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ティラノゲームフェス2023参加作品

11233 のレビュー
  • 菊花と雨
    菊花と雨
    ノベコレさんのトップとTLで度々お見掛けして気になっていた作品、遊ばせていただきました! @ネタバレ開始 碧衣さんの選択に共感することが多く、一緒に旅をしている心地でした。 浅葱さんの古臭いのを気にしているところとか、人となりが丁寧に描かれていて、会話のやり取りも細やかで、どんな風に笑ってどんな声か伝わってくるようでした。 茶道は経験がないのですがやってみたいことのひとつなので、興味深かったです!着物に袖を通すと自分の輪郭がはっきりする…といった表現が素敵で印象に残っているのですが、碧衣さんのもっている一面が表にでてくるのかなと感じました。 茶道体験が終わり、ここで分かれてしまうのか、もったいない、もうちょっと一緒にいようよ…と思いながら見守っていたので、浅葱さんが案内してくれることになった時は思わず画面の前でやったぁ!と言ってしまいました嬉しい。 碧衣さんの傘を選んだ理由を告げないところがいじらしいですね… 雨のなか、おふたりが距離を縮めていく描写にときめいて…ドキドキしながら行方末を見守っていました。 希望を感じる終りに碧衣さんの気持ちも少し晴れたように感じて嬉しかったです。傘と一緒に碧衣さんにも色がついたのかなと思いました。 うまく言えませんが、感情を断定しないような表現に想像力を駆り立てられましたし、真っ直ぐで美しい文章だなと感じました。 雨音がとても好きなので癒されましたし、碧衣さんの心に寄り添うような選曲がずっと心地よくて…もっと物語の世界に浸っていたい!と思いました。すき! @ネタバレ終了 旅先で、こんな素敵なことが起きたらいいな…を疑似体験したような気分で、読み終えてからも暫く興奮でふわふわした心地でした。 素敵な作品をありがとうございます!
  • 狼とティータイム
    狼とティータイム
    プレイしごたえのある物語でした。 エンドをひとつ見届けるたびに、新事実が出てきて、そこでは解明されない謎もあって、読み進める手が止まりませんでした。 登場人物それぞれに抱えた想いがあり、ただ大切な人を守りたくて。手段として苦しい道を歩まざるをえなかったと思うと、切なかったです。 @ネタバレ開始 個人的に印象に残ったのは、「妹にとって本当の一番は自分ではない」と 考えながらも、鈴ちゃんと共にあろうとする鶴くん。 そして復讐相手と、母や妹との間にたしかな絆があったと知ってしまい、 衝撃を受けた雀さんですね……。二人ともやりきれない。 雨くんエンド、雪くんエンドでもそうですが、鈴ちゃんが一緒にいることで 彼らの危うい部分をそっと包み込んでくれるのではと思いました。 過去は変えられないけれど、つらい経験をしたぶん、明るい未来でありますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • ヤンデレ卒業宣言
    ヤンデレ卒業宣言
    ヤンデレ卒業宣言!!! 一体全体、なんで「片目が髪で隠れてる」のと「服装が独特のセンス」なだけで、一発でヤンデレだとわかるんでしょうか……神秘!!! @ネタバレ開始 こういうもの様の創る作品たちには、まともなキャラなんていないのか…!?(褒め言葉) ビジュアルはテンプレ通りのヤンデレと、陰に歪んだものを抱えているタイプのヤンデレと、なんかもう闇の深い感情に飲まれた病み少女(ヤンデレに分類できるのかはよくわからないが病んでることは確定だと思う)。 うーん、どいつもこいつもろくでもないね!でもとても魅力的! ガイくんは、あの一連の流れを永遠に繰り返した挙げ句、浦島太郎状態でほっぽりだされることになるのだろうか……うーん、これ無期懲役や死刑よりもつらくね? よく考えてみたら、ガイくんはカッとなって殺したんだよね?すぐに警察にバレるんじゃない?そしたら無期懲役になるし、別にあんな苦行を強いなくても…… 闇堕ちは人の視野を狭めるのかなあ……みんな救われてくれ……
  • 一生のお願い
    一生のお願い
    「一生のお願い」を使って少年の人生を導くという紹介文に引き寄せられプレイしました。短い時間でサクッとプレイできるのに満足感が大きいストーリーで良かったです。 小さな伏線も丁寧に拾われていてスッと理解できるのも素敵でした。 様々な選択肢に出会う中でも主人公の様々な結末を見れて楽しかったです。 @ネタバレ開始 結婚エンドやお願いを使わないエンドを見届けた上で、このゲームに登場するキャラクター達の幸せとはなんだったのか考えさせられました。どんな結末でも好きな人と添い遂げられたことは大きな幸せだったのかななどなど‥テロリストのおじさんの話も短いながら味があって素敵でした。 @ネタバレ終了 素敵なゲームを有難う御座います。
  • ドキドキ!?魔法学園[:ルーキー:]
    ドキドキ!?魔法学園[:ルーキー:]
    演出面、音楽、キャラクター、読んでいくうちにその世界にはまっていきました。 @ネタバレ開始 Cromoというデバイスを装着する演出が仮想世界にフルダイブしていく感じで好きでした。 戦闘時のどの魔法を選んだかによって、展開が変わっていくのも面白かったです。特に、最初の3人VS2人の時に覚えた魔法が逆転のきっかけになったところは盛り上がりました。 相手高校の魔法バトルも面白くて、イナズマイレブンをやっているような感覚だなと思いました。 選択肢も面白そうなものがあったりで、ジュエル使いの子があなたには無理ね的なことを言われた時の反応に第三の選択肢には笑ってしまいました。 これから、どんな相手が待ち受けているのか楽しみです。 @ネタバレ終了 素敵なゲームでした。
  • mellow fellow【リメイク】
    mellow fellow【リメイク】
    以前から気になっていた作品でしたが遅ればせながらプレイさせて頂きました~!! @ネタバレ開始 私の中の男の娘センサーが一目見た時から反応していたので、そうなんだろうなとは思っていたので好きになることは覚悟の上(?)だったのですが、いざプレイしてみると本当に好みの女装男子で最高でございました…! 光さんの言う通りにしない方が、恋人同士になるエンディングにいくというのが面白かったです。最初てっきり言う通りにしないといけないのかと思っていて、素直に言うことを聞いていましたが違ってましたね…!(攻略順としては正解でしたが)おしとやかなお嬢さん風なのに、言う通りにしないと主人公ちゃんの行動にぎょっとする時の光さんの表情が、男の子っぽくて大好きです…。あと性別バレした後の押し倒されるスチルがすんごく男の子らしい衝動を感じられてめっちゃくちゃに好きでした…!! おまけで光さん視点のお話あるのとっても助かります…!家族とのやりとりも見えてよりキャラクターへの解像度が上がる!強気でかっこいいお姉さん好きです!後日談も大学生の二人の幸せそうな様子が見れて満足でした~!大学生の光さん…美青年…そりゃあSNSでバズりますよね…!! @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました~! 初見のおしとやかお嬢様の印象で描いた光さんのFAです!
  • ドキドキ!?魔法学園[:ルーキー:]
    ドキドキ!?魔法学園[:ルーキー:]
    Xで度々お見かけしていた本作! 3Dモデルを使った学生同士の魔法バトルが楽しめるとの事で、ウキウキしながら楽しませていただきました! 設定自体も、電脳空間を使ったバーチャルなスポーツ的位置付けで、近未来とファンタジーをうまく融合させつつも電脳犯罪とかテロ行為とかの非現実的な要素を極力排除して、あくまでもスポ根青春モノとして描いているのがとても素敵でした! 電脳空間へのログイン演出がとにかくカッコいいので必見です! さぁ、貴方は執拗な強豪サッカー部からの勧誘を退けて、ドキでマジカルな学園生活を謳歌できるのでしょうか?! @ネタバレ開始 いやー!面白かったです! まずはモデルとかこれ無料で良いの?!!って出来でした。 魔法演出がすごく良きです!キャラの個性が出ててカッコいい! 魔法選ぶ時のパネル的なUIもセンスが光っておりましたし、謎クールタイムとか魔法の解禁条件だとか、古の無料じゃないMMOを彷彿としてフフっとなりますね(笑) リアル戦闘能力(体力とか反射神経)も影響出るタイプの競技なので、スポ根色強めなのも好きでした!最終的に魔法より物理に頼りだす主人公ちゃんも面白かったです(作中使用出来る魔法が拘束系と基本攻撃しか無い上にいちいち隙がデカいらしいので致し方無しか) 最初のゲームマスターさんとの会話で謎のエラーがあったりと、何かネット犯罪?的な大事件(某バトルネットワーク的な)が起こりそうな予感もありますが、切磋琢磨する若者の姿を見るのは良いですね! キャラクター達もとても素敵で、部活モノで定番のイロモノ先輩からクール、内気、軟派に高飛車なライバルと個性的な面々が揃っております! 個人的には文香ちゃんのキャラもツボで、魔法の腕も他の新入生組(エンジョイ勢)と変わらないですし、主人公の性格もあってちゃんと因果応報されてたのは笑いました。でも、連携とかもちゃんと出来る辺り悪い子じゃなさそうなんですよね。かわいそかわいいね… みんな、もうちょっと文香ちゃんに優しくしてあげて…いや、あんまり優しくしないで(二律背反) 実は重い設定があって、文香ちゃんごめんな…って思う日が来るのかしら…… ちなみに今のところ拓哉くんがかなり好きです。推し候補! 電気属性でバカで軟派で49件も鬼lineするようなマダオ、、嫌いになれないんだぜ… IIを開発中とのことですので、合体魔法とかキャラルート的なのがあったら嬉しいのですがどうなんでしょ? 実はいまいちドキまほが何系のゲームなのか掴み兼ねてるのですが、期待しても良いのですかね?(チラチラ) @ネタバレ終了 引き続き、IIの開発頑張ってくださいませ! とても楽しかったです! そして、願わくば皆さんがサッカー部の誘惑に打ち勝てますように……
  • あなたの気持ちに、気付かせるお手伝いを
    あなたの気持ちに、気付かせるお手伝いを
    前作に続き実況させていただきました。 途中から涙なしには読めませんでした。 @ネタバレ開始 大学の友達にももしかしたら何か事情があるのかも…とかいいように考えようとしましたが無理でした。笑 ほとんどの登場人物が言葉だけで受け取るならとてもいい人なのに、考えていることが聞こえてしまうせいでゆうくんはとても苦しんだんだろうなぁと思いました。 前作のご主人とゆうくんが出会うことができて本当によかった…! ゆうくんとの出会いがご主人を救い、ご主人との出会いがゆうくんの背を押した、まさしく運命の出会いだったと思います。 誰かに気を遣って話すこと、生きることはそれはもちろん悪いことではなくて、むしろ褒められることかもしれませんが、自分の人生は自分のものだから、自分にしか生きられないものだから、自分の気持ちに向き合って寄り添ってあげたいと思いました。 @ネタバレ終了 作品内のラテアートはどこで飲めますか!? 明日からも頑張ろうと思えました。 本当に素敵な作品をありがとうございました。
  • 人生、お返しします。
    人生、お返しします。
    ドッペルゲンガーを探しに行く話だと思いきや…? @ネタバレ開始 まさか自分がドッペルゲンガー側だったとは! 成り代われるはずの力で、昏睡状態の間の橋渡しをしてあげる優しさに心を打たれました。 TRUEはもちろんEND3もいい終わり方ですね! @ネタバレ終了 心温まる作品をありがとうございました!
  • ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!
    ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!
    社畜OLさん「こんな会社事故物件になってしまえば良いのですわ~、ペンペンおハーブも生えませんコトよ~!(そこまで言ってません)」 との捨て台詞を残して見事、推しの住まうゲームの悪役令嬢として異世界転生を果たします。 しかも推しは悪役令嬢にご執心なイケメン、アルベール様!勝ったな、ガハハ!お花摘んでくる! ……ところでプログラムに勝てないってどういう事? という導入(曲解)から始まる本編、ふぇぇ~私どうなっちゃうのぉぉぉ~(主人公はこんなに情緒不安定じゃありません) @ネタバレ開始 開始直後のブラックな会社シーンとか自室シーンは大分クるものがありますが、主人公の恨み節がキレッキレでかなり好きでした! 悪徳令嬢さんの意識(プログラム)が強すぎて、アルベール様に関する事は基本的に主人公に介入の余地は無いのですが、 謎ミニゲーム(主人公も?ってなってた)の結果で心が動いていくのも良いですね。 成功時も失敗時もアルベール様の反応が二度美味しいです…! ハッピーでもバッドEDでもムービーが用意されているのですが、特にバッドはこの転生の仕組みが理解できる内容で、 一見の価値ありですよ! いや、アルベール様かなりイイ男です! これだけメイリーナさんに罵倒されてもめげずに匿い続ける(もとい監禁し続ける)なんて… メイリーナさんの髪色の薔薇を胸に付けてるのとかベネですね。 しかもこのイケメン、ヤンデレなのに凄い自制出来るタイプなんですよ、、、 好きな人の嫌がる事はしない姿勢、凄く大事なんですよね… 外堀はとっくに埋まってるかもですけど、、、 で、実はアルベール様が好きだったのはメイリーナさんでは無く、いつも画面の向こうに居たキミ(主人公) だったという落ちですが、アルベール様は失敗する度に何度もロードを繰り返していたご様子。 いや、この演出すごく良かったです。繰り返している様子が分かるバッドのendムービーは1週目から飛ばせますが、、、 ……ないで…とばさ…ないで… ところでハッピーで晴れて主導権を勝ち取った主人公ですが、メイリーナさんはどうなったのでしょうね?(ニッコリ 最後に、乙女ゲのヒロインとメイン攻略対象って普通に考えたらヤベー奴らだよな…っていうのが作者様との共通認識 っぽくて笑いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品、ありがとうございました!
  • 天使のエゴ
    天使のエゴ
    タイトル・イラストに一目惚れしてプレイしました! これで処女作…すごいです! 立ち絵やスチルもとても可愛くてすごく良い作品でした! @ネタバレ開始 おまけに出てくるお兄さんがイケメンでした! メインキャラだとパーチェくんとシエロさんが推しなので、終盤のパーチェくんの命を賭けても全うするところとシエロさんが大好きと伝えるシーンでは悶絶しました… この先の物語やそれぞれのキャラについて、楽しみに待ってます!
  • I color
    I color
    タイトル画面のバラと全体の色合いがとても好きだなあ、と感じたのがプレイのきっかけでした。 美しいバラの園の中で繰り広げられる花たちの悲劇を描いたダークメルヘンな作品です。 @ネタバレ開始 EDそれぞれで見える視点が違うので、プレイすればするほどこのゲームの物語がより深まっていくのが好きでした。 "花殺しはかつて花殺しの被害者だった者たち"という悲しみの連鎖を知ってしまうと、いつまでも花を○し続けなければならない者たちの姿に哀れみのような感情をもちます。 心のどこか一歩違えるだけで誰もが花殺しになってしまう可能性を秘めている、 そんな薔薇たちの密な思いと色んな意味で強い愛情が見えて面白かったです。 @ネタバレ終了
  • Journal Journey
    Journal Journey
    タイトル画面がwolfエディタな感じだったのでノベコレだとちょっと珍しいと感じ印象に残っていました。 RPGのマップやドットアイコンを活かすことで、一般的なノベル・ADVとは少し勝手が変わり、キャラとその周辺の景色全体をより効果的に見せることができるのか、とプレイ中とても感心しました。 シナリオはしょっぱなから衝撃的な展開で、側面から少しずつ紐解いていくミステリー感が好きでした。 @ネタバレ開始 初見時には御者の言葉遣いが少し引っかかったので気になっていたのですが、物語を進めるにつれなるほどとなりました。 ドット絵がプレイヤーに与える視覚情報の少なさ逆手にとりゲームの中身にうまく反映していたのが素晴らしかったです 散らばっていた点と点が終盤で一気につながっていく瞬間の気分は最高でした。また1から読み返したくなる面白さです。 @ネタバレ終了
  • 人生、お返しします。
    人生、お返しします。
    自分と同じ姿をして歩いていたというドッペルゲンガー?の男を探しに行くという設定が面白かったです。 確かにそういう話を聞いたらちょっと気になるかも、とカイに共感しました。 @ネタバレ開始 でもどうしてそこまで探す必要が?もし相手が本当に怪異のドッペルゲンガーだったら怖くないのかな?と思ったら、どうしても"もう一人の自分"に会わないといけない理由があって・・と怪異系ホラーの予想を良い感じに裏切ってくる展開でシナリオに引き込まれました。 怪異として生きるなら本来消えなくてはいけないのは自分ではなく元の彼。カイだってこの世界でカイをやっていたい。やりなおしたい。 でもそれと同時に、元の彼にも生きていてほしいというカイの優しさもあり、 その2つの感情の中揺れ続けているカイの心境が見える各EDがすごくよかったです。 "4人"の友情が優しい世界で好きです。 @ネタバレ終了 温かさと切なさが混じった儚いゲームでした。
  • いつものバス、いつもと違う君
    いつものバス、いつもと違う君
    ゲームサムネイルのふわふわした男の子に惹かれてプレイさせていただきました! シンプルながら少し難しい雑学的問題があったりして、 「次はどんなクイズが出されるんだろう?」とわくわくしながら回答させていただきました。 @ネタバレ開始 クイズの答えになにか関連性があるのだろうか?と思っていたらまさかの告白! なんだか随分面白くておしゃれな照れ隠しじゃないですか…! バスで話すほんの一瞬を積み重ね、だんだん惹かれていく少年少女…青春ですねぇ 二人の未来に祝福あれ! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 負けヒロインに転生したので勝ちに行くことにした。
    負けヒロインに転生したので勝ちに行くことにした。
    審査員特別賞を受賞していたのでプレイしてみましたが、とても面白かったです。「負けヒロインルートこそ本番」という言葉を受けて遊んでみたら乙女ゲーに異世界展開しちゃうというストーリーです。 てっきり平凡な負けヒロインが努力してヒロインの座を奪い取る!みたいな話を予想していましたが、想像を数段階上回ってくる設定と展開の数々が凄いです。強烈過ぎて口を開けて唖然とするレベルのストーリーで、間違えてBAD分岐につかまった日なんかには卒倒モノですが、その分苦難を乗り越えて良いエンディング&おまけストーリーまで堪能できると確かな感動が味わえました。章区切りでテンポよくプレイできましたし、制作の背景が分かるあとがきもあって大満足です。印象的なグラフィックもたくさんあって、多くのシーンでスチルも表示されるため臨場感もありました。 @ネタバレ開始 いや、ほんとユリの性格の悪さがすさまじくて半端なかったです。テンくんが冒頭から一貫してアミを信じてくれるからそこに救われましたが、これでテンくんまでユリサイドだったらやってらんねぇです。多分モニターの前で泣いてました。どう見てもアミの方が可愛く見えるキャラデザも良かったですし、おまけでテンアミの邂逅と時を同じくして怪物ユリが生まれたシーンを見られるのも良かったです。 @ネタバレ終了 本作をプレイすると、「キミ恋」のユリ視点本編には俄然興味が出てきますね。どんななんだろう。
  • ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!
    ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!
    スポンサー賞受賞と聞いて飛んできました。ラノベのような全部説明する系のタイトルですが、全部説明されてもピンとこなかったのが遊ぶ前からツボです。タイトルや概要欄を読むよりもゲームを遊びのが手っ取り早いのでさっさと遊ぶが吉ですよ! こちら、プログラムに逆らって推しとのハッピーエンドを迎えようと奮闘する様がとても面白かったです。サブキャラ視点だとメインキャラの言動って結構アレだなぁ、とも思ったり。シナリオを良い方向に進めるためにはミニゲームをクリアする必要があるのですが、こちら気を抜くと初見はミスってしまうけど2回目はまず成功できるという絶妙な難易度でした。唐突に繰り返されるミニゲームがこちらもなんだかツボでした。なぜこの瞬間にそれが始まるのだ!という。 30分ほどでクリアできますし、コミカルなシナリオ展開がとても面白かったです。
  • 白い世界でキミが願うモノ
    白い世界でキミが願うモノ
    少女が目を覚ます白い世界はどんな世界で、現実世界に戻ることはできるのか?というお話。非常にインパクトの強いお話でした。想像力をかきたてるテキストはもちろんですが、BGMの使い方や白と黒の色彩の用い方が非常に効果的で印象を強めていました。 それほど注意喚起がされていませんが、相当にショッキングなシーンがあるので人によっては要注意かもです。なにはともあれリコちゃんに幸あれと心から思えました。
  • Snow Girl
    Snow Girl
    短編ながら、いや短編だからこそとてもインパクトとキレのある作品でした。 主人公の男性が拾ってきたアンドロイドのユキとともに生活するお話。出会ったその瞬間から愛しあうふたり。 @ネタバレ開始 のはずだったのになぜか雪だるまのように少しずつ溶けていく「アンドロイド」。序盤から存在する違和感が急速に大きくなってきますが、スーパーの店主とのやりとりを通じて主人公の精神状態に対する疑念が確信に変わります。警察が踏み込むと止められた冷蔵庫の中で異臭を放つ「アンドロイド」。無線で事実が明らかになりますが、せめて主人公は拾ってきただけだと信じたいところです。歪んだ認知の表現が秀逸でした。 @ネタバレ終了 なるほどそういうことだったのかというラストの着地も鮮やかでした。多くを語りすぎない表現も素晴らしく、このくらいのさじ加減にはとても憧れます。
  • 白雪とネクロマンス
    白雪とネクロマンス
    耽美で退廃的!これがダークファンタジーってやつか!と思える一作でした。過度とも思えるほどの暴力的なシーンが痛々しいのですが、これもまた愛の形なのね。運命と愛に翻弄されて苛立つ様がよく伝わってきました。 絵柄がとても特徴的で雰囲気が満点でした。また、随所に挿入されるアニメーションのおかげで臨場感が素晴らしいのと、動画付きのゲームにピッタリなEDも印象的でした。