ドラマ
7897 のレビュー-
【Valentine's・Loved one】バレンタインのお話なのですが、少し重めです。辛かったですが、これはこれで面白い作品でした。
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雨音と自動人形 結(むすび)疫病により衰退した文明世界。とある雨の日、封じ屋の雪村が山奥のバス停で出会ったのは、盲目のアンドロイドのアヤだった。そこから始まる物語です。選択肢はなく、1時間半ほどで完走しました。 1本の映画を見終わったような満足感を残す、非常にクオリティの高い作品でした。イラスト・ボイスの素晴らしさは言わずもがな、演出・システムも丁寧に作られており、大きな没入感でプレイすることができました。 個人的にたまらないと思ったのは舞台設定です。しとしとと雨が降る環境の中で、雪村とアヤがやり取りを重ねていく光景は、すごく静謐でありながら一種の物悲しさも感じられ、その雰囲気がとても素晴らしかったです。ボイスの抑えた演技や雨の演出も、その良さを引き出していると感じました。 @ネタバレ開始 アヤ自身も魅力的なキャラクターでした。博士に対する愛情を向けた時のシーンは一気に感情が入ったボイスになるので、特にグッときました。あと、耳のパーツの向きが感情によって変わったりする部分とか、ローディングが完了した時のデフォルトイラストもすごく好きです(笑)。 @ネタバレ終了 細かい部分まで力の入った、非常にハイクオリティな物語でした。素敵な作品をありがとうございました!
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花枕(第一章~第二章)ツンデレ鍋の具ちゃんと、 不器用トイレの神様のほんのり甘い物語でした。 丁度30分ぐらいで読み終わりました。 @ネタバレ開始 私には、バスの広告が空の果てからこんにちは しとります・・・見えます・・・見えます・・・。 まさに終盤 「初めての裸婦画に着手するんだろうな・・・」 と思ってたときに、「作者様のお声」が 脳内に聞こえてきて笑いました。 @ネタバレ終了 感動もしつつ、時には ちょっぴりクスッと来ます。 素敵な作品を有難うございました!!
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堕ちた恒星、朽ちた嶺岸『昏き三伏の秤』を読んでから、桑原さんの文章が好きです。 今作も、文章や表現がすごいなと思いました。 @ネタバレ開始 ちゃんと理解できたか不安なのですが、「表現者」の苦悩を描いている、と解釈しました。 でも、どちらを選んでも・・・ なにかしら創作やっている人間にとっては、ゾッとする話な気がします。 決して悪い意味ではなく、鈴木や嶺岸の苦しみには、何かしら共感できる部分があるのではと。 的外れなこと書いてたらすみません。 @ネタバレ終了
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ラムネ瓶入り夏休み少年のひと夏の思い出が 楽しめます。 イラストのクオリティが ばちばちに高いです。 @ネタバレ開始 どちらのENDもみましたが、 私は断然京香ちゃんENDが好きです。 スチルの京香ちゃん 幻想的な美しさを感じて もはや人間じゃないな・・・と思いました。 素敵すぎます。 @ネタバレ終了 ジゲンのお腹辺りをモフりたいです。 素敵な作品を有難うございました!
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ベストフレンド~本当の友達~約2時間ぐらいで完走致しました。 色んなイベントを乗り越えて、 逞しくなっていく桜ちゃんを見て ラストは自然と笑顔になれました。 @ネタバレ開始 新天地でも勿論、 受け入れてくれない人も居るけど 受け入れてくれる人も絶対居るんだよ。 という所がリアルで心に刺さりました。 桜ちゃんは、友里ちゃんから勇気を貰って 友里ちゃんは桜ちゃんから勇気を貰って。 すごく素敵な関係だなと思いました。 コート争奪戦や、修学旅行、野部くんの試合観戦、 そして夏祭り。 色んな出来事があって、乗り越え、 最高の友達4人になれて、嬉し涙です。 友里ちゃんとは離れちゃうけど、 ビデオ通話とか駆使して、 4人でずっと笑ってそうだなと思いました^^ @ネタバレ終了 とっても素敵な作品を有難うございました!
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メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。何これ、怖い・・・。 何が正しいのかも分からず、 とにかく目をそらし続けました。 @ネタバレ開始 一度バッドエンドに行き、 ハッピーエンドに辿り着けました。 即死エンドもみました。 悲しいけれども、 なんて美しい像なんだろう。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
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堕ちた恒星、朽ちた嶺岸どちらのENDも見ました。 言葉ひとつひとつが重くて深い。 @ネタバレ開始 嶺岸恒児くんは嶺岸恒星として 舞台上でしか生きられなかったんだな・・・ と思いました。 悲劇も好きですが、喜劇が ピエロとして死んでった恒星くんには ぴったりなのかなと思いました。 (ストーリーはこのうえなく悲劇なのですが。) @ネタバレ終了 色々考えさせられて、とても奥深くて面白かったです。 素敵な作品を有難うございました!
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人形のコエを聞いた日サクッと遊べて、 ほっこりしました。 @ネタバレ開始 てっきり、クマゴロウのコエを 聞いたお話かと思ったら、この 少女自体が人形だった!! 本編とは関係ありませんが、 クマゴロウの顔が どれもアホっぽくて(失礼)大好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
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忘れ傘の矜持「人」と「モノ」をテーマとしたコミカルで明るい、でもいろいろと考えさせられるお話でした。 くるくると表情の変わる立ち絵が大変愛らしかったです。 @ネタバレ開始 ツンデレお嬢さまの高級な傘のペチュちゃんと、のじゃロリで中二病(?)なビニール傘のニュンちゃん、どちらも可愛くてとても愛着がわきました! ペチュちゃんのエピソードを読み終えた後はまず、「モノと人間、どちらもお互いを大事に想っているのっていいなあ」と思いました。 家庭の事情で家にペチュちゃんを持ち帰れないけれどペチュちゃんが大好きな牧野さんと、何があっても彼女の傘であり続けるという強い意志を持ったペチュちゃん、お互いの絆がよく感じられて素敵でした。 こんな風に自分が大事にしているモノも自分を大事に思っていてくれたら嬉しいなあと思わずにはいられません。 普段目立たない存在の主人公であるツグミくんがペチュちゃんのために勇気を出して行動するところも好感が持てました。彼もモノをとても大事に思っているのだということがよく伝わってきます。 ペチュちゃんのルートが派手さはないけれど人とモノとの温かいつながりを感じるお話だったので、ニュンちゃんのエピソードもそのような感じのテイストなのかなと思いながら読み進めておりました。 しかしながら実際は人類滅亡の危機にまで発展してしまったことがかなり予想外で先の展開が気になり、読み進める手が止まりませんでした。 ニュンぺの主張を聴いて、人間はモノを簡単に捨ててしまうけれど、モノに助けられて生きているのだということを今一度痛感しています。 そのようなシリアスさもありつつもキャラクターのやり取りがコミカルだったので重くなりすぎず、楽しく読めました。 まさかツグミくんの脚フェチがあんな風に活かされるとは思いませんでした……! モノに対して「これはどんなことを考えているんだろう?」と想像するきっかけを与えてくださったモノ愛にあふれた作品でした。 ツグミくんのモノ述べ師としての活躍がもっと見たいので、続編があれば是非読んでみたいです……! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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すいれんどこか不思議で、優しくて温かくて、綺麗なお話です…! 立ち絵のポーズが豊富で、まるでキャラが生きているみたいでした。 背景も水彩タッチで世界観がとても伝わってきます~(^^) さくっと気軽に読めるけれど、心に残りますね…!!他の作品も遊びたいと思います。
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ひとつだけ願いが叶うなら。簡単に幸せを手に入れると こうなるぞ!という事を 教えてもらえる作品でした。 やっぱそうなるよね・・・。 @ネタバレ開始 あああ・・・メイちゃん!!おかえり!! てっきり、消えたもんだと 私も思ってしまいリアルに泣きそうだったので、 メイちゃんの一言に、 「リアルに私の姿見られてる・・・?」 とドキッとしました。流石(元)魔女。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!!
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夏の想いは星影に青春時代の揺らぎを丁寧に描かれていて、実際に起きていてもおかしくないリアルを感じました。 @ネタバレ開始 大人になって当時を思い返し、たらればで途方もない考えに時間を費やすことはよくあることだと思います。 苦みを前向きな気持ちに混ぜて、お互いの日常を歩んでいくふたりはきっと交わらない線ですが、いつまでも平行線でそばに並んでいてほしいなと勝手に願ってしまいました。 @ネタバレ終了 ぎゅっと星空を閉じ込めたようなお話で、どこか儚さも秘めている素敵な作品です。 素晴らしい作品をありがとうございました!
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すいれん切ないけど優しい。 最後は温かい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 思い出の洋館に居たエリちゃんは もうおそらく・・・ レンくんも気づいているようで それも切なさマシマシでした。 2人とも良い子で、 とても素敵なお話でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
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This one,(I mean).かなり短い時間ですが、作者さんの世界観にスッと入り込むことができる作品です。面白かったです。
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すいれんやさしい水彩背景グラフィックとあたたかみのあるキャラグラフィックに引き込まれる短編でした。読後感がとてもよいので、1日の終わりにそっとプレイするのにいいかなと思います。 ちょっとほんわりしんみりした気分になれるやさしい物語です。 途中で挿入されるスチルの雰囲気がとてもよくて、印象的でした。 @ネタバレ開始 エリさんが昔と変わらないままだった理由の、語られていない部分の真相が知りたい…と思いつつも、その空白の部分というか、余白の部分を想像する楽しみもありました。 主人公の横顔が印象的で、心の中に長年つかえていたものがなくなって、ようやく心残りだったことが遠い日の愛しい思い出になるのかなと思いました。 背景が美しい水彩画なのは「すいれん」に合わせてフランスの巨匠クロード・モネを意識したものなのかなと思いましたが、ちょっと考えすぎでしょうか。 @ネタバレ終了 やさしくあたたかいお話でした、ありがとうございました。
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いまふれーイマジナリーフレンドーイマジナリーフレンドを題材にしたお話です。 とてもメッセージ性の強い作品だと感じました。 一人一人のキャラクターの存在にきちんと意味が感じられて、短いながらも作者様が描きたかったであろう内容(想像でしかないですが)がぎゅっと詰まっていて、展開と着地がすごく好みでした。 読了後にはなんだかほっとするような、温かい気持ちになります。 きっかけって大事なんだなと思わせてくれる、そんなお話でした。 @ネタバレ開始 ちーちゃんとけいこ先生の関係にうるっとしました。 けいこ先生みたいな先生がいたらいいですね… 自分も学生時代、先生からこんな言葉をかけてもらいたかったなーと感情移入して読ませていただきました。 命を絶ちたいと思うほど、生きることに絶望していたちーちゃんが、けいこ先生の存在や言葉に救われて、パンダに頼らず自分の意思で何かしてみよう!と前に歩みだす最後は「ちーちゃん頑張ったね、えらいね」という言葉に尽きます。 ちーちゃんの笑顔が見られてよかったです…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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堕ちた恒星、朽ちた嶺岸独特な文章、短いながらにも奥深い物語がある。 選択肢が出た際には考え込んでしまいました。 選ぶ際に主人公視点で考えるか、自分の考えで選ぶかで。 両方のエンディングには、もちろん違いもあり、そして共通していることがあったと思います。 大変面白い作品でした。
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暗がりビオトープすてきなドラマを見せていただきました。 このまま映画で見たい完成度です。読後感は爽快。しかもうるっとこさせるなんて完璧すぎでしょう。画面もストーリーにばっちりあっていて、線画と影絵が絶妙な色彩で物語を盛り上げるさまは圧巻でした。 ユーキとほかの人の関わり方の描写もすばらしかったです。 一瞬のつきあいだったけれど強烈な印象を残した人。店内だけのつきあいだけど何年後も普通に話せる人々。一緒に生きてゆく人。一緒に生きてゆきたかった人。苦いようなもどかしいような、でもなつかしくて温かくて。人生ってそういうものだなと思わせてくれるすてきなストーリーでした。プレイさせてくださって、どうもありがとうございました。 という感動をFAでお伝えしようとしたら、タビ爺が全部持っていきました。 昨年に引き続きタピ爺つよい。
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各務家〜食卓物語〜心の中はいろいろ複雑だったりするけど、それでも家族としてなんとかやっていく…ということでしょうか。これからの彼らの人生が気になります。 キャラクターの視点ごとに変わる背景の色がハイセンスでした! ちょっと珍しい感じのノベルゲームで面白かったです。