ドラマ
8650 のレビュー-
終わりから今から読み始めるのに「終わりから」というのは、どういう事なんだろう? と気になってプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 読了後、終わりから過去を振り返っているのか……なんて考えていたら演出が入り、初めからが出現! そちらも読んで、文の構成力がすごいと感じました。 どちらから読んでも成り立つお話が書ける事に、衝撃を受けました。 作品内容としては悲しい出来事ですが、どちらから読んでも、今を大切に生きようと思える内容で良かったです。 @ネタバレ終了 素敵で魅力的な作品、ありがとうございます。 -
あなたの命の価値リメイクver2数日かけて完読致しました♪ 説明コメントにもあるように最高傑作でした! 虐待を題材にした、"あなたの命の価値リメイクver2" 自分の価値や人からの愛情や人への想いやりなど、たくさん心に沁み込んでくるものがありました。 @ネタバレ開始 前半は、夏美さんや勇気君の痛ましい虐待の事実を知ることになったのですが。 それが更に感情移入に繋がりました。 暗く常に自分の命の価値をわからずにいた、夏美ちゃんが優しいお母さんになれた。 それには、絆の学園の友達や智恵理先生や勇気君の愛情のおかげだし。 愛を知らなかった夏美ちゃんと勇気君が愛を知り、虐待の連鎖を断ち切った! 素晴らしいと思いました。 2人が幸せモードになるたびに『どうか、この幸せが続きますように』と、 願いながら、ドキドキしながら読み進めていきました。 なので、1度目の"BAD END?"には、心臓がギューっと押しつぶされそうになってしまいました。 しかし、そのあとは感動で号泣です。 何度も泣いてしましました。 最後の優美ちゃんの結婚式での言葉は、もう呼吸困難になるほどの号泣でした(>_<) それぞれの人の視点のストーリーもあって、何故親が自分を虐待してしまったのか? その理由もわかったりするのも考えさせられる部分でした。 そして、それに挑んだ勇気君と由紀ちゃんや夏美ちゃんも、強くなったなぁって、読んでいて熱くなってしまいました。 勇気君の様に過敏になってしまったり、虐待かどうかの線引きは難しいですね。 だけど、優美ちゃんは愛情いっぱいに育ってくれて良かったです♪ 虐待が無くなる世の中になってほしいです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! 勇気君と夏美ちゃんの優しい声に癒されました♪ 是非たくさんの方にプレイして頂きたいです! -
暗がりビオトープ過ぎ去った1990年代の雰囲気や、 人の温もりを感じるノスタルジックなドラマでした。 前作ヤドカリをプレイした時から 作者様の読みやすい文体や展開の速度に 惹かれているのですが、今作も健在ですね。 画面の色遣いや選曲にもセンスを感じます。 登場人物たちはシルエットで表されますが 成長に合わせて変化したり動きがあったりと、 とにかく丁寧に作られた印象を受けました。 @ネタバレ開始 個人的にユーキちゃんのサクラバさんへの感情を はっきりとは明示しない終わり方、 すぐに恋愛に結び付けない描写が好きでした! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 -
ウソからはじまる物語4月1日、ウソの花ほころぶ物語(フィクション) そんなイメージでファンアートを描かせていただきました。どこかお目に留まるような箇所がありましたら幸いです。 @ネタバレ開始 先にこちらのゲームへ感想をいただいたとき、物書きさんかな? と感じる文章でしたが、本当に作家さんでしたね。納得です。 あとがきもふくめて、概要欄に描いていらっしゃったとおり、ちょうど1.5時間くらいで読み終わりました。 「read me」もひらがなで書いていらっしゃいましたし、明朝体も音楽も、とても馴染みのある落ち着いた場所に来たみたいで、ゆったりとした心地良い読了感でした。 どの物語から読む? と訊ねられると、最初から、上からを選びがちなのは、性格が出るのでしょうか。最初から、はじめから、順を追って少しずつ、ひとつずつ。 かなり感覚的で伝わるかどうかわかりませんが、空間(奥行き)を感じる物語でした。一人称ではあるけれども、語る人物の少し右後ろに視点のあるような。そのせいもあって、爽やかで落ち着いた読了感を覚えるのかもしれません。 私はこういった視点での書き口が好きなので、他の作品も読みたいと感じました。 @ネタバレ終了 わたしたちはウソを吐くなと教えられるけれども、物語(フィクション、虚構)は人の心を安らげ、ときには距離と距離を大切なものへ変換し、真実に気づかせる役割がある。そういったことを想起します。 素敵なおはなしをありがとうございます。またいつか、あなたの物語にお会いできることを楽しみにしています。 -
暗がりビオトープ199X年のゲームセンターを舞台にした、そっと心に沁み込む暖かいお話。 まるで自分も「ラック」の常連になれたような不思議な感覚がありました。 作者さんの「ヤドカリ」をプレイさせて頂いたときも思ったのですが 文章が本当に読みやすく、情景が目に浮かぶようです。 BGMの選択も素晴らしいです! 全体的な雰囲気が徹底されています。 シルエットの雰囲気や吹き出しでのテキスト表示、UIデザインもとてもお洒落です。 TIPもあわせ読みごたえ抜群で、物語に入り込みました。 子どもの頃、親戚の集まりで度々ゲーセンに行って、 みんなでメダルゲームをしたことを思い出しました。 なんだか自分の思い出話も語りたくなるような、ノスタルジックで素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 ゲームセンターをきっかけに、 ユーキくんがどんどん成長していく姿がとても感慨深かったです。 サクラバさん、ミホさんに抱いていた感情も、一言では言い表せない とても人間らしい気持ちだなと感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
どえむ担当する漫画家に下半身の局部のモデルをやってほしい(※実際はもっと露骨な言い方)と頼まれた主人公の波多野は、先生の漫画がもっとよくなるのならとOKするが…という、他では絶対に見られないストーリーに、どうなる?どうなる?とワクワクしながら読ませていただきました。 かなりストレートな性的表現が続きますので、苦手な方はちょっと注意です。 主人公の波多野さんのセリフ回しや心の声が面白く、また波多野さんの人生を覗き見ているような一種の背徳感まであり、全体的になめらかなシナリオがとてもお上手だなと感じました。 「仕事のこと以外話せないスイッチ、まだないのか」という波多野さんの心の声が大変面白かったです。 @ネタバレ開始 モデルを続けるよりモデルを続けないほうにトゥルーエンドが用意されているのは驚きましたが、それぞれのトゥルーエンドを見ると納得でした。 波多野さんが新しい自分に目覚めたと言いますか、心の奥底で抱いている自分の欲望を自覚しながらも桜田先生には話さないエンドがとてもいいなぁと目を細めながら見ていました。 まさに、どえむでした。 @ネタバレ終了 モデルを引き受けたことで波多野さんの人生がどう変わるのか、少しずつ変化していく内面や自分自身の欲望と向き合う姿は、ゲームとしての面白さとともにリアルな面白さもある物語でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
終わりからプレイさせていただきました! 最後まで読んで「あぁ〜!なるほどな」と思う作品で、 短いお話ながらも面白かったです。 良い作品をありがとうございました! -
雨の袂語りから伝わってくる幼馴染達の優しさが主人公と妹をかえって迷わせてしまっているようで、とても応援したくなります。 「共に成長していき恋心が芽生えるにつれ、純粋な友達とは呼べない関係になってくる」というリアリティも印象的でした。 また、高クオリティなBGMと曲で、おまけを見るまで自作されていると気付かず、さらに人間だと思っていた歌手のお名前を調べたところAIシンガーとのことで、二度大変驚きました。 清涼さを感じるムービーも凄く好きです。 素敵な作品をありがとうございました! -
ひとつだけ願いが叶うなら。ひとつだけ願いが叶うなら……虐める人たちへ復讐する? お金持ちにしてもらう? それともイケメンに? いや、それよりも……と、人の心の弱さと強さが見られる素敵な物語でした。 やっちゃえ、えーい!と椅子を持ち上げてぶん投げたら、瞬く間にエンドに行ってしまいました…暴力はいけない(両手合わせ) 誇れるものがなくても、何もないと思っても、勉強や運動が苦手でも、体型が肥満型でも、顔の美醜に自信がなくても、それが虐められる理由・虐めていい理由にはならんよなーと思いながら、またエンドへ行くに違いないと確信しながらも、なぜかそっちの選択肢をポチり。 そして三周目にしてようやく魔女の女の子と出会えました…! そこから「さあ、あなたの願いは?」と来て、またまたエンディング回収の嵐。 もちろん、最後まで取っておいたのはトゥルーエンドです! @ネタバレ開始 全エンドコンプリート、最後にメイさんが人間になるエンドに到達しました。 一旦保留から少しずつ変わっていく主人公に「人間変えられるのは自分だけ」というのは本当なんだなぁと思うとともに、変えようという気概があればいつからでもどこからでも、どんなふうにでも変われるのだなーと元気をもらいました。 自分の苦手なことも、新しいことにもチャレンジしていく主人公の大逆転、見ていてスカッとしました。 継続は力なり。 最後のメイさんの「バカ」は破壊力抜群、主人公はもうこの後泣くね!と思いながら、拍手喝采したい気持ちでした。 @ネタバレ終了 「自分の選んだ選択1つで未来が変わる」を文字通り体験できる、面白い作品でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
バーチャル沖縄あらすじ以上の予備知識があると新鮮な驚きを失ってしまいそうなので割愛しますが、 未来の沖縄を舞台にした非常に意外性のあるノベルゲームでした。 早いタイミングから斬新な世界観が顔を表しますが、 不思議とリアリティを感じる設定と表現に心を奪われました。 基本的にはコミカルな男3人組のやりとりだけで状況を伝えられる文章力は素晴らしいです。 読後感も非常によく、あとがきのおかげで作品世界の理解も深まりました。 写真加工と思われる背景も綺麗でした。 -
各務家〜食卓物語〜社会人から6歳児までの子供がいる家庭を舞台にしたゲームです。 末っ子の誕生日パーティーのを家族とその恋人の視点で見られるのが面白かったです! デフォルメされた登場人物のイラストがとても可愛くて印象的です。 明るく和やかな中にもちょいちょい不穏な空気を感じましたが、 最後、完全に予想外の結末だったのでその点でもとても満足です。 まさか最後、 @ネタバレ開始 こんなにきれいなハッピーエンドで終わるなんて!! @ネタバレ終了 登場キャラクターの中で一番好きなのは圧倒的に長男の彼女でした。 キャラクターの背景と言動がとてもマッチしていたと思います! 次に好きなのは途中で登場する3人組と無邪気なボク(睦祈くん)でしょうか。 時折表示される名言もゲームに合った良いことを言ってて良い演出だと思いました。 -
きょーもいーこにがんばるわん!ノーマルエンドでもうるうるし、 ハッピーエンドで嬉し涙、 バッドエンドで号泣しました。 犬好きには、わかり過ぎること、 微笑まし過ぎること、辛過ぎることが満載でした。 いーこもわるいこも犬は本当に可愛いです。 その可愛さを全部拾い集めて、 丁寧に作って下さった素晴らしい作品でした。 ホラーではないのに、 ずっとほのぼのだっただけに、 バッドエンドの「現実」が、 これほど恐ろしく感じるとは。 辛くて悲しくてたまりませんでした。 飼っていた犬たちに改めて 「無精な飼い主でごめんね」と「いーこでいてくれてありがとう」を言いたくなりました。 心に沁みる作品を作ってくださり、 本当にありがとうございました。 -
五月の妖丁タイトル絵にもあるように、ゾクリとするほど切れそうな柳葉包丁。 見た目だけではなくて、実際切れ味も鋭く、苦も無く肉を切り分けていたのだが…… BGMやSEなど一切ないが、数分で読み終えられるために気になることはなく、逆に静寂が途中で感じられる「なぜ?」な感覚を邪魔していない。これがもう少し長いお話だと間が持たないのかもしれないが。 ちょっと不思議で「なるほど」と感嘆させる、少し救われるようなお話。 五月……、なるほど五月と言うキーワードをタイトルに仕込んだのは、意図があってのことだったのかもと、この感想を打ち込みながら気が付いた。 -
はぐれモノがたり~ストレイガール~不思議な雰囲気の洋館に迷い込み探索が楽しい!選択肢でも細かく分岐してる……?と選択肢ごとにセーブしつつ何時間か彷徨いましたが……。 @ネタバレ開始 何回やっても序盤のゲームオーバーの後はノーマルバッド(=通常のバッドエンド)にしか辿り着けない! 才能ないんか?どこで変化してるんだ?組み合わせなんか? 本か?花か?セリフか?探索の順番か?銀の鍵の出番が何処にも出ない! 米もパスタも腹一杯だ! ヒ、ヒント……! @ネタバレ終了 キャラのやり取りが軽快で楽しい探索アドベンチャー。 自分がへっぽこなあまり、ごめんよ二人とも……。 -
ふきのとうハサミで何かを切っているような音ともに物語が進行します。 お嬢様との関わりにどこか切なさや美しさを感じさせる内容でした。 -
ラムネ瓶入り夏休み主人公の男の子が田舎で過ごすひと夏のショートストーリー。おじいちゃん、女の子との交流を描く1週間。 @ネタバレ開始 何をしようか? の選択につい宿題を多めにしてしまい、当然最初はおじいちゃんエンドへ。そっかこれパラメータ上げる恋愛シミュレーションじゃなかった笑 無事に両方のエンドを回収できました。 @ネタバレ終了 タイトル通り、まさにラムネの瓶の中に夏が詰まっていましたね。夏の日射しに透けるきれいな薄緑色。栓を開ければシュワシュワはじけて消えてしまう泡の音のような。 素敵な作品をありがとうございました。 -
Re:Busバス停って意外とたくさんあるのに、自分が降りない駅のことって考えもしないし、よく知らないですよね…そのバス停の数だけ色々な地域や人々がいるということに、初めて思いを馳せました。 初回プレイでお団子を入手して冷たいお団子を手にお月見をする称号を入手し「なるほど、こんな感じで称号を集めていくのね」と要領を得たので、その後は称号を集めるために奔走……するも、一部のアイテム使用系の称号が「まったく分からない…! このままでは、毎日深夜徘徊するOLとなって、そのうち都市伝説になってしまう!?」となりました。 自力で称号をすべて埋められた人はすごいと思います。 少しずつ明かされるヨルさんの抱えている気持ち、下りた先々で出会う人の話を聞くのがとても面白かったです。 1周するだけならそれほど時間がかからない本作ですが、称号のコンプリートを目指そうとすると大変難しく感じました。 でも、バスに乗ってぐるぐる回りながら一つずつ称号を埋めていくのは、とても楽しかったです! 素敵な作品をありがとうございました! -
Re:BusRe:Busのダウンロード数がおかげさまで1000を突破しました。 本当にありがとうございます! ヨルちゃんの不思議な冒険をたくさんの方にお楽しみいただけて何よりです。 先日、TRUE END攻略用のヒントを新しく概要欄のリンクにご用意いたしました。 途中で挫折してしまった方もヒントをご活用の上、結末を見届けてくださると嬉しいです! 今後とも竹関工房をどうぞご贔屓に! -
彼女はあなたの帰りを待っている。やさしい音楽と、どこか切なげな瞳で窓の外と見つめる少女と。タイトル画面と作者さんの過去作から「恋愛モノ?」と思ったら……。 @ネタバレ開始 これは泣ける……。ペットたちは限られた時間を、いつもこうやって待っているんですよね。猫ちゃんスチルの眼差しも、人間バージョン同様にやさしいな。 @ネタバレ終了 胸がきゅっとなる作品をありがとうございました! -
鬼桜作者さんの過去の短編作品をプレイしてとても面白かったため長編が公開された時から凄く楽しみにしていましたが、心からプレイして良かったと思える作品でした。 人とは異なる容姿を持つために不遇な生い立ちを持つ主人公が、血で血を洗うような戦乱の世の中で運命に翻弄されるようなストーリーです。現代とは異なりずいぶん命が簡単に散るような世界になっていますので、展開によっては(?)多くの血が流れることとなります。 「企画/制作/シナリオ/キャラ立ち絵/スチル/スプリクト/音楽」というのが概要欄の作者さん個人のクレジットなのですが、役割だけでなく(おそらく音楽以外の)それぞれの物量がホント凄いです。特に立ち絵差分やスチルの数は狂気の域と言っても良いと思います。それでいてクオリティに一切妥協していないのも信じられない。。 印象的なシーンのグラフィックはとても奇麗ですし、戦闘シーンはスクリプトと相まって迫力が凄いですし、登場人物の言動がとにかく心に染み入ってきました。特に4つある本筋のエンディングは結末としての幅が広いうえに全エンドがTrueと思える素晴らしさ。 プレイ時間はトータルで5時間ほどとやや長めではありますが、立ち絵差分もイベントスチルも山のように惜しげもなく表示されますし、コミカルなシーンではキャラクターが効果音とともにちょこまか動きます。長いなぁと思うことはあまりないと思うので、まずは是非プレイ頂きたい!

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柘榴雨(ザクロアメ)
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富井サカナ/DIGITALL
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龍海人@『異世界の大樹〜最初で最後の王〜』公開!
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