ドラマ
8715 のレビュー-
美しき人本当に素敵な作品でした! @ネタバレ開始 たった一言でがらりと見方の変わるシナリオに驚きました。 作品のテーマの明確さと、美しく無駄がない洗礼された作りにとても感動しました。 @ネタバレ終了 今作に触れられて、心から嬉しかったです。 -
死ぬよりもつらいこと1時間ほどで読了できました。 この作者様のゲームは、ほぼ全てプレイしています。 自分でも不思議に思っていることとして、「なぜ自分は浦田さんのゲームにこんなにも惹かれるのだろう」というのがあります。浦田さんが描くテーマは毎回かなり重たくて、けっこうドロドロとしたものを見せられます。楽しい気分で読めるシーンより、暗い気分になるシーンが多いかもしれません(笑) それなのに、どうして好き好んでこの方の作品を読んでしまうのか。 それは多分、「浦田さんは全力でテーマに取り組み、嘘偽りなく描く」ことを知っているからだと思います。自分ならつい「うまくかわす」ことを考えてしまいそうな事柄でも、この方は決して逃げず、真摯に取り組みます。だから毎回、「このテーマを浦田さんはどう描くんだろう」と気になってしまうんだと思います。 そんな浦田さんの作品で僕が1番好きなのが、この「死ぬよりもつらいこと」です。浦田さんの並々ならぬ思いを感じることのできる傑作だと思います。 @ネタバレ開始 本作品では描写の解像度が高まったと感じるシーンがいくつかあって、そこに作者様の個性を強く感じました。そのうちの1つが、誰かの死で苦しんでいる人の描写です。この部分は、作者様自身が深く考えなければ書けないものだという気がしました。 例えば、海翔の場合。 兄が自殺した後、海翔の母は激しく感情を表出します。が、時がたつにつれて、彼女は少しずつ前に進み始めました。一方、海翔は全く泣けませんでした。その後も、「兄が急にいなくなった」という現実としっかり向き合えないままに、時間がどんどん流れてしまいます。海翔の苦しみは、もちろんうつ病のせいでもあるのでしょう。しかし本質的には、兄の自殺に向き合えず「取り残されてしまった」という感覚があるからこそ生じたんじゃないかな、と思いました。このあたりの海翔の心理描写は非常にリアルで、夢中になって読んでしまいました。 また、杏の心理描写も、真に迫るものがありました。 父の死があまりにもつらかった彼女は、自分の心を守るために父を憎みます。が、その一方で、「父が死んだのは自分のせいだ」ともずっと考えていました。父を完全に嫌いになってしまえればもっと楽になれるのでしょうけど、彼女はそれを選ばなかった。というか、選べなかったんでしょうね。表面では父に怒りを覚えつつも、深いところでは父を愛していたからなのだと思います。こうした複雑な思いが同時に存在するという描写には、深く共感できました。また、杏が本当の自分の気持ちに気が付くシーンには、目頭が熱くなるほどに感動しました。 目を覆いたくなるくらいにつらいものを描いた本作品ですが、登場人物たちは最後に「それでも生きる」と決意します。個人的には、この作者様がこのような形で物語をしめたところにも、深く感動させて頂きました。 技術的な部分に言及いたしますと、本作品は特に構成が素晴らしかったと思います。真一郎と栄一が創作に向かうシーンはかなりテンポも良いし、楽しく読めます。これが序盤にあったからこそ、自分は物語に深く入り込めたのだと感じます。 キャラクターとしては栄一が好きで、創作にストイックなところが良いと思いました。「物語の解釈を制作者がべらべら語りたくない」という言葉は、少し耳が痛かったです(笑) 立ち絵も曲もすべて自作されたとのことで、その努力に脱帽です。ED曲は特に歌詞が印象的でした。クリア後も何度か歌詞を見ながら聞き入ってしまいました。 @ネタバレ終了 本作品を読むことが出来て、本当に良かったです。素晴らしい作品をありがとうございました。 -
僕らのノベルゲーム深夜なので少しだけプレイしようと思っていたのですが、途中で止められず朝になってしまいました(笑) しかも興奮しちゃって眠気がぶっ飛んでしまう、胸熱な内容! 創作活動をしている身としては色々と共感したり勉強になったり。あいつを除いて素敵な人ばっかりだし、女性陣がみんな可愛いすぎるし。作中の作品もウルウルしちゃうし。合宿超楽しいし。 思い出すと色々ありすぎて感想が纏まりませんが、とにかく素晴らしい作品でした。ありがとうございました! -
お前のスパチャで世界を救え可愛らしい絵柄とキャッチーなタイトル、ゲーム内容に惹かれてプレイしました。Vtuberに疎い方なので作品を深く理解できるか不安だったのですが、演出やゲーム内の雰囲気も絵柄と同様に洗練されていたので没入感が凄まじく、ストーリーのテンポが良いので、最初から最後まで時間を置くことなく楽しんでプレイ出来ました。 -
Sea glass(シーグラス)いや、もうオシャレ過ぎる!! 映像や写真と文章の融合度が高いです。 テキストを先に準備してから画像を用意する制作手法でなく、 これは明らかに同時進行(もしくは素材先行)ですね。シンクロ率が凄いです。 描かれる映像・画像・テキストが美しければ美しいほど、 本作の裏側にある「リアル」が対比的にくっきりと浮かび上がってきました。 そのあたりの演出がとても素晴らしいと感じました。 @ネタバレ開始 (やや失礼な表現があったため再投稿しました) ただ、個人的には1周目の終わりのシーンで撮影者の心情は想像できたので、 正直に申し上げると2周目の存在は少し蛇足だったかも、と思いました。 新規の映像や演出もあってそれらも素晴らしかったのですが、 1周目のエンドロール後の「END」で終わるのがベストだと思ってしまいました。 1周目の表現や最後のシーンの匂わせ方が物凄く秀逸だったため、 アレを見てからもう1回1周目をやれば真相はほぼ想像がついたように思います。 但し、このあたりのさじ加減が非常に難しいのは承知しておりますし、 多くの人にキョトン?で終わられてしまう懸念もありますし、 そもそも今回たまたままぐれ的に2周目のような真相を想像できた気もしますので、 あくまでも一個人の意見ということでお納めください。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
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深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to全体的にLo-fiな雰囲気で、音楽を聴いて目を閉じている時のような没入感。 レトロな画面、環境音と混じる音楽、深夜の散歩、兄妹の取り留めのない会話、どこか掴めないままのキャラクターも堪りません。 深夜に何度でも戻って来ます。素敵な作品をありがとうございます! -
蚕の箱庭確かにこれはほのぼのせいかつでしたね(?) タイトル画面に漏れず節々から不穏な要素が沢山ありつつも、最後まで楽しませていただきました。 ほのぼのしているのにどうしてこんなに不穏なんだ……だがそこが最高に良いです 蜜ちゃん可愛いよ蜜ちゃん…… -
よざくら奇譚夜桜の晩に現れる少年と女性の話。中性的な少年が可愛いですね。 -
かみさま の きもち絵本調に語られながらもテーマはとても深いもので読みながら読み終えても考えさせられました。 かみさまにとって、人にとって、なにが幸いなのかというのは日頃は考えることが少ないですが、こういう作品に触れたときはしばらく考えてみようという気持ちにさせられます。 ありがとうございました。 -
幽明少女はユメを見るそれぞれ問題がありながらも、他人のことばかり気にする。変人だとも思われても、根底にあるのはみなお人よしだということ。場面に合ったBGMやEDも作品をよく形作ってくれました。
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そして僕らは世界を壊す一気に最後までプレイしてしまいました。 描写が丁寧なので、登場人物たちをとてもリアルに感じられました。メイン以外のキャラクターについても印象深く、特に隆之介くんの担任は心に残りました。 @ネタバレ開始 教師という仕事に希望を持っていたはずの彼女もまた被害者だったのだなと……。もちろん、彼女の行いは「正しい」と言えるものではありませんでしたが、彼女にとってはあれが精一杯だったのだろうと思うと、切ない気持ちになりました。 グラフィック面では、キャラクターが付けているアクセサリーにこだわりが感じられ、「あのキャラクターと同じアクセサリーを付けている!」等と気づけたのも嬉しかったです。 後半、タイトル画面が変わった後に伏線が回収され、謎が解き明かされていく展開には夢中になりました。特に感銘を受けたのは、梓くんと隆之介くんと邑井さんの関係性です。 梓くんが自ら幸せから遠ざかっているのが切なすぎて、もう全部忘れてもいいんだよ。幸せになっていいんだよ!!と思ってしまいました。 報われてほしい!と思いながらプレイしていたので、最後はとても辛かったですが、しばらく考えて、あれもまた一つの美しい終わり方なのかなと思いました。邑井さんと幸せになってほしい……! @ネタバレ終了 プレイしてしばらくはドキドキが止まりませんでした。素晴らしい作品をありがとうございました! -
僕らのノベルゲームプレイさせて頂きました。 ノベルゲームを作る一人として「ああ」とか「うん」とか言いながらプレイしてしまいました。創作をやっている人間の葛藤や悩みなどが鮮明に描かれていてとても共感できる部分が多くありました。素敵な作品ありがとうございます -
僕らのノベルゲーム魂のゲームでした。 創作をする事の苦しみと喜び、好きなことを好きでいる事の難しさ、主人公の心理描写には心が震えました。 そしてなりより、創作により物語が生まれ、その物語には生み出した親と、生み出された物語に触れる私達がいます。その2つの立ち位置がある事によって物語が確かに生きている。そんなことを製作者側の視点から描かれていたことに魂を感じました。 素晴らしい作品をありがとうございます。 -
ロストフレンドプレイさせて頂きました。 シナリオの完成度が高く、元々好きな作者さんなので大満足です。 一枚絵が多く、エンディングも動画が使われているのでとても作り込まれた作品という印象を受けました。素敵な作品をありがとうございます! -
そして僕らは世界を壊す色濃い緑を照らす強い日差し 焼けたアスファルトの香りまでが漂ってきそうな美しい文章で描かれる 愛の物語でした 何が彼らにとっての幸いなのか 正解とは何か 愛とは何なのか 読み終わった今でもぐるぐる考えてしまう 素晴らしい作品でした 夏が来るたびに思い出してしまうようなチカラのある一作です 素敵な時間をありがとうございました! -
Sea glass(シーグラス)そ、そういうことでしたか…………… ゲームというよりはショートムービーのようです。 やっぱり英語が流れると引き込まれますね。 青、青、青……… 画面を染め続けた青は、美しさの象徴でありながら @ネタバレ開始 嫌気がさして色彩を失った彼女の世界だったのかな… @ネタバレ終了
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Sea glass(シーグラス)ゲームというより外国の映画を観ているようなお洒落で少しレトロな雰囲気の作品。 文章だけでなく写真や動画、BGM、効果音などの使い方がすべてハイセンスでした。モノクロとブルーの画面が美しい… @ネタバレ開始 終わりかと思いきや、 語られ始める「幸福な私」の本当の姿。 美しい人の見る世界は美しいのだろうなと思いがちですが、人の本当の心は本人にしか、もしかしたら本人にさえも分からないのかも… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to兄と妹が夜の街を巡りながら会話する物語です。 ひと癖も二癖もある妹と兄との、時折脱線しながらも続く軽妙なトークが楽しかったです。 レトロな雰囲気のグラフィックや少し気だるげで寂しさを感じる音楽と相まって、個性的な世界観が強く確立されていると感じました。 夜眠れなくなってしまった時、きっとまた読み返したくなる、そんなお話でした。 素敵な物語をありがとうございました。 次回作も楽しみにしています。 -
蚕の箱庭まずは一言「依存関係のある歳の差カップルもどき最高!」 最初は、幼い女の子、蜜ちゃん視点で物語が進みます。 どうやら、あまりよろしくなさそうな関係の「おしろさん」と云うお兄さんと一緒に暮らしている模様。 ある時、おしろさんに怒鳴られ、そして、シュレッダーにかけられた「あるもの」を発見してしまう。 その後、タイトル画面に戻って今度は「おしろさん」視点の物語へ。 なぜ少女とおしろさんが一緒に暮らしているのかの物語へ…。 @ネタバレ開始 御白さん視点では、蜜ちゃん視点のおしろさんからは想像つかないような「当たり前」の人間臭さが満載で、なぜ蜜ちゃんと暮らすようになったのかしっかり描かれているのが印象的でした。 あと、御白さんの「才能はあるのに使えこなせない」って云う設定も好きです。 二人のこの歪んだ関係が、大好きです! @ネタバレ終了 ツインテールが印象的な蜜ちゃんですが、寝る時の髪を下ろした姿も無防備で可愛いです。 なので、FAはおしろさんと蜜ちゃんの怪しい関係なイラストを描かせていただきました! 二人の関係が素敵!! -
お前のスパチャで世界を救え長編の場合バッドエンドから見ていく主義なのですが、初めはベターエンドでした。不思議だ~。 フルコンしました。えもふり動作がかわいかったです。(*´▽`*)

ヨヨ
九州壇氏
雨宿りん
桑原京作
富井サカナ/DIGITALL
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R_Lucia
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弐藤(ニトー)
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深山宵
神崎 ユウ
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