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ティラノゲームフェス2019参加作品

3292 のレビュー
  •  #こっち向いて_めごちーv
    #こっち向いて_めごちーv
    タイトル画面を見てめごちーに一目惚れしました。 外見が好みなのはもちろんのこと、気が強いけれど優しくて頑張り屋なところが大好きです。 「彼女のベストショットを撮る」というシンプルなゲームシステムですが、根幹の撮影システム、滑らかに動くドットアニメ、撮った写真や選択肢によって幾重にも分岐するシナリオなど、想像もできないほどの作りこみがなされているのだろうと考えると、陳腐ではありますが「素晴らしい」の一言に尽きます。 自分の手によって彼女の魅力を引き出すことができるプレイ感がとても良かったです。 めごちーの新たな一面を引き出すべくつい何週もプレイしてしまいました。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 瞳の奥で 断つ想い
    瞳の奥で 断つ想い
    後悔のターニングポイントを眼前にした時、ひとはどうするのだろう。 最初まずノーマルエンドを見て、これでバッドエンドかな、と思った選び方をしたらハッピーエンドでびっくり。最後にバッドエンドを見て、タイトルともども納得を得ました。 そういうわけで、なるほどなあ、と思える選択肢からの各エンディングが良かったです。 お弁当の後悔、ある意味では一番些細だけど、ものすごく罪悪感として残りそうな後悔セレクトなのがいいですね……。相手の為にあった行為が届かず報われなかった瞬間の息苦しさに弱いので、ぎゅうってなりました。
  • 【5分短編】忌み子が作った盗賊団が仲間割れで解散するまでの良い話
    【5分短編】忌み子が作った盗賊団が仲間割れで解散するまでの良い話
    がらりとカラーリングの変わった立ち絵に最初は驚きましたが、途中で納得、ある意味では最後でも再び納得でした。笑 終盤付近、最初は不気味さと壮大さを感じたBGM(最後にも流れてる曲)が流れるシーンで、途中からBGMに対してハチャメチャだったりドタバタだったりと嵐のようなコメディさも感じたのが面白かったです。物語の展開でBGMの解釈が変わる例。 ネームレス盗賊団、どのアルファベットもイイキャラしてたので「解散」が悲しいなあ、と思ったのですが、これも一側面を見たに過ぎない評価ではあるんだろうなあ、とも。
  • 思ひ出のラプソディ
    思ひ出のラプソディ
    シネマテイストなテキストの表示が美しく、またカメラやアニメーション機能を用いた画面内のモーションが豊富で楽しかったです。 愛憎と破滅。執着と後悔。悪魔に魅入られるからには相応の理由がある。 通常時の立ち絵も可愛いのですが悪魔バージョンの立ち絵がとてもすこでした。 想いには応えられずとも京子には応えたい、それを伝えるトゥルーエンドの美沙の選択がすごく良かったです。 個人的には渋良いボイスと人間賛歌的ムーブがとても良いキャラ味を出しているDがお気に入り。
  • インプリントオブメモリー
    インプリントオブメモリー
    神社部という凡そ聞き慣れない部活動。取り壊しの危機に晒される社を、はたして彼等は守ることが出来るのか? というような物語で、個人的には恋愛ADVというよりは青春ADVといった方がしっくりくるかな? 面白かったです。 取り壊す側にも決して悪意があるわけではない。考えは上手く行かないことばかり。そして奇跡は起こらない。けれど、あくまで等身大の高校生による全力の抵抗であったことが、すごく良かったなあと。 そしてアフターストーリーでの奇跡には足りない、けれど何かがそこにあることを見てしまうような贈り物と、人が作り上げていく物語概念も素敵でした。 ヒロイン二人も魅力的で、様々な表情差分があったのも見ていて楽しかったです。
  • 贖罪と命
    贖罪と命
    不意に単なる石ころが、欠けて鋭さを持ったように、主人公は己の要素に「自他ともに傷を晒す」ものを抱えてしまう。それは最初の出来事の様に。 でも、その「欠けてしまった理由」は、主人公だけにあったものなのでしょうか。「周囲を害する鋭さ」は、望んで手に入れたものでしょうか。あらゆるものに対する「不幸」は、本当に彼の行動に対する代償なのでしょうか。 大変に重みのある作品だと思います。
  • 取調室
    取調室
    初見ノーミスクリアだったので、もしかしてマルチエンド(選んだ選択肢なりに真相が変わる)かと疑ってしまったのですが違った……完全に読めていた、というわけではないのですが、ハズレ選択肢がわかりやすい(もしかしてこっちかも?と思わせるひっかかりがない)と感じました。動機もトリックも自然で、見た目や演出も含めて堅実な作品です。
  • 泣けない兎
    泣けない兎
    ファンタジー、と一言では表せない作品。 神や精霊とファンタジーな単語は出てきますが、(おそらく)舞台は現代に近いのではないかと。 ネタバレになるので、詳しくは書けないのでこの気持ちを製作者様に伝えられないのが悔しいですが、神さま、精霊たちと人間の歴史と距離感が、とても素敵でした。 とりあえず、笛くんイケメンだし、セツカちゃんを抱きしめたい。 作中で笑顔が見られなかったセツカちゃんをファンアートで! いつか笑える日がくるのかな…。
  • 冬咲の花
    冬咲の花
    ひとまずカトレアルートを終えて、ストーリーもボイスもよかったです。 そしてスチル画に感動しました。 キャラクターたちの表情が心に刺さりました。 これからも応援しています。
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    静かだけど奥底にえも言わぬ重厚さが存在する、作品を通じて漂うそんな雰囲気に魅了されました。 全2ルート完走するのに10分程度ですが、文や演出の巧みさにより1本の映画を凝縮したかのような高密度な物語に仕上がっています。真実は一体どうなっているのか、気づけばそんな考察にプレイ時間の何倍もの時間を費やしてしまうほど、この世界に凝縮されたエッセンスに興味を惹かれます。 物語をより深く描写してほしいなんて思ってしまうこともありますが、あえて多くを語らないからこそ読み手が物語を創っていくこともできる── 読む面白さだけでなく、そんな創る面白さも兼ね備えているところが、この作品の魅力なのかもしれませんね。
  • 海の彼方で消えた空
    海の彼方で消えた空
    タイトル画面の雰囲気につられてプレイしました。 序盤は何とも言えない不思議な雰囲気で始まります。 ゲームを初めてすぐに登場する少女の謎めいた言葉や、物語の途中で発生する選択肢に良い意味で悩まされました。 あと、ローディング画面のイラストが素敵です。
  • 海の彼方で消えた空
    海の彼方で消えた空
    ウユニ塩湖のような背景、謎多き始まり、透き通るようなBGM── プレイしてすぐ、その幻想的な世界に一気に引き込まれます。 主人公と少女の会話はどこか空想じみていて、それを読むこちらもまるで夢の中にいるかのようなふわふわとした陶酔感を覚えます。ところどころで出てくる動物のお話も、絵本物語のような不思議な魅力があってプレイヤーの心を離しません。 しかし後半は、そんな幻想的な世界の終わりを予感させるような展開になっていきます。夢から覚める直前の、空想と現実が入り混じったかのような一抹の寂しさも覚えるあの感覚に襲われて… とにかく、美しい作品だなぁと思いました。 それはビジュアル面、会話劇、人の愛憎といった色んな要素含めて。 一見空想的な会話も実はしっかりと意味を持っていたりして、でも全ては語られないので考察の余地もあり、プレイした人各々の物語の広がりがあると思います。 エンドは3つですが、全て見るのにどんなに遅くても1時間はかかりません。これからプレイする人には全エンドを見てもらって、色んな思いを抱えながら余韻に浸っていただきたいですね。
  • ゆーたん
    ゆーたん
    可愛らしい熊さんに惹かれてプレイしましたが… いい意味で期待を裏切られました。 ドキドキしながら読み進めていきながらも、ちゃんと気持ちよく終われるエンドもあって読後感はとてもスッキリしました。タイトル画面が変わる演出も丁寧に作られているのが伝わってきていいですね。 あとナレーションの人がイケボ(美女ボ?)過ぎてそれがなんだかんだで一番印象に残っているかもしれない…いや作品自体も面白いんですけどね?
  • 改元
    改元
    改元という今ホットな話題を取り扱ったことと、それ自体をゲームに落とし込んだという発想にまず感服。 独創的で可愛らしい世界観を基に、コミカルかつテンポよく進んで行くので結構量の多い分岐も軽快に楽しく読み進めることができました。 「選んできた分岐パターン」を「結晶というモノを集めてきた」というコレクション要素的に振り返ることができるのも一工夫利いていて面白い! 余談ですが自分のアイコンがチベットスナギツネなので、キツネのジッキーくんには親近感(?)を覚えます。だからどうしたっていう感じですけど、なんとなく言いたくなっただけですハイ。
  • ペンションおしぼり
    ペンションおしぼり
    なんというか…独特の雰囲気とノリが癖になりそうな作品です。舞台の描写がとても丁寧で、自分も旅をしているように感じられます。プレイしやすいような配慮も随所にちりばめられていて、とてもありがたかったです。
  • そうだね、その夏の日の話をそっと君にしようじゃないか
    そうだね、その夏の日の話をそっと君にしようじゃないか
    思っていたよりエグい内容の話とかもあって少しびっくりしました。各話の選択肢も、その内容からは予想できない展開になったりと、面白かったです。
  • 初雪が降るころ
    初雪が降るころ
    すっご~く可愛らしかったです。 イラストが可愛いのは勿論のこと登場人物達の人柄が可愛くて物語が可愛い。初くん後ろ髪を結んでるの可愛いな……。 こんな時間ですがオムライスが食べたくもなってしまいましたね。 初雪の日の心が温まるお話でした。おまけの設定や一言もまた可愛くて温かい~!
  • むち。
    むち。
    無知である罪。夏休みが解放ではなく閉塞だった子供の地獄。 読み始めた最初は連作短編のような感覚で物語の行き先が掴めなかったのですが、途中から流れが変わってきたな……、となって。しんどみでした。 無知であるからこそ愚かで、そして愛おしいもの。子供。しかし愚かであることが許されなかった子供はどうすればよかったのだろう? 教えてくれる大人もいなかったのに。 イラストと手書きの日記が沢山で、無知と勇知による断絶こそあるけれど、出来る限り女の子の感情にも寄り添える形になっていたように感じました。個人的にはおまけページのイラストが一番すきです。 おまけにある本編には出てこなかった日記のページ、女の子の複雑な心情と極限状態が更に伝わってくるようですね……。
  • 壊れた世界で君とイチャつく
    壊れた世界で君とイチャつく
    「性交渉をコミュニケーションとして行う」存在が人間だった、という文章を何かの小説で読んだことがあります。実際には知能の高い動物に関しては人間に限らず、また異性同士、同性同士に限らずコミュニケーションとして行っていることは生物学における常識です。 よく「生産性のない行為」として蔑視だけではなく排除されることもありますが、「関係の変化」がきちんと「生産」されているではありませんか。 この二人は「互いの関係性の前進」という「生産」に成功していて、よほど「人間より人間らしい心」を持っているんだな、と思いました。
  • 俺とお前が愛について語るだけ
    俺とお前が愛について語るだけ
    セクシュアリティ、マイノリティ、などなど。 恋愛対象の方向性としての分類は数あれども、「この人だから好きなのだ」という次元はなかなか考慮されません。 この作品で語られる「愛」こそが、「本物の愛」なのだと胸に刻まれた心地がしました。それは私にとって大切な感覚です。 この素晴らしい感覚をありがとうございます。