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さよセン(さようならセンター試験)完結編大学入試に挑む男を主人公とした物語。2時間ほどで読了できました。 本作品の最大の特徴は、作者さんの熱い思いがひしひしと伝わってくることだと思います。おそらく、主人公と同じような経験を、作者さんもしてきたのだと思います。非常に具体的なエピソード。そして、不器用ながら必死に生きる主人公の独白。いずれも、熱のこもった濃いものになっていたと思います。 最後のセンター試験を応援しようという試みも、ユニークですよね! かくいう僕も、センター試験には深い思い入れがあります。高3の夏、数学1Aのセンター模試で100点中20点をとる等してしまい、高校の担任の先生からは「志望校は今年は無理。だから今年はとにかくセンター試験の勉強だけしろ」とアドバイス頂きました。以降は、全てセンターの勉強にあてましたね(笑) 図書館で、何度も何度も模試、過去問のやり直しをしていたのを思い出しました。「あの時の自分、必死だったなあ」と思い出せたのも、本作のおかげです。貴重な体験をありがとうございました。 -
ビデオレター亡き母の残したビデオレター。それだけでうるっときますが、お父さんの言動が何より心を打ちました。悲しいけれど素敵な家族愛が伝わるゲームです。 -
僕と君は、希う。親友とふたりで夜の神社に行くことからはじまるお話。全部で30分ほどで読了できました。ふたりの関係性の描き方をが大変よいです。お互いを思いあっているのが感じられました。本作品は静かな舞台で展開され、登場人物はふたりだけしかいません。だからこそ、ふたりのそうした雰囲気が際立って見えたのかなとも思いました。イラストは後半に出てきますが、前半にあえて出さなかったのも良かったと思います。途中、ある事実が明らかになったときは少し驚きました。ふたりとも幸せになってほしいなあ……。 -
僕の愛する三匹とある人間の青年と三匹(ペンギン・フクロウ・黒猫)の物語。選択肢はなく、10分程度で読了しました。立ち絵はなくサウンドノベルの形式になっています。説明文にある通り、それなりの長い時間を小説に割いてきた自分にとって、すごく心に沁み渡る内容でした(笑)。 序盤でいきなり黒猫が登場するので、当初は「なんだ?」と思いましたが、オチを見てすごく納得しました。いきなり降ってくるんですよね⋯⋯。そういう存在って。割とひっきりなしに。 自分の力量不足で全部を引き出せなかった存在も確かにいたので、これからは自分自身の力をさらに高めていこうと強く思いました。短いながらも印象的な短編でした。特に創作活動をしている方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。 -
「リビングデッドを攻略してください」夏の思い出、花火編「蘇った少女」立ち絵がとてもかわいいですね。メッセージウインドウで下半分が消えるのがもったいないくらい。 文章は独特の雰囲気がありました。 -
ビデオレター記憶に残っていなくても、記録に残っていたからこそ知れた愛のお話。 中盤までは「これはお父さん照れるわぁw」くらいのほのぼの風でしたが、終盤は……涙が。 クリア後のタイトル絵にも感動です。 作中の「背中が叫んでいた」という表現、とても好きです。 -
神様の存在を忘れた巫女忘れられつつある存在である神様と、そんな神様を何故か慕う巫女の物語。20分ほどで読了できました。まず、タイトルが素敵です。読了してはじめて本意が分かる。個人的に、こういうタイプの題名は大好きです。 内容も素晴らしかったです。「大切に思っている。だからこそ……」という神様の葛藤は、痛いほど分かりました(ひとつしかない選択肢、押すのがつらかった(笑))。でもだからこそ、理沙の最後の言葉には救われる思いでした。彼女にはどうかしあわせになって欲しいです……。 -
写真部の幽霊部員甘酸っぱくて切ない青春物語。恋愛だけでなく友情も絡んだストーリーに心がぎゅっとなります。プレイ後には主人公がこれからどんな生き方をしていくのかと想像が膨らみました。 -
美しき人たった一言で逆転する世界観。 二週目ではまったく違う解釈ができる、シナリオが珠玉の作品。グラフィックや音楽の面でも拘りが深く感じられ、そのセンスが作品を際立たせています。 -
しがない高校生の日常居たたまれない痛々しさが突き刺さる。最後にぶち壊れる様は、それまでのモヤモヤとした鬱屈感も壊したので、ある意味面白かった。 -
I always think of youタクシー運転手の主人公が、ゴーストバスターを名乗る人物と出会って……、というお話。なかなか興味そそられる導入ですが、残念ながら僕も途中でストップしてしまいました。改善されたら是非続きをプレイしてみたいです。 -
幻景探索ッッッ最高でした!!!!!!!!!! 美麗なイラストと目を引くタイトル画像に惹かれてプレイしました。 あっやっちまったと思った時すでに遅し本を回収漏れてしまいましたが、なんとかEND3とクリア特典まで追って、主人公を取り巻くえにしを存分に楽しませていただきました!END2も(コップのくだりが)好きなんですが圧倒的にEND3が最高でした… ボス戦はたぶん10回くらいやり直しました笑 今度は負けねーぞと出した手が読まれているのでこれは乱数なのか?と疑うほどボスは強かったです… 関係性や物語はもちろん、キャラクターの個性も素敵でした。 だからこそ立ち絵や背景が不透明なメッセージ枠で隠れてしまうのがちょっと惜しいなと思いました。 実は本屋のおじさんめっちゃ好きです。 でもそれ以上に教授の生徒になりたいなと思いました…思い出した時の曲調変化がまた良かったですし、印象がガラッと変わるのですごく新鮮でした。 楽しかったです! -
法律か金か現代社会への風刺が強い作品でした。もっとひねりがあったり、皮肉が聞いてると読みがいがあってうれしいです。 -
神様の存在を忘れた巫女神様の優しさが温かく、切ない良いお話でした。 信仰は現実や世間との乖離をさせる一方で、見守られているという気持ちが支えになり信じる気持ちが励みになることもあります。 神様たちにとって幸せがあってほしいという気持ちになりました。 (早起きしたが早起きさした、寂れたが錆びれたになっている部分がありました) -
ミルとメル可愛いイラストに可愛いボイスに可愛いシナリオ。とっても可愛い尽くしな作品でした。 明るくて要領の良いメルちゃんも、いつも一歩遅れで要領も決して良くはないミルちゃんも、どちらも非常に可愛くて良い子で……。 ちょっぴりアクシデントはありながらも、ほのぼのハートフルな素敵なお話でした。ミルちゃんが料理を作りに行った時に鼠を取って来たりしない……? と無用な心配したのは私だけでいいです。そもそも隣に居るメルちゃんが齧歯類だよ! Windowsブラウザ版プレイ。先のコメントにもありますが立ち絵の一部差分かな? が表示されなかったので重ねて報告とさせていただきますね。 -
ビデオレター寡黙気味な主人公と父親が観る古いビデオレターに映る主人公の亡き母親がとても明るく元気だったので、彼らの温度差がほほえましくよりお母さんの無邪気さや可愛らしさが引き立っており強く印象に残りました。 「自分は愛されていたのだ」と確認することができた真希さんの姿がとてもたくましく感じて、それを知れて良かったとこちらまで嬉しくなりました。 終始和やかに物語が進むかと思いきや、ビデオレターの最後に残されていた映像がつらいもので、今ではもうどうしようもないけれど想いは確かに真希さんたちに伝わったのを見て、想っている人にはどんな形でもその気持ちを伝えることが重要なのだなとひしひしと感じました。 直接お母さんに思いを伝えることはできないけれど、想うことそれ自体が彼らを強くし、前向きに生きることができる力なのだと思いました。 素敵なゲームをありがとうございました! -
I always think of you正常に起動しませんでした。 不具合としては、立ち絵が表示されない、メッセージウインドウが消える等がありました。 誤字としては、虚言壁→虚言癖、屋や→ややがありました。 その他としては、枠から文章がはみ出る部分がありました。また、海洋沿い、海岸線沿い、海岸沿いといった表現がされていることが少し気になります。 -
はらぺこりんちゃんコミカルな音楽だけど、お話自体は暗め……。 りんちゃんは、お腹も心も飢えているのかなと思う作品でした。 -
僕の愛する三匹5分で読了できるとのことなので、寝る前にちょっとプレイしてみよ~という気持ちでやってみました。 おかげで今日はいい夢見れそうです!(*^^*) もしかしたら私も夢の中でフクロウのような存在に出会えるかも!という風にも思えました。 プレイ前は、タイトルから察するに動物との絆で泣かせて来る系かな…ティッシュ用意せな…とか勝手に想像してたんですけど、いざタイトル画面を立ち上げてみると結構ポップなBGMが流れていて「おや?」ってなって、 読み進めてみたらユニークな動物たちが登場するではありませんか。 その個性豊かなキャラ達とともに、文も小難しくなく、サクサクと楽しく読むことができました! 謎な動物たちの存在理由について分かったときも「おお!」と感心したりとかして、ゲーム紹介文に「物語を作ったことのある人なら、にやりとしていただけると思います」と書いてあった意味も十分理解しました。 おっしゃる通り、にやりとしましたよ!笑 余談ですが、「携帯電話」という風に書かれて「スマホ」というように書かれないのは、いつの時代の人が読んでも伝わるように考慮されているのかな?とふと思いました。 「小説を描く」ことはきっとこの先の未来になっても続くことだと思うので、よってこの作品も、未来の人にも共感できる素晴らしい内容だなと感じます。 一瞬シリアスなシーンがありながらも、結末では私含め創作に携わる人を前向きに勇気づけてくれるお話だと思いました。 また、5分という短い時間でシンプルに上手くまとめられているなぁと参考にもなりました。 眠る前に良い時間を過ごせたと思います。 この度は元気になるゲームをありがとうございました! 九州壇氏さんの今後の製作も心から応援しています! -
マルベリーの花「マルベリーの花」家族の命を奪った者と奪われた者の愛の悲劇。 一本道のゲームで主要キャストはフルボイス。五時間くらいのボリュームでした。 ニースとヒルデの日常的関係が丁寧に描かれていて、その分二人の「愛」がしっかりと描かれていました。終盤に曲を入れる演出も素晴らしいです。幼少期ニースと白熊の声が特に良かったです。

九州壇氏
ヤマダ
個人宇宙
アリエール真白
gawa
弐藤(ニトー)
あび
街八ちよ
桃川 泊