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ティラノゲームフェス2021参加作品

8640 のレビュー
  • 可惜夜の愛州中学校
    可惜夜の愛州中学校
    可惜夜シリーズ、今回は廃校が舞台。理科室や美術室など、懐かしい名前が並びます。 一度しか出ない脅かし要素(一瞬顔が変わる等)が所々に散りばめられていて、程よく怖かったです。いきなり大画面ドーンだけではなく、さりげなく出てくるのが良いんです。 謎解きも助手子のヒントのおかげでなんとか攻略でき、掲示板のマップ移動も便利なシステムだと思いました。 大変楽しめました。 @ネタバレ開始 ハサミの入手場所がどうやっても分からずに攻略記事のお世話になってしまいました。 ビデオテープを再生して手順を見るところは、1回では覚えられず何度も見る事になったのですが、ループの区切りに出てくる霊が(アカネ)だんだん笑えてきてしまいました。ホラーと笑いは紙一重といいますか。 @ネタバレ終了
  • Comme des Macarons
    Comme des Macarons
    猟奇ホラーと記載あるのでちょっとだけきもちひやひやしながらプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 ほんのり百合と聞いていたんですけど、ほんのりどころか愛が重めの百合じゃないですか!!歓喜!! EDもマカロンちゃんに合わせてフランス語になっているのもおしゃれ。おまけでEDで表示された意味を確認して、「私を忘れないで」があまりにも好き。 百合も、血肉になるのも、忘れないでも、プレイを進めていくたびにその時々の単語や表現があまりにも癖で情緒が崩れました。めちゃめちゃによかったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • ロベリアの/嘘
    ロベリアの/嘘
    まず、背景画面が美しい! また、音量調節やテキストスピードなどの欲しい機能が全部整っていて助かりました。 序本結の構成も掴みが良く、冒頭で戸惑っても短編ですぐ全体像がわかるようになるので読みやすかったです。 読みながらセリフだけで設定を察せられるようにできているのもすごい。 @ネタバレ開始 彼らの名前が出てこないところも、外の人たちからはレッテルや役どころだけで判断されているという感じが出ていて好きです。深読みかもしれませんが……。 表面だけだと優しく切ない自己犠牲の愛ですが、綺麗なだけでなく、ドロッとした部分が根っこにあるところも好きです。奪わずにはいられない彼女と、その彼女の決意を無しにしてしまう彼。このエゴもまた悪意と言えるのかな……でもそれってどうしようもない、というか、そこがあるからこそ燃え盛るような迫力と勢いのある愛が生まれるわけで……等々。 タイトルの「/」にも色々想いを馳せたくなってしまいます。 お別れ、切断、視点の違い……。 @ネタバレ終了 たった1つの記号に含められる意味が多くて、やっぱり深みのある作品だなあとしみじみ。 良い時間を堪能できました。
  • タイトル未定
    タイトル未定
    皆さんのコメントを読んでこれは絶対にプレイせねばとワクワクしながら遊ばせていただきました。 物語の進め方も地の文も巧みであっという間の一時間でした。 @ネタバレ開始 世の中をちょっと斜に構えて口が悪いんだけど、心根の優しい伊織君。 人魚に対してどうせ自分の妄想だろう、いなんだろうと何度も同じセリフを吐いて葛藤する彼は心のどこかで人魚のこと、信じてるんですよね。地元を離れるときに挨拶に向かうくらい。 東京で起こした事件だって、正しくないけど間違ってもない。 直接明言しない文章の余白がうまいなぁと感じながらプレイしました。内容はファンタジーなのに、登場人物の人間臭さがとっても素敵な作品でした。 弟君も冴ちゃんも本人もいい未来を選べてよかった! @ネタバレ終了 夏にぴったりな素敵なお話でした。タイトル未定というタイトルも最後に感動しました!
  • Comme des Macarons
    Comme des Macarons
    Comme des Macarons、プレイ致しました。 可愛らしい優しい絵柄、そして内容が思った以上に深くて「この展開はなかなか発想出来ない、凄いなぁ」と驚かされました。 @ネタバレ開始 マカロンちゃんがどんどん痛々しくなっていく姿がちょっと心が痛かったです……! 笑顔の彼女を見ると、なおさら……! @ネタバレ終了 とても面白いゲームでした! 素敵なゲームを有難うございました!
  • 欠損少年と月夜の闇の海辺~浪川仁とはらわたゲーム~
    欠損少年と月夜の闇の海辺~浪川仁とはらわたゲーム~
    惹かれる要素が多く、プレイさせていただきました。 三種のエンド、どれも素敵で心にふわりと残るような印象が余韻のように残っています。 タイミングでの反応の違いも魅力的でした。
  • ファンタジー世界であった怖い話
    ファンタジー世界であった怖い話
    大変感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 怖い話に関するゲームは数あれど‟ファンタジー世界で”というのはなかなか斬新な設定と目を引きました。 内容としては先輩冒険者から経験談としてこれまでに体験した怖い冒険についての話を聞く、この世界においては隣り合わせにある怖い話という視点。 プレイヤーにとっては別世界の怖い話という事もあって不思議な話のような感覚で読み進める事ができますが、もし自分もこんな世界にいたら? 少し視点を変える事でまた感じ方が違う題材と言えましょう。 @ネタバレ開始 最初は酒場で先輩冒険者達から旅の心得を聞いていたはずが、各自の直面した危険な体験談へ。 実際ありえる想定として本題に入る前にシヴィルさんが言っているような死の危険も存在するでしょうが、実際死んだらどんな経験だったか知れませんからね。 ここで話を本題として持って行くにあたって確かにと思えたのがバジルさんの発言でしょうか。 「ほかの冒険者から聞く話は、たいてい武勇伝や成功譚ばかりだからな」 それも誇張されたホラ話が多いとなれば確かに先輩方でもそういった他者の話を聞くのはあまりない機会なのかもしれません。 ◆人ならざるもの こういう時は左から順番かな、とまずはバジルさんの話から。 駆け出しである主人公に目線を合わせてくれたというべきか、バジルさんにとって最初の冒険のお話という事ですね。 若さ故というのか、まだ世界の広さも知らないし自分が強いと疑わない故の無謀さというのか。 本来冒険者なら夜間の行動は控えるべきという原則を無視した行動をし依頼のあった村へ到着したバジルさん。 どうやら人間に化ける魔物を退治して欲しいという事でバジルさん自身もその魔物に関する噂は聞いたことがある様子。 いざ、村の近くにある森へ向かい魔物が潜んでいそうな洞窟を発見。 しかしいくら進んでも何も出てこない…と思いきや、違和感を覚え何故自分の影は前へとのびているのか。 後ろに光源がある可能性と共に流れる不吉なBGM…。 とっさに背後へ向かって斬りかかるとそこにはこちらの攻撃が当たったであろう、負傷した女性が。 この人がもしや人に化けるという魔物のウーズ? しかし、何やら引っかかる発言もしているのが気になる…。 ここでバジルさんがどうしたかを選択できるようですが… もし相手が魔物であれ一撃は入れている以上こちらの方が有利。 かつ、引っかかる事がある以上話を聞く一択でしょう。 こちらが有利であるというのはバジルさんも同じ認識のようで、話を聞いてみれば彼女はウーズについての知識があるようでした。 ウーズは熱に弱い、予想以上に数が多く村一つを丸ごと皆殺しにして成り代っている。 この場面で村人とのやり取りの際に松明を怖がっていた描写が思い出されますね。 確かにリザさんの話が本当であればそれも説明がつきます。 確認の為にリザさんと村へ戻れば背後からの殺気。 後ろへと剣を振るえばそこにはさっきの村人が。 一見すれば人を斬ってしまった状況ですが、リザさんの言葉通りに松明を近づけると村人はウーズの姿へ…! さらに周囲からもう擬態する必要はないとばかりにウーズが群れを成して出てきた事でリザさんの話が本当だった事は証明されましたね。 一歩間違えれば魔物に利用されるところだったという危機。 ギルドへ出されている依頼ですら、実は人間が出した物とは限らないのが何ともトラップすぎるでしょう。 人間が出していても100%信用できると限らないのに…。 結果的にはそこからバジルさんはリザさんと旅をする事になりめでたく結婚したという事でオーライではあれど。 もう片方の場合も気になったのでそのまま攻撃したらどうなるかも試しました。 すでに結末を知っている以上この行動が何をもたらすのかわかっているだけに心は痛みましたが…結果女性は死んでしまう事に。 ここでようやくバジルさんも想定するべきだった可能性が恐ろしくなったようで。 人間に化けたウーズが死んだら、死体は人間の姿のままなのか? …確かに何かに化ける魔物というのはファンタジーにおいて多々あれど、大抵は本来の姿に戻るイメージがあります。 しかし、その嫌な予感を振り払うように村へ戻ってみればそこには水の入った桶を持っている村人が。 最初に接触した際、松明を怖がっていた以上やはり用済みになればそれを消す用意をしていたのでしょう。 火が消えた途端、そこにはウーズの姿がありかろうじてまぐれ当たりで倒せたものの村はすでにウーズに乗っ取られていた…。 そして村から逃走し、ギルドに結果を報告したところ討伐隊が組まれはしたけれどすでに村はもぬけの殻に。 残っているのは犠牲者の遺品であろう物だけ。 あの洞窟にいた女性もウーズだったのか確認しようとした所、洞窟に死体は残っていなかった為真相は闇の中…… なんて事はなく、ウーズの弱点である熱源だった松明を持っていた彼女は確実に人間だった事を知る事に。 ただ力が強いだけでは駄目な事だってある。 知恵というものがどれだけ大事なのか、もしこれが明るい時間であればまた何か違ったのか。 人を殺め、魔物を取り逃がしたという結果だけが残る後味の悪さを残した体験談となりましたね。 ◆血塗られた宝石 冒険者の仕事と言えば何を思い浮かべるか? やっぱり定番は魔物退治、それもドラゴンとか?なんて想像してしまいますがシヴィルさんが挙げているように実際は様々な物がありますね。 どうやらシヴィルさんが一番好きなのは宝探しのようで、その際に経験したお話のようです。 ファンタジー世界らしい職業の一つとも言える探索屋をするエリックさんから遺跡の情報を入手。 情報料として宝の分け前を要求するというのはこういった世界観ならではですね。 いざ現地に到着してみれば、シヴィルさんの勘も「当たり」だと思えるような場所のよう。 しかしいざ地下へと入ってみれば本能的に危機を察知するような場所でもあり、お宝はあるとしても相応か釣り合わない危険が待っているのでしょう。 それでも宝探しに危険は付き物と進めば案外あっさりと最深部まで到着し、一個の赤い宝石を発見。 見ていると心臓を鷲掴みにされるような、説明しようのない怪しさがあった。 …まさか呪われた宝石?ブルーダイヤ辺りが有名でしょうか。 現実でもそういった話はよくある以上この宝石もその類なのかという予感がひしひしとします。 直感的に宝石から視線を逸らして対策をしたシヴィルさんと違い、そういった勘が働かなかったのかエリックさんは魅入られてしまったようで。 口からこぼれる台詞も完全にそういう時に発するであろう内容ですね…。 そしてやはりというべきか、宝石に魅了されてしまったという展開へ。 さらに悪い事は重なるというのか、宝石をとった事で本来の持ち主であろう骸骨が出てくるという事態に。 ここで選択肢ですが、これは骸骨もまずいしエリックさんを放置するのも嫌な予感しかしない。 宝石がトリガーになっているなら台座へ戻せば助かるのではないか? 窃盗が許されない場面におけるトラップとして王道でしょう。 そういう意味でもまずはエリックさんを正気に戻す事を優先しました。 荒療治とはいえ殴ってしまえばそのショックで宝石を手放した事もありエリックさんは正気に戻り。 宝石は床にあるので元に戻せないですがこうなればもう逃げるしかないのは仕方ないでしょう。 というか、骸骨としては宝石に触れた時点で手放してもアウト判定だったらしく攻撃をされる流れへ。 執念がそのまま強さに反映されているかのように重たい一撃。 こんな奴を一体相手にしているだけでも厳しいというのに増援として出てきた骸骨達までいるとは!? と、思いきや骸骨兵の目的はこちらへ敵対する為の増援ではなく宝石の様子…? さらにこちらが相手をしていた骸骨も参戦して宝石の争奪戦が開幕するという展開へ。 幸いこちらを狙っている訳ではない事もあり、その隙に脱出すれば宝石についての詳細が後日判明。 宝石が好きな公爵の略奪品、その中でもひときわ美しいとされた赤い宝石が存在していた事。 あまりの美しさのせいか、宝石を巡って館の中で殺し合いが発生し公爵や兵士はおろか召使いたちまで武器を持って斬り合うという事が起きたという話。 エリックさんの反応の時点で予想はできましたが、やはり人を魅了する呪いの宝石だったのでしょうね。 館で起きた惨劇のせいで血を浴びた宝石がますます妖しく輝くようになったというのがまさしくその魔性を示しています。 死後も宝石の奪い合いは続いており、自分が死んだ事にすら気づいていない…。 宝石の魔力と人間の欲深さ、どちらも恐ろしいと言えますがこれはまず欲深さがないと成立しない式と思えば…。 でも、それを利用する存在も大概と言えましょう。 やはり選ばなかった方も気になり、骸骨に攻撃を仕掛ければ持っていた盾に防がれてしまいダメージは通らず。 それどころかさらに他にも兵士風の骸骨が複数出てくるという窮地へ。 狙いはエリックさんのようでこちらが逃げるように叫んでも全く気付く様子はない。 宝石に魅入られた時点で他者の声なんて届かなくなってしまったのでしょうが…。 何本もの剣に突き刺され死んでしまうエリックさん。 次はこちらが狙われるのか?と思えばどうやら骸骨兵の狙いは最初から宝石のようでシヴィルさんと交戦していた骸骨も含め宝石を巡って争いだす展開に。 バジルさんの時同様、話の本筋が変わらないのならやはり優先事項を間違えたIFルートという事なのでしょうね。 そしてさらに後日談として、他の冒険者が例の遺跡に入った際の目撃談が予想はできてもなかなかでした。 一人だけいる、肉の身体を持ったアンデッド。 全身を切り刻まれても宝石を手に取ろうとし続け、肉が削げ落ちていき白い骨が露出していく様は最終的にあの骸骨兵と同様になる事を示唆している。 死後も虜になってしまう呪いの宝石がある。 犠牲者が出ているという点ではバッドなのでしょうが、こちらの方が後日談も含めより宝石の魔力を感じる内容として好みでした。 ◆ローズの墓 最後はヘンリーさんという事で、彼としては怖い話という事でこれしかないと決めていた様子。 今までの体験談が危険と隣り合わせの冒険という内容だったので、やはり失敗すれば死者も出る。 そして、その亡骸を丁重に葬る事もまた必要な事である。 他の二人と違い僧侶でもあるという視点が活かされた内容ですね。 今回は若くして亡くなった冒険者であるローズさんを、彼女の生前の願い通り緑豊かな場所へ眠らせてあげるようです。 恋人であり共に冒険をしていたセドリックさんは酷く落ち込んでいるようでしたがこれも冒険者であればあり得た結末でしょう。 ヘンリーさんの言う通り、後は時間が解決してくれるのを待つしかないと思えば聞こえてくる奇妙な噂。 すっかり酒場に姿を見せなくなったセドリックさんの様子がおかしい。 しかも毎晩どこかへ向かっている? この状況で向かう場所といえばローズさんが眠る墓の一択と思えますが、それにしても尋常ではない様子というのは気になります。 何故昼間でなく真夜中に向かうのか…ヘンリーさんの疑問もごもっとも。 なんて思っていれば、さらに奇妙な目撃情報が…。 手から血の雫を落としながら戻ってくるセドリックさんを目撃した…? 理由をきけば、死んだはずのローズさんが自分の血を欲しがっているからと答えたというのも変と言えましょう。 毎晩彼が出かけるのも理由として裏は取れましたが、まるで死んだ彼女がまだ生きているかのような口ぶりというのが奇妙ではあります。 幻聴を聞いた…にしても違和感は拭えません。 そして、夜に出かけるセドリックさんを尾行する流れとなり何が起きているのかを確認すれば… 死んだはずのローズさんが呼びかけに応じて姿を見せた? さらに今日の分の血を要求する彼女に何の疑問も持たず与えるセドリックさん。 こうすればまた生き返る事ができる。そして二人で幸せに暮らしましょうと甘い言葉を囁くローズさんは何者なのか。 きっちり弔いの儀式をした以上、アンデッドではない。 ふと、奇妙な事に気づき視線を彼女を埋葬した木の方へ向ければ…これ完全にモンスターだ!?という姿が。 こうなれば対処するしかないと選択肢が出ましたが、やはり片方は不幸な結果となるのは予想ができます。 吸血樹そのものをどうにかするのも重要ですが、まずは目の前にある幻を消すのが先でしょう。 こちらがその為に呪文の詠唱を始めればセドリックさんも吸血樹もヘンリーさんに気づいた様子。 すぐにヘンリーさんを殺すように叫ぶローズさんの幻、けれどあまりに突然すぎるその言葉にセドリックさんもさすがに戸惑っている。 その間に詠唱が終わり幻を消し去れば、本体は露わとなりもはやこちらを騙そうにも声の真似すらもできない吸血樹。 結果、彼女の姿で騙し続けた報いというべきか…セドリックさんの詠唱した魔法により吸血樹が燃やされたというのは迎えるべき形だったと言えましょう。 後日談としても徐々にセドリックさんもローズさんの死から立ち直り冒険者として復帰したようで一安心。 興味深いのが、本来の彼は理性のしっかりした人物であり平常時であればこんな偽物に騙される事もありえないはずだった。 けれど、そんな人物の精神を弱らせてしまう程死別という物は測り知れない悲しみがある。 ありえないはずなのに、自分の血によって彼女が生き返るかもしれないという希望にすがってしまった事も。 人を騙すという意味ではウーズの時もそうでしたが、弱った心の隙間に付け込む…そんな魔物も存在するというのは恐ろしい物です。 個人的にはこっちの方が悪質と思えますね…。 バジルさんの話が肉体や戦いという意味の強さを持った冒険者でも駄目な場合があるケースでしたが、こちらは心身共に屈強であっても必ず人には弱点はあるというのもあわせ。 こうなると嫌な予感しかしませんが、もし幻を放置したまま樹を攻撃すればどうなるのか。 僧侶であるヘンリーさんが攻撃呪文を使える訳がなく、杖を持って駆け出す事しかできない。 となれば、その攻撃対象が何なのか誤解がされるのも仕方ないでしょう。 「いや!セドリック助けて!」 幻も放置している以上、セドリックさんからすれば攻撃対象がその背後にある吸血樹でなくローズさんの幻だと思えるのも当然。 彼はまず何が起きているのかを理解していないのだから…。 結果、やはりのやはり出てしまった犠牲者。 背後から伸びた枝に心臓を貫かれ、幻である彼女が本性を見せても事態を把握できないセドリックさん。 ようやく自分が騙されていた事を悟れば、せめてヘンリーさんを助ける為にと息も絶え絶えの中で呪文を詠唱し最後の力で吸血樹を燃やす事に成功。 …しかし、彼は胸を貫かれたままその身体は自らが放った炎に包まれてしまった。 そして、あのまま死んだと思われた彼はあの時点ではまだ生きており…亡骸はローズさんの墓の近くへ這いずるような形で倒れていた。 恋人のそばで逝けた事を唯一の救いと見るべきか。 もう一つの選択肢の先を知っていると何とも言えない気持ちもありますね…。 ◆魔王の予言 全ての話が終わったかと思えば魔法使いであろう風貌の女性、ノーラさんが登場。 どうやら大魔女と呼ばれるような人物らしく、知恵者のよう。 彼女が話すのは魔法文明時代の古文書によく出る文章とされる『魔王の予言』についてのお話。 予言によれば遠い未来に現れ世界を滅ぼすとされているものの、力が強すぎるあまり人間界に現れる事ができないという存在のよう。 それでも、魔界に留まりながらもこの世界を侵略する機会を狙っておりこちらとあちらを繋ぐ『門』の完成を待っている。 千年前の古文書には、門が完成するのは千年後と書かれていた。 これの意味する事は…十中八九近々恐ろしい事が起きるという内容でしょう。 魔王が現れたらこの世界に何が起きるのか、想像したら面白いと思わない?と締めくくるノーラさん。 冒険譚ではないですが、あくまで話したい事を話しただけのようですね。 そして、魔王とくればやはり勇者というカギになる存在もいるようで。 勇者が何者なのかはわからない。 お開きとなり、自身の部屋で眠ろうとするも先程の話が気になっていればその後に見た夢は… 夢の中でこちらに語り掛けてくる魔王。 そんな予感はありましたが、どうやら主人公こそが勇者当人だったようで…。 世界の半分をやろう…ではありませんが、取引を持ちかけられる流れに。 もしも魔王の邪魔をするならば殺すけれど、右腕となりその力を魔王の為に使うのなら見逃される? ここは選択肢として「いいえ」の一択でしょう。 この感想文を書くにあたり「はい」も試しましたがですよねー…というか、だれうまというか…でしたね。 そして「いいえ」を選べば自覚を持った事で力が覚醒したのか、激しい光に包まれる主人公。 撃退に成功するも、あくまでこれは夢の中。真の決着は持ち越しのようですね。 …こっちが握り潰される分には死ぬのに理不尽だな? 無事に朝を迎えれば、昨日話を聞かせてくれた4人が主人公最初の冒険についてきてくれるという展開に。 ここから勇者一行による冒険が始まる…希望のある締めくくりでした。 @ネタバレ終了 各話につき1箇所ある選択肢。 それにより違う展開も楽しめる為セーブも活用しつつ全ての展開を楽しませていただきました。 ファンタジー世界の住人にとっては隣り合わせの日常でもある冒険譚。 最終話からの展開もまさにタイトルに相応しい流れで良かったです。 それでは、素敵な作品をありがとうございました。
  • 輪廻の門『参』
    輪廻の門『参』
    シリーズ3も楽しくプレイさせてもらいました! 今回は、クリックして探索する方法になっていて、ますます探索してる気分を味わえました! @ネタバレ開始 チュートリアル的なご飯を作るお話は、「2人に絶対美味しいご飯作る!」と心に決めてガンガン調べまくりました(笑) 2人が美味しそうに食べているシーンがとても嬉しくて「そうか、んめえか。たーんと食えよ(^^)」と田舎のおばあちゃんのような気持ちになりました(笑) 今回の探索は、何か見つけるとおまけが見られると聞いて張り切ってプレイしましたが、初回は見つけられず(くぅ!) 頑張って2周目についに「これだ!」と思うものをゲットでき、無事おまけをみることができました! しかし………衝撃の事実にショック!! えっ………そうだったの………!? 思いもしなかったのですが、それもまた………ヨシ!(え?) @ネタバレ終了 敵についていろいろなことがわかってきて、ホラー感もマシマシでゾクゾクワクワクが止まりませんでした!
  • 月不見月の彼女
    月不見月の彼女
    ある日突然赤髪の美少女が家にやってきてメイドになってくれる短編ノベル! メイちゃんがストレートに可愛くて、こんな子に「ご主人様」なんて呼ばれたらもう嬉しいですね。メイド服も個性的で可愛くて、肩出しがポイント高いです。 ボイスも真面目かつ少女らしさがあってとても可愛かったです。 「女性が料理してる後ろ姿っていいよね」に全力で頷いてしまいました。 @ネタバレ開始 希望と絶望の物語……!?というワードに魅かれ、ぐんと物語に引き寄せられました。 選択肢が面白すぎて最初全部下を選びました笑 キモイ選択肢ばっか選んでる男とよく一緒のベッドで寝るな……!!と思ってしまいました笑 しかも可愛い彼(?)パーカー!! ダメ絶対。 全部下を選んだ時は絶対ダメなエンドになると思ったのですが意外にも主人公が頑張ってこれはこれで良いんじゃないか?という感じだったので、ダメエンドを期待してしまっていた私にとってはちょっとびっくりでした!メイちゃんが良い子すぎるからだな、うん。 と思ったら掃除をしてもらっただけで主人公がまたキモくなった!!えちち本を見つけた時のメイちゃんが可愛かったです、フヒヒ。 その後もキモキモ選択肢が度々出るのでつい全部の選択肢を選んで反応を見てしまいました。 そして江の島デート。現実にある地名が出てくるの没入感があって良いですね。 生シラス、私は食べたことないので動くの…!?と勉強になりました。私でも食べるのためらっちゃいそうですがメイちゃんのお口に合ってよかった。 この辺りから私もメイちゃんの年齢や、何故メイドになったのか?など色々気になってきました。 そして順調に物語が進み……主人公の進路に関する話は、「別にアルバイト生活でもひとつの人生じゃないの?」と少し思ってしまいましたが、メイちゃんの言葉とサクヤさんの思い出を糧に目標を定める主人公の姿に心が温かくなりました。 鹿児島デート!この辺りの描写も実際の現地の名物とかだったりするんですかね。 ヒロインに過去好きな人がいたというお話はなかなか珍しい気がします。 メイちゃんの葛藤にリアルさを感じられてより物語に没入しました。 その後受験勉強頑張ってたのに、ちょっとしたことですれ違ってしまうふたり……。ケイタそんなに怒るなよ~と思いましたが頑張ってたからこそなんでしょうね。 それからメイちゃんが死んでしまうエンド。とても悲しかったですが、メイちゃんの手紙に心がこもっていて、自分の人生をしっかりと取り戻す主人公の姿に励まされました。 そして、メイちゃんと結婚して結ばれるエンド。 このエンドでもメイちゃんは亡くなってしまいとても悲しかったですが、 彼女の愛情深さと優しさをしっかりと感じることができました。 ウエディングドレス姿のメイちゃん、本当に綺麗でした……。 主人公もメイちゃんの影響を受けて、しっかりと前に進んでいく様に感動しました。 @ネタバレ終了 全体的に描写がとても丁寧で、それだけにしっかりと物語に没入することができました。 心優しいメイちゃんが主人公に寄り添って生きてくれたこと、忘れません。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 輪廻の門『弐』
    輪廻の門『弐』
    続編もプレイさせて頂きました! 今回も面白かったです! @ネタバレ開始 今回はマメにセーブして現地でもたくさん身代わり式神(紙?)をゲットし、妖怪に遭遇したらロードするという姑息な手段を使ってすすめました(こら) ラストに立て続けに妖怪に遭遇し、ヤバいとは思いながらもロードする間もなく勾玉の部屋に突入しちゃって「あれこれヤバいお守り式神足りる!?」と思ったところにラスボス登場! うわああああキモイイイイ!!とビビり散らして逃げていたところ、可愛い茨城童子君に助けられて思わずニッコリ(^^) 脱出時は、脳内でお姫様抱っこを想像していましたv TRUEエンド後の晴明さんと茨城童子君がめちゃくちゃ可愛くてそこでもほっこりしてしまいましたv @ネタバレ終了 お屋敷が広くなってパワーアップしており、方向音痴な為ちょっと苦戦しましたが、それでもサクサクプレイでちゃんとクリアできました! 新キャラも増えて楽しかったです(^^)
  • バレンタインだからチョコをくれ!
    バレンタインだからチョコをくれ!
    サクッとお手軽に遊べつつ、キャラがみな個性的で楽しかったです! 作者さんの好きなキャラ造形が詰まってるな〜と思いました。 個人的には委員長のチョウコさんがとても好きです! チョコ(今作)→不幸の味を〜→チョコ(2回目)で遊んだ際に、とても感慨深い気持ちになりました……
  • AMN(N)ESIA
    AMN(N)ESIA
    ASY(I)LUM→今作の順にプレイしました。 前作同様、物語性のある脱出ゲームでおもしろかったです。 結構難しいところもありましたが作中ヒントと攻略情報のおかげで最後まで物語を見届けることができました。 @ネタバレ開始 「テーブルの下」の謎解きですごーい!って声出ました。一生懸命テーブルにクリックポイントが無いか探してました…@ネタバレ終了 是非次回作もお願いします!期待しています!
  • 輪廻の門
    輪廻の門
    とっても面白かったです! お屋敷の中を探索している間、選択肢が色々出てきて「くう、探索してる〜!」とずっとワクワクしっぱなしでした。 @ネタバレ開始 お猿さんが出てきて即エンドなのがまた小気味よくて(え?) 何度もブシャーされましたが、「絶対生き残ってやるぜ!」と逆に燃えて探索しまくりました。 最後はイケメン晴明さんに助けれてホクホクでしたv @ネタバレ終了 サクサク進められて、怖い所はちゃんと怖くてとても面白かったです!
  • マッチングアプリで出会い厨してみた
    マッチングアプリで出会い厨してみた
    まだやってないのですがユーチューバーがやっているのを見てとても面白そうでした。
  • 恋に落ちてはいけない20分
    恋に落ちてはいけない20分
    イケメンとシチュエーションにつられてプレイさせていただきました! 一週目はなるべく何も起こらないようにプレイしたつもりが選択肢の前から勝手に上がっていく好感度に爆笑しながらプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 「うわぁ…惚れるわぁ…」や「お前絶対わざとやってないか?www」など様々な感情が行き交うゲームでしたが、最後までプレイするともしかしたら丹羽所長の本庄さんに対する無意識だったのかなぁなどと考えてしまいます。 最初は不愛想なキャラに感じた山元さんは本庄さんと距離が近かったり活動的な一面があったり、雛子さんも文字だけですが先進的な人物像がしっかりと感じられてつつも丹羽さんに対する人間らしい感情があったりと登場人物全員に愛着を感じられるゲームでした! END2のように望まない結末になったり、END3のようにきっかけ一つで機会を棒に振ってしまったり人生の難しさを感じられました。 所長のウッドベース聞きてぇぇ~~!!@ネタバレ終了 楽しいプレイ時間でした!ありがとうございました!
  • 生きるその先に -岐尾森編-
    生きるその先に -岐尾森編-
    全グッドエンド+おまけ要素まで読了しました。 設定やシナリオ、キャラクターのみならず、UIのデザインまで ゼロ年代前後の現代伝奇ADVの雰囲気が存分に感じられる作品です。 『痕』、『月姫』、少し時代を下って『3days』や『レコンキスタ』―― まさにその辺りに創作の原点がある自分には直球で突き刺さりました。 反面、下手にその辺りの知識があると色々と先が読めてしまう部分もありましたが。 そういった意味では、あの頃の作品を今も追い求める人のみならず、 まだ触れた経験のない若い世代にも是非プレイすることをお勧めしたい作品です。 選択肢は多めですが、演出のお陰で望みのルートに進みやすく攻略サイトも完備と、 至れり尽くせりの親切設計なので心配は要りません。 ルートによってかなり傾向や雰囲気が変わる作品ながら、 全編を通して主人公の性格にブレがなくキャラが確立していたと思います。 またヒロインそれぞれのキャラクター性が 各ルートの作劇方法とも抜群のシナジーを生んでいたのも印象的でした。 @ネタバレ開始 続編は未見なので、現時点では色々と的外れなことも言ってしまってると思います。 その点に関しては何卒ご容赦ください。 ◇結ルートについて ビジュアルも内容も衝撃的なシーンで一気に引き込みつつ、 しかもそれを単なる撒き餌に終わらせずプロットに落とし込む手法が見事です。 切っ掛けは一目惚れながらも夏生が結への想いを強くしていく流れも、 逆に結が夏生を特別な存在として意識し惹かれていく過程にも説得力がありました。 一方で夏生の寿命問題を解決する展開はかなり強引でしたが……。 ただ必要以上に触れると鬼晶ルートのネタバレになってしまうから仕方ないとも思います。 そしてリメイク裏話で触れられた瞳の色に関する匂わせがとても気になりますね。 実はラスト以外にもいくつか引っ掛かった部分が残っているのですが、 その辺りも含めて後々しっかりと回収されそうな期待を今から勝手にしています。 ◇水輝ルートについて 結ルートとは対照的に、明快そうな中に不穏さを徐々に煽って積み重ね、 ここというタイミングで一気に爆発させるというタイプのプロットでした。 もうこの2ルートだけでも作者さんの作劇術、その幅広さを感じさせられます。 ただ水輝から夏生への想いが明確に描写されるのに対して、 夏生から水輝への描写がやや淡泊だったかなという印象も受けました。 しかしそれが却って下心なしに水輝を救おうとしている夏生のお人好しさを強調させ、 だからこそ水輝も彼を信頼するようになる流れの説得力を生んでいたようにも思います。 エピローグの一枚絵、某アルカナハートばりの超次元なクセ毛もいいですね。 ああいう細かさ大好きです。まさしく細部に神は宿る。髪だけに。 ◇鬼晶ルートについて ビターさと切なさ、エンディングで誰かに背を優しくさすられているような感覚。 不快感とは違ったしこりを胸に残す結末でした。 続編前提で謎もかなり残るので、これだけで感想を書くのはなかなか難しいですね。 続編を含めた上でのマルチエンドの一つとして見ると確かにありなんですが、 これが唯一のエンドだったら自分も某制作スタッフさんと同じ気持ちになっていたかと。 (作品としてマイナス評価という意味ではなく、あくまで辛さが勝ってしまうという意味です) しかし20年ほど前のゲームといえばどちらかといえばこれがTRUE扱いで、 グッドエンドは読み手を慮ったオマケ的な要素という作品も多かったような記憶……。 構成上仕方ないことではあるのですが、「おねえちゃん」と夏生の回想が あまり踏み込んだところまで描かれていないのは少し残念だったように思います。 「おねえちゃん」の正体だけでなく実際の所業が分かった後も、 まだ味方したいと夏生が思えたほどの明確な何かがあればなお良かったかな……と。 上記でしれっと触れた通りYoutubeも拝見させていただきましたが、 「あの夏生の悔し涙があるからこそ」という狙いは思いっきり的中しています! なにせ自分も忘れない内にとこのレビューを先に書いていますが、 本音はそれよりも早く第2部以降を読み始めたいという思いに溢れていますので。 あの予告の引きの強さも相当なものでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品を生み出して頂き、ありがとうございます。 ところどころ生意気で色々とっ散らかった感想になってしまって申し訳ありません。 これから第2部以降もプレイさせていただく予定なので、それではまた!
  • デスゲームは始まらない
    デスゲームは始まらない
    目を引くオシャレなタイトル画面に、スタートからテンション高め・セリフセンス高めで展開していく軽快なコメディ。 エンドがいっぱい…!?と感じるのは最初だけで、テンポの良さに引っ張られてあっという間にコンプしました! エンドへ至る分岐ポイントに、既読的なマークも出てくれる親切設計が、ありがたかったです! @ネタバレ開始 タイトルの通り、始まらないデスゲーム。 見ているこっちが心配になる可愛い司会者。 抜群のセリフ回しが読んでいて本当に楽しかったです!! 伊代ちゃん登場からはとにかく「なんだこの可愛い子は。なんとかしてこの子に美味しいもの食べさせてあげたいな?」の気持ちで生温かく見守るばかりでした。 キラーン!のお顔でオナシャス‼︎って言ってくれるのがとにかく可愛い〜! 何も言わず俺に永久就職して欲しいです。 そしてエンドを進めていくうちに明かされる、主人公さんの高スペックぶり…!? 全エンド回収!……からの、まさかのifルート。 どうしよう本当にデスゲームが始まってる…!?と急展開にあわあわして、完全に気持ちを持っていかれました。 そしてデスゲームの演出がまた巧妙でゾワっとする描写も多く、真相が明かされるまでは本気でドキドキしました。 ハイテンションコメディ→シリアスサスペンス→ラストはやっぱりハイテンションコメディ!の切り替えが絶妙…くっ、してやられた!と膝を叩きました。 やっぱりつよつよな主人公さんと、無事晴れやかなスタートを切った伊代ちゃん。最後まで、本当に楽しませていただきました! @ネタバレ終了 素敵な作品を、ありがとうございました!
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    グラフィックや文章にものすごく惹かれて、プレイしました。 30分程だったのですが、中盤以降は息ができないぐらい泣いてしまい、しばらく読み進められませんでした。 たった30分程で、ここまで人を惹き込んで感情を揺さぶられるお話を作れるなんて……と柘榴雨さんのセンスに脱帽です。本当にすごいです。 @ネタバレ開始 大好きだから理解してほしかった。してやりたかった。許せなかった。許してほしかった。思い合っているはずの親子のすれ違いが切なくてもどかしいです。 父との縁日での思い出がきらきらと楽しかった記憶として流れていく演出は本当に美しくて、現実で起こっていることとの対比というかギャップに胸をえぐられるような思いでした。 たかだか女の子のお面ひとつ。でも主人公の自分というものを表す大切なもので、それを父が欲しがって自分にあてがってくれた、良かったなぁとほほ笑んでくれたのが主人公にとってどれほど大きなことか……。 @ネタバレ終了 シナリオだけでも素晴らしかったのですが、ノスタルジーなドット調のグラフィックやフォント、演出まですべてが最高でした…! 一時的の再公開との事だったのですが、その瞬間に滑り込めて本当に幸運だったと思います。出会えて良かったです。本当にありがとうございました!
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    泣きました。ガチ泣きしました(涙) とにかく雰囲気がすごく、没入感がすごかったです…。 伏線回収が、すさまじかったです…。 @ネタバレ開始 現在はどうやら「父親との関係が悪化している」という状況下で、過去の美しかった思い出のシーン(金魚すくい)あたりで、涙腺が来ていたのですが… 父親のために全力で走るシーンで、涙腺崩壊しました……。 さらにさらに、お父さんが実は寛太さんを「娘」扱いしていたことに…もうダム決壊です…(涙)(涙)(涙) 「お父さんが亡くなる」という意味では切ない最後なのですが、とても胸があたたかくなりました…!! タイトルの「椿堂」ってどういう意味なのかな?と調べてみたら、「父(の部屋)」ということだったのですね。 タイトルからお父さんが関わっていたと知って、鳥肌たちました…! @ネタバレ終了 とても濃密な30分を体験できました。 公開が再開される機会がありましたら、ぜひぜひプレイをおすすめいたします…! 本当に素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございました!
  • 私を人間にしてください
    私を人間にしてください
    ペ、ペルティーさんかんわえええええ!!!! コロコロ変わる表情も、感情がよく乗ったお声も、めっちゃくちゃ素敵で常にキュンキュンしてました!! こんな風に愛されたら愛さずにはいられねえ…… 元々刺さりそうだなあと予感はしてたのですが、ものの見事にやられました 『悪魔にとって、アイはイタミ』 このフレーズがほんとにそのままで、愛を感じれば感じるほど痛い…… その痛さがたまらなく好きです…… びしょびしょに泣きました…… 愛してるよペルティー…… @ネタバレ開始 残酷さは悪魔の専売特許! 何人痛めつけようが消し去ろうが全く気にとめなかったペルティーさんが、人間と愛し合うために奮闘するのがとっても健気で…… だけど障壁は厚くて多いし、結局幸せなだけの結末はなくってどうしても痛みを伴うのが泣ける…… でもそれが悪魔たるペルティーさんの運命なのでどうしようもなく…… とっても切ない……そしてエモい…… 痛みに苦しむ彼女を見ると少しゾクゾクしてしまうような…… また性癖歪まされちゃったかな…… まさかのメーデーさんとも会えるとは!! お仕事中のメーデーさんはこれまで見てきたメーデーさんとはなんだか雰囲気が違いますね…… 罰が過酷ならそれを下す方も過酷だからなのかな……? 初めてメーデーさんを怖いと感じました そして「肉体を捨てる」とのお言葉で色々と察しました 天使の倫理観むつかしい…… ねじまきマキナの方でもまだまだ波乱がありそうでドキドキです……!! @ネタバレ終了 クオリティがすごすぎてめちゃくちゃ没入してしまいました…… めちゃくちゃ愛された気がする…… これは心にくる…… 単品の短作としても充分神なのにシリーズ物としての面白さもあるのがすごすぎる!! 本当に大好きなシリーズです! 今作もありがとうございましたm(*_ _)m 改めまして、ねじまきマキナも楽しみにしております!!