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7835 のレビュー
  • Addicted Dream -リメイクー
    Addicted Dream -リメイクー
    2人の青年からパートナーを選ぶのに、タグが「恋愛?」なところに興味を引かれてプレイしました。 @ネタバレ開始 未央ちゃんを、とてもリアルな女子高校生に感じました。日常に対する不満。絶望というわけでもないけど、なんとなくここではないどこかへ行きたい感じ。 1度は感じたことがある人が多い気持ちだと思います。 現実逃避をした先の世界は、甘くて穏やかで心地よかったです。だけど、甘いはずなのに、ずっと胸の奥に暗いものが流れている気がする。 と思ったらしっかり澱んでましたね! 未央ちゃんからすると、真っ暗なそこに転がり落ちたような気持ちだったかもしれませんが、黒が多くを占めるゲーム画面を見ていたからか、すんなり受け入れることが出来た気がします。 女の子大好きな節のある私は、未央ちゃんで遊んでたってこと?ちょっと嫌かも、と思っていたのに、当の未央ちゃんは、色々知ろうとして、もがいて、3人で帰れる方法を探す。 私は「こんな2人置いて未央ちゃん一人で帰っちゃいなよ!」と思っていたので、彼女が本当に眩しかったです。 結局未央ちゃんは現実に、2人はあの世界に留まることになりましたが、帰ってからの未央ちゃんをみて、また眩しくなりました。 一体、どれだけの高校生があんな大人な振りをできるのか。とはいえ、ずっと大人な振りをするのは心がすり減ってしまう気がするので、未央ちゃんがありのままでいられる場所もいつか見つけられたらと思います。 ユーギィとキースに関しては……長くあの場所にいるのなら、留まるのも苦しい選択だと思いますが、それ以上に現実に帰る選択の方が苦しいと思います。彼らの選択の中で、できうる限り幸せを得てくれたらと願うばかりです。 辛いことも決して少なくない現実ですが、辛いことがあるのから幸せが輝くのかもしれないなと改めて思いました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームを、ありがとうございました。
  • 戯曲『十五夜』
    戯曲『十五夜』
    吸血鬼の可愛さと、血液を吸われることの恐ろしさを同時に感じた作品でした。 @ネタバレ開始 赤い背景や吸血鬼の立っている舞台などが映えて、余計吸血鬼が怪しく美しく見えます。主人公のこれからも想像するとドキドキします。 血液を吸う表現が嚙みつくときはワイルドで恐ろしく、痛そうなところで背筋が凍りました。意外と大丈夫そうなのはさすが吸血鬼だと思いました。 @ネタバレ終了
  • 驟雨交々
    驟雨交々
    楽しくプレイさせて頂きました。 静かな雨のbgmとお話が合っていて良かったです。 帰り道、ワクワクしてしまいますね。
  • with fresh coffee
    with fresh coffee
    ゆったりとした時間が流れる喫茶店の雰囲気を感じながら遊ぶことができました。飲み物はカフェオレを注文しました。 @ネタバレ開始 他愛もない話を聞いてくれて、ゆっくりしていいという店主さんのいる落ち着いた雰囲気の場所でした。 飲んだコーヒーのおかげで会社で感じた辛い気持ちを軽減できるとはよいなと思いました。楽しい記憶の共有もできるのも面白そう!パエリア美味しそう! カフェのメニュー表のようなメニュー表もおしゃれでいいなと思いました。 @ネタバレ終了
  • 戯曲『十五夜』
    戯曲『十五夜』
    想像力を掻き立てられる、そのような作品でした。 短めのお話ですが、凄く素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 街灯の光、確かにスポットライトみたいでしたね! 本当に、一つの舞台を見ている感じがしました。 そして、主演女優のあの女性。ミステリアスな方でしたが、 引き込まれる何かがありました。オーラをまとっているというか… そして主人公、吸血鬼になってしまいましたね… 今後の彼がどうなるのか、その辺も非常に気になります。 またあの女性と再会できるのでしょうか? 続編が見てみたくなりました。 あと、9月30日はヴァンパイアの日なんですね。 今まで知らなかったので、勉強になりました! @ネタバレ終了 ありがとうございました!
  • からっぽな僕をスキでいっぱいに
    からっぽな僕をスキでいっぱいに
    すごくいい物語でした…すごくいい物語でした…大事なので2回言いました。 どちらから見ても涙腺が崩壊する物語でした。 @ネタバレ開始 物事を少し斜に見るところもあるキクさんと、天真爛漫なそこにいるだけで心が明るくなるミルさんの物語、心に沁みて沁みて涙がボロボロ出てきました。 キクさんが好きなものを描くとなったとき、予想はできていたのですが、最後のあの1枚が出てきたとき「好きーー!!!」と心の中で大絶叫、これからもずっと好きなものを描いていってほしいなと思いました。 ミルさんがいなければキクさんはきっとこれからも鬱々と色に乏しい殺伐とした世界を歩んでいたのだろうと思うと、ミルさんによって色づいた世界は彼にとってある意味で人生のターニングポイントになったのだろうと感じました。作中、灰色の世界が広がっていただけに、ミルさんの絵本が出てきたときはとても美しいと思いました。 @ネタバレ終了 二人が互いを思いやる心が心にグッと来る、涙なしにはプレイできない素晴らしい作品でした。 ありがとうございました!
  • 図書館の季節に閉じこめた
    図書館の季節に閉じこめた
    タイトルに流れるあたたかくやさしいBGMとともに始まる本作、作者様のやさしいほんわりとしたタッチに期待度を高めながらプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 毎年9月1日が近づくと、子どもたちへ向けて図書館においでというメッセージをどこからともなく聞きます。 主人公もまた図書館で過ごすことで命を繋いだのだと思うと、家庭環境の複雑さにはとても悲しくなりましたが、図書館があってよかった、生きていてくれてよかったと思いました。 図書館のあの空気が居場所として落ち着くという心の動きに、図書館好きとしてはそれだけでとても嬉しくなりました。 心がほんわりとあたたかくなる、とても小さな、それでいてとても心に染みるお話でした。 本作を読了した後、無性に図書館に行きたくなりました。 あの空間の持つ他にはない特別な空気が恋しくなったのかもしれません。 @ネタバレ終了 心がふわりと軽くなるやさしいお話をありがとうございました!
  • 驟雨交々
    驟雨交々
    雨音はそれだけで心の中に様々な波紋をもたらす、とても不思議なもの。 この物語も、なにやら込み入った事情があるような会話が―――ん? @ネタバレ開始 にゃーん(にゃーん) 意味深な冒頭で始まりましたが、まさかのにゃーん、そして兄妹。 ああああ、騙されました! さすがまつぼさん、お見事すぎます! 私、まつぼさんの作品はまつぼさんの作品だからという理由でプレイするくらいまつぼさんの作品が好きなのですが、今回もまたしてやられました。お上手すぎて、5分足らずの時間が極上の時間となりました!(ここまで超早口) なにか複雑な事情がある男女の会話かと思っていたら…まさかのにゃーん。 兄妹のほのぼのとした会話、見ていて心がぽかぽかしました。 こんなやさしい兄妹だから、猫さんも二人のところに来たのかな…とにっこりでした。 @ネタバレ終了 雨で声がかき消されるような辛い日があっても必ずまた虹がかかる青空のように心が晴れる、そんな気持ちにさせてくれるあたたかいお話でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 夏のまなうら
    夏のまなうら
    モノクロベースの世界で語られるお話、画面の色から何かただならぬ雰囲気を感じていましたが、気のせいではありませんでした。 @ネタバレ開始 かわいいお姉ちゃんに誘われいざ田舎を堪能…指輪を見つける頃までは何となくの違和感だけ抱いていました。 それが、お酒のあたりからどんどん不穏な気配を感じるようになり、胴から上が消えている地蔵様たちの時点で「これは…でっかい嵐が来る!」と身構え、ついに…その瞬間が来たかという感じでした。 じわじわと感じる「あの日起きたことへ至るまで」の演出、本当にお見事でした。 立ち絵ではなく景色ごとにお姉ちゃんや僕を描かれていたので、非常にドラマチックで物語に引き込まれました。 指輪だけ色がついていたのは、お姉ちゃんが亡くなられた後、僕が持って行ったものだからなのかな…なんて想像しました。 色を取り戻した世界で、お姉ちゃんの分まで僕には生きていってほしいと思います。 @ネタバレ終了 雰囲気がとてもよく、物語に引き込まれる素晴らしい短編でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 重ならない、ただ独り
    重ならない、ただ独り
    都会のアレコレから思い立って田舎も田舎の村へとやって来た主人公さんが出会ったのは…から始まる後味スッキリな本作、楽しく読ませていただきました。 常識は難しいですね…。 @ネタバレ開始 おじいさんの家→探さず寝る→探すという、おそらく理想的な順番でエンディングに到達したため、とてもスッキリして気持ちで終えられました。 主人公のロレインさんがとてもサッパリとした性格で好感が持てました。 そして、行動力がすごい! これからも、人々の常識や世界さえも変えてしまうロレインさんの大活躍を応援しています。 常識…難しいですよね、因習ならぬ「それは初めて聞いたルールですぞ…」みたいなものは世の中に溢れていますが、マナーなども「それは講師さんが考えた新たなマナーですか…」と思うものもあったりして、常識とは自分の固定観念とタッグを組んでいるなと常々思います。 住む国や文化が変わればありとあらゆるものが違う。 その違いが面白さでもあり、面倒くささでもあるのだと思いますが、そこに「それは駄目だ!こっちこそが〃正しい〃常識だ!」というものを入れ始めると世界がこんがらがるのだなと思いました。 あとがきのイラストの女の子たち、どの子も大変可愛かったです! 活動歴10周年もすごいです&おめでとうございます! @ネタバレ終了 コンパクトな物語ながら、自分の中にある常識を改めて考えるきっかけとなる深さがありました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 戯曲『十五夜』
    戯曲『十五夜』
    約3分ほどの小さな舞台のお話、堪能させていただきました。 いつもながら見せ方が素晴らしく、劇場で見るように魅入りながらの読了でした。 @ネタバレ開始 アップで映る吸血鬼の女の子の表情がとても印象的で、噛まれた少年がこの後どのような道を歩んでいくのか…彼自身が舞台に上がり、また別の俳優を生み出すのか、彼の今後がとても気になりました。 がぶり!の演出や街灯をスポットライトに見立てていたところが本当に素敵で、まさに舞台を見ているようでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 「駄目人間。2―落選編―」
    「駄目人間。2―落選編―」
    賞を取ることに対しての色々と複雑な思いが堪能できる作品でした。 受賞したいと願う方にブスッ!と刺さる内容だと思いました。 @ネタバレ開始 創造神エンドが個人的には一番明るくて好きです(創作系の方はもちろんみんなそうですね…)。 途中で病院に行くエンドでは心当たりの映像が殺伐としすぎていて「これはダメー!」と、環境の変化による心境の変化、焦燥感などで狭まってしまった視野を少し別の視点で拡張するというのは大切だなと感じました。 個人的には受賞できなくても、創り上げたこと自体が既に超偉業だよと思います。 もちろん、「どうしても賞が欲しいぃいーーー!」という方にとっては死活問題なのかもしれませんが…。 このゲームの中の主人公さんが受賞できる日が来るといいなと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • with fresh coffee
    with fresh coffee
    喫茶店の温かい雰囲気がゲーム全体から溢れていて、心に沁みる素敵な作品でした。 メニュー画面が喫茶店のメニュー表になっていたり、デザインのこだわりとアイデアが本当に素晴らしかったです。 優しくて素朴な音楽とイラストも作品の雰囲気にぴったりで、とても惹きこまれました。 @ネタバレ開始 登場人物が抱える悩みや思いが丁寧に描かれていて、物語に凄く共感できました。 同時に、登場人物と一緒に心休まる温かいひと時を過ごせた気分になれて、凄く楽しかったです。 誰かの幸せが、別の誰かを少し前向きな気持ちにさせてくれる…幸せの連鎖がとても素敵だなあと感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
  • ヘデラの花が枯れるまで
    ヘデラの花が枯れるまで
    昨年のフェスで初めて作者様の作品に触れてから、新作をとても楽しみにしていました。 明暗分かれるタイトル画面に誘われ、今年も堪能させていただきました。 @ネタバレ開始 2日目のひび割れた壁を見た瞬間から「こ れ は …!」と思っていたのですが、知らず知らずのうちに成長する木々や花々のように徐々に根を伸ばして侵食してくる現実にドキドキしながら読み進めました。 事態が明らかに良くない方向へ進んでいくので、もしやひまりさんとさゆりさんは…と覚悟はしていました。 そして、最後の台詞などがない一連のエンディングの流れで思わず合掌…でも生前の御二人の言葉の通り、主人公であり夫であり父である人の心の支えになり、二人の存在があってこそ多くの人を救ったのだろうと思うと、ほんわりとあたたかな気持ちで終えられました。 途中の研究室の真ん中にあったモノと、それが増えていく様は「ぎゃあー!」と声をあげたくなるゾゾゾとするホラー映像に近く怖くもありましたが、そのゾゾゾ効果があったためか最後のとても綺麗などんでん返しがまた本当にあたたかく感じられました。 (あの目玉っぽいナニカは、なんですかなんですかなんですかー!と連呼しながら増殖していく様を眺めていました……。) おまけを拝見したとき、きっと今度こそ途中で途切れることなくひまりさんとさゆりさんに両側から手を取られて笑いあえる夢を心行くまで見られるんじゃないかな…と、夢の中でだけでもまた御二人と幸せな時間を過ごしてほしいなと思いました。 基本的には静かな世界の中で、ここぞという時に鳴る効果音や音楽、一枚絵を豪華ふんだんに使用された演出、すべてが素晴らしかったです。 特に御二人に何があったかなど真相が明かされていくときの演出の丁寧さは、鳥肌が立つほど素敵でした。 ドラマや映画を見ているときの没入感に近いものがあり、完全に主人公に同調して頭が真っ白になっていたと思います。 @ネタバレ終了 大変気が早いのですが、次回作もとても楽しみにしています。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 童貞喪失
    童貞喪失
    現代に通ずるものがありそうな哲学的な作品だと思います。 @ネタバレ開始 下ネタが普通に面白いと思っている人間なので、少しそう言ったものを期待してプレイしましたが、改めて若者の性離れですとか、何故現代社会が成り立っているのかですとか、そう言った観念を強く考えさせられる作品でした。 一大人として、改めてどう振舞うべきか検討するいい機会になったと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • SweetHome
    SweetHome
    トオコさんの優しさや主人公のどうしようもない気持ちが伝わり、どのような結末を迎えるのか目が離せませんでした。 @ネタバレ開始 エンド2⇒1⇒3という順番で見たのでいなくなったのは本当なのか、主人公が何か目をそらし続けているのか、それとも全て主人公の妄想だったのかと不思議に思いながら読んでいました。 最悪の結末を迎えて悲しくなり、もう少しお互いのことを話し理解しあえればとも思いました。 おまけを読むと仲が良かったのにもったいないなとも思いました。 @ネタバレ終了
  • うさぎくらげ
    うさぎくらげ
    優しい気持ちになれる、すてきなお話でした。 @ネタバレ開始 イラストも、お話も、ナレーションも、文字も、ポカポカした気持ちになりました。 魔女さんに会いに行くうさぎさんも、うさぎさんが溺れないように魔法をかけた魔女さんも優しい。 きっと、うさぎくらげさんと魔女さんは、楽しく、仲良く暮らしているのでしょうね。 @ネタバレ終了 すてきなお話を、ありがとうございました! @ネタバレ開始 魔女さんが魔法をかける時の声が大好きです! @ネタバレ終了
  • おねえちゃんいなくなった
    おねえちゃんいなくなった
    もにゅっとしたウサちゃんとタイトルのアンバランスさが気になり、プレイさせて頂きました! 最初の警告通り、動物さんは無事でした…。 @ネタバレ開始 序盤はハナちゃんの自己肯定感の高さから不穏な事になるのか!?とドキドキしながらプレイしていたんですが、何だかんだおねえちゃん以外の家族とも打ち解けて和気あいあいとした家族仲にほっこりしました。 と思いきや、その直後にとんでもない展開になって、衝撃を受けました…。 田んぼという事はひき逃げですよね…。 しかも、そこから流れるお姉ちゃんとのエピソードや語られる夢が切ない…。 登場人物にお父さんが居なかったので、おねえちゃんの夢は両親の関係性に起因してるのかなと思うとさらにやるせなさが増しますね…。 それでも、おねえちゃんが残してくれたハナちゃんのおかげで家族が少しずつ元気を取り戻していってくれて良かったと思います。 これからもみんなで仲良く助けあって暮らしてくれたらいいなという思いもありますが、おねえちゃんとの思い出も同じぐらい大切にしてもらいたいので、FAはそちらの様子を想像して送らせていただきます。 @ネタバレ終了 じんわり心に染みる、素敵な作品をありがとうございます!
  • SweetHome
    SweetHome
    丁寧に作られていて、作者様の思い入れを感じました。 @ネタバレ開始 1周したあとだと、トオコさんの存在が儚く感じられます。 怒った?時の顔が特にかわいらしいです。 2人の生活も微笑ましかったです。 お互いがお互いを思っているのにすれ違って、この結末は切なく感じられました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました。
  • ヘデラの花が枯れるまで
    ヘデラの花が枯れるまで
    概要欄の「夢をみていたい」の言葉が胸に沁みました。 愛する妻と娘と暮らす日々には、何の過不足もないはずなのに、どこか違和感を覚えて……? @ネタバレ開始 じわじわ判明する事実に、「そうでなかったらいいのに」と読み進めました。まぶしいほどの幸せだっただけに、主人公のつらさを思うと言葉がありません。 薬を前にしたとき「打たない」を選択したので、改めて「打つ」と出てきたときは、あなたはその道を選ぶんだね、と納得しました。 想像でしかありませんが、奥さんと娘さんもそんな彼を優しく見守っているのではと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。