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サスペンス

2250 のレビュー
  • 文化棟の魔女
    文化棟の魔女
    概要欄に書いてあるキメセリフが最高にカッコイイ、月岡先輩の手腕が光るサスペンスでした。 単純に思えた小さな事件が、どんどん大きな事件に繋がっていく流れは大変面白く グイグイと世界観に引き込まれました。 扱われるのはパパ活の闇。 アングラなだけに、普通の推理物ではないような危ない捜査なども出てくるので、ハラハラしながらも緊張感があって読む手が止まりません! また、月岡先輩が魅力的なキャラクターであるのはもちろんのこと それをサポートする主人公くんが(キャラとして)負けてないのが素晴らしいと思いました。 普通の高校生ながら、気合いと情熱で難局を乗り切っていく姿勢、好き!! @ネタバレ開始 犯人については自分は全く予想していなかったので「どしぇー!」となりました。 @ネタバレ終了 最後の事件もそうですが、最初の屋上ネタからして自分では何も閃けなかったので スラスラと謎を解いていく月岡先輩に、終始「すげー!!」となっていました。 余裕の笑みで事件を解決していく月岡先輩……かっこよすぎる。 素敵な作品をありがとうございました。
  • となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ
    となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ
    不思議なタイトル、独特のモノクロの画面、どことなく漂う陰鬱な雰囲気…世界観がとてもしっかりしていて、どっぷりと作品世界に浸からせていただきました。 @ネタバレ開始 掬い上げたいと思ったものが、ぜんぶ次から次に零れ落ちていく感覚というのでしょうか…画面がモノクロであることがさらに作品全体に漂う救われなさみたいなものを引き立てていたと思います。 合間合間に入る誰かの言葉もとても印象的なものが多く、刺さるものばかりでした。 また、主人公の家に天使になりたいと押しかけてきていた女性などのほんの少しの脇役にも「ああ、救われたいんだな…」と分かる縋りつきたい気持ちなどを吐露する人がいて、そうした救われなさも世界の持つ残酷さに拍車をかけていました。 1→3→4→2の順番でエンドを見ました。 自分の知らないところで死んでしまう命も、自分とともに歩もうとしてくれる命も、どの命の重みもとても重たくて尊く感じました。 特に令城さんの「初めてあったときからずっと、生きてていいって~」のシーンの「バッカじゃねぇの」は本作でもとりわけて心に残ったシーンです。 その直後の二人の会話と「愛だよ!」の涙の結末が本当に救われなさすぎて…プレイヤーとしては本当にひたすらに落ち続ける感覚が辛かったです。 @ネタバレ終了 読み終わった後はハッピーエンドのあたたかさとは無縁ながらも、灰色の雨の中で澄んだピアノの音を聞いているようなしっとりとした余韻が残りました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 輪状スターゲイザー
    輪状スターゲイザー
    とてもかわいい絵柄と美しい星々の背景に、田舎の村で可愛い女の子たちとゆっくりする物語なのかと思ったら、違いました…エピソード1が始まる直前に「ちがーーう!!」と震えることになりました。 @ネタバレ開始 前半の星鳴村に戻ってきて既知の方々と懐かしむところから村長さんが殺されたところで180度ガラリと異なる展開が来て、そのまま夏姫さんたちまで…とショッキングすぎて、暫し放心しました。 待って…まだ再会したばかりだよ…みんな、死なないで…。 とても怖いサイクル事件が始まったのではないかとゆうきさんと話し合っているシーンでは「ワンチャン存命」との言葉に「そんな御年いくつのご老人が人生のラストにワンチャン花咲かせよう的なことしてたら怖すぎるよ!」と戦慄しました(もちろんそんなことはなかったのですが)。 その後、夜になって「星空が美しいとか眺めている場合ではないよ二人とも危ないよー」と思っていたところにまさかの展開で「どうなっちゃうのー!?」と状況が呑み込めないまま、エピソードが終わりました。 「え…し、死ん…?」とやはり、暫し呆然としました…。 プレイヤーが大いに困惑しているうちに、くるっと回っていざ2回目。 ゆうきさんとの「隕石がアクセサリーに~」の部分で「星の光に狂わされたとかそういうこと?」とぼんやり思っていたら、何かを知っているらしい子の名前がミーアさんと判明して、ちょっぴり嬉しいシーンでした。 初登場のときから「とてもかわいい女の子だー、お名前なんて言うんだろう…ずっと???だけれど…」と気になっていました。 くるっと回って早3回目となったときにはプレイヤー側に与えられる情報も格段に増えたためか「あのアクセサリーをなんとかしないと、千花子さんは無限ループから抜け出せないのでは…頑張って!」と応援したい気持ちになりました。 また、3回目からイレギュラーとして現れた亜梨子さんの登場で物語が大きく動き出したことが分かったときは、とてもワクワクしました。 この残酷なループからのどんでん返しがあるといいなと期待せずにはいられませんでした。 記憶の保持者が増えたり、レイナさんのいうあの子だったりと変化と新情報が増えるにつれて、終わりまでが気になりすぎてノンストップで読み続けました。すっごく面白かったです。 最後は無事にループが終わり、次の朝を迎えられてホッとしました。 また来年、二人が同じ場所で星空を見られますようにと思いました。 驚くほどスチルが豊富で、特に正子さんが崖の上から「感染者は、いない」と落ちるために振り返ったシーンのスチルと、皆が手をつないで川で横になっているスチルは飛び抜けて好きです。 アイキャッチで千花子さんや明里さんがこっくりこっくり…したりするのもとても可愛かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • IDOLA(イドラ)
    IDOLA(イドラ)
    プレイ後、しばらくは思いを巡らせたくなる作品でした。プレイ時間より、作品について考えている時間のほうが、ずっと長かったです。 先に進むにつれて、人間関係への印象がどんどん変わっていき、夢中になりました。 @ネタバレ開始 特にソフィアちゃんが、家の前で涙を流して悲しむ姿、男性に守ってもらう儚い姿、母の言う通りに信じられない行いをする姿、笑って通報する姿、テレビを見て涙を流す姿と、一見すると一貫しない姿を見せていて、印象的でした。それこそが、ソフィアちゃんの不安定な心理状態や心の傷を表しているように感じました。(個人の感想です。)"Help me"には、上手く言えませんが、色んな感情を湧き起こされました。ソフィアちゃんがどういう気持ちで電話をかけたのかや、周りからソフィアちゃんがどう見えていたのか等、ずっと考えてしまいます。 過去作のあの人が出てきたのも楽しめました。 @ネタバレ終了 味わい深い作品をありがとうございました。
  • 事故ループ
    事故ループ
    クリアしました。昔の主人公の容赦ないクズっぷりにびっくりしました。この主人公でハッピーエンドにどう納得させるのか気になりながらプレイしましたが、ちゃんと納得のいくエンドでした。 @ネタバレ開始 予想外の爽やかなトゥルーエンドでした。 @ネタバレ終了 そして蠟燭の設定がうまくて、これはすごいなと思いました。 面白かったです。ありがとうございました。
  • モノクローム・モノローグ
    モノクローム・モノローグ
    AとBにわかれた視点がスリルを生み出す、緊迫した雰囲気が続くサスペンスです。 ぐいぐい読ませる勢いと、文章の仕掛けが面白い。 あっという間に最後まで見てしまいました...。 素敵なゲームをありがとうございました。
  • IDOLA(イドラ)
    IDOLA(イドラ)
    まるで映画をみているようでした。 シリアスな洋画風からコメディまで、作風が幅広く本当にすごいです。 @ネタバレ開始 複数の関係が存在し、それぞれに複雑な想いと事情を抱えており、プレイ時間は短いですが、深みのあるシナリオに魅入られました。 ソフィアの「help me」はヘンリーを助けてほしかったための発言なのか…彼女の笑顔から、何が真意なのか…自分が助かるためにしたものの、ヘンリーと過ごす間にソフィアの中に彼に対する愛情がうまれていた…後半のベラの台詞「思わず涙を流すほど愛を感じる相手」からそうとも思えます。 浮気に気づきながらウィリアムと結婚するミアの方もすごく複雑で、自分は幸せなんだと言い聞かせている場面が印象的でした。ソフィアの心が癒えるのかはもちろんのこと、ミアも彼女が言うように幸せになれるのか…。 大筋からは外れますが「チョコレート」に関する台詞も気になりました。ヘンリーもミアもチョコレートが好き。チョコレートが好きだから、ハロウィーンのスター(=ヘンリー?)にチョコレートがとられないですんだという台詞。カミラもチョコが好き。ピアニストと画家という職業設定とあわせて、色々なワードが関連性をもっているように感じとれました。 真実なんてどこにもなくて、それぞれが見たいものを真実と作り上げている、そんな風に思いました。自分がそれを良いと感じるように見る、まさに偶像なのかなと…(違っていたらごめんなさい…) @ネタバレ終了 書きながら再度プレイしましたが、前回気づかなかったところもあり、何度でも読み返して遊べる作品です。 制作本当にお疲れ様でした。素敵で素晴らしい作品をありがとうございます。
  • 不幸の味を知ってるか
    不幸の味を知ってるか
    とても面白い設定のゲームでインパクトが抜群でした。「他人の過去を覗けるナツミちゃんのイマジナリーフレンドになって、不幸を覗きまくろう!」という端的にゲームの内容を説明しつつ興味を引く、キャッチコピーからして素晴らしいです。 主人公の相方のナツミは他人の過去の不幸を覗ける特殊能力持ちで、喜び勇んで人の不幸を覗きに行きます。人は欲深いですし、幸せは相対的な概念だということも否定できないのでナツミのスタンスは全否定できるものでもないとは思いますが、冒頭はいくらなんでも悪趣味だなぁという印象を持ちました。ただ、プレイしているうちに、よくよく考えるとこんな能力を背負わされたら楽しむか狂うかしかないよな、と同情の気持ちも芽生えてきました。 @ネタバレ開始 END3を見ているとむしろ同情の余地しかなかったです。 @ネタバレ終了 ハッピーもバッドも非常に好きな雑食ですが、基本はハッピーのが好きなのでENDは3⇒1⇒2の順で見ました。いずれのEDも登場人物たちのその後に思いを馳せざるを得ない内容でした。おまけの情報がとても充実していたのでプレイ後も大満足です。あとがき大好き派なので制作の背景が見られたのも良かったですし、相関図では本編の情報を整理するだけでなく補足情報もあってストーリーを補完できました。 最後に、ここまで触れそびれてしまいましたがタイトル絵はとても秀逸だと思います!
  • IDOLA(イドラ)
    IDOLA(イドラ)
    アプデまでの間タイトル画面の女の子がアイドルのようだったので、 日本舞台の現代劇かなと勘違いしてお待ちしておりました。 @ネタバレ開始 洋画や歌劇のようなオープニングが素敵でした、 (一発でこれは現代アイドル監禁劇なんかじゃないと 自分の想像に苦笑しました) バイオハザードのように惨劇が始まるのか…とドキドキ。 (元の英語の効果音があってそれに合わせたのか…それとも 個別に発注されたのかしら?と制作者視点でも興味深かったです) 人間関係ドロドロで誘拐劇の少女までこれは一筋縄ではいかないな…と ジワジワ来ました。 明かされる「……Help me」が切ない。 彼女は隣人の男を助けたかったのか、母共々「男」を利用して 自由になりたかったのか… タイトル終わりに見せた笑顔から弱いだけじゃない少女の 胸の内が見えた気がしました。 @ネタバレ終了 人間ドラマからコメディ、ラブまで芸のふり幅広くて こちらの作品も楽しませていただきました。ありがとうございます。
  • 事故ループ
    事故ループ
    トゥルーエンドまでプレイしました! 生前の主人公のクズっぷりに、シリアスなシーンでも吹き出しそうになりました。こんな主人公他にいる?笑 @ネタバレ開始 生前の記憶は薄れていく、という設定がうまくできていて過去の自分とのギャップが面白かったです。 友人3人全員から命を狙われる主人公……逆恨みっぽく感じる事件もありましたが、あの性格なら地雷踏みまくって恨まれるのも納得です笑 あと、何よりヒロインのバケコちゃんが可愛い! 生前も死後も好きです。 最後の幸せそうなスチルで泣きそうになりました。エンディング、変化したタイトル画面も素敵でした。 @ネタバレ終了 面白いゲームをありがとうございました!
  • 僕は恋人よりも人工知能を信じる
    僕は恋人よりも人工知能を信じる
    プレイさせていただきました! ストーリーは割とハードなタイムリープもの。SF好きな方にオススメです。 スマホに最適化されたUIが洗練されててかっこいい! 視点の切り替わりやデータを転送する画面もおしゃれでワクワクできました。 @ネタバレ開始 だけどスマホプレイ中何度もクラッシュしてしまいました泣 クラッシュ後はこまめに取っていたセーブデータも飛ぶという……後半から諦めてPCでプレイしました。 章から始められる親切設計で助かりました。 キャラ絵が可愛いのにストーリー上、どの人物も得体が知れず油断できない感じが良かったです。 背景がわかってくるとどのキャラクターも人間臭くて、フレイヤが感化されたのも頷けますね。 ただ梅木父だけは最後まで怖かった! 出番少ないですが剛田と矢島さんが個人的には好きです。 ストーリーを進行させるには大切な人を犠牲にしなければならないところが切なくて良いな……と思っていたら最後にはその伏線も回収されて、ちゃんとハッピーエンドで良かった良かった!  @ネタバレ終了 説明文にかなりの長編とありましたが、それを感じさせないドキドキとスピード感のある物語でした。 面白い作品をありがとうございました!
  • IDOLA(イドラ)
    IDOLA(イドラ)
    公開されるのを楽しみにしておりました。 最後までドラマを“観終えた”ところで、概要欄の一行目を読むとまた感慨深いです。 @ネタバレ開始 柘榴雨さんのサスペンスドラマ、第一作目のブラッドリーから大好きです。 台本的、脚本的で、演出と併せ、ドラマとも、シネマチックとも。 真実を伝えられない人や、伝えたくない人らにより、繰られる糸が絡み合うことで、実際に表面的に見える事件とはまったく違うものが見えてきますね。 概要欄のあらすじ一行が本当に巧い。痺れます。 果たして、ソフィア嬢の傷が癒える日が来るのでしょうか。 @ネタバレ終了 楽しみにしていたぶん、あっという間に観終わってしまった気分です。 楽しい時間をありがとうございます。(これが『case file1』だったら良かったのに)
  • IDOLA(イドラ)
    IDOLA(イドラ)
    引き込まれる冒頭から、丁寧に切り取って並べられた場面展開、映像作品を観ているような、それでいてサウンドノベルならではの文字と音楽と演出をしっかり堪能できる作品でした。 @ネタバレ開始 タイトル画面でのチューニング音からつながる冒頭のシーン、とても美しかったです。 幾度も場面が切り替わりながら進む展開にも関わらず(それも時系列もずれている)物語の外に取り残されず、ある程度の察しを読み手に与えてくれる手法は流石の一言に尽きました。 作中に二組の家族が出てきますが、この両者がところどころ対比して描かれているように自分には感じられました。 母、ベラの偏執的な愛によって結果的に父娘で関係を持ってしまったモーガン家、父親から虐待を受けていた娘ミアとその兄ヘンリーのアンダーソン家。 写真の描写からミアは父から性的虐待を受けていた可能性もありますが、おそらくすでに別居をして離れて暮らしているのかなと思いました。 ヘンリーが語るミアの話はほとんどが過去形だったので、(おそらく軽度な知的障害のある)ヘンリーに部屋を与えて厄介払いのように一人暮らしをさせていたのかなと読み取りましたが、違っていたらすみません……。 モーガン家は一見母親のベラに支配されているように見えますが、ソフィアは本当に母の言いなりだったんでしょうか。ベラは彼女をコンスタンスに例えましたが、メリキャットはどこにもいなかったのでしょうか。 ソフィアは写真を見た後に通報の電話を入れています。 哀れなヘンリーを「たすけて」ほしかったのか、自分を部屋から連れ出してほしかったのか、報道で目にした彼の言葉に流した涙は愛だったのか……。 真実は必ずそこにありますが、同時にどこにも存在していません。 あえて言うならば、ソフィアは「お人形さん」ではなく意志を持った人間である、ということでしょうか。 ヘンリーについて、過去に火事(もしくは虐待)かなにかで顔に火傷を負っている? あつい、と苦しむ描写と外見の醜さを指摘する表現があったのでそうかなと。 ミアがウィリアムの友人を誘惑したのは、自分の母と関係を持っているウィリアムに対する当てつけか、そうすることで目を向けてもらえると考えたのか、それはやはりミアにしかわかりませんが(もしかしたらミア本人にもわからないのかも) 恋人の母親と通じていながら結婚を決めたのはなぜなのか、カミラの望みか、もしくはミアにも離れがたい情を抱いているからなのか推し量ることは難しいですが、いずれにせよ残酷なことをする……。ミアの言動の端々から「気付いている」気配がするのに見て見ぬふりを続けるのですから。 過去作との繋がりも楽しませていただきました。 彼女はとっても嫌だっただろうな……と思いを馳せてしまいました。 @ネタバレ終了 今作もとっても素晴らしかったです! 素敵な作品をありがとうございました。
  • 輪状スターゲイザー
    輪状スターゲイザー
    可愛らしい絵柄が気になりポチッ。 場面転換でミニキャラがピコピコ動くのも可愛いなあ。 コンビニあるの?こんなド田舎そうな所に!? 本物のド田舎には夕方には全部閉まる個人経営の店しかないぞ!?(どうでもいいツッコミ) 明里ちゃんの様子が気になるなぁ。 @ネタバレ開始 あああ、やっぱり!主人公無防備過ぎ! あああ、また!主人公甘過ぎ! え、あの、やばくない?主人公。 あああ、やっぱり! みんなが段々協力し合って行くのが良い感じ。 星空も隕石も綺麗だけど、ちょっと夜空を見上げるのを警戒してしまいそう。 それぞれ事情があって頑張っていたけれど、正子さんの潔さが格好良い。 おお……衝撃の真実……でも伏線はあったな……。 @ネタバレ終了 少々(ホラーな意味で)刺激的な部分も可愛いイラストでマイルドに(?) 綺麗で狂気で前向きな暖かい作品でした。
  • 不幸の味を知ってるか
    不幸の味を知ってるか
    ナツミちゃん好きです、ナツミちゃんのイマジナリーフレンドになれて嬉しい(?)です。 プレイヤーがイマジナリーフレンドと云うなかなか見ない視点、私としては初めての目線で楽しめました。 自分はハッピーもバッドも好きなのですが、リョウくんとゲンキくんを中心に取り巻く不幸の嵐にキャッキャするナツミちゃんが一番好きでした…w テンション高めな音楽とともに、ナツミちゃんが楽しそうにしているのがイイ! @ネタバレ開始 複雑な家庭環境で育った二人の友情。その友情を傍観者として「覗き見る」。 傍観者として覗き見るスタンスのナツミちゃんの達観した感じもよかったです。 リョウくんとゲンキくんの、自分としては「幸せ」「普通」を望んでいるだけなのに、自分ではどうにもできないところで不幸になる所とか救いようがなくて好きです(イカれている…w)。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!
  • 不幸の味を知ってるか
    不幸の味を知ってるか
    ナツミちゃんのイマジナリーフレンドになって他人の不幸を覗き見るゲーム…というあらすじを読み「これ、耐えられるか!?」と、どきどきしながらプレイしました。 どちらかというとハッピーエンド主義者に入るのですが、いやー、それでも中々にくるものがありました。 @ネタバレ開始 リョウくんとゲンキくん、どちらも辛い…!そして二人の繋がりを知った時にはゾッとしました。とことん救われない…! ハッピーエンド(?)では一応救われた二人ですが、作者さまの語りを見る限り、そうではなさそうな所がまた…。 あと、バッドエンドもですが、作中一番不幸なのは実はナツミちゃんじゃないのかな、と思えてきましたね…。不幸が見える能力…いらないです、はい!(涙) とはいえ、プレイしている自分。何やかやで結局自分も他人の不幸が好きなのかなぁ?と思ったり思わなかったりです。 本当はみんなに幸せになってほしかったですけど…まあ、無理ですよね。 @ネタバレ終了 個人的にはリョウくんが好みどストライクでした! 題材が題材なので「ああ、楽しかった!」とはならないのですが、心にずしん、とくるものがありました。 中々に大きい傷をありがとう、ナツミちゃん!!(泣)
  • 不幸の味を知ってるか
    不幸の味を知ってるか
    不幸の味……知ってしまいました。 最初こそ「他人の過去を覗くなんて悪趣味だよ」……とナツミちゃんが怒るようなことばかり言っていたのですが 1度過去を見てしまったが最後、次は次はと気になって最終的には積極的に覗き見をしている自分が居ました。 他人の不幸は、蜜の味……。 二人の過去は短いながらも濃厚で、目を離せなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。 @ネタバレ開始 二人は母との関係性対比や、お互い依存の関係になり得たりと、何かと繋がっている点が多く 片方の過去を知れば、もう片方も知りたくなる作りが上手いと感じます。 EDコンプするには周回必須なのですが、作業感は全く無く、むしろ別ルートを回るキッカケを作ってくれてありがとう!!的な気持ちでプレイしてました。 ED3→1 →2の順で見たのですが 道中で不幸に染まりすぎたのか、ED2が最もしっくりくるように思いました。(最初はハッピーエンド主義者だったのに笑) @ネタバレ終了 最初は引き気味で始めた今作ですが、味を知ってしまった今は「とっても楽しいゲームだったな」と満足、満足です! 素敵な作品をありがとうございました。
  • 誰ガ私ヲ殺シタの?
    誰ガ私ヲ殺シタの?
    ドキドキの探索とエグい女同士のどろどろ人間関係... むちゃくちゃ楽しかった。 メンヘラ怖い。
  • 夏休みは切島邸にて
    夏休みは切島邸にて
    「初めて会ったけど、叔父さんめっちゃイケメンじゃん! 超タイプ!!」←「本当にね!! 声もイケボでしかもセレブとかヤバいよね!」などとカエデさんに同調して叔父さんにキャッキャッしながらカステラ食べたーい!と浮かれ気分で楽しく進めさせていただきました。 @ネタバレ開始 お風呂入ったら死んだー!!!!(※死んではいないかもしれません) チュートリアルでとっても大切だよと言われた「水分補給と同じくらい大事なもの…迷えるあなたの救世主、その名もセーブ!!」をしておいてよかったー!と思いました。 一日の疲れやら汚れやらをそのままにした状態でベッド入るとか汚いじゃん!特に頭皮とお肌!将来ハゲ散らかしたりシミだらけにならないようにお風呂入ろーね!と入ってもらっただけなのに…(涙) と、いうわけで綺麗にバッドエンドに行って再びお風呂の選択肢からとなりました。 カエデちゃんが「お兄ちゃん、今日は楽しかったね」と言ってくれるけれど、ごめん、そのお兄ちゃん2周目です…とちょっぴり凹みでした。 ここからのお兄ちゃんはセーブアイコンを常に握りしめているお兄ちゃんだよ!! そして、バッドエンドをすべて回収しようと決意した強者のお兄ちゃんだよ!! トロピカルジュースを差し入れてくれた後のトイレ待機シーンで様子を見に来た瞬間に「ああ、これこの人、確定してヤバいわ」と不穏レーダーが遅ればせながらようやくきちんと仕事しました(本当に遅い!) 「まだジュースを飲んでいないのをわざわざ確認に来たのよね、コレ。この人が逃亡犯だわ。睡眠薬とか何か入ってるわ。もしかしてコーヒーもそうだったのか? あれも睡眠薬とか入っていても味も色も混入されているなんて分からないしな…」とようやく諸々が結びついて、ここから「逃げるぞ、二人とも!」と一気に意識がシフトしました。 バッドエンドも回収し隊としては、明らかに危険な選択肢に「我が妹よ! サラバ!」となるのは分かっていてもトライし続けました。 机に隠れたときに急に逆さに現れるエンドが怖すぎました。 やめてよ、怖すぎて夢に出てきちゃうじゃん!!!(涙)でした…。 逆に扉バチバチ電気ショックエンドは会話がそこはかとなくギャグ風味で面白かったです。 バッドエンドたちには両手を広げて迎えられながらも、アキセくんが最高にカッコよく爽やかに終われるエンディング2にまず到達しました。 燃え上がる家になるまでの戦いも最後の戦いもどちらも本当にカッコ良く、流れるようなカットが素晴らしくて胸熱でした。 二人ともが無事に生還したあとで、ヒントをいただいてエンド1へ行きました。 すべてのバッドエンドを見た後だったのでロック解除から行けるカルテのある部屋から脱出する際も「大丈夫だって。もうすべてのバッドエンドを埋めた後だからさ!(このままエンディングへ一直線だ!)」とカエデさんにかける言葉が脳内変換されました(笑) そして「このままエンドへ一直線だ!」と頭をユルくしていたら、心がへし折れかけました…。 妹よ、これが本物のバッドエンドだ!!と言いたくなるエンドでした(震え声) エンド1はまさにサスペンスホラーの醍醐味が凝縮された最悪のエンドで(褒めています!)、後味の悪さがまたいい味を出していました。 「これ逃げられないやつじゃん…I'll be back じゃん…」と、ここで彼から逃げ切れたとしても、仮に彼がここでまた逮捕されて収容されたとしても、一生脱獄を企て、一生追いかけられるやつだわ…とゾッとしました。 サスペンスホラーとしてはエンド1がキレッキレのベストな終わりかたと理解しつつも、個人的にはハッピーエンドが大好きなので、エンド2を推したいと思います! エンディングはバッドエンドがたくさんありましたが、分岐なども複雑ではなくサクサク回収できたので楽しみながらコンプリートできました。 また、エンド2のエンドクレジットの歌はDELTAさんが歌っておられるとのこと。 痺れるようなカッコイイ曲に乗るすごく美しい声で、とてもお上手でした! エンドクレジットを見て「歌はDELTAさん!? もう一度聞かなきゃ!」とムービーから再視聴しました。ムービーのお部屋設置に感謝です。 音楽も素敵なものが多かったので、音楽ルームもほしかったなぁ…と思いました。 大変気が早いですが、とても多才なDELTAさんの次回作が今からとても楽しみです! @ネタバレ終了 スリル満点ですごーく怖い滞在となりましたが、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!
  • 文化棟の魔女
    文化棟の魔女
    3時間程で読み終えました~、退屈な日々から出会いによって環境が大きく変わる楽しさはワクワクします 小さな事件、と思っていた事が徐々に規模が大きくなり変容してゆく中でも、マイペースを崩さない探偵役は本当に頼りになりますね とても面白かったです