ゲーム実況OKの作品(実況前に必ず作品の概要や規約を熟読してください)
48421 のレビュー-
たまゆらの夜孤独になりたい青年が、神様であるタマと出会うことからはじまる物語。僕は1時間ほどで読了できました。 僕は主人公に共感できるところが結構あるのですが、そのおかげもあってか本作品にはのめり込んでしまいました。シナリオについては、特にシーンの積み上げ方が素晴らしかったと思います。タマとの交流を通じて主人公の心境は変化していくのですが、その描写に強い説得力があったと感じます。主人公は卑屈になっていて、それ故に何度かタマと険悪な雰囲気になってしまいます(この時の心理描写もまたすごく共感できました。ちょっとしたことで自尊心を傷つけられたように感じ、無意味に攻撃的になってしまうんですよね……)。そうした展開を乗り越え、少しずつ変化していく主人公の心理描写が大変良かったです。また、これだけのものを1時間という尺におさめた作者さんの力量には、尊敬の念を禁じ得ません。 メインキャラクターはふたりですが、どちらも読み進めるほどに好きになりました。タマの可愛らしさには、何度となく悶えさせて頂きました(笑) 演出面も素晴らしかったです。幻想的な夜の雰囲気に終始酔わせて頂きました。プレイ時間に比して、満足感が非常に大きい作品です。素敵な作品をありがとうございました。
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ガラクタの森のエデンにて洪水で土地の七割が沈んでしまった世界。一部の記憶を失った少年エファは、小さな島でガラクタを集めながら同居人アリヴィオと生活をしていた。ある日、エファはガラクタの中から”ある物”を発見し、それにより失っていた記憶を少しずつ取り戻すことから始まるファンタジー物語。全2ルート、エクストラを含めて3時間半ほどで読了しました。 すごく面白くて、最後まで一気に駆け抜けてしまいました。シビアな世界観でハラハラとする場面もありますが、柔らかいタッチで描かれたスチルと、エファとアリヴィオの微笑ましいやり取りも多くあり、そのバランスも絶妙でした。 登場人物たちの人間描写も端正な文章で徹底的に掘り下げられており、個人的には「他人に対する優しさ」という部分は考えされられました。その優しさが自分勝手になってないか、その優しさは相手にとってマイナスになってないか──。彼らの優しさがもたらす良い部分と悪い部分を読みながら、いろいろと思考を巡らせてしまいました。 シナリオ・イラスト・デザインなど1つ1つが丁寧に作られた、素晴らしいゲームでした!未プレイの方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
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公衆電話とても面白かったです! 構成が素晴らしく、試行する楽しみを味わいながらサクサク進めます。 シンプルなつくりながらに、ゲームならではのギミックが詰まっているところが最高です。
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異常体管理記録報告連絡9件最高! SCP大好きなので最後までのめり込んで読んでしまいました…。 個人的にはステンドグラスが一番好きです。本家のイプシロン脳波が好きなので、それを彷彿とさせる設定もほんとに良い。
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ヘクソカズラ恐ろしすぎるほどの文章量…圧倒的文章量………その文章量の半分は文化的活動であり、残す片割れは少年少女の一切に妥協のない心理的描写である……(クリア直後なので宗雪くんの口調が移って仕方ない) 物凄い作品でした。もんのすごいさくひんでした。 攻略ページを活用させていただき、おそらくメジャーであろうエンディングを1ルートなんとか読破しました。一日でこの圧倒的(略)を詰め込んでしまったので今若干気持ち悪くなっております。良い子のみんなは数日に分けて読もうな。 そんなぼくのなつやすみin壇蛇羅 一か月かけて明かされていく、打ち明けていく、思い出していく、変わっていく、気づいていく、受け入れていく、認めていく、拒絶していく、惹かれていく、消えていく、解けていく……… 8/31のバス停で泣かずにおれますかね。あまりにも壇蛇羅にみな生きている。 展開の面白さがために物語を大きく覆すSF物語はここには一切不要で、丁寧に、そして時に不気味に描かれた描写に徹底的に打ちのめされるのみです。もちろん画面と心霊現象の作りも徹底的に文化的……なのですが、それ抜きにコレ小説として本屋に並んでても良いのではないでしょう、か…??
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BRADLEY(ブラッドリー)精神科医ブラッドリーが「彼女」との最後のテストに挑むお話。1周あたり10分ほどで読了できました。シナリオについてはは、シーンの切り取り方と見せ方が非常にうまいと感じました。読んでいるうちに自分なりの解釈を得たくなってしまい、何度かプレイせずにはいられませんでした(笑) 個人的には、ブラッドリーが「精神科医」になろうとしたのはどのタイミングだったのだろう、と気になりました。また、エンド名の付け方には作者さんの個性を感じました。洋画を思わせる台詞回しと画像も大変お洒落で、作品への没入感を高めてくれていたように思います。素敵な作品をありがとうございました。
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ガラクタの森のエデンにて幼い頃、勇者が魔物を倒すだとか、人々の希望の星になるだとか、そういう英雄物語に憧れた人こそ読んでほしい作品です。そういった、人々の記憶に残るような英雄は、どんな心持ちでいたの?どんな苦境も乗り越える、強靭な精神の持ち主?・・・いいえ、そこにあるのは、どこまでも弱く、一人では折れてしまう人間たちの物語。「正しい」ってなんだろう。正しさは人の心まで救ってくれるんだろうか。傷つけたくないと願うこと、それはいけないこと? そんなことを強く考えさせられるお話でした。 人が救えるものなんて限られていて。ヴィオだけは、ただ彼を救いたいと思ったから。他の人のように幻影を重ねてしまったり、傷つけないようにと触れることをやめたりしなかったからこそ、最後には救えたのかな、なんて思います。素敵な物語をありがとうございました。
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イービルウィッチ『イービルウィッチ2』を先に読みましたが、とても面白かったので、勢いでこちらもプレイしました。30分程度で無事に解決することができました。こちらは推理要素がメインとなっており、主人公のあかねとニャテップは友達の千秋を救うため、元凶となる犯人を突き止めようと奔走します。 『2』と同様、こちらも面白く、読後感も心地よかったです。入力する単語が一発で正解できたので、個人的にすごく爽快感がありました(笑)。
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イービルウィッチ2特別な力を持っている主人公あかねは、ネコの姿の相棒ニャテップと共に人工島のタワーで発生した事故の対処をするため、怪異と戦っていく物語です。途中でキーワードを入力していく推理要素もあります。40分程度で無事に任務を達成できました。 とても面白かったです!全体的に硬派な世界観で緊張する場面も結構ありますが、ニャテップのゆるい感じがちょうど良い具合に入っていて、物語にメリハリをつけています。登場人物のスチルや動的演出も多いので没入感が大きく、最後まで夢中になって読みました。推理の部分は何回か間違えてしましたが、最後は無事にクリアできましたので、絶妙な難易度でした。印象的だったのは、終盤で”とある部分”が揺れている場面です。大きなこだわりと感じました(笑)。
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オオカミガールと機械人形の嘘つきレクイエムはじめこそ恵ちゃんとエイミさんの、ただ甘やかすだけではない、互いに遠慮がない信頼関係に和んでいましたが、回想を挟むごとに今後どうなるのかはらはらとしていました。 会話の中でふと現れる人とアンドロイドの感覚の違いにも切なくなりましたが、恵ちゃんがエイミさんを「手に入れた」時の回想は特に胸がぐっと詰まりました。エイミさんがアンドロイドとして選んだ未来がいつまでも温かいものであるよう願うばかりです。 そして全体を通して言葉選びが素敵です! 二人のやりとりも勿論のこと、サエコさんの台詞も良い……。
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BRADLEY(ブラッドリー)英語音声が入っていること、音楽含めた演出、短い洋画を見ている気分でした。解釈はプレイした人によってさまざまになるのかな。 キャラクターの立ち絵はないですが、映像が頭に浮かぶ、そんなゲームでした。
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チャップとマヨ~のバカンスすごくかわいらしくてポップな感じのイラストがすごく好きです。バカンスーと思っていたらまさかの展開で「!?」と驚きました。ギャラリーもさくっと集められたので、気軽に楽しめました。
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さよセン(さようならセンター試験)完結編最高のゲームでした。 2020年のセンター前日に、 センター試験 フリーゲーム でGoogle検索したところこちらのゲームが出てきて、コメント欄で『さよセンは人生』という気になるコメントを見つけて即インストール。 バカゲーなのかなと思いつつも1partくらい実況を撮りながら遊ぼうと思いましたが、予想外に面白くてついつい引き込まれて、水も飲まずに3時間かけて一気にプレイしてしまいました。 センター試験の内容ばかりのゲームかと思いきや、最初は一見関係なさそうなイベントばかり。 と思っていたら、それらは主人公の人生に大きな影響を与え、センター試験受験へと繋がっていく。 その過程にある善悪様々な人間関係の中で人として成長していく、まさに人生ドラマです。 こんな名作が埋もれてしまうのはフリーノベルゲーム界にとっての大打撃なので、ぜひとも流行って欲しい。 みんなでTwitterやInstagramに、 #さよセン #さようならセンター試験 を付けて、センターの思い出を投稿しましょう!!! 次回作のありがとうセンター試験も必ず実況したいし純粋に遊びたいので楽しみにしてます!!! こんな素敵なゲームを作ってくださった作者様、本当にありがとうございました。
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反動のクラウドレイジ-ACT1演出がとてもよく、動きがすごくあるので「読んでいる」というより「体験している」という気持ちが高まる作品です! シリアスな感じではあるのですが、掛け合いが面白くて、クスっと来る場面もあり、重くなり過ぎず楽しめます。 バトルは結構ちゃんと考えないと勝てないバランスになっておりますが、逆に言えば理不尽に負けることもないので、ロードしてもう一度挑もうと思えました。 最初は「難しいのかな……」と思っておりましたが、攻略ページがあることもあり、安心して始めることができました。 ありがとうございます。
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初恋は年齢天秤の中でネタバレなしで書くのもなかなか難しいのですが、とにかく自分好みの作品でした。 読み進めていると誰もが「何かあるぞ」と感じるような展開だと思うのですが、 まんまと作者様の思い通りにしてやられてしまいました。 このしてやられた感がとても心地よかったです。 明らかにプロットが練りこまれていることが分かる構成力ももちろんなのですが、 ・序盤から読んでいて飽きないように工夫されているところ ・確実に終盤にかけて読者のテンションを上げるよう計算されているところ はまさに圧巻の出来です。 プレイの終盤は是非とも制作秘話も聞きたいなぁと思っていたので、 作者様のHP(note)にしっかりとしたあとがきがあるのも個人的には非常に好印象です。 「何がやりたいか」というコンセプトの元に非常に丁寧に、綿密に作られたことが良く分かりました。 まったく気が付かなかった部分にも深い意味が込められているというのもしびれます。 素敵な作品を本当にありがとうございました。
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初恋は年齢天秤の中で感情のジェットコースターが物凄いお話でした…。8-1辺りからハラハラが止まらなくなり、安堵したり心配になったり、甘酸っぱくなったり急転直下だったり…。次の瞬間に何が起こっているのか知りたいという気持ちでひたすら文章を目で追っていました。 途中から感じた違和感も徐々に回収されていって、お話として本当に綺麗だなと…。高校時代のエピソードもとても素敵でしたね…。彼はきっと本当は最初から芯の強い子で、周りを突き動かす力もあったんでしょうね。この15年後、そしてまた15年後のハナビくんが気になるような、そんなエンディングでした。 スタッフロールの秘蔵絵も可愛かったです。何だか得した気分だ…!
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Please call me…?プレイしました! シンプルな内容に好感を持ちました。 和訳がないとわからなかった自分が恥ずかしいです。
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私の【怪】験談プレイさせて頂きました。 事故物件をテーマにした作品。とても面白かったです。
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反動のクラウドレイジ-ACT1プレイさせて頂きました。 とても演出がよくて面白い作品でした。
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Please call me…?プレイさせて頂きました。 会話が青春って感じでとても面白い作品でした。 とくに田中さんの英語ジョークは面白くラブコメでした。