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ティラノゲームフェス2019参加作品

3291 のレビュー
  • 動物の謝肉祭
    動物の謝肉祭
    ソリッドなホラーかと思いきや、ほんわかしたユーモアがにじみ出ている作風だと思いました。すごく楽しんで作っていると感じました!^o^
  • ヘクソカズラ
    ヘクソカズラ
    ヘクソカズラに対して感想を書くことはすごく難しいです。書けば書くほど自分の知識や文章力、理解力の乏しさが明らかになってしまうような気がするからです。 けれど不足・欠落していることが人を惹きつけることもあること、受け入れたり補ったりしてくれる人がいるということをこのゲームから学んだので書いてみようと思います。 全てのENDを見るために何度か間違って最初に戻ってを繰り返しましたがそのおかげで見ていない選択肢はほとんどないと思います。 序盤で鮮やかすぎる画と聞いたことのない読経が耳に入ってきたとき、あるいは引き戸を閉める音が聞こえたときでしょうか。すでに壇蛇羅に魂を引き寄せられていました。 集落に住んでいる少年たちはそれぞれ業(そんな言葉ですませていいのかわかりません)を抱えています。彼らに深く触れていくたびに、同じように業を抱えライトが当たらなかった人たちのことが頭に浮かびます。いまはどうしているのか、何かできなかったのか、理解が足りなかった、今なら何とでもいえるなどと頭の中で巡らせることしかできません。 ヘクソカズラのキャラクタや物語を書き上げるのに一体どれだけの肉や精神が注ぎ込まれているのでしょう?資料からの意味記憶だけでできるようなものではない、かといってすべてを体験したというのなら人間の生を何周すれば良いのだろう? 正直どうしてここまでやれるのかという気持ちが周を重ねるたびに湧いてきました。 あるいは私が吸い込んだものは丹綿樫さんの肺に備わった地獄の窯から日常的に噴出す蒸気に過ぎないのでしょうか。 大文化研究会のホールの座席は私が過去に住んでいた村の近辺の半壊した映画館を思い起こすようでした。今ではその村も廃墟スポットとなりつつあり、たまに外から来た人がsnsに写真をのせたりしています。いやそこで普通に遊んでたんだ、私たちはそこに居たんだとROMることしかできません。いずれ住んでいたことも忘れてしまうようになれば、楽になるのかもしれませんね。 最後に、エンディングの前にある場面を必ず通るのですが、一度目に杭を頭蓋に打ち込まれ、既読した場面なのに二度三度と通るたびに頭蓋から横隔膜へ食い込んでくるので心が心がともだえるしかありませんでした。 出会えてよかった運命のゲームです。
  • ヘブンズ・ロワイヤル
    ヘブンズ・ロワイヤル
    ヘブンズ・ロワイヤルという殺し合いを軸に、魅力的な登場人物と複雑な思惑が絡むファンタジーノベル。 長編作品ですが最後まで集中して読むことができました。 徐々に明らかになっていく主人公の過去や、それに関わるキャラクターの設定がとても作り込まれていました。 エンディングムービーもすごく良かったです。 キャラはみんな個性的ですが、特にエリスが好き。ドジっ娘かわいい……
  • ヘクソカズラ
    ヘクソカズラ
    “好きそうだから”とすすめてもらいプレイしてみたゲーム。 好きどころかまんまとズッポリはまり込んでしまいました。 自分が薄暗い村とか伝承とかが好きというのもあるのですが、それ以上にストーリー、そして一筋縄ではいかないキャラクターたちにひどく魅入られてしまいノーマルエンドクリア後3日間くらいずっと頭の中をぐるぐるし続けました。 ぐるぐるが治まってからも脳内にしっかり居座ってくれているのですが・・・。 製作者さんの蓄積された感性や知識、肌で感じてきたものすべてが注ぎ込まれているのではないかというほど濃厚なゲームです。 作り込みもとても繊細で隅々までいきとどいている。 どうしたらこんなストーリーが作れるのか・・・。 美しい背景、ずっと聴いていたい音楽。 サントラ欲しいレベルです。 どのキャラクターも好きすぎるのですが、英くんはその中でも抜きん出ていて主人公と英くんが接触するたび鼓動が早くなり、頭が真っ白になって赤面&変な汗が出てくるのです。 微妙に笑みが浮かんだりなんかしてなんかキモい状態に・・・。 なんだこれ、二次の世界にこんな気持を抱いたことなんてないぞ。 無事すべてのエンドを観ることができましたが、あの濃厚な集落壇蛇羅へはまた訪れようと思います。 わしづかみもいいとこだ。 最後に主人公、おまえの罪は重すぎるぞ。
  • ペンションおしぼり
    ペンションおしぼり
    グルメ雑誌の取材のため、北海道の串露という街にやってきたスシ・スケ・ツトアの3人。取材の最中、すごく美味い醤油に出会い、その秘密を探っていく旅行記風ゲーム。1時間ほどで最初のエンディングを見ましたが、他のエンドも見たくて追加で1時間ほどゲーム内を散策しました。 手書きの背景・独特の言い回し・シュールさを含んだ物語展開など、ゲーム全体が一種のアートに包まれた世界観で、最後まで圧倒されながらプレイしました。この製作者様でしか作れない世界が完成されています。それと同時に、どこか懐かしいような寂しいような郷愁的な部分も感じました。 後半の醤油の秘密を探る部分については、多少の不気味さがありつつも、とても面白かったです。個人的には「献血ってレベルじゃねーぞ!?」というツトアのセリフに笑ってしまいました(笑)。 選択肢は非常に多く、バッドを含めたらエンド数も結構あります。しかし、ゲーム全体のシステムが丁寧に作られており、新しい発見もありますので、楽しく周回することができました。未プレイの方は、ぜひ独特な雰囲気に包まれた取材旅行に行ってみてはいかがでしょうか。
  • 仙年六花 ー引き継がれし想いー 第一章
    仙年六花 ー引き継がれし想いー 第一章
    神秘的な、とてもしっかりした設定の和風ファンタジーです。原田くん、とても良いキャラですね…素敵な演技も相俟って、何だか右往左往している状況が目に浮かぶようでした…。そして山岳保険の下りで笑ってしまいました。結菜ちゃんたまに鋭いことを言う…! 第一章ということで、恐らくまだ導入の部分かとは思いますが、読み応えもあってなかなか楽しかったです。今後ふたりと雛ちゃんがどうなっていくのか楽しみです。
  • ↑
    全人類が上しか向けなくなった世界での人々の記録を集めたゲームで、もう設定に絶望感がやばいです(笑)いや笑えねえ…手が見えたときの安心感はやばかったです。これ実際に起きたらどうしよう…いや死ぬよね普通に生き残れる気がしないよね衣食住全部終わるよねそりゃ人口も激減だよねおそろしい…妄想が膨らむゲームです、発想にカンパイです。
  • THE 妄想 ~ 犬が話し掛けて来るんです~
    THE 妄想 ~ 犬が話し掛けて来るんです~
    妄想に囚われた主人公の日常を描いたゲームで、主人公含めフルボイスです。基本一人称で進むので主人公のやべえ妄想をダイレクトに体験することができます!急に変なものが変なことを言ってきたり、何回も同じものを見たり…発狂しつつプレイしました(笑)なんとかトゥルーエンドにいきつけてよかったです!カオリちゃんののほのんとした雰囲気にだいぶ癒やされました、ついてきてくれてありがとう(;∀;)
  • ♡(あいす)るコトをお許しくださいっ!
    ♡(あいす)るコトをお許しくださいっ!
    傲慢な人物のプライドがめっためたにへし折られるシチュエーションが大好きなので、総快感と萌えと滾りを同時に感じさせていただきました。 途中で登場した、かき氷機の色合いがサイコ感を増長させており大好きです。 蛍ちゃん、献身的な面と冷徹かつ行動的な面の差が良い……! そして、涼ノ介の前半・後半の格差も負けずに良い……! 物凄く、続き(蛍ちゃんの狂気的愛情や、涼ノ介の病状についてなどなど)が読みたい後味に引かれながらのクリアでした。
  • 再会はエレベーターの中で
    再会はエレベーターの中で
    主人公がとある『後悔』の原因となった少女と再会し、偶然にも二人きりになり、真相を知るビター×ハッピーエンドな青春ストーリー。 冒頭と二人の再会時のギャップには(良い意味で)驚かれるプレイヤーさんが自分含め、数多くいらっしゃるかと思いますが、よくよく考えたらあのシチュ…まず、不信感が先に出てしまうよなあ…と。 終始、一定の距離がありながらも、最後の最後にほろ苦い真相を知れるオチがとても大好きです。 『やらない後悔』より『やる後悔』が良いことを、前向きに体感できるゲームだと個人的に感じました。
  • デイ・アンド・ナイト
    デイ・アンド・ナイト
    好きだから繋がれず、好きだから疑心暗鬼に陥り、後戻りができなくなった二人が辛すぎて隠しルートが無いか暫くの間、あらゆる所をタップしまくってしまいました。 歯車の回り方で『好意』って呪いになるんだなあ…と思わずにはいられません。 あんりちゃん・よしあきくんの両サイドは、対になるようなストーリー構成になっていて「あの時、この子はそう思ってたのか…」と補完できる故、プレイ順によって心に浸透していく感情が異なるかと思います。 個人的に、よしあきくんサイド後半の某あんりちゃんシーンがナチュラルなホラー感を出してくれ、素で驚いて声が出たのは良い思い出です。
  • (短縮版)忘れられない歌 ~light side~
    (短縮版)忘れられない歌 ~light side~
    それぞれに目標やスタイルがある女の子たち(+主人公)の、素敵な「出逢い」のストーリーでした。主人公の「感覚」を信じて付いて来ている彩未ちゃん、とても素直で可愛らしいと思います。メンバーってこうやってアクションを起こして集めるんだなあ…と当たり前ながら改めて思いました。成功もあれば失敗もあり。青春ですよね…。 今回は第1章とのことでしたが、今後「こうなるのかな」「ああなるのかな」とついつい想像してしまうような物語の土台と、素敵なキャラクターが居て、今後も非常に楽しみにしています。
  • 今夜デッドライン
    今夜デッドライン
    選択肢が死亡フラグだらけ…だと…!? 入稿をまじかに控えた修羅場男子・切山くんの同人に対する切っても切れぬ愛と爆上げテンション(と語彙力)に笑いながらも計画性・睡眠・感想・友情(理解者)の大切さを感じながらのクリアでした。 同人活動に限らず、何らかの修羅場経験者には色々とクリティカルヒットする部分と、ENDで分岐するイベント当日の発行物がリアルすぎるのもお気に入りです。 クロスオーバー面については、他作品が気になる度合いでした。個人的に好みだったコンビニ店員さんとは他ゲーで会えるのだろうか…そわそわ。
  • フリー素材のお姉さん ~ ハニートラッパー ~
    フリー素材のお姉さん ~ ハニートラッパー ~
    人物が実写な珍しいゲーム。 細かい演出などあり、こんな事も出来るのかと勉強になりました! お話自体は、予想不可能な……それでいてしっかりまとまっていたので、おどろきました。
  • ヘブンズ・ロワイヤル
    ヘブンズ・ロワイヤル
    強力な天使を作を弄して倒す描写が緊迫感があり良い。 キャラクターは曲者揃いで立っていて魅力的。 ストーリーがテンポよく進み、伏線がしっかりと敷かれ最後まで面白く読むことができました。
  • 彼が彼女で彼女が彼で。R
    彼が彼女で彼女が彼で。R
    とても素晴らしいと思いました。(^O^)/♪今とても悩んでる所だったので彼、ミコト、フェイト、ティニー、マコトのこの4人のハラハラドキドキのストーリーノベルを泣いたり笑ったしながら堪能させて頂きました。こちらから読んでしまってから前作も読ませて頂きましたので二倍楽しめました。(^O^)b続編も是非お願いしたいです!これからも是非頑張って下さいね!
  • よくあるエンドの進め方
    よくあるエンドの進め方
    簡略ですが、TRPGの雰囲気を味わえました。 トゥルーエンドの考察時には「ああ、言ってたのか!気づかなかった!」となり……考察力高めなければとなりましたっ。 クトゥルフ好きな方にやってもらいたいゲームでした。
  • 四十九日後の屋上
    四十九日後の屋上
    噂の力は恐ろしい…… 5ルートそれぞれで立ち位置、思惑が異なり、続きが気になって一気に読み進めました。 真相はどうなのか、考察出来る作品でした。
  • 初夏に咲いた勿忘草  ー市橋編ー
    初夏に咲いた勿忘草  ー市橋編ー
    全ルートクリアで1時間未満でした。 親からのしがらみを主軸として描かれていますが、それだけでなく恋人、クラスメイト、様々なところでしがらみが垣間見えていて人間関係の難しさを感じました。登場人物たちが親からの支配から抜け出そうとする様子が、まるで花が咲き始めたようでこの年代の彼らでしか描けない物語だなと思います。 絵、背景、BGM、字、どれもがこの作品の雰囲気に合っていてよかったです。(随所誤字脱字が見られたのですが、中でもとても大事なセリフが乱れていたのでくっ……ってなりました笑)
  • むいむい。
    むいむい。
    魔女さんとむいむいの切なくてあたたかい物語で、短いながらもしっかりと心に残るお話でした!なんとかしてみんな幸せにならないものか…( ;∀;)EDのムービーがすごく…キます… あとフィルくんめっちゃかわ!いい!!そして切ない…悲しげな笑顔が印象に残りました… ファンアート失礼しますm(_ _)m