サスペンス
1952 のレビュー-
完全犯罪はじめまして、SOALのスカと申します。 刑事モノやミステリーが好きなので血が騒いでしまいました! 完全犯罪…難しいぞ…! @ネタバレ開始 弟の視点で物語を追っていく中で、いや、これで完全犯罪と言うには心もとない…。 すぐにバレてしまいそう…と思っていたんですが、 視点が変わってから、なるほどこれは完全犯罪かも…!!となりました。 いや、手を下していないのだからもう…犯罪に手を染めたとも言い難い…。 完璧パーフェクトラッキークライム…! 確かに後味のいい物語ではありませんでしたが、刑事ドラマ見すぎてるのか 「お…おもしろ!!!」と叫んでおりました。脳がバグってる。サイコ野郎じゃん。 *追記* 作者様のコメントを拝見したうえで、もう一度プレイさせていただきました! 確かに薬を盛っているから、完全に手を下していないわけではないですね…。 「殺人」という観点のみでコメントしてしまいました…! お兄ちゃんがあまりにもクs…マトモじゃなかったので ついそれぐらいされても仕方ないと思ってしまったかもしれません…。イカンイカン。 詳しく司法解剖されればワンチャン薬物反応がでるかもですが…難しそう…。 そういう意味では完全犯罪ですね。 一卵性双生児なのに能力差がすごくて、自分がおちこぼれだと思っていたけれど 兄貴のほうがヤバヤバだった…。自分がころころしなくても 別の人が…と思うとなかなかに弟さんは可哀想だなぁと思います。 どうにか情状酌量の余地があればいいんですが…難しいかな…。 15年ぐらいは食らっちゃうかもしれないですね…。 @ネタバレ終了 短いからこその美しいどんでん返しを食らい、気持ちよかったです! ありがとうございます!とても楽しませていただきました!
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ヤンデレ卒業宣言@ネタバレ開始 お店の可愛らしい商品からは思いもよらない暗い過去が明かされていくのでゾワゾワしていたら本当のヤンデレは…と次々明かされる展開が面白かったです!そしてガイくんやばいですよその性癖は…!しかも殺人まで…なんてことを…!友達ちゃんのビジュ・主人公想い・ガイくんを地獄に落とすための執念(そりゃ恨む…!)がツボだったのでFAを描かせて頂きました♡完成後に気づいたのですが違う方のFAの構図と若干被ってしまっていてすみません泣 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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月を見上げて何とかしないと彼女が飛び降りてしまう―― 緊迫したシーンからの始まり。 徐々に過去や状況が明かされて行く構成が面白かったです。 @ネタバレ開始 最初は足音や脈の速さ、深呼吸するなど、肉体があるかの様な表現がされていたので、まさか……と。 でも最後段々薄くなって行ってるようだったので、最初はある程度現実にも影響が与えられていたのか……? でも彼女を直接止められなかったよな……? 一体どんな存在だったんだ……? とぐるぐる。 事故の時も彼女が自分を責めるような原因が何かあったのか……ケンカでもした……? 等々、色々と考えてしまいます。 少し切ないですが、簡単にたどり着けてしまうBADを超えて、TRUEENDで生きてくれ……彼女……。 @ネタバレ終了 しっとりしたお話でした。
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教室に巣食う悪魔たちずっと気になっていた作品で、フェス終盤ギリギリですが、ついにプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 想像以上に闇深い物語で、決して良い結末とはいえませんが、とても面白い作品でした。 途中で「たまに背景や人物が傾いてるの何でだろう……?」と一瞬思ったものの、「雰囲気出すためかな?」とスルーしたのが悔しいです。伏線あったのに! 地の文がなく、会話文だけで物語が構成されており、とてもテンポよく読み進められ、先が気になって一気にプレイしてしまいました。まさか、こんな結末になるとは……! 本編だけでなく、資料やメッセージアプリの部分など、作り込みが素晴らしいです。 登場人物は主人公も含めもれなく全員、好感の持てる人間ではなかったです。まさに『悪魔』。ですが、自分の都合がいいように話したり、嘘をついたり、他人を批判したりなど、とても生々しい人間模様がリアルで、物語に引き込まれました。 @ネタバレ終了 たくさんのゲームを作っている作者様ですが、いつもと違った作風で、多才な方だなぁと感じました。 面白い作品をありがとうございます。
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脱出サスペンスゲーム エリア33誠に悔しいですが、これ以上は見つけるの厳しいなと思い感想コメントさせて頂きます…!回収出来たENDはシークレットエンド含む28END。うあー悔しい!!シークレットエンドは見つけたのにトゥルーエンド見つからないの何故?!何故なんですかぁぁぁ…!(膝から崩れ落ちる) いわゆる脱出ゲーですが、エンディング数が33個と莫大だったのが気になりプレイさせて頂きました!皆様のおっしゃる通り、むちゃくちゃ難しい印象です。でもそれ以上にエンディングを見つけるのが楽しいので苦ではなかったですね! 俺こそが全部見つけてやるぜ!というやる気に満ち満ちた方、是非全END見つけて下さい!私の仇を討って下さい~~~~!!(心の叫び) @ネタバレ開始 まずゲームシステムの誘導がお上手で、隠されている選択肢の場所を把握しやすかったのがゲームにのめり込む一つの大きな要因なんだろうなと思いました。 詰まっていたのに話が進んだー!と嬉しく思えば思う程どんどん色んな選択肢を探したくなっちゃいますし、逆に慣れてくると選択肢の多さに己が振り回されている・してやられてる感が、自分の事ながら大変面白可笑しかったです。 全ての隠されている選択肢に意味があるのだと思って、執拗にご飯引っくり返したり、私だよん!と壁に穴を掘った挙句初対面で茶目っ気に声を掛けたり、私が黒幕だ!と高らかに危険視される言動をとったりと…いつの間にかすっかりこってり不審者です有難う御座います! 1つ1つの選択肢という名のフラグ管理がハンパじゃなく、細かすぎて脱帽です…!たまたまウィリアムさんのお部屋で冷蔵庫の飯をありったけ食べる事が出来たのですが、その理由がしばらくわかっておらず、暫くの間502号室でご飯をひっくり返しまくりながら、のちに3人分の食事が運ばれているのをしっかり眺めてから555号室に何度も足を運んでました(気付け) スプーン万能ですね!!部屋の壁をスプーンで掘れたり、大抵首目掛けてぶっ刺せたり、電球破壊したりとめちゃくちゃやってました!…あれ?よくよく考えてみると、主人公がスプーン使いの特殊能力持ちなだけかもしれません…(?) クローン兵さん、無暗矢鱈にぶっ刺してごめんね…! エリザベスちゃん、初めは主人公に対して警戒心MAXなのにゴンゾウさんよりも頼りにしちゃうの、ちょっと天然ですよね可愛い!ふひいいい!って叫んじゃう所も可愛いです…!END No.0回収後のお話で、私可愛いから!って言えちゃう所も含めて愛しいです…! そんなエリザベスちゃんエンドで、結構最後まで中々到達出来なかったのがEND No.17でしたね!どうあがいてもスプーンでぶっ刺してベスちゃんを救出していたので、END No.18ばかり行っちゃってました…。「両手を挙げて降参→502号室脱出→555号室で白煙→3人部屋」って行けると知ったのが遅すぎましたね…まだまだだなぁ…。トゥルーにも到達出来てないしなぁ…(悔し涙) あ、無事到達後は、クローン兵さんを気絶させた後ベスちゃんを殴ってました…ごめんねベスちゃん!私としましては、クローン兵さんと同じくらいの強さで殴ったつもりだったんです許して!(てへぺろ)(許されない) ゴンゾウさんは一緒に行動するのめっちゃ楽しくて、わざとベスちゃんを怖がらせるような事ばかりしていたのをここで懺悔します…ごめんねベスちゃん! ゴンゾウさんのノリの良さがサスペンスな部分をほんのり和らげてくれるイメージがあるので好きです。魔法みたい!扉を壊せばいい!みたいな発言してちゃんと拾ってくれる所、本当に大好きです。なんなら「眠りたくない」を素直に受け取って眠る役をしてくれる所も好きです。なんだこの良い人! ゴンゾウさんを起こした時の寝言が地味にわかってなくてモヤモヤしています…何かしらのヒントな気はするんですけど…ゲームを起動した時のタイトルに近い寝言ですし…!くっ…わからない…! ゴンゾウさんの勇姿は私も見て見たかったですね!どんな感じでクローン兵さんを大人しくさせたのか想像するのも楽しいです! ユー シーちゃんの笑顔と笑い方が尊いのと、主人公の為にキーを渡し、今度は逆に主人公によって救われる感じが、まさにメインヒロインですよね!(彼女とのエンディングに真実への欲求ENDがありませんし!) 地味に部屋を覗ける所が好きです…なんだかいけない事をしているような気がして…(ぇ)。 あ、主人公が手を血に染めてでも助けようとしに行った時のユー シーちゃんの対応も好きです!血の匂いがする…!と言われて拒否られちゃって打ち果たしちゃう主人公の、一方的で独りよがりな感情が垣間見えて良きですね…!(ユー シーちゃんも、せめて話を聴いてくれればまた話は変わったのかな…と…。主人公が彼女の為にと歩んできた道次第では。主人公の頑張りが少し切なくて…そう思わずにはいられません…)。何はともあれ、主人公とユー シーちゃんの関係性、大好きです!! ウィリアムさんは、フラグを理解するのが未だに難しいです…個人的に一番の難敵認識ですね(ぇ)。ワインを飲んだ時、冷蔵庫のものを食べた後、トイレで用を足した後…。一体何のフラグを立てれば煙が出るor出ないのかがわからなくて、ウィリアムさんが握っているエンディングは見つけるの難しかったです。 あ、でも…トゥルーを見ずにシークレットを見た身としましては、どこでも踊り明かしてくれたうちの主人公には感謝しっぱなしですね…!(?)最初の502号室、3人部屋でもそうでしたが、必死で踊る事によってダンサー系エンドを回収出来るなんて普通微塵にも思わないじゃないですか?思ったとしても、ダンサーエンドなんて1つだけだろう?…ってなりますよね?でも、そうじゃなかった…!!なので、どこでも踊り明かしたうちのダンサーな主人公には感謝感謝です…!(??) ウィリアムさんのお部屋の机、ボタン範囲がやや小さいので見つけるのに時間がかかってしまいました(笑)。左右対称、シンメトリー…とぶつぶつ言いながらプレイしていた時に見つけたので(ぇ)、作者様の最初のヒント、慣れてきた時にこそ真価を発揮される気がして大変有難かったです…! あ、ウィリアムさんの掴めない性格はともかく、一緒に踊ってくれるようなノリの良さは大好きです!そして、私もウィリアムさんの立場であれば「残る」選択をすると思うので、任務で主人公の相手をしただけのウィリアムさんを殴っちゃったのは本当に申し訳ありませんでした!ごめんねウィリアムさん! アメールちゃんが本当に謎で…!私が見ていないだけで実は研究施設内のどこかに居て、彼女を見る事が出来ました~!的なルートがあるなら是非辿ってお会いしたかったですね…(例え亡くなっているのだとしても、夢の中で沢山ヒントを下さったのでお礼を直接言いたかったのが本音です…!) トゥルーを見ていないので詳細は不明ですが、アルビンさんも作られた=この世に生まれたが故に、人間が滅びても考え動き続けるの…切ないですね…。エネルギーがある限りずっと稼働し続けるのか、それともいつか理想郷を作り上げたら停止を望むのか…アルビンさんの今後が地味に気になりました。せめて、シリアルキラーエンドみたいな悲しみは背負って欲しくないですね… 主人公は何者にもなれるのであまり何も言えませんが、お腹空かせたまま培養室?に行くとお腹が鳴ってバレちゃうの、一周回って愛しくなりました(笑)! 因みに、シークレットエンドを先に回収してからゲームをはじめる画面に表示される各ENDを回収する事によって表示される画期的な鳥肌もののヒントを見たので…。ウキウキしながら見つけたぁ!と思って選択したら、まさかのシークレットENDまでのヒントだった時のショックたるや…(笑)。そのシンメトリーの位置にある選択肢こそトゥルーへのヒント!と思って選択したのですが、トゥルーに到達出来ない自分が全ENDは流石に無理だと、志半ば諦めてしまいました…。1人で5つのキー集めるだけではアルビンさん教えてくれないですし…アルビンさんにダンスの披露も出来なければ空瓶でも殴れないですし…(ぇ)。これは詰んだな、と…。後日、時間がたっぷりとれた時に再チャレンジしようと思います!!打倒、トゥルーエンド!!!(ぇ) あ、見つけてないENDはNo.8、9、15、24、32です。あともうちょっと感が凄いので、時間取れ次第やっつけたいですね…! @ネタバレ終了 ゲームとしても凄く面白く、システムやヒントも画期的で大変楽しかったです!素敵な作品を有難う御座いました!
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counselingゲーム実況させていただきました! @ネタバレ開始 ほんとに近未来にありそうな…カウンセリングアンドロイド… 思い通りにいかないとエラー起こしちゃうつむぐちゃん可愛いです!ありがとうございました! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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二郎と三郎サムネに惹かれてプレイさせていただきました。 さっぱりよくわからない状態で週かいしましたが、 @ネタバレ開始 やっぱり皆さんのおっしゃるように多重人格なんでしょうか? 作者様の解説が気になります(笑) なんとも言えない怖さがあり、楽しませていただきました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
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HAPPY END DRUGこちらのゲームを実況させていただきました! @ネタバレ開始 まさか画面の前の自分がゲームの中の人物に語りかけられるとは思ってませんでした! メイがなんか見られてる?ってこちらを意識してきたのでいつかこちらの存在がバレてしまうのではないかと終始ドキドキしてしまいました(マモリにはバレますが…) アキトが想像以上にヤバい奴でメイが逃げても全力で追ってきそうで逃亡後のメイが平和に暮らせることを祈るばかりです… @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!!
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話せばわかる!コンビニ強盗遊ばせていただきました。 @ネタバレ開始 強盗さん話せばわかる人でよかったです。@ネタバレ終了
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PetrichoR大変面白かったです。終始、食い入るように読み進めていました。 3人の視点から描かれる群像劇のドラマで、これは構成が見事だったと思います。シリアスでサスペンスな物語でありながら、ラストの切なくも明るいあの雰囲気の着地は読後感が抜群で、とても良いものを読んだと思わせてくれました。一本の良質な映画を見終わったような心地です。 @ネタバレ開始 サスペンスとあったので、scene1の時点で「彼女は彼の死に関わっているんだな、この後いなくなるんだな」と推測はできるのですが、そこで実際には何があったのかが気になって、強烈に引っ張ってくれました。 登場人物がみんな良い人なんですよね。決して利己的でなく、自分よりも人の幸せを願うタイプの。そんな中で起こしてしまった悲劇から、自分が全てを被ろうとしたり、迷惑が掛からないように姿を隠したり、重みを一緒に分け合おうとしたり。そういったことが積み重なって、綺麗に落とされた結末が非常に感動的でした。 個人的には誠空さんの存在感が良かったですね。ガラが悪い地域の元締めっぽいのに義理堅く誠実で、豪快に笑うことで現実から逃避している事実をごまかしている、みたいな機微の表現が上手いなぁと感じました。 @ネタバレ終了 とても面白く読むことができました。ありがとうございました!
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脱出サスペンスゲーム エリア33エンド数33もある高難度脱出ゲーム。謎解き系ではなく探索&選択肢を試しまくって正解に近づいていくタイプです。メモがあった方が楽な場面もあります。 ひとつの行動が後々関係するなど分岐・変化の作り込みが素晴らしく、これほど複雑でありながら無理矢理感やモヤッと感が無かったのも凄い!(お笑い系選択肢は別として) こちらの作品は自力でのクリアが特に気持ち良いタイプだと思います。夢中で色々試したくなる面白さと周回しやすさで、プレイのストレスはほぼゼロでした。 が、私にしてはかなり粘ったもののクリア出来ず。めちゃ悔しかった!! 結局は実況でヒントをもらい、トゥルーとシークレットに到達出来ました。実況者さんに感謝! 素晴らしい作品をありがとうございました!
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幸を運ぶ怪物【バージョン1.18】ゆっくり読み進めておりました!フェス最終日に投稿になり、大変遅くなりすみません~!! @ネタバレ開始 違うんですよ、休憩を挟まないと、各登場人物たちのお話がですね、重くて…!あと、ところどころに浮かぶ目(夏鈴花さんの目かな?)がどアップになる時、毎回ビクッてしちゃいました(笑)ドキって感じですね… あの特に、夏鈴花さんの目にえんぴつのやつ…先端恐怖症でひぃぃって! たくさんのイラストに、演出、文章がとてもよく練られていると思いました。 私は夏鈴花さんを優しいと感じたし、善人だと思います…! @ネタバレ終了 考えさせられる、素敵な作品をありがとうございました! FAは夏鈴花さんです。振り向いてこちらに微笑んでくれている感じを…!表したかった…です!!
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ヤンデレ卒業宣言
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二郎と三郎初代プレステっぽいグラフィックのタイトル画面が気になる。ぽち。 楽しみにしていた菓子が、弟に食べられた!食べ物の恨みぃ! と思いきや、何やら様子がおかしい……? @ネタバレ開始 これは……多重人格か何か……? @ネタバレ終了 面白かったです。
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出口のない世界でー秋川 怜 (16)ー@ネタバレ開始 タイトルを見て脱出ゲーム系かなと思いましたが、怜ちゃんを取り巻く世界のことを指していました。 怜ちゃんが閉ざされていく描写が見ていて苦しかったです。 @ネタバレ終了
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デスゲームおかあさんといっしょえげつねぇ… 正直凄いというか…言葉を失いました。 @ネタバレ開始 非常にコメントに困ります…。 多くの人が思う所があって、 これ題材の創作も多々あるのも目撃しました。 昔から何も変わっていないとかは、私も思う所です。 当事者だったら復讐するよなとか、どうしても思うし。 現実で解決してない問題だし、解決もしない問題だとも思うので…。 激重なものを残してくれるえげつない作品でした。 ありがとうございました。 @ネタバレ終了
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デスゲームおかあさんといっしょずっと気になっていた作品をプレイさせて頂きました! @ネタバレ開始 絵柄はとっても可愛らしいものの、タイトルがあまりにも不穏過ぎたので怯えながらプレイしていると突然の実写相関図に思わず「ヒェッ……」となりました。 資料の書き込みから滲み出る憎悪が主催者である彼女の背景を全て物語っていて、もうこの時点で後に起こるであろう惨事が目に見えるようでした。 「さあゲームスタート!」というところでクリスマスソングと共にエンディングを迎える演出がマジで悪趣味過ぎて最~~~高でしたね!!!(褒めてます) その後迎えた真エンド、なんだかんだ皆優勝する世界線ではド派手にやっていてキムラさんは『素養がある』人達を集めていたんだなあ~さすが俺のママ!(?)と改めて思いました。 登場人物みんなかわいいですが、個人的にはおじさんが好きでした。養いたい。 残念ながらこの手のいじめに加担する人間は絶対に反省はしませんし、罪悪感も持ちません。 むしろ生き残った彼女に関しては今回の件を今後の人生の語り草にして、悲劇のヒロインを演じるようになるのが容易に想像がついてしまいます。 ゆえに私個人としてはあの時一緒に殺しておくべきだったのではと思いますが、キムラさんがそれを出来なかったのは無意識に彼女のお腹の中の『子ども』を殺す選択を避けた、ほんのひとかけらだけ残っていた『母親』という生き物故の情であり、甘さなのかなと感じました。 その反面、娘と同じ年頃の子供であるツカサくんは後戻り出来ない場所まで自ら引きずり落としていたので、ギャップがすさまじいですが……。 全て失くしたと思ってはいても、復讐だけに100%生きることも出来ないという絶妙な人間臭さがとても魅力的な方でした。 彼女の絶望や企てたことが少しでもあの世界の人間達に一石を投じるものであればいいのにと思いますが、やはり現代社会においてそれを望むのは難しいのかもしれませんね……。 @ネタバレ終了 細かい話ですが、タイトル画面や各種UIがとても凝っており、作品の世界観を表現する一助になっていたのがセンス抜群だなあと思いました。 広告バナーから過去作につなげるアレは天才の発想過ぎてめちゃめちゃ好きです!!w 素敵な作品をありがとうございました!!!!
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デスゲームおかあさんといっしょとっても可愛いイラストと「おかあさん」というキーワードに惹かれて、いそいそとゲームをプレイさせて頂きました。 あらあらウフフ系のママさんと会話する楽しいひととき、それからまさかあんなことが始まるなんて @ネタバレ開始 とても重いテーマと、登場人物達の過去に目と心を掴まれ物語にのめり込みました。 被害者の女の子の心境や行動、味方であるツカサ君にさえ疑心暗鬼になるお母さんの心理、何もしてくれない社会という描写がとてもリアルで凄いです。 フィクションの世界でだけでも、加害者が全員報復を受ける結末を見る事が出来て作者さんの作品のおかげで心が救われました。 本当に有難うございました。 @ネタバレ終了
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スクールスクル
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教室に巣食う悪魔たち驚愕の面白さでした…!超本格サスペンスでクオリティと完成度が凄いです。注意書きに苦手要素がなければ、是非お薦めしたい作品。他の方のコメントを参考に、小分けではなく一気にプレイさせてただいたのですが大正解でした!(できれば集中できる環境でのプレイをお勧めです)没頭して読み進め、読了後には暫く放心するほど大満足感に浸っています。遊ばせていただいたことに感謝でいっぱいです…! @ネタバレ開始 説明最小限で幕開けるので、全体として探り探りのストーリー進行。なのに、一切置いていかれることがなかったのがシナリオ構成の凄さだと感じました。操作性を持たせながらも、基本は日付順に話を追えばいいので道筋から外れることはなく、ストーリーに集中できたのも有り難かったです。オムニバス形式の各キャラとの会話に関しても、真相・犯人の追求というミステリー要素はもちろん、学校という閉塞的な舞台の異様さ、人間模様の醜悪さ(褒め)が大変面白くて、ぐいぐい話に惹き込まれました。これぞイヤミス!さらに、作中の色んな仕掛けが作用して、一本道とは思えないほど多層的に物語が展開されるので、この作品はまだ面白くなるのか!?とプレイ中何度も驚かされました。真相に向かうまでに、作品の印象が何段階か変化したので、以下前半パート、後半パートに分けての感想とさせてください。 ▽前半パート 始め(手帳1ページ目を読み終えるくらいまで)は、登場人物みんな関わりたくないタイプだなと思いつつも、体裁よりも自分の考えを真っ先に意見するところなど、ある意味、主義主張が一貫していて清々しいとさえ感じていました。振り切った嫌な面もありますが、学校という特殊なコミュニティでの処世術や、主人公に対しての物言いには正当性というか、一理ある部分も多いように思えて。問題児ばかりと言っても、皆がぐずぐずの人格だったら辟易したと思うのですが、テーマ性の割に全然粘っこくなくて、クローズドな世界で生きる彼らの事件録、事情調査といった感じで抵抗感なく読み進められるという印象を抱いていたと振り返って思います。逆に主人公に関しては、冒頭こそ、視点(思考)に寄り添う方向で読み進めようとしたのですが、各人物との会話から人間性を伺い知るたびに、出てくる出てくるくずっぷり!一番アウトなのはこいつでは…と思うに至りました。過去の事件の真相として、主人公が犯人というオチは大いにありそうだ、と狙いを定めたところまでが前半のハイライトです…! ▽後半パート~終幕 そこから、まさかの!!後半パートの畳み掛けるようなどんでん返し、さらなるひっくり返しの展開に、幾度も度肝を抜かれました…!!「想像を絶する」が伊達ではないことに唸るとともに、嫌な奴ではなく間違いなく「悪魔」な彼らの所業に戦慄しました……。一瞬でも関心を寄せてしまった自分を呪うくらい、とんでもない極悪人で、犯した罪に対しては心の底から嫌悪します。ですが!!ミステリー/サスペンスとしてこの上ない意外性と納得感のある真相で、破綻のない伏線回収や、法制度と絡めたリアルな話の詰め方など、本当にシナリオ構成に感嘆するばかりでした。ミスリードと伏線が絡まりすぎて、まんまと手のひらの上で踊りまくったと振り返りつつ、今にして思えば気づけるポイントがいっぱいあったのがニクいです…!(褒め) BGM、画角、まさかのバッチまでも謎仕掛けの舞台装置としてしまうなんて…!「なんでこの演出なんだろう?」って一瞬は考えたはずなのに、最後までその意味に気づくことはありませんでした…。ぐやしぃぃぃ。爽快なほどのしてやられた感でした! @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!