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35360 のレビュー
  • マイハハ
    マイハハ
    トゥルーエンドまで見ました! 面白かったです! 最初はバックミラー越しに見えるハハの顔が怖くて怯えてました。 クリックする度にわかってくる子供の事情がだんだんほのぼのとした気持ちにさせてくれました。 ハハが振り向くところや横切っていく車など、細かい演出が効いていて楽しかったです。 @ネタバレ開始 エンドロール、とても良かったです! 主人公が寝ちゃって、振り向くハハの笑顔。しんみり。 ひとつだけ疑問が。スタッフロール、「フードコーディネーター」ってあったような……? 何か見逃した? こうして謎を残したままプレイし終えたのでした笑 @ネタバレ終了 作者様の作品はいつも楽しいです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • Idiot Savant
    Idiot Savant
    愛や、精神疾患をテーマにした 物語を一通り読んでからがスタートです。 「この結末が気に入らない・・・!!」 せいらちゃんと物語の修正の為、奔走します。 最初は重たくのしかかっていた物も、 次第に解消されていく仕掛けが上手いなと思いました。 @ネタバレ開始 初っ端ユウヒくんリンさんが存在しているから! と真っ先に人のせいにして、思いっきり世界に怒られました。 ハッピーエンドの世界線も、皆本当に幸せそうで 血も流さずホッとしました。 余談ですが、 先程間違えて他作品の感想を送りつけてしまい、 大変失礼いたしました!!! 本当ただの間違いですので、スルーしてくださいませ・・・。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
  • オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~
    オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~
    怖い部分もありましたが、もの寂しい気持ちにもなりました。
  • Silent Film_
    Silent Film_
    猫のサムネに惹かれてプレイしました。 @ネタバレ開始 はじめてすぐに、あ、猫のお話じゃないのね。と、気付きましたが、不思議な雰囲気のお話に引き込まれて最後までプレイしました。 どこからが狂人で、どこからが正常かなんてわからないですよね。 そんなことをつらつらと考えさせられるお話でした。 エンド後の美咲くんとのお話は突然雰囲気変わりましたが、ネタ晴らし的に面白かったです。 舞台裏を覗くって感じで好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
  • LOST AT SEA
    LOST AT SEA
    素敵なドット絵に惹かれてプレイしました。 @ネタバレ開始 重めと書かれましたが、思った以上に重たい話でした。 最初は動物かわいいな~とか思って見ていたんですが、あ、お肉…ね? @ネタバレ終了 音楽や、イラストのしっとりとした雰囲気がとても素敵です。 ありがとうございました!
  • バルバニー家の3きょうだい
    バルバニー家の3きょうだい
    「みんなでハッピーエンド」はなしの展開が待っているということで、タイトルのかわいい3きょうだいさんがどんな結末を迎えてしまうのか少し心配しながらのプレイとなりました。 @ネタバレ開始 とりあえず生きていてくれたらそれでいいや…と感じたのがギルくんとリズさんでした。 ギルくんはとにかくお父上が人間としても父親としても最悪で、ギルくんが痛めつけられた姿を見たときに「うぐぐぐ…!」と変な声が出ました…(涙) 好きなエンドはお膝エンドです。 ギルくんは良い子すぎて、守ってあげたくなります。 もう毎日毎日これでもかというくらい褒めて褒めて褒めて褒めて甘やかすからー!と決意したくなるエンドでした。 ボコられるエンドが一番怖かったです…暴力反対(涙) リズさんは押しかけ一方通行愛が一番好きです(プレイヤーがハッピーエンド大好きなので、Happyっぽいエンドに惹かれます) シナリオでは心が着々と冷めていく主人公さんでしたが、個人的には「えー、いいよー、今すぐ一緒に住む? 楽しくなるねー」くらいのニコニコ顔なエンドでした。 こちらを見上げるリズさんのかわいいこと! 天使か!と思いました。 無事にご結婚を回避して、主人公さんと一緒に住める日が来るようにと応援したくなりました。 ギルくん縫合エンドが一番怖かったです。 ギルくんを縫い付けるのはやめてあげて…縫合反対(涙) レネさんは生存できるエンドがハッピー感ZEROなので、彼の願い通りに最期を迎えた夕陽を見に行くエンドが好きです。 穏やかな顔で眠りについたお顔を見て、直前に見ていた手術エンドの「これは駄目ー!!」というぐちゃぐちゃになった情緒が落ち着きました。 その後でロードして別選択肢を選んだら刺殺されて「な、んで…数分前に綺麗に終わったのに…」と画面の前でお通夜気分に(苦笑) ここまで一緒に来ていきなり刺すとか…刺殺反対(涙) 攻略をリズさん→ギルさん→レネさんでいったため、本作最後に見たエンドがこれで「よし、もう一回行っておくか!」とセーブデータを残しておいたリズさん一方通行愛エンドを見てシメとなりました。 レネさんは体が丈夫だったのなら、もっともっと違う人生があったんだろうな…ギルさんと一緒に中庭の手入れをして咲いている花を見て笑いあったりしたかもしれないな…なんて思いました。 3きょうだいはどの子もとてもかわいいので、ゲーム的には大団円ハッピーエンドはないと分かっていても、3人がみんな幸せに笑っていられる未来がほしかったなぁ…と願わずにはいられませんでした。 そんなわけで、あとがき部分のカラーで描かれていた三人がとても可愛かったです!! 神イラストでした!! また、Galleryでスチルを見るとカラー版も見られる仕様が嬉しかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • ERY ステーション
    ERY ステーション
    ERYステーションを通じて知り合ったカナタさんとシキさんは二人もとても個性的で明るい良い子たちですが、主人公(名前変更可能な自分)もなかなかに個性的で面白かったです! @ネタバレ開始 おぎゃーー!!あぎゃーーー!!カニ!!と叫ぶ赤ちゃん叫びの主人公、個性が強くて笑いました。 現実逃避で別世界に紛れ込んでしまった主人公が元の世界に帰れるようにと奮闘してくれるカナタさんとシキさん、本当にいい子たちでした。 綿棒になったシキくんと詩が大変インパクトがありました。 思わずシキくんが本体なのか綿棒が本体なのかという深淵なる問題に挑むところでした。 また、4日目に唐突に始まった漫画(同人誌)には本作で一番笑いました。 毎週金曜日、胸筋に触って休みたいです…! コミカルなストーリーが大変面白くぐんぐん読み進めていく中で「おや?」と思ったところがありましたが、主人公が画面に出たところで「ああ、やっぱり!」とすべての違和感が腑に落ちました。 「何か」というところまでは分からなかったのですが、彼らの仲間の「何か」だろうとは予想していたので、納得の正体でした。 あとがきにも書いておられましたが、私もエンディングは1が好きです。 同僚の皆さんと一緒に、下剋上上等で幸せになってほしい! そして、プレイヤーである私も、身近にいてくれる彼らを大切にしようと思いました。 元々、物持ちはいいほうですがこれからはさらに大切にしてあげたいと思います。 読了後、とてもやさしい気持ちになれました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • マイハハ
    マイハハ
    シンプルでわかりやすくて楽しい探索ゲーム! ママに隠し事多すぎなヒロシ君に悩まされますが、選択肢からのやり直しも親切設計でテンポよく楽しめました! @ネタバレ開始 4点の答案でママを何度も何度も鬼化させ・・・ 最後の言葉はわからなかったのでヒントを頼ってトゥルーに辿り着きました! トゥルーはとってもほっこり。結局最後まで4点だけど! @ネタバレ終了 楽しいゲームをありがとうございました!
  • 天界からの御達しです。
    天界からの御達しです。
    命を賭けたクイズゲーム!ということで心して挑みました。 テンポよく進む短編クイズゲーム、1問目挑戦して、お、こういう感じならいけるかもと2問目へ挑むと・・・ @ネタバレ開始 ◼️◼️◼️!?何事!?? 必死でいろいろ考えて、これ無理だー!と諦めかけて改めて最初からやり直してみると、あ、ハードモードへ挑んでたのですね・・・。 命を賭けているのでさくっとルート変更してクリア(そらでもメモとかいろいろ・・・)。 ルート選択の選択肢がなるほど納得で、ちゃんと考えて選択せねばならんと学びました。 @ネタバレ終了 なかなか考えさせられる深いことを天界からのお達しとして受けたので、ぜひ作者さんのストーリー重視という他の作品やってみたいと思いました。楽しいゲーム、ありがとうございました!
  • 文化棟の魔女
    文化棟の魔女
    概要欄に書いてあるキメセリフが最高にカッコイイ、月岡先輩の手腕が光るサスペンスでした。 単純に思えた小さな事件が、どんどん大きな事件に繋がっていく流れは大変面白く グイグイと世界観に引き込まれました。 扱われるのはパパ活の闇。 アングラなだけに、普通の推理物ではないような危ない捜査なども出てくるので、ハラハラしながらも緊張感があって読む手が止まりません! また、月岡先輩が魅力的なキャラクターであるのはもちろんのこと それをサポートする主人公くんが(キャラとして)負けてないのが素晴らしいと思いました。 普通の高校生ながら、気合いと情熱で難局を乗り切っていく姿勢、好き!! @ネタバレ開始 犯人については自分は全く予想していなかったので「どしぇー!」となりました。 @ネタバレ終了 最後の事件もそうですが、最初の屋上ネタからして自分では何も閃けなかったので スラスラと謎を解いていく月岡先輩に、終始「すげー!!」となっていました。 余裕の笑みで事件を解決していく月岡先輩……かっこよすぎる。 素敵な作品をありがとうございました。
  • こうちゃん愛してるって言わないで
    こうちゃん愛してるって言わないで
    不倫だめ、ゼッタイ。 ということで何がなんでも暴いて、罪を償わせてやると意気込み(笑)進めていきましたが ハッピーエンドを迎えた今は、とても穏やかな気持ちです。 本当に不倫しているのか?! これはやっぱり勘違いパターンか?? と見せかけて、ガッツリしてるやつやんけ!!? などなど、振り回された挙句に初回はBADに直行しました。 @ネタバレ開始 あの女は誰よ!!! ……と、誰もが選ぶだろう選択で。 えっ、皆さん選びますよね!?っていうか、むしろ発見した時点で現行犯逮捕です!!!!(笑) @ネタバレ終了 ただその終わり方がちょっと謎な感じで。 「ん?」と思ったのですが、その理由は別エンドで明らかになりました。 なるほどです。 @ネタバレ開始 不倫女と血みどろのファイティングをしたのかも知れないと一瞬思いましたが……そういうことでしたか。 全てが分かると、序盤からの彼の発言1つ1つが切なくなりますね……。 結婚半年(でしたよね?)で離れ離れなんて、ほんと辛かったと思います。 愛してるって…言わないで っていうのは奥さんの優しさだったんですね。 じーんときました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • 人生にXXは必要なのだろうか?
    人生にXXは必要なのだろうか?
    制作時からずっと楽しみにしていたゲームでしたが、本格的な力作ADVでとても楽しめました。 まず、開始冒頭のOPムービーがメッチャオシャレで素晴らしかったです。 感動して立て続けに3回見てしまいました。冒頭に力のこもったOPが流れたことで本気度が伝わり、没入度がググッと上がったように感じます。 ストーリーは非常に正統派なADVです。恋愛要素ももちろんありますし、ルートによっては主人公の心理的な成長が大きく見られました。往年の名作ADVのような安心感がありました。 グラフィックも非常に綺麗です。特に素晴らしいと感じたのは、ヒロインの新田さんがコテコテの萌えキャラ、現実離れした超美少女でなく実際クラスにいそうな自然に可愛い女の子然としているところです。内面の魅力が滲み出るような雰囲気がありました。サムネでも拝める運動しているシーンや、おでかけでおめかしする新田さんは非常に魅力的で、主人公のドキドキとシンクロするようなグラフィックの数々がとても良かったです。 @ネタバレ開始 大きく分けて新田さんルートとそうでないルートがありますが、真実の判明度や主人公の内面的な成長を考えるとそうでないルートこそが本線なのだと思いました。作者さんとのシンクロ度が高いのか、「他の部屋には行かないでね」的なセリフを見た瞬間に本作の真実をほぼ全て見抜いたのがちょっと自慢だったりします。主人公はどのルートを見ても察しが良くなくて、新田さんの気持ちも分かって!なぜ自分の姿が崩れている不定形がいたかを感じて!お前と同じなんだよ!というのはずっと感じたところですが、TRUEっぽいルートのその後で素を出すようになった新田さんと関係性を築けるものと信じています。 ちなみに、ベッドで向かい合った時の「いいよ」というセリフの破壊力ったらなかったです。もうそんな状況は今世では発生しないので、モニター前で思わずニヤけてながら太ももをバシバシ叩いてしまいました。あと、浅倉南ばりの1人称+フルネームからの告白も堪りませんでした。最後に、新田さんルートでのお泊まり翌日の朝チュンスズメ効果音!これはもうマンガでも古来から伝わる規定演技なので作者さん分かってらっしゃる!と拍手喝采でした。 @ネタバレ終了 OPもEDも非常に高品質でしたが、ゲーム中のいくつかの背景やイベントCGが動いていたのもとてもテンションが上がりました。臨場感がとてもありました! 最後にどうでもいい話ですが、主人公の名前をうっかり「富井サカナ」でプレイしたため、終始「サカナくん!サカナくん!」と呼ばれてギョギョッ!?となりました。蛇足でした。
  • 赤のガランサス
    赤のガランサス
    非常に良質なディストピア~ポストアポカリプスモノでとても面白かったです! SF関連の設定はとても骨太でしっかりしており、そこそこのSF好きとしては大満足のお話でした。設定に無理も分かりにくいところもなく、SFに馴染みがなくても十分に楽しめる内容だったと思います。冒頭から結末まで、意外性あり納得感ありの中編作品でした! グラフィックはエレクタが魅力的なのはもちろんのこと、背景のMidjourneyがとても効果的だったと感じました。ファンタジーや未来が舞台の場合、集合知であるAIは非常に有用なツールだなと改めて感じた次第です。 @ネタバレ開始 個人的にはエレクタのスタンスはヤンデレ感一切なしの超純愛と感じられたので、両EDを見るためとはいえ、足を撃ち抜いたのは心が痛みました。 @ネタバレ終了
  • 運命未定
    運命未定
    終始テンションMAXのゲームでした。 ストーリー中は効果音と画像演出がこれでもかと襲い掛かってきます。周回要素があったり全3EDを見るとおまけが解放されたり、最後にビックリな展開が始まったり、テンションだけのバカゲーではなく凝った作りで驚きました。 タイトル曲の印象がやたら強いなぁと思っていたら、その曲以外も全曲自作ということですし、大量にあるグラフィックの数々も自作とのことで驚きました。最後に突然ですが妹が可愛かったです!
  • 脱出ストライカー
    脱出ストライカー
    脱出ゲーム部分が面白いのはもちろん、ミニゲーム部分も大変面白かったです。 いつもながらティラノ作品とは思えないギミックが凝らされていて、演出などにも「すごい…!」と思わず呟いてしまいます。 制作期間2週間…こ、これほどのものがっ!?と、驚愕のハイクオリティで2週間という短期間での制作もお疲れ様でした! 脱出はなにをどうすればいいかなども非常に分かりやすく、謎解きも難しくなかったのでほぼノーミスでいけました。 ミニゲームは動体視力が試されたりと、運動競技に相応しいミニゲームもあってより楽しめました。 サッカーの試合はチームプレイのはずなのにほぼワンマンプレイしてしまい、みんなごめん…!という気持ちになりながらクリアしました。とても面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 埖×喋~Trash×TALK~
    埖×喋~Trash×TALK~
    愛を売るという一風変わって斬新な物語、紛うことなき「恋愛ゲーム」でした! 愛を売るために攻略するゲームである痛烈さにマッチする毒っ気が滲むシナリオとキャラクターが非常に刺さります。 いわゆる乙女向け恋愛ゲームのようなふわっとしていてキラキラしたものではなく、人間の内包するドロドロとしたものやもがき苦しむ痛みみたいなものをも軸に築き上げられた愛と「愛を売る」という取り返しのつかないある種の損壊行為の融合が他の作品にはない唯一無二の魅力を作り上げていました。 とにかくボリュームがすごい作品で、すべてをコンプリートしようと思うと数日がかりとなりますが、難易度も高くなくて遊びやすかったです。 @ネタバレ開始 プレイするぞー!とプレイし始めてちょぱつから「ミコトさん、気を強く持つんだ! 流されかけているー!」と、妹背さんにググッと引き寄せられている姿にちょっと心配になりつつ、ユウさんやルナさんなど登場人物が増えていくにつれて「あ…」「あああ…」とおかしな声が出ることが増えました(震え声) ジョウカ様たちから鋏をもらうところでは、ゲームのやりすぎで「選択肢! 選択肢!」と瞬間的に選択肢を選ぶ魔にとり憑かれました…鋏を選ぶんだよ!!と自分で自分を叱咤する事態に。 終わってみると、元々のテーマゆえ理解はしていても全体的に救いがなくてつらみでした…! 情緒が迷子になりました…。 とのあえずヒカルさんが緩衝材というか、清涼剤というか…ヒカルさんのおかげでヘシ折れかけていた心に添え木をして最後まで進めました、ありがとう…! 立ち絵のイラストはコミカルポップな感じでかわいいのですが(特にギャグっぽく表情が大変なことになってガクガク震えているところなどは思わず笑ってしまいました)、シナリオに大変エッジが効いていることもあり、そのギャップが魅力的でした。 一周終えて「ボリュームすごい…!」と感じて一度シナリオのリストを見に行きました…ら、全体ボリュームに驚愕でした! 思わず非常口のコケる姿になりかけました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 二縄村に冬が
    二縄村に冬が
    弟から姉への愛の濃度と量がとにかくすごいと総括したくなる、萩平くんが一番印象的な恋愛ゲームでした。 主人公のためならなんでもやる・できると言っても過言でないくらいの気概を見せてくれる萩平くん、お姉さんを心から愛していることがあらゆるセリフの端々や行動に出ていました。 @ネタバレ開始 「どんな色でも似合うに決まっているだろ」など他の人のルートでも会話の中に的確にお姉さんLOVEを注入することを忘れない萩平くんのルートに真っ先に辿り着き、しかもハッピーエンドに辿り着いたためか、本作ではこのエンドが最も印象的でした。 一緒に一夜を過ごした時の思い溢れた暴走っぷりも見ていて「お姉さんに対するこの愛の量よ!」と感じ入りましたが、いざ姉弟でありながら夫婦の関係にも発展したときは「幸せになってね!」と思いました。 最後の2人で手を繋いでいるスチルはもう本当に素敵だったのですが…エピローグは驚くしかなかったです。 本当に何でもやっておられた…。 藤左さんは、頼りがいのあるお兄さんという感じでしたが…想像以上に肉食系でした。 見ていて「いい…すごくいい…」と呟いてしまうシーンが多かったです。 特にHappyEndは主様のことを考えただけでお布団で寒さ凌ぎをすることになるとは…いや、大好きです!! 大好物です! 白無垢もすごく美しいですし、ウインクは反則すぎてキュン死してしまうところでした。 印象的だったのは萩平くんでしたが、個人的には藤左さんが一番好みでした。 梅太郎さんは、実はとってもかわいい人だったのだなーとルートへ入ってから感じました。 他のルートでは神様だけどよく掴めない御方だな…とも思っていましたが、ご事情が分かってからはむしろとても親近感が湧きました。 なんと言うのでしょう…主人公さんの1000年に一度くらいは喧嘩をするかもしれないけれどまた話し合って~に始まる圧倒的な包容力があればこの2人はずっとずっと幸せにいられると思わせてくれるルートでした。 人の身では到底叶わない長い時間だからこそ、幸せになってもらいたい人でした。 すべてを読み終えた後のタイトルにポンッと推された判子、かわいくてちょっと嬉しくなりました。 @ネタバレ終了 一度見たエンディングは回想からも閲覧可能で、エンディング数も残りいくつあるのか目安にもなって親切でした。 また、章背景やUI、ロゴなどもとてもオシャレでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ
    となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ
    不思議なタイトル、独特のモノクロの画面、どことなく漂う陰鬱な雰囲気…世界観がとてもしっかりしていて、どっぷりと作品世界に浸からせていただきました。 @ネタバレ開始 掬い上げたいと思ったものが、ぜんぶ次から次に零れ落ちていく感覚というのでしょうか…画面がモノクロであることがさらに作品全体に漂う救われなさみたいなものを引き立てていたと思います。 合間合間に入る誰かの言葉もとても印象的なものが多く、刺さるものばかりでした。 また、主人公の家に天使になりたいと押しかけてきていた女性などのほんの少しの脇役にも「ああ、救われたいんだな…」と分かる縋りつきたい気持ちなどを吐露する人がいて、そうした救われなさも世界の持つ残酷さに拍車をかけていました。 1→3→4→2の順番でエンドを見ました。 自分の知らないところで死んでしまう命も、自分とともに歩もうとしてくれる命も、どの命の重みもとても重たくて尊く感じました。 特に令城さんの「初めてあったときからずっと、生きてていいって~」のシーンの「バッカじゃねぇの」は本作でもとりわけて心に残ったシーンです。 その直後の二人の会話と「愛だよ!」の涙の結末が本当に救われなさすぎて…プレイヤーとしては本当にひたすらに落ち続ける感覚が辛かったです。 @ネタバレ終了 読み終わった後はハッピーエンドのあたたかさとは無縁ながらも、灰色の雨の中で澄んだピアノの音を聞いているようなしっとりとした余韻が残りました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 輪状スターゲイザー
    輪状スターゲイザー
    とてもかわいい絵柄と美しい星々の背景に、田舎の村で可愛い女の子たちとゆっくりする物語なのかと思ったら、違いました…エピソード1が始まる直前に「ちがーーう!!」と震えることになりました。 @ネタバレ開始 前半の星鳴村に戻ってきて既知の方々と懐かしむところから村長さんが殺されたところで180度ガラリと異なる展開が来て、そのまま夏姫さんたちまで…とショッキングすぎて、暫し放心しました。 待って…まだ再会したばかりだよ…みんな、死なないで…。 とても怖いサイクル事件が始まったのではないかとゆうきさんと話し合っているシーンでは「ワンチャン存命」との言葉に「そんな御年いくつのご老人が人生のラストにワンチャン花咲かせよう的なことしてたら怖すぎるよ!」と戦慄しました(もちろんそんなことはなかったのですが)。 その後、夜になって「星空が美しいとか眺めている場合ではないよ二人とも危ないよー」と思っていたところにまさかの展開で「どうなっちゃうのー!?」と状況が呑み込めないまま、エピソードが終わりました。 「え…し、死ん…?」とやはり、暫し呆然としました…。 プレイヤーが大いに困惑しているうちに、くるっと回っていざ2回目。 ゆうきさんとの「隕石がアクセサリーに~」の部分で「星の光に狂わされたとかそういうこと?」とぼんやり思っていたら、何かを知っているらしい子の名前がミーアさんと判明して、ちょっぴり嬉しいシーンでした。 初登場のときから「とてもかわいい女の子だー、お名前なんて言うんだろう…ずっと???だけれど…」と気になっていました。 くるっと回って早3回目となったときにはプレイヤー側に与えられる情報も格段に増えたためか「あのアクセサリーをなんとかしないと、千花子さんは無限ループから抜け出せないのでは…頑張って!」と応援したい気持ちになりました。 また、3回目からイレギュラーとして現れた亜梨子さんの登場で物語が大きく動き出したことが分かったときは、とてもワクワクしました。 この残酷なループからのどんでん返しがあるといいなと期待せずにはいられませんでした。 記憶の保持者が増えたり、レイナさんのいうあの子だったりと変化と新情報が増えるにつれて、終わりまでが気になりすぎてノンストップで読み続けました。すっごく面白かったです。 最後は無事にループが終わり、次の朝を迎えられてホッとしました。 また来年、二人が同じ場所で星空を見られますようにと思いました。 驚くほどスチルが豊富で、特に正子さんが崖の上から「感染者は、いない」と落ちるために振り返ったシーンのスチルと、皆が手をつないで川で横になっているスチルは飛び抜けて好きです。 アイキャッチで千花子さんや明里さんがこっくりこっくり…したりするのもとても可愛かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 私の声が聞こえますか
    私の声が聞こえますか
    ハロー、灯野さん。高峰先輩と黒木くんの心に響くやさしい物語、癒され元気をいただきました。 感想、聞いてくれますか? @ネタバレ開始 皆が想定する「普通」の枠から少しズレていると扱われる二人に大変共感・感情移入して、EXTRAのバッジ獲得までノンストップで読ませていただきました。 「聞こえていますよ」の言葉が自分の世界にもたらされることを高峰先輩がどれほど切望していたかと思うと、先輩の涙には画面の前の私も一緒になって涙が出てきました。 プレイ中、長野くんの存在は物理的以上に精神的に大きいな…と思いました。 誰か一人でも「いや、黒木は黒木だし」という態度で接してくれる人がいるかいないかは、本当に大きいことだと。 クラスメイトや先生が、からかったり、もっと頑張れ=もっと普通になるように努めろと黒木くんを「これが普通だと思いたい側」に合わせるように強要するのと異なり、長野くんは「声が小さいからもっと声を出せ」みたいなことを言わなかったですし、彼自身がそのままの黒木くんと話をしたい・黒木くんが何を言っているか聞きたいと思っていたのかなと感じました(聞くことにだけ意識を向けているわけではなく、黒木くんそのものに意識を向けて話している・聞いている感じでしょうか) 長野くん自身が生きづらさみたいなものを感じていたので、特にそう感じました。 普通ってとても難しい言葉で、「普通はこうでしょう」「普通こうするよ」(+「出る杭は打たれる」≒「出る杭は打たれても仕方ない」)と人生で何度その言葉を叩きつけられたか。 私も普通からズレていると扱われる側だったので、本作はとても心に響きました。 もっとこう…本作から感じ取ったものをたくさん言葉として書きたいのですが、フィーリング的な言葉にできない形で感じるものか多かったので、自分の中でほんわり灯った光のようなこの感情を大切に胸にしまっておきたいと思います。 黒木くんも高峰先輩も「なんでもっと普通にできないの?」みたいな言葉をたくさん叩きつけられる側だったと思うので、エンディング後の二人には苦しんだ以上にたくさん幸せになってほしいです。 これから先の未来にも、二人ともが自分の持つ個性が相手の世界に受け入れられにくいときもあると思いますが、どうか世界が色々な個性を持っていることに今以上に寛容になってくれるように願います。 起ち上げたときの先輩の美しいスチルに始まり、手を差し出したり一緒に花火鑑賞だったり…先輩の数々の美麗スチル、見る度に「う、美しい…! 先輩、素敵!」と心が弾みました。 長野くんとの友情スチルも「こういう友だちがいるっていいよね! サイコー!」と二人の楽し気な様子に自分まで楽しい気持ちになりました。 エンドクレジットの見せ方が素晴らしく、本編で一度見た後で、EXTRAからもう一度見ました。 先輩が口にしていた友人たちとのすれ違いなどがシルエットで効果的に描かれていたのも、黒木くんの受験が厳しいスタート地点から始まって付箋たくさんの赤本で追い込みを頑張る様子も、セリフなどは何もないのにすべてが伝わってくる見せ方、心にストレートに響いてきて大好きです!! @ネタバレ終了 プレイし終えた後、とてもやさしい気持ちになり、そして自分の心まで癒される素晴らしい作品でした。 「私って、なんで皆と同じようにできないんだろう…」 「私って普通と違うのかな…おかしいのかな…」 そんなことを感じている方には、特にプレイしてほしい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!