サスペンス
2214 のレビュー-
ジョーカーの花嫁 フルボイス巨乳好きなためIQ36しかないチキンが通りますよーという冗談は置いておいて、会話などシナリオのテンポの良さがアニメなどに似た非常に滑らかかつ疾走感のある軽快さを持っているので「ノベルゲームで長いのはちょっと…中ダルみしそう…」という及び腰の方にも気軽に遊んでいただけるゲームだと思いました。 即バッドエンドは今まで他の作品たち(主にホラー系)で浴びるように経験してきましたが、まさかの即結婚エンドには驚きました。 世の中には死ではなく幸せにつながる即エンドもあるんだと初めて知りました。 ムービーやグラフィックも大変クオリティが高く素晴らしいと思いましたが、ボイスが際立って素晴らしかったです。 声優様の技量もさることながら、ボイスが小さすぎることがなく、また大小の不揃いやノイズがなく全員の声が均一に聞きやすい大きさで再生されるというのは驚きました。 ノベルゲーム、特にギャルゲーやハイテンションでノリの良い作品が好きな方はハマるゲームだと思います。 ミステリー部分もしっかりミステリーしていて、奥深かったです。 ありがとうございました!
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失落園で朝食を(ディープ版)本当にどうしようもない人間でも愛玩するような歪んだ愛おしさがあれば、一生続く鎖で縛りつけておけばいい……頭の中にそんな言葉が浮かんだ、歪みと純粋さとが奇妙に入り混じった物語でした。 当人たち以外から見ると狂気の沙汰と判じられて一蹴されそうな関係でも、二人から見たときにはその狂気性も一種の純真無垢でもあるのだろうと思われました。 ブラッドさんの性格や心などまで加味すると、最終的に今の関係に落ち着いたのも必然であったかもしれないなと思わせる説得力のある心理描写が秀逸です。 歪んでいるはずなのに、その乱反射する光の中には確かに得も言われぬ純粋さがあるような、そんな印象を抱く話でした。 ブラッドさんとクローディアさんの歪な双方向の想い、視点切り替えによるそれぞれの内面が見られるシナリオが面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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モモタロウさん、モモタロウさん超有名人のモモタロウさんの、知られざるその後のお話……なんですけれど、こんなモモタロウさん知らないってなりました! 数年の間にどうしちゃったの!? @ネタバレ開始 登場人物全員イケメン&可愛らしく、眼福でした。 イヌ・サル・トリの御三方が特徴出ていて良かったです! タイトル画面や、鬼退治を提案した時の御三方の反応が不穏極まりなくて、どういうことだなにがあるんだと気になってぐいぐい読み進めました。 誰も死なないエンド3が良いですが……モモタロウさん改心するのかなぁ……? みんな仲良くすごせるエンドは、妄想で補います! @ネタバレ終了 こんな未来があるかもしれないと思える、面白い作品でした。 ありがとうございます!
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少女Aクラスメイトが次々に亡くなっていくのは、事件か自殺か……推理もの小説を読んでいるような先の見えない展開にハラハラしつつ最後まで読ませていただきました。 @ネタバレ開始 NormalとBadエンドは見られましたが、私のプレイではTrueやHappyエンドは見つけられませんでした。 もし他にもエンドがあるのなら見てみたかったです…! 街中でクラスメイトを見かけたときなど、立ち絵の大きさなどが距離感をきちんと考慮されて表示されていた工夫が素晴らしいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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私を見て猫猫JKの顔と体が地味に合ってて面白かったです(笑)@ネタバレ開始 どっちのEDも自分は空気でビックリ… 所詮、空気か…と悲しい気持ちにもなりましたw でも、猫猫Jk達はこれからも仲良くして欲しいですね@ネタバレ終了
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時には嵐に飛び込むことも人ならざる人を喰う異形の者たちとそれに対抗する異形探偵たちが繰り広げるバトルもので、探偵である皆さんがどなたも個性的、見習いの主人公も見習いなりに大活躍して、続きが気になる物語でした。 これからの研修はどうなるというポイントで終わったので、瑠奈さんのハニーがこれからどうなるのか楽しみです。 本作はシリーズもののなかの一つということで、他作品で夜子先生たちがどんなご活躍をされるのかが気になります! 最後に一点だけシステム面で失礼します。 コンフィグ画面が正しく機能しておらず、残念でした。 せっかく実装しておられるので、(読む速度の変更など)自分のプレイスタイルで遊べると嬉しかったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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わたしの素敵なおうじさまラブラブ新婚イチャイチャゲーム?かと思いきや 怒涛の展開、予想外の登場人物たちで 先が気になり一気に読んでしまいました! @ネタバレ開始 幕間のラストは衝撃!! 久住先生の自分のためなら周りを壊そうがお構いなし!のところが潔くて好きです。 実際に関わりたくはないですが…怖いので…。 ユメイちゃんも「従者かな」とさらっと言うあたりが最高! 完全に別の世界が見えている…。 あと一年も待つなんて!と暴れるところも 久住先生との子どもと言うところも、 この…いくところまでいくしかない感じがとても良かったです。 @ネタバレ終了 舞台演出やデザインがとてもおしゃれで素敵でした!
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真昼の暗黒す、すごい…! 語彙力がなさすぎてこの感情をどう文章にしたらいいのか…という状況ですが、 ドロドロで生々しい、どうしようもない感情にたくさん触れて 綺麗じゃない世界をがっつり味わえました。 私の頭でこの世界をどこまで理解できたのか…! すっごく引き込まれました!面白かったです!
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アレジエ豪華絢爛の極致たる華やかな宮廷、権謀術数渦巻く暗躍の宮廷、そのどちらもが楽しめる王族兄妹の傍で付き人として働く主人公ユーリの物語、堪能させていただきました。 ミハイル殿下もアルヴィナ殿下も、どちらの物語も違う良さがあって大満足でした。 @ネタバレ開始 個人的にミハイル殿下のお話がクリーンヒットでした。 アルヴィナさんのお話も大好きなのですが、ミハイル殿下の宮廷内のドロドロした権力争いとユーリさんの献身ぶりが大変好みでした。 マカールさんとユーリさんのダブルタッグで、これからのミハイル殿下の未来も明るいものであったらいいなと思いました。 すぐに激昂してしまったりするところはギャラリーのプロフィールに書かれていた通り、二人が見守ることでこれから精神的にももっともっと成長されていくのではと思いました。 国を背負うものとしての義務感を正面から受け止めようとしているミハイル殿下と、宮廷で贅沢三昧しながらも「お姫様らしいお姫様」として幸せになろうとしていたアルヴィナ殿下の対比が素晴らしいストーリーでした。 アルヴィナ殿下も悪意があったわけではないのが、また心が痛むところでした…。 アルヴィナ殿下のお話は、恋に恋する乙女でもあり、この国で誰よりも祝福され愛され幸せになることを約束された少女の物語として成立しながらも、本当は年相応の心やさしい少女である姿も見られて心がぽかぽかしました。 庶民の生活を知らない、お金の価値を知らないのだから、そこに気を配れというのも確かに無理があるなーと眺めていました。 誰かがきっちり教えてくれていたら、国を背負うとはどういうことであるかをマカールさんのように一からしっかり叩き込んでくださる方がいたら名君女王として君臨しそうだなと思いました。 ユーリさんとの恋はいずれ終わるものだと思うのですが、少女時代の大切な思い出として心に残るのかな、そうならいいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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わたしの素敵なおうじさま微サスペンス×ヤンデルノベルとはあるけれど、タイトルからしてワンチャン最愛の旦那さまとの「ゆめふわかわいい」物語もあるかもー☆と夢を見ながらプレイし始めました。 夢でした。紛うことなき夢でした。 ホラー・ミステリー・ヤンデレの三拍子がタッグを組んで脳を揺さぶってくる、二転三転する予測できない展開が素晴らしい物語でした。 一番初めに「ブー」と開演のお知らせSEが流れましたが、終わった時は一本の映画を見終えたような心地よい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 初回プレイでトイレと結婚させられて一生便器に座ってトイレットペーパーをカラカラさせられるところでした!!(なぜ) ……なぜかトイレさんエンドに辿り着いて、新婚生活とかそういうものとはかけ離れたところへと着陸してしまいました(笑) 続けての周回からようやく本腰、無事に第一幕を終えてチケット入手、第二幕から終幕へ至るまでの壮絶な展開にいつから私は「ゆめかわいい」なんて錯覚していたんだ?と唸りました。 次から次に変わる印象、特にクズ住……すみません間違えました、久住先生のクズっぷりと坂下君の純粋さがツボでした。 恋はいずれ終わるが愛は終わらずに終生続く可能性が恋より高いので、坂下くんにはBest Endの先に続く幸せがあると信じて…! 演出などがやりすぎず効果的に使われていて、凄まじく完成度の高い作品だと感じました。 画面の切り替えやUIはもちろん、効果音や背景の画像なども細部にまでこだわられていて、とても愛の込められた作品だと感動しました。 エトセトラの没エンドやあとがきはもちろん、あの爽快感たっぷりのオマケが最高でした! @ネタバレ終了 読むたびに「え?」「え?」ともう「え?」マシーンになって回数カウントされそうなほど驚かされた、素晴らしい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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オレの推しの命が危ない!?タイトル画面でも微妙に推測できる通り、まさかのガンシューティングモノです。 嘘じゃないです。だって照準が表示されていますから!! お気に入りは何といっても撮影会ステージです。 このゲームの作りに気付くことができず随分ゲームオーバーになりましたが、 最後は集中力とともに反射神経で大勝利しました。 バイトのステージや主人公が真実に気付くところ、最後の選択肢も楽しめました。 ゲームのモチーフの切り取り方からゲームへの昇華の仕方まで素晴らしいと思いました!
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彼岸の花は夜に咲くよく見たらこの人、葦島さんじゃないか! と気がつき、プレイです! 説明にある前作プレイ後をおすすめ! 短時間で見れるのでぜひ! 私は一度こちらを見た後に「尾の無い猫は夜に哭く」を再プレイ。そしてこちらを再プレイさせていただきました! この雰囲気、やっぱり好きです~(*´ω`*) @ネタバレ開始 ダークな展開まっしぐらかと思いきや、おお!? @ネタバレ終了 続編も楽しみにしています! ありがとうございました!
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ホテル・夢浮橋いかにも入ってはいけない感を醸し出す幽霊屋敷にポップなノリで踏み込む三人。 最初から何かいるなーという感じはしていたのですが…… 光君は(ビジュアルが)青でまとめられて落ち着いた雰囲気で良識あり、須磨君もイメージに合った親友ポジの性格で、竹河は年下だけど頭良さそう。 比較的平和な肝試しの雰囲気でしたが……。 @ネタバレ開始 まさか主人公が狙われる側だったとは……! ちょ、皆忘れるとか酷い! なぜ主人公だけ……そこが謎……。 なお、自分だけかも知れませんが、念のため。 スマホやPCブラウザ版では、タイトル画面でスタートメニューが一部表示されない、セーブを押してもセーブされていない、2周目で選んだ竹河のルートで部屋を探す選択肢が表示されずに探索後まですすみ、屋敷を出た後にスタッフロールにならずエクストラ画面に飛んで、竹河のルートはエクストラに登録されず、次のルートに進めない等の症状が出たため、途中からDL版でプレイしたのですが、何故かEdgeブラウザでバッジが表示されており(後で気づいたのでタイミングが解らないのですが)ログインしたら取得出来ました……。 DL版は問題なく進めました。 @ネタバレ終了 背景色が印象的な微ホラー、堪能させて頂きました。
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METORYそれぞれに悩みを抱える3人が、突然「追憶」をめぐっていく列車の中に閉じ込められる物語。 序盤はサスペンス&パニックの要素が満載で、 視点を変えながら自分たちの置かれた状況を探っていく展開が中心で、 中盤以降は、ひとりひとりの心の奥底に潜む問題と向き合っていくことになります。 終盤の盛り上がりが特に素晴らしく、画面から目が離せませんでした。 3D素材を使用した各シーンの作り込みも秀逸で、まるで映画を観ているような気分でした。 注意書きに書かれている「暴力、百合、センシティブ」は本当に微量なので、 老若男女問わずオススメできる作品です。
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YOUR MESSIA.月のある夜に出会った少女は「この町には(猟奇的な方面で大変明るい)殺人鬼がいるの」と口にする。 その不思議な出会いから、主人公の運命は少しずつ変わり…まるでパンドラの箱を開けるようなお話でした。 息を吸うように呪いを吐く人がいると思うのですが、今回はもう息する度に呪いが感じられるキャラが出てきてテンションが上がりました。 初登場時から「にゃんかすごい呪毒オーラをまとったキャラ出てきた!」となりました。 @ネタバレ開始 四葉さんのケントさんへの呪圧がすごすぎて、正にパンドラの箱を開けた気持ちでした。 四葉さんも父親の虐待の犠牲者であり、自分を粉々になるまで壊された人なのですが、彼女が虐待の連鎖を起こしてケントさん、明さん、また二人のご両親…と、すべてを自分のいる地獄に巻き込んだところが悲しくもあり、やりきれないところでした。 ケントさんも四葉さんも救いという魔法の言葉に見える呪縛に囚われていて、逆に救われないのが本作の醍醐味だなーと堪能させていただきました。 救ってあげなきゃ、救ってあげたい―――でも、自分の足元さえ覚束ない人が誰かを救えるのか? そもそも、誰かに誰かを救うだなんて、「救ってあげる」だなんて、そんな大それたことができるのか?と「救う」について色々考えました。 巣食われるについては「うん、本当に巣食われてる…もう残り滓もないくらい……」と神妙な気持ちになりました(合掌) 本編各章のタイトルの頭文字をとるとMESSIAになっていたのが面白かったです。 クリア後の隠しリンクから行けるそれぞれのショートストーリーも堪能させていただきました。 明くん、一撃で人間の頭をカチ割るのってね、相当難しいんだよと思っていたら……納得でした(笑) @ネタバレ終了 「救われる」という言葉に隠されたもう一つのメッセージに戦慄しつつ、壊れた世界の破片を最後の最後まで光にかざして見るような面白い作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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失落園で朝食を(ディープ版)官能的というか背徳的というか耽美的というか、 なかなかどのように表現すべきかが難しい作品ですが、 何とも言えない魅力のあるストーリーでした。 説明しすぎないシナリオと珍しい構図も多い豊富なカット、 とても印象的なエンディング演出などいずれも良かったです。 グラフィックやテキストのトータルとしての表現力の高さを感じました。 ちなみに私はもっとディープでもまだまだ大丈夫です!!(強がり)
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ごーすとあいどる!非常にキャッチ―なタイトル画面に惹かれてプレイしました。 自己への理想と現実の差異に悩む主人公の葛藤が分かりやすく表現されていました。 主人公がどのように気持ちに整理をつけるかによって結末が大きく変わりますが、 その振れ幅の大きさが非常に大きいため、かなり限界だったんだなぁと感じました。 かなり大きめに表示されるキャラクターのイラストが可愛らしかったです!
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SAMARITAN LAWS シーズン1「いなごの群れ」ハードボイルド&ミリタリーな雰囲気から始まる公安警察ものということで、ワクワクしながら読みました。 話が一区切りつくところで必ずセーブなどを促す画面が出てくるので、セーブし忘れることがなかったです。 物語の合間に訪れることが可能なピースファウンテンへの寄り道など、細かいところまで作り込まれていて作品への愛をたくさん感じました。 今回は、椿姫さんのお話ということで、これから先のシーズンで今回出てきた子たちそれぞれの個別のお話もあるのかな?と楽しみにしています。 スチルに迫力があり、ダークな雰囲気と相まって疾走感と臨場感が加速しまくりでした。 @ネタバレ開始 胡蝶さんの十字架アタックが素敵でした。 ストーカーの盗撮から発端した一連の事件に苦しみ、自分は世界に受け入れられないと感じていた椿姫さんに「あなたはどこにでもいる女の子だよ」と抱きしめてあげた胡蝶さんがとても好きでした。 誰か一人でいいから自分のことを本当に理解して寄りそってくれる人がいるというのは、本当に素晴らしいことだと改めて感じました。 @ネタバレ終了 疾走感あるシナリオと個性的なキャラクター、しっかりと作り込まれたキャラのバックグラウンドがとても面白い物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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METORYストーリーの後半から、涙が止まりませんでした(T_T) 色んな人の色んな気持ち。 私の中でモヤモヤしていた心が晴れた気がしました。 この物語は、たくさんの人の心に沁み込む事、間違いないです。 @ネタバレ開始 傍から見たら、幸せそうで羨ましく思える、そんな人でも心に傷を負っている。 自分だけが不幸ではない。 皆、明るく振舞って頑張って生きて行こうと努力しているんだと。 そう思ったら、勇気ももらえて、自分も頑張ろうと思えました。 そして、父親として、母親としての決断。 もう、自分中心の考えから、子供を想う気持ちへの変化とか。 そしてそして、子供が親に抱いている愛情(T_T)とか。 涙で文字が読めなくなってしまいました。 けど、最後はHAPPY ENDだったので、笑顔が戻りました(#^.^#) あと、クリア後のEXTRAも楽しませて頂きました! @ネタバレ終了 イラストも可愛らしく素敵で、感動する気持ちを一層引き立ててくれました! 何だか幸せな気持ちでいっぱいです! 素敵な作品をプレイさせて頂きました。 ありがとうございました。
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ご飯を食べようサスペンス ひきこもり ホラー ミステリーとあったので、どんなストーリーなのかと、恐る恐るプレイさせて頂きました。 怖かったです(;'∀') 短い時間で、これほど怖さを感じたことは、あまりない気がします。 @ネタバレ開始 画面の明暗のタイミングや、段々と真相に迫る感じがとても怖かったです。 そして、Fin・・・。 思考が殺してしまうことにだけになってしまったばかりに、そのあとのことが考えられなくなってしまった挙句のFin・・・。 切なかったです。 @ネタバレ終了 短い時間でも、恐怖を味わえることを知りました。 素敵な作品をありがとうございました。