ドラマ
8413 のレビュー-
千夜一夜のシェヘラザード短編モノでしたが、物語の序盤で覚えた違和感が終盤に綺麗に解決しました。 驚いたのはシナリオや絵だけでなく、 男女のボイスまで作者様自らのものだということ。 自作フリーゲームの1つの完成形・再集計という感じが致しました。 エンディングで流れるイラストメイキング風の映像は相当な手間暇を感じました。 このエンディングだけでもプレイする価値はあり、何度も見てしまいました。 とても素晴らしかったです!! いや、また改めて見返してみましたが、やっぱり素晴らしい!! 欲を言えば、クリア後はタイトルからこの珠玉のEDが見たいです!
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よざくら奇譚とても短いストーリーですが、読後感の良いお話です。 イラストは綺麗で、シナリオもとても美しいものでした。 おねショタ直球どまんなか!!みたいな作品な気がしました。 (あまり詳しくないのであくまで素人の意見ですが) 素敵な作品をありがとうございます。
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人間らしく自分も創作欲求のある人間なので、主人公の気持ちが良く分かりました。 生きた証に何か作品を残したいという気持ちは常にくすぶっています。 今作のおかげで、「余命宣告された時」「死が近づいてきた時」ではなく、 「今」頑張らないと!という気持ちになれました。 前向きな気持ちになれる作品をありがとうございます。
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消灯コーヒーイラストが美麗で惹かれてプレイしたのですが、 背景やUIもすっごくオシャレでしかもフルボイス!? しかも眼鏡巨乳僕っ娘ヒロイン!? ストーリーの展開にも、次々と衝撃を受けました やりとりが可愛らしくて、どうか幸せになってくれー! という気持ちでいっぱいになりました
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よざくら奇譚夜桜がとても綺麗で心を奪われました 神秘的で不思議な少年とお姉さんの優しい時間を描いた作品 下の選択肢で見られる少年についての描写で 「あぁ…そんなぁ…(察し)」となっていたのですが、 とんだ見当違いだったようで ラストのどんでん返しでほっこりしました!
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Crescendo Moon夜の海で数日の間、少女と話すだけの内容の一本道ノベルゲーム。 しっとりした雰囲気で、かつ少女の語り口がユニークなため、とても楽しんでプレイできました。 途中でちょっとハラハラする場面もありましたが、無事ハッピーエンドで終わってよかったです。
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嘘つきジョアンナと春の雪心優しい人達によって織りなされる、しんしんと感動が降り積もる物語。 一人一人の弱さや衝突、それらを乗り越える(あるいは受け入れる)所までも愛情たっぷりに描かれていました。 読後感もとても爽やかです。 @ネタバレ開始 爽やかなのですがお兄ちゃ――ん……! どんなに暖かい想いを残してくれていても寂しいですお兄ちゃーん! お兄ちゃんの優しい笑顔が好きでした……。 鳥の鳴き声のSEをここまで寂寥感たっぷりに演出された作品を他に知りません。 「嘘」の回数が減っていく事で、雪と終わりが同時にちらついてくるのですが、 私が一番終わりが近い事を感じたのは「ウソつかなくていーよ」というまきお君の言葉でした。 これをまきお君は本当にサラッと言ったのですが、 おそらくお兄ちゃんがずっと言えずにいた言葉なのだろうな、 それを苦も無く言ってくれる人とスイト君は出会えたんだな……と。 家という狭く安心出来る世界で、スイト君を受け入れ道を指し示してくれたお兄ちゃん。 外という広大な未知の世界へ、スイト君を連れ出し衝突も共感もしてくれたまきお君。 真逆の役割を持った二人がいてくれたからこそ、スイト君の笑顔があるのでしょうね。 @ネタバレ終了 幸せな余韻に浸れる作品をありがとうございました。
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【Valentine's・Junkies】オカルト好きやその他の理由で家族とも誰とも親しくなれなかった主人公が図書館で出会った少女ろこあとの純愛物語。純愛と言い切ります。ハッピーエンドもバッドエンドも収まるべくしてと言って良いのでしょうか納得のいく結末でした。 @ネタバレ開始 食人鬼であるろこあを心から受け入れたトゥルーエンドでの主人公の心の穏やかさと描かれている一枚絵の温度差がとても好きです。あと先生はなにか裏があるのではと勘ぐってしまったりしていました。 @ネタバレ終了
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ガーディフォルツァ熱き少年少女のヒーローバトルもの・・・!イラストも豊富で、むちゃくちゃかっこよかったです!歌入りの英唱、最高でした・・・単にバトルだけではなくきっちり葛藤や心の震えを描いてくれて本当に、心熱くなれました。靴紐の話とか、そういう何気ない記憶がずっと心に残ってるのほんと好き・・・ひじりちゃんのご両親のこと、そして今後の二人のこと考えて本当にニコニコしちゃいます。素敵な物語をありがとうございました!
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エンドロールの最後までシュンとハルのケンカップルのような関係が良いですね。途中で何度か「おわる」か「つづける」かの選択肢が出てきますが、続きが気になり、一周目は「つづける」を押し続けました。ラストまでたどり着き、温かい気持ちになる作品でした。ありがとうございました!
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夢の狭間で誰もいない教室で目覚めるとアカネと二人っきり…真相が気になりプレイさせていただきました。主人公が思い出の場所をアカネと一緒に巡って徐々に忘れていた記憶を思い出していくのですが、ラストで真相を知ったとき泣きそうになりました。短い時間でしたが、楽しませていただきました!
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消灯コーヒー絵やUI、シナリオの雰囲気など とても洗練されてる作品だと思いました。 キャラクターも魅力的で おかわり(タイトル画面から行けるあとがきのようなもの) を読んで、さらに好きになりました。 ボイスも上手でした。 二人が今後どうなっていくか、もっと読んでみたいと 思いました。
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多知くんは何も知らないレビュー済でしたがフェス感想として再投稿失礼致します…! 女性と少年が織りなす、歪な愛のお話です。 作者様の補足通り、真っ白とは言えず真っ黒な愛ではありますが、 個人的には黒色で包まれた中に白い愛が見つかる作品だと思います。 @ネタバレ開始 愛美さんも多知くんも人間性が「善」であると感じたからです。 愛ゆえの行き過ぎた行動が生んだ悲しい結末ですね…。 @ネタバレ終了 プレイヤーによって受け止め方は変わるのかもしれません。 UIも作風にマッチしており、クリア後のバッジ表示も 演出の一部に組み込まれているのが秀逸だと思いました。 クリア後に再度「はじめから」を押す事をオススメ致します。 制作お疲れさまでした。
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人間らしく「ゾンビになるまでの物語」。 余〇ヶ月のような作品は多くあると思いますが、それと近しくて全然ちがう「生」のとらえ方。 人間らしく生きる、何かを残したい。 短編だけれど、心にグサッと何かが刺さる素敵な作品でした。
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君と二人で歩くことが一人と一人が二人になるまでのお話。 温かい気持ちになれる作品でした。 柔らかく読みやすい文体も、温かなイラストも作品の雰囲気にとても合っていました。 加えてイラストは種類が豊富で、一枚絵も盛り沢山。 また、全編通してテンポが良かったので、するするとプレイすることが出来ました。 ただ、地の文の語り手が急に変わるので「あっ、今は凛ちゃん(優介さん)視点なのか」となることが度々ありました。 以下ネタバレを含む感想です。 @ネタバレ開始 優介さんの言う通り、彼の行動は 凛ちゃんの両親が正当な罰を受ける機会も 凛ちゃんが両親に自分の気持ちをぶつける機会も 三人が幸せになれたかもしれない未来も 全て奪ってしまったのだと思います。 (もちろん飛行機事故が起こったこと自体は優介さんのせいではないですから、彼自身が悪いわけではないと思います。 凛ちゃんの両親の死は、優介さんの行動によって生まれた、一つの結果でしかないのですから) そしてあるいは、一番残酷なのは 「ひょっとしたら三人で幸せになれたかもしれない」「幸せな思い出もあったのかもしれない」なんて、凛ちゃんに気付かせてしまったことなのかもしれないですね。 けれど、だからこそ凛ちゃんが、あったかもしれない両親との優しい思い出を受け止めて、 なおかつ「手放すことが出来るような気がする」と思うことができて本当によかったなぁ……と思いました。 未来のことは分からない、とした上で 「ずっとそばにいてください」 と言ったシーンでは目頭が熱くなりました。 ここで二人はようやくお互いの気持ちを知って、ぶつけ合って、家族になれるんですよねえ……泣ける……泣いた……。幸せになってください。 しかし一つ気になったのが、凛ちゃんの脳裏によぎった優しい思い出、つまりハンバーグのお話です。 フラッシュバックした記憶の中、凛ちゃんの名前は呼ばれていないんですよね (××という表記がされている) 本当にそんな温かな出来事はあったのでしょうか…… 本当に父親や母親が凛ちゃんのためにハンバーグを作ってくれたんでしょうか……? 考えすぎでしょうか……考えてしまう……。 気になる……。 @ネタバレ終了 この家族二人に幸あらんことを……と願わずにはいられない、素敵なゲームでした。 次回作も楽しみです、応援しております!
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嘘つきジョアンナと春の雪冒頭の切なげなBGMから、作者さんの惹きこまれる文章に魅了されました。 泣きゲー作らせたら天下一品ですね。めちゃ泣きました。 話の起承転結がしっかりと綺麗にまとめられてとても切なくも前向きなれる素晴らしい作品でした。 @ネタバレ開始 展開的に予想はついたのですが、優しい嘘で弟を見守っていたお兄ちゃんがスイト君に大好きだよと抱きしめて魔法が解けてしまうシーンは号泣してしまいました。 真相を知った後の展開はスイト君の心情に共感して切なくてしょうがなかったです。でもまきお君がそんなスイト君を引っ張り、雪がやんだら遊びに行こうねとお兄ちゃんと約束していた公園に行くシーン、ストーリーがとても切なくも優しさに溢れていて涙が止まらなかったです。 これからのスイト君まきお君が楽しく、幸せに過ごせることを願っています。 素晴らしい作品有り難うございました。
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僕らの一歩シンプルなノベルゲーム。 ゲーム制作とはまた難度の高い挑戦を……と思ってしまう制作者モドキでした(^^; @ネタバレ開始 エンディングのその後が気になりますね……! 果たして二人は再会したのか、そもそも木山くん(?)に三田だと打ち明けたのか、作ったゲームは公開、はしたでしょうけどどうなったのか。 引きこもりならでは、なのか時間感覚がぼんやりしてたり、腫れ物に触るかのような、ただ心配は伝わる両親との言葉少ないやり取りとかが、らしいなと思いました。 @ネタバレ終了
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Sea glass(シーグラス)背景の色遣いが作品の雰囲気に合っていてとても美しかったです。 品を感じさせる文章も素晴らしい。 シーグラスごしに映像を眺めているような、不思議な気分にさせてくれました。 @ネタバレ開始 有名になればなるほど、皆の理想の自分に首を絞められてしまったのかな。食べたいものも食べずに、最期まで皆の理想の自分であり続けようとしたのがただただ悲しかった。 @ネタバレ終了 プレイできてよかったです。素敵な作品をありがとうございました。
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たとえ明日が晴れなくても。普通の高校生であるはずの一輝が、「あなたは凶悪犯罪を犯す」と告げられるところから始まる物語。僕は1時間ほどで読了できました。 @ネタバレ開始 本作品のクライマックスには、完全にやられてしまいました……。特に、明日晴が感情を爆発させた時は、こちらもウルッときました。 本作品は冒頭から不吉な雰囲気があり、一輝と共に不安になってしまうシーンが繰り返されます。そんな中、明日晴の優しさと温かさはひときわ輝いていて、プレイヤーとしての自分も彼女に支えられ、救われていたと感じます。だからこそ、彼女との別れは自分もつらかったし、一輝には大いに感情移入してしまいました。 前に進む決意をした一輝は立派だと思います。エンディングは切なくも晴れやかな気分になれました。 ラストの展開が素晴らしい本作ですが、そこにいたるまでの構成も見事だと思いました。衝撃的な冒頭。その後の明日晴との楽しいデート。そして、再び現れたティアナとのやり取り……。まるでジェットコースターに乗っているかのように揺さぶられ続け、1時間があっという間でした。「感動系」のエッセンスを凝縮したようなシナリオで、プレイ時間に比して満足感が大きかったです。 音楽で言いますと、クライマックスで流れる歌『想い出のオルゴール』が大変良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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嘘つきジョアンナと春の雪涙を流しながらプレイさせて頂きました。 内気なスイトくんと元気なまきおくんが友達になること、 お兄ちゃんのためにスイトくんがついた嘘、 それらがどのような物語を形作るか想像できず、 ひたすら読み進めていましたが、終盤で1つに合わさり ところどころにあった要素が綺麗に伏線回収されて 切ないながら後味が爽やかな物語となったとき、 全てが大きな感動となって胸を打たれました。 読後にタイトルの秀逸さにも気付くことになります。 @ネタバレ開始 嘘をついていたのはベアマンではなくジョアンナである お兄ちゃんだったこと、優しい嘘で守られていたのは スイトくんであったという優しく悲しい真実に涙して、 まきおくんが見せてくれたシロツメクサの花畑を見て お兄ちゃんが残してくれたもの、いなくなっていないことを知る スイトくんに感情移入して、また泣いてしまいました。 「花の箱庭」のスチルがとても美しく感動的でした…。 春の雪を残してくれたお兄ちゃん。 春の雪を見せるために連れ出してくれたまきおくん。 スイトくんの学校生活は始めは寂しいものでしたが、 優しいお兄ちゃんと大好きな友達に支えられ、 ブランコを漕ぐように勇気を出したスイトくんの行動で 青空に足を伸ばせたという描写にとても感動しました。 また、猫と仲良くなりたいと思っていた前田くんが スイトくんが紹介したと思われる本を参考にしている描写も これからのスイトくんがまきおくん以外とも仲良くできることを 暗示していて、伏線の散りばめ方がお上手だと思いました。 @ネタバレ終了 大変素晴らしい作品をありがとうございました。