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35670 のレビュー-
イディカ 幻想の理想卿かつて理想郷とも称されたイディカで生きる人々を描いた物語。僕は1時間ほどで読了できました。 いきなり緊張感のある所から始まる本作品。徐々に明らかになっていく真実が面白く、そのまま一気に読んでしまいました。 本作品の大きな魅力は、長編RPGを彷彿とさせるようなしっかりとした世界観だと感じました。特に印象的だったのは、イディカの歴史について語っていく描写。簡潔でありつつも想像力を刺激してくれて、大変素晴らしかったです。「かつてこの国はどんな風に栄えていたんだろう」、「どんな生活が営まれていたんだろう」と想像せずにはいられませんでした。 登場人物たちの描写も良かったです。厳しい局面の中で信念をもって生きる彼らは、みな生き生きとしていました。ゲームの終わりには「彼らのその先がもっと見たい」と思いましたし、個人的には、トワとアフェールの過去ももっと見てみたいと感じました。 演出面も大変凝っています。一筋縄ではいかないバトルシーンも楽しく、まさにRPGをプレイしているような気分になりました。現王には何度か負けてしまったのですが(笑) それだけに勝てた時は嬉しかったです。余談ですが、現王のグラフィック、格好良いですね……! 敵ながら感動してしまいました。 プレイ後は歴史小説を読み終わった時のような余韻が残り、思わず大きなため息が出ました。プレイ時間に比して満足感の大きな作品でした。素晴らしい物語をありがとうございました。
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生真面目な後輩ちゃんのゲーム後輩ちゃんかわいい!動く!かわいい! 短編ですが、ゲームという設定ならではのドキッとする展開でちょっと切ない気持ちになりました。 オープニングもLive2Dのクオリティも凄まじいです…
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メイドさんと繋がりたい全部のルートを見ました。 いちごちゃんが(見た目はもちろん、性格も)めちゃめちゃ可愛かったです!ライブ会場でのオタ芸の勢いに笑わせていただきました。 こんなかわいい子がいるメイドカフェ、行きたいですね~
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和泉くんと三姉妹。~Summer memory~プレイしました。まさか10回連続で同じルートを繰り返してしまうとは……でも後半は選択肢の規則性が読めてきたぞっ。あと見たことある人がちょろっと出てた。 キャラクターの表情が豊かで見ているだけで楽しいです。台詞も分かりやすく、極力地の文を出さない表現力は見事だと思いました。()つきの心内表現もデフォルメのきいたイラストと上手くマッチしていて、独自の世界観が存分に発揮されているように感じました。
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ヤドカリ現代ファンタジーもののサウンドノベル。プレイ時間は1時間ほどでした。 平凡な少年である主人公に何故か固執する、変わり者の美少女「美優」と幼馴染の「えみ」が織り成す、小気味良い学園ラブコメパートが魅力的な作品でした。 それだけでなく、謎の存在『ヤドカリ』を巡るサスペンス風味なファンタジー要素も魅力的で、学園パートとの緩急が、物語の先の展開に強く興味を抱かせるものとなっています。 次回作にも期待です。
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吹き溜まりの彼女良くも悪くも現実的な話でした。 記憶の中だけで収まっていた依存が、ふとしたきっかけで実態を持ってしまう。そうして、ひとたびすがるもの見つけてしまった依存、在り方を変えて果てまで続く。 @ネタバレ開始 やるせない気分になったというのが率直な感想です。 結末に関しては、何がだめだったとかは、おそらく関係ないのでしょうね。現実に明るい未来が約束されているなんてことは、ありえませんから。それが真の現実であるならば、救いがないこともまた現実です。悲劇のヒロインは、悲劇のヒロインのまま。 そもそも何が良いことで、何が良くないことだったかなんてものは、当人たちの尺度次第でしょうし。むしろ幻想にすがって生きなくてもよくなったという部分に目を向ければ、それほど悪いことではないようにも思えます。たとえ短い間だったとしても、二人は関係を取り戻して、枯れない愛の花も咲いていたのですから。残されたそれは、それほど長くは持たないでしょうけれど。 エンディング後のタイトル画面は、吹き溜まりではなさそうですね。 @ネタバレ終了 おもしろいとかいう種類の話ではなく、現実的な話です。 現実が見たいという方にはおすすめです。
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Pygmalion可愛らしく柔らかなタッチのイラストにキラキラとした曲が合わさって、童話のような雰囲気です。 @ネタバレ開始 最初に見たリデルが人形になってしまうエンドでは、2人にとって幸せな結末だけれど、人として鮮やかな感情を持ったリデルが心を失ってしまう事を残念だと思いました。(2人にしか分からない、互いに向ける感情も美しくはあるのですが…) そう思っていたところ、もう一つのエンドでフリートが人としてのリデルを恋しいと言ってくれて良かったです…。涙を流したリデルを見て、フリートが「こんなにきれいな物、人形は流せないだろう」と言ったシーンが好きです。 @ネタバレ終了 少し話が逸れますが、フリートは愛らしい見た目なのにしっかりた口調で魅力的でした…。 ほほえましいエンドがありますので、ぜひ「おまけ」が開放されるまで見て頂きたい作品です!
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暴君フィアンセツンデレの気配を感じてプレイしましたが、ディルは想像以上に暴君でした…!全てのエンドを見て、ルリカはヒビネとも幸せになれるけれど、ディルにはルリカしかいないなと思いました。だからやっぱり、ルリカとディルの2人が結ばれるべきなのかもしれません。キャラ絵はとても可愛く、短編なのにスチルが多くて満足感があります。読みやすいフォントや作品にピッタリのUIが使われており、視認性も良かったです。さくっと乙女ゲーを楽しみたい方にオススメです!
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対象She-11に関する記録救いはないのですが個人の視点で爽やかに描かれていて、休日の夜にさらりと楽しむのにちょうどよかったです。シェル、あざとかわいかったです。
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地下監獄ESCAPEハラハラドキドキしながらプレイさせていただきました。私は看守長になりたい。チーズケーキとショートケーキのくだりで笑ってしまいました。私もショートケーキ派です(笑) 無事にTRUEにもたどり着けました!一回目、ゲームオーバーの回数がばれていてドキッとしました(笑)とても楽しくプレイさせていただきました!ありがとうございました!
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げきをつくろう! ~お花見に行こう!~短い物語がいくつも繋がってエンディングに向かうのが、連載物を見ているようで楽しかったです。女の子が可愛いのは素晴らしい事ですね! 3回連続7点で心が折れそうになりましたが、無事にGOODENDに辿り着けました! 思いっきり変なものばっかり持っていったらどうなるのかなと、試してみましたが17点までしか行けなかったので、また挑戦してみます(笑) ほっこり楽しく遊ばせていただきました!ありがとうございました!
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僕らのノベルゲーム少しずつ読み進めようかと思いましたが、後半は一気に読んでしまいました。 前半部分で各々のキャラクターに焦点を当てつつ技術的な問題を解決し、後半で人間関係、ゲーム制作の本質を考える見事な構成でした。 合作経験はありませんが、ノベルゲーム制作者としてとても楽しむことができました。 あと、立ち絵がぴょんぴょん動くのも可愛かったです…! @ネタバレ開始 主人公がゲーム制作を諦めかけた時、鬼瓦くんのイラストを見て立ち上がる展開がすごく好きでした。 自分の中にしか存在しなかった世界が、イラストで具現化されるというのは本当に嬉しいことで、私の中ではゲーム制作で一番好きな瞬間でもあります。 ですので、何としてでも作品を完成させようとする主人公にはとても共感できました。 ラストでそのイラストを木下くんから守るシーンも同じく好きです。 @ネタバレ終了 最後に…私は谷口さん一択です。ハイ。
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人間らしくプレイ時間は短いのですが、内容が丁寧に積み上げられていて 伝えたいテーマがグッと心に届いてきたゲームでした。 ラストの描写は、しばし見入り、音楽に耳を傾けていたほど 作品の余韻に浸ることができました。 なんでかな。最後に心地よさが残りました。 心地よさが残る雰囲気の作風ではないのに、不思議です。なので不安や恐怖など暗いイメージだけではない作品でしたのでオススメです。
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まもののたおしかたシンプルなRPG…と思わせて、面白い発想のゲームでした。 なかなかトゥルーエンドに辿り着けず、あれこれ試すのが楽しかったです。 まものかわいいですね~
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偽りの夢読みました。 @ネタバレ開始 学校内のカーストというものは、縛りになりますよね。影響力の大きい位置にいるのであれば、なおさらだと思います。そんな状況で作られる人間関係では、やはり自己を埋没させなければいけない場面も出てくるのでしょう。 合わせることって、けっこうつらいですよね。しかしだからこそ、そういう縛りの外にいる人間に、憧れや羨望を向けるのだと思います。周りに合わせて自分のやりたくないことまでしてしまうのは、悲しいですね。 以下ふたつの文章を抜粋します。 「周りの評価や世間体に縛られて過ごすより、本当の気持ちを語り合える人の側にいたい」 「友達ごっこが無くなった代わりに、本当の友達がいないことがより鮮明になった」 これらの文章から、本当の気持ち、本当の友だちというものは、縛りの外で作られるものなのだと感じました。ほんとうに欲しかったのは、偽らなくていい関係、ありのままの自分でいられる場所、そんな自らの手で手放してしまった夢のようなひとときだったのだと思います。 偽りの夢が偽りではなくなり、真実の夢に変わるのは、そう遠くない未来であるようにも感じました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。
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生真面目な後輩ちゃんのゲーム3分で出来るゲームですが、本当によく出来ています。 オープニングなんてアニメーション付きで、何度も再生したいぐらい素晴らしい。 ゲーム本編では立ち絵が生き生きと動き(Live2D) 選択肢に関しては、同じものを選ぶとセリフが変わったりと細部のこだわりがとてつもない。 生真面目な後輩ちゃん、という設定からのオチも意外でした。 映像として、ギャルゲとして、お話として楽しめる良いゲームです。
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ハイ ソーシャルディスタンス サークル ゲート古い98世代のような、セガサターンのような3D風の世界観が大好きです。 キュリオシティやテックサターンを思い出しました。 次の作品も楽しみにしています(^^)/
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Pygmalion絵本のようなイラストと演出、そしてちょっぴり毒のあるストーリーが素敵なゲームでした。 短いお話ですが、とても楽しかったです。
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Eveplus(イヴプラス)優しいBGMと儚く美しいイラストが素敵なゲームです。 難易度は高くないので、最初の方の記述をよく読めばTrueにたどり着けます。 @ネタバレ開始 結末は……途中から想像した通りで、優しくて悲しい終わり方でした。 果たして何が幸せなのか……これで良かったのか考えさせられます。 全て『変えない』を選んだら、もしかして違うENDに行くんじゃないかと思って試してみましたが、なかった……(END2と書いてあるのだから当たり前)。 思わず救いを求めてしまいますね……。 @ネタバレ終了
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逆さまに堕ちる主人公のマイナスな考え方が、自分を見ているようで辛かったとともに、とても共感してしまいました。 けれど、なんだか歪な主人公の行動に、いったい裏に何があるのかと気になって読み進めました。 ただでさえも不安定な主人公が、だんだん壊れていく様がなんとも言えない恐怖をかきたてます。 @ネタバレ開始 生徒たちは全員、優莉本人……というか、彼女の一部だったのだなぁ……。 頑張っているのになおも頑張り続けることを強要されるのが見ていて辛かったです。 『生まれた時点で詰んでいた』なんて、どう頑張っても彼女(あえて彼ではなく彼女と書きますが)は救われないのだなぁと心にグサッときました。 @ネタバレ終了 『とても面白い!』というジャンルではないけれど、心にくるものが多くて、鬱々とした感情がぐるぐるするお話が好きな人にオススメです。