チップを送付できる作品
35283 のレビュー-
Rose Magicゲームはシンプルなクリック連打ゲーなのですが、ワンアイデアを膨らませてゲームとしてとても面白い仕上がりになっていました。 真相を見てなるほど!と思えるちゃんとしたストーリーに、咲かせるバラの色が連打力(魔法力)で決まるというアイデア、ルート分岐による周回プレイ、おまけ要素、そしてもちろん愛らしいドット世界観でプレイ後はほっこりとした達成感と満足感が得られました。 かなり調整されたという難易度はちょうど良いです!初回は様子見のつもりでレディーポジションでクリック連打して43回だったのでドヤ顔報告までしたのですが、その後検証のために何度か頑張りましたが、最高48回で50回に達することはありませんでした!何度やっても40台。しかもやればやるほど疲れて記録が落ちるという有様でした。なお、回数が荒稼ぎできると思っていた子ども時代の必殺技、人差し指ピン立ての痙攣系連打はなんと記録21回でした!フッ、連打が速すぎてパソコンでは認識できなかったようですな。イメージ的には超速いつもりかもしれないけど実はそれショボいぞ!と子ども時代の自分に言い聞かせたくなりました(笑) 愛らしい雰囲気の遊んで楽しいドットゲーです!
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彼と彼女の怖い話とっても面白かったです!間違えた!とても怖かったです! 芸達者な作者さんのゲームらしく、様々な凝った画面演出が楽しめます。 開始早々に前作を彷彿とさせる全裸芸に懐かしみを禁じ得ませんでした! ゲーム中は色んな豆知識や懐かし怪談話が散りばめられていて楽しかったです。 つくばいという単語は初めて知りました。く~、人生勉強あるのみです! コンセプトの元となったアイデアは存じ上げていたので、例のシーンで直ぐにピンときました。確かにまぎれもない正真正銘のホラーで怖かったです!プレイ後のあとがきを読んでやっぱり!と納得しました。 選曲や演出、グラフィック、結末など、どこをとっても楽しい掌編ゲームでした!
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雨の袂とても素敵な作品でした。 以前から感じているのですが、作者さんの描く文章は本当に魅力的だなと改めて感じました。人間や人間関係を繊細に捉えているので、ふとした動作や会話にまで感情が乗っていることが感じられるんだろうなぁ、と思います。日常の何気ない描写が本当に素晴らしいです。 また、表現には一切余分な贅肉がなく、テンポが素晴らしいです。句読点の置き方も含めて、ノベルゲームであることを意識した文章なのだな、とも改めて感じました。 今作の画面レイアウトはちょっとだけ変わっていますが、それも良かったです。きちんとレイアウトを踏まえて画像や文章を配置しているのが良く分かりました。背景や効果音もこれまでの作品と同じく丁寧に選択・配置されております。驚いたのは今作では音楽も自作であるということです。エンドロールで気付いて驚きました。どの曲もシーンにピッタリだったのは選択の妙ではなく作者さんが作られたからだったのか、と。EDのボーカル曲もとても良い曲で、映像と相まって読後感をかなり良くしてくれたと思いました。 とても素敵な作品でした。
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これってモテ期ですか!?そしせかのコンビがちょっとエッチなギャルゲーだって!?と期待一杯だった本作。 個人的には非常に期待通りな感じで、満足度が高い面白いゲームでした!! まずテキストの地の文がとても面白かったです。彼女とのデートでの初々しい感覚も、浮気心とスケベ心で揺れてしまう葛藤も共感度MAXでした。気持ちが分かってしまうのはどの女の子もそれぞれ非常に魅力的なグラフィックの力もとても大きいと感じました!イベント絵も多く、クリア後のおまけ追加分も最高でした! ゲーム全体の構成も個人的に特に大好きなヤツなのですが、アイキャッチの格言やイラストシルエットの使い方、エンドロール演出などが特にお気に入りです。これらのこだわりによって結末の納得感や印象が爆上がりだったかと思います。 ちなみに、終盤のセリフで @ネタバレ開始 なかったことにはなりませんよ @ネタバレ終了 とあったのですが、無茶苦茶ドキッとなりました。(やましいことはないですよ!) なんだか人生に対する深い教訓まで頂いて心に残るゲームとなりました!
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天使の飼い殺しノベコレ界最高峰の圧倒的な技術力に裏打ちされた凄まじい表現作品でした。 タイトル画面からもうどう動いているのか全く分からず、ただただしばらくマウスを動かして楽しんでしまいました。これ絶対みんな夢中になっちゃうヤツ!本編スタート後もストーリーの進展と同じくらい次はどんな仕掛けが楽しめるのかと心が弾みました。ギミックがあるところではただただスゲー!スゲー!となりました。表示されるテキストもゲームもグラフィック的に表現されているのも凄いと思いました。 なお、グラフィックだけでなくストーリーも短い中で構成が見事で、そういうことだったのか!と納得の読後感が得られました。 こんな作品まで作れるのか、と感嘆せずにはいられない貴重な体験ができました。
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空蝉通り喜多探偵社 ー チベット文字の秘密 ー音に耳を澄ませて、見知らぬ文字と共に見たことがない世界を旅する神秘的な時間でした。写本の文字がとても綺麗ですね。 視界が広がるようで、束の間、とても癒されました。 “クゥ”と一緒に、チベットまで飛んでいけたらいいのに。そんな想いと共に素敵な体験をさせていただきました。 遊びながら言語を覚える、小さな子どもの気持ちです。素晴らしい体験をありがとうございます。
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私を人間にしてくださいかわいい悪魔の女の子が動いてダーリンと呼んでくれる破壊力たるや、これは天も海も真っ二つに割れてしまいますね!! と、意味不明な考えが頭をよぎるほど、とってもかわいい悪魔の女の子ペルティーさんとどんな物語を紡ぐのかなーとワクワクしながら始めたところ。 @ネタバレ開始 こんなかわいい女の子の爪を剥ぐとか、可哀想で無理!!と断ったらいきなり爪で死んでしまいました……ごめんなさい、私の覚悟が足りなかった……。 もうこうなったら何もしないか最後まで行きつくかだー!!と0か100か思考のスイッチをオンにし、頑張って突き進み最後に残った額のところから……アッーーー!!!というプレーヤーの心を天国式採掘機で容赦なくゴリゴリ抉るエンドなどを複数迎えた後で、ちょっと落ち着こう…と先に額に至るまでの道中のエンドも回収したらしたで、採掘機で抉られた傷に硫酸でもぶっかけている気持ちになって、自分はドМなのかな?と錯乱したりしました(苦笑) プレーヤーの残HPはとっくのとうに虫の息になりかけつつも、個人的にはトゥルーと思っている「待ち人」エンドに辿り着くことができた時、かなりホッとした自分がいました。 天国のカウントダウンエンドがかなりメンタルにグサグサくるエンドだったので、このエンドに辿り着けたときは心から本当に良かったと思いました……このエンドに至るまで、物理的にも酷いことをしてしまっていたのと、あらゆる痛みを耐えて人間になりたいと願い続けた最愛の人が報われないまま終わるなんて、主人公的にも絶対に死んでも死にきれない人生だと思ったので! 主人公が悪魔になるEDも大好きなのですが、人類的にはBAD…でもペルティーさんがペルティーさんのままで幸せになれるから、こちらが真トゥルーエンドという感じでしょうか。 ペルティーさんが幸せになれるなら、どんなエンドでもいいかー!と目の前の大虐殺には目を閉じながら思うのでした。 @ネタバレ終了 とてもかわいい女の子とウフフキャッキャッするのとは違いましたが、人間である主人公のために人間になりたいと切望するかわいい悪魔ペルティーさんの幸せを願わずにはいられない物語でした。 ありがとうございました!
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ものぽりー♡青春真っただ中の夏休み前の7月……同級生・後輩・先輩たちと過ごす乙女ゲームです。攻略がとてもストレートにいけるので迷わなくてよく、親切設計です。 @ネタバレ開始 達也さんの渾身の?犬とウサギのミックスされたようなかわいい付箋にほっこりしました。 幼馴染な同級生の安定感よ……先に後輩・蒼衣さんからアタックし、「ラ、ラスト、あーーー!!」となっていたので、安定感に癒されました。 是非、夏の大会で良い結果を出していただき、一番に報告してもらいたいです! 夏休みも一緒にゲームしたり、ごちゃ混ぜアニマルのガチャガチャしたりしたい…! こんな素敵な幼馴染と青春したいです~! 下駄箱で待っててくれてクッキーを焼いてくれて休日には自宅近くまで足を運んでくれてかわいいマスコットまでくれるかわいい後輩との青春は、なぜか最後の最後で……アッーーー!!となってしまいましたが、再トライで無事に落ち着けて良かったです。 なるほどー、そういう可能性もお持ちの子でしたか……胃袋掴まれてて気づきませんでした!! 一番最後のデザートのようにとっておいた余裕のある大人な先輩ルートが、ちょっとほろ苦くて、甘い。大人の苦みみたいなものを持ちつつ、お砂糖たっぷりで嬉しいです。 主人公にきゅんしたときの顔に萌えました……自分より年上の男性のそういう顔は反則です…! 最後は「先輩、顔が近い近い近い近い!!」と悶絶できました、ありがとうございます! @ネタバレ終了 三者三様の魅力があり、どのキャラクターも素敵です。 個人的には幼馴染の威力強し!!でした。 ありがとうございました!
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よくある日常あなたは、過去や今の世界を変えられる力があった時、どうしますか?―――開始15秒、かわいい女の子を自分の妹か否か選ぶ選択肢から入り、ちょっと出来心で選んだ選択肢でそのままバッドなエンドへ直行したりもしましたが、何気なく選んでいる選択肢に明確な意味を持たせ、選択を迫られたときにどうするかを考えさせられるゲームでした。 @ネタバレ開始 1番好みのエンディングは「『キミ』の選択」です。 それまでに過去を変えたりしてきた『キミ』が、神様との会話で「過去を変える」を選んでももう手遅れだとなったときの選択肢3連続は、本作の選択肢そのものに意味があるという作風を代表していていいなと思いました。 一応、選択肢類を網羅するためにセーブなどは小まめに取っていましたが、いずれのエンドも大逆転スーパー大団円などはなく、確かに「よくある日常」を感じました。 壮大な運命が待っているわけでもない、突然日常が輝いて始まるわけでもない、ただただ地続きの日常―――けれど、そこに選択肢というものが入り込んだ「ゲームにはよくある日常」を。 @ネタバレ終了 ゲームをたくさんプレイしていると慣れてしまうため、当然のように出てきて当然のように選んでいるものに、意味を持たせて話の展開がガラリと変わっていく手法が面白いと思いました。 ありがとうございました。
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wanted部屋の中に置かれたものたちを手掛かりに、謎を解いていけ―――という、とても分かりやすいコンセプトのサクッと遊べるゲームでした。 指南書でのゲーム遊び方の説明や調べるべき箇所も分かりやすく提示されているので、とても快適に謎解きに臨めました。 謎解きが苦手な私でも放り出すことなく解けたので、特別なにか攻略情報がなければクリアできないほど難しいということもありませんでした。 謎解き系は苦手な方にも挑戦してほしいゲームです。 一番難しいのは、3番初めの謎解き……でしょうか。たぶんピンとくる方はすぐにピンときて、ハマッてしまう方はハマッてしまうかも。 シンプルなドット絵と「謎を解いています~」というBGMがしっくりくる、面白い謎解き作品でした。 ありがとうございました。
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静かな場所主人公たちはどこにいて、何を見ているのか……モノクロな世界で起きる不思議な体験でした。 コンパクトなお話ですが、他の作品にもある作者様のカラーがきちんと出ていて、大仰な音楽などで怖がらせるのではなく、画面や効果音などでじわじわと「あー、なにかジワる!」とアンビエントな空気を感じさせてくれました。 今回も、とある有名な童話が出てきたり……と、不思議な体験ができました。 ありがとうございました!
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Rose Magic愛らしいドット絵のキュートな世界観とは裏腹に、 なかなか手強いクリック連打ゲームです。 ED回収条件も厳しいですが、 到達できた時は半端なく嬉しく、爽快な達成感を味わえました。 私の場合、先人の知恵を拝借して PCのタッチパッドでプレイしたのが功を奏した模様です。 マウスでは絶対無理だっただろうな、毎回40回以下でしたから…。 もしマウスで挑むならゲーミングマウスなどが必要かもですね。 またゲーム性だけでなく、物語もとても面白く @ネタバレ開始 特に特別EDで明かされる王と王妃のエピソードが印象的でした。 まさか王妃がバラになっていたとは! バラになってでも二人のそばにいたかったんですね、切ない。 誕生日を祝う虹色のバラ、とっても綺麗でした。 それからExtraで見られる人物メモ、 キャラ紹介文がウィットに富んでいてツボでした。 平和過ぎて家臣も探しに来なくなる…とか、 多くを語りたがらないので割愛とか、 細かいところにもくすっと笑える表現が多くあり、 作者さまの素敵センスを感じました。 @ネタバレ終了 難しいですがやり応えがあり、とても楽しかったです。 夢中になれる作品をありがとうございました!
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【脱出×乙女】あいしてプリズン【完全豪華版】プレイさせていただきました! 難しかったあ…!!半分以上は回収できたと思います…! @ネタバレ開始 男の子たちがみんな激重感情なのめちゃくちゃ良き…!私は特にマモル君が好きです。ちょっと不器用だけどちゃんと大切にしてくれるところとか、最後の最後でやっぱり悪になりきれないところとか、いろいろと刺さりました。ミチハル君も悪と自分の守りたい正義で揺れ動いている感情が伝わってきて「ああ…いいキャラだな…」と思いました。人間臭くて一番共感できたり…。 狼少年を当てる時の演出がかっこよくて好きです!面白かった!(1発クリアできました♪) @ネタバレ終了 割とサクサク周回プレイできるのに、とてもやりごたえのあるゲームでした!すごい!
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とっ散らかってます。プレイさせていただきました! 確かにとっ散らかってました。あの名前は考えるものではなくて感じるものですね。 レタス味のスイカ・・・どんな味がするんだろう?やっぱりレタス? 面白いゲームをありがとうございました!
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彼女の鼻毛が出ているトゥルーエンドたどり着きました! 鼻毛を気にするデートからまさかああいう展開になるとは。 ノーマルエンドを繰り返し、先の展開が気になってプレイ時間30分のゲームを1時間30分プレイしてました。 後半のBGMも盛り上がる曲ですごくよかったです。 トゥルーエンドを見たときは何とも言えない達成感を感じました。 でも、デート中に彼女の鼻毛を見つけてしまったらやっぱり気になりますよね。 楽しいゲームをありがとうございました!
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桜の森の魔界の下 第壱集何だこのカッコかわいいアニメーションは!! どちらの話も良かった!美しい! わくわくしました! 新しさを感じさせる表現…面白かったです! ありがとうございました!
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桜の森の魔界の下 第壱集え!?!!めちゃくちゃすごい!!画面が超リッチなノベルゲームです。アニメや漫画に近い感覚で楽しめます。世界観やキャラがとても魅力的でした。 この作品を作るの本当に大変なのではと思いますが続きが読みたいです〜。制作おつかれさまでした…!
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彼女の鼻毛が出ている彼女を傷付けないように伝えるには、どうすればいいのか…!? とりあえず直接伝えたり、遠回し~に伝えてみたり…セーブ&ロードしながらいろいろやってみました。 まさかの展開(!)もあって面白かったです。
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みどりの魔女と金の枷イラストやUIがかわいく、ほのぼのファンタジーかな?と思いながらプレイしました。 @ネタバレ開始 意外と残酷な真相と展開で驚きました。クオン君…!!なかなか怖かったです。 トゥルーハッピーエンドにたどりつけてよかったです。ちょっと苦くも、素敵なお話でした。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
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断罪室公開状態になるのをお待ちしておりました。 まるで『case study』のような。物語だけではなく、管理人さんの語り口やおまけ部分も楽しませていただきました。 本編もおまけ部分も、たいへん楽しませていただきました。 感想を書こうとするとかなり冗長になりそうですので、ひとつだけ加筆させてください。お気づきになってもならなくても、どちらでも、この作品を楽しませていただいたことだけお伝えできましたら幸いです。 @ネタバレ開始 クラシックの選曲も個人的には馴染みがあり、第三者の目線から観客として見るような感覚になりますね。 このコメントも、もしかしてお花さんにサンプル1として取られるのかしら、と考えたりしました。(※加筆・サンプル1としての考えを置いておきます) 舞台裏のNG集も面白かったです。劇中劇として、くすりと笑えて、断罪後の思考を和らげてくれる危うさがある気がします。そこがコワイ! ※加筆部分 【case1について】 実際に起きた事件を彷彿とさせます。 感想を書くにあたり、花を置く、置かない、何もしない、すべての選択肢による結果を見ました。 わかりやすいケースとして、一番最初にこの話を持ってきたのかなと考えたのが、初回の感想でした。 母親である真美が「いつだって美南の為を思って言ってることしかないのよ」と言った時点で、「あ……(察し)」と考えてしまいました。 母と子で互いの主張がかなり違っていますよね。父親のいない家庭なのかなと考えたのが一点、母親がNPDの傾向がありそうだと考えたのが一点。 娘の美南は母親に無視されている、気分に振り回されていると主張していますね。 この判断がとても難しいのですが……母親は自覚があって内と外で顔を使い分ける虚言癖タイプか、自覚のない作話症タイプか。どちらにしても、この親子関係はいつからか破綻していたのだと感じます。 それに母親を断罪する以外の選択肢を見た際に、お花さんがちょっとした感想を聞かせてくれるのが、ちょっとした人間味を感じて微笑ましかったです。 『管理人さんと遊ぼう!』のコーナーも楽しませていただきました。腕相撲は思わず笑ってしまいました。それと、砂田さんのおでこが可愛いです。 蛇足の非常に細かい部分ではありますが、背景とキャラクターを分けるために、うっすらガウスぼかしの縁があり、勉強&参考になりました。 @ネタバレ終了 一方だけの話を鵜呑みにすることの危険さは重々身にしみております。 フィクションだからこそできることがあり、それを十二分に活かした優れた作品だと感じました。 長くなりました。改めて、非常に興味深い作品に出会えましたことを感謝いたします。