heart

search

チップを送付できる作品

32349 のレビュー
  • 北限のアルバ~秋の章~
    北限のアルバ~秋の章~
    北限のアルバシリーズ3作目、秋の章も春夏に続いてプレイさせていただきました! 北海道美瑛でのんびりペンションのお手伝いをしながらイケメンと恋する物語。 今回は超が付くほどツンデレの都会のおしゃれ男子でした。 今作もとてもお腹の空く作品でした…!! @ネタバレ開始 ピザに燻製にチーズにかぼちゃポタージュに…!!どんどんお腹がすくメニューが登場してよだれダクダク必至でした笑 あと、春夏に比べてなんとなくボリュームがあったような気がしました。草木染め、ピザパーティ、ジャム作りに青の池にバーデートに…ツンデレを落とすまでの長き道のりを感じました…!草木染め、とても楽しそうで私もやりたい!となりました。ブルーベリーで染めるとやっぱり紫になるんでしょうか? こういう体験シーンがあると本当にペンションっぽくてほっこりします。昔、長野のペンションで押し花の体験をしたのを思い出して懐かしくなりました。 恵介さん、シリーズ最高にツンデレで初っ端からニヤニヤしっぱなしでした。可愛すぎる…!序盤の憎たらしい発言もまた、ツンデレの可愛さの一部なんですよね…!! 真ちゃんの最初の評価がツンデレを一切理解してない人で笑っちゃいました。「嫌味な人に出会ったら普通はそうなるよね」と…。 本作は、他と比べても特におばあちゃんがとてもいいキューピッドになってくれていて、おばあちゃんの優しさや人生経験も感じましたね。あんなにツンケンした人に普通に話しかけられるの凄すぎる。 ワインや料理の力に合わせておばあちゃんの力もあって2人は結ばれたと思ってます。 恵介さんの小説は真ちゃんがタブレットを見てしまったあたりから「これもしかして恵介さんが書いたのでは…!」と勘繰っていたらまさかの当たってしまい…!もし私だったら、自分の作品を「難しくてよくわからなかった」と言われたらたぶん泣いちゃいますね。悪意もないしあの場では恵介さんが書いたものとわかっていなかったので真ちゃんに非はないのですが、それでもやっぱり恵介さんが傷ついてしまうのも無理ないかも…と思ってしまいました。ちゃんと仲直りできる2人、本当に流石だなと思いました。 小説家として美瑛に残るエンドも起業エンドも恵介さんが幸せそうで嬉しかったですが、個人的には美瑛に残るエンドが微笑ましいのとやりたいことをやれている恵介さんが輝いているのとで好きでした。ゆくゆくおばあちゃんが亡くなったら2人でペンション継いでほしいな、なんて思ってしまいますね。峰岸さん、そよ風を星◯リゾートくらいの大会社にしてくれ…!!(冗談です) 若手経営者という役職がとても私の癖なので、都会のおしゃれ男の恵介さんも爆イケでかっこよかったです。 サブストーリーの二つ目の方の、「大学に入ったら、周りはその学問に興味がある人ばかりで、将来はその学問に関わる仕事に就いて…」という部分にとても共感しました。文学部ではないですが、私も大学入学後に似たような経験をした記憶があるので、ドキッとしたのと同時にちょっぴり心が痛かったです。恵介さんと同じ痛み…! 今回の私の一番食べたかったメニューはかぼちゃのポタージュです!好物だからです!(潔い) 普段手作りのものをあんまり食べていない分、北限のアルバシリーズをやると素朴で自然な味が恋しくなります。 それにしても北限のアルバシリーズの皆さんは食レポがうますぎますね。真ちゃんはプロなのでまだしも、おばあちゃんもイケメンたちも味の言語化がうますぎる。私だった絶対「美味しい。何かわからないが美味しい」しか言えない。 3作目に来て、美瑛はとても良いところだな〜と感じると共に作者さんはとても地元がお好きで誇りを持っていらっしゃるんだなあと感じました。私はどうしても地元が好きになれないのでちょっと羨ましかったりします笑 長々書いてしまってすみません…! 秋の章も素晴らしい作品でした。まだお腹空いてます!どうしてくれるんですか!? 冬の章のプレイも楽しみです♡ @ネタバレ終了
  • プダラを着た悪魔
    プダラを着た悪魔
    ゲーム実況にてプレイさせていただきました! 軽快な音楽がとても心地よく、ちょっぴり廃退的な世界観にぴったりでした…! @ネタバレ開始 パーツ選びの時間がかなりシビアで、初見のパーツが出てくると"知っている"方をとっさに選んでしまう… 人間の認知能力を逆手に取った時間制限の付きのゲーム性がとても面白かったです!! 短い会話の中でも、職員さんと工場長の人となり(猫となり…?)を 存分に感じることができて、まだまだお話ししたいのにな~!!と名残惜しかったです @ネタバレ終了 簡単な操作性なのに思わずミスしてしまう面白さ…! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 仙人的生活
    仙人的生活
    中華乙女ゲーム!大好きな題材で、楽しくプレイさせていただきました! お手軽な時間でサクッとプレイ出来るのに、ぎゅっと詰め込まれたお話がとても素敵でした! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 異種間エンパシー
    異種間エンパシー
    お、面白かったー! 今後現実でも、起こり得そうな世界観で没頭して読みました。 こんな優しくて麗しいバイオノイドさんが家に来てくれたら好きになってしまうかも…!! 私たちの脳も電気信号でやり取りしているから、バイオノイドと人間を隔てるものってなんだろうと悶々と考えてしまいました。その差異って明確にできないのではと思いながら読んでいました。 @ネタバレ開始 亜子ちゃんの話を聞きながら喧嘩相手の弟にまで共感してしまう彼はきっと生きにくいだろうなと感じました。 共感してもらう側は救われた気持ちになるけど、本人はきっと苦しいですよね。 弟君の恋人も予想外の人物でした。彼女はアルくんとは逆の立場で刺激的でした。色々な見方ができる世界観…!素晴らしいです。 個人的には重いお話が好きなのでEND2が一番好きでしたー!金髪の闇落ちしたアルくん、邪悪で美しい。亜子ちゃんへの相反する感情、もっと深堀したもの読んでみたいなと思えるくらいぐぐっと来ました。一番人間臭い結末だったかなと感じます。 @ネタバレ終了 素敵なお話、ありがとうございました。
  • クリムゾンレッドの死神 -Sweet Diner-
    クリムゾンレッドの死神 -Sweet Diner-
    いつもと違うレオくんが、たくさん見られて楽しかったです! (当人は不本意かもしれませんが……) 物騒でカッコイイところも大好きなのですが、だからこそ、こんな時間が流れていてもいいよね……とニコニコしてしまいました。 @ネタバレ開始 あまり上手ではない字で一生懸命に書いているところとか、 (でもパンケーキはしっかりと書けてるのも(笑)) コップとお皿のことを後々まで気にしているところとか、 彼のさまざまな面を見てどんどん好きになります。 初めてこの店を訪れたときのエピソードは、グッときました。健気……! これまでの人生を思えば、 キャロルちゃんとの穏やかな時間にまだ慣れないかもしれませんが、 二人でゆっくりと歩んでいってくれれば、と願わずにはいられません。 彼女の「私が着るドレスは……」のセリフが最高でした! スチルの、割れたお皿を前に「ああ……」ってなってるちびレオくんが癖にぶっ刺さりました。 もうかわいすぎて、いったいどうすれば!? ……すみません、取り乱しました。 ともあれ、ダイナーの面々も微笑ましく見守ってくれていますし、 二人がもっともっと幸せになるよう祈っています。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!
  • 将軍捕物帳
    将軍捕物帳
    実況プレイさせていただきました! 私は時代劇が好きなので、ストーリーや演出に終始興奮しました…!! コメディ要素も豊富で、物凄く面白かったです!ツボにはまりました笑笑 @ネタバレ開始 シャッフルゲームも遊んでいてとても楽しかったです!おまけの部分も配信裏で挑戦したいと思っています…! 物語終盤、上様の寛大な心と盗吉の新たな道を観てとても感動しました。一本のドラマを鑑賞したような気持ちになりました…! 本当に素敵で最高のゲームでした!ありがとうございました!
  • 動画配信グループ『夜のまばたき』は何故、チャンネルを閉鎖したのか
    動画配信グループ『夜のまばたき』は何故、チャンネルを閉鎖したのか
    プレイさせていただきましたー! メンバーに話しかけて少しずつ真相がわかっていくのが面白かったです。 @ネタバレ開始 動画配信事情には詳しくないですが確かに撮影等をしてくれる裏方は必須でありその人もグループの一員ですよね。閉鎖した理由に関して誰も裏方の人に触れてなかったのがうん……って感じです。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • Comme des Macarons
    Comme des Macarons
    Comme des Macarons、プレイ致しました。 可愛らしい優しい絵柄、そして内容が思った以上に深くて「この展開はなかなか発想出来ない、凄いなぁ」と驚かされました。 @ネタバレ開始 マカロンちゃんがどんどん痛々しくなっていく姿がちょっと心が痛かったです……! 笑顔の彼女を見ると、なおさら……! @ネタバレ終了 とても面白いゲームでした! 素敵なゲームを有難うございました!
  • アイジョウモラトリアム
    アイジョウモラトリアム
    ずっと気になっていた作品!プレイさせていただきました。 キャラデザがみんな個性的でそれだけで十分、惹き込まれました。 みんなが抱えている闇もこれまた深くて、先がどんどん気になる展開が続いて、気づけば一気読みでした。 @ネタバレ開始 このゲーム、素晴らしい部分がたくさんあったのですが、まずはシナリオがとてもお上手で、「よくわからないところで目覚める→調ちゃんと出会う→調ちゃんの死に直面する→生きてここから出たいと決心する」の流れがスムーズで、頭に入って来やすいシナリオの広げ方だと感じました。 その後も徐々に明かされる謎や、こことここは実は繋がってたのか〜!となる展開が好きでした。特に、帝人くんのお母さんを十万くんが殺してしまっていたことが判明したシーンは鳥肌ものでした。 武器の金属バッドはそう繋がるのね…と驚きと悲しみで胸がギュッとなりました。 オチも素晴らしかったです。ずっと敵に見えていた管理人が救済者だったなんて…「また戻って辛い現実を生きるか来世に期待するか」。難しい選択ですね。でも、平々凡々生きて来た私のような人間には彼らの辛さわかりかねるのかも… 演出も素晴らしかったです。クライマックスで帝人くんと十万くんがわかりあうシーンが印象的だったのですが、十万くんがしてくれたことの数々を一つずつ回想するのが本当にうるっと来ました。また、倉骨くんと彩海くんの屋上で共闘シーンも胸熱でしたし、2人揃って逝ってくれたのも泣けるやら安心やらでオタク心はめちゃくちゃでした(褒め言葉) イラストも、とても可愛らしくてキャラがいろんな表情をするたびにキュンキュンしてました。 あと、本当にすごいなと思ったのが、鍵の色とキャラの色の関係性です。普通だとわかりやすくなってしまいそうなのに、結構みんないろんな色を使ってキャラデザされているので、ぱっと見では誰の鍵がどの色かわかりにくくなっていて面白かったです、特に青の鍵のところとか、あの時点ではあの場にいたみんなが該当する見た目をしていたのがすごい。 最後にシステムですが、一本道の物語で読み物系なのかと思いきや、しっかり自分でクリックし、選択して進んでいくシステムでプレイヤーを飽きさせない仕組みが素晴らしかったです。 推しは迷いに迷ったのですが、マリ姉かな〜と言う感じです。みんな良すぎて決めきれませんね…(号泣) みつちゃんと言う大切な友達を守るためにあそこまで漢気を見せられるお姉さん、惚れちゃいます。周りに気も使えるし、本当に優しくて素敵な子だと思いました。マリ姉とショッピングしたいですね♡ ということで、FAはマリ姉✖️みつちゃんです!2人にはずっと笑っていてほしかった…。 もう二度と会えない2人に惹かれてしまうんですよね〜(号泣)(マリ姉の魂が蘇ればまた会えるのかも…???) マリみつでしょうか?みつマリでしょうか…?大好きなコンビです♡ @ネタバレ終了 シリアスで心に残る物語、神演出、可愛いイラストと辛い展開が光る名作でした。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 空と白雪 空色少女と雪女神
    空と白雪 空色少女と雪女神
    最初にシエルルートとキリカルートだけやり込めました。 特にキリカさんが大押しで、 顔と胸が魅力的ですね。 ヤンデレなのは仕方がないけど、 昔は髪が長かっただって?。 その姿が最も見てみたいです。
  • 星降る草原で
    星降る草原で
    星は綺麗に輝いているのに、僕らの住む世界は残酷だ。 短いけど、この作品は「愛情」とは何なのかを自分は考えさせられました。 @ネタバレ開始 最後の問いかけに深みがあった。 この水晶を渡された人は、一体どんな選択をとったのだろうか? 人の想いというのは、無償の愛で紡がれていくのか。 それとも何かしらの対価や代償がないと愛は紡がれていかないのか。 子ども時代に育んだ無償の愛が、戦争という大人のエゴに巻き込まれた世界で 変わろうとしていく。 どうか、二人の愛は変わらないものでいて欲しい。 タイトル画面のイラストはそんな願いが込められているのかもしれない。 @ネタバレ終了 とても丁寧に作られて好印象な作品でした! もっともっと、苦しみながらも自分が創りたいものを創って人を感動させて欲しいです。 これからも応援しております!
  • Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    遅ればせながらプレイさせていただきました。 こういったジャンルの作品は初めてで、すごくドキドキでした。 @ネタバレ開始 暴力(DV)の理由がまさかの、、、! 一番最初のDVシーンで、多分Re:nくんはこういうことでしか世界と自分の輪郭を認識できないのかなぁ、と思っていたら求めていたのは相手の方で、、、!! 自分の中で新しい扉が開きました。なるほど…、こういう世界もあるのか…! そして色彩がとても鮮やかです。作者様の色彩感覚の多彩さに驚きました。 何よりセリフ、地の文、構成それぞれが詩的且つ丁寧で演出にもたくさんのこだわりが見られて終始圧倒されてしまいました。 ボイスがつくとより深く世界を知ることができてとても良かったです(^^♪ @ネタバレ終了 良い体験をさせていただきました。こんな感覚は久しぶりですごくすごくハッピーです。 素敵な時間をありがとうございました。
  • ジュブナイル・イクリプス/フリーゲームエディション
    ジュブナイル・イクリプス/フリーゲームエディション
    実は結構テーマ主導で、内省色が強めでもあるという珍しいタイプの作品でした。 初回は固定のルートですが、物語的にはそこまでが実質的に導入部みたいな構成です。 特に気に入っているシーンは雫ルートの公園のシーンです。 以下割と独自解釈の考察に近い感想になります。 @ネタバレ開始 最初の秀樹ルートを読んでいる時は、性に縛られた関係性否定の文脈なのかと思って読み進めていました。 同時に、「この姿なのに」とか「この姿だから」といった性規範が登場人物に垣間見えることに、違和感を覚えてもいました。 雫ルートを読み始めると、秀樹ルートの逆の議論を提示していることに気が付きます。我々の関係性や理性・感情というものは、外見的な性など肉体的な要素から逃れられない。 これは、美由美ルートを経てグランドルートに至るにつれ、より一般化された話題になっていきます。 面白いのが、征木にとって「別の姿」が、他人が求める役割としての自己の擬人化(?)となっている点です。征木は内なる自分との非一貫性を自覚することでアイデンティティの危機に陥るのですが、そのきっかけとして征木の特殊性がフォーカスされます。 マイノリティ属性を多く持つからこそ、「別の姿」に埋め込まれた他者の物差しが、内なる声として絶えず自己を否定し、自己の分裂が顕在化する。この内面描写が結構生々しいなあと思って読んでいました。 この視点を持って再度作品を眺めてみると、我々の性質や属性は無数にあるにも関わらず、他者認識のフィルターの中で外見的な性が特権的な属性の1つになっていることに気づきます。愼治なんかも典型ですが、他者のプライバシーの侵害を無邪気に正当化してしまうケースすらある。 @ネタバレ終了 この作品の大きなテーマは現実の社会でも問われてきたし、これからも問われていくのだろうなということを思いました。
  • 生きるその先に -回生編-
    生きるその先に -回生編-
    岐尾森編、覚醒編に続いてこちらも読了いたしました。 近年のフリーゲームとしては本編だけでもかなりのボリュームですが、冗長さは一切感じません。 魅力的なキャラクターたちと掛け合い、起伏に富んだストーリーで夢中になって一気にプレイしました。 これまでに散りばめられていた伏線や気になっていた描写を鮮やかに回収しつつ、 更に新たな謎を提示しながら先の読めない展開で引き込んでいく様は見事という他ありません。 こう書くと色々と同時進行し過ぎて散漫になってしまうのでは……と思われそうですが、 物語の主軸は一貫していてぶれることがないため、決してそんな印象はなくのめり込むことが出来ます。 @ネタバレ開始 不穏さを残しつつも表向きは順調に進んでいく展開 ――からの叩き落とし、そして更にそこからの再起……っ! 王道にして最上級のカタルシスを覚える逸品に感服いたしました。 覚醒編があまりに良すぎたので、正直プレイ前は「あれを超えられるか?」と思っていました。 ある種の消化試合になってしまうのでは……とさえ懸念していたのですが、まったくの杞憂でしたね。 夏生の行く末を知った沙姫が涙ながらに彼を抱きしめるシーンで、まずそれを確信しました。 沙姫の無念への感情移入もさることながら、辛いはずの夏生が却って彼女を思いやるのがもう……。 しかしまさかこの時は沙姫こそ実は――ということには気付けませんでした。 後の衝撃的な展開を迎えてから再びこのシーンを思い出した時には、情緒が大変なことに……。 そして夏生が八つ当たりと分かりながらも感情を爆発せずにはいられなくなる場面。 自身の消滅さえもう受け入れて穏やかにすらなっていた夏生が、 自分以外の犠牲はどうしても許せなくて取り乱しているのが辛かったですね……。 あそこは夏生の未熟さの発露という以上に、彼の優しさを再認識することになりました。 しかしそんな彼だからこそ皆が命を懸けてまで力になろうとし、 されどそんな彼だからこそ皆が犠牲になることには耐えられないという悲痛。 溜めに溜められたフラストレーションからの光明と再起、そして始まる真のクライマックス。 最終決戦前、生晶(鬼晶)が夏生の中にいる空へと語りかけるシーンも良かったですね。 言葉を交わすことはなくとも決して心は一方通行になっていない対話だったと思います。 回生編では本人の状況的に、却って影が薄くなってしまっていた生晶ですが、 過去回想とこのシーンの印象だけでも一気に存在感を取り戻したように感じました。 迎えた最終決戦の最終盤、ここに至っても心が空を斬ることを拒んで膝をつく夏生。 夏生の人柄を、そしてここまでの彼らを見てきた者としてそれを優柔不断と言えるはずもなく……。 そこから「空」とともに「妖の空」を打ち倒す――この一瞬は紛れもなく、二人が一緒に戦った瞬間でした。 そして闇の中で沙姫、水輝、詩衣、結、生晶が夏生を救い出しにくる場面。 紛れもない奇跡ですが決してご都合主義ではなく、全員の想いが結実させた必然だったと思います。 最後に、忘れてはならないまさかのエピローグ。 空という名前にもかかっていて、切なくもあまりに綺麗に終わった本編でしたから、 (いち作り手としての勝手な想像ですが)これを加えることには迷いもあったんじゃないでしょうか? ですが、自分にとっては間違いなく最高のサプライズでしたよ。 これは空がただ主人公(夏生)の傍にいた相棒だったからというだけでなく、 一人の登場人物としても十分過ぎるほどに魅力的だったからこそだと思います。 OP曲のピアノアレンジという伝家の宝刀が彼のために使われたのも納得です。 あまりに切ない「約束」を回想するバックにこの曲が流れるシーンは胸にグッときました。 にしても最終編にて突然の登場、ヒロインたちを差し置いて出ずっぱり、 更にはメインヒロインのかつての想い人(しかも両想い)という立ち位置。 クライマックスに至ってはむしろもうお前がメインヒロインだろという活躍っぷり。 にもかかわらず一切の悪印象を持てないというのは、ちょっと尋常じゃありません。 すべての責任を当然のように負い、あらゆる悪感情の受け皿にさえなろうという器量。 そんな人間では計り知れないほどの善性を示しながらも、 ただ超然としているわけじゃない感情を持ち合わせている絶妙な塩梅あってのことでしょうか。 みゃあすけさんの並大抵ではない技量と、キャラクターへの想いが為せる業だったと思います。 またクリア後、実績回収のためにと軽い気持ちで読んだ7日目の赤字選択肢が……。 そういえば生晶以外のヒロインでは唯一、彼女も夏生より年上のお姉さんだったなと。 もちろん後の展開を考えるとやはり白字の選択肢の方が構成としても整っているので、 そちらがいわゆる正規ルートという扱いになっているであろうことには納得出来ますが。 しかしその上でも、ここは全プレイヤーにぜひ読んでおいてもらいたい場面だなと思いました。 順当にプレイした場合、あの場面を読んでいない人も多そうなのは勿体ない……っ! @ネタバレ終了 今後、商業も同人も含めて自分がプレイしたノベルゲーム歴を思い出す時、 本シリーズと夏生たちも必ず浮かぶだろうなというほど深く心に刻まれました。 本当に素晴らしい作品をありがとうございました!
  • 欠損少年と月夜の闇の海辺~浪川仁とはらわたゲーム~
    欠損少年と月夜の闇の海辺~浪川仁とはらわたゲーム~
    惹かれる要素が多く、プレイさせていただきました。 三種のエンド、どれも素敵で心にふわりと残るような印象が余韻のように残っています。 タイミングでの反応の違いも魅力的でした。
  • 闇崎アズリは取り扱い注意!?
    闇崎アズリは取り扱い注意!?
    プレイさせていただきましたー! アズリちゃんかわいい。最初普通にトゥルー1に進んでしまってまだアズリちゃんのこと何も分かってないじゃないか!と思いトゥルー2・3を見ました。 @ネタバレ開始 個人的にはトゥルー2が好きですね。一緒に逃げようぜ……! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • WitchMatching
    WitchMatching
    プレイさせていただきました!! @ネタバレ開始 テンペスタ様 酔いがなくなって「やらかした…」ってなっているテンペスタ様と、ハートだしてるミーシャの対比が好きです。 リーダー的な感じなのに情緒不安定なんですね…いっぱいよしよしされてな…。 魔女の中だと一番若いんですね。(ホロウエンド様は年齢不詳だけど) キュルテュール様 一番華やかで女性的に見える(個人の感想です)キュルテュール様が身長でかいの…よい…。 ミーシャちゃん、悲しいとかではなく特別ってなるの強いなあ…。実際どうなんでしょうね。 ヴィヴェルティカ様 かわいいですね…。お顔真っ赤にしてドキドキしててね…かわいいですね…。 ミーシャちゃんお洋服が…!!変わって!とってもお似合いですね。 あと色がね…緑ですね…。ヴィヴェルティカ様が選んだんですかね…。 ア~お薬混ぜてるのア~!!!最高!!!もう手放したくないんですね…。 ホロウエンド様 既婚者!!!!!!!!しかも子供がいた!!!!ふーん…へぇ…いい…ですね…。 帰る場所がある子は買わないし、最後に良い主をみつけなさいねっていうところ優しいですね。やはり子供がいたからか…。 腕が変わったことで自分で食べられないミーシャちゃんに食べさせるの面倒見がよくていいですね。やはり子供がいたからか…(二回目) お子さんと死別したからこうなったのかなと思いましたが、普通に趣味っぽいですね。 年齢わからないのもまた…いい…。 受付さん 腕がなりますね~とのことなので、今までにもやってきたんでしょうなあ…。 何気に買われてないので好きになる呪いはかけられてないんでしょうねこのルートは。まあミーシャちゃんが顔を赤くしていないのは期待感からなのでしょうけども。 ミーシャ あ~~~~~!!!!!!!!かっわいい~~!!!!!!めちゃくちゃにかわいい。はちゃめちゃにかわいい。好き。私が買いたい。 ホロウエンド様ルートの改造ミーシャちゃんも、ヴィヴェルティカ様ルートの新しいお洋服ミーシャちゃんも、デフォのミーシャちゃんもかわいいね…。 買われるのがこの四人の誰かなのはいい方なのかなあと。本人たちの感情を無視して考えるとバッドエンドみたいですけど、呪いやミーシャちゃんの性格…というか趣味もあるのでしょうけど、ミーシャちゃん本人的にはハッピーエンドでしょうしね。なんだかんだ魔女様たちは大切にしてくれそうですしね。 みんな好きなんですけど、個人的にはミーシャちゃん、テンペスタ様、ヴィヴェルティカ様が好きです。カップリング的にも…。 @ネタバレ終了 本当に素敵な作品をありがとうございました!!!
  • 魔王ちゃんの勇者誘惑大作戦!
    魔王ちゃんの勇者誘惑大作戦!
    プレイさせていただきました! @ネタバレ開始 前作(時系列的にはこっちが前作というか前日譚なのでしょうが…)をプレイして、先輩が気になっていたので臣下さんに「あっ!!!えっ!!!」と驚きました。見たいなと考えていたので…。明言されたわけではありませんが、そう思っておきます。 持っている飴?魚が…もしや金魚だったりするのでしょうか…。 魔王様、時々ガラ悪くなるの大好きです。かわいいね…。 舞台鑑賞、イラストが出てきたときは「ん?」程度だったのですが、続く内容を見て心がしおれました。 臣下さん、突然レベルだけじゃなく性癖までバラされてかわいそう。 魔王様と軽口たたきあっていたり、魔王様がまあまあ失礼なことを言われても、罰したりせず(怒ってはいますが)気やすい関係で好きです。 臣下さん、勇者様より先にあの世界へ行っているなら、魔王様より先に勇者様に倒されてしまったのかなと考えたり…。 魔王様だけじゃなく、臣下さんも勇者様となかなか相性がよさそうで、この二人も友人になっていたのかなとも考えたり。 ラストのレベル99聖女様も気になりますね…。魔王様、聖女様にも色仕掛けというか…友人になりにいくのかなぁ…。 @ネタバレ終了 本当に素敵な作品をありがとうございました!!!!
  • 機械仕掛けの嘘と夢
    機械仕掛けの嘘と夢
    プレイさせていただきました!! @ネタバレ開始 最初の「元気かい?」「どういうこと?」好きです。 グリベルの簡潔というか…端的な返しが好きです。 「心があるのか?」「ない」ってとことか。 途中の故障イベントで、「だしっぱなしにしてしまった~」というところで「あれ?」っとなっていましたが、ネジ巻き通りでの会話で「アッ…」っとなりました。 「先輩」ではなく、「絡繰」になってしまったところで心が死にかけました。 永遠ルート、グリベルとブリキうさぎのところと、車掌ちゃんの言葉で完全に心が死にました。 そういうことだもんなぁ…。と突き付けられました。 「俺」と「彼女」を選ぶのか、「僕」と「394番」を選ぶのか…。 みんな好きなのですが、個人的には先輩とグリベルが好きです。いやみんな好きなんですけどね?特にということで…。 先輩の話も…勝手にあるのではと期待しています…。 ブリキうさぎ、最後までかわいく癒しでした。かわいいかわいいね。 「俺」と「彼女」のゲームもプレイさせていただきます! @ネタバレ終了 本当に素敵な作品をありがとうございました!!!!!!
  • 『空白』に埋もれる_
    『空白』に埋もれる_
    優しいメッセージが込められた素敵な作品でした。 苦しみもがきながら必死で生きてる人の心を そっと温かく包み込んで、一緒に進もうって 手を繋いでくれるようなそんな風に感じました。 このような素敵な作品と出会わせてくださり 有難うございました。 自身と向き合いそれを作品に昇華するのは 並大抵の頑張りじゃ出来ない本当に凄いことです。 どうかこの作品を作ったご自分を誇ってください。 これからも応援しています。