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ティラノゲームフェス2019参加作品

3302 のレビュー
  • 臨界天のアズラーイール
    臨界天のアズラーイール
    絡み合う物語と物語。 その複雑さが頭で感じていながら喉越しの良い飲み物を飲む様にツルリと入り込んで、非常に味わい深い作品でした。 ボリュームもあって、とにかくすごい作品だと思います!
  • 節馬県の恐ろしい旅
    節馬県の恐ろしい旅
    根崎村で記者が失踪したという事件を聞いた主人公は、随筆の題材を書き溜めたいという理由で、その村に訪れたことから始まる短編。15分程度で読了しました。BGM・SEは一切ありません。縦長の構成なので、スマホでのプレイ推奨です。 主人公が体験したことを精密な描写で説明しており、個人的には記録文学の作品を読んでいるような感覚を味わいました。 ジャンルはホラーですが、びっくり要素はありません。ただ、薄気味の悪い不気味さを感じました。あの場面は想像するだけで、(良い意味で)生理的嫌悪感が掻き立てられました⋯⋯!
  • 再会はエレベーターの中で
    再会はエレベーターの中で
    甘酸っぱく、切ない…けど、最後の展開は希望のある温かいストーリーでした。全体の雰囲気に反して、エレベーター内での二人の会話の掛け合いが面白かったです!
  • へんし~ん! ペット
    へんし~ん! ペット
    普段は目つきが悪いけどころころ表情が変わる狐くんがとてもかわいかったです(でも一番かわいいのはお爺ちゃんかも…!?)。 選択肢によって変わる狐くんのリアクションが愛らしくて思わず何周もしてしまいました。 特にとある食べ物をあげたときのスチルが本当にかわいい…! あんな姿を見せられたらいくつでもあげたくなってしまいますね。 ラストはいろいろな意味で驚きました…! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 不思議の国のアリスとありす
    不思議の国のアリスとありす
    クリア後のExtraがとても好きです☆ニマニマ(*^^*) ライブ2Dも取り入れていてかわいかったです!!
  • LAST.
    LAST.
    いつの間にかよく見て選んでなかった・・・タイトルをみて絶対よく見て選ぼうと思ったのに・・・。 何かあると思って気を付けていても結局よく見ていなかった>< 終わった後は真相はわかってもスッキリは出来ませんでした(+o+) 悲しい・・・
  • 後藤一家の日常
    後藤一家の日常
    ただ事実調査をするだけではなく、疑惑が事実だった場合どうしたいかという依頼人の希望に沿って気を配ったり手を回したりする悦子さんに、探偵なのに良い人だ~!(探偵に対する偏見オブ偏見)とプレイしながら好感度が爆上がりでした。 ゆ~て本当は浮気の事実なんてないんだろうな、と割と確定直前までのんきに考えていたので早々に確定して驚いてしまいました。さすが専門家だ……。そして確定後の展開が面白かったです。 小学生組の絶妙な小学生感もすごく良くて、たまに登場する度にこにこしてしまいました。
  • 無人島
    無人島
    無人島に持っていくものをフリー回答していくスタイルは面白い! 適当な言葉にも対応しており、色々探したくなりますな 初手T○KIOを入力した自分は間違ってないはず…!
  • 無人島
    無人島
    公衆電話も面白かったけどコレもオモロでしたね!メモ必須 多分全部END見たと思う!
  • 生きていく勇気~統合失調症になった僕~
    生きていく勇気~統合失調症になった僕~
    統合失調症である男性を主人公にした物語。15分ほどで読了できました。正直に描こうとする作者さんの思いが伝わってきて、こちらも真面目に考えなければ、と思わせてくれました。 主人公は、良くも悪くも「若い」のだろうと感じます。同じ作業所との言い争いでも感じたのですが、彼は真面目で、「障害があるからといって甘えては駄目だ」という思いが強いのだと思います。しかし一方、その思いが強すぎるためか「働かないと駄目だ。働かない自分は許容できない」という思いも持っているような印象を受けました。障害は「負い目」に繋がりやすく「こんな自分は駄目だ」と自分を許せなくなる人も多いようですが、主人公もそうなのかもしれません。そうした目で見ても、本作品には読むに値するリアリティがあると僕は感じました。
  • あの教室で見た夢、それを見た夢。
    あの教室で見た夢、それを見た夢。
    小説を書く女子高生の様子を描いた作品。プレイ時間は10分ほどでした。オチには2度引っ掛かってしまいましたね……。「物語を書く高校生」という設定はまさに僕が作っているものと同じで、興味深く読ませて頂きました。余談ですが、読了後はトマトジュースを飲みたくなりました(笑)
  • 煉獄の丘
    煉獄の丘
    交通事故にあい、煉獄に来ることになってしまった男の話。5分程度で読み終わりました。煉獄の描き方が良くて、終わりのない絶望的な雰囲気がよく出ていました。舟のところにずっといる人の描写が特に良かったです。ラストも切れ味が良くて、その後を想像させてくれますね。安全運転しなくちゃいけませんね……。
  • 今夜デッドライン
    今夜デッドライン
    入稿ギリギリに迫った状況にいる主人公の切山くんが、どうにかして切り抜けようと奮闘するハイテンションコメディー。途中の選択肢によりエンドが別れますが、エンド後に最初の選択肢に戻れる優しい設計をしていますので、順番通りにやっていけば問題なく完走できると思います。全7エンド、40分程度で読了しました。 とにかく、修羅場に突入している切山くんの謎のハイテンションに笑わされた作品でした。個人的に楽しかったのは博士とのやり取りと、夜食の場面です。自分も精神と体力が追い詰められたら、切山くんと同じテンションになっちゃいそうだなぁと妙なリアリティを感じました。創作活動は計画を持ってやらないといけないですね⋯⋯。未プレイの方は、ぜひ勢いのある物語を駆け抜けてみてはいかがでしょうか。
  • 水鏡
    水鏡
    非常に美しい文章で綴られる恋物語。 クラシックのBGM、切ない文章、満月が合わさり、神秘的な雰囲気を味わえます。 ラストは個人的にとても好きな終わり方でした。
  • RiLCo 4月に君は嘘との日
    RiLCo 4月に君は嘘との日
    失恋で傷心の主人公がちょっとした「噓」をつくことにより不思議な出会いをするお話です。 スマホくんが口が悪いながらも優しくて、こちらの心も解けていくようでした。 親や友達などよりも一番近くにいる存在にあんな言葉をかけられたら頑張れそうですね。 終盤に流れるムービーが美しくも切なくて良かったです。 ラストは「まさかそんな縁が…!?」と思いましたが、主人公が一歩進む勇気を出さなければきっとつかむことはできなかったものなので主人公が前向きになって良かったなと思いました。 一度ひどく失恋してしまうと「もう二度と恋なんてしない」と思ってしまうこともありますが、勇気を出して行動すれば良縁は意外と近くにあるのかもしれませんね。 桜の華やかで儚いイメージと出会いと別れのストーリーがうまく結びついた作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • マサユメテンシ
    マサユメテンシ
    記憶を失くしたアイドルとの純愛ストーリー! 美和子ちゃん(美羽ちゃん)と主人公家族との何気ない会話に和みました。文章がとても読みやすくて、スラスラ読めました。 ゆっくりと流れていくカメラの流れ方や、綺麗なスチル、可愛らしいキャラクターデザインがより物語の優しい雰囲気を出していたと思います。最後まで優しい気持ちでプレイ出来ました。楽しい時間をありがとうございました!
  • Please call me…?
    Please call me…?
    短いお話ながらもとても綺麗にまとまっていて、最後で思わず顔がほころびました。最初のジョークの下りでクスッとして、途中で「えっ!?」とドキッとして、最後はほっこりと和むステキな作品でした!
  • 睦眼さん - hizumi2 -
    睦眼さん - hizumi2 -
    睦眼さんの瞳の数ごと変化する各デザインがめちゃかわでビューティフルでサイコーでした。すごく好きです。 それとオンマウス時の選択肢の変化が好きです。 生まれた時から死を望んでいたさちちゃん、すごく寂しいな……。すごく断片的にしか描かれていないとは思うのですが家族との関係とか、決して悪いものではないように見えただけに、彼女の内面を構成する根本的な問題として、すごく寂しいな……、と思ってしまいました。 独特な世界観と雰囲気によるゲーム構成が素敵です。
  • ゆーたん
    ゆーたん
    まずボイスドラマ版で一周、それからゲーム版で残りの選択肢を見てきました。 ゆーたんの音声の加工感が個人的にとても好きでした。最初に見たのがハッピーエンドだったので、プレイ後、へええ~そう読むんだ~と言いながらぐぐりに行ってました。 パソコンが脆弱なため一瞬しか映らないスチル群や動画をプレイ中は殆ど正常に見れなかったのですが、あとでCGモードで確認できて助かりました(思い出の方には載っていないので記録されない画像なのかなと思いかけ)。 ネームレス被害者達が持っていた……のデザインが皆それぞれ違って可愛いですね。オンマウスで見れるCGモードの一言コメント好き。 タイトル画面の演出がSEまで変化するのも面白かったです。 ゆーたーんエンド、おまけで言われるまで気付かなかったのですが、言われて気付いてふふっとなってしまいました。
  • むち。
    むち。
    色々なことを知らない少女が成長していく様子を描いた物語。10分ほどで読了できました。「無知」であることの怖さが生々しく描かれていたと思うし、それを自覚して知ろうとする誠実さが大切なのだというメッセージを感じました。僕も、そのメッセージには共感します。彼女のことを、僕ら大人も馬鹿にはできないですよね。人間なんて愚かなもので、ロボトミー手術にノーベル賞を与えちゃったり、アスベストを「奇跡の鉱物」と讃えたりしてきたんですから。傲慢になってはいけないと自分を戒めることができました。 作品についてですが、日記のイラストが素晴らしかった。切迫感がひしひしと伝わってきました。余計なものを排したエピソードの描き方も良かった。色々と考えさせてくれる短編でした。