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9299 のレビュー
  • イマジナリーフレンド
    イマジナリーフレンド
    イマジナリーフレンドと過ごすひと夏の友情ストーリー。切ないけれども清々しい余韻が残りました。人工精霊に関するしっかりした設定が面白かったです。 @ネタバレ開始 成瀬くん、ホントいい子ですね。純粋に人を信じるって難しい。それを平然とやってのける心の清らかさに感動しました! 子どもの時も、今も、見ず知らずのアサトくんを受け入れる器の大きさ。虫取りに行って、期待していたクワガタがいなくても嫌味ひとつ言わない懐の深さ。そりゃアサトくんも一緒に居たいと思いますよ。 BADエンドで、アサトくんは邪悪な存在だったのか!?とハラハラさせられてからのTRUE到達だったので、もう一度信じてよかったと感じました。 二輪の向日葵が、これからもずっと続く二人の友情を象徴しているかのようで、とても素敵な演出でした。 @ネタバレ終了 心に残る物語をありがとうございました!
  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    30年前のゲームセンターを舞台に、子供の目線を通して描かれる、ノスタルジックなヒューマンドラマです。 真夜中に読み始めたので途中で止めるはずが、いつの間にか最後まで夢中で読んでいました。かかったのは50分ほどだったと思います。 衝撃的な展開や事件が起こるわけではない、淡々と進む話なのですが、人物の感情の機微や情景描写が丁寧で、没入感がありました。 所謂「二次元」感のない、文学や映画のようなテイストのため、普段ゲームをしない人にも勧めたくなる一作です。 ただ、小説でも映像でもなく、ゲームだからこその作品でもあります。ゲームのある場所に集まった人々の物語を、ゲームとして体感するからこそ、厚みがあり、この世界に入り込めるのだろうと思いました。 彼らが手に入れたものは、決して完璧な幸せではないかもしれません。それでも、読んだ人の心には、心地良い余韻を残してくれることでしょう。 素晴らしいゲームをありがとうございました。
  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    まず雰囲気が大変良いので、それがまず好きすぎます。 文章も読みやすく、シナリオが綺麗にストンと腹の中に落ちて、静かに波紋だけを広げていく感じ。 味わいがあり、さらにそこにまた雰囲気満点の演出がくる。 読めてよかったです。 ありがとうございました。
  • 彼女は彼女の糸を切る
    彼女は彼女の糸を切る
    爽やかな青春の美しい思い出堪能させていただきました。 クリック待ちグリフのハサミがとても可愛かったです。 エンドロールのフィルム感と曲が素敵でした。短いながら豪華なゲームでした。 ナレーションも含め、フルボイス!録音も整音も編集も大変だったことでしょう!お疲れ様でした!
  • お姉ちゃんの定理
    お姉ちゃんの定理
    繊細な印象のタイトル画面と数学のお話……これは難しそうだ。と思っていたのですが、数学さっぱりな私でも楽しめる内容でした! 可愛らしいお姉ちゃんの数学愛。たしかに勿体ない気もしますが、それよりも応援したい気持ちが圧倒的に強いです。 @ネタバレ開始 エンドはβ→αの順で見させていただきました。現実的で寂しいβも好きでしたが、そこからのα! そしてウザいと思っていた友人の不意打ち! ラストのBGMも合わさって、胸熱でウルウルでした( ;∀;) @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • たとえ明日が晴れなくても。
    たとえ明日が晴れなくても。
    最後までドキドキして、ラストはずっと泣いて、、、、 とても良い作品に出会えました。 ありがとうございました。
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    やさしく切ない雰囲気に惹かれてプレイしました。 @ネタバレ開始 子供の死を悲しむ親に弱いので、2人の両親が今も泣いていると思うと本当に辛かったです……。家に帰ったら由依奈ちゃんは気づいてしまうだろうなぁ。 それでも2人のやりとりはあたたかいもので、とても大好きでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    残酷なのに暗がりに指す光のようなそんな優しい物語でした…
  • よあけまえのキミへ
    よあけまえのキミへ
    面白かったです! 3章構成の1章目……そう、これはプロローグ……とはいえないクオリティ&ボリュームです! アニメを見ているような可愛い+かっこいいキャラクターたちが、京の町を走り回ります。 時間は正確に測っていませんが、速読な自分でも5時間はかかったかと思います。 幕末が舞台の作品は様々なゲームジャンルで遊んだことがありますが、今作の組織に重点を置いたものは遊んだことがありませんでしたので、新鮮な気持ちで楽しむことができました。 最初はそこまで大きな変化はなく物語が進んでいくのですが、 なんでもないシーンと思われた所が後々の伏線になっていたり、 物語が動きだしてからはタップする手が止まらなくなったり……(スマホプレイでもサクサクでした!) 物語にグイグイ引き込まれました。 1章では乙女ゲーあるあるのイチャイチャシーンはないのですが、それが気にならないくらいに面白い展開が続くので問題無しです! @ネタバレ開始 ちなみに1番好きなキャラは坂本さんです! 余裕のある笑みを浮かべながら強いとか、素敵すぎ!! 彼の運命を思うとこれからが心配だったりもしますが……きっと主人公ちゃんたちがなんとかしてくれるはず!! そして、作中のみゃあすけ(主人公の名前は「みゃあすけ みゃあすけ」ですw)が言わなかったので、今ここで私が言います。 「お兄ちゃんも、だいしゅき♪♪」 @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました。 これから続編も出される予定とのことで楽しみにしています!
  • スルトツェ骨董店の手紙
    スルトツェ骨董店の手紙
    叔父さんイッケメーン…! 3つはエンドを観れたのですが、多分トゥルーエンドにたどり着けてない気がして…トゥ…トゥルーエンドが見たいので、また時間あるときにチャレンジしたいです… 叔父さんイケメン…
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    とても素晴らしい作品です。 柘榴雨様の文章力、表現力が圧倒的で何度もページを繰る指を止めながらじっくりと読む素敵な小説でした。 また、暗転の時間やセリフ送りなど、作者様が「間」を大事にしているとても丁寧な作品作りに感服いたしました。 非常に没入感が高く、フリーゲームというよりはインタラクティブな小説を読んでいるような、そんないい時間を過ごすことが出来ました、 作品プレイ後、思わず実家の家族へ電話をしてしまいました。
  • 彼女は彼女の糸を切る
    彼女は彼女の糸を切る
    画面上の見せ方が非常に美しい作品です。 ある場面では小説のページをめくるように本のページが映し出され、 別の場面では立ち絵が動いたり、一枚絵が全体に表示されるなど、 背景・イラスト・SE・ボイスによる演出がとても巧みです。 シナリオは「自分らしさ」について悩む主人公が、 「彼女」に関わることで少しずつ変わっていく様子が繊細に描かれています。
  • コーヒーのくに
    コーヒーのくに
  • 腐った果実 ‐Rotten Fruit-
    腐った果実 ‐Rotten Fruit-
    最初から夢を見ているような幻想的で不思議な世界観に浸りながらプレイしました。 白を基調にしたロリータファッションの少女が美しい……。 果汁で染まっていく様も美しい……。 少女の身体をキャンバスに見立てて赤く染まっていく……なんて、猟奇的な表現に思えるのに、美しいんです。不思議ですね。 魅力的なグラフィックと世界観の成せる技だと思いました。 シナリオに関しては 途中、理解しきれなかったり、違和感を感じたりして「???」となったりもしましたが、 最後までプレイして「ああ!!」と納得。 まさかそんなことになってるとは、予想していませんでした! 最後まで到達した後、もう一周してみるとさらに理解が深まる作りで面白いです! @ネタバレ開始 シナリオの仕掛けだけでもびっくりしましたが 他の方のコメントで「少女の瞳に答えが出てる」と書いてあって、さらにびっくり。 こちらも全然気づきませんでした。なんて良く練られた構成と演出なんだ!と思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • 雨音と自動人形 結(むすび)
    雨音と自動人形 結(むすび)
    衰退した世界で生きる、アンドロイドと人間のお話。1時間ほどで読了しました! しっとりと紡がれる物語と、それを彩るような美しいイラストが印象的な作品でした。 動画や演出なども凝っていて、作品を構成するすべてがハイクオリティでとても凄かったです…! @ネタバレ開始 全体を通して、アヤちゃんの変化が印象的でした。 最初は雪村さんを突っぱねていたアヤちゃんが、次第に言葉を聞いてくれるようになるところ。そして彼女が生まれたばかりの時と、現在との違いなど… 博士と再会した時のアヤちゃんの答えは、雪村さんと出会ったことも影響していたりするのかなーと感じました。 アンドロイドが死んだら、人間になる。アヤちゃんは博士から貰った言葉をずっと大事にしているんだなと感じて、切なくも温かい気持ちになりました。 あと、記憶を封じるシーンがイラストも相まってとても素敵でした! お母さんの記憶を封じること、美月ちゃん本人の気持ちは確認しなくてもいいのかなと思っていたので、ラストで「思い出したい」と感じている美月ちゃんを見て胸がいっぱいになりました。 失った悲しみで張り裂けてしまいそうになるくらいに、素敵な思い出がたくさんあったんじゃないかなと思います。 雪村さんの遺志を継いだアヤちゃんと、大人になった美月ちゃんの再会、本当に素晴らしいエンディングでした…! @ネタバレ終了 アヤちゃんの耳のところがピコピコ動くのがとても可愛かったです! コミカルなシーンもあり、優しい気持ちになれる素敵なお話でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    南の島を舞台にした恋愛ゲーム「HoodMakers」のキャラクターが登場するスピンオフ作品です。 本作は、書店でバイトする女子学生の春野さんが主人公で、 漫画家を目指す彼女の労働風景が中心に描かれています。 春野さんの心情が的確に描かれたテンポの良いテキストと、それとリンクした表情の変化が魅力的です。 ひとつの作品として独立しており、起承転結もしっかりしているので、 この作品単独でも楽しめる内容となっています。 読後感のすっきりした短編作品を求めている方に、おススメしたい作品です。
  • 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    深夜徘徊にて新たな形のデジタルノベルとしてファンになった者ですが、今回も大好きなBGM(とカオス極まるASMR)を聞きながら読了いたしました!! やはり無限に湧き続ける雑談と問答の応酬がすごいです。なのに今回は増殖する路地裏の謎を追うのでサスペンス感もあります! BGMの心地よさと気怠さが本当に独特の空気感を持っていて、編集部の人もみんな面白いので永遠に曲も話も聞いていたくなる作品です。でも肝心なところは静かに重たく主人公の思考が伝わってきました。 しかし相手がPCやスマホだからっていとも容易に行われるセクハラと解雇?解雇?が面白すぎて廃刊にならないでほしいノウティカ!! @ネタバレ開始 そしてQRコードォ!! @ネタバレ終了
  • メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    淡々とした語り口調で進むお話。 静かな二人だけの世界は、きっと幸せで会ったのだろうと思いました。 ひとまず目を合わせたくなってしまう私ですが、結末が気になって我慢してエンド回収も出来ました。 短い中にぎゅっと世界観が詰め込まれている作品でした。
  • メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    ずっくずくに泣かされて帰ってきました。ただいまです。 最初タイトル通りで、何度も途中でセーブ機能を使いながらわかっている選択肢を選んだ後、セーブしたところからやり直していたのですが…ああ…もう、そう言うの本当に弱いんです… 後、文章力がすごいと思いました、すべてが歌の歌詞のような言葉選び… ありがとうございました。
  • イマジナリーフレンド
    イマジナリーフレンド
    過去作をいくつか遊ばせて頂いていたのですが、今作もやはり面白かったです。序盤からテンポよく展開が進み、だれることなく話が転がっていくので、とても気持ちよく読むことができました。 赤点常連の成瀬くんがふと呼び出してしまったイマジナリーフレンドのアサトくん。彼にテストの答えを教えてもらって満点を取り、調子に乗り始める辺りで、もうかなり不吉な予感がひしひしとしておりました。これでそのまま成功するわけがないですからね。 頻繁に見る謎の夢から始まり、一歩進むたびに現れる新たな要素に引っ張られて、物語がどこに着地するのか、全く掴めませんでした。ラストの展開も完全に予想外で、まさかそう来るとは、と驚きです。 @ネタバレ開始 序盤中盤の流れから、ここまで明るく美しいエンディングを迎えられるとは全く想像しておりませんでした。成瀬くんの秘密はいつばれるのか、アサトくんの正体は何で目的は何なのか、そうしたダークでロジカルな部分で物語が進んでいたはずなのに、気付けば友情の物語になっている。 ここの転換が鮮やかすぎて、しばらく呆然としていました。こうまで大幅に転換するとどこかで無理が出そうなものですが、それが全然ないんですよね。過去を夢として見せて共感させる、というのが成瀬くんだけではなく、プレイヤーにまで届いているのでしょう。「僕はずっときみのそばにいる」とか「幸せにするために来た」なんて怪しさ全開の台詞が、全て正の意味にひっくり返るのも本当に見事でした。 亜沙人くんも他に方法がないから乗っ取ろうとしていたけれど、やはり本心では望んでいなくて、自分が死んだことは受け入れているし、短い時間ながらも友人と日常を過ごせたことで少しは満たされたのかな、と想像します。バッドエンドでは無理やり乗っ取りますが、その場合は描かれていないところで、ノーマルエンドの成瀬くんのように、しこりが残ったようにも思います。昔からの唯一の友達ですもんね。 最初のうちは、赤点からいきなり満点を取った成瀬くんが不正を疑われないので、「都合が良すぎる。これは成瀬くんこそがアサトくんのイマジナリーフレンドなのでは」なんて疑っていましたが、違いましたね。 師匠のイラストが出た時「あ、この人は!」ってなりました笑 @ネタバレ終了 妹の蕾ちゃんも可愛かったです。序盤の冷たい態度もあって、嫌われてるのかな、なんて思っていましたが、実際にはめちゃくちゃ兄思いのいい妹さんでしたね。ゴス系の服にピンクの部屋というギャップも、なんだかおかしかったです。 素敵な作品をありがとうございました。