました。 クローゼットからは服も少なくなり、ご両親が卒業写真から消えたり…断片的な情報ですが、厳しい現実に足掻きながら進むしかない、いつまでも変わらないがゆえに子どもの頃を想起させる△△と違い大人になった○○さんは生きていくためにがむしゃらに進まなければならないというような悲壮な感じを自転車で前へ前へ進む姿からは受けました。自分の中の子どもとの決別、と言えるかもしれません。 ○○さんの未来が幸せであればよいのですが…と、願わずにはいられません。 @ネタバレ終了 とても素敵な作品をありがとうございました!
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あなたに咲くあまり書いてしまうとネタバレになってしまいそうなので…多くは触れず「とても面白い物語でした」とお伝えしたいです。 最初は「おや、エンド3へ到達した…」と、不思議なお話だなと思っていました。 そこから他のエンドを見ていき「ああ、そういうことか」と思い至り、真相へ辿り着くと納得の物語でした。 「なぜそのように書かれていたか」がよく分かる、とても面白い仕掛けでした。 質問も、質問に至るまでのエンドをすべて見ていれば問題なく一回で分かるものでしたので、ぜひ多くの方に質問の先まで見てほしい物語です。 時折出てくる動きのあるシーンもかわいくて楽しかったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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欠番9号ゲームとしての面白さと物語としての面白さが絶妙にマッチした作品は昨年のフェスでも楽しませていただきましたが、今年も創意工夫溢れる仕様と物語で最後までノンストップでした! @ネタバレ開始 名前を打ち込むごとに物語の核心へと進み、さらに道中悲惨なことになったりと…きっと会いたくないだろうなという名前を打ち込むときなどは、死を覚悟しながらの打ち込みとなりました(そしてやっぱりな展開) ゲームが強制終了したりする仕組みもエテルノさんと会話をしているというのが肌で感じられて、ゾクゾクしました。 多くの人の命を奪ってきたのであろう彼女の最後が、その心がどうか穏やかでありますように…と思わずにはいられない終わり方でした。処分ではなく死であったことが、個人的に穏やかな気持ちで読了できました(某エンドが悲惨でしたので余計に…) そして1-8の皆さんも、感情はなくても同じようなことをしてきたのであろうと思うと、安らかに眠ってくださいと思わずにはいられませんでした。 バッジの取り方も本作ならではで、ここは人によって少し頭をひねるかも…と思いつつ、初めから紐解いてきた物語の終わりでこの入力はとても味がありました。 ちなみに、「どっちかな?」と思い最初は間違えて入力して「そんなものはありません」と言われました…作り込みがすごいです! @ネタバレ終了 周回要素を巧みに使いながらのとても重厚な一本の物語を紡ぐ手法、本当に素晴らしかったです! 素敵な作品をありがとうございました!
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Moralプレイさせていただきました…! @ネタバレ開始 仕事が嫌い→好きの順でエンディングを見ましたが、どちらもなんというか…現実にありそうな話でゾッとしました。 後輩もやる気ないし、上司もモラハラ野郎でどっちもどっちというか… 発言に言い返したい気持ちもわかるけど、言ってしまったら訴えられて終わりだし…という葛藤… 仕事が好きな人の方も、やる気があるけど効率が悪い…逆に自らの仕事を否定された時に、音を立てて崩れてしまう…みたいな怖さを実感できました。 @ネタバレ終了 現実を風刺したような物語で、グサッときました。 ありがとうございました…!
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変な意味怖雨宿りん様の作品は2021年に初めてプレイさせていただいたときからその圧倒的なセンスに惚れこんでおりまして、今年もとても楽しみにしておりました。 本作は「ほぎゃー!!(産声か?)」から始まり「うわああん!!(絶望の声)」まで、さまざまな種類の悲鳴を上げながら進め、無事に最後までクリアさせていただきました。 絶妙に不気味で恐怖を掻き立てるグラフィックが、じわじわとジャブのごとく終盤に行くにつれて効いてきました。 @ネタバレ開始 ホラーが苦手な私の全力後ろダッシュを本作でも披露することになるのではないかと構えながらの「はぢめてのおつかい」は、お店のおば様の登場の仕方と大の大人さえもビビリ散らかす顔面の迫力に「あああああ悪霊退散!」と唱える大変失礼すぎるやらかしをしましたが、収録物でしたハッピー☆な終わり方に安心しま……せん!! 「違う、これは違う…絶対に何かある!」ともうこの時点で警戒していました(脳内の警報機が鳴っている) その警戒心、お人形さんのかわいさに完全に消滅です☆(これが運の尽きだった)。 かわいいお人形さん(おまけのイラストは特に可愛すぎ! これは持ち去りも仕方なi…いや、持ち去りは駄目ですが…持ち去りも致し方なし!)のお話が大変コメディに見えたので、全力疾走する女将も怖いというより面白く見えました。 大変見事な走りっぷりで「主人公、逃げなはれ! 逃げ切れなかったら女将歴ピー年の熟練の腕で三枚におろされますえ!」なんて言いながら見守っていました。 そんなコメディ(?)で一息入れてゆるゆるにリラックスしたところに投下される、さらに暗くなっている背景に「私がさっきまで見ていたのは夢だったのかな!」と急に「ぞわわっ…」の気配が忍び寄ってきました。 再びのねね子ちゃんに「ここからが本番やで…! おばちゃんより怖いものが出てきたら画面を見たまま白目剥いて気絶する未来しか見えないな! HAHAHA!」と私の心も再度の臨戦態勢(ちなみにここに来るまでに未回収だった初ノ話を再度プレイしていました) もうこの暗黒じみた世界からねね子ちゃんを守れるのは画面の前の私しかいないというある種の悲壮な気持ち(勘違い)と「今にも失禁しそう怖すぎてヤバい」を抱えた頼りにならない大人っぷりを発揮しながら、読み進めまして―――「お名前ぇえ!!!!」と思わず名前が出てきたときは一瞬で悟り、その一瞬後の結末に頭を抱えました…ただの映像だと言ってくれ!!とどれだけ思ったことか…(無事に白目を剥いて気絶)。 そして、夕陽の窓際など全エンド到達して…終わった後は、やはり雨宿りん様の作品は「もうとにかくすごい」という余韻で終わりました。 おまけ込みでもう一度見返すと、やはり怖いなと。100m走の世界新記録間違いなしの女将の全力疾走と人形さんがかわいい(はぁと)で和み緩んだハートをクリティカルに粉砕即死させてくるあの怖さ、解説を読むとさらに怖くなりました。 音楽や効果音の使い方が大変秀逸で、タイトルからして素晴らしく、音響面でも堪能させていただきました。 また、個人的に「ひぇっ!」となったセーブやロード画面のおどろおどろしさときたら…地獄が出張してきているのか?と思う凄まじいインパクトで、ここにもビビリました。 @ネタバレ終了 雨宿りん様の作品をプレイすると「今年もフェスを満喫しているぞ!」という気持ちになります。 今年もとても素敵な作品をありがとうございました!