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8438 のレビュー-
さらば劇薬舞台が魅せる魔法にすっかり囚われてしまっていました…。 劇場に足を踏み入れた瞬間、すでに飲まれていたのかもしれないです。 ラスト手前のシーンからのエンディングはどちらに行こうと、この瞬間目にしたものがこの演目であるのだとスッキリした読後感を得られます。 どちらのエンドも好きなのですが私は1を見た後つい拍手をしてしまいました。 演出の言葉ももう、すごくて!舞台に向ける情熱とはここまで熱いのか!と一人感動していました。 素敵な舞台をありがとうございました!
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1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)5分ほどで読み終わる超短編です。 …にも関わらず、映画のようにクレジットが流れるOPデモがあってビビります笑 @ネタバレ開始 内容的には別の"選択肢"からの、別の"運命"の追加も望んでしまうのですが、 そこが一切ない点に、本作品のテーマや、美学のようなものを感じました。 そもそも遊び手が追加を望んでも「Their Happy End」なので、 追加を望むこと自体が無粋なのだろうなと思ったりしました。 もしこれが「End」や「HappyEnd」だったら、現状よりも印象に残らなかった気がしたので、 言葉選び1つで大きく効果が変わるものだなぁと驚かされました。 @ネタバレ終了 短いながらもキレイにまとまっていて、 言葉選びも良いなぁと思った作品でした!
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今宵、忘却列車にて。兎に角、橘くんが尊い。 そしてイラストが美しい。 @ネタバレ開始 選択肢の出し方も橘くんからの質問も「なんで聞いているんだろう?」と想像しながら物語を読み進め、主人公に途中の駅に降りるか尋ねてその理由も素敵な理由で、でも途中で降りちゃうと橘くんと離れてしまって。 とても物悲しいけれど、悲しいだけじゃない、そんな素敵なお話でした! @ネタバレ終了
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さらば劇薬Twitter上でお見かけしており、やっとプレイさせていただきました!ソワレちゃんかわいいしマチネちゃん格好いい! 要所要所のスチルもクオリティが高く、世界に引き込まれました。 演出も凝っており、選択肢を選ぶ場面など商業ものかな…?というレベル。 「演劇は劇薬だ」。その世界に浸り、何が本当かわからなくなってしまう。 @ネタバレ開始 そんな感覚と二人の少女の葛藤と「変身」。 初心者であるソワレちゃんが舞台に立つとそのキャラクターになりきっている所や、最後にマチネちゃんが狂気じみていく所など、本当に見ごたえがありました! @ネタバレ終了
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タマキハル~序章 艮為山編~プレイさせて頂きました! 個性あるキャラクターとの日常生活を描いた物語、良いですね~。 プロト版も遊びましたが、今回は完全版ということで演出などが強化されており、より楽しめました。 @ネタバレ開始 プロト同様、平凡な日常が突如壊れ、続きが気になる場所で終わってしまいます(汗 謎の部分が残ったままなので続きが気になりますね…。 続編の制作、頑張ってくださいませ。 @ネタバレ終了 素晴らしい物語を、ありがとうございました!
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嘘の手紙画面の移り変わりや、主人公以外の登場人物の描写が非常にハイセンスかつスタイリッシュで素晴らしい作品でした! 背景もリアルだけどあえて写実ではない表現をされ、そこも作品のコンセプトにマッチしており考え尽くされていると感じました!
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Paint Over背景絵がとても美しかったです。 キャラクターももちろん可愛かったですが、背景絵に心が惹かれました。 @ネタバレ開始 物語の後半の紅葉の一枚絵は、絵を動かすなどして、とても印象に残りました。 美しい、とても素敵な場面でした。 @ネタバレ終了
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さよならチョコミントある夏の日、主人公の僕と幼馴染のチコが外でアイスを食べることから始まる掌編です。約1000文字なので、5分もかからずに読了しました。 短い時間ですが、物語の世界観とかいろんなことを想像してしまう物語でした。夏特有の雰囲気に包まれているからでしょうか。二人の何気ない動作の中に愛しくも切ないものが入っており、読み終わった時は何だかセンチメンタルな気分になってしまいました。とても印象的な夏の掌編でした。ありがとうございました!
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君と二人で歩くことがやさしさに触れることができる作品です。 本作の魅力は、人のやさしさという部分から描かれる、温かさだと思います。 @ネタバレ開始 前編。凛ちゃんと優介さんは、お互いに気を遣って生きていました。そんな二人の言葉は拙く、届かないこともあります。しかし、たとえ気を遣う間柄でも伝わっているものはある。それがよく描写されていたと思います。 後編。そんなやさしい側面を持った二人だからこそ、話し合うことができたようにも思います。お互いのよさを知覚しているからこそ、悩んでしまっていた二人。話し合うにあたり、きっかけは必要になってしまいましたが、その結末はやはり温かさを伴うものでした。陰鬱なものはかけらも感じない、明るくやさしい温かさでした。 個人的には、そのきっかけがなくてゆっくりと進んでいた場合でも、いずれは同じ結末にたどり着けていたように思います。 @ネタバレ終了 人のやさしさや温かさが素敵な作品でした。 ありがとうございました。
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深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray toグラフィックが一目見て好みだったのでプレイしようと決めていました。 ハイセンスなBGMがそのまま世界を形作っており、とても素敵です。 テキストに散りばめられた絶妙なエッセンスに作者様の博識さが窺えます。 深夜の冷えた空気を味わうように徘徊させていただきました。 こちらの作品が気になった方、間違いなく好みだと思うので ぜひプレイしてみてください。制作お疲れさまでした。
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宝石ドールほっとするいいお話でした。立ち絵はなく文章とCGのみのゲームですが、個々の登場人物が非常に認識しやすく、読みやすいです。個人的にはお父さんとお母さんがすごくいい味出してると思います。コーヒー飲みたい。
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お前のスパチャで世界を救えこんにあです。 Vtuberについてはそこまで詳しくない自分でしたが、主人公やにあちゃんの成長性に感動しました。 後、他のサブキャラクターの個性やENDの内容も面白かったです。 @ネタバレ開始 特に好きだったのはENDTypeCのかたラーメンさんですw @ネタバレ終了
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ロストフレンドプレイしました。作中で散々否定されていたけれども、二卵性双生児の関係性がたまらん。 表面的には似通った展開のノーマルエンドとトゥルーエンドが、実際はそれぞれまったく別のテーマを打ち出している、というところが大変印象に残りました。ノーマルエンドの終盤、どこか含みのある2人のやり取りが絶妙で、非常に共感しやすい内容だったように思います。キリリとしたイラストが相変わらず魅力的です。
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僕らのノベルゲーム実況で楽しませていただきました! シナリオの構成もとても綺麗で1場面を長く書きすぎないところも飽きずに楽しめました!プロットを参考にしたくなるくらいお話に作り方が丁寧で分かりやすかったです。 文章も難しい感じや情景描写、比喩を使っていない部分も読みやすく好感を持てましたし、世界観に入りやすかったです。 登場人物にもそれぞれの個性や役割がしっかりあって、色んな部分で参考になるゲームでした。 ……と、完全に見る視点が創作する側の意見となってしまい申し訳ありませんが、とても楽しませていただきました! 素敵な作品を有難うございました!
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さよならチョコミント夏に女の子とアイスを食べる話です。 文章や情景描写が優れていて、とても良かったです。 @ネタバレ開始 千文字という限られた文字数の中で いろいろな想像を膨らませられるようなお話でした。 現実の世界の話なのか、あるいはファンタジーなのかは わかりません。 しかし、女の子が「さよなら」と言っているのが 印象的で、主人公と女の子はもう会えないのかもしれませんね。 悲しげなBGMも相まって、切ない気持ちになりました。 @ネタバレ終了
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オリンピックの緒中々難しい話で、作者様の意図を正しくつかみ取れた自信はありません。 @ネタバレ開始 特に穴での会話は、いったい何を表しているのだろう、とやや困惑しながら読み進めました。 またラストの喪失感は得も言われぬものです。 冒頭シーンとの対比がはっきりと出ており、 これほどあっさりバッドエンドとして終わる作品はあまり記憶がなく、 その意味で逆に新鮮な読後感を味わわせていただきました。 将来当然あるべき予想、期待がうたかたのように消える可能性があることを伝えたかったお話であったのかな、と思いました。 @ネタバレ終了
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お前のスパチャで世界を救えにあちゃん、こんにあ〜!! これはアツい……!!アツすぎる!! 人を応援する事の大切さをここまでストレートに魂に訴える作品があっただろうか……!! たった一言の応援。 ほんの小銭のスパチャ。 それがどれだけ相手の心を潤すか。 与える側は気づいていない。 心の中で応援してても、相手には1ミリも届かない。 「愛は伝えてナンボだ!!!」 この作品からは、そんな魂の叫びが聞こえてくるようです。 いやしかし、グラフィックの作り込みのレベルの高さ、ハンパないですね。 本物と見紛うほどのv-tuberの生配信! 現実と錯覚するほどの実写背景と作品世界観の融合! SNSのリアルな使用感! プレイしているうちにだんだん、現実とゲームの境界があやふやになってきます。 恐ろしいほどの没入感!! ストーリーは、一本筋が通った骨太で明快なあらすじです。 にあちゃんを推す同志たちも、それぞれキャラがビンビンに立ってます。 テンポよく転がる展開に引き込まれて、ついルート分岐の選択肢でセーブし忘れることもしばしば。 それにしても、スパチャの投げ銭がこんなに快感なんて、知らなかった……! 推しtuberに「じょにーさん、ありがと〜!」なんてお礼を言われた日にゃ、そりゃ追加で大金ぶん投げてしまいますわ!! でも調子にのると、すぐカイジエンド(やれば分かります)につながるので、ぐっとそこは我慢の子。 このゲーム攻略で一番大切なのは「自制心」ですね(笑) 素晴らしい作品をありがとうございました!
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幸福のラルカゲームとしてのクオリティが高いのはもちろんですが、登場人物が一人一人魅力的で、あたたかい気持ちになったり、色んなことを考えさせられるゲームでした。推しはグレイくんです。不器用だけど優しいグレイくんとのひと時が、本当に楽しかったです。今後とも応援しております。
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消灯コーヒーまず絵がとっても綺麗でひとめぼれです。 ゲームシステムや背景も喫茶店の世界観で統一されていて、終始飽きさせません。 フルボイスなのもにやにやしちゃいました!おふたりともキャラクターにとってもマッチしていて好みです…! この後のふたりの展開が気になる素敵な作品でした♪
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嘘の手紙す、すご! めっちゃ芸術点高い… 画面から「空気」を感じる… 透き通るような、青春の悩みを投影したような、モノクロの心象世界。 誰もが「こうすればよかった…」と思う若かりし過去。 それを思い出すたびに感じる歯痒い感覚。 誰もが持っているそんな感情を掘り起こしてくれる。 言うなれば「内なるエモさ発掘装置」と言える作品です。 演出面がすごくいいんです。 大胆なフォントとか、カラーの使い所とか、SEのタイミングとか、全て世界に入り込めるよう考え尽くされて設計されています。 スタイリッシュだけどどこかもの悲しい、そんな世界観はUIの端々にも反映されてます。 登場人物の「顔」が無いのが、リアリティを欠落させて現実ではないことを強調してます。 しかし反面、クラスメイト達との会話は生々しくてどこかリアル。 ゲームシステムは、探索によって「ポイント」が変動してエンディングが変わるというちょっと変わったモノ。 反クラもそうでしたが、ニトーさんの作品はちょっと癖のあるゲームシステムが印象的、というのが個人的な感想です。 初めは「??」となるのですが、慣れてきて法則性やツボを抑えて「そういうことか!!」って理解した瞬間が超快感。 ゲームの醍醐味を感じさせてくれます。 キャラの心理描写と、それを演出するストーリー構成は相変わらずレベル高い! 周回してトゥルーエンドにたどり着く頃には、 「山中ァァァァァ!死ぬなァァァァァ!」 ってなってました。 プレイ時間は短いですが、決して「サクッとプレイ」という表現はできません。 心の中に不思議な波紋を投げかけ、プレイ後も雰囲気が尾を引きます。 この透明な空気感は是非味わって欲しいです。