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63309 のレビュー
  • 内緒のサイミンSHOW
    内緒のサイミンSHOW
    心待ちにしていた作品がノベコレさんで公開されたので、早速プレイさせていただきました! 悪魔の女王を討伐しにきた勇者達…を睡眠で堕落させちゃうゲームですって!? @ネタバレ開始 みんな幸せそうだし、実質ハッピーエンドのなれの果てなのでは…?とは思ったのですが、そんな単純なものじゃない気配を醸し出してますね…? 以下、キャラ別で感想を書かせて下さい。 勇者リーサ わ・か・る!! その空間、オタクなら喉から手が出る程欲しくなりますよね…! しかも好みに合わせて本棚の本が補充されるとか最高過ぎますね…。 叶うなら、私もリーサちゃんと一緒にその場所で堕落していたいです。 魔導師セリオ あ~…動物好きなのに、動物から好かれない体質なのは辛いですね…。 けど、催眠空間の中と言えどモフモフ達に囲まれて良かったね!! リーサちゃんより堕落するスピードが速かったのはそれだけモフモフした動物に対する想いが強かったって事なんでしょうね…。 戦士フィル あ!この子、一番強か…というか、欲に忠実だ! でも実際小さい子なので、美味しいものがあったり、好きな事を出来るならそっちに流れちゃいますよね…子供は健やかに育つのが一番! たまには好き勝手しても良いと思います…たまにはね…!! 悪魔の女王 堕落した搾取系女王かと思いきや、堕落はしてるけど寂しがりな内面可愛い系美女だったんですね…! みんなお友達発言、めっちゃ可愛かったです…! あとセクシー系なのに眉がまるっこいのも良いですね!! ルッタ この両メカクレ…癖の気配しか感じない!(?)と思いましたが、最高ですね!! 胡散臭いくせに、実際は本当に温厚で優しいとかたまらないです…。 けど、おまけや裏話を見た後だと「ルッタ君大丈夫?今日だけで4回も催眠を使っちゃったけど、精神汚染されてない??」と心配になりました…。 そしてレベッタさん!確かにカラーリング以外そっくりですね!? こんなにそっくりなのに他人なんですね…メカクレは美形が多いんだなぁ! 全てがめでたしめでたし♪で収まったようでいて、その実は影が残っていたり、ルッタ君の様子が心配になったりと闇の部分もしっかり残っていて安心しました!(?) 個人的に、悪魔の少年が助けられた後にどうなったのか気になりますね…お家に戻っても結局繰り返しですし、かといって家出したままだとまた行き倒れになってそうだし…心配です。 @ネタバレ終了 闇を感じつつも幸せな空間に浸れる、素敵な作品をありがとうございました!
  • 僕と彼女の人生バラ色
    僕と彼女の人生バラ色
    ささくれ立っていた主人公の心が徐々に千絵さんと出会うことで本来の彼らしくまっすぐになっていく過程がよかったです。会社で暴力…もちろん結果だけみればダメなんですけど。後輩を想っての行動はすべてを読んでから彼らしいなぁと思いました。ちゃんと彼の実直さを見てくれていた女性がいてよかった! フォントも使い分けされていて、細部までこだわりを感じました! スチルも生き生きとしていて、特に千絵さんの瞳が力強くて大好きです。 @ネタバレ開始 二人そろって撮った時の写真の千絵さんの笑顔がもう何とも言えずに可愛くて。恋する女の子そのもでぎゅっと抱きしめたいくらい愛らしいです。 同級生の瑞希さんに憧れて、彼女の立ち振る舞いを模倣したと語っていましたけど。本来彼女が持っている輝きを表に出すすべを知らなかっただけで、千絵さんは十分魅力的な女性だったんじゃないかなと思いました。 こんなに自分自身にまっすぐで一生懸命であんな告白をされたらほかの女性に目移りなんてできない~! ハッピーエンドの晩年の幸助の窓辺のシーン、すべてを読んでからのあの後姿はくるものがありました。 末永く幸せに暮らしました、とはいかないお話でしたけど全力で生きた千絵さんの人生はそれに匹敵するくらい眩しいものでした。 あの告白をできる彼女を可哀想だなんて思えません。あんなに一人の人を想えた彼女はきっと幸せな人生だったろうなと思います。というか思いたいです。 @ネタバレ終了 心に残る素敵な作品ありがとうございました!
  • 深海の勿忘草
    深海の勿忘草
    @ネタバレ開始 確かにこれは人によってハッピーかバッドかになりますね…。この2人にとっては幸せなことかもしれないのでメリーバッドエンド?になるのでしょうかね…@ネタバレ終了とても素敵な作品をプレイさせていただきました!ありがとうございました…!!
  • つきのりんかくをなぞる
    つきのりんかくをなぞる
    ゲームはいたってシンプルですぐにエンディングにたどり着けます。 ドットペンと色遣いと雰囲気がマッチしていて静かな雰囲気に引き込まれました。 エンディング後はタイトル画面にも惹かれるでしょう。 @ネタバレ開始 このゲームのお話が何を意味しているのかは分かりませんが、人物写真付きの貼り紙、彼(彼女?)以外のことはストレスになるものばかり、天使のわっか、全てかけ合わせて何となく分かりそうなところがとても好きです。 何より絵と音楽と雰囲気が合わさって夜にプレイすると泣きそうになるものがありました。 @ネタバレ終了 プレイ時間こそ短いですがとても素敵なゲームでした。 プレイさせていただいてどうもありがとうございます。
  • 柘榴の中身は綿だらけ
    柘榴の中身は綿だらけ
    最高でした…@ネタバレ開始 心中しちゃうところも良いですし、結局なんにも解決出来てないまま死んでしまうってところも最高でした…!@ネタバレ終了前作もやりましたが、今作もめちゃくちゃ良すぎて最高でした!!ありがとうございました!!
  • 箱庭推理『桃太郎』
    箱庭推理『桃太郎』
    感想が大変遅くなりましたが配信にてプレイさせていただきました。 誰もが知っている昔話の桃太郎。 それをベースとした推理ゲームという、面白そうな設定に惹かれました。 @ネタバレ開始 箱庭推理というジャンルも初めてだったのですが 今回で言うと探偵ちゃんがGMをしているPLが1人用のTRPG…として推理ゲームをするという事で把握しました。 主人公は物語の後日談に桃太郎の家に来た客人という設定。 まずはおじいさんとおばあさんに挨拶をして、家来たちはどうなっているのだろうと思えば… 「犬です」 どうみても人間ですよね!? 「猿だ」 手品師みたいな衣装だし仮面もつけてるが!? 「キジです。家事を担当してます」 一気に格好が民族衣装っぽい感じというか…ここは日本なのだろうか? ここまででも充分ツッコミどころの連続でしたが 「鬼だ」 お前もおるんかーーーーい!? というか、鬼というよりただの見た目が怖いおっさん…のような。 とついつい芸人魂的にツッコミをせずにはいられない流れでしたが、推理作品において本来は動物である家来たちと鬼を人間にしておいた方が容疑者候補の調整という意味では合理的ですね。 じゃないと、動物がどうやって犯行をやったのか?この痕跡は…どの動物の特徴なのか?という話になってしまいますし。 そして、完全にイメージと違うただの若者である桃太郎も登場。 どうやら物語の後日談としてはすっかり堕落をしたというか、駄目人間っぽい感じになっているようですね…。 まずは舞台の把握も兼ねてでしょう。 犬の案内で舞台となる家を確認し、彼が庭師もしている事や庭から見た時の間取りが見える条件が出ました。 重要な点は文字が強調されているので意識しやすいですね。 そして、人間の姿なのに犬小屋暮らしをしている犬…。 本来なら間違いではないでしょうが、この姿だと人権がないというか違和感がありますね。 さらにもっと酷いと思えるのが、台所に置かれた椅子に座って寝る事になっているキジでしょうか…。 せめて横になろう!? 次は広場へ、先程自己紹介の時に言われた通りにそこでは猿が演技をしているようですね。 確かに当初は3人家族だったと思えば、今の家来+鬼で4人増えた状態は大家族と言えるでしょう。 猿がこうして仕事をして不足分を賄っているというのはわかりましたが、仕事熱心だなぁと感心します。 時間が進み夕飯の時間へ。 どうやらシナリオとしては主人公が自分の事を話題として語りつつ楽しんでいるようですね。 そして現在ここに不在である犬は後から小屋で残り物をいただくようで…。 キジは持ち場である台所で椅子に腰をかけつつ食べているのでしょう。 正直、改心したとはいえ家来でもなかった鬼が部屋をもらっているのにしっかり働いた家来のうち2人がまともな部屋をもらっていないのはどうなのか…。 ここで間取り図が出てきた事で各部屋の繋がりもわかったのでこれが後に推理をする際重要となるのでしょう。 昼の間にわかった情報も含め、その際にはしっかり考えたいですね。 そして、解散から各自は自由行動へ。 鬼が文字の練習本の事を猿に教えてもらい楽しみにしているようですが、やはりこの時代だと識字率が高くないでしょうかね? もしくはそういった事も含め事情に困るような環境にいる者が今回でいう鬼の立ち位置となったのか。 (鬼ヶ島も、実際はそういった人の溜まり場という認識だったのか) この世界の事情等も気になりながら風呂はおじいさんが一番、そこから順番で入っていくという流れへ。 おばあさんは見た感じではまだ若そうにも見えますが腰を悪くしているという事でキジと一緒に入るようですね。 そして時刻は22時となり何事もなく明日になるのかと思えば響き渡る悲鳴。 桃太郎が殺害されており、全員を起こして床の間へ集合といういよいよ本編と言える展開に! 外部からの侵入者に気づけるであろう犬とキジに確認すれば特に不審者はおらず犯人がこの中にいるという状況に。 ここで、アリバイを確認しようとしたところチェックポイントで発生する推理選択肢が発生。 確認したところ、チェックポイントの選択肢は正解かどうかに関わらず物語としては進行するようですね。 単独犯の場合、というのが引っかかりますが犯行可能だったのは犬か鬼の二択。 桃太郎の家来に悪い奴がいるはずがないという発言等もあり疑いの目は鬼へ向かう流れへ…。 本来なら、悪事を犯した者は隣町の役人に引き渡す必要があり殺人鬼と同じ家で眠れるか!論で鬼は物置へ閉じ込められる流れになった時点で何とも嫌な予感はしました。 こういう推理物って、最初に容疑が集まった人が次のターゲットにされる事ってそれなりにあるよね…と。 家来が増えてからはおじいさんとおばあさんの習慣である柴刈りや洗濯に家来も一緒につくようになっていたようで、2人ずつに別れ主人公は犬と一緒に村長の所へ向かうのが決定。 とはいえ、まだ証拠も不十分なので家を出る前に質問をするターンがあるのは助かりました。 やはり堕落していたのもあって桃太郎はそれなりに恨みを買う人物だった事が判明。 この作品では家来が人の姿なので、キジとの縁談を断った際に「人間ではないから」と言っていたというのもそういえばそうだったな…となりましたね。 凶器は鬼退治の時に桃太郎が使っていた刀、そして重要そうな事としてこの家とは別に財宝をしまっている蔵の存在も出てきます。 桃太郎が部屋で眠っている事を知っていて、何かしら人目を回避する手段があれば凶器は予め用意するでも現場調達でも可能ですし犯行そのものは難しくない点が悩ましいですね。 主人公が触れているように、殺される前の桃太郎は特別疲れていた様子でもない以上深い眠りに入っていたとは限らない。 ならば誰かが部屋に入った際に目が覚めてもおかしくないのに、何故暗殺されたようだと思える程あっさりやられてしまったのか。 そして、聞き込みをしていく程鬼がとても悪人ではないだろうと思えるのがこう…余計フラグめいてきたと思いましたね。 桃太郎のせいで一家が村から腫れ物を扱うような対応をされた際、率先して信用回復に動いたのは猿と鬼だった。 鬼が桃太郎の事をよく思ってないという部分も、そもそも桃太郎側の落ち度を人としてどうかと思うという話だと思えば別に筋は通っているでしょう。 鬼なのに…鬼なのに…人の道?という部分に軽い混乱はしつつも。 まとめてみれば家来たちは酷い扱いを受けており、おじいさんとおばあさんは桃太郎の更生を諦めている。 おじいさんのみ鬼が犯人だと言わなかった点を問われたのも重要ポイントとなるのか? とか思っていたら鬼のいる物置から火が!? そんな予感はあったものの、鬼が次の犠牲者となってしまった上にこれは下手をすると犯人が自殺をしたと無理に決着をつけられそうな気がします。 アリバイとしてはおじいさんとおばあさんはそれぞれ目撃情報が足りてない、猿は間の時間で犯行が可能。 しかしその場合、おじいさんと猿orおばあさんとキジのどちらかが共犯であり抜け出していても問題がなかったという前提が必要になってくる…。 気持ちとしては猿が犯人というのはあまり考えたくない部分はありますが…どうなのか? さらにトドメの証拠とばかりに出てきた鬼の遺書ですが、鬼は確か猿から文字の練習本を受け取っていたはずなので『字を読む事はできても書けるのはおかしい』はずなのに何故か鬼の筆跡という証言が? 改めて読むと、遺書に漢字が使われている辺り余計にありえないと思えますね。 そうしてここからはようやく全てが明かされるパートへ。 結論としては一家が全員犯人だったというオチでしたか…。 しかし、鬼が犯人でない場合は自動的に犬が嘘をついている事が確定。 その犬は翌日主人公と行動をするので物置に放火する事はできない。 さらに桃太郎が熟睡する為に薬を飲ませる用意等も含めればこれは全員が共犯だったという方が納得しました。 @ネタバレ終了 真犯人を綺麗に当てる事には失敗しましたが、このような形式で推理を進行するゲームもあるのだなという点でとても楽しめました。 それでは素敵な作品をありがとうございました。
  • 其は鬼の姫君
    其は鬼の姫君
    プレイさせていただきましたー! めちゃくちゃ面白くて没頭して読んでしまいました。 @ネタバレ開始 姫様、姫っていう割には……と思ってたらなるほど。 違う未来もあったかもしれないのに切ない…… @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 可惜夜のあかすぐり
    可惜夜のあかすぐり
    可惜夜シリーズ、今回の舞台は船内です。 これまでのシリーズとは打って変わって、霊や怪現象ではなく人怖系となっています。 今作ではマップを開いての移動システムが廃止されて、ちょっと残念に思っていたのですが、マップが複雑ではないため特に問題ありませんでした。 謎解きについて、スタート地点の電話でヒントが聞けるシステムになっていますが、その事をすっかり忘れて終盤まで頑張ってしまいました。 今回も素敵な作品をありがとうございました。 @ネタバレ開始 救命艇へ乗り込む際に襲来するドスの効いた声がシリーズで一番怖かったです。幽霊よりも。 何と言っていたのかちょっと気になりました。 謎解きですが、ピエロのとこだけどうやっても分からず、またしても攻略記事のお世話になってしまいました。 ピエロが手に持っているのは飴、右側と左側でそれぞれ日本語と英語、つまり「A」meと「C」andyと思ったらハズレ。攻略記事にて「&」はそういう意味だったのかと納得。 ノックする部屋については、助手子のヒントによると各部屋の手記に答えがあるとの事。 手記の書き手が、信者側の陣営かそうでないかで左右のノックを振り分けるのかと思い、考えてみた順番でノックすると解錠。難しい謎解きだなぁと思っていたらただの偶然だったようです。 本当の答えはピエロの部屋にありました(ピエロ謎解き前でした)。 重箱の隅レベルな話ですが、船舶の通路は行き止まりを作ってはならないという法規があります。 今作ではちゃんとそのようなマップになっていて、しっかり作り込まれているなぁと勝手に感心してしまいました。 @ネタバレ終了
  • Vampire×Tiger
    Vampire×Tiger
    この2人の関係がね、とっても素敵で…! 隠れた描写の表現の中にあるドキドキっ!! 改めまして、FA描かせていただきました!! 演出と会話の表現が、本当に凄すぎます…!
  • MonstrousPark
    MonstrousPark
    素敵な作品をありがとうございますっ! 以前の感想にプラスで、改めてFA描かせていただきました! \\みんな、夏休みは遊園地へGOだ!! //
  • #妄想乙女ゲー攻略対象化計画 - サポートキャラ編 -
    #妄想乙女ゲー攻略対象化計画 - サポートキャラ編 -
    楽しくプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 サポートキャラ視点からの恋物語ってなかなか、触れたことがない視点だったので、プレイしていてとても楽しかったです! 恋斗くんがクールな印象のイメージのキャラクターだと思っていたので、いっぱい泣いてるシーンが多く、「わたしが恋斗くんを守る!!」の気持ちになりました。 それはそうとして、サポートキャラが失恋するのは見たかった欲があったので、恋斗くんヒロインちゃんのことを恋愛的に好きであれ……!と、プレイ中は欲がでていました。 すがりくんと恋斗くんが喧嘩したとし、喧嘩の内容が相手を突き放すような喧嘩の仕方をするから、絶交してしまうのでは!?と不安がよぎりましたが、ふたりとも落ち着いて冷静になって関係を修復しようとしてくれて、本当にほっとしました。 喧嘩の原因となった、すがりくんの貢ぎ癖はその時点では、恋人でもない女に課金し始めるの圧が強くて少し笑いました。喧嘩のやり取りを通して改善されたので主人公ちゃんとすがりくんは幸せになってほしい。 おまけパートの眼鏡。シゼンさんとお揃いで、大はしゃぎしました!にこにこ。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • 魔王ちゃんの勇者誘惑大作戦!
    魔王ちゃんの勇者誘惑大作戦!
    魔王ちゃんが死ぬほど可愛い!!! このサイトでプレイした初めてのだったから不安だったけど最高でした..... とりあえず魔王ちゃんが可愛いです
  • 幸せな毎日を夢見る
    幸せな毎日を夢見る
    わー!!なんですかこれは!よくある感じの展開かな!?と思いながら最後は気持ちよく裏切られました~! ややこしい設定ですが一人称で読みやすかったです。スルスル頭に入ってきて物語に集中できました。 タイトルが読み終わってから見るとじんわりきますね。 @ネタバレ開始 途中から現実世界なのに、どことなく主人公が地に足ついてないというか、残虐?というかモラルの欠如がみられてん?あれ?と思っていた矢先に突き飛ばしたのでぎゃー!!となりました。ん?読み間違えたかな?と何度か読み直したくらい驚きました。 喫茶店でモジモジしていた巡くんとは大違いで。 読み手の思い込みをすごくうまく利用して最後ひっくり返されるのでやられたーって気持ちと、面白かった~!がフィーバーしています。 白玉さんの男子高校生の舞い上がる恋心や、後ろ暗い気持ちの描写がとっても生き生きしていて文章のうまさにしびれました。罪悪感や後悔を丁寧に書いてくださってるので主人公の葛藤に共感できましたしキャラクターの奥行きがそのまま物語の面白さになって最後の疾走感がたまらんです。 あー楽しかった~っ!! @ネタバレ終了 実は白玉さん、他の感想コメントでお見掛けしてから白玉さんの感想力?というんでしょうか。白玉さんの愛のあるコメント大好きなのです。ネタバレなしでそれぞれの作品の良さをしっかり書いてくださるので滅茶苦茶参考にしています。感想がきっかけで手に取った作品もたくさんあってずっと感謝をお伝えしたくて…! 作者様へのリスペクトを感じる文章に、作品のいいところの言語化もしっかりしてくださってプレイ前、プレイ後に拝読して痺れています。 ご本人の作品で白玉さんの文章を浴びれて幸せでした~ 素敵な作品ありがとうございました!
  • 月明かりと夜風のワルツ
    月明かりと夜風のワルツ
    遅ればせながら、プレイさせていただきました…! 評判を目にしておりましたが、あまりにも行きとどいたUIやシステムに感動して、 本編開始前にややしばらくオプションやヘルプを触りつづけてしまいました。 触っていて心地よいと感じるのは、それだけで素晴らしいプレイ体験につながるのだなと、本編開始前から大変感動させていただきました。 またUI、背景を含め全体の色合いや、雰囲気の統一感も素晴らしく、 キャラクターのイラストもちょこちょこ動くのがとてもかわいらしくて、画面を見ているだけで楽しかったです! 本編も優しくかわいらしい雰囲気でありつつも、世界観や魔術をとりまく事情を中心とした、筋の通ったしっかりしたファンタジー物語でした。 戦ったりするばかりでない、日常に即した魔法物語というのが好きなので、そういった面が堪能できてうれしかったです。 キャラクターたちも育ちなどを踏まえた性格をしているなと感じられ、 この物語の世界に息づいているんだと説得力がありました。 @ネタバレ開始 レナート君は使用人としての距離感をわきまえており、 それを踏まえたうえで、一歩踏み出すのは大変そうに思えましたが、 ふたりの関係がとても自然に変化して、読んでいるこちらもほっとしてほんわかした気持ちになりました。 恋人成立後も、レナート君が最初の印象どおり感じで思い悩んでいて、せいいっぱいのスケベ願望が可愛らしく、 それに対してリシュアちゃんが「無理して変えようとしなくていいよ」 と返事したも、優しくてこの二人らしくて、とても好きなやり取りでした。 @ネタバレ終了 可愛くて、暖かな気持ちになれる素敵な作品をありがとうございました。 個人的にパン屋の兄妹の配色がとても好みで、お兄さんのお顔がとっても好みでした!
  • 湖畔のヒュッテ
    湖畔のヒュッテ
    ゲーム実況にてプレイさせていただきました! 現実世界とゲーム世界の時間帯がリンクするゲームシステムは初めてで新鮮でしたが、リンクしているからこそ世界観に一瞬で没入できてとても不思議な体験でした! ふと、この時間に開いてみようかな、、とゲームを起動してみたり、 この時間にはヒュッテ君に会いに行くからぜったい休憩するぞ!!と思ったり、、 生活の中にこのノースウッドの湖畔があったことで素敵な時間が過ごせました! @ネタバレ開始 時間帯ってことは朝昼夜、、?いいやエッグノッグの時にみた惑星の形だったら朝が2回来るかも、、、!?などと謎の疑心暗鬼に陥ったりしながらゲームを楽しみました 縄の形からどうしても不穏なイメージを抱いて(期待して)ゲームを始めましたが想像とは違った使われ方をされたまま終わって拍子抜けしました、、、!笑 ただビジュアル1枚目の、【縄の向こう側に湖が見える】こと自体が、 亀のおじいさんが語る最終的な結果の暗示だったのかな、、とも思いはっとさせられました 24時間のなかでぜったいにこの60秒を逃してはならない!!とマウスを握りしめたのは人生で初めてでした この空の下の一瞬のきらめきをこれからもずっと忘れないと思います @ネタバレ終了 静かなノースウッドの湖畔で過ごした時間はかけがえのない あまりにきらきらとしたひと時でした!! 素敵なゲームをありがとうございました
  • MonstrousPark
    MonstrousPark
    群像劇が楽しかったです!! @ネタバレ開始 キャラがたくさんいるのに個性的で覚えやすい……あ、ありがたい……!! そして怒涛のストーリー展開!序盤は「大丈夫かこの遊園地……?」となり、終盤は「別の意味で大丈夫じゃねえなこの遊園地!!!!」と…… なんで夜に遊園地…?無料…?と思っていたら明かされた真実に震えました。 アンの四肢が動かないもそういう…!?!? メンタルがやられると怪物になっちゃうんですかね……他のキャストさんたちの怪物姿も気になる…! トゥルーエンド、感動的とみせかけて一気に落としたところに「やられた…!」と膝をつきました。あまりにも悲しすぎる…… と思ってたら復活した!ヤッター!!!!記憶はないけど……これからアンと幸せに平和に過ごしてくれ… ガルーさん、優しいとこはあるんだろうけどやたら後輩に冷たいな~と思ってたらそういう……そういう……いやあ不器用だなあ…… ナランダさんが苦労の多いポジだな~と思っていたら雪子さんも大変だった…… 雪子さんの言動も真相が明らかになると腑に落ちますね…ひょえ~ ロマンスも友情も手に入れてハッピーになってくれ……!!! ナランダさんの歌唱シーン、良すぎます!!気の強いナランダさんに似合う歌詞と歌い方…!! 河太さんとやたら仲が悪いのはどうしてなんでしょうか…ウマが合わないのかな ラピスちゃんが男子組とワイワイしてるのかわいいなあ(全員処分エンドから目を逸らしながら) プラタさん、ムーシュさんの明るい組がずっと太陽でまぶしいぜ… それにしても支配人~~~~!!!か、勝ち逃げしやがった~~~~!!!! どんな感情で遊園地を見て回ってたのか…はわわ…あの後も被害者を増やしていくんでしょうか…… 今後もどうなるのか気になります! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 嘘つき生者と死者の国
    嘘つき生者と死者の国
    初めまして。ねりちゃわという名前でyoutubeに動画投稿しています。嘘つき生者と死者の国の実況プレイ動画を投稿しました。わりと気持ちを込めて読み上げています。気分を害されてしまったらすみません。サムネはゲーム画面のスクリーンショットを加工して作っています。問題があれば変更します。 @ネタバレ開始 さくっと遊べて楽しかったです! まっさきに墓守くんルートを選びました。何も解決の手助けはできていないけどEND1が個人的に一番好きです。 ゆういちのことを何も知らないのに無免許運転するような奴だと決めつけてました。ゆういちには申し訳ないです……。
  • たまよりひめ
    たまよりひめ
    楽しくプレイさせていただきました!絵もとても可愛らしくて。@ネタバレ開始 物語自体少し悲しい所もありましたが、ハッピーエンド(?)共依存ルート(?)のようなものもありとてもわくわくやどきどきが 凄かったです笑。優さんもソウシのおっとり感にぴったりでもうなんか凄かったです!。@ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • Struggles/Unities ~cutty sark~
    Struggles/Unities ~cutty sark~
    感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 初手のOPから映画の導入のように引き込まれ、断片的に与えられる本編に出ている情報達。 概要の時点で主人公であるアイリーンが自分が死ぬという宣告を受けている以上、波乱万丈な展開が起きる事は想像できますが良い感じに期待を煽って来る演出として好きです。 @ネタバレ開始 広大な敷地に館。 身なりも含め高貴な身の上である事がわかるので、てっきりアイリーンが世の中という物を知らないというのも最初はよくある箱入り娘という物かな?程度に捉えていました。 それにしても、館の規模を考えると普段家にいるのがアイリーンだけとしてもメイドが一人だけで回るのか? 母親が居ない事、父親の名前からまず血の繋がりもない事。 それらの事に対して、何の疑問を持つ事のないアイリーン…さすがにただの世間知らずで済ませるには違和感もあるような。 不思議な夢を見るようになった事から、自分がいつの間にか毒草を口にしていたのかと疑問に思うもその可能性も否定される。 そして、出かける父親を見送る際の会話に出てきた重要ワードであろう『魔法』 後の展開を思えば、ここで魔法のように自由自在な~と話題に出した事でアルパチオは自ら崩壊へのトリガーを引いたんだなぁという部分ですね。 アイリーンの反応としては子供のように、もしも魔法が使えたら面白そうという反応でしたが…。 ここまで疑問を持たせず騙し通せたとはいえ、そろそろ限界が近かったのか。 それとも、ユメを認識した事で変化をもたらす前兆が来ていたのか。 最近同じ事ばかりしてて何か新しい事が欲しいと思った時点で、アイリーンが変化を望んでいたのは違いないでしょう。 うたたねをした事で、普段なら夜にしか接触をする事のなかったユメと初めて会話をする流れ。 アイリーンの見る夢の世界に対し「作りは歪だけど」と表現されたのは彼女の現状がかなり特殊な事にあるのでしょうね。 何者かと問われ、敢えて言うなら死神と返答をするユメ。 自称死神に「貴女は死ぬのよ」と言われ、ほぼ即断で右ストレートをいれるアイリーンは箱入り娘にしてはなかなかお転婆だな!?と驚きましたね。 そしてもはやそれは武士の発言だよ?となっているアイリーン。 (推定)知識の提供元であるラトゥが一体どんな事を教えていたのかが気になる部分でもあります。 要約すれば、今目の前にいる自称死神に殺される事はない。 だけど、アイリーンが死ぬ運命にある事そのものは嘘ではない。 そして再び重要ワードとして出てくる『魔法』 魔法を信じなさいという忠告。 本来ならいるはずであるラトゥの気配が感じられないという時点で、すでに固定されていたはずの世界に何かは起きていた。 そう言わんばかりに、ふと思いついた『こんな魔法があったら?』という出来事が目の前で起き。 隣の部屋に逃げ込んでも、そこには勝手にゲームを行うチェス盤が。 不可思議な現象に侵食されていく日常、それを見てしまった事で窓の外にあるのも自然に存在する空ではない事にも気づいてしまう。 ラトゥを探しながら自室の方角へ逃げていき、ようやく目的の人物を発見したと思うもそれはメイド服を被った人形だった。 ポルターガイストも真っ青な怪現象だけでなく、見知った数少ない人物まで人間ではない?そんな様を目撃すればもはや発狂寸前に陥るのは当然でしょう。 部屋の中に飛び込み震える中、異変に気付いたのか何故か出かけたはずの父親が扉を開け立っている。 そこで意味深に聞こえる魔力回路の暴走というアイリーンもプレイヤーも理解ができない言葉。 その意味を問い質すよりも前に、大火災の発生している室内の天井は焼け落ちたのか下敷きとなってしまった父親。 再び姿を現す自称死神にこれは貴女の仕業かと問うも全てはアイリーンがやっている事と返されてしまい…。 とにかく、この狂った現状から生き延びる為に魔法を信じると誓いようやく終わった長い夢。 繰り返される、時間の概念もなければ疑問すら生じさせなかった世界は全て結界の中で見ていた仮想空間と言える場所での出来事だった。 それもアイリーンがまだ物心つく前から、意図的に知識的な成長を遅らせていった結果成立させていた極めて歪な世界。 死神でなく、夢魔であるユメとしては今回のケースは珍しい事例であり好奇心からアイリーンを観察していただけにすぎない。 とはいえ、それがこの世界を崩壊させるきっかけの一つでもある以上関わった責任がないとは言い切れないですよね…。 結果的に、アイリーンの事を悪用しようとした相手は概念の空間にも関わらず物理的な死を迎える事となり彼女は自由の身になった。 そういえば大火災になっているのに、全く熱さがないという点で本当に意図せず暴走した結果大炎上しただけなんだなぁと(全然‟だけ”という言葉で済ませてはいけないと思いながらも) ここまでの展開が早く、何故アイリーンが不思議な生活に疑問を持っていなかったのか。 しかしいつかその世界にも終わりがくるとなってからの怒涛の展開はなかなかの物です。 プレイヤーとしてはユメの独白からここまでの展開を理解できても、当事者でありまだ精神的にも幼いアイリーンには理解しろというのが無理な状況でしょう。 自分が魔法を本当に使える、魔女の血を引いている事も知らない。 今まで父親と思っていた相手は自分を利用するつもりだった悪人で、育ててくれたメイドも人形でしかなかった。 自分の育ってきた環境全てが作り物の世界でしかなかったなんて。 体そのものは成人女性に近い程に成長していても、中身はまだまだ幼い子供そのもの。 あまりにも無垢とも言えるし、見た目とはアンバランスさがあってもそれが今の彼女の状態である事。 本来、ユメにアイリーンの面倒を見るまでの責任はないとしてもそんな様子を見ていてはさすがに放っておけない気持ちも出てしまったのか。 当然のように今まで生きてきた中で子育ての経験なんてないユメも、しばらくは…事が落ち着くまではアイリーンの面倒を見る事を誓う。 その為に必要な契約は、実質は彼女と長い付き合いになる事を意味している辺り本気なのが窺えます。 アイリーンを助けて生活をする為にユメは彼女と契約をしなければならない。 それは、不死であるユメと生きていく事を意味している。 魔女の血を引いているとはいえ人間であるという今の輪廻から外れ不老不死の存在に成るという事。 きっとその意味を全て理解できていない事は予想できても、それを受け入れるアイリーン。 こうして結ばれた奇妙な生活の始まり。 朝の訪れを告げるような明るいBGMと共に、まずは食料の場所についての記憶をユメから与えらえる。 不安もかなり大きいと思える中、ここでアイリーンが現状についての言葉を思い出し前向きに考えているのが印象的ですね。 それは何でも出来るという事。 自由というのは何にも縛られない代わりに、何でもできる事を意味している。 だから新しい環境の中を、知らない外の世界を探索しに出かけて行く。 見た事のなかった光景、綺麗に整った花壇に感動をして無邪気に駆け回る様はまさに自分で歩み始めた子供のようで。 自分の年齢はいくつだと思っているか尋ねられれば表情を曇らせながら10歳だと返すアイリーン。 肉体の年齢はユメの言う通り、恐らく18歳位に思えますが…精神的には下手をすると10歳よりも幼いような気もしますね。 だけど、不安そうなアイリーンに対しそのうち自分が大人の女性にしてあげると告げるユメ。 この時はそうなるのは一体何年先になる事か…と思っていました。 街へ行き、近場のパブに入って食事の時間へ。 外の世界…それも自分以外の人間が暮らしている場所そのものがアイリーンにとっては刺激的でたまらないでしょう。 そして、あの世界にいる間は食事は全てラトゥが用意してくれた以上飲食店という概念も物珍しくて仕方ない。 足をジタバタさせてはしゃぐ様子は初めての体験を楽しむ子供そのもので、連れてきてもらえて良かったなぁとほっこりします。 余興として行われる演奏も、それにあわせて思いのままに踊っている人々の様子も全てが新鮮で輝いている世界。 一時は本当にどうなる事かと思いながらも、こうやってアイリーンが楽しみながら社会を学んでいく様子は本当に見ているこちらの頬も緩むものです。 変化もなく、ただ繰り返させるだけだった日常はある意味不自由のない安全な箱庭だったのかもしれない。 先程自由という事に対し、何者にも縛られないと表現をしましたがそれは同時に守ってくれる相手がいない以上全てを自分で切り開かなければならない。 何の庇護も持たないという事であります。 今はユメが保護者をしている分、ある程度の安全は想定できても時に厳しい現実とも隣り合わせである事。 それでも彼女には自分の意思でこれからどう生きるのかを選んで様々な事を学んで欲しい想いになります。 街へ向かう際に利用した愛馬もやはりあの世界が全て作り物だった以上、実際はアイリーンの記憶から再現した存在に過ぎなかった。 実は運良く見つける事が出来てね。なんて、優しい嘘を添えながら。 それと同じように、ユメが表に姿を現せない時間の間アイリーンの傍にいる付添人としてラトゥが再びユメの力で現実世界へと受肉をされた。 ここは守れる対象が居た方がいいという面でも合理的でありながら、それがアイリーンにとって唯一無二であるラトゥであるというのがなかなか粋な部分ですね。 理屈はどうあれ、大切な存在であるラトゥが戻ってきた事。 確かにラトゥはかつて目の前でただの人形となり家は燃えてしまった。 その際に父親も失った。 しかし、まともに触れ合う時間の少なさもあったのかその父親の顔を思い出せなくなっていたというのは結果としてアイリーンにとっては幸せな事なのでしょう。 君を監禁して利用しようとしていた相手を覚えておく必要なんてないからな!! これからもっと楽しい思い出を作ってさっぱり忘れちまおうぜ!というところですからね。 自分にとって素敵と思った事を共有するように、ラトゥを昨日の花壇へ連れて行くアイリーン。 考えてみると、手入れはされているとありますが実際ここは誰の庭だったのか? 疑問は残るもののアイリーンの物という事に決定! そして、自分の物である以上そうなれば次は花の世話という問題が出てくる。 こうやって自分の物は自分が管理をしなければならない、そんな当たり前の事もラトゥの手ほどきを受けながら初めて自分の為に学ぶという行為に挑戦していく。 今まで学習機会を与えられなかったアイリーンが、自分の為に勉学に勤しむという記念すべき思い出が刻まれたんだなぁと思うと本当に微笑ましいです。 そして、ユメの視点と商売についての場面へ。 お客様第一号が来たものの、魔力強化に来た目的というのが全く褒められたものでもなく…。 OPにあったユメの不穏な表情はここだったのかと納得した部分もありました。 精魂もアレならば目的もつまらない物。 なのでユメが荒療法と前置きをしながら手段があると提示した事や、その結末は…。 アイリーンの保護者という世話焼きで優しい面を見ていると忘れてしまいそうになりますが、本来ユメは人間がどうなっても問題ないと思っていた夢魔である事。 守るべき対象やアイリーンが生活をする上で関わる人間に意味もなく危害を及ぼす事はなくとも、本来は人外である事を忘れてはいけない。 そんな面が見えるパートですね。 ここまではアイリーン達を中心とした視点で物語が進んでいましたが、外の世界に出て生きるという事はその中に関り揉まれていく事も意味をする。 先日パブで料理を振る舞ってくれたナーティーの視点で語られる、最近世の情勢が良くない方向に流れているという情報。 自分が好む、いつもの平和な酒宴を楽しんでいた常連たちも政府役人の過激な演説に共感していく。 まるで、今まで見てきたみんなが変わってしまったような不安。 地図を背景に語らえる、この世界の歴史と情勢。 どの世界でも、国同士の争いというのか、きな臭い問題は起きるというのか…。 所詮、平和と言うのは戦争と戦争の間でしかないと思ってしまう。 争いもなく生きていけるのが一番良いと思いながらも、1人の国民でしかないナーティーにはただ何事もないのを祈るしかない。 そして地図を見るに下方にある森林の周囲がアイリーンが現在住む家なのでしょう。 国境に近いのもあり、もしこれから戦争でも始まれば何の影響も受けないとは猶更思えないのが不安な所です。 実際は、国規模の争い以前にもっと根本的な部分からの脅威が迫っている事となりましたが。 アイリーンが何故あの場所で監禁とも言える生活をしていたのか。 その黒幕であるフランデルの登場。 さらっと重要な存在であるアイリーンを任せておきながら、アルパチオそのものは数多いる名もなき魔術師の傘下だった事もあり忘れているのはいっそ忘れたままでいて欲しかったなぁという面もありますね。 パトロンがいるのなら、人との繋がりがあるのならいつかはアルパチオが死んだという事もばれるでしょう。 そうなればいつまでも今の家にいるというのは危険でもあった。 だから引っ越しを考えていた矢先という最悪のタイミングなのが……。 私が築こうとしていた平和な日々が崩れていく音がする。 先にあったナーティーが情勢から日常の崩壊を察知していたように。 それよりも先にユメにそれが訪れてしまった。 そして互いに探り合うようなやり取りをするも、もはや戦いは回避不可能…からの、家がーーーーー!? 確かに少し距離を取ったとしても家の近くで戦闘をしていればこうなる事も予想はできたでしょう。 さらにタイミングが悪すぎる事に調査の為にだけきた花円だけでなくフランデルまでこの場にやってきてしまった。 今まで存在も忘れていたのに、自分の娘だと言いアイリーンを自分の手元に置こうとするフランデル。 ここで、OPであったあの台詞がくるのか…、と思ったところでここからはとにかくアイリーンを逃がす為の戦闘が始まる。 ユメが時間を稼いでいる間にラトゥと共に逃げようとするアイリーン。 しかしここで花円が追いついた際は終わったか…?と思いましたが、まさかの味方になってくれる展開!? どうやら本当に花円はフランデルが何をしていたのか把握していた訳ではなく、さすがに外道が過ぎるので見限った。 捕まえるまで戻ってくるな=捕まえなければいつまでも戻らなくて良い、というのはその通りでもこの子もなかなか面白い発想をするねぇ?というのが初見印象でした。 残されたユメについては、ただの夢魔がこんな戦闘能力が高くてたまるかと言わんばかりの強さを発揮。 ぼんやりした予想ですが、嘘はついてないけどまだユメの正体に関して隠されている情報があるのではないか? 本来ならば勝てる者はいないのであろうフランデルの黒魔術もユメ相手には全く効果がない。 死体を自身の影に食べさせている描写は商売の場面でもありましたが、その気になれば喰らう対象は実質制限がない? ユメが自身を表現する際に‟概念”という言葉を使っていたのは記憶にありますが、彼女の台詞から推測するに夢魔と表現するのが一番伝わりやすいだけにすぎない。 時間切れとなりトドメとまではいかずとも、時間稼ぎは充分に果たした所で戦闘は終わり。 正直これはどうあがいても倒せない存在を目の当たりにしたという点で、フランデルにとってはなかなかエッグイトラウマになりそうですね。 視点がアイリーン達の方へと切り替わり。 こうなってしまうと、前もってラトゥを受肉させていたのは正解だったなぁとなりますね。 守ってくれる人がいる事の心強さ、いくら移動手段として馬があったとしてもアイリーンだけでは限界があった以上。 そして合流した花円も事情を説明した事で受け入れる流れとなり、朝になった頃には夢の中でお茶会をしていたというすっかり打ち解けた関係に。 明確に敵対者がいる以上、仲間が増える事も頼もしいですし新しい家を手に入れる事にもなったのは幸いというべきか。 街に到着したという事で以前立ち寄った店に向かうも閉まっている様子。 治安の悪化、実際はこれから起きるであろう戦争の為と思うと何とも痛ましいものがあります。 それでも料理を振る舞ってもらい、ナーティーが新たな家族となったのはまた良い縁が切れずに良かったと言える部分ですね。 料理長に任命!という事でこれでラトゥも家事の負担は減りそうですし。 状況は決していいとは言いきれないながらも、新居で始まる共同生活。 そして、子供はいつまでも幼いだけではない。 知らない間に思った以上に成長していくものなんだ。 そう思わされるアイリーンの心境の変化。 守られるだけではない、自分にも何かができないものかという葛藤。 武術の本を見つける事で、強くなりたいという意志をみんなに伝える事ができた場面。 ユメはまだ、アイリーンの事を守られる子供であると思っているのかもしれませんが本来であれば彼女は推定18歳の大人に近い存在。 今まで散々遅らされていた精神的な発育が一気に刺激を受けたというのか。 自我を持った事で学ぶ事を覚えた少女はいつしか大人への階段を駆け上がっていく。 この作品をプレイしていて特に胸が熱くなったといいましょうか、アイリーンの事を見守っていたプレイヤーとしては自分の子供の事のようにその成長が本当に嬉しく思えます。 武術を学ぶに辺り、ラトゥと協力して互いに強くなっていく…というのも素晴らしいの一言。 元より人形だったラトゥに感情と呼べる物があるのか不確かな部分はあるので、存在意義やそこから生じる使命感と表現をした方が近いのかもしれませんが彼女もまた自分が強くなる事がアイリーンの為になると手札を増やそうとした。 変化があったのはアイリーンだけではなく、その周囲も良い意味で変わろうとしていく。 今、みんなが前を向いて進もうとしている。 こんな日々がいつまでも続いて欲しい。それはとても共感できる一文でした。 しかし、その裏で戦争の気配がある事等不穏な要素があるのもまた事実。 ユメ程の脅威はフランデルとしても想定外であり、簡単に対処ができない以上手を進めたくとも進められない現状。 そんな時に、現状を大きくひっくり返す事となる出来事の発生。 すでに噂という形で、近々戦争の気配はありましたがまさかフランデルの元へ大王が直々に資金提供を頼みに来るという展開を誰が予想できただろうか? ここがこの世界の情勢や登場人物達を組み合わせた上でとても巧く描写されていると思った部分でした。 何かしらユメへの対抗手段を見つけたフランデルが再びアイリーンの所へ行くというのが今後として一番可能性の高い展開だったでしょう。 朝方になればユメが姿を消した事から、時間制限はあれどその間なら何かしら策にかける事も不可能ではなかったはず。 それこそ財力があるのなら、偵察を送り情報を集める部分から入ればより有効な事への手がかりも掴めたでしょうし。 そこを、戦争が近いという事やフランデルが資金の出所はさておけば金持ちでそれまでの描写からパトロンになっても配下に対する関心が薄い位に金銭そのものに大きく執着を見せていない事。 これらを回収しつつ、彼がいくら富を得ても得られなかった公爵の爵位という…まさかの王から直々に名実共に貴族という地位を手に入れる事。 【身分上最高位にいるであろう存在が自分に頭を下げているという事実】 持たざる者として、果たしてこれ程己を満たす物が存在するのか? 罠等の危惧以上にこれを断る理由がない事への説得力として充分すぎました。 この先の大惨事を思うと文字通り悪魔の契約ではありますが、同時にフレンデルという人物を象徴する好きなシーンでもあります。 そしてとうとう始まってしまった戦争。 潤沢な資金はそれだけ兵力を強化する事へ繋がる以上、ここからアレキ帝国軍が勝利をするというのは予定調和だったのでしょう。 本来ならば開発費は当然として、量産にも大幅な資金がかかるであろう最新鋭の戦車部隊を十分な数まで用意できたのは悪魔の契約のもたらした力か。 さらにルリア側としても余計な刺激を与えるのを避けた結果、国境に要塞を予め築く事ができなかったのも悪い方向へ出てしまった。 いくら後方に軍事国ヒッシリアの支援をちらつかせているとしても、自国の地が戦場としては不向きである以上踏み込まれれば不利な結果になるという状況。 アレキ軍としても、相手の得意分野である海戦より地上から速やかに攻め込むつもりでいた事。 情報が武器である事を思い知らされる描写や、少ない兵力で敵の主力と言える海軍を沈めた事等…ここは完全に準備の段階から仕掛けに行ったアレキ軍が勝利するのも当然だったでしょう。 本当に、後は資金的な問題さえ解決すれば戦争で勝てるだけの策そのものは存在していた。 悪魔の契約による最後の一押しによって、それまであった平和は崩れ去ってしまった…。 ここまでだけでももう勝敗は決した…といえる位だった上に、そういえばヒッシリアはどう動くつもりなのか?と思えば。 運も全てがアレキ軍に味方をしていたと言わんばかりのタイミングでヒッシリアの国王が病に伏せっていた事。 その後継者がたった8歳の娘という、とても政治的な問題を任せて良いと言えない年齢であった事。 元より、軍事力があった事も自衛の意味が強く率先して戦争をしたいという方針でなかったとあれば参戦ができなかったのも納得しかありません。 敗戦国において、怒りの矛先がどこへ向けられるのか?その後どんな事が起きてしまうのか。 船頭を欠いた船が真っ当に進めるはずがないように、いくら反乱軍が結成されたとしてもかえって悲惨な結果を生み出すだけにすぎない。 そんな相手に力を貸したいと思える者がいる訳がないというのも当然な心理。 ルリアを挟んで存在する両国の思惑、東西に分断される国。 あまりにリアルすぎる描写の連続ですね…。 結果として、戦争そのものは主にルリア国を舞台とした結果国境アレキの付近にはそこまで大きな損害もなかったのでしょう。 元の家よりは多少国境より遠ざかっていたとしても、場合によっては戦争の影響を大きく受ける可能性もあったアイリーン達の現在。 かつては砂漠の都として親しまれていた町並みも往事の面影はなく無残な照度と化した故郷だけが残されたのであった。 この一文が全てと言うのか、戦争が終わったとしても敵国へ流れていった者にはもう帰る場所が存在しない事実。 せめてヒッシリア側へ逃れていたならまだ慈悲はあったかもしれませんが、わざわざ敵対国に逃れたという以上前提として国境付近に住んでいたという事でしょうから…。 アイリーンとしても、身近に存在する難民の存在を知れば何かがしたいと思うのは自然でしょう。 しかし、個人ができる事には限度もある。 それこそ莫大な富でもない限り、多くを救う為に何かを施す事だって難しい。 ユメの懸念するように、治安の意味合いでも厄介事に巻き込まれる可能性を回避する意味で関わらないのが良いのは違いないでしょう。 それに、声を荒げたように助けたいと思ってもアイリーンは何も持っていないという事実。 気持ちだけでは救えない問題があるという事を認めなければならない。 いくら以前よりアイリーンが成長をしたと言っても、これは酷な話ですね…。 目の前にいる少女に自身の境遇を重ね助けたいと思う。 しかし、実際は目の届かない所にも似たような境遇の子供達は沢山いるという事実。 圧倒的に、救える数の方が少ない事。 1年が経過した事で、アイリーンも以前のような子供らしさが消えてようやく年相応かそれに近い程になったのでしょう。 だとしても、今目の前にある問題はその年頃の人間でもあまりに難題といえる物。 ユメがいくら説得しようにも、アイリーンは反論をするという形で譲ろうとしない。 これが本来あるべきだった、紆余曲折はあれどようやく作られたアイリーンの自我なのだと思うと感慨深いものはあります。 そして、かつて何もわからずに泣く事しかできなかった少女は母となる事を選んだ。 本当に…当初はいきなり家がなくなるし身内もいないし、おなかがすいた!とユメを困らせ本能だけで生きている子供かな…?という状態だったあのアイリーンが次は自分が誰かの親代わりになる事を選ぶようになろうとは…。 子供の成長とは本当にあっという間というべきか…。 新しい家族、ラルも加わりこれからどんな生活が始まるのか。 まだまだ次の戦争の気配が見え隠れする状況ながらも、その中にひとつの希望も同居している良い締めくくりでした。 @ネタバレ終了 最初はファンタジー色が強く怒涛の展開の中、この先がどうなるのか?とハラハラをし。 まさかの展開や現実でも起こりうる要素を交えた話の作りにすっかり引き込まれていきました。 この作品の魅力はやはりアイリーンの成長にあると思うので、子を見守る親のような目線で楽しめました。 続編の方も近いうちに遊ばせていただく予定です。 それでは、素敵な作品をありがとうございました。
  • IZ EP:CORNEA
    IZ EP:CORNEA
    な、なんなんですか!?この贅沢な作品は。 絵が奇麗すぎる…!いったい何枚あるのか恐ろしいスチルの数。 BGMのない世界に響く、鳥のさえずりと彼らの足音がより作品の雰囲気を際立てて最高でした。 退廃した世界を旅する三人を見届けられて感無量です。 @ネタバレ開始 いっそ明確な悪役がいれば苦しくないのに、でてくるみんながそれぞれの立場の正義を信じているから読み進めながら苦しかったです。 でもこの苦しさこそがこの作品の最大の魅力でもあります。 コーニアのまっすぐさも、アイの純粋さもすごく丁寧に描かれていて一緒に旅をしているような友人同士だったような素敵な文章でした。 一人称の視点も切り替わって、それぞれの心情がきちんと表現されているのもうまい演出だなぁ~と感じました。登場人物が少ない分、それぞれにしっかりスポットライトがあてられるのでどちらの気持ちもわかりすぎる…。物語の立体感がありすぎるが故に最後の選択肢はえぇここで選ぶのか…と悶えました。が!どちらのラストも彼ららしくて好きです。 @ネタバレ終了 読み終わった後も、まるで美しい映画を見た後のような余韻がずーっと心に残ってます。 素晴らしい作品をありがとうございました。