ドラマ
7867 のレビュー-
オリンピックの緒詩的な表現が印象に残るビジュアルノベルでした。わかるようなわからないような、けれど軽やかで不思議な読後感の作品です。ありがとうございました。
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わたしのしたい少しホラーな雰囲気もあり、人間のドロドロ感を描きながらも、想像よりずっと爽やかな終わり方で読後感がいい作品でした。 歪んだ愛の表現やぐちゃぐちゃな感情、特別でありたい気持ちの描写は刺さるほどリアルでした。 自分の歪さをまざまざと思い知りながらも、手を取り合おうとする二人が推せる…!と思いました。 イントロの部分に愛子ちゃんのみの会話があり、本編と同じ会話なのに印象が違って感じられ、魅せ方がとても巧いと思いました。 メッセージウインドウがキーアイテムの写真のようになっていたり、背景がだんだん夜明けに近づいていくのも作品の雰囲気を演出していて素敵でした。 素敵な作品をありがとうございました!【氷魚】
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指先で世界を見る重いテーマでした。 でも、今の時代だからこそ自分もやってしまってるんじゃないか。 という気持ちにさせられる。ちょっと考えさせられるゲームでした。 あとラストシーン、印象に残ります。
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朝焼けの日に
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高層マンション高層マンションとホラー。一体どうつながるのだろうとどきどきしながらプレイしました。 急展開のホラー要素もありますが、「家族」について重点を置いて描かれているように感じます。 @ネタバレ開始 なんとか真バッジまでたどり着くことができました……!その節は本当にありがとうございました! 死んでしまったら終わりじゃなくて、子供や孫たちに繋がっていくというストーリーが私にとってはすごく新鮮でした。自分の周りでも見えていないだけで、こんな真実があるのかもしれないと想像してみたり。 お金だけが愛じゃないけれど、愛だけが幸せでもなくて。生きるって難しい……。 @ネタバレ終了 とっても素敵な作品でした。ありがとうございました!
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僕らの一歩あらすじに惹かれてプレイしました。 三田くんには共感できる部分がありました。わかる!人の意見って怖いよね、と。 @ネタバレ開始 相手が木山くんと知り、それでも逃げずに創り上げた三田くんが素敵でした!三田くんも木山くんも確かに一歩を踏み出せたのだと思います。「僕らの」一歩、なのですから。 木山くんも、三田くんに気づいてるんじゃないかな?とか、これから二人はどんな関係を築けるのかな、と、想像してやみません。 @ネタバレ終了 エンディングの入り方の演出が好きです! 前向きになれる作品をありがとうございました!!
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シリウスの揺り籠綺麗な星空と美女が目に優しい(*´ω`*) スマホ画像での操作や分岐が面白く、いろんな意味で驚きの連続でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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わたしのしたい短いながらも、登場人物の複雑な感情が美しく描かれていて、感情移入しながら読ませて頂きました。 お話だけでなく、画面のレイアウトや演出が、全体を通してとても素敵でした。 中でも私が一番ぐっときたのはクリア後の演出です…! まだプレイしていない方は、ぜひ最後までプレイして頂きたいです! 素敵な作品をありがとうございました!!
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嘘の手紙楽しく遊ばさせていただきました! 内容は、ジーンとくる感じで、多くを語らずして「俺」と「山中」の関係性が垣間見えとても良かったです。 白黒の画面が、時より入る色を引き立ててくれて、 BGMや効果音も控えめながら効果的でよかったです。 画面構成もとても魅力的で、次はどんな画面になるのかな?変化があるのかな? と、わくわくしながら先へ先へと進めました。 素敵な作品、ありがとうございました!!
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too late but知り合いの方にすすめられたので読みました。 @ネタバレ開始 何が人を支えているかというものは、その人の生きた跡を見ないと分からないですね。あのお守りに入っていた紙さえも、もしかしたら当人は存在を忘れていたかもしれない。その人がどう感じていかというのは、易々と語られることはないためにひどく曖昧で、他人によって作られた感情になっている場合もあります。この物語においては途中で主観が変わりますし、そもそも人生のすべてを見ているわけでもないので、その可能性は拭い去れないでしょう。 私個人の解釈で言えば、支えはそのお守りの中身だったようにも思いますが、一方でお守りは存在してさえいればいいだけのもので、感情を思い起こすための単なる装置であったのかもしれないとも思いました。つまり、お守りや中にあるその文章が綴られた紙が重要なのではなくて、文章を見たときの感情こそが、一番大事だったのかもしれないということです。その感情が支えであれば実体があるかどうかは、大した問題ではないはずなので。実際にどうなのかはわかりませんが。 こうして物語で描かれた事柄について考えたことで、正しく私の中でこの作品は生きていくように思います。 @ネタバレ終了 物語としては、非常にわかりやすく描かれたお話であると感じました。 ありがとうございました。
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風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)軽快なやり取りで物語は進んで行きますが、要所要所で熱量が感じられる作品です。神山という人物に共感を覚える人は、かなりいるように思います。 @ネタバレ開始 やりたいことは、何も明確な形あるものだけではないように思います。また、やりたいこととは、苦にならないこと。人に合わせて陰口を言うような、自分にとっての苦であることから外れていれば、何事もやりたいことと言い換えられる可能性があるようにも思います。やりたいことに形があるか否かは、さほど重要なことではなくて、見えている夢はない、明確なやりたいこともない。だけど、苦にならないことはあった。それが、神山のような人間にとっての、行き着く形であるように思います。私に一番似ていると感じたのは神山なので、神山には強く共感を覚えました。 物事に対して主体的ではない神山だからこそ、他者から意味を与えられる行為に安心感のようなものを覚えるのかなと思いました。しかし、相手が主体である場合にこういう人間は輝くように思います。やりたいことは自分の中にはない。けれど、他人と自分、両者の関わりの中で、続けられることを見つける。動機はなんであれ、続けられることを、自分ができることを、居場所を見つける。それは夢という明確なやりたいことではなくても、やりたいことと似た側面を持つものなのかもしれないと感じました。 先ほど神山は物事に対して主体的ではないと書きましたが、岬さんの初登場時や金田との出会いや仕事を辞めた後の場面などでわかる通り、「人のため」に関しては主体的であれる側面があります。特に岬さんに関わりに行こうとする場面で、私は神山の行動に対して違和感を覚えていたのですが、その後の描写や物語が行き着く場所に触れて、抱いていた違和感は払拭されていきました。この部分を、ちゃんと神山の性格心理として落とし込んでいるのが、非常に好みでした。 加えて、明確なものではないけれど、どこに行くのかという方向性が、結末に来ているのも好きでした。答えというはっきりしたものまではいかない、答えかもしれないを模索する様に、人間の人間である部分が垣間見えたように思います。 @ネタバレ終了 人物の描き方が好きな作品でした。 ありがとうございました。
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消灯コーヒー雰囲気がとても素晴らしい! こういう珈琲屋系の話はとても好きなので面白かった。豆川と無糖のやり取りも素敵でした。 @ネタバレ開始 まさかの展開かと思ったらそうではなかった。いや、実はそうだったかもしれない。そんなモヤモヤもまたいいですね。
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消灯コーヒータイトル画面に惹かれて読みました。絵や声で表現されている空気感が魅力的です。雰囲気が楽しめる作品だと思います。 @ネタバレ開始 どんでん返しをされましたが、それは嘘か真実か。もしかしたら、あれは嘘でも何でもなく、真実を冗談めかして話しただけなのかもしれないとも思いました。声的には本当に嘘だったように感じましたが、どうなのでしょう。 @ネタバレ終了 雰囲気がある作品でした。 ありがとうございました。
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夏の想いは星影にノスタルジックな夏の物語。シンプルなサウンドノベルですが、背景写真や音にこだわりを感じる素敵なゲームです!ちょっとほろ苦く優しいお話をありがとうございました。
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君と二人で歩くことがとてもいいお話でした! プレイ時間に対して、何と内容の濃いこと。読み終えて、目頭が熱くなりました。 @ネタバレ開始 二人とも不器用でありながら、相手を大切に思い合っているのが伝わってきました。互いの距離を測りかねていた序盤から、思いをぶつけ合える終盤までの心の変化が、とても丁寧でした。 話の展開としては、過去に対してはぐらかしたり逃げたりせずに、真正面から向き合っているのが素晴らしい。過去に完全な決着をつけるのではなく、どう折り合いをつけるのか、というところに焦点が当てられていたのが良かったと思います。凛の気持ちの置き場のなさや、優介が責任を感じてしまうこと、そしてそれを掬おうとした凛の優しさが胸を打ちました。 それと、印象的なシーンも多かったです。家事に自分の価値を求めたり、手を差し伸べられて怯えたり、クラスメイトの嫌がらせへの推量など。小さなシーンにもイラストが添えられていて、また一瞬しか出ないキャラにも立ち絵があって、手が込んでいるなぁと感心しきりでした。 @ネタバレ終了 素敵な時間をありがとうございました!
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夢の狭間でなんだか不思議な状況の中、明らかになる物語の真相…寂しい気持ちになりながらも心に残る作品でした。素敵な作品をありがとうございました!
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シリウスの揺り籠とある天文サークルでの物語。ふんだんに使われた星空のグラフィックや音楽がとても合っていて素敵です…!説明文にもあるようにバッドへの分岐があるのでまめにセーブするとよいです。SNSやカメラなど、演出が凝っていて始終没入感のある作品でした!
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君と二人で歩くことが冒頭のコミカルな描写が可愛くてツボでした。凛ちゃんお茶目。 日頃の感謝を伝えるのに、必死になる姿が可愛すぎました( *´艸`) 凛ちゃんの心をそのまま表現したような繊細な表情が素敵で、立ち絵の表情が変わる瞬間は逃すまいと見てました。優しい笑顔が好きです。 心を噛み砕いたような丁寧な台詞とイラストが表現を豊かに伝えてくれて、時間がゆっくり流れている感じがしました。音楽も作品にとてもあうなと思いました。 @ネタバレ開始 凛ちゃんから出てくる言葉は、過去の痛みを感じさせて胸が痛かったです。 私に嫌われても困らないとか、 重いものもっていなくて良いとか。 忘れたいのが、幸せだったかもしれない記憶というのも悲しい… お兄さんも印象に残りました。 チケットを渡した時、弟に自分の行いがバレたと分かっていながら、何も言わなかったのかな?そうと思うと、助けて欲しかったのではと色々考えてしまう… 優介さんが真実を言うのに戸惑っていたのが罪の意識からくる恐怖だけじゃなくて、 過去を振り替えさせないため…というところが、凛ちゃんを本当に大切に思ってるんだなと感じられました。 感じたのがその人にとっての正解というのも、本当にそうだなぁと思いました。 最後に凛ちゃんが幸せにしたいと言ったとき、よく言ったな…と思い、涙出ました。 持ってないものは言葉に出来ないけど、凛ちゃんが言葉に出来たから優介さんの気持ちは伝わったんだな…って嬉しくなりました。 タイトル画面も、ほっこり…( *´艸`) 最後の終わりかたも好きです。だから『が』なのかな… @ネタバレ終了 素敵な作品を、有り難うございます!
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高層マンション読みの速さと音楽が合わさると没入できるサウンドノベルはいいなあと再確認したところです。 幸せとは家族とは。 @ネタバレ開始 それにしても社会人に近くなった年齢の息子娘がとても良い子に育ち、母親と家族旅行をするほど仲がいいとは。 でも真エンドで事実を知っていたとならば…? やはり自分から見えてる部分だけで独断して、幸せな部分に焦点をあてて幸せだと思うこともあってもいいかもしれませんね(笑) @ネタバレ終了
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想い出のナツハナビアーメン。最初のほのぼのとした雰囲気から一点、だんだん不穏な雰囲気に……。 ここまではよくある話。だいたい予測の範囲内。 だが、最後。それは想像つかんわ。とりあえず兄妹へアーメン。 @ネタバレ開始 最後の文字がどんどん刻まれる演出好き。