ティラノゲームフェス2021参加作品
8620 のレビュー-
たいがーりりぃ初めて背景を切り替えた時、初めて自分の入力した文字が表示された時、その時の感動を追体験しているような初々しい気持ちになりました。 夏海さんというとても素敵な相棒とともに主人公がこれからどんなゲームを作るのかとても楽しみです。 初めてのゲーム制作が一夜漬けで演出などまで凝っている主人公の可能性の大きさに脱帽しました。 一夜漬けでのゲーム完成は私にはできなかったですねー(笑) おまけで進捗状況などに触れられていましたが、複数人による制作の大変さが垣間見えました。 他の子のルートが実装される日を楽しみにしています。 私も夏海さんみたいな子と青春の一ページとしてゲーム作りしてみたいです!
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地獄みてぇな話「あの世に地獄があるかどうかなんて戯言を真に受けるな、私たちのいるここが地獄だ。」 どこからかそんな声が聞こえてきそうな、本当に「地獄はココニアル」話でした。 このねじくれ曲がった人間の性、何を交配させて煮詰めて産み落としたらこうなるの?と言いたくなるような、人間の心の歪んだ機微がこれでもかーこれでもかーまだ足りんかーほれ追加ー!!と怒涛の押し寄せで全ての幕が下りる、このテの話が大好物パクパク系の人種にとっては大変素敵な一時を過ごさせてくれる作品です。 注意書きのとおり苦手な方や精神的にちょっとキてる時期など万人にオススメできる作品ではないですが、ヤンデレー!!メンヘラー!!サイコー!!な人にとっては是非プレイしてほしい、デカダンスな逸品でした! 話がすべて繋がっているのも「なるほどー!」と思いました。 プレイ順はどの順番でもいいかと思うのですが、上二人を左から右、下二人を左から右へプレイしたので話がすぐに繋がってスッと入ってきました。 4人を一通り見た後の展開も楽しい作品でした。 ありがとうございました!
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winding road約3分で読める短編で、選択肢を選んだあとで選択後の結果(ED)に至った部分を「こんな感じのことがあったのだろうなー」と想像したゲームでした。 @ネタバレ開始 主人公に何があったのかは分かりませんが、日常に何が起きていたかはEDを見て一瞬で理解したので、グッドエンドのほうは主人公がDVを行わないための更生プログラムや支援プログラムなどに参加してセルフコントロールの道を模索したと思われるという意味で「険しい道」だったのかなーと思いました。 楽な道は今まで通り自分の脳みその反射で妻を殴り、ついには殺害にまで至ってしまった、あるいは妻が自殺してしまった……というDVが行きつくところまでいきついてしまったパターンでしたので、主人公からすると確かに楽……なのかな?と思いましたが、最後に植物人間になっていたのは妻の殺害後ないし自殺後に後追いか何かでもしようと思ったのでしょうか~という部分が謎で、色々と想像の余地があって面白かったです。 @ネタバレ終了 くまの人形やお姉さんに何かしらのメッセージがあったのかな…と思いつつ、現実にはこのゲームの内容のようなことは減ってほしいなーと思いました。 最初の選択肢の意味不明さが良い意味で面白かったです。ありがとうございました。
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それゆけ!田中マン!終始テンション高めなイカれたゲームでとても面白かったです! キャラクターが漏れなく壊れていてマトモなキャラが不在で進んでいくカオスな展開が非常に楽しめました。 キャラ名の欄の活用がメチャクチャうまいな、と思ったのでそこにも注目してほしい!
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This one,(I mean).約3分で読めるショートストーリーの見せ方が秀逸な作品でした。 グラフィックが極限までシンプルなのに、その場その場で何を表しているのかが分かるようにできていて、物語の内容とともに変化する感情の機微に触れることができました。 タイトルの意味も初めは「なんだろう?」と思っていましたが、最後まで読むと納得でした。 極めてコンパクトかつシンプルなのに「よくまとまっていていい作品だな」と思いました。ありがとうございました。
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決戦前夜RPGのある意味一番美味しいシーンのみに焦点を当てたゲーム。 勇者である主人公の性別、相棒の性別、相棒のジョブを選ぶことで、クライマックス前のドラマチックな場面のメッセージが変化します。どんな組み合わせでも非常にエモいやり取りがあり、遊んでもいないはずの冒険の序盤から終盤までの名シーンの想い出がリフレインします。クライマックスを翌日に控えた2人の掛け合いがエモいです! 相棒が女性のバージョンの全組み合わせは拝見しました! ・途中で追加で開放される要素があること、 ・フルコンプを促すためのEDリストを敢えて入れていないと思われること、 などがユーザーフレンドリーだな、と思いました!面白かったです!
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雫夕陽のもたらすエモさに頼らずとももう物語全体がエモい、とても胸きゅんなお話でした。私もこんなふうに撫でられてみたいし、こんなふうにこんなセリフを言われてみたーい!!と思いました。 ぼっちな私が黒歴史のような学校生活の中でも先輩との確かな絆を感じられる距離感が、会話や先輩の仕草などから滲み出ていて「こういう話、好き……!!」となりました。 先輩の最後の顔は反則すぎて困ってしまう~~(なんで) わずか数分の話の中で心にくるものがあり、エンドクレジットの二人の様子には微笑ましささえ感じました。 出逢いがあれば別れもある……その中での恋もきらめく青春、いいですね! 素敵な作品をありがとうございました!
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台湾へ行こう 基礎&同人即売会編 ver2.4非常にためになる素晴らしいノンフィクション作品でした。 制作者様の過去作のオリジナルキャラ同士の掛け合いも楽しいです。 説明が物凄く丁寧なので、海外とか行ったことないよ~という人もこれで安心です! 私自身は台湾には20年ほど前に1度親戚と行っただけですが、また行きたくなりました! 非常に素晴らしいコンセプトの作品をありがとうございました。
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ふきのとう作者名を見たら信じられないですが本当にシリアスなお話でした。 サムネには驚きましたが、ストーリーに集中させるには演出としてありですね。 最後までじっくり読みふけらせて頂きました。 ちなみに私も同じくコンピューターおばあちゃんからの流れでした。笑
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わたしのなつやすみそういえば、1999年にはそういう予言があったらしいなーというのを思い出しました。 詳しい内容は覚えていませんが、結果の部分は覚えていたので「なるほど、夏休みの宿題ではないけれど、それが夏休みにすることかー」と選択肢はどちらにしようか天国と地獄でしたので、しっかりセーブもしておきました。 @ネタバレ開始 夏休みに出会った少年が人類の命運を分けることになるとはーと思いましたが、絶対にないとは言い切れないのが世界の面白さでもあるので、現実世界では物語のようなことが起きないことを願うばかりです。 人類だけが滅びるなら、確かに蝉は鳴いているかも!と思いました。 そして「わたし」とは果たして何者なのかと思いました。 観測者のような立ち位置と、神のように万物に対して行使できる力を持つ「わたし」とは……謎が謎を呼んで読了後も気になりました。 @ネタバレ終了 もし続編などがあるのなら「わたし」について知りたいなと思う、不思議な作品でした。ありがとうございました。
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アラフォー男最後の青春これは自分のためのゲーム!と思って意気揚々とプレイしましたが、主人公が若くてイケメンなのでいきなりメンタルが削られました。 出てくる女性はみなナイスバディな美女だらけ。絵柄もストーリーも最後のお色気シーンも、コミックスのサイズが少年マンガより少し大きいような青年漫画を彷彿とさせました。 思い切ったエンディングの分岐は個人的には凄くアリです! 各エンディングのグラフィックや展開には大満足です!
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時計のある部屋面白かった!でも面白かっただけにもっと沢山遊びたくなりました! 短いですが問題ももちろん全体的なクオリティが高いゲームですので、 長編と長編の合間の気分転換にサクッとプレイをおススメします!
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雫非常に心地よい雰囲気をまとった作品でした。 背景も人物もそもそもとても綺麗な絵柄なのですが、ポイントポイントでアニメーションするのでその分印象に残りました。文章での直接的な説明は控えめですが、主人公の語り口やEDのグラフィックで主人公と先輩の関係性が読み取れるので良かったです。 ゲームというより優れた短編アニメの芸術作品と言った印象でした。 とても素晴らしかったです。
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リビーに平穏をいきなり山場からスタートして初めは驚きましたが、これがまた周回プレイを前提とした面白いゲームシステムでした。周回する度に状況が見えてくるおかげで、当初から提示されている選択肢を正しく選べるようになるのが気持ち良かったです。 バッドにしか見えないエンディングの下を行くエンディングがあったり、 ハッピーを通過してからのトゥルーだったり、最後まで満喫できました。 発想もシチュエーションもとても面白いゲームでした!
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筋肉、増殖中実写の筋肉ってなんでこんなに面白いんだろうか! ぶっ飛んだ展開と散りばめられたネタは今作もとても楽しめました!! タイトル画面の絵ヂカラはフェスナンバーワンと言って良い気がします!
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~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story別に本編がある同人ゲームの番外編の位置付け(と思われる)ゲームです。 恐らく本編に出てこないキャラクター視点となっており本作単独で楽しめました。 一言で言うと恋心未満くらいの少し甘酸っぱい一期一会といったお話です。 プレイしていると本編の主人公と思われるキャラへの興味が湧いてきますし、 番外編の短編でフェスに出張参加するというのがそもそも面白い試みだと思います。 本編の存在もHPなどで存じ上げており、非常に気になっております!!
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あたしはコットンちゃんのためにアホくんと戦ったのっ!作者さんの幼少期絵日記エッセイのような作品でした。 コットンちゃんとの掛け合いが微笑ましいです。 今作もイラストとボイスの雰囲気が好きです。 @ネタバレ開始 選択肢で敢えてタイトル回収しない方を先に選んでみましたが、 こちらの方がハッピーな気もしないでもなかったですね。笑 @ネタバレ終了
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コンピューターおばあちゃんコンピューターおばあちゃんってそういうこと!? 斬新な設定に突飛な展開が楽しめました。 作者さんの頭の中はどうなっているんでしょうか!? @ネタバレ開始 まさか入れ歯が出たり入ったりするとは!思わず興奮してしまいました! @ネタバレ終了
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片付けられない女これはまたとても素晴らしいゲームでした。 シンプルなシステムとシンプルな操作なのですが、 だからこそ見えてくる真相と終盤の展開は訴えかけるものがありました。 ラスト、非常に優しくも力強いメッセージがあって素晴らしかったです。 やっぱり読後感の良いゲームは正義だな、と感じ入りました。 素敵なゲームをありがとうございました。
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メロンソーダになりたいと聞いている独特の感性が光る作品でした!飲み物に転生するとか着眼点がそもそも面白いです。 それぞれの研修で体験できるエピソード、控えめな干渉具合、ロアとの掛け合いなど絶妙なバランスでとても楽しめました。 けっこう周回したのですが、本命のメロンソーダには転生できず。 高嶺の花的な位置付けがいっそう強まりました。悔しい!