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SF・ファンタジー

7941 のレビュー
  • パーソナル・スペース
    パーソナル・スペース
    生命や文化が滅んだ惑星。 その惑星を調査していた主人公は、宇宙船を発見する。 船内には様子のおかしい女性がおり、この状況もすでに奇妙。 残されていた120年分の記録データの断片から、 惑星や女性に何が起きたのかを調べていく……というSFモノです。 自分は約2時間半ほどで遊び終わりました。 もう、この壮大な物語を読んだ後だと、 何を述べてもチープな感想になりそうなのですが……。 まず素直に思ったのは、作品全体の完成度が非常に高いです。 もうすこし掘り下げて分解すると、 下記のような良い「点」がいっぱいです。 @ネタバレ開始 ●テンポ良く、わかりやすく、読みやすい文章  題材はSFモノですが、出てくる用語はやさしめで、硬くなく、  むしろキャラクターのテンポ良い会話形式で物語が進む感じなので、  わかりやすく、読みやすい、です。  一度に表示される文章が2行までなのも、この長所を強化してると思いました。 ●設定背景もしっかりしている/言葉選びがいい/安っぽくない  少々個人的な話になりますがSFモノを描こうとして、  あまりにチープな気がしてきて、ボツにした経験があります(死)  なんとなく「ロボット」「クローン」とか、ベタな言い方をして、  なおかつ表現に過不足があると、途端におかしくなりやすいと思っているのですが、  本作品で違和感があった箇所は無かったと思います。  スーパーセル、ミトファリアの設定とか、  世界観を構築しているものの背景もしっかりしていることが、  そういう印象につながってるのかなと。  違和感なくまとまってることが、1つ、すごいことだと個人的には感じました。 ●遊びやすい配慮がいっぱい  読み飛ばしがないように注意が入ったり、  本編に直接関係ないところはそう示してくれたり、  クリア後の追加項目はわかりやすくUIに変化がついたり、  細かいところまで配慮が行き届いている印象です。  ※しいていうなら途中でたまにあるChapter選択時に、   「ついさっきまで読んでたChapterはどっちだっけ?」と思うことがあったので、   そこがわかりやすいとありがたい気がしました  ※隠しシナリオはマジで隠しですね…Note見て知りました(笑) ●物語はChapter形式で少しずつ読み進める形式  これも良い点がいっぱいだなと感じました。  ・点と点を結ぶように物語の全体像を掴んでいく行為が、全体のテーマとも沿っている!  ・長編だけど1つ1つが短く区切られているので、小休止を入れやすい=遊びやすい  ・全部でChapter35だと紹介しているので、読み進めている進捗感がある    ⇒ 長編だと「いま全体のどのへんだろう?」って思うのが、      心理的にストレスになったりすると思うんのですが、      本作品はChapter数によって、大体の位置を把握できるのが良いですね    ※ とはいえ蛇足かもしれませんが、↑の話はゲーム中に表示されてないので、      【データ解析率】とかで全体の進行度を%表示するとか、      読んだChapterが解放されていくREPORT画面の亜種みたいなものは、      初めからあってもいいかもしれませんね、と思いました  ・(たまに)読み進めるChapterを複数から選べるのがいい    ⇒ 興味の向くままに「選べる」のが良い    ⇒ これ、主人公の「調査」してる感覚とも合致していると思いました    ⇒ ただ読み進めるだけじゃない点に、ゲームならではの良さを感じました  ・歯抜けになったシーンが興味をそそる   「あの後どうなってこのシーンになったのだろう?」とか、   前後関係を想像させる余地があり、   普通に一本の長編にするよりも、印象深いものになっていたと感じます   ※時系列順じゃないのは、一歩間違えれば逆にわかりにくくなりそうなんですが、    作者さんのまとめ方がうまいのか、全く気になりませんでしたね…!    適宜、話をおさらいしたり、整理してくれたので助かっていたのかも ●音楽や効果音が雰囲気バッチリ  音周りも、雰囲気作りにかなり貢献しています。  しかも結構、音の種類が多めだと思うのですが、違和感あるものはほぼないと思います。  普通に考えると「どういう音がするの?」って思うものばかりだと思うので、  「それらしい」と感じられて、雰囲気を損ねていないのがGoodでした。 ●グラフィック、UIも雰囲気バッチリ  テキストの2行表示と、Chapter形式による影響もあると思いますが、  前後関係を確かめたくなるシーンが良い意味で多く、  他作品よりも頻繁にバックログを使いました。  …で、メニューで雰囲気を壊してないのが超ポイント高いです。  見過ごしがちな各種メニューのボタンなども、雰囲気を壊さないようになっています。  ※こういったところで雰囲気と合ってない、   デフォルトのデザインとかが出ちゃうと、気になっちゃう派です ●シナリオ  ここは言い出すとキリがなさそうなので、  個人的にグッと来たポイントを3点に絞って、挙げておきます!  ・Chapter15:クロハが星空を見上げて泣いているシーン   シロエとのやり取りから、宇宙に関わる仕事に就き、今日に至るまで、   色々な思いが巡ってるんだろうなぁ…と、感慨深いものがありました。   最初にクロハから提案してた「15年」は待っていたことがわかるのも最高ですね…。  ・Chapter33:シロエがクロハと再会できたと感じたシーン   理由は言わずもがなですね…。   全体の一枚絵の数は控えめだと思いますが、だからこそ、   バシッとここで決めてきたのが印象深さをUPさせてたと思います。  ・Chapter34:主人公がシロエとクロハの点と点を結んだシーン   ここ、映画とかのラストシーンみたいで最高でした。   映画とかなら、宇宙服のメットについてた粉塵をなぞるようにして、   線引いたりするのかなぁ…とか、勝手に妄想しました。   文字通り、他の同胞から見たら理解されないけど「意味はある」場面ですよね。   ここまで点と点を結んできたプレイヤーにだけは、   その行為にちゃんと意味があると思えるのが最高です。   クロハの言葉を借りるなら「でも、それでいいんだよ」と思えるシーンでした。   物語を締めくくるラストとしても良かったです。 @ネタバレ終了 …長くなりましたが、作品全体の完成度が非常に高いと思ったのは、 上記のような良い点がいっぱいだったからで、 なおかつマイナスに思う点がほとんどなかったからですね! この作品もいろんな「点」がたくさん結ばれて構成されてて、 なおかつ作者さんのパーソナル・スペースから生まれたもの…というのが、 またなんとも感慨深いなと思いました。
  • Foret de pommes
    Foret de pommes
    絵本の中に紛れ込みました。短編でしたが世界観に引き込まれました。 イラストがとにかく可愛い!癒やされました。 昔のおはなしが大変良かったです!これも短いんですが内容がこれで分かります!
  • 美味しいドラゴンの食べ方
    美味しいドラゴンの食べ方
    異世界ドラゴン食レポ風ゲーム。キャラがみんな個性的でフルボイスで力が入っていて楽しめました♡
  • ヤドカリ
    ヤドカリ
    オカルトあり、ラブコメあり、バトルありと、ワクワクする要素がこれでもかと盛り込まれており、終始楽しませていただきました。 その上、ミステリアス美女にかわいい幼馴染まで出てくるというサービスっぷり……。 一見すると羨ましい立花君の状況ですが、それがただの設定ではなくきちんと理由があってそうなっているので、読み進めるほど「なるほどなぁ」と納得させられました。
  • 飛びたいの
    飛びたいの
    「とびたいの」という女性を空を飛ばせてあげるゲーム。 結構重いエンディングも多いのですが、ほのぼのするエンディングもあって、雰囲気がたまらなく好きです。 楽しませていただきました!
  • 彼女を取り戻すために、僕は……
    彼女を取り戻すために、僕は……
    思わず2週してしまいました。短編なのに演出と物語がすごく凝っています。 実に興味深い作品です。続編作るのなら是非気になるので読んでみたいなと思いました。
  • Foret de pommes
    Foret de pommes
    童話みたいなかわいらしさに惹かれてプレイしました。 イラストが統一感あって、絵本っぽさが引き立ってました。 全体的にかわいいお話でした!
  • 小さなおくりもの
    小さなおくりもの
    紙芝居調の絵柄と語り口調がとてもマッチしていてふんわり暖かな気持ちになりました。 これからなにがあってもあの家族は末永くしあわせに暮らしていくのだろうなあという気持ちです。ありがとうございました。
  • 旅人とほのぼのカフェ
    旅人とほのぼのカフェ
    絵本のような世界観に惹かれてプレイいたしました。 とても楽しめました。
  • Foret de pommes
    Foret de pommes
    まるで絵本の中に迷い込んだみたい!王道ファンタジーだと思って読み進めると、謎の黄色い生き物さんの存在感に圧倒されます。くすっと笑えて、心温まるやさしいお話でした。 クリア後のストーリーを読み終えて、リュシエンヌの常にきりりとした表情との対比がいいなあと個人的に思っています。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 旅人とほのぼのカフェ
    旅人とほのぼのカフェ
    想像力が素晴らしいです!30分とありましたが、気付いたら1時間経っていました! キャラクターの名前がそのまんまですね(笑)あと思ってた喋り方と違う(笑)でもそれもほのぼのしました! 終盤、思わずうるっと来て少し鼻水が(すみません)目的があり、夢もあり…素敵な作品でした。 旅人さんとハイイロさんを合わせたら私になります。 私もあの空間に行って、救われたいな…なんて…じーんと来ました。 絵を描くのが好きじゃないと仰っていますが、とてもお上手です。キャラクターもしっかり描かれていて癒されますよ。あまり拝められませんでしたが、私も雑貨屋さんの背景とても好きです! お互いこれからもゲーム制作頑張りましょう!!
  • おしまい少女
    おしまい少女
    先ほど「小さなおくりもの」をプレイさせて頂きましたが、こちらも15分とのことだったので、良く取り上げられている作品だなと思ったので、プレイさせて頂きました! 文字が舞い上がるシーンは一体どうなっているのかとしばらく見ていました。 こちらの作品も「小さなおくりもの」とは違っているけど、色々チャレンジされていますね~! やはりまだまだティラノは可能性がありますね…引き出せていない私、見習わなくては…。 私も“おしまい”にしたいものがあるので、まだ難しいかも知れませんが…、“おしまい”に出来そうな気持ちになった時にこの作品をまた思い出したいと思います。 素敵な作品です。ありがとうございました!
  • 小さなおくりもの
    小さなおくりもの
    和風の雰囲気が出ていました!5分程度でサクッと読み終わりました。 末っ子ちゃん可愛いです! ネット声優さんが喋っておられるのかと思いました。 あとチャットノベルだったとは…ティラノはまだまだ無限の可能性を秘めているなと、気付かされました。 ほっとあたたかな作品をありがとうございました!
  • 星を降りるコカブ
    星を降りるコカブ
    北極星のコカブと人間のメランが、とても長い時間を共にし互いに星と人の役目を果たすというお話。 会えなくてもずっと心の中で生きており、最後にはその心中が明かされた際にそれまで軽く考えていた自身の境遇を思い知るといった形で閉じる。 星の役割をちょびっと解説入ってるのでなんとなくで理解できるだ。
  • 鉛の魔女
    鉛の魔女
    ゲームブックという懐かしい響きにつられてプレイしました。 わたしのマシンスペックが低いせいか、途中マップが開けないことがありましたが、マップを確認しつつ進んで行けるので、ゲームブックに馴染みのない人でも迷わず進めるんじゃないかと思います。 サイコロで運命が左右される理不尽さが、懐かしくもあり、楽しかったです。 レベル上げも、苦しくないよう配慮されていて、とても遊びやすかったです。 楽しいゲームをありがとうございました。
  • どうか夜よ明けないで
    どうか夜よ明けないで
    イラストや、音、物語の全てが優しく美しい世界でした。 二人がただ淡々とお話をしているだけなのに どうして、こんなに胸が熱くなるのでしょう・・・。 素晴らしいお話でした。
  • 泣けない兎 短編集
    泣けない兎 短編集
    短編集とのことで空いた時間に少しずつ読ませて頂きました。 神様たちのストーリーも気になっていたので、こうして読むことができて嬉しいです。 @ネタバレ開始 本編では終始穏やかだったイリスが怒っていたり、シーラ様が困惑していたりと意外な面が見られたのも楽しかったですし、ジニアとアンゼの掛け合いや、セツカとセージのひねくれっぷりにはある種の安心感がありました(笑) ダークで切ない話でありつつもキャラクターたちには希望が感じられて、本当に絶妙なバランスだなぁと思います。 @ネタバレ終了
  • GEMINI
    GEMINI
    一年後に開かれる舞踏会のために、可愛らしい姉妹がおいしいケーキを作って売ってドレスを買うぞ! その為にケーキ作りクイズにプレイヤーが答えて正解に導くゲームです。 お菓子作りをかじったことがある方なら1発クリアできる難易度だと思います。 まず演出がすごい!アニメーションも綺麗だし、キャラの動かし方、エフェクトの付け方、BGMの鳴らし方どれをとってもセンスがあふれ出ていました。 えっ…初…投稿……?手…作り……?初投稿とは到底思えないほど粗さを感じさせない作り込みに脱帽です。本当にすごい…。 そして見ての通りどの絵も可愛いのですが、特にクイズ時のデフォルメされたふたりがふわふわしててお気に入り。 ストーリーはタグにあるようにハッピーエンドで心温まるものになっています。 ケーキの作り方も勉強でき、心も温まる一石二鳥の作品でした。
  • 飛びたいの
    飛びたいの
    11エンド全て回収しました。 それぞれのエンディングで多種多様な展開が楽しめます。 そしてその展開毎のほとんどにスチルがあって凄い! また、11エンドあるエンディングのタイトルも見所のひとつです。 @ネタバレ開始 2エンド、1エンドの順にエンディングを見た次が3エンドだったのでギャップもあり笑いました。ちょっと飛べたんだ。笑 @ネタバレ終了
  • Eveplus(イヴプラス)
    Eveplus(イヴプラス)
    余韻がすごい作品です…! 2つのエンドをどちらも読んだのですが、色々と考えさせられる作品でした。 また、エンドを見たあとの演出がとても好きです…! 素敵な作品をありがとうございました!!