ドラマ
8540 のレビュー-
みまわり主人公(学校の先生)が生徒たちへの見回りをし、それぞれの生徒たちの深い部分を垣間見るBLゲームです。 選択肢を一巡すればクリアとなるので、サクッとプレイできて物語そのものを楽しむことができました。 いわゆる主人公と恋愛関係になるものではなく、登場人物たちの日常を一瞬見るような感じで、第三者の立場から見ているという点でこういうBLゲームもあるのかーとなりました。 キャラクターたちの造形がかわいらしく、スチルも鉛筆線が全体の雰囲気をやわらかくしていて、ほんわかした雰囲気がありました。 まだまだあどけなさも残る学生さんたちで、どの子もかわいいなぁと思いました(中には生活がちょっと心配になったりする子もいましたが…!) 素敵な作品をありがとうございました!
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逢魔時の家路(リメイク版)美しい音楽と二人だけの会話がベストマッチして切なかったです。彼の最後の言葉に心にズンッときました。 @ネタバレ開始 親の話のときに最高に泣きたくなり、余韻に浸っているときにまさかの事実にとても驚かされました。え?そういうことなの?と思っているうちにストーリーが終わってしまい2周してしまいました。 とても短い彼の最後の二言ですべてがひっくり返る、隠された事実が判明するのがすごいです!淡々としているような彼の表情が変化したあのイラストが好きです。 @ネタバレ終了 短くもこんなに心に残る切ないストーリーをありがとうございます。
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逢魔時の家路(リメイク版)綺麗な夕焼けの中での二人の会話。 短いのに心をぎゅっと掴まれました。 バックログのイラストもかわいかったです! @ネタバレ開始 これから二人で一緒にいられるのだろうか…と考えたり。 @ネタバレ終了
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暗がりビオトープ色数を抑えたオシャレな画面と、人の温かさを感じる人間ドラマが魅力的な作品でした。 このようなゲーセンに行ったことはありますが、薄暗くて近寄りがたい印象でした。なので、作中での描かれ方は新鮮でした。 大人と子どもの距離感の違いとか、ユーキの置かれた状況とそれに伴う心境変化とか、自分の居場所とか、やりたいこととか……、私の中の言葉にならない部分にクリティカルヒットしました。 @ネタバレ開始 特に、ユーキにとってラックがいかに大切な居場所だったのかということ、ミホさんとサクラバさんとユーキの3人がバラバラになってしまった切なさ、ラックから巣立っていくユーキの姿に胸を撃ち抜かれました。何をどう良く感じたのか、全然言葉にできませんが、とにかく良かったです。こういう話、とても好きです。 最後のサクラバさんの手紙にはうるっとしました……。家族ではなく、年も離れているけれど、大切に思ってくれている人がいるのは、本当に素敵なことだなあ……と思いました。 @ネタバレ終了 やるせないことは往々にして起きるけれども、それでも人の優しさや希望を信じていきたいなと、温かい気持ちになれる作品でした。ありがとうございました!
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逢魔時の家路(リメイク版)もの悲しい物語。 @ネタバレ開始 主人公がついに話しかけた理由が最後の言葉から想像できます。 残される者についての会話が交わされていたことが主人公の選択の重さを表しています。 @ネタバレ終了 backlogにも素敵なイラストが描かれているので見ていない方はぜひ確認してみてください。
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ラムネ瓶入り夏休みイラストが素敵です。好きです! 山田章博を思い出しました。 おじいちゃんの方言、中国地方ですね? ふわーっと風景が広がるような会話で綴られた 味わい深い作品でした。 BGMもストーリーのテンポによく合っていて、 胸の奥があったかくなりました。 とにかく、イラストが好きです♪ 空の青もいいな! バッヂをいただきました♪ 心和む素敵な作品を作ってくださり、 ありがとうございました!
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あなたの命の価値リメイクver2
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警笛と魔笛の境界<はざま>で読み終えました~、合間に入る犯人視点が怪しい雰囲気を魅せてくれますね 常に夜に物語が進行するためか五里霧中の様な世界観が良かったです
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非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakeloreずっと読んでいたくなる無駄話パートが、深夜徘徊の時から大好きです♡ キャラ造形やゲームデザインの雰囲気も良くて、骨格の都市伝説のシナリオもけっこうしっかりしていて楽しかったです♡
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暗がりビオトープ1990年代、とあるきっかけでゲームセンターに通うようになった主人公の小学生・ユーキと、そこで働く大人たち・遊ぶ者たちとの交流を描いた物語です。1時間弱で完走することができました。 とても面白かったです!自分は90年代のゲームセンターを体験したことのない人間ですが、作品全体から郷愁的なものが伝わってきて、どこか懐かしい感覚になりながら最後まで読むことができました。TIPSを使って用語を補完をしているので、馴染みのない単語もすぐ理解することができました。 画面全体のデザインやフキダシを使った演出も素晴らしかったですが、個人的には文章も特に素晴らしいと感じました。とにかく読みやすい。癖が強い・装飾の多い文章を読んでいますと「んっ?」と一瞬ノイズが入るみたいに理解に多少の時間が掛かりますが、こちらの作品はそういったノイズが一切ありませんでした。こういった文章はそう簡単に書けないと思います。リーダビリティが強いので、大きな没入感で最後まで読み切ることができました。 @ネタバレ開始 キャラクターもみんな魅力的でした。ユーキについては境遇を考えたらラックという居場所やサクラバたちに大きく感情移入してしまうのは仕方ないと思いましたし、それを乗り越えた先の結末も一種の安堵感がありました。 サクラバやヒジキ(ここはあえてヒジキ)も良かったです。2人ともすごく良い大人。サクラバはある意味で実の父親より、父親をしていたんじゃないかと思います。最後の手紙でより一層、彼の優しさを感じました。ヒジキは頼れるイケオジ感が半端なかったです(笑)。 @ネタバレ終了 長々と書きましたが、大満足のゲームセンターストーリーでした。素敵な作品をありがとうございました!
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腐った果実 ‐Rotten Fruit-とても美しい光景と心象風景でした。素敵な物語をありがとうございました。
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雨音と自動人形 結(むすび)プレイさせて頂きました。 盲目のアンドロイドというパワーワードに惹かれてプレイしました。 彼女は何故盲目なのか、その謎が物語を進める中で徐々解明されていきます。 予想を超える展開が待ち受けており、そして感動しました。 素敵な作品をありがとうございました!
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雨の袂主人公の男子高校生と、主人公に対してちょっと態度の大きい後輩女子。 「似た者同士」の二人の、くすぐったいくらいの距離感が心地よい物語です。 繊細なテキストによって、しっとりとした雨の空気が丁寧に表現されています。 背景と文字を効果的に使った演出が、印象的な作品です。
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暗がりビオトープ(通常コメント欄に投稿したものと同じ内容をフェス専用コメント欄に転記しています。ごめんなさい) 世間からこぼれ落ちてしまった子供「ユーキ」が、90年代のゲームセンターに居場所を見出して成長していく様子を抑制のきいた演出で描いていて、えらいグッときた作品でした。色味を抑えた背景とシルエットの登場人物グラフィックがすばらしい効果をあげています。 主人公の境遇はかなりのどん詰まりですが、そこに少しづつ光が差していく様子の書き方がとても丁寧で「ああ、こういう素敵な居場所が人生のどこかにはあるものだ」と信じさせてくれました。 世知辛さの描写とやさしさのバランスが絶妙で、ユーキの住む世界がとてもリアルに感じられます。 @ネタバレ開始 (家庭訪問に来た担任教師の言動 「この時代はケロッとこういうコト言うのもまかりとおっていたなぁ」 と思いました。短いシーンでどぎつくはないのに、時代の空気とユーキの閉塞感を表す名エピソードだと思いました) @ネタバレ終了 「泣ける~!」というより一人暖かい飲み物を淹れて、もう会えないけれど感謝を伝えたい誰かを思い出すような「じ~ん」感でした。とても好きな一編です。素敵な作品をどうもありがとうございました。 @ネタバレ開始 ・ヒジリサワさんのスパダリっぷりすごくないですか。彼もうアジャリサワさんでいいと思います ・ユーキが女の子とわかる展開、うまい…!とうなりました。 そして「ゲーセンの客みんなが男子と信じて疑わないような女子」が長じて中学生になる頃に「ここにいりびたるな」と諭すサクラバさんの大人の分別よ…。 こちらのコメント欄での人気っぷりも納得! でもカノジョは別れて正解こういうイケメン! ・TIPSを「うんうん、そうそう」と読ませていただきましたが、こちらで「よく知らない時代ですがTIPSが親切で楽しかった」というコメントをあまた拝見しウッとなりました。楽しいTIPSありがとうございました。ウッ。 @ネタバレ終了
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君を殺す日なぜ彼女が死にたがっているのか分かりませんでしたが、後半の方でその真相が明らかにされてきます。 それが予想外の理由で驚かされました。 その彼女に寄り添う悪魔くん(主人公)も真面目で優しくて、キュンとなりました。悪魔らしくはない…w いい意味で普通ではない感動的な作品に出会えてよかったなぁと思います。
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君を殺す日悪魔さん良い人すぎんか? 先輩悪魔も良い人だし、つまり悪魔は良い人!! じんわりしんみりする良いお話でした! この後芽乃ちゃんがんばってほしい!
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花枕(第一章~第二章)美術館博物館図書館科学館大好き好き好き!!と文字バフで攻めるくらい芸術文化が大好きな私にとっては、冒頭の美術館のくだりから既に心鷲掴みのとても素敵な物語でした。 @ネタバレ開始 窓際の蜂子さん(鍋の具さん)が「下から読めばトイレかよ」と本人を前にギネス級パワーワードを世界に放った時点で、私はこの子に落ちました。 始まるようで始まらない、縮まるようで縮まらない……なのに、確実に始まっているし、縮まってもいる二人の距離がとても心地よく、シナリオ担当の津久井さんの独特の文章の書き心地がいい感じに二人の身も蓋もない押収やウィットに富んだやり取りなどを盛り立てて、スルスルと読めました。 全てが大団円……と思いきや、突如として語られるシナリオライターのテヘペロ☆事情が出てきた時は、それまでほっこりしんみりしていた私の心が笑いに引き戻されるという怪奇現象が起き、その後のタイトルのイラストに繋がるストーリーでクスリと笑いました。 そして今作の「花枕」は漱石さんとも交流があった正岡子規さんの同名作品と関係があるのかなと思いました。 花枕には少女との出会いが書かれていたので、水菜さんと少し重ねていました。 私程度の浅学では気づけないところですが、日本の文学作品に詳しい方なら、このあたりはピンと来て本作を別の角度からも作品の骨の髄まで楽しめるのかなーと、そのあたりが気になっています。 読んではいけないほうのRead meを読んでしまい「な、なにー!? 如薤上露!? これは覚悟して読み進めていく物語なのね…!?」と今からドキドキしつつ、ナマモノとして首を長く長く、にょーんと伸ばしてお待ちしております。 @ネタバレ終了 こちらはシリーズものということで、続編を楽しみにしています! ありがとうございました!
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自分をいじめていた魔法少女のマスコットに 生まれ変わってしまった話キーホルダーのマスコットになった挙句、一日の終わりに自分をいじめていた女の子と共同生活をスタートする―――これなんて地獄?と思いました。まる。 いじめの内容が結構な壮絶さでしたが、マスコットになってしまうまでのやり取りなどは軽快なテンポで進んでいくので、スルスルと読めました。そうですよね、今時、神様なんて特にお忙しいですよね。 魔法少女の姿になったいじめっ子に不覚にも可愛いと思ってしまいましたが、不屈の精神を持つ主人公こそ最強でした。 これから先の人生で、主人公はどんな逆境も跳ね返していけるといいなと思います。 いわゆるエピローグに当たる部分のストーリーは、主人公の意志の強さが感じられて、「頑張れ主人公!」と応援したくなりました。 最後の最後のあの一コマ……もしかして、今後主人公も?と思いつつ、素敵なゲームをありがとうございました!
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けもがたり ビューティフルライフ選択肢のない、まっすぐなノベルゲームです。 絵が可愛いのと、ケモノたちが可愛すぎるのとで あっという間に駆け抜けました。 アルもうるんも素敵すぎる♪ 私も住みたいです、この世界♪ 心があったまる楽しい作品を作ってくださり、 ありがとうございました!
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暗がりビオトープとても良かったです!自分もゲーセンに通ってた時があったので思い出しながら読んでいました。自分が通ってた頃はすでに格ゲーも下火で人も少なく、それでもゲーセンに染み込んでいるタバコの匂いや空調の効きすぎなところなど懐かしかったです。 デザインがとてもオシャレでレトロと今を融合させた素晴らしいデザインだと思います。人物は影の描写なので表情がわからないのですが、シンプルなそれでいて確かな表現力で十分補完できました。 ストーリーは短編でありながら早急な印象はなくじっくりと楽しめました。 @ネタバレ開始 幼いユーキがぶっきらぼうでもどこか優しいサクラバ、そして母を思わせる優しさで接するミホに懐く過程が微笑ましいのと同時に切なく、とくに3人で動物園に行ったところは幸せとこの後の別れを予感して苦しくなりました。サクラバとミホとの突然のお別れに、そんな日がくるとはわかっていましたが悲しかったです。なのであとがきのミホの項目にサクラバの後ろにはミホが立っていると想像してもOKとあったので早速想像して幸せ補完しました! @ネタバレ終了 素晴らしいゲームをありがとうございます!