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ホラー・オカルト

8300 のレビュー
  • 彼岸の蟲
    彼岸の蟲
    作品全体を通じた空気感がとても印象に残るゲームでした。 丁寧に描かれたイラスト、縦書き、田舎の背景や音楽など、 全てがマッチしていて作品世界に引き込まれました。 また、作品全体の進捗が分かる仕組みはとても親切だと思いました。 ストーリー序盤の徐々に異変が起こる辺りの描写は素晴らしいと思いました。 グラフィックの効果もあって、どうなるものかとドキドキしました。 ED分岐も分かりやすく納得感があって良かったです。 ストーリーの性質上完全なHAPPYはありませんが読後感は温かいものでした。 @ネタバレ開始 主人公の言動は大人になった今では主人公が自覚している通り「最低だ」と思いましたが、 思春期のヤローなんていくらでも人を傷つけますよね。 自分を振り返ってもそう思います。とても現実的な描写だったように感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
  • はこ、から、こつん
    はこ、から、こつん
    スタートでフリーズしたかと勘違いしましたが、 音量を大きくしたらきちんと起動していました。 特にバグっているわけではないのでプレイ時はご注意ください。 コロナの影響もあるのか、普段は主に現実空間で創作活動を行う方たちの作品です。 気のせいかもしれませんが、作り手側の感覚が違うような感覚は受けました。 というわけでいわゆる普通のノベルゲームと一風違った感じが楽しめます。 画面構成や演劇風に読み上げられるセリフが印象的でした。 作品内容は上手く伝えられないのですが、一言でいえば箱ゲーです。 箱。圧倒的箱感。 作品内の女や男やその他、という表現は良かったです。 そこには確かな意思を感じました。
  • 真夜中の学校
    真夜中の学校
    ポップで可愛いイラストとは裏腹に中々深くて考えさせられるストーリーでした。 七不思議という題材も好きですし、ヒナちゃんと化猫さんの決して明るくはないけど楽しそうなやり取りにとても引き込まれました。 選択肢を選ぶ度にヒナちゃんに起こる出来事が、もうとんでもなかったですね。 そのシーンイラストがまたポップなのが少し不気味でとても好きでした。 そして個人的には黄色いアノ子が可愛くて会ってみたいなぁ、と思いつつ実際遭遇したら腰抜けちゃうなぁ…と思いましたね! エンディング後の日記の内容、とっても好きでした… とても好みのゲームに出会えてよかったです。
  • ブルームバーナの恐ろしい風
    ブルームバーナの恐ろしい風
    雰囲気の良い作品でした。彼の最後は、きっと悲しいものかもしれない。
  • Eat-Tsuke!
    Eat-Tsuke!
    大変面白かったです。 ウェブサイト系のホラーって面白いものが多いよねみたいな軽い気持ちでプレイを始めたのですが、いつの間にか本作の世界にのめり込んでいました。とても引き込まれる文章で、あっという間の1時間でした。 最初の文章がこのノベコレというサイトに掲載されている状況にマッチしていて、虚構と現実の境が融解しているような不思議なリンク感があるのが好きです。某掲示板独特の空気感だったり、現実世界のあれこれだったり。 日記の写真の背景による雰囲気作りもとても素敵です。 @ネタバレ開始 謎の日記を読んだことで始まる怪奇現象!お前も道連れじゃあ!!からの2週目で画面がああなってびっくりしてしまいました。そこから始まる内容は怖いというよりはやるせない。プレイ後に重くのしかかる感触がしました。あの時ああしていればもっと違う結末にいけたのかなって。この2週目の内容を踏まえて1周目を思い返してみるとまた別の感情が湧いてきますね。きっと現実でも似たようなことは起こっているのだろうということが怖かったです。 3週目の演出も好きです。 @ネタバレ終了 2週目が終わると同じデータではもう二度とこのゲームは遊べないのでしょうか?
  • 女中浮世の怪談
    女中浮世の怪談
    女中の浮世という女性が、眠れない主のために、 小話をしてくれるのですが、その内容が怖い話がメイン、 というちょっと変わった短編ホラー。 世にも奇妙な物語のように、オムニバス形式で、その都度、 お話の中の主人公が変わっていくのですが、終わりに近づくにつれ、話の内容が怖くなっていき、先がどうなるのか引き込まれる内容でした。 女中浮世のイラストも美麗で、その分余計に話の怖さを引き立てます。 話中のイラストもきれいで、話の内容をイメージするのがわかりやすくてよいです。 怖い話をぎゅっと詰まった短編のオムニバスにして、美麗なイラストともに 楽しむことができて、よかったです。 製作者さん、素敵怖いホラーをありがとうございました。
  • Two people one animal love
    Two people one animal love
    面白かったです。短編にしてはよく作りこまれたホラー作品で、 選択肢がない故に、読み終わった後の考察で、あれこれと何が真実なのか考えてしまいます。サクッと読むことができ、最後にゾクッとさせられる、そんな作品でした。作って下さりありがとうございました。
  • 点鬼簿行路
    点鬼簿行路
    心底ゾクゾクする作品でした。 恐怖という意味もありますが、言葉にできない感情を揺さぶられる感覚。 開演のブザーとともに始まる物語は、まさに演劇のようです。 語呂のよい文章とでも言えば良いのでしょうか。声に出したくなる、独特の読みやすさがあります。 さらに、ボイス付きの独白には、感情の込められた「凄み」があり、一気に臨場感が高まります。 ホラーは苦手なのに頁を進める手が止まらない。 そして、影のある美麗なイラスト、特にエンディングスチルもハイクオリティ。 @ネタバレ開始 先輩の死、その理由、主人公の思い、2人の生い立ち、思い出、そして先輩の思い。 それらが現在と過去を行き来しながら少しずつ語られてゆき、2人の生々しい感情を深く味わえるのがたまりません。 読み手毎に解釈の余地があるので、色々な受け止め方がある素敵な作品だと思います。 私は、少しだけボタンを掛け違えてしまった悲劇だと感じました。 主人公の狂おしいほどの独占欲、苛立ちは、先輩の手記を見つけたことで、ある種満たされた気持ちに変わったのではないでしょうか。 Ending-Aとタイトル画面を見て、そう思いました。 @ネタバレ終了
  • ファントムゾーン クリプトファシア
    ファントムゾーン クリプトファシア
    導入の演出からすでに面白そうな予感。 お互いにしか分からない言語を使い、イヤーマフをしている不思議な双子・秋人と冬人。彼らが出会うのは…? 怪奇現象の起こる町を舞台にしたSF・ホラー・オカルト・ストーリーでした。 脱出ゲームやイヤーマフなどシステムが物語にうまく作用していて面白かったです。 不思議な世界を垣間見ることで、自分まで領域に入り込んでしまったような気持ちになる作品でした。 「異常」とは?「正常」とは…?とぐるぐる考えてしまいます。ここがファントムゾーンなのでしょうか…?
  • 彼岸の蟲
    彼岸の蟲
    不穏な雰囲気から始まる、不気味な出来事。 けれどその真相がわかったとき……。 @ネタバレ開始 沙華の純真さに心打たれました! いつかきっとまた、再会できるといいなと思える作品でした。 @ネタバレ終了 TRUE後のタイトル画面が好きです!
  • 現代都市怪奇録
    現代都市怪奇録
    気軽に楽しめる短編ホラーのオムニバスです。5話が収録されています。 それぞれお話にマッチした画像や音声が用いられており臨場感があります。 どのお話も短いですが、生活感もあり結構怖いです。 面白い作品をありがとうございます。
  • GHOSTEACHER
    GHOSTEACHER
    生徒が可愛すぎる
  • スミレちぇんじ
    スミレちぇんじ
    失恋をした主人公の僕が、メイドロボを拾ったことから始まる物語です。10分程度で全エンドを完走しました。説明文にも記載がございますが、エログロの表現がありますので、その辺りは注意した方が良いかなと思います。 @ネタバレ開始 ラストを読み終えた時、「これは凄まじいな⋯⋯」と(良い意味で)思ってしまいました。彼女のやってきた背景とか、実際に主人公が行った行為とか、具体的に想像すれば想像するほど気持ちが重たくなるような余韻が残りました。短い時間ながら、とても印象的な作品でした!
  • 語部古書館
    語部古書館
    館に住んでいる承認くんと一緒に、いろんな物語を読んでいくオムニバス形式のホラー掌編集です。20分ほどで完走しました。1話1話は数分で終わる内容なので、気軽にホラーを摂取することができます。 ボイスの力はやっぱりすごいな、と改めて感じる内容でした。特に承認くんの声や演技がめっちゃ好きで、作品全体を大きく引っ張っていると感じました。 @ネタバレ開始 いくつか作品の感想も書きたいと思います。 『苦がない故に、その選択』最もインパクトを感じた作品でした。最後のイラストがもう⋯⋯。子供たちに悪意はないので、より後味の悪さを感じました。 『理想的な僕だけの彼女』「この彼女、絶対に何かしらのトリックがあるな」と思いましたが、まさかの内容にめちゃめちゃ驚きました⋯⋯!
  • 夕暮倶楽部
    夕暮倶楽部
    洗練されたグラフィックと、紹介文につられてプレイさせていただきました。 実際に触れてみるとあらゆる部分にネタがちりばめられていて、思わずくすっと笑ってしまいました。 キャラクターたちの掛け合いもテンポがよく、笑って泣けて、ちょっと不思議で、飽きずに楽しく読むことができます。 9割以上のフィクションと、残りのノンフィクションも堪能できました。素敵な作品をありがとうございました!
  • 篠目村
    篠目村
    友人である渡辺の地元にある「篠目村」の心霊スポットへ行くお話です。怖い幽霊やビックリ要素は登場しないので、ホラーが苦手な方でもプレイしやすい作品かと思います。エンドは2つで、選択肢の上から順番に読ませていただきました。 @ネタバレ開始 最初のエンドを見た時、「はめられた…!」と、友人の裏切りと人の怖さにおののきました。 しかし、TRUEENDを見て一気に印象が変わりました。 友人を生贄にしようとしてもできなかった渡辺の思いがとても切ないです…。 最後に流れる2人の回想シーンでより一層胸が痛くなります。 @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました!
  • 点鬼簿行路
    点鬼簿行路
    文章や音楽、ビジュアル等、様々な面での演出力が傑出していました。途中で差し込まれるムービーも素敵です。 ボイスも作品の雰囲気にとても合っていて、鳥肌ものでした…。 特に小夏ちゃんの声は怖いのにどこか儚げで、クリア後に「ああ、そういう事なんだな…」と納得すると同時に寂寥感に襲われました。 あと、エンドAの読後感がすごく良かったです。終わった直後に、思わず心の中で拍手をしていました。 短い中でもよくまとまっていて、クオリティの高い作品でした。ありがとうございました。
  • 点鬼簿行路
    点鬼簿行路
    クリック待ちグリフのブラックさがきわどすぎて、絶妙でした。 @ネタバレ開始 最初の選択肢付近の立ち絵の演出(あれはいいものだ)の時点で、あ、これは小夏先輩……と思ったら本当にそうだった……。 Ending-Aの会話が切なくて、ハッピーエンドではないはずなのにハッピーエンドを読んだ気になりました。水葬的な感じかと思ったらまさかの挙式という。 @ネタバレ終了
  • サイコロサイコ(完全版)
    サイコロサイコ(完全版)
    サイコロサイコ無事にクリアしました!! 以前1~6の出目を個別にプレイしてましたので、今回はグランドルートをプレイしました! グランドルート、すごかったです! 6人の結末を見たあとに、6人のIF、そして7人目の彼女の話… 全部全部繫がってたんだなあと、思いました。 物語全体を見るととても重たい話でしたが、とてもすてきなお話でした! プレイして良かったです。ありがとうございました!!
  • 犬神
    犬神
    サックリと遊べるゲームです。 …が、怖い!そして怖い目に遭う理由が理不尽なのもとても良かったです。 案外祟りとか神隠しってこんな些細なきっかけが始まりなのかもしれないですし…。 そんな中、犬神さまが唯一の味方なんですけど、ちょっと抜けている(ように思える)と感じがするのでそれが癒しになっているというか…。でもやっぱり、この神様がいなかったら主人公絶対に終わってたな、とプレイ後にしみじみ感じてました。 素晴らしいゲームを有難うございました。